JPH01503071A - インキ組成物 - Google Patents
インキ組成物Info
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- JPH01503071A JPH01503071A JP50321487A JP50321487A JPH01503071A JP H01503071 A JPH01503071 A JP H01503071A JP 50321487 A JP50321487 A JP 50321487A JP 50321487 A JP50321487 A JP 50321487A JP H01503071 A JPH01503071 A JP H01503071A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
インキ組成物
本発明は顔料のキャリアー又は結合剤が水分散性ポリエステル材料からなる着色
水性インキ及びそれを調製するためのコンセントレートに関する。インキの調製
及び印刷方法を大幅に単純化することにより、インキ系内に有機溶剤その他の梵
性剤を加えずども印刷被覆を著しく秀れたものにすることができる。
もっとも、所望ならば、通常の分散助剤、消泡剤などと同様に、このような溶剤
及び変性剤を使用してもよい0本発明のインキは、白板、凹板、グラビア、フレ
キソ及び水性インキが使用できるその他の印刷法に特に有用である0本願で使用
する「分散可能又は分散性(dispersible ) Jなる用語は水系で
ポリエステルが溶解、分散(dissipation ) 、又は懸濁する現象
を包含する。
一般に印刷工業は、益々厳しくなりつつある溶剤排出規制に応する手段として水
性のインキ及びオーバープリントフェスを使用する最重要分野である。現在の水
性インキは、これら諸規制並びに印刷性、安定性及び商業インキに必要とされる
諸特性を満足しないものが多い0例えば、米国特許第3,607.813号(記
載された印刷法の説明に関してその開示を引用する)の各種エチレン−アクリル
酸共重合体塩は、複雑なポリマーとインキの調製を必要とすることに加えて、あ
る種の基材に関する性能が不足している。印刷インキ用に提案されているその他
の水性系又は半水性系は、スチレン−ブタジェン又はポリアクリレートラテック
ス系のようなポリマーを含有するが、これらの系も短時間の乾燥後に水に分散し
なくなり、装置の洗浄を複雑にするなど深刻な欠陥を有している。印刷インキ用
に提案されているその他の水溶性又は水分散性ポリマーは、米国特許第4.07
2.644号で議論されている。
本発明は、印刷及び被覆用水性インキの調製法、安定性及び性能を大幅に改善す
るものである0本発明はその広義の実施態様では以下のように規定される。すな
わち、(A)線状分子楕遣中にカルボニルオキシ結合基を有し、その結合基の8
0%までがカルボニルアミド結合基である少なくとも一種の線状水分散性ポリマ
ーからなる重合体材料、ただし該ポリマーは約0.1乃至約1.0 、好ましく
は約0.1乃至約0.5の内部粘度(フェノール/テトラクロロエタン60 /
40重量部の溶液中25℃、溶剤1゜011Iにポリマー0.25グラムの濃度
で測定された値)を有し、該ポリマーはヒドロキシ当量とアミノ当量(100モ
ルパーセント)に対して実質的に当モル比の該当量(100モルパーセント)を
含有し、該ポリマーは下記の諸成分(a)、(b)、(e)及び(d)又はその
エステル形成誘導体若しくはエステルアミド形成誘導体の反応生成物を含有する
;
(a)少なくとも一種の二官能価ジカルボン酸;(b)芳香族核又は脂環核に一
個以上の陽イオン硫酸塩基が結合した一種以上の二官能価スルホモノマ −(た
だし官能基は水酸基、カルボキシル基又はアミノ基である)を酸当量、ヒドロキ
シ当量及びアミノ当量全合計を200モルパーセントに等しいとして約4乃至約
25モルパーセント;
(c)グリコール又はグリコールと−NRH基2個を有するジアミンとの混合物
から選択される一種以上の二官能価反応物、ただし該グリコールは。
