JPH0150836B2 - - Google Patents

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JPH0150836B2
JPH0150836B2 JP24712086A JP24712086A JPH0150836B2 JP H0150836 B2 JPH0150836 B2 JP H0150836B2 JP 24712086 A JP24712086 A JP 24712086A JP 24712086 A JP24712086 A JP 24712086A JP H0150836 B2 JPH0150836 B2 JP H0150836B2
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JP
Japan
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moving
temperature side
fixed beam
processed
fixed
Prior art date
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Expired
Application number
JP24712086A
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English (en)
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JPS63101692A (ja
Inventor
Noboru Maki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rozai Kogyo Kaisha Ltd
Original Assignee
Rozai Kogyo Kaisha Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は例えばアルミニウム及びアルミニウ
ム合金の丸棒材をウオーキングビーム方式の加熱
炉により加熱処理する時の処理材の搬送方法の改
良に関する。
〔従来の技術〕 ウオーキングビーム方式の炉において移動ビー
ムの動きは上昇途中において固定ビーム上の処理
材を持ち上げ、次いで持ち上げたままで前進し、
然る後下降し、下降途中で固定ビームに処理材を
移載し、移載が完了すると後退して元の位置に戻
り、次の処理材の移送に備えるという運動を行
う。さて、このような運動をなす移動ビームにお
いて、その昇降運動は、移動ビームを載置した昇
降ローラに油圧シリンダを接続し、楔の勾配面上
に載置された前記昇降ローラを前進・後退させる
事により昇降させるか、昇降ローラをベルクラン
クの片方に配設し、他方を油圧シリンダに接続し
て昇降させるようにしていた。さて、このような
運動を行つて処理材を順次搬送して行く処のウオ
ーキングビーム方式の炉において、処理材が丸材
の場合固定ビーム及び移動ビームに一定間隔で半
円状の処理材受け部をそれぞれ凹設し、移動ビー
ムの送り距離を処理材受け部の間隔より大きくす
るか、又は小さくし、前述のような移動ビームの
昇降・進退動作にて処理材を順次前方に移送し、
固定ビームに凹設した処理材受け部の傾斜部に処
理材を移載し、然る後、固定ビームの処理材受け
部の最底部に処理材が転動して行くように、炉内
のビーム搬送全長において設計されていた。
〔発明の解決しようとする問題点〕
ところが、ビーム全長にわたつて処理材を回転
移動させれば、アルミニウム及びアルミニウム合
金等の場合には、処理材の昇温温度が所定温度以
上になつた時、処理材が転動すると処理材と固定
ビームとの接触面において昇温されて軟化した処
理材側に損傷を生ずることがあつた。
〔問題を解決するための手段〕
本発明にあつては、固定ビームに載置された丸
棒状の処理材を持ち上げて前進し、ついで降下し
て固定ビームに処理材を移載し、然る後、後退し
て始点迄戻るウオーキングビーム炉において、処
理材が所定温度に昇温する位置で炉内を前後2分
割し、(勿論炉内温度は全長にわたつてほぼ均等
な温度である。)処理材の昇温温度が所定温度に
なるまでは低温側移動ビーム2と低温側固定ビー
ム1との間で処理材5を受け渡しする時に処理材
5が転動するように移載し、処理材5が所定温度
以上に昇温した時に高温側移動ビーム4と高温側
固定ビーム3との間で処理材5を受け渡しする時
に回転しないように移送するという技術的方法を
採つている。
