JP2563419B2 - インキ組成物 - Google Patents

インキ組成物

Info

Publication number
JP2563419B2
JP2563419B2 JP62503214A JP50321487A JP2563419B2 JP 2563419 B2 JP2563419 B2 JP 2563419B2 JP 62503214 A JP62503214 A JP 62503214A JP 50321487 A JP50321487 A JP 50321487A JP 2563419 B2 JP2563419 B2 JP 2563419B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pigment
mol
polymer
acid
mole percent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62503214A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01503071A (ja
Inventor
コニー,チャールズ・ハーバート
パーソンズ,セロン・エドワード・ザ・サード
クラーク,ゲイリー・トーマス
ストックル,ヘイゼル・レベッカ
トートリチ,フランク・ジョセフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eastman Kodak Co filed Critical Eastman Kodak Co
Publication of JPH01503071A publication Critical patent/JPH01503071A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2563419B2 publication Critical patent/JP2563419B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/02Printing inks
    • C09D11/10Printing inks based on artificial resins
    • C09D11/102Printing inks based on artificial resins containing macromolecular compounds obtained by reactions other than those only involving unsaturated carbon-to-carbon bonds
    • C09D11/104Polyesters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/68Polyesters containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen
    • C08G63/688Polyesters containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen containing sulfur
    • C08G63/6884Polyesters containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen containing sulfur derived from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/6886Dicarboxylic acids and dihydroxy compounds

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は顔料のキャリアー又は結合剤が水分散性ポリ
エステル材料からなる着色水性インキ及びそれを調製す
るためのコンセントレートに関する。インキの調製及び
印刷方法を大幅に単純化することにより、インキ系内に
有機溶剤その他の変性剤を加えずとも印刷被覆を著しく
秀れたものにすることができる。もっとも、所望なら
ば、通常の分酸助剤、消泡剤などと同様に、このような
溶剤及び変性剤を使用してもよい。本発明のインキは、
凸板、凹板、グラビア、フレキソ及び水性インキが使用
できるその他の印刷法に特に有用である。本願で使用す
る「分散可能又は分散性(dispersible)」なる用語は
水系でポリエステルが溶解、分散(dissipation)、又
は懸濁する現象を包含する。
一般に印刷工業は、益々厳しくなりつつある溶剤排出
規制に応ずる手段として水性のインキ及びオーバープリ
ントワニスを使用する最重要分野である。現在の水性イ
ンキは、これら諸規制並びに印刷性、安定性及び商業イ
ンキに必要とされる諸特性を満足しないものが多い。例
えば、米国特許第3,607,813号(記載された印刷法の説
明に関してその開示を引用する)の各種エチレン−アク
リル酸共重合体塩は、複雑なポリマーとインキの調製を
必要とすることに加えて、ある種の基材に関する性能が