(1)ヒドロキシ当量又はヒドロキシ当量とアミノ当量との合計モルパーセント
を基準として15モルパーセント以上が構造式H+0CH2−CH2+、OH(
ただしnは2乃至約20の整数である)を有するポリエチレングリコール、又は
(2)ヒドロキシ当量又はヒドロキシ当量とアミノ当量との合計モルパーセント
を基準として約0.1乃至約15モルパーセント未満が構造式H+0CH2−C
Hz+−OH
〈ただ−〇は2乃至約500の整数であり、前記範囲内にある前記ポリエチレン
グリコールのモルパーセントは、前記範囲内のn量に反比例する)を有するポリ
エチレングリコール
の2個の−CH2−OH基を含有する:及び(d)−個の−C(R)2−OH基
を有するヒドロキシカルボン酸、−個の−NRH基を有するアミノカルボン酸及
び−個の−C(R)20H基と一個の−NRH基とを有するアミノアルコール又
は前記の二官能価反応物の混合物から選択される二官能価反応物を無し又は一種
以上、
ただし1反応物(c)又は(d)中の各RはH原子又は1乃至4炭素原子のアル
キル基である;及び(B)前記重合体材料に分散された顔料材料、ただし重合体
材料の合計量に対する膠料の重量比は約1/1000乃至約IQ、/l、好まし
くは約1/1013乃至約571、最も好ましくは約1/20乃至3/1である
;
からなる印刷インキに有用な水分散性組成物。
前記のポリエステル材料では、掻く少量たとえば全反応基準で約10モル%未満
の反応物(d)を使用すること1反応物(c)の約70モル%以上がグリコール
として存在することが好ましい。
本発明の好適実施態様では、
重合体材料は、約75乃至約84モル%のインフタル酸とそれに対応する約25
乃至約16モル06の5−ナトリウムスルホイソフタル酸との酸成分(残部)、
及び約45乃至約60モル%のジエチレングリコールとそれに対応する約55乃
至約40モル%の1.4−シクロヘキサンジメタツール又はエチェレグリコール
とのグリコール成分(残部)からなり(本願で使用する「残部(moiety)
」なる用語は、啼合すなわち縮重合反応の過程でポリマー鎖に実際に入る反応
物の酸又はグリコールの残留部分を示す、):顔料材料は1重合体材料の全量基
準で約17100乃至約571なる重量比にて重合体材料に分散され:
重合体材料の内部粘度は約0.28乃至約0.35であり、前記の酸成分く残部
)は約80乃至約83モル%のイソフタル酸とそれに対応する約20乃至約17
モル%の5−ナトリウムスルホイソフタル酸とからなり、前記のグリコール成分
(残部)は約52乃至約56モル%のジエチレングリコールとそれに対応する約
48乃至約44モル%の1.4−シクロヘキサンジメタツールとからなり:顔料
は、C,T、ピグメントイエロー17、c、r、ピグメントブルー27.C,1
,ピグメントレッド49:2、C,1,ピグメントレッド81:1、C,T、ピ
グメントレッド81:3、C,I。
ピグメントレッド81:X、c、I 、ピグメントイエロー83、C,1,ピグ
メントレッド57:1、C,1,ピグメントレッド49:1、C,1,ピグメン
トバイオレット23、C,1,ピグメントグリーン7、C,1,ピグメントブル
ー61.C,1,ピグメントレ・ソド4g:t、 c、1.ピグメントレッド5
2:1、c、r、ピグメントバイオレット1.C,1,ピグメントホワイト6゜
c、r、ピグメントブルー15、C,1,ピグメントイエロー12、C,1,ピ
グメントブルー56.C,1,ピグメントオレンジ5、C,1,ピグメントブラ
ック7、C,1,ピグメントイエロー14、C,1,ピグメントレッド48:2
、C,1,ピグメトンブル−15:3なる一般名称のカラーインデックス材料の
一種又は混合物であり:
型番体材料は水中に分散され、全水性分散体の約1乃至50重量%好ましくは全
水性分散体の約10乃至約40重量%を占め:水性分散体は、金属陽、新聞用紙
、漂白及び未漂白クラフト紙、クレーコート紙、ガラス、カレンダート紙、スレ
ンレス紙、ペーパーボード及びポリエステル、ポリカーボネート、セルロースエ
ステル、再生セルロース、ポリ塩化ビニリヒデン、ポリアミド又はポリスチレン