〔作用〕
しかして、丸棒状の処理材5が所定温度迄上昇
していない範囲にあつては低温側移動ビーム2の
搬送量が、低温側固定ビーム1に凹設された処理
材受け部6の間隔と不一致であるために、低温側
固定ビーム1と低温側移動ビーム2内での処理材
5の受け渡し時に、処理材受け部6の斜面に処理
材5が移載され、その結果低温側移動ビーム2が
低温側固定ビーム1から離間すると処理材5が転
動して処理材受け部6の底部に転落することにな
る。続いて処理材5が所定温度またはそれ以上に
均一に昇温される範囲に至るとその後高温側移動
ビーム4の搬送量と高温側固定ビーム3の処理材
受け部6のピツチが一致し、その結果処理材表面
が損傷せぬ様に、無回転で移送される事になる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
炉に用いられるウオーキングビーム方式は前述の
ように、固定ビーム1,3上に載置された処理材
5(本実施例では丸棒材)を移動ビーム2,4で
持ち揚げ、前進して固定台1,3上に移載する事
を繰り返して、処理材5を搬送する装置である。
昇降機構としては、楔方式、ベルクランク方式、
偏心カム方式など種々のものがあり、又、前進・
後退は油圧シリンダを用いた方式その他の方式が
ある。これら各方式は公知のものであるので詳述
せず、固定ビーム1,3と移動ビーム2,4の関
係のみを図に示す。
第1図〜第4図は、固定ビーム1,3と移動ビ
ーム2,4の相互動作要領を示す側面図である。
ウオーキングビーム炉内は前述のように全炉内同
一温度設定であるが、以下、便宜上処理材の昇温
状態により低温側、高温側と称する。1は低温側
固定ビーム、3は高温側固定ビームで2は低温側
移動ビーム、4は高温側移動ビームであるとす
る。低温側固定ビーム1と高温側固定ビーム3間
のX点は、炉内の分割点で所定温度(250℃〜300
℃)の昇温点である。低温側及び高温側固定ビー
ム1,3並びに移動ビーム2,4の上面には、ほ
ぼ半円状の処理材受け部6が一定間隔で凹設され
ている。処理材5は勿論これに限定される訳では
ないが、例えばアルミニウム又はアルミニウム合
金の丸棒材が用いられるものである。
しかして、低温側並びに高温側移動ビーム2,
4を上昇・前進・下降・後退させて処理材5を1
ピツチずつ前進させて行くものであるが、低温側
と高温側とで移動ビーム2,4の夫々の移動距離
S1,S2がそれぞれ異なつている。即ち、低温
側固定ビーム1と高温側固定ビーム3の間のX点
に対応する低温側及び高温側移動ビーム2,4の
分割点をYとし、各ビーム1,2,3,4の処理
材受け部6間隔をDとすると、Y点より前方の低
温側移動ビーム2の移動距離S1は、S1<D
(又はS1>D この場合はY点で移動ビーム2,
4の端部が重なる。)となつており、Y点より後
方の高温側移動ビーム4の移動距離S2は、S2
=Dとしてある。低温側及び高温側移動ビーム
2,4の1行程時間は同一である。
第1図では、低温側及び高温側移動ビーム2,
4が、低温側及び高温側固定ビーム1,3の真下
にそれぞれあり、処理材受け部6も、又、固定ビ
ーム1,3の位置と移動ビーム2,4の位置と
は、高さが相違するものの夫々同一位置にある。
第1図の状態を1行程の起点とする。第2図は、
移動ビーム2,4が上昇し、固定ビーム1,3か
ら処理材5を持ち上げた状態である。続いて処理
材5を持ち上げたままで図中右方に1ピツチ移行
して、第3図のように固定ビーム1,3の処理材
受け部6の1コマ分だけ移動する。但し、Y迄の
低温側移動ビーム2は、S1分だけ移動し、処理
材受け部6のピツチDに比べてAだけ少なく移動
する。一方高温側移動ビーム4は、処理材受け部
6のピツチDに等しいS2だけ移動する。第4図
は、第3図の状態から移動ビーム2,4が下降し
た状態を示している。低温側移動ビーム2が下降
する時、低温側移動ビーム2上の処理材5は、低
温側固定ビーム1のa点で、低温側固定ビーム1
と低温側移動ビーム2に各々接触し、更に、低温
側移動ビーム2が降下すると偏心量Aだけ処理材
が図中時計方向に転動して、低温側固定ビーム1
の円弧底bに納まる(尚、。S1>Dの場合は、
これと逆に処理材5が反時計方向に転動し、最終
的に円弧底b点に納まる。)一方、高温側移動ビ
ーム4上の処理材5は、高温側固定ビーム3と高
温側移動ビーム4との処理材受け部6のピツチが
等しく、低温側のような偏心が無いため、処理材
5は、無回転にて移載される。下降完了後、両移
動ビーム2,4は、第4図の位置から、図面上、
左方向に移動して第1図の状態に復帰し、1行程