不足している。印刷インキ用に提案されているその他の
水性系又は半水性系は、スチレン−ブタジエン又はポリ
アクリレートラテックス系のようなポリマーを含有する
が、これらの系も短時間の乾燥後に水に分散しなくな
り、装置の洗浄を複雑にするなど深刻な欠陥を有してい
る。印刷インキ用に提案されているその他の水溶性又は
水分散性ポリマーは、米国特許第4,072,644号で議論さ
れている。
本発明は、印刷及び被覆用水性インキの調製法、安定
性及び性能を大幅に改善するものである。本発明はその
広義の実施態様では以下のように規定される。すなわ
ち、 (A)線状分子構造中にカルボニルオキシ結合基を有
し、その結合基の80%までがカルボニルアミド結合基で
ある少なくとも一種の線状水分散性ポリマーからなる重
合体材料、ただし該ポリマーは約0.1乃至約1.0、好まし
くは約0.1乃至約0.5の内部粘度(フェノール/テトラク
ロロエタン60/40重量部の溶液中25℃、溶剤100mlにポリ
マー0.25グラムの濃度で測定された値)を有し、該ポリ
マーはヒドロキシ当量とアミノ当量(100モルパーセン
ト)に対して実質的に当モル比の酸当量(100モルパー
セント)を含有し、該ポリマーは下記の諸成分(a)、
(b)、(c)及び(d)又はそのエステル形成誘導体
若しくはエステルアミド形成誘導体の反応生成物を含有
する; (a)少なくとも一種の二官能価ジカルボン酸; (b)芳香族核又は脂環核に一個以上の陽イオン硫酸
塩、基が結合した一種以上の二官能価スルホモノマー
(ただし官能基は水酸基、カルボキシル基又はアミノ基
である)を酸当量、ヒドロキシ当量及びアミノ当量全合
計を200モルパーセントに等しいとして約4乃至約25モ
ルパーセント; (c)グリコール又はグリコールと−NRH基2個を有す
るジアミンとの混合物から選択される一種以上の二官能
価反応物、ただし該グリコールは、 (1)ヒドロキシ当量又はヒドロキシ当量とアミノ当量
との合計モルパーセントを基準として15モルパーセント
以上が構造式HOCH2−CH2 nOH(ただしnは2乃至約
20の整数である)を有するポリエチレングリコール、又
は (2)ヒドロキシ当量又はヒドロキシ当量とアミノ当量
との合計モルパーセントを基準として約0.1乃至約15モ
ルパーセント未満が構造式HOCH2−CH2 nOH (ただしnは2乃至約500の整数であり、前記範囲内に
ある前記ポリエチレングリコールのモルパーセントは、
前記範囲内のn量に反比例する)を有するポリエチレン
グリコール の2個の−CH2−OH基を含有する;及び (d)一個の−C(R)−OH基を有するヒドロキシカ
ルボン酸、一個の−NRH基を有するアミノカルボン酸及
び一個の−C(R)−OH基と一個の−NRH基とを有す
るアミノアルコール又は前記の二官能価反応物の混合物
から選択される二官能価反応物を無し又は一種以上、 ただし、反応物(c)又は(d)中の各RはH原子又は
1乃至4炭素原子のアルキル基である;及び (B)前記重合体材料に分散された顔料材料、ただし重
合体材料の合計量に対する顔料の重量比は1/1000乃至約
10/1、好ましくは約1/100乃至約5/1、最も好ましくは約
1/20乃至3/1である; からなる印刷インキに有用な水分散性組成物。
前記のポリエステル材料では、極く少量たとえば全反
応基準で約10モル%未満の反応物(d)を使用するこ
と、反応物(c)の約70モル%以上がグリコールとして
存在することが好ましい。
本発明の好適実施態様では、 重合体材料は、約75乃至約84モル%のイソフタル酸と
それに対応する約25乃至約16モル%の5−ナトリウムス
ルホイソフタル酸との酸成分(残部)、及び約45乃至約
60モル%のジエチエングリコールとそれに対応する約55
乃至約40モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール又
はエチエレグリコールとのグリコール成分(残部)から
なり(本願で使用する「残部(moiety)」なる用語は、
縮合すなわち縮重合反応の過程でポリマー鎖に実際に入
る反応物の酸又はグリコールの残留部分を示す。); 顔料材料は、重合体材料の全量基準で約1/100乃至約5
/1なる重量比にて重合体材料に分散され; 重合体材料の内部粘度は約0.28乃至約0.35であり、前
記の酸成分(残部)は約80乃至約83モル%のイソフタル
酸とそれに対応する約20乃至約17モル%の5−ナトリウ
ムスルホイソフタル酸とからなり、前記のグリコール成
分(残部)は約52乃至約56モル%のジエチレングリコー
ルとそれに対応する約48乃至約44モル%の1,4−シクロ
ヘキサンジメタノールとからなり; 顔料は、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメント
ブルー27、C.I.ピグメントレッド49:2、C.I.ピグメント
レッド81:1、C.I.ピグメントレッド81:3、C.I.ピグメン
トレッド81:X、C.I.ピグメントイエロー83、C.I.ピグメ
ントレッド57:1、C.I.ピグメントレッド49:1、C.I.ピグ
メントバイオレッド23、C.I.ピグメントグリーン7、C.
I.ピグメントブルー61、C.I.ピグメントレッド48:1、C.