のフィルム又はその他の基材から選択される基材上に被覆又は印刷され:かつ、
前記の被覆又は印刷は、米国特許第4,145,469号に記載されているよう
に重合体材料の水溶性スルホネート基の初めの金属陽イオンの実質的部分が、A
1″’、Ca”などの不溶性多価金属陽イオンで置換されたものである(前記米
国特許第4,145.46 −9号の開示を引用する)、前記米国特許に述べら
れているように、効果的な不溶化には重合体材料の重量基準で一般に固形分とし
て0.05乃至2.0重量%の多価金属陽イオンが必要である。
前記C,1,顔料の完全な化学的定義を下表に示す。
顔 料
二五JL C0A、”’
C,1,ピグメントイエロー17 ブタンアミド、2,2−三(3゜3°−ジク
ロロ[1,1−ビス7
ェニル3−4.4−ジイル)ビ
ス(アゾ)ビスEN−(2−メト
キシフェニル)−3−オキソ−
c、r、ピグメントブルー27 フエレート(4−1) 、ヘキサC,1,ビグ
メントレーlド49:2i−ナフタレンスフレホン酸。
2−:、(2−ヒドロキシ−1−ナフ
タレニル)アゾニー、カルシ
ラム塩(2:1)
=j目!L C,A、 ’堂
C,1,ピグメントレッド81:1 安息香酸、2.−r6−(エチルアミノ)
−3−(エチルアミノ)
−2,7−シメチルー3H−キサ
ンチンー9−イル1−.エチル
エステル、w/モリブデン
タングステンヒドロキシド
オキシドホスフェート
C,1,ピグメントレッド81:3 安息香酸、 2−r、b−<エチルアミノ
)−3−(エチルアミノ)−
2,7−シメチルー3H−キサン
チン−9−イル〕−,エチルエ
ステル、モリブデートシリ
フート
c、r、ピグメントレッド81:x 安息香酸、 2−[6−(エチルアミノ)
−2,7−シメチルー3H−
キサンチン−9−イル]−,エ
チルエステル、モリブデー
トシリケート
ニLし【 C1A、−′# ・轡
C,1,ピグメントイエロー83 ブタンアミド、2.2°−r、<3.3゜−
ジクロロix、t’−ビフェニ
ルF−4.4°−ジイル)ビス
(アゾ)ビス[N−(4−ク
ロロー2.5−ジメトキフェニ
C,1,ピグメントレッド57:1 2−ナフタレンカルボン酸。
3−ヒドロキシ−4−E(4−メチ
ル−2−スルホフェニル)ア
ゾ]−、カルシウム塩(1:1)
C,1,ピグメントレッド49:1 1−ナフタレンスルホン酸。
2−:(2−ヒドロキシ−1−ナフ
タレニル)アゾ1−、バリウ
ム塩(2:1)
C,1,ピグメントバイオレット23 ジインドロr−3,3゛、2°閣]トリ
フエツジオキサジン。
8.18−ジクロロ−5,15−ジ
エチル−5,15−ジヒドロ−
二J目L C,A、 /′#
C,1,ピグメントグリーン7 C,1,ピグメントグリーン7
C,1,ピグメントブルー61 ベンゼンスルホン酸、 [r4−EE4−(フ
ェニルアミノ)フ
ェニル]−E4−(フェニルイミ
ノ)−2,5−シクロへキサジエ
ソー1−イリデンコメチル]
フェニルアミノ]−
C,1,ピグメントレッド48:1 2−ナフタレンカルボン酸。
+=<S−クロロ−4−メチル−2
−スルホフェニル)アゾ]−
3−ヒドロキシ−、バリウム
塩<1 : 1 ’)
c、r、ピグメントレッド52:1 2−ナフタレンカルボン酸。
+−r<4−クロロ−5−メチル−2
−スルホフェニル)アゾ]−
3−ヒドロキシ−、カルシラ
ム塩<1:1)
=3し配 C,A、 ・轡
C,1,ピグメントパイオレーlト1 エタンアミニウム、N−;9−(2−カ
ルボキシフェニ
ル)−6−(ジエチルアミノ
)3H−キサンテン−3−イ
リデン]−N−エチル−。
モリブデートタングステ
ートホスフェート
C,1,ピグメントホワイト6 酸化チタン(TiOz)C,1,ピグメントブ
ルー15 銅、[2qH,31H−フタロシアニナト(2−)−N29. N3
0
、 N”、 N””H−、(S p −4C,r、 ピグメントイエry−12
フ9’y7ミト、2.2”−r<3.3’−ジクロロ11.1°−ビフェニ
ルE−a、a°−ジイル)ビス
(アゾ)1ビス[3−オキソ−
N−フェニル−
