JPH01502075A - ミニチュア植物のための植木鉢 - Google Patents

ミニチュア植物のための植木鉢

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JPH01502075A
JPH01502075A JP50228586A JP50228586A JPH01502075A JP H01502075 A JPH01502075 A JP H01502075A JP 50228586 A JP50228586 A JP 50228586A JP 50228586 A JP50228586 A JP 50228586A JP H01502075 A JPH01502075 A JP H01502075A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ミニチコ、ア植物のための植木鉢 発明の背景 発明の分野 この発明は、植物の完全な生育に必要とされる栄養基質を収容するのに必要な容 積よりも小さな容積を有する栽培空間を規定する栽培容器を具備する、種化植物 の栽培のための植木鉢に関する。
極めて小ざな容器中で植物を栽培して包旋状の根生長を妨げ、すなわち、十分に 多くの細い根を形成することなく接線方向の根生長に1執させることによって植 物の生長を制限する方法に関する、先に提案された植木鉢は米国特許第4,09 8,021号に開示されている。この特許には、包旋状の根生長の妨害は、根が それを通過して生長することは実質的に防止されるが栄養分は根に到達すること ができるような大きさの開口部、すなわち輻0.05■朧ないし0.3mmの開 口部を容器の壁に設けることによって行なわれることが教示されている。容器は 栄養物質によって囲包されなければならず、その意図するところは植物がその生 長に必要な栄養物質の少なくとも1部を周りの栄養物質から小さな根毛を介して 得、それによつて根が栄養を探して巻きながらすなわち包旋状に生長することを 抑えるということである。しかしながら。
実験によると、開口の大きさがこれを介しての根の生長を実質的に防止する程度 に小さな場合には、包旋状の根生長を防止するのにも小さすぎ、根はあたかも壁 に全く開口がないかのように包旋を形成することが示された。
この方法のさらなる欠点は、この特許に開示された機能的な原理が、直径O,O Sないし0゜3■の開口部は詰まることがないということに依存していることで ある。
従って、栽培容器容半の状態を連続的にチェックし、必要ならば掃除するか取り 代えなければならない、さらに、材料として厳しい要件に合致するものを用いな ければならず、さもなければ、避けることかできない根の生長の故に容器が時期 早尚に割れるおそれかあり生長抑制効果か失われる。それぞれの容器はまた。# 腐食性材料、好ましくはステンレススチールガーゼてっくらねばならない。この ような材料は高価であり場合によっては入手困難である。
この問題を解決する1つのアプローチは、いわゆる盆栽のような、永久の繕性を 有する植物を栽培することができる、特殊な内部の細溝(slot)を有する植 木鉢を提供することである。植物は水及び栄養物質が与えられた、土のような適 当な基質中に根を形成する0例えば焼成粘度のような多孔質の材料から成る栽培 容器が、植木鉢のための外部収容容器中に、栽培容器の外表面と収容容器の内表 面との間に空間ができるように収容容器中に置かれる。そうすることによって、 栄養分が溶けた又は溶けていない水を上記空間中に満たし、この水が多孔質材料 を通過して容器内の基質に水分を与えるようにすることができる。このように、 栽培容器の外表面と外部収容容器の内表面との間の空間は、水分及びそれに溶解 されたあらゆる栄養分の供給及び貯蔵の役割を果たす。
しかしながら、植物容器の壁を介して栄養分を供給することにはいくつかの問題 があることがわかった0例えば、栽培容器の壁を介しての栄養物質の供給は、植 物容器が非常に粗い多孔質構造を有している場合にのみ可能である。このため、 使用することができる材料の選択が制限される。さらに、孔が詰まると同様な問 題が発生する。さらに、栄養物質は壁中に存在する細溝の底部に優先的に配分さ れるかもしれない。このような細溝はこれらを中間空間と隔てている壁中ての幅 が極めて小さいのて、局所的な過肥又は根毛の焼き付きさえ生じ得る。