I.ピグメントレッド52:1、C.I.ピグメントバイオレッド
1、C.I.ピグメントホワイト6、C.I.ピグメントブルー
15、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントブルー
56、C.I.ピグメントオレンジ5、C.I.ピグメントブラッ
ク7、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピグメントレッ
ド48:2、C.I.ピグメントブルー15:3なる一般名称のカラ
ーインデックス材料の一種又は混合物であり; 重合体材料は水中に分散され、全水性分散体の約1乃
至50重量%好ましくは全水性分散体の約10乃至約40重量
%を占め; 水性分散体は、金属箔、新聞用紙、漂白及び未漂白ク
ラフト紙、クレーコート紙、ガラス、カレンダード紙、
スレンレス紙、ペーパーボード及びポリエステル、ポリ
カーボネート、セルロースエステル、再生セルロース、
ポリ塩化ビニリヒデン、ポリアミド又はポリスチレンの
フィルム又はその他の基材から選択される基材上に被覆
又は印刷され;かつ、 前記の被覆又は印刷は、米国特許第4,145,469号に記
載されているように重合体材料の水溶性スルホネート基
の初めの金属陽イオンの実質的部分が、Al+3、Ca++など
の不溶性多価金属陽イオンで置換されたものである(前
記米国特許第4,145,469号の開示を引用する)。前記米
国特許に述べられているように、効果的な不溶化には重
合体材料の重量基準で一般に固形分として0.05乃至2.0
重量%の多価金属陽イオンが必要である。
前記C.I.顔料の完全は化学的定義を下表に示す。
本発明に有用な個別ポリエステル材料の内部粘度(I.
V.)は、ASTM D2857−70法に従い、1/2ml.キャピラリ
ーバルブを有するワグナー粘度計(Wagner Viscometer,
米国ニュージャジー州ヴァインランドのLab Glass,Inc
製)にて、フェノール/テトラクロロエタン60/40重量
比の溶剤中約0.25重量%のポリマー濃度を用いて測定し
た値で約0.1乃至約1.0の範囲にある。本測定法は、ポリ
マー/溶剤系を120℃で15分間加熱し、該溶液を25℃ま
で冷却し、25℃に於ける流下時間を測定して行われた。
I.V.の計算は次式による。
上式中 (η)=25℃、ポリマー濃度0.25g/100ml溶剤での内部
粘度 ln=自然対数 ts=試料の流下時間 t0=溶剤ブランクの流下時間 C=ポリマー濃度、溶剤100ml当たりのポリマーグラム
数=0.25 内部粘度の単位は、本願を通じてdl/gである。I.V.値
を更に精密に測定するには更に高濃度のポリマー、例え
ばポリマー0.50g/溶剤100mlが使用される。
一般に、本発明のポリエステル材料は、水性印刷イン
キ用として卓越したフィルム形成体である。このポリマ
ーは水中で安定な分散体を形成し、乾燥時には強靭で柔
軟なフィルムを形成する。何らの溶剤も必要とせず、水
の凍結点の直ぐ上の温度でフィルムを形成するであろ
う。分散形態にあるポリマーは、必要ならば、例えば水
に混和しないある種のフタル酸エステルを用いて可塑化
され、高度の柔軟性を帯びたものとなる。水性分散ポリ
マーから調製された印刷インキは、水希釈性であって有
機溶剤や湿潤材を必要としない。もっともこれらを使用
することは差しつかえない。このインキは印刷時に急速