二3目L C1A、j′1′: I轡
C,1,ピグメントブルー56 ベンゼンスルホン酸、2−メチル−a−::4
〜::t+=<3−メチルフェニル〉アミノ]フェ
ニル1−3=<3−メチルフェ
ニル)−イミノニー2.5−シクロ
へキサジエン−1−イリデン
:メチル]−フェニル1アミ
ノ]−
C,1,ピグメントオレンジ52−ナフタレノール、1−…(2゜4−ジニトロ
フェニル)アゾ
C,1,ピグメントイエロー14 ブタンアミド、 2.2’−[(3゜3°−
ジクロロ[1,1゛−ビフェ
ニル!−a、a1−ジイル)ビス
(アゾ)]]ビスーrN−2−メチ
ルフェニル)−3−オキソ−
=j目L C,A、−・轡
C,1,ピグメントレッド48:2 2−ナフタレンカルボン酸、 4<<S−
クロロ−4−
メチル−2−スルホフェ
ニル)−アゾミー3−ヒドロ
キシ−9力lレシウム塩
c、r、ビグメトンブル−15:3 釧、 E29 H,31H−フタロシアニ
ナト(2−)−
N29. NSo、 N31゜
N”ニー、(S p −4−1>一
本発明に有用な個別ポリエステル材料の内部粘度(1,V、 )は、A S T
M D 2857−70法に従い、1/2nd、キャピラリーバルブを有する
ワグナ−粘度計(Wagner Viscometer 、米国ニュージャジー
州ヴアインランドのLab Glass、Inc製)にて、フェノール/テトラ
クロロエタン60/40重量比の溶剤巾約0.25重量%のポリマー濃度を用い
て測定した値で約0.1乃至約1.0の範囲にある0本測定法は、ポリマー/溶
剤系を120℃で15分間加熱し、該溶液を25℃まで冷却し、25℃に於ける
流下時間を測定して行われた。
1、V、の計算は次式による。
t。
上式中
(η)=25℃、ポリマー濃度0.25g /100−溶剤での内部粘度
In = 自然対数
1、= 試料の流下時間
10 = 溶剤ブランクの流下時間
C= ポリマー濃度、溶剤100 d当たりのポリマーグラム数=0.25
内部粘度の単位は、本願を通じてa/gである。 1.V、値を更に精密に測定
するには更に高濃度のポリマー、例えばポリマー0.50g/溶剤100 mが
使用される。
一般に1本発明のポリエステル材料は、水性印刷インキ用として卓越したフィル
ム形成体である。このポリマーは水中で安定な分散体を形成し、乾燥時には強靭
で柔軟なフィルムを形成する。何らの溶剤も必要とせず、水の凍結点の直ぐ上の
温度でフィルムを形成するであろう0分散形態にあるポリマーは、必要ならば、
例えば水に混和しないある種のフタル酸エステルを用いて可塑化され、高度の柔
軟性を帯びたものとなる。水性分散ポリマーから**された印刷インキは、水希
釈性であって有機溶剤や湿潤剤を必要としない、もつともこれらを使用すること
は差しつかえない、このインキは印刷時に急速に乾燥するが、印刷機のインキ溜
めのような雰囲気に露出された容器内では長い「オープン」タイムを有する。こ
のインキは表面を十分に湿らせ、多数のプラスチックフィルム及び金属箔並びに
紙、ガラスその他多数の基材に対し秀れた接着性を有する。固形分100%のポ
リマー及びそれに対応する水性分散体のいずれに対しても従来技術により着色す
ることが可能であって、高光沢の印刷物が得られる。この印刷物は加熱した際の
耐水性が中度であり、後処理たとえば明ばん水溶液又は類似陽イオンによる後処
理を施して秀れた耐水性を有するフィルムにすることができる。
前記ポリエステル材料は、米国特許第3.734,874号及び同第3.779
.993号に記載のポリエステル調製法に従って調製される。
前記両米国特許の開示を引用する。前記引用特許の説明及び請求範囲では、「酸
」なる用語を、酸反応物の各種エステル形成誘導体又は縮合可能な誘導体例えば
酸反応物のジメチルエステルなどを含むものとして使用しており、それは前記特
許に説明された調製法に使用されている通りである。
本発明ポリエステル材料の水中への分散化は、約82.2乃至約92.3℃(1
80乃至200°F)に予熱された水を用いて行うことが好ましく、該ポリマー
