JP2697070B2 - 色信号処理装置 - Google Patents

色信号処理装置

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JP2697070B2
JP2697070B2 JP1015405A JP1540589A JP2697070B2 JP 2697070 B2 JP2697070 B2 JP 2697070B2 JP 1015405 A JP1015405 A JP 1015405A JP 1540589 A JP1540589 A JP 1540589A JP 2697070 B2 JP2697070 B2 JP 2697070B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、PAL方式のカラー映像信号を記録再生する
ビデオテープレコーダに使用して有効な色信号処理装置
に関するものである。
従来の技術 近年、高画質技術が話題を呼んでいる。またカメラ一
体型ビデオテープレコーダにおいては小型カセット対応
のものが主流を占め、その記録時間の関係から長時間モ
ードにおける高画質技術が待望されている。
以下図面を参照しながら、PAL方式のカラー映像信号
を記録再生するビデオテープレコーダの色信号処理装置
の一例について説明する。
第3図は従来のPAL方式の色信号処理の再生系のブロ
ック図である。同図において、入力端子1より入力され
た再生信号は、増幅器2において増幅され、ローパスフ
ィルタ(以下、LPFと記す)3において低域変換色信号
が取り出される。この低域変換色信号は自動利得制御回
路(以下、ACCと記す)4においてカラーバースト信号
が一定レベルになるように振幅が制御され平衡変調器5
に供給される。平衡変調器5では周波数変換され、さら
にバンドパスフィルタ(以下、BPFと記す)6において
平衡変調の際に生じる不要成分を除去し再生搬送色信号
を取り出す。次にクシ形フィルタ7において隣接のクロ
ストーク成分を除去し、スイッチ回路9を通り出力端子
10より出力される。またクシ形フィルタ7の出力信号は
1水平走査期間(以下、1Hと記す)遅延線8において1H
遅延させられてスイッチ回路9に供給される。スイッチ
回路9は入力端子11からの制御信号により制御される
が、通常再生時には常にクシ形フィルタ7の出力信号を
選択しており、特殊再生時には切換えて使用することに
なる。その理由を以下に説明する。
PAL方式の搬送色信号は1H毎に(R−Y)軸が反転す
るが、長時間記録テープの特殊再生時には、再生ヘッド
が隣のトラックに移動したとき、(R−Y)軸の反転の
極性が反転してしまう場合がある。以下、この状態を色
配列の反転という。色配列が反転してしまうとテレビの
色復調回路の誤動作により色消えが発生してしまう。こ
れを補正するため色配列が反転する場合には1H遅延させ
た信号を出力することにより色配列の反転を補正してい
る。以上の補正を1H遅延線8、スイッチ回路9、入力端
子11から入力される制御信号にて行なっている。
ところで、位相比較器12ではクシ形フィルタ7から出
力される搬送色信号のカラーバースト信号と基準発振器
13からの基準信号とを位相比較する。その誤差信号は加
算器14、LPF15を通り、321倍の水平走査周波数(以下、
と記す)の電圧制御発振器(以下、VCOと記す)18
を制御する。位相比較器12からの誤差信号に含まれる1H
毎の変動成分は、補正回路17からの出力信号を加算器14
に供給することにより打ち消される。補正回路17では1H
毎に極性の反転する信号が出力されるが、その出力信号
の極性が反転した場合には1H毎の変動成分を打ち消さ
ず、増大させてしまうため、LPF15の出力信号の波形が
大きくなる。この大きくなったLPF15の出力信号を検出
し補正回路17の出力信号の極性を反転させる制御回号を
出力するのがエラー検出器16である。さて321HVCO18
の発振周波数は1/8分周回路19において1/8分周され、90
度ずつ位相が異なる四つの出力信号を選択回路20に供給
する。選択回路20では所定の規格に従い、1/8分周回路1
9からの四つの信号のうち一つを選択し平衡変調器21に
供給する。平衡変調器21では基準発振器13からの基準信
号と平衡変調を行ない、BPF22で不要成分を除去し、平
衡変調器5のキャリアとする。以上にようにして、再生
時に発生する位相変動を補正するようにしている。
ここで、特殊再生時において再生ヘッドが隣のトラッ
クに移動し、色配列の反転が発生した場合について説明
する。第4図A〜Eは、クシ形フィルタ7より出力され
るカラーバースト信号のベクトル、1H遅延線8より出力
されるカラーバースト信号のベクトル、位相比較器12の
出力信号の直流(以下、DCと記す)成分の波形、補正回