に乾燥するが、印刷機のインキ溜めのような雰囲気に露
出された容器内では長い「オープン」タイムを有する。
このインキは表面を十分に湿らせ、多数のプラスチック
フィルム及び金属箔並びに紙、ガラスその他多数の基材
に対し秀れた接着性を有する。固形分100%のポリマー
及びそれに対応する水性分散体のいずれに対しても従来
技術により着色することが可能であって、高光沢の印刷
物が得られる。この印刷物は加熱した際の耐水性が中度
であり、後処理たとえば明ばん水溶液又は類似陽イオン
による後処理を施して秀れた耐水性を有するフィルムに
することができる。
前記ポリエステル材料は、米国特許第3,734,874号及
び同第3,779,993号に記載のポリエステル調製法に従っ
て調製される。前記両米国特許の開示を引用する。前記
引用特許の説明及び請求範囲では、「酸」なる用語を、
酸反応物の各種エステル形成誘導体又は縮合可能な誘導
体例えば酸反応物のジメチルエステルなどを含むものと
して使用しており、それは前記特許に説明された調製法
に使用されている通りである。
本発明ポリエステル材料の水中への分散化は、約82.2
乃至約92.3℃(180乃至200゜F)に予熱された水を用い
て行うことが好ましく、該ポリマーは高剪断撹拌下ペレ
ットとして渦内に急速に添加される。カウルスデイソル
バー(Cowles Diosolver)、ウオーリングブレンダ(Wa
ring Blender)又は類似の装置が使用される。一旦水を
加熱したならば、追加加熱する必要はない。調製する容
積にも関係するが、撹拌によるペレットの分散化は15乃
至30分以内に完了させなければならない。水の蒸発に基
づく表面の濃化を防止するため、冷却しながら撹拌を続
けることが望ましい。分散体の粘度は非揮発性物質が約
25−30%までは低い値に留まるが、この水準を超えると
一般に急速に増大する。分散体の粘度は得られるポリマ
ー分散度(細かさ)に影響されるであろうが、この分散
度は分散化温度、剪断力及び時間の影響を受ける。大多
数の用途における非揮発性物質の限度は、本発明の好適
ポリエステル材料に関しては約38%である。
本発明の着色ポリエステル材料及びインキは、細かい
連結孔のある非ポリマーの可溶性顔料を二本ロールで粉
砕して固形ポリエステルに添入し、その後この着色材料
を一般に米国特許第4,148,779号記載の方法に類似した
方法で水中に分散させて調製してもよい。米国特許第4,
148,779号は、有機分散織布染料をポリエステルに溶解
し、次に水中に分散させる方法に関する。予め水中に分
散されたポリエステル材料に顔料を高速撹拌下で添加
し、引き続きボールミル又はサンドミルで粉砕して顔料
粒径を更に減少させることにより分散体を製造すること
も可能である。本発明インキの好適pHは約5.0乃至約7.5
である。本発明に有用な顔料は、前に特定したものに加
えて、NPIRI Raw Materials Data、第4巻、顔料、著作
権1983年に記載のものを含有する。
下記の実施例で本発明の実際を更に詳しく説明する。
ポリエステルの調製 実施例1 イソフタル酸ジメチル79.5g(0.41モル)、5−ナト
リウムスルホイソフタル酸ジメチル26.6g(0.09モ
ル)、ジエチレングリコール54.1g(0.51モル)、1,4−
シクロヘキサンジメタノール37.4g(0.26モル)、1.0%
(Ti基準)のテトライソプロポキシドチタン触媒溶液1.