多くの実験の結果、栽培容器と収容容器の間の空間は水の貯蔵器としてのみ用い 、栄養物質は直接栽培空間に加える、すなわち基質の側部からではなく上部から 加えることが好ましいことがわかった。そうすると、ある程度多孔質であるとい うことを除きもはや植木鉢の材料の性質に関する制限がなくなり、前記空間内の 水を用いて完全な湿潤作用のみを確保すればよいことになり、栄養物質が壁を介 して輸送されることが確保される必要はなくなる。
水分の必要性が比較的低い1例えばサボテンのような植物を栽培する場合、ある いは、水分が過度に速く蒸発するおそれがない場合には、上部から導入する栄養 物質溶液の水分で必要な水分を十分に供給することができ、他の追加的な水分供 給源は不要であり、ギャップ中の水貯蔵器も不要であることが認められた。従っ て、さらなる受容容器を設ける複雑さを省くことができる。
また別の先に提案された植木鉢システムは、収容容器なしに用いられる栽培容器 を具備し、この外側表面上には耐水性、好ましくは耐拡散性カバ一層が設けられ ている。好ましくは、その外側底表面には、このようなカバ一層と容器の壁との 間にはギャップがない。グレーズの形態にあるこのようなカバ一層により、サボ テン等のような低い水分要求植物を満足に栽培することがてきる。なぜなら、栄 養物質溶液の形態にある水分が上部から粒子状基質に直接供給されるからである 。
しかしながら、高い水分要求性を有する植物を栽培する場合には、園芸心のない 人が定期的に正しい量だけ水を与える週間を獲得することばないであるから植物 が損傷を受ける。さらに、米国特許第4,098,021号に教示されたように つくられた容器の場合のように、上記した植木鉢の全ては製造に手間がかかる。
なぜならスチールフォイル等に小さな開口を設けるためには特殊な技術を適用す ることが必要であり、しかもその孔を常に精密に制御できるとは限らないからで ある。
しかしながら、細溝を有する粘度容器等を用いる場合には、細溝の領域の壁圧を 小さく保とうとすると製造操作が複雑になる。細溝の形状に追随しない適当に厚 い壁の材料中に細溝を設ける1例えば壁の厚さ内に細溝を設けることが最も単純 ではあるが、そうするとかなりの壁圧が必要となり、容器が重くなるだけではな く、これを製造するのに多量の材料が必要になる。
発明の概要 従って、この発明の目的は、大量生産に適した、ここで特定した型の植木鉢を提 供することである。
さらにこの発明の目的は重量が軽い、このような植木鉢を提供することである。
これらの及び以下の明細書において現れるこれら以外の目的を達成するために、 栽培容器の少なくとも内側には、柔軟フオーム、ゴム等のような柔軟な弾性材料 が設けられている。数多くの試行により、柔軟な弾性材料は、栽培する植物の根 の広がりに対し、細溝状の根の矯正部材と同様な効果を有し、根の包旋状又は回 転状の生長が成功的に妨げられ、栽培される植物が永久的に旙性を有するように なることがわかった。この点に関し、栽培容器はその全体を、極めて廉価な大量 生産製品として柔軟な弾性材料で形成してもよく、例えば従来の泡モールド装置 で製造することもできる。さらに、栽培容器の重量は極めて軽く保つこともでき るが、所望により、ある程度増やして栽培容器の強度を高めることもできる。
ドイツ国公告特許明細書第2,434,538号には例えばオープンセルフオー ム(open−celled foam)の形態にあるような1弾性材料の裏打 ちのある植木鉢を用いることが開示されているけれども、その意図するところは 、植木鉢の内張として薄い柔軟な泡層を用いることにより、正常な大きさに栽培 される植物の生長を最も速くかつ最も元気に行なうことにある。柔軟な泡層は水 及び酸素を貯えるので、水分及び酸素の貯蔵器として働く。このドイツ公告特許 明細書は、この層が根の末端を停止させ包旋状に生長させず、オーブンセル柔軟 フオームに到達すると水分及び酸素を取り上げさせることを開示している。
一方、本発明の教示によると、柔軟な弾性材料の貯蔵能力は重要ではなく、水葬 浸透性であってさえよい。
さらに、この発明の教示によると、正常な植物の生長にとって小さすぎ、根毛は 貫通てきないがたわませることができる柔軟な弾性材料て囲包された栽培空間が 提供される。柔軟な壁に到達した根毛は、最初に道を譲る柔軟な壁表面によって 「混乱」させられ、壁が固くてたわまない場合のように横方向に伸びてはいかな い、太い根はおそらく、根毛をあまり大きく生長させることなく柔軟な表面を貫 通するであろうが、次に柔軟材料中に捕獲される。従ワて、この発明の目的に沿 って、オープンセル柔軟フオームの貯蔵能力は水及び酸素を貯蔵するためには用 いられない。そうではなくて、柔軟な弾性を有し、一般的に水透過性の裏打ちは 、植物の正常な生長のためには十分に大きくはない栽培空間の、柔軟で弾性を有 する周壁の表面を与える機械的性質の故に用いられるのである。