は高剪断攪拌下ペレットとして渦内に急速に添加される。カウルスデイソルバー
(CawiesDiosolver ) 、ウオーリングブレンダ(mari
nl Blender)又は類似の装置が使用される。一旦水を加熱しなならば
、追加加熱する必要はない、調製する容積にも関係するが、撹拌によるペレット
の分散化は15乃至30分以内に完了させなければならない。
水の蒸発に基づく表面の濃化を防止するため、冷却しながら撹拌を続けることが
望ましい0分散体の粘度は非揮発性物質が約25−30%までは低い値に留まる
が、この水準を超えると一般に急速に増大する0分散体の粘度は得られるポリマ
ー分散度(細かさ)に影響されるであろうが、この分散度は分散化温度、剪断力
及び時間の影響を受ける。大多数の用途における非揮発性物質の限度は、本発明
の好適ポリエステル材料に間しては約38%である。
本発明の着色ポリエステル材料及びインキは、細かい連結孔のある非ポリマーの
可溶性顔料を二本ロールで粉砕して固形ポリエステルに添入し、その後この着色
材料を一般に米国特許第4.148,779号記載の方法に類似した方法で水中
に分散させて調製してもよい、米国特許第4.148.779号は、有機分散織
布染料をポリエステルに溶解し、次に水中に分散させる方法に関する。
予め水中に分散されたポリエステル材料に顔料を高速攪拌下で添加し、引き続き
ボールミル又はサンドミルで粉砕して顔料粒径を更に減少させることにより分散
体を製造することも可能である0本発明インキの好適pHは約5.0乃至約7.
5である。
本発明に有用な顔料は、前に特定したものに加えて、NPIRIRaw Mat
erials Data、第4巻、顔料、著作権1983年に記載のものを含有
する。
下記の実施例で本発明の実際を更に詳しく説明する。
、%―エスールの
夾m
イソフタル酸ジメチル79.5g (0,41モル)、5−ナトリウムスルホイ
ソフタル酸ジメチル26.6g (0,09モル)、ジエチレングリコール54
.1g (0,51モル)、1.4−シクロヘキサンジメタツール37.4g
(0,26モル) 、 1.0%(Ti基準)のテトライソプロポキシドチタン
触媒溶液1.4−及び酢酸ナトリウム11衝剤0.74g (0,009モル)
の混合物を攪拌し、200−220 ”Cで2時間加熱した。引き続き温度を2
75℃に高めて、0.3 on−Hgに減圧した。この条件で加熱及び撹拌を1
時間にわたり継続した。冷却すると、1.V、 0.36の強靭なゴム状のポリ
マーが得られた。このポリマーは熱水に約25重景%まで分散可能であって、透
明でやや粘稠な溶液を形成する0本ポリエステル材料の酸残部を分析した結果、
その組成はイソフタル酸残基82モル%と5−ナトリウムスルホイソフタル酸残
基18モル%であり、グリコール残部を分析した結果、その組成はジエチレング
リコール54モル%と1.4−シクロヘキサンジメタツール46モル%であった
。
(a) 、 (b) 、 (c) +及び(d)で示したポリエステルを、前記
の米国特許第4.233.196号実施例1に実質的に従って、下記材料から調
製した。
工LL L−1E
イソフタル酸ジメチル(IPA) 0.4155−ナトリウムスルホイソフタル
酸ジメチル(SIP) 0.0851.4−シクロヘキサンジメタ/ −ル(C
HDM) 0.520カーボワー7クス(Carbovax)1000(CII
looO) 0.0237酢酸ナトリウム 0.0085
イルガノツクス(Irgarnox)1010 0.0085このカーボワック
ス1000は H(OCH2−CH2)−0H(nは約22)なる構造式を有す
る。 N14Rによる分析では、このポリマーは(反応後の形態で)!P^約8
3モル%、SIP $4717モル%、 CHDM約94.5モル%及びCW1
00O約5.5モル%を含有し、1.V。
は約0.39であった。
m 、、−ニiと
イソフタル酸ジメチル 0.328
5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチル 0.0721.4−シクロヘキサ