4ml及び酢酸ナトリウム緩衝剤0.74g(0.009モル)の混
合物を撹拌し、200−220℃で2時間加熱した。引き続き
温度を275℃に高めて、0.3mm−Hgに減圧した。この条件
で加熱及び撹拌を1時間にわたり継続した。冷却する
と、I.V.0.36の強靭はゴム状のポリマーが得られた。こ
のポリマーは熱水に約25重量%まで分散可能であって、
透明でやや粘稠は溶液を形成する。本ポリエステル材料
の酸残部を分析した結果、その組成はイソフタル酸残基
82モル%と5−ナトリウムスルホイソフタル酸残基18モ
ル%であり、グリコール残部を分析した結果、その組成
はジエチレングリコール54モル%と1,4−シクロヘキサ
ンジメタノール46モル%であった。
実施例1A (a)、(b)、(c)、及び(d)で示したポリエ
ステルを、前記の米国特許第4,233,196号実施例1に実
質的に従って、下記材料から調製した。
(a) g.モル イソフタル酸ジメチル(IPA) 0.415 5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチル (SIP) 0.085 1,4−シクロヘキサンジメタノール(CHDM) 0.520 カーボワックス(Carbowax)1000(CW1000) 0.0237 酢酸ナトリウム 0.0085 イルガノックス(Irgarnox)1010 0.0085 このカーボワックス1000はH(OCH2−CH2nOH(nは
約22)なる構造式を有する。NMRによる分析では、この
ポリマーは(反応後の形態で)IPA約83モル%、SIP約17
モル%、CHDM約94.5モル%及びCW1000約5.5モル%を含
有し、I.V.は約0.39であった。
(b) g.モル イソフタル酸ジメチル 0.328 5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチル 0.072 1,4−シクロヘキサンジメタノール 0.442 カーボワックス400(n=10) 0.058 酢酸ナトリウム 0.0072 NMRによる分析では、このポリマーは(反応後の形態
で)IPA約82モル%、SIP約18モル%、CHDM約85.5モル%
及びCW400約14.5モル%を含有し、I.V.は約0.46であっ
た。
(c) g.モル イソフタル酸ジメチル 0.41 5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチル 0.09 1,4−シクロヘキサンジメタノール 0.55 カーボワックス4000(n=90) 0.0005 酢酸ナトリウム 0.009 NMRによる分析では、このポリマーは(反応後の形態
で)IPA約82モル%、SIP約18モル%、CHDM約99.9モル%
及びCW400約0.1モル%を含有し、I.V.は約0.16であっ
た。
(d) g.モル イソフタル酸ジメチル 0.205 5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチル 0.045 エチレングリコール(EG) 0.9638 カーボワックス2000(n=45) 0.03625 酢酸ナトリウム 0.0045 NMRによる分析では、このポリマーは(反応後の形態
で)IPA約82モル%、SIP約18モル%、EG約85.5モル%及
びCW2000約14.5モル%を含有し、I.V.は約0.34であっ
た。
このようなカーボンワックス材料を含有するポリマー
では、n値は、約6乃至150であることが好ましい。
本発明にしたがって前記ポリエステル材料から調製し
たインキは、顔料の湿潤、顔料安定性、温度安定性(加
熱及び凍結−融解)、長期にわたる非沈降性、臭気物質
及び揮発性有機物質に汚染されない性質、非凝集性、印
刷機インキ溜め内での長期にわたる「オープン」タイ
ム、広い粘度範囲のインキであること、各種基材への接
着性、硬さ、光沢、基材上での乾燥速度、有機共溶剤を
用いずに低温でフィルムを形成する性質、グリース、水
及び摩耗に対する抵抗、他の水系インキとの適合性、湿
時の対摩耗性、インキのマイル数特性(かなり水希釈し
ても印刷にさしつかえない)、インキの一般的印刷安定
性、印刷性(糸引きやかすみがなく、きれいにすっきり
と転写する)、トラッピング、洗浄の容易さ、印刷プレ
ートを閉塞しない、可とう性、再分散性又は再湿潤性、
耐しわ性、高い顔料充填、耐溶剤性、アルカリ、化学薬
品及び洗剤に対する抵抗、耐ブロッキング性、耐光性、
