JPH01502742A - アンカーウィンチに係わる装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 アンカーウィンチに係わる装置 本発明は、請求の範囲第１項に記載したようなアンカーウィンチに係わるｉ！置 に関する。

レジャー用船舶（ｐｌｅａｓｕｒｅ　ｃｒａｆｔ）に今日一般に装備されている アンカーウィンチはドライヴプーリーに関する手作動カップリングを備えていて 、アンカーを投下する（投錨する）際にドライヴシャフトからドライヴプーリー を解除できるように、又、それ故にアンカーが比較的迅速にスライドできるよう にしている。レジャー用船舶にとって、この用語は現状に於てはその他の比較的 小型の船舶を含んでいるのであるが、上述したようなアンカーウィンチが使用す るのに非常に都合が良い。殆どの場合にはアンカーを急いで投下する必要はなく 、従ってアンカーは、ウィンチの電気モーターを逆転させることによってウィン チの助けを借りてホイールハウスから投下されるのである。迅速に投錨する必用 性がある場合にのみ、ドライブプーリーが手操作によって解除されるのである。

特に船尾に於ては、アンカーは急いで投下されねばならない、迅速な投錨が要求 される典型的な状況は、船舶がゆっくりと岸へ向けて進んでいる状態に於てその 岸から４０〜５０ｍの沖合に投錨する場合である。このような場合に於ては、船 舶を沖合に係留しなければならない一方で、船舶の前進を速めることが望まれる 。時間的な余裕は無く、迅速に投錨されねばならないのである。

本発明の目的は、ドライヴモーターを逆転させることによって、即ち、歯止めを 解除することによって、アンカーを迅速に投下できるようにすることである。本 発明によれば、これは請求の範囲第１項に記載した特徴によって達成されるので ある。

本発明の他の特徴及びその利点は、図面に示した実施例の説明に関連して以下に 一層詳細に説明される。

第１図は船舶の船尾に備えられたアンカーを示している。

第２図は本発明を満たすドライヴプーリーを示している。

第３図は第２図のドライヴプーリーを自由端側から見た状態で示している。

第４図は第２図に於る線ｒＶ−ｍＶに沿う断面図。

第５図はドライヴプーリー（カバー付）の軸線方向の断面図。

第６図はリフト部材をリフト位置として、第２図における反対側から見たドライ ヴプーリーを示している。

第７図はリフト部材をリフト位置とした第３図と同様な断面図である。

第１図に於て、船舶１の船尾側が示されており、アンカーウィンチ３はチェーン ボックス２上に取り付けられている。ここで、ドライヴプーリーはスプリットホ イールとされており、又、アンカーケーブルはチェーン４とされている。ドライ ヴプーリー５は第２図〜第７図に示されている。

第４図及び第５図に示されているようにカップリングポス６は、ウィンチ３の電 気モーター（図示せず）で駆動されるドライヴシャフト上に、キー７によって固 定されている。ドライヴシャフト８は外側端部にねじ９を形成されている。ドラ イヴプーリーはボス６上に緩く回転するように取り付けられている。ドライヴプ ーリーのボアーは、両側へ向かって円錐形に拡大１０するように形成されている 。カップリングコーン１１がシャフト８上に取り付けられ、ねじ部分９上に螺合 されたクランプナツト１２によってコーン壁面１ｏに対して押し付けられるよう になされている。これら両部材の間にはリング１３が介在されている。カップリ ングコーン１１は軸線方向の歯１４を備えており、これらの歯はポス６の端面に 形成された半径方向のｍｉｓ内に係入される。カップリングコーンとボスとの間 には、ばねワッシャー１６が配備されている。図示した位置に於て、ドライヴプ ーリー及びドライヴシャフトは駆動連結されるのである。