この発明のさらなる特徴は健#請求の範囲中に規定されている。
柔軟な弾性材料は、水の損失を防ぐために特殊な手段を講じる必要がないように 、少なくとも実質的に水弁透過性のものを用いることができる。しかしながら、 材料は、いくらかの水貯蔵能力とそれでいてなおかつr道を譲る」機能を有する ものであってもよい。
さらに、柔軟な弾性材料は非透過性の収容容器中に置かれていることが最も好ま しく、そうすることによって植木鉢が頑丈な外部ケーシングによって囲包され、 これらの間にギャップすなわち中間空間を設けて液体貯蔵器として機能させるこ とができ、それによって水を与える回数を減らすことができる。
この発明のさらなる特徴によると、ギャップから栽培容器内に連続的で速度調節 可能な手段を与えることがてき、水の添加を変化する状況に応じて変えることが 可能になる。
速度調節可能な水供給を行なう手段は、栽培容器の壁を通り、これと気密に係合 する多孔質体の形態をとることができる。収容容器と栽培容器との間のギャップ からの水は多孔質体に入り、その多孔質材料をぬらし、栽培空間中の基質にゆっ くりと連続的に入る。この点に関し、多孔質体を介しての水の流速は、栽培空間 中の吸収能力に依存する。すなわち、植物がその中で根を張る基質が乾燥してい る場合には多孔質体からの水分の放出ははやく、基質が比較的湿っている場合に は水分の放出はゆっくりである。流通路における栽培容器と多孔質体との間の機 密な保合の故に、水はギャップから基質に直接流れることが防止され、過度の植 物に水を与えることが防止される。
この発明のさらなる特徴において、多硬質体は収容栽培容器の内表面から、好ま しくはその底部から突出し、収容容器と一体にモールドすることがてきる。この ように多孔質体と収容容器とを一体につくることは製造上有利であるが、他方、 多孔質体を突起として形成することにより、水放出表面の大きさが増大する。底 部の表面に突起を設ける配列は有利である。なぜなら、ギャップ中の水面が多孔 質体において液体ヘットまたはヘッド圧力効果を生み出し、水の基質中への浸透 が促進されるからである。
多孔質体を円錐台又は円錐の形状に形成することもでき、そうすることによって また、製造上有利になり、特に大量生産の一部で多孔質体をモールドからはずす ことが可能になる。さらに、この円錐台又は円錐のデザインによると、栽培容器 の収容容器中への挿入が容易になり、収容容器の壁とこれを通過する多孔質体と の間により信頼できるシールか形成される。収容容器の底部と栽培容器の底部と の間にスペーサーを1、スけることも可能であり、そうするとこれらの間に第2 のギャップが形成され、このギャップはまた木て満たすことがてき、多孔質体の 周表面が常に水によって囲包されることになり、水の基質への供給か促進される 。この利益は比較的多くの水分を要求する植木にとって最も有利である。
収容容器は多孔質材料、さらに詳細に言うと耐火粘土で形成することができる。
これはスペーサーがない場合に特に有利である。なぜなら、このような場合には 、ギャップから多孔質体への水の移動か収容容器の多孔質材料を介してのみ起き るからである。また、収容容器を樹脂て形成することも可能であり、この場合に は製造コスト及び重量に関して有利になる。
この発明の植木鉢のさらなる詳細、#徴及び利点は、図示の植木鉢と共に以下の この発明の植木鉢の種々の実施例についての実施可能記載欄に記載されている。
図面の簡単な説明 第1図は第3図のI−I線断面図であり、この発明の教示に基いてつくられた植 木鉢を側面から見た図であり1図の右側と左側は、植木鉢の可能な修飾を示すた めに異なっている。
第2図は第1図に示す植木鉢の底部中心部であり、第1図において丸て囲まれて いる。
第3図はこの発明の教示に基いてつくられた植木鉢の平面図である。
好ましい具体例の記載 第1図に関し、植木鉢2の1つの具体例が示されており、その主たる部分として 収容容器4と栽培容器6とを有する。栽培容器6は収容容器4中に挿入されて栽 培容器6の外周壁表面8と収容容器4の内周壁表面との間にギャップすなわち中 間空間12がてきるようになっている。このギャップ12は水供給手段14から 、栽培される植物16のために供給される水を貯えるための空間を与え、これに ついては後に詳述する。