ンジメタツール 0.442カーボア7クス400(n=10 ) 0.058
酢酸ナトリウム 0.0072
NMRによる分析では、このポリマーは(反応後の形態で)IPA FJ 82
モル%、SIP 1718モル%、C8M約85.5モル%及びCW400約1
4.5モル%を含有し、1.V、は約0.46rあツタ。
jL=L L−1L
イソフタル酸ジメチル 0.41
5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチル 0.091.4−シクロヘキサン
ジメタツール 0.55カーボワツクス4000 (n=90) 0.0005
酢酸ナトリウム 0.009
NMRによる分析では、このポリマーは(反応後の形態で)IPA約82モル%
、 SIP 約18−1ニル%、CHD−約99.9モル%及びC114000
約0.1モル%を含有し、1.V、はt!10.16テあった。
工J」二 五−」ロL
イソフタル酸ジメチル 0.205
5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチル 0.045エチレングリコール(
EG) 0.9638カーボワツクス2000(n=45> 0.03625酢
酸ナトリウム 0.0045
NMHによる分析では、このポリマーは(反応後の形態で)IPA約82モル%
、SIP約18モル%、EG約85.5−11−ル%及びCM2O00約14.
5モル%を含有し、1.V、は約0.34であった。
このようなカーボワックス材料を含有するポリマーでは、n値は、約6乃至15
0であることが好ましい。
本発明にしたがって前記ポリエステル材料から調製したインキは、顔料の湿潤、
顔料安定性、温度安定性(加熱及び凍結−融解)、長期にわたる非沈降性、臭気
物質及び揮発性有II物質に汚染されない性質、非凝気性、印刷機インキ溜め内
での長期にわたる「オープン」タイム、広い粘度範囲のインキであること、各種
基材への接着性、硬さ、光沢、基材上での乾燥速度、有機共溶剤を用いずに低温
でフィルムを形成する性質、グリース、水及び中靴に対する抵抗、他の水系イン
キとの適合性、湿時の対牽粍性、インキのマイル数特性(かなり水希釈しても印
刷にさしつかえない)、インキの一般的印刷安定性、印刷性(糸引きやかすみが
なく、きれいにすっきりと転写する)、トラッピング、洗浄の容易さ、印刷プレ
ートを閉塞しない、可どう性、再分散性又は再湿潤性、耐しわ性、高い顔料充填
、耐溶剤性、アルカリ、化学薬品及び洗剤に対する抵抗、耐ブロッキング性、耐
光性、靭性、基材湿潤性、持続性、不透明性、乾燥速度及び印刷機上に裏移りし
ない(例えばテンションロール上への被覆)など諸性質の一以上に関して先行技
術の水性インキよりも予期以上の秀れた性質を示すことが判明した。
工2jソ1匡I−
犬上上]−
りとと1土 !13−
イオン交換水 61.0
実施例1のポリマー 28,8
C,T、ピグメントイエロー83 10.0殺菌剤、テクタマ−(Tektam
er) 38AD O,2上記固体ポリマー(32部)を85乃至95℃のイオ
ン交換水68部中に分散し、殺菌剤0.2部を加えた。この分散体90部をウオ
リングプレンダ(Maring Blender)で高速撹拌しながら5分間に
わたって上記の黄色顔料10部を添加した1次にこの混合物を約5000rpm
で作動するアイガー(Eiger )ミル内で約7.5分間粉砕し、顔料をNP
IRIグラインドゲージ″0″近く(<約3.0)まで更に細かくした。得られ
たインキのpHは約5.85であり、ASTM D−4212−82法により測
定した粘度は、#2ザーンカツプ(Zahn cup)で27−30秒であった
。
この方法で得られたインキは、長期にわたり沈降せず、凝集せず、かつまた、イ
オン交換水で粘度を低下させ得る流体インキである。このインキは実質的に臭い
がなく、暖かいイオン交換水にて印刷装置から容易に洗浄することができる。こ
のインキの粘着性ある乾燥フィルムは、暖かい(27−32℃、80−90’″
F)イオン交換水に少量の洗剤(5−10%)を加えたものを用いると。