靭性、基材湿潤性、持続性、不透明性、乾燥速度及び印
刷機上に裏移りしない(例えばテンションロール上への
被覆)など諸性質の一以上に関して先行技術の水性イン
キよりも予期以上の秀れた性質を示すことが判明した。
インキの調製 実施例2 インキ成分 重量% イオン交換水 61.0 実施例1のポリマー 28.8 C.I.ピグメントイエロー83 10.0 殺菌剤、テクタマー(Tektamer)38AD 0.2 上記固体ポリマー(32部)を85乃至95℃のイオン交換
水68部中に分散し、殺菌剤0.2部を加えた。この分散体9
0部をウオリングブレンダ(Waring Blender)で高速撹
拌しながら5分間にわたって上記の黄色顔料10部を添加
した。次にこの混合物を約5000rpmで作動するアイガー
(Eiger)ミル内で約7.5分間粉砕し、顔料をNPIRIグラ
インドゲージ“0"近く(<約3.0)まで更に細かくし
た。得られたインキのpHは約5.85であり、ASTM D−4212
−82法により測定した粘度は、#2ザーンカップ(Zahn
cup)で27−30秒であった。
この方法で得られたインキは、長期にわたり沈降せ
ず、凝集せず、かつまた、イオン交換水で粘度を低下さ
せ得る流体インキである。このインキは実質的に臭いが
なく、暖かいイオン交換水にて印刷装置から容易に洗浄
することができる。このインキの粘着性ある乾燥フィル
ムは、暖かい(27−32℃、80−90゜F)イオン交換水に
少量の洗剤(5−10%)を加えたものを用いると、印刷
装置から洗浄することができる。このインキは、印刷す
ると急速に乾燥するが、印刷インキ溜めなどの雰囲気に
露出された容器内では可使状態(オープン)にある。
実施例3 実施例2のインキをイオン交換水で希釈して、印刷粘
度(apress ready viscosity)を#2ザーンカップでの
測定値として24秒にし、それから180行クスリーンアニ
ロックス(anilox)ロールを用いるフレキソ又はグラビ
ヤ手刷り試刷機でアルミニウム箔、新聞用紙、漂白した
白色クラフト紙、60#クレーコート紙、及びマイラー
(Mylar)フィルム上で試刷した。目標の黄金色、印刷
容易性及び接着性は全基材に対し卓越して良好であっ
た。使用した手刷り試刷機は、前記米国特許第3,607,81
3号に記載されているように、グラビア又はフレキソ印
刷法で得られる印刷物の複製に妥当なものであって、各
種基材上で実験するためのロールアウト又は試刷を調製
するため代表的に使用されているものである。各種基材
上でのインキのドローダウン(draw downs)に備えるた
めワイヤー巻きロッドを使用するのが通例である。この
ロッドは、基材に一様な厚みの湿膜を塗布し、乾燥すれ
ばドローダウンの試験ができる。代表的には2.5−8番
ワイヤを巻き付けたドローダウンロッドが使用される。
このような試刷機及びその使用に関する詳細は、Paul
N.Gardner Company,Inc.,(218 D Commercial Blvd.,Su
ite 205Lauderdale by the Sea,Florida 33308−4491)
の“Gardco1983−1984Handbook of Paint Testing,Corr
osion Control and Laboratory Instruments"を参照さ
れたく、その写しを本願に添付する。
試刷は常温(23℃,74゜F)1時間「経時処理」され、
そのあと100サイクルで908g(2ポンド)重量を用いた
サザーランドラブテスター(Satherland Rub Tester)
でこすり抵抗試験を行った。前記試刷のこすり抵抗は卓
越して良好であった。
本発明をその好適実施態様を個別に引用して詳細説明
してきたが、本発明の精神と範囲のうちにあって各種の
変法及び変更が可能なることは了解されるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クラーク,ゲイリー・トーマス アメリカ合衆国テネシー州37664,キン グスポート,モンテズマ・ロード 513, ルート 13 (72)発明者 ストックル,ヘイゼル・レベッカ アメリカ合衆国テネシー州37660,キン グスポート,カトーバ・ストリート 1138 (72)発明者 トートリチ,フランク・ジョセフ アメリカ合衆国テネシー州37660,キン グスポート,ロックウッド・ロード 3832 (56)参考文献 特開 昭51−146905(JP,A) 特開 昭57−10663(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A) 線状分子構造中にカルボニルオキ