この発明にとって有意義なその性質については後述する、栽培容器6の材料が、 水に対して透過的である場合には、必要ならば側壁表面8上にコーティング8″ を施すことによって不所望の水分の通過を防止することができる。このコーティ ング8゛は周壁を形成するほど機械的に強くすることもてきるし、鉢の床を覆う ようにすることもてきる。さらに詳細に言うと、容器6がその外側を表面8によ って機械的に支持されている場合には、塗料又はラッカーフィルムの形態にある コーティング8fで十分である。この場合に、最も単純な場合、例えば商業的な 園芸の場合に、栽培容器6の材料が十分な水を吸収しそれを貯えることができる のであれば、十分に水密であるか又は水密のコーティングをその上に有する材料 からつくられた栽培容器6のみを有していれば十分であ −植物16は栽培空間 18中に根を下す、栽培空間18は、この例では栽培容器6の中間に形成され、 適当な固体の基質、例えば粘土粒子、火山灰、砂等の、植物16が根集団20を 形成する適当な固体の基質がその中に満たされている。
栽培空間18の容積は植物16が最終的に占める大きさに依存し、通常20ない し100 cm”である。
第3図には1例示のため、植木鉢が実物大で示されている。
第1図は例として、栽培容器6の2つの可能な修飾を示している。この第1図の 左側では、1つの栽培容器6の1つの側壁22が概して一定の断面積を有してい る。第1図の右側では、側壁が、その頂端部にステップ24を有し、このステッ プ24はまた栽培空間18の基質で覆うことができ側壁22の比較的狭い部分2 6のみが見えるようにすることができる。この実施例は、特に側壁22が比較的 厚い場合により良い外観を与える。
収容容器4の製造に用いられる材料は、規則として耐火粘±てあろうし、容器4 には液密又は非浸透性コーティング、例えばグレーズ28の形態にあるコーティ ングが設けられている。耐火粘土に加え、例えば軽石のような他の多孔質材料も 用いることができる。
収容容器を樹脂又は他の非多孔質材料で形成することも考えられる。しかしなが ら、そうすると、水がこのような材料を通過できなくなることを心に留めておく べきである。所望ならば、あるいは必要ならば、収容容器4の底表面30上に支 持足32及び34を設けることもてきる。
栽培空間18中に根を下す植¥@16を、その植物空間18の小さな容積にもか かわらず健康に保つためには、根集団20の分離した根がその生長及び拡張に伴 ってこの側壁に到達した場合に、栽培空間18の側壁すなわち周壁に沿って根が 包旋状に生長することを防止するように、根集団20の拡張に対して影響を与え ることが必要である。この目的のために、栽培容器6を形成するが栽培容器6の 材料として適当であることが見出された。このような研究中に、実験により、根 の先端、6<栽培空間18に到達するやいなや、根の半径方向の生長は止ること がわかった。すなわち、包旋状の生長はなく、細い根毛を側壁上に根集団20が 形成し、このような細%z根毛は栽培容器6の材料に緊密に隣接する。根集団2 0のこの生長中断により、植物16が永久的な矯性を獲得する。根が栽培容器6 の材料と接触するとすぐに生長を中断する理由は完全には明らかではない、しか しながら、研究によると、栽培容器6の柔軟な弾性材料により、根がこの材料に 到達するとすぐに根が「混乱」させられるように思える。なぜなら、一方におし )て根の生長を他の方向へ向ける、抵抗することがてきない障害に根が出くわし ているわけでもなく、他方、栽培容器6の材料は根集団20によつて貫通されな いからである。むしろ、半径的に伸びようとする自然の傾向の一部として、根が ゴム又は弾性抵抗に接触するようになることにより根の生長が中止される。この 点に関し、オープンセル柔軟ポリウレタンフォームを用いた場合には1強くて大 きな根がこれを貫通することは可能であるが、柔軟な弾性材料中にある根は実質 的に根毛を形成しない。中間ギャップなしに施された外部非透過性コーティング が柔軟な弾性材料に設けられている場合には、この生長はその内側で中止される であろう。他方、太い根の先端は周縁又は側表面8に現れるかもしれず、生長が 止る前に囲包する水中にいくらかの距離だけ生長するであろう0貫通した根の先 端部にもまた、この先端部分が栄養物質に遭遇せず1例えば水道水とのみ遭遇し ている場合には、同様に根毛ははえない、従って、根毛を介しての栄養物質の取 り込みは栽培空間18に限定され、植物16の生長を制限することができる。