を完了する。低温側において、以上のような動作
を繰り返して処理材5を1ピツチづつ転動させつ
つ所定温度上昇位置Xまで前進させ、X点以後
(即ち、高温側に移つた後)は、無回転で移送さ
れる。
〔効果〕
本発明は叙上のように、丸棒状の処理材を加熱
する時に、処理材の昇温温度が所定温度になるま
では移動ビームと固定ビームとの間で処理材受け
渡しする時に処理材が転動するように移載するの
で、例えばアルミニウム又はアルミニウム合金の
丸棒材を、ウオーキングビーム方式加熱炉で、加
熱処理する時に、処理材全体を均一温度に昇温さ
せる事が出来、次いで処理材が所定温度又は所定
温度以上に昇温した時に移動ビームと固定ビーム
との間で処理材を受け渡しする時に回転しないよ
うに移送するので、無回転で加熱処理する事にな
り、高温加熱されて軟化した処理材の表面に損傷
を生じさせる事もなく、その結果作業状態に合つ
た能率の良い熱処理を実施する事が出来るという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明における低温側及び高
温側の固定ビームと移動ビームの動作要領を説明
した側面図。 1……低温側固定ビーム、2……低温側移動ビ
ーム、3……高温側固定ビーム、4……高温側移
動ビーム、5……処理材、6……処理材受け部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 固定ビームに載置された丸棒状の処理材を持
    ち上げて前進し、次いで降下して固定ビームに処
    理材を移載し、然る後、後退して始点迄戻る処の
    移動台を有するウオーキングビーム炉において、
    丸棒状の処理材を加熱する時に、処理材の昇温温
    度が所定温度になるまでは移動ビームを固定ビー
    ムとの間で処理材を受け渡しする時に処理材が転
    動するように移載し、処理材が所定温度以上に昇
    温した時に移動ビームと固定ビームとの間で処理
    材を受け渡しする時に回転しないように移送する
    事を特徴とするウオーキングビーム炉における丸
    棒状処理材の搬送方法。 2 固定ビームと移動ビームの上面にほぼ半円状
    の処理材受け部を一定間隔にて凹設し、処理材が
    所定温度に達しない範囲にあつては移動ビームの
    搬送量を固定ビームの処理材受け部の間隔に不一
    致とし、処理材が所定温度以上になる区間におい
    ては移動ビームの搬送量と固定ビームの処理材受
    け部の間隔とを一致させた事を特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載のウオーキングビーム炉に
    おける丸棒状処理材の搬送方法。
JP24712086A 1986-10-17 1986-10-17 ウオ−キングビ−ム炉における丸棒状の処理材の搬送方法 Granted JPS63101692A (ja)

Priority Applications (1)

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JP24712086A JPS63101692A (ja) 1986-10-17 1986-10-17 ウオ−キングビ−ム炉における丸棒状の処理材の搬送方法

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JP24712086A JPS63101692A (ja) 1986-10-17 1986-10-17 ウオ−キングビ−ム炉における丸棒状の処理材の搬送方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63101692A JPS63101692A (ja) 1988-05-06
JPH0150836B2 true JPH0150836B2 (ja) 1989-10-31

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JP24712086A Granted JPS63101692A (ja) 1986-10-17 1986-10-17 ウオ−キングビ−ム炉における丸棒状の処理材の搬送方法

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JPS63101692A (ja) 1988-05-06

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