JPH01503452A - 吸引乾燥機の濾板のクリーニング方法 - Google Patents

吸引乾燥機の濾板のクリーニング方法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 吸引乾燥機の濾板のクリーニング方法 本発明は、吸引乾燥すべき懸濁液槽を備え、該槽内には濾板からなる1個以上の 円板状要素が回転し、濾板の表面にスラッジケーキが集められると共に濾板を通 過する吸引流の作用によって脱水され、該スラッジケーキは濾板の表面からかき 取り又は他の手段で除去される吸引乾燥方法に関する。
従来から微細孔濾板を有する濾過円板を備えた吸引乾燥機が知られている。上記 の円板は脱水すべき懸濁液中で回転し、吸引作用によってスラッジケーキが濾板 の平坦な表面に集められ、該ケーキは濾板の表面から削り取られる。
吸引乾燥機の最近の進歩については本出願人のフィンランド特許第870706 号、第870707号及び第871312号明細書を参照のこと、また構造につ いては上記明細書の詳細な説明を参照のこと。
通常セラミックで作られた上記の濾板は、その孔構造部に常時微細物質が入るの で目詰りを起し易い。除去すべき液体の循環方向と逆方向に濾板にクリーニング 液を流すことによって濾板をクリーニングする従来技術においては、クリーニン グ液として水を使用する。また濾板の外側のクリーニングにブラッシ装置を用い る。
しかし、従来技術によれば長期に亘って濾板の濾過性を維持することは不可能で あり、また他面耐久性がないので濾板を頻ばんに交換する必要があった。このた め濾過費が高くなりかつ工程の停止を起した。
本発明の主たる目的は上述した従来技術の欠点を改善することである。
本発明の特別の目的は吸引濾過装置を実質的に変更しないで吸引濾板をクリーニ ングする方法を提供し、該方法が適宜の長期間に亘って順調に使用できかつ吸引 乾燥機のクリーニング機能と実施が効果的に行なわれるものである。
上記の目的を達成する本発明の方法は以下の特徴を有する。
濾板の気孔構造部をクリーニングするために、濾過すべき懸濁液槽の付近に超音 波検知機を設け、該超音波検知機に超音波発生機から超音波周波数の電力を供給 すること、超音波によってクリーニングが強められた時に、懸濁液槽にクリーニ ング液、好ましくは水を満たすこと、関連装置によってクリーニング液内で濾過 円板を回転させ、以って吸引乾燥に関して濾過円板を回転させること、以下、本 発明が限定されることのない添付図面に示す本発明の一実施例について本発明の 詳細な説明する。
第1図は本発明にかかる方法によってクリーニングされるように配設された吸引 乾燥機の概略側面図、第2図は吸引乾燥機を端面から見た第1図と同様の図であ る。
第4図及び第2図に示す吸引乾燥機10は枠部11と、該枠部に配設された懸濁 液槽12とを備え、核種には精選された金属鉱石、泥炭の懸濁液及び同等物等が 通される。枠部11には水平状の軸13が回転自在に設けられ、該軸13はウオ ームギヤ18を仲介としたモータMによって駆動される。
軸13には濾過円板14が垂直状に取付けられ、該濾過円板は同一出願人にかか るフィンランド特許第853963号及び第870979号に述べたような種類 のセラミック濾板14aが設けられる。濾過円板14の濾板14a間の内部空間 は、半径方向の吸引管15を介して軸13に接続した吸引管に連通ずる。この吸 引管は又分配ヘッド16に連通している。該分配ヘッド16は吸引管17を通し て誘起された負圧を、槽12の懸濁液に漬った濾過円板14の濾板14a又は脱 水されたスラッジケーキの表面に分配される。
脱水ケーキは調節機20によって濾過円板14の濾板14aの表面からかき取ら れる。調節機200両刃20aは第1図に示すように濾板14aの背中合わせの 両作用面に互に向き合っている。調節機200両刃20aは中間案内腕19によ って連結され、該中間案内腕19を介して互に向き合って対に設けられ、適当な 力で負勢されている。
濾板14a及び吸引乾燥機に関しては、同一出願人にかかるフィンランド特許第 853963号、第870706号、第870707号、第870979号及び 第871312号に詳しく述べられている。
懸濁液槽12に接続して、微細孔を有するセラミックの濾過円板14の濾板14 aに対する本発明のクリーニング装置が設けられている。クリーニング装置は槽 12の最低部付近に固着された超音波検知機30を備え、この検知機30には導 線31を介して超音波発生機32から電力が送られる。超音波発生機32とクリ ーニング装置全体の作動は接続部材34を介した制御ユニット33によって制御 される。制御ユニット33から延びた接続部材35を介して、濾過円板14を回 転させるモータMの作動及びクリーニング水用管22の電磁弁21等の他の装置 の作動が制御ユニット33で制御される。
クリーニング水用管22を介して清潔で温かいクリーニング水が懸濁液槽に送ら れる。制御ユニット33の接続部材35を介して制御される装置はまた給水手段 を含む。該給水手段によって分配へラド16及び吸引管15を介して、循環クリ ーニング水は濾板14aの表面を通って槽12内に落ちる。
詳細に述べると本発明のクリーニング方法は下記の順序に行なわれる。懸濁液槽 12は、濾過すべき懸濁液が空にされていて、清潔な温水がクリーニング用水管 22と電磁弁21とを通しで核種12に送られる。槽12が必要ならば塩酸等の 洗剤を加えたクリーニング用水で略一杯になるとモータMを始動して軸13を回 わす。これと同時にクリーニング用水が濾板14aを通して再循環し始める。超 音波発生機32が制御ユニット33によって始動し、検知機3oを介して充分な 強さの超音波振動の場が回転する濾過円板14のセラミック又は均等物の濾板1 4aに作用する。