印刷装置から洗浄することができる。このインキは、印刷すると急速に乾燥する
が、印刷インキ溜めなどの雰囲気に露出された容器内では可使状!3(オープン
)にある。
え1色1
実施例2のインキをイオン交換水で希釈して、印刷粘度(apress rea
dy viscosity)を#2ザーンカツプでの測定値として24秒にし、
それから180行スクリーンアニロ−lクス(anilox)ロールを用いるフ
レキソ又はグラビヤ手刷り試別機でアルミニウム箔、新聞用紙、漂白した白色ク
ラフト紙、60#クレ一コート紙、及びマイラー(Mylar )フィルム上で
試別した。自振の黄金色、印刷容易性及び接着性は全基材に対し卓越して良好で
あった。使用した手刷り試別機は、前記米国特許第3,607,813号に記載
されているように、グラビア又はフレキソ印刷法で得られる印刷物の複製に妥当
なものであって、各種基材上で実験するためのロールアウト又は試別を調製する
ため代表的に使用されているものである。各種基材上でのインキのドローダウン
(draw dovns)に備えるためワイヤー巻きロッドを使用するのが通例
である。このウッドは、基材に一様な厚みの湿層を塗布し、乾燥すればドローダ
ウンの試験ができる0代表的には2.5−8番ワイヤを巻き付けたドローダウン
ロッドが使用される。このような試別機及びその使用に関する詳細は、Paul
N、GardnerCompanyjnc、、 (218D Commerc
ial Blvd、、 5uite 205Lauderdale by th
e Sea、Florida 3330g−4491)の’ Cardc。
19g3−1984 Handbook of Pa1nt Testing、
Corrosion Controland Laboratory Inst
ruments−を参照されたく、その写しを本願に添付する。
試別は常温(23℃、74°F)で1時間「経時処理」され、そのあと100サ
イクルで908 g (2ポンド)重量を用いたサザーランドラブテスター(S
atherland Rub Te5ter )でこすり抵抗試験を行った。前
記試別のこすり抵抗は卓越して良好であった。
本発明をその好適実施態様を個別に引用して詳細説明してきたが、本発明の精神
と範囲のうちにあって各種の変法及び変更が可能なることは了解されるであろう
。
補正書の翻訳文提出書
(特許法第184条の8)
昭和63年11月21日
Claims (7)
- 1.(A)線状分子構造中にカルボニルオキシ結合基を有し、その結合基の80 %までがカルボニルアミド結合基である少なくとも一種の線状水分散性ポリマー からなる重合体材料、ただし該ポリマーは約0.1乃至約1.0、好ましくは約 0.1乃至約0.5の内部粘度(フェノール/テトラクロロエタン60/40重 量部の溶液中25℃、溶剤100mlにポリマー0.25グラムの濃度で測定さ れた値)を有し、該ポリマーはヒドロキシ当量とアミノ当量(100モルパーセ ント)に対して実質的に当モル比の酸当量(100モルパーセント)を含有し、 該ポリマーは下記の諸成分(a)、(b)、(c)及び(d)又はそのエステル 形成誘導体若しくはエステルアミド形成誘導体の反応生成物を含有する; (a)少なくとも一種の二官能価ジカルボン酸;(b)芳香族核又は脂環核に一 個以上の陽イオン硫酸塩基が結合した一種以上の二官能価スルホモノマー(ただ し官能基は水酸基、カルボキシル基又はアミノ基である)を酸当量、ヒドロキシ 当量及びアミノ当量全合計を200モルパーセントに等しいとして約4乃至約2 5モルパーセント; (c)グリコール又はグリコールと−NRH基2個を有するジアミンとの混合物 から選択される一種以上の二官能価反応物、ただし該グリコールは、(1)ヒド ロキシ当量又はヒドロキシ当量とアミノ当量との合計モルパーセントを基準とし て15モルパーセント以上が構造式H−(OCH2−CH2)−nOH(ただし nは2乃至約20の整数である)を有するポリエチレングリコール、又は