環状ディスク１７が、カップリングコーン１１のディスクカラーとドライヴプー リーのフランク１９との間に取り付けられている。プレートカラー１８はこの環 状ディスク１７をフランク１９へ向けて押し付けるが、スリップ連結が行われる ようにする程度とされる。プレートカラー１８と環状ディスク１７との間、環状 ディスク１７とフランク１９との間には、それぞれプラスチック材で作られた摩 擦板２８．２９が配置されている。環状ディスク１７はドライヴプーリーのフラ ンクに形成されている小さな環状エツジ２０の上に回転可能に取り付けられる。

環状ディスク１７はリフト部材２１を担持している。このリフト部材は、ドライ ヴプーリーの周面部分を覆うように延在されているドーム形プレートの形状をし ている。環状ディスク１７から２つのストッパー２２及び２３が突出されている 。これらのストッパーはチェーンボックス２の頂部に取り付けられているストッ パー２４と協働される。第２図〜第５図に於て、リフト部材２１はニュートラル 位置、即ちリフト部材がチェーンの保合セクターから外れている位置、にある。

従ってチェーン４は、リフト部材と干渉することなく、引っ張ることが可能とな されるのである。リフト部材はストッパー２２がストッパー２４と接触されてい るので、ドライヴプーリーの回転運動によって回転されることができないのであ る。

モーターが逆転されると、ドライヴプーリー５は、反対方向へ回転してアンカー チェーンを繰り出すようにする。スリップ連結であるために、環状ディスク、従 ってリフト部材はストッパー２３がストッパー２４と回転するまで回転する。そ して、リフト部材は第６図及び第７図に示されるような位置に位置付けされる。

即ち、チェ−ンの保合セクター内に位置するような位置にリフト部材が位置付け される。又、リフト部材は、ドライヴプーリー、この場合にはスプリットホイー ル５とは駆動連結されない位置にチェーンを持ち上げる。これによってチェーン は自由にスライドできるようになされる。

図示したように、リフト部材は２つのアーム２６及び２７によってドライヴプー リーの１２５内をガイドされる。リフト部材２１はドライヴプーリーの周面に接 触される。

明らかとなるように、本発明は同様に設計されたドライヴプーリーとともにアン カーロープに使用することもできる。

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Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. １．アンカーケーブル（４）用の逆転可能なドライヴブーリー（５）を含んでな る、レジャー船舶用のアンカーウインチに係わる装置であつて、 ドライヴブーリーの周面の一部がリフト部材（２１）によつて差し渡されていて 、このリフト部材は前記ドライヴブーリーの軸線回りに回転可能であるとともに 、ドライヴブーリー（５）とスリツブ連結（１７〜１９）されており、又、ドラ イヴブーリー上のケーブルの係合セクターから外れた位置と、リフト部材（２１ ）が係合セクター内にあつてドライヴブーリーと駆動協働する状態から外すよう にケーブルを持ち上げる位置と、の間にてリフト部材（２１）が回転移動するの をストツパー（２２〜２４）で制限していることを特徴とする、アンカーウイン チに係わる装置。
2. ２．ドライヴアーリー（５）がスプリットとされ、アンカーケーブルがチェーン とされたことを特徴とする請求の範囲第１項に記載の装置。
3. ３．リフト部材（２１）がドライヴブーリーの周面にスライド接触されているこ とを特徴とする請求の範囲第１項又は第２項の何れかに記載の装置。
4. ４．ドライヴブーリーとリフト部材との間の摩擦軽減コーティングを特徴とする 請求の範囲第３項に記載の装置。
5. ５．リフト部材（２１）は環状ディスク（１７）に連結され、環状ディスク（１ ７）はドライヴブーリー（５）の一方の端面に回転可能に取り付けられるととも にドライヴブーリーシヤフト（８｝上で移動可能な部材（１８）の一方の面（１ ９）に向けて押し付けられ、これによりスリツブ連結を形成するようになつてい ることを特徴とする請求の範囲第１項から第４項迄の何れか１項に記載の装置。
6. ６．前記移動可能な部材（１８）がドライヴブーリー（５）とそのドライヴシヤ フト（８）とを連結させるためのカツブリングコーン（１１）の一部を形成して いることを特徴とする請求の範囲第５項に記載の装置。