超音波クリーニング中に、槽12中のクリーニング水は超音波場の媒体液代on necting 1iquid)の役目をする。該媒体液は、回転中の濾板14 aに振動を効率よく伝播する。従ってクリーニング効果は濾過円板14の濾板1 4aの全面に亘って一様に拡がる。
充分に強し)超音波場によって槽12内のクリーニング水にキャビテーションと インプローションとが生じ、これによってクリーニングすべき濾板14aの表面 が深部に亘って有効にクリーニングされる。キャビテーションは表面張力による が、必要があれば槽内の水の温度を上げ、或は洗剤を使用することによってキャ ビテーションを増加することができる。
導線31を通じて供給される超音波エネルギの周波数は通常15〜300KHz 程度である。好ましくは槽の垂直中心面の両側に対称的に配置された超音波検知 機30は、例えば共振振動数又はその付近で作動するように配列された磁気に感 応するピエゾ電気発振器又は同様の発振器である。
予備試験の結果、超音波に適当な電力は約100〜500 w/m″で、好まし くは200〜300w/m’の電力がクリーニングすべき濾板14aの単位面積 にかけられることが判明している。
又適当なりリーニング時間即ち精選された金属鉱石を脱水する吸引乾燥機10は 1週に1時間で、1回のクリーニングに使用される超音波エネルギの量は約0. 1〜0.5 KWH/ m”である。
第1図及び第2図に示すような吸引乾燥機を数台備えた設備においては、超音波 発生機32を移動式にしかつ超音波検知機30を常時吸引乾燥機10の槽12の 底部に設ける。その場合クリーニングすべき吸引乾燥機10に超音波発生機32 を移動して導線31のブラッグをソケッ)3aに差込み、制御ユニット33又は 手動によって超音波クリーニングが行なわれる。
極めて多数の吸引乾燥機10を備えた設備又はクリーニングの時間的間隔が比較 的短い設備においては、超音波発生機32をクリーニングすべき各吸引乾燥機1 0に交互に接続するようにマルチプレクサを仲介させる。懸濁液槽12内にクリ ーニング水の供給、濾板14aを通してのクリーニング液の再循環等の必要な作 動は制御ユニット33の自動制御又は必要があれば手動制御によって行なわれる 。
以下に請求の範囲を示す。本発明の思想はこの請求の範囲に述べられているが、 発明は種々に変形されるものであり、−例のみを示した上述の実施例の詳細な説 明とは異なっていることを示している。
国際調査報告

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.吸引乾燥すべき懸濁液槽(12)を備え、該槽内には濾板(14a)からな る1個以上の濾板円板(14)が回転し、上記濾板の表面にスラッジケーキが集 められると共に該濾板(14a)を通過する吸引流の作用によって脱水され、該 スラッジケーキは濾板(14a)の表面からかき取り又は他の手段で除去される 吸引乾燥方法において、 上記濾板(14a)の気孔構造部をクリーニングするために、濾過すべき懸濁液 槽(12)の付近に超音波検知機(30)を設け、該超音波検知機に超音波発生 機(32)から超音波周波数の電力を供給し、 超音波によってクリーニングが強められた時に、懸濁液槽(12)にクリーニン グ液、好ましくは水を満たし、関連装置(14,13,18)によってクリーニ ング液内で濾過円板(14)を回転させ、以って吸引乾燥に関して濾過円板(1 4)を回転させることを特徴とする吸引乾燥機の濾板のクリーニング方法。
  2. 2.超音波クリーニングを強めるために、濾過すべき液体の循環方向と逆方向に 、クリーニング液を濾板(14a)の気孔性濾過層を通して懸濁液槽(12)に 向けて濾板(14a)を通過させる請求項1に記載の方法。
  3. 3.濾板(14a)の単位面積(m2)当りに、約100〜500w/m2、好 ましくは約200〜300w/m2の超音波電力が使用される請求項1又は2に 記載の方法。
  4. 4.超音波クリーニングを行なう前に、吸引乾燥機(10)の懸濁液槽(12) に加温水を満たし、該加温水に必要があれば塩酸を加えた請求項1から3までの いずれか1項に記載の方法。
  5. 5.クリーニングに使用する超音波電力の周波数が約15〜300KHzである 請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。
  6. 6.超音波検知機(30)として磁気感応するピエゾ電気発振器及び同様の発振 器が使用され、該発振器が懸濁液槽(12)の底部に常置された請求項1から5 までのいずれか1項に記載の方法。
  7. 7.数台の吸引乾燥機(10)に移動可能な1台の超音波発生機(32)が共通 に利用され、上記超音波発生機をクリーニングすべき吸引乾燥機(10)にもた らし、該超音波発生機には常置された超音波検知機(30)の電線(31)が接 続される請求項1から6までのいずれか1項に記載の方法。
  8. 8.マルチプレクサ又は同等物を仲介として数台の吸引乾燥機(10)に1台の 超音波発生機を共通に使用し、クリーニングすべき吸引乾燥機(10)にある周 期で自動制御ユニット(33)又は手動制御によって制御した請求項1から6ま でのいずれか1項に記載の方法。
  9. 9.濾過円板の作動又はスイッチ装置の作動を制御する制御ユニットと、洗浄水 供給装置又は濾板(14a)を通して洗浄液再循環装置とを備えた請求項1から 8までのいずれか1項に記載の方法。
  10. 10.V形断面の懸濁液槽(12)を使用し、超音波検知機(30)が下端両側 の下部平坦部に常置され、上記超音波検知機(30)が濾過円板(14)の回転 軸(13)の方向に略懸濁液槽(12)の全長に亘って延びた請求項1から9ま でのいずれか1項に記載の方法。
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