栽培容器6の材料が水を取り込み放出できるようにし、水はコーティング8″の 存在の故にこれを通過することができないようにすることが好ましく、このよう にすることによって植物に過度に水を与え・ることを防止することができる。
第2図に示すように、例えば耐火粘土のような多孔質材料の部材36が収容容器 4の底部に設けられる0部材36の底表面38上ての配置は、部材36が収容容 器4とその底部表面38で一体に形成できるようなものであってよい、あるいは 、第2図に破線で示すように、部材36は収容容器4の底部表面38と分離して おり、この上に載置されるものであってもよい。
第1図及び第2図に示すように、部材36は、その頂端部が栽培空間18の中に 伸びるように栽培容器6を貫通する。好ましくは、円錐台又はその外形を有する ものの形態を有し、栽培容器6中の収容通路開口42は円筒状の外形を有し、栽 培容器6を収容容器4中に挿入すると(栽培容器6の通路開口に部材36を貫通 させる)通路開口42が変形し、部材36と接する通路開口42において液密な 保合が形成される。
さらに図面に基いて、栽培容器6と共に部材36の効果をより詳細に説明する。
先ず、部材36が通路開口42を介して栽培容器6を貫通するように、栽培容器 6が多孔質の収容容器4中に挿入される0次に、植物16が置かれ、栽培空間1 2が適当な基質で満たされる。栽培容器4の側壁8と収容容器4の側壁4との間 のギャップすなわち中間空間12は水で満たされており、ギャップ12は水分の 貯蔵器として働き、これは眼で容易にチェックすることができ、たまに水を上ま で加えればよい、ギャップ12中の水面をチェックし、水を上まで加えることを 容易にするためにその1端に凹部を設けることができ、すなわち、第3図に示す ように、水面指示器を設置し、ギャップ12の上まで水を加えるのに用いられる 充填開口44を設けることができる。
第1図に示されるこの発明の植木鉢2の具体例においては、凸部46(以下単に スペーサー46)が収容容器4の底部表面38上に形成されている。これらのス ペーサー46が存在することによって、栽培容器6の下側にもギャップ12°が 存在し、このようなギャップ12゜もまた水て満たすことができる。
この例において、栽培容器6の材料は、ギャップ12中の水面が過度に高い場合 には、これからそして栽培容器6を介しての水により栽培空間18が濡れすぎな いように保つために完全又は実質的に水を通さないものである。ギャップ12又 は12’からの栽培空間18への液体の供給は、第2図に模式的に示される、水 の流れの方向を示す矢印によって示されるように次のように行なわれる。すなわ ち、ギャップ12′からの水が部材36の多孔性材料を毛管現象等により通過し 1部材36の末端部分40から根集団20の栽培空間18中の基質に放出される 。この点に関し、部材36を介しての栽培空間18への水分の供給は、栽培空間 18中での基質の水分含量に依存することに大きな注意が払われるべきである。
すなわち、栽培空間18の基質が乾燥していればいるほど、基質の吸入作用によ り部材36を介しての水の供給が多くなり、その逆もまたそっである。植物16 がギャップ12から必要に応じて自動的に水を吸うことができるので、植物16 の乾燥又は過剰湿潤は実際上避けることができる。
また、栄養物質の供給は直接上から、すなわち、栄養物質を栽培空間18に導入 することによって行なうことができる。この点に関し、イオン交換作用を有する 、ゆっくりと作用する肥料が特に好ましいことがわかっており、ここから植物の 根の分泌によって個々の栄養物質が溶かし出され、次に吸収される。
図示した植木鉢2を種々変え、多くの異なる修飾及び変形を包含することがてき 、これらの全てはこの発明の範囲内に入る。これらについて以下、簡単に説明す る。
栽培すべき植物16の水分要求性が小さい場合には、スペーサー46を省略して 栽培容器6が収容容器4の底部表面38上に直接載るようにすることができる。
ギャップ12から部材36への水分の供給は、底部表面38と底部表面30との 間の領域の収容容器4の多孔質材料を介して行なわれる。
水分要求性が高く、大きな植物のためには、2又は3以上の部材36を栽培容器 6を貫通させて設けることがてきる。
部材36を収容容器4の底部表面38と一体に形成せず、それぞれの要求に合致 するように、ギャップ12又は12′から栽培空間18への水の放出を変更する 目的のために異なる程度の多孔性を有する種々の部材36を設けることもてきる 。