    シ結合基を有し、その結合基の80%までがカルボニルア
    ミド結合基であり得る少なくとも一種の線伏水分散性ポ
    リマーからなる重合体材料、ただし該ポリマーは0.1乃
    至1.0の内部粘度(フェノール/テトラクロロエタン60/
    40重量部の溶液中25℃、溶剤100mlにポリマー0.25グラ
    ムの濃度で測定された値)を有し、該ポリマーはヒドロ
    キシ当量とアミノ当量(100モルパーセント)に対して
    実質的に等モル比の酸当量(100モルパーセント)を含
    有し、該ポリマーは下記の諸成分(a)、(b)、
    (c)及び(d)又はそのエステル形成誘導体若しくは
    エステルアミド形成誘導体の反応生成物を含有する; (a) 少なくとも一種の二官能価ジカルボン酸: (b) 芳香族核又は脂環核に一個以上のスルホン酸陽
    イオン基が結合した一種以上の二官能価スルホモノマー
    (ただし官能基は水酸基、カルボキシル基又はアミノ基
    である)を酸当量、ヒドロキシ当量及びアミノ当量全合
    計を200モルパーセントに等しいとして4乃至25モルパ
    ーセント: (c) グリコール又はグリコールと−NRH基2個を有
    するジアミンとの混合物から選択される一種以上の二官
    能価反応物、ただし該グリコールは、 (1) ヒドロキシ当量又はヒドロキシ当量とアミノ当
    量との合計モルパーセントを基準として15モルパーセン
    ト以上が構造式 HOCH2−CH2 nOH (ただしnは2乃至20の整数である)を有するポリエチ
    レングリコール、又は (2) ヒドロキシ当量又はヒドロキシ当量とアミノ当
    量との合計モルパーセントを基準として0.1乃至15モル
    パーセント未満が構造式 HOCH2−CH2 nOH (ただしnは2乃至500の整数であり、前記範囲内にあ
    る前記ポリエチレングリコールのモルパーセントは、前
    記範囲内のn量に反比例する)を有するポリエチレング
    リコールの2個の−CH2−OH基を含有する;及び (d) 一個の−C(R)−OH基を有するヒドロキシ
    カルボン酸、一個の−NRH基を有するアミノカルボン酸
    及び一個の−C(R)−OH基と一個の−NRH基とを有
    するアミノアルコール、又は前記の二官能価反応物の混
    合物から選択される二官能価反応物を無し又は一種以
    上、 ただし、反応物(c)又は(d)申の各RはH原子又は
    1乃至4炭素原子のアルキル基である;及び (B) 前記重合体材料に分散された顔料材料、ただし
    前記重合体材料の合計量に対する顔料の重量比は1/1000
    乃至10/1である; からなる印刷及び被覆用インキ。
  2. 【請求項2】重合材料が、 (A) 0.28乃至0.35の内部粘度を有し、75乃至84モル
    %のイソフタル酸とそれに対応する25乃至16モル%の5
    −ナトリウムスルホイソフタル酸とからなる酸残部、及
    び45乃至60モル%のジエチレングリコールとそれに対応
    する55乃至40モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノー
    ル又はエチレングリコール又はそれらの混合物とからな
    るグリコール残部を有する一種以上のポリエステル、及
    び (B) 重合体材料の合計量に対して1/100乃至5/1の重
    量比で前記ポリエステル材料に混合された顔料材料 からなる請求項1記載のインキ。
  3. 【請求項3】前記の酸残部が80乃至83モル%のイソフタ
    ル酸とそれに対応する20乃至17モル%の5−ナトリウム
    スルホイソフタル酸とからなり、かつ、前記グリコール
    残部が52乃至56モル%のジエチレングリコールとそれに
    対応する48乃至44モル%の1,4−シクロヘキサンジメタ
    ノールと からなる請求項2記載のインキ。
  4. 【請求項4】顔料が、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.
    ピグメントブルー27、C.I.ピグメントレッド49:2、C.I.
    ピグメントレッド81:1、C.I.ピグメントレッド81:3、C.