- (2)ヒドロキシ当量又はヒドロキシ当量とアミノ当量との合計モルパーセント を基準として約0.1乃至約15モルパーセント未満が構造式H−(OCH2− CH2)−nOH (ただしnは2乃至約500の整数であり、前記範囲内にある前記ポリエチレン グリコールのモルパーセントは、前記範囲内のn量に反比例する)を有するポリ エチレングリコール の2個の−CH2−OH基を含有する:及び(d)一個の−C(R)2−OH基 を有するヒドロキシカルボン酸、一個の−NRH基を有するアミノカルボン酸及 び一個の−C(R)2−OH基と一個の−NRH基とを有するアミノアルコール 、又は前記の二官能価反応物の混合物から選択される二官能価反応物を無し又は 一種以上、 ただし、反応物(c)又は(d)中の各RはH原子又は1乃至4炭素原子のアル キル基である;及び(B)前記重合体材料に分散された顔料材料、ただし前記重 合体材料の合計量に対する顔料の重量比は約1/1000乃至約10/1である ; からなる印刷インキに有用な水分散性組成物。 2.量合体材料が、 (A)約0.28乃至約0.35の内部粘度を有し、約75乃至約84モル%の イソフタル酸とそれに対応する約25乃至約16モル%の5−ナトリウムスルホ イソフタル酸とからなる酸残部、及び約45乃至60モル%のジエチレングリコ ールとそれに対応する約55乃至44モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノ ールスはエチレングリコール又はそれらの混合物とからなるグリコール残部を有 する一種以上のポリエステル、及び (B)重合物材料の台計量に対して約1/100乃至約5/1の重量比で前記ポ リエステル材料に混合された顔料材料からなる請求項1記載の水分散性組成物。
- 3.前記の酸残部が約80乃至約83モル%のイソフタル酸とそれに対応する約 20乃至約17モルの5−ナトリウムスルホイソフタル酸とからなり、かつ、前 記グルコール残部が約52乃至約56モル%のジエチレングリコールとそれに対 応する約48乃至約44モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノールとからな る請求項2記載の組成物。
- 4.顔料が、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントブルー27 、C.I.ピグメントレッド49:2、C.I.ピグメントレッド81:1、C .I.ピグメントレッド81:3、C.I.ピグメントレッド81:X、C.I .ピグメントイエロー83、C.I.ピグメントレッド57:1、C.I.ピグ メントレッド49:1、C.I.ピグメントバイオレット23、C.I.ピグメ ントグリーン7、C.I.ピグメントブルー61、C.I.ピグメントレッド4 8:1、C.I.ピグメントレッド52:1、CI.ピグメントバイオレット1 、C.I.ピグメントホワイト6、C.I.ピグメントブルー15、C.I.ピ グメントイエロー12、C.I.ピグメントブルー56、C.I.ピグメントオ レンジ5、C.I.ピグメントブラック7、C.I.ピグメントイエロー14、 C.I.ピグメントレッド48:2、C.I.ピグメトンブルー15:3なるカ ラーインデックス材料の一種又は混合物である請求項1、2又は3のいずれかに 記載の組成物。
- 5.重合物材料が組成物の約1乃至約50重量%を占める請求項1、2、3又は 4のいずれかに記載の水性分散体組成物。
- 6.金属箔、新聞用紙、漂白及び未漂白クラフト紙、クレー被覆紙、ガラス、カ レンダード紙、ステンレス紙、ペーパーボード、及びポリエステル、ポリカーボ ネート、セルロースエステル、再生セルロース、ポリ塩化ビニリヒデン、ポリア ミド又はポリスチレンのフィルム又はその他の基材から選択される基材上に被覆 される請求項5記載の水性分散体。
- 7.重合物材料の水溶性スルホネート基の初めの金属陽イオンの実質的部分が、 不溶性の陽イオンで置換された請求項1、2又は3のいずれかに記載の組成物か らなる、基材上の実質的に水不溶性の被覆又は印刷。
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