JPH01502995A - 移動可能な支承部分を備えたカレンダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 移動可能な支承部分を備えたカレンダ 本発明゛は、請求の範囲第１項の上位概念に記載の形式のカレンダに関する。

このようなカレンダは、例えば製紙工場で紙の加工若しくは仕上げのために用い られる。カレンダは複数の中間ローラを有しており、中間ローラは最上位と最下 位のローラ間に配置されていてかつ、該ローラによって圧着可能であり、これに よってカレンダのローラ間に圧力が生じる。個々のローラ間の間隙−いわゆる締 め付は−を締め付は幅全体に互ってできるだけ同じ間隔にしたい、このことは周 知のようにいわゆる掛かる重量によって妨げられ、この重量は両側で各ローラに 下方へ作用する。カレンダのスタンドとローラとの間に掛かる重量を受け止める ための締め付は力減衰装置を配置することは公知である。例えばヨーロッパ出願 第８６１１６６９５．７号明細書（Ｗ−Ｇ、５ｔｏｔｚ　）から公知のカレンダ においては、締め付は力減衰装置が液力式のシリンダ／ピストン・モータであり 、このシリンダ／ピストン・モータを用いて掛かる重量に抗して作用する力が調 節可能である。この場合、中間ローラは支承部分に支承されており、この支承部 分が滑り案内に沿って高さ方向移動可能である。カレンダにおいては個々のロー ラの直径がローラの表面の消耗によって変化するので、ローラが位相的に異なる 高さ位置にあり、このことは締め付は力減衰装置によって追随されねばならない 。一般的に、締め付は力減衰装置のための支持部分はスタンドに高さ方向移動可 能に配置されている。従来の構造の主な問題は、締め付は力減衰装置のための支 えようとする個々のローラ間に与えられる制限された空間から生じる。

本発明の課題は、締め付は力減衰装置及び締め付は力減衰装置の移動可能な支持 部分の構造にあり、この構造が制限された空間状態において使用可能でありかつ 比較的に簡単な手段で操作可能であるようにすることである。本発明に基づく装 置が既存のカレンダに後から装着できるようにしたい。

前記課題は、冒頭に述べた形式のカレンダにおいて請求の範囲第１項の特徴部分 に記載した手段によって解決される。

本発明の対象を以下に詳細に説明する。説明は図面に関連して行う。

第１図はカレンダの概略的な側面図、第２図は本発明に基づく締め付は力減衰装 置の部分断面図、第３図は第２図の矢印Ａの方向で見た図である。

中間ロー２１１の軸１６を回転可能に支承する支承部分１４１は、構成部分１４ ２で以て滑り案内４３内を高さ方向移動可能であり、滑り案内はスタンド６に設 けられている。掛かる重量を受け止めるために支承部分１４１に締め付は力減衰 装置３の一方が取り付けられている。第１図の実施例では締め付は力減衰装置３ は液力式のシリンダ／ピストン・ユニットであって、シリンダ／ピストン・ユニ ットのピストンロッド４０、即ち締め付は力減衰装置３の他方が点４７で支持部 分１８に支えられている。支持部分はスタンド６に摺動可能に、滑り案内４３に 対して平行に配置され、かつねじスピンドル４８に懸架されており、ねじスピン ドルは滑り案内４３に対して平行に延び、スタンド６によって保持されていてか つ、同じくスタンド６に取り付けられたモータ（図示せず）及び伝動装置によっ て回転可能である。各支持部分１８がねじスピンドルに対して個々に接続可能で あり、その結果支持部分は運動可能な支承部分１４１に対して個々にかつ、支承 部分１４１の所定の高さ位置に相応して支承部分に対する所望の相対位置に移動 させられる。このような相対位置は、締め付は力減衰装置３のシリンダ内でのピ ストンの所定の行程が得られるように締め付は力減衰装置３のピストンを締め付 は力減衰装置のシリンダ内の中間位置にもたらし、支承部分１４１の保持、上昇 及び下降が行われる。

第２図及び第３図に示しである有利な実施例では、支持部分がナツト５７として 構成されており、ナツトがねじスピンドル４８の回動によって滑り案内４３に対 して平行に移動可能である。

締め付は力減衰装置３は支承スリーブ５０を有しており、支承スリーブはねじス ピンドル４８を取り囲んでおり、ねじスピンドルは支承スリーブ５０を接触する ことなしに貫いている。支承部分１４１の取り付けられる支承スリーブ５０は、 図面に示しであるようにねじ結合されている。支承スリーブ５０の内部にシリン ダ室を設けてあり、シリンダ室はリング状のピストン５２を収容するために構成 されており、ピストンはシリンダ室内で上側の室５７及び下側の室５３を制限し ている。ピストン５２は下方に向いた支持部分５４を備えており、この支持部分 はいわばピストンロッドの役割を行い、その結果ピストン５２、ピストンと一緒 に支承スリーブ５０及び支承スリーブを介して支承部分１４１が、ここでは締め 付は力減衰装置３の支持部分を成すナツト５７に支持可能である。

ナツト５７をねじスピンドル４８に沿って移動させるＩ；めに、ねじスピンドル ４８と一緒のナツト５７の回動が阻止されねばならない。このことはストッパ装 置５６を用いて行われ、ストッパ装置は支承部分１４１に支えられている。これ によって、ナツト５７の回動がロックされ、ナツトがねじスピンドル４８の回動 に際しねじスピンドルに沿って移動させられる。