路17の出力信号の波形、LPF15の出力信号の波形を、各
々1Hごとに示し、点線F部分で色配列の反転が発生した
場合を示す。色配列の反転が発生した場合、スイッチ回
路9においてはクシ形フィルタ7から1H遅延線8に選択
を切り換える。または1H遅延線8からクシ形フィルタ7
に切り換える。ここではクシ形フィルタ7から1H遅延線
8に切り換える場合について考える。色配列の反転が発
生したときクシ形フィルタ7から1H遅延線8に切り換わ
り、1H毎の位相反転の極性は切り換わり直後の1Hは極性
反転するがすぐに元の極性に戻るのがわかる。位相比較
器12のDC出力と補正回路17の出力は双方を打ち消すよう
に出力されるが、色配列の反転が発生したとき、その直
後から位相比較器12のDC出力の極性が反転するため、加
算器14で打ち消しが行なわれず増長され、LPF15の出力
が第4図に示すように大きな振幅となる。エラー検出器
16ではこの大きな振幅が4H連続で検出した場合に補正回
路17の出力の極性を反転する。このため、色配列の反転
から5H目に正常状態となる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、色配列の反転が
起こった直後にLPF15の出力信号が大きく振れる期間が
最低でも4Hもあるため、位相変動分に対する引き込みが
遅れてしまう。このため、長時間モードの特殊再生時の
ノイズバー直後などにおいて色配列の反転が発生した場
合には色相変動や色消えが発生するという課題を有して
いた。
本発明は上記課題に鑑み、色配列の反転が発生した場
合においても色相変動や色消えを抑制できる色信号処理
装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の色信号処理装置
は、低域変換色信号を搬送色信号へ周波数変換する平衡
変調器と、前記平衡変調器の出力信号から不要成分を除
去して搬送色信号を取り出すBPFと、前記BPFの出力信号
から隣接のクロストーク成分を除去するクシ形フィルタ
と、前記クシ形フィルタの出力信号を入力する1H遅延線
と、前記クシ形フィルタの出力信号と前記1H遅延線の出
力信号のいずれか一方を選択するスイッチ回路と、再生
時に発生する位相変動を補正するために基準発振器から
の基準信号と前記スイッチ回路より出力される色信号の
カラーバースト信号の位相比較を行なう位相比較器と、
前記位相比較器の出力位相誤差信号を平滑するLPFと、
前記LPFの出力信号により制御され、前記平衡変調器の
キャリア信号を作成するために使用されるVCOと、PAL方
式時に発生する1H毎の位相変動分を補正する信号を前記
位相比較器の出力信号に加算する補正回路とを備えたも
のである。
作用 本発明は上記した構成によって、色配列の反転補正を
行なった信号のカラーバースト信号を位相比較器に供給
することにより、色配列の反転が起こった直後でも位相
比較器の出力信号を平滑するLPFの出力信号が大きく振
れる期間を短くすることができ、安定に位相変動分を補
正できるため色相変動や色消えを抑制できる。
実施例 以下本発明の一実施例の色信号処理装置について、図
面を参照しながら説明する。第1図は本発明の一実施例
におけるPAL方式ビデオテープレコーダの色信号処理装
置の再生系のブロック図である。同図において、入力端
子1より入力された再生信号は、増幅器2において増幅
され、LPF3において低域変換色信号が取り出される。こ
の低域変換色信号はACC4においてカラーバースト信号が
一定レベルになるように振幅が制御され平衡変調器5に
供給される。平衡変調器5では周波数変換され、さらに
BPF6において平衡変調の際に生じる不要成分を除去し再
生搬送色信号を取り出す。次にクシ形フィルタ7におい
て再生搬送色信号に含まれる隣接のクロストーク成分を
除去し、スイッチ回路9を通り出力端子10より出力され
る。またクシ形フィルタ7の出力信号は1H遅延線におい
て1H遅延させられてスイッチ回路9に供給される。スイ
ッチ回路9は入力端子11からの制御信号により制御され
るが、通常再生時には常にクシ形フィルタ7の出力信号
を選択しており、特殊再生時には色配列の反転が起こる
毎にスイッチ回路9を切換えて使用することになる。
ところで、位相比較器12ではスイッチ回路9から出力
される搬送色信号のカラーバースト信号と基準発振器13
からの基準信号とを位相比較する。その誤差信号は加算
器14、LPF15を通り、321のVCO18を制御する。位相
比較器12からの誤差信号に含まれる1H毎の変動成分は、
補正回路17からの出力信号を加算器14に供給することに
より打ち消される。補正回路17では1H毎に極性の反転す
る信号が出力されるが、その出力信号の極性が反転した
場合には1H毎の変動成分を打ち消さず、増大させてしま