    I.ピグメントレッド81:X、C.I.ピグメントイエロー83、
    C.I.ピグメントレッド57:1、C.I.ピグメントレッド49:
    1、C.I.ピグメントバイオレッド23、C.I.ピグメントグ
    リーン7、C.I.ピグメントブルー61、C.I.ピグメントレ
    ッド48:1、C.I.ピグメントレッド52:1、C.I.ピグメント
    バイオレッド1、C.I.ピグメントホワイト6、C.I.ピグ
    メントブルー15、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグ
    メントブルー56、C.I.ピグメントオレンジ5、C.I.ピグ
    メントブラック7、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピ
    グメントレッド48:2、C.I.ピグメントブルー15:3からな
    るカラーインデックス材料の一種又は混合物である請求
    項1、2又は3のいずれかれ記載のインキ。
JP62503214A 1986-05-20 1987-05-19 インキ組成物 Expired - Lifetime JP2563419B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US86499686A 1986-05-20 1986-05-20
US864,996 1986-05-20
US5045287A 1987-05-18 1987-05-18
US050,452 1987-05-18
US50,452 1987-05-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01503071A JPH01503071A (ja) 1989-10-19
JP2563419B2 true JP2563419B2 (ja) 1996-12-11

Family

ID=26728288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62503214A Expired - Lifetime JP2563419B2 (ja) 1986-05-20 1987-05-19 インキ組成物

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP0325581A1 (ja)
JP (1) JP2563419B2 (ja)
AU (1) AU599672B2 (ja)
CA (1) CA1323126C (ja)
WO (1) WO1987007289A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1322805C (en) * 1986-06-02 1993-10-05 Charles Herbert Coney Ink compositions and preparation
US4847316A (en) * 1987-05-06 1989-07-11 Eastman Kodak Company Aqueous dispersion blends of polyesters and polyurethane materials and printing inks therefrom
US4921899A (en) * 1988-10-11 1990-05-01 Eastman Kodak Company Ink composition containing a blend of a polyester, an acrylic polymer and a vinyl polymer
US5055500A (en) * 1989-10-24 1991-10-08 Eastman Kodak Company Process for treating pigments
JPH05501428A (ja) * 1989-11-06 1993-03-18 イーストマン コダック カンパニー 耐ブロッキング性の改良された水性インキ
US5143671A (en) * 1990-10-31 1992-09-01 Eastman Kodak Company Fluidized bed process for treating pigments

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3734874A (en) * 1970-02-27 1973-05-22 Eastman Kodak Co Polyesters and polyesteramides containing ether groups and sulfonate groups in the form of a metallic salt
FR2311820A1 (fr) * 1975-05-22 1976-12-17 Eastman Kodak Co Compositions de colorants et de matieres thermoplastiques pouvant etre dispersees dans l'eau et leur application a l'impression par report thermique
US4145469A (en) * 1977-10-11 1979-03-20 Basf Wyandotte Corporation Water-insoluble treated textile and processes therefor
JPS5710663A (en) * 1980-06-20 1982-01-20 Toyobo Co Ltd Aqueous printing ink

Also Published As

Publication number Publication date
AU599672B2 (en) 1990-07-26
EP0325581A1 (en) 1989-08-02
AU7480587A (en) 1987-12-22
JPH01503071A (ja) 1989-10-19
WO1987007289A1 (en) 1987-12-03
CA1323126C (en) 1993-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4883714A (en) Ink compositions and preparation
KR970011099B1 (ko) 폴리에스테르와 아크릴 중합체의 혼합물을 함유하는 잉크조성물
US4402262A (en) Printing process and printing compositions
CN1496393A (zh) 光变油墨组合物及其应用
CA2457864C (en) Water-based screen printing ink
JPH04500981A (ja) ポリエステル、アクリルポリマー及びビニルポリマーの配合物を含有するインク組成物
US4940744A (en) Insolubilizing system for water based inks
US4912157A (en) Ink compositions and preparation
JPH06504084A (ja) インクミルベース及びその製造方法
JP2563419B2 (ja) インキ組成物
US4772491A (en) Coating process
US11814795B2 (en) Coating for recyclable paper
US4855344A (en) Ink compositions and their preparation
JP2573637B2 (ja) インキ組成物とその調製法
EP0291759B1 (en) Ink compositions and preparation
EP0291758B1 (en) Ink compositions and preparation
US5498661A (en) Binder for chemical-resistant inks
US4916177A (en) Ink compositions and preparation
EP0351328A1 (en) Curable ink compositions
US5041489A (en) Ink compositions and preparation
CA2073016A1 (en) Aqueous inks having improved resistance to blocking
US4001027A (en) Ink containing methylenedisalicylic acid and method for offset printing
JP3035891B2 (ja) 昇華転写受像体用水系ポリエステル樹脂組成物
JPS59137597A (ja) 紙用塗工組成物
SU1298227A1 (ru) Водоразбавл ема печатна краска