ナツト５７の移動は、ねじスピンドル４８が例えばスタンドのめねじ内に案内さ れることによっても可能である。ねじスピンドルの回動に際し、ねじスピンドル が上方若しくは下方へ走行する。ラッチ５６が解離されていると、ナツト５７は ねじスピンドル４８と一緒に上下動する。

有利な実施例に基づき、ナツト５７は軸線平行に外歯の付けられた歯車であり、 外歯内に空気力式に操作可能なラッチ５６が係合して、ナツト５７の回動が阻止 される。ナツト５７の移動はもちろんラッチ５６に関連して外歯の長さに亙って のみ可能である。このことはナツト５７の構造に委ねられねばならない。

締め付は力減衰装置３は次のように機能する：中間ローラ１１がカレンダのいわ ゆる閉鎖の際に最下位のローラを用いた持ち上げによって運転位置に移される。

ナツト５７は室５１及び５３の開放に際し支承スリーブ５０の下側の縁部に対す る所望の相対位置へ移動させられる。上側の室５１を圧力媒体で充填することに よってピストン５２が下方へ移動させられ、その結果支持部分５４がナツト５７ に支えられる。室５１内の圧力は掛かる重量を受け止めるために必要な力を生ぜ しめる。最下位のローラｌの降下によるカレンダの開放に際し、上側の室５１が 開かれ、その結果ピストン５２が支持部分５４と一緒に上方゛へ運動し、支承部 分１４１が下方へ降下して、支承スリーブ５０の下側の縁部がナツト５７に当接 する。このことは、カレンダを急速に開放する場合には下側の室５３に圧力媒体 を？速に充填することによって加速される。後に上側の室５３が圧力下にさらさ れねばならない場合には、下側の室５３が開けられ、排気されねばならない。

支承スリーブ５０の下側の縁部とナツト５７との間の設定された間隔はカレンダ の開放に際し瞬間の作業位置から開放位置へ下方へ中間ローラ１１の落下する距 離を規定する。もちろん前記間隔は、ローラの支承されている支承部分１４１を カレンダの開放に際し通過させる距離でもある。前記間隔はカレンダの上側から 二番目のローラにおいて最小であり、下側のローラにおいて次第に大きくなり、 下側から二番目のローラにおいて最大である。これによって、カレンダの個々の ローラ間の間隙が同じ幅を有する。

国際調査報告 国際調査報告 ＤＥ　８８００１２６ ＳＡ　２１０１１

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．移動可能な支承部分（１４１）を備えたカレンダであって、支承部分内に、 最上位と最下位とのローラ（１）間に配置された中間ローラ（１１）が軸（１６ ）で以て支承されており、支承部分に締め付け力減衰装置（３）が一方の側で取 り付けられており、締め付け力減衰装置の他方の側が高さ方向移動可能な支持部 分（１８）に支えられており、支持部分がスタンド（６）に懸架されており、支 承部分（１４１）の高さ方向移動のためにスタンド（６）内に滑り案内（４３） が設けられており、支承部分（１４２）が滑り案内のために適合させられている 形式のものにおいて、締め付け力減衰装置（３）が支持部分（１８）に支持され ており、支持部分（１８）が、スタンド（６）に保持されモータ及び伝動装置を 用いて回転可能でかつ支持部分（１８）に個々に接続可能なねじスピンドル（４ ８）によって移動可能でありかつ、関連する支承部分（１４１）に対して該支承 部分の高さ位置に相応して所望の相対位置に移動可能であることを特徴とする、 移動可能な支承部分を備えたカレンダ。 ２．支持部分がねじスピンドル（４８）の回動によって移動可能なナット（５７ ）として構成されており、締め付け力減衰装置（３）がねじスピンドル（４８） を取り囲む支承スリーブ（５０）内に配置されており、支承スリーブが支承部分 （１４１）に取り付けられていて、内部にねじスピンドル（４８）に対して同心 的なシリンダ室（５１若しくは５３）を有しており、シリンダ室がねじスピンド ル（４８）を取り囲むリング状のピストン（５２）を収容するために構成されて おり、ピストンが円筒状の支持部（５４）を備えており、これによってピストン （５２）がナット（５７）に支持可能である請求の範囲第１項記載のカレンダ。 ３．支持するナット（５７）の、ねじスピンドル（４８）と一緒の回動が、支承 部分（１４１）に支持されたストッパ装置（５６）によってロック可能であり、 これによってナット（５７）がねじスピンドル（４８）に沿ってねじスピンドル の回動に際し移動させられる請求の範囲第２項記載のカレンダ。 ４．ナット（５７）が外歯の付けられた歯車でちり、歯車の軸線平行な外歯内に ラッチ（５６）が係合させられ、ナット（５７）のねじスピンドル（４８）と一 緒の連行回動が停止させられ、これによってナット（５７）がねじスピンドル（ ４８）の回動に際しねじスピンドルに沿って所望の高さ位置に移動可能である請 求の範囲第３項記載のカレンダ。 ５．ラッチ（５６）がナット（５７）に対して空気力式に接続可能である請求の 範囲第４項記載のカレンダ。 。６．ねじスピンドル（４８）がスタンド（６）に対して軸線方向に移動可能で ある請求の範囲第２項記載のカレンダ。