うため、LPF15の出力信号の波形が大きくなる。この大
きくなったLPF15の出力信号を検出し補正回路17の出力
信号の極性を反転させる制御信号を出力するのがエラー
検出器16である。
さて321HVCO18の発振周波数は1/8分周回路19におい
て1/8分周され、90度ずつ位相が異なる四つの出力信号
を選択回路20に供給する。選択回路20では、1/8分周回
路19からの四つの信号のうち一つを所定の規則に従って
選択し平衡変調器21に供給する。平衡変調器21では基準
発振器13からの基準信号と平衡変調を行ない、BPF22で
不要成分を除去し、平衡変調器5のキャリアとする。以
上のようにして、再生時に発生する位相変動を補正する
ようにしている。
ここで、特殊再生時において再生ヘッドが隣のトラッ
クに移動し、色配列の反転が発生した場合について説明
する。第2図A〜Eは、クシ形フィルタ7より出力され
るカラーバースト信号のベクトル、1H遅延線8より出力
されるカラーバースト信号のベクトル、位相比較器12の
出力信号のDC成分の波形、補正回路17の出力信号の波
形、LPF15の出力信号の波形を、各々1H毎に示し、点線
F部分で色配列の反転が発生した場合を示す。色配列の
反転が発生した場合、スイッチ回路9においてはクシ形
フィルタ7から1H遅延線に切換える。または1H遅延線8
からクシ形フィルタ7に切換える。ここではクシ形フィ
ルタ7から1H遅延線8に切換える場合について考える。
色配列の反転が発生したときクシ形フィルタ7から1H
遅延線8に切換わり、1H毎の位相反転の極性は切換わ
る。このため、位相比較器12のDC出力は、色配列の反転
直後の1Hは極性反転するが2H目にはすぐに元に戻るのが
わかる。従って位相比較器12のDC出力と補正回路17の出
力は双方を打ち消すように出力されるが、色配列の反転
が発生したとき、その直後の1Hのみ位相比較器12のDC出
力の極性が反転するがすぐに元に戻る。よってLPF15の
出力は第2図に示すように色配列の反転直後の1Hのみ大
きな振幅となるがすぐに安定した状態となる。
発明の効果 以上のように本発明は、色配列の反転が起こった直後
でも位相比較器の出力信号を平滑するLPFの出力信号が
大きく振れる期間を短くすることができ、安定に位相変
動分を補正できるため、色配列の反転が発生した場合で
も色相変動や色消えを抑制できる優れた効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における色信号処理装置のブ
ロック図、第2図は第1図の各ブロックのベクトル図及
び波形図、第3図は従来の色信号処理装置のブロック
図、第4図は第3図の各ブロックのベクトル図及び波形
図である。 1……入力端子、2……増幅器、3……LPF、4……AC
C、5……平衡変調器、6……BPF、7……クシ形フィル
タ、8……1H遅延線、9……スイッチ回路、10……出力
端子、11……入力端子、12……位相比較器、13……基準
発振器、14……加算器、15……LPF、16……エラー検出
器、17……補正回路、18……VCO、19……1/8分周回路、
20……選択回路、21……平衡変調器、22……BPF。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送色信号を低域に周波数変換して記録
    し、再生時に搬送色信号に逆変換する色信号処理装置で
    あって、低域変換色信号を搬送色信号へ周波数変換する
    平衡変調器と、前記平衡変調器の出力信号から不要成分
    を除去して搬送色信号を取り出すバンドパスフィルタ
    と、前記バンドパスフィルタの出力信号から隣接のクロ
    ストーク成分を除去するクシ形フィルタと、前記クシ形
    フィルタの出力信号を入力する1水平走査期間遅延線
    と、前記クシ形フィルタの出力信号と前記1水平走査期
    間遅延線の出力信号のいずれか一方を選択するスイッチ
    回路と、再生時に発生する位相変動を補正するために基
    準発振器からの基準信号と前記スイッチ回路より出力さ
    れる色信号のカラーバースト信号の位相比較を行なう位
    相比較器と、前記位相比較器の出力位相誤差信号を平滑
    するローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力
    信号により制御され、前記平衡変調器のキャリア信号を
    作成するために使用される電圧制御発振器と、PAL方式
    時に発生する1水平走査期間毎の位相変動分を補正する
    信号を前記位相比較器の出力信号に加算する補正回路と
    を具備したことを特徴とする色信号処理装置。
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