最初の方で述べたように、収容容器4を、例えば樹脂のような非多孔質材料で形 成することもできる。しかしながら2この点に関し、ギャップ12中の水がギャ ップ12’及び部材36を介して栽培空間18に行くことを可能にするために、 スペーサー46を設けなければならないことを心に留めておくべきである。
また、収容容器4及び栽培容器6の形状を、それぞれ、第3図に示すような長方 形以外の形にすることもてきる。収容容器4はまた、円形、楕円形又は他の目を 楽しませる形状とすることかできる。
さらなる修飾として、収容容器4及び栽培容器6が十分に大きいならば、多数の 栽培空間18を設けてもよく、この構造の植木鉢は、花又は葉の配列を形成する のに役に立つ。
最後に、収容容器4が例えば注入成型によって樹脂て形成されるならば1部材3 6を底部表面38と一体に形成してもよい、この場合、用いられる樹脂材料が多 孔質材料てないならば、ギャップ12又は12′から栽培空間18への水の通路 を開くために、何らかの通路、例えば軸方向に伸びるスリット又は溝のようなも のを例えば部材36の外側円周表面上に形成することができる。
要するに、ここに記載した植木鉢2により、永久的な旙性を有する植物の栽培が 非常に容易に手間がかからずできるようになる。必要なことは、ギャップ12中 の水面をチェックし、必要ならば水を加え、あるいはときどき遅効性肥料を与え るたけである。植物が必要とするギャップ12からの水の形態にある水分の補給 は1部材36を介して連続的に制御された速度で起きる。一定時間におりる基質 及び根への水の供給速度は最適に植物の要求によって支配される。このように、 植物が乾燥したり根が過剰湿潤状態て損傷を受ける危険性がない。
栽培容器6に柔軟な弾性材料を用いることにより、最低の価格で根の包旋状の生 長を防止することができ。
その結果、植物は永久的な旙性にもかかわらず健康な状態を保つことができる。
FIG、1 1F436 L 国際調査報告 1M16MIIl#+al Am。ll+j+、@11 N。PCT/三Pε6 100119ANNEX To T):E INTERNATIONAL 5E ARCHREPORT ON

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.植物の完全な生長に十分な量の栄養物質を収容するのに必要な容積よりも小 さな容積を有する栽培空間を規定し、少なくともその内表面は柔軟フォーム、ゴ ム等の柔軟な弾性材料で形成されている栽培容器を具備する、生長弾性を有する 植物を栽培するための植木鉢。
  2. 2.前記柔軟な弾性材料は水を吸収及び放出できる請求の範囲第1項記載の植木 鉢。
  3. 3.前記栽培容器は、その外表面に水に対して非透過性のコーティングを有する 請求の範囲第1項記載の植木鉢。
  4. 4.前記柔軟な弾性材料は、少なくとも実質的に水に対して非透過性である請求 の範囲第1項記載の植木鉢。
  5. 5.前記栽培容器がその中に置かれる収容容器をさらに含む請求の範囲第5項記 載の植木鉢。
  6. 6.前記柔軟な弾性材料は前記収容容器によってその外側が機械的に支持され保 持される請求の範囲第5項記載の植木鉢。
  7. 7.前記収容容器の底部表面と前記栽培容器の底部支持表面との間に置かれたス ペーサーを含む請求の範囲第5項記載の植木鉢。
  8. 8.前記収容容器は多孔質材料からなり、その外表面に非透過性のコーティング を有する請求の範囲第5項記載の植木鉢。
  9. 9.前記収容容器は耐火粘土から成る請求の範囲第8項記載の植木鉢。
  10. 10.前記収容容器は合成樹脂から成る請求の範囲第5項記載の植木鉢。
  11. 11.前記収容容器は水に対して非透過性である請求の範囲第5項記載の植木鉢 。
  12. 12.前記栽培容器の外周壁と前記収容容器の内周壁との間に水を滿たすための ギャップが設けられている請求の範囲第5項記載の植木鉢。
  13. 13.連続的で速度を制御できる、前記ギャップから前記栽培空間への水供給手 段をさらに含む請求の範囲第12項記載の植木鉢。
  14. 14.前記供給手段は、前記栽培容器を貫通し、水が通過する通路をその中に有 する水供給部材を有する請求の範囲第13項記載の植木鉢。
  15. 15.前記通路は多孔質材料中の孔の形態及び/又は流路の形態にある請求の範 囲第14項記載の植木鉢。
  16. 16.前記水供給部材は収容容器の底部表面から伸びている請求の範囲第14項 記載の植木鉢。
  17. 17.前記水供給部材は収容容器と一体にモールドされる請求の範囲第15項記 載の植木鉢。
  18. 18.前記水供給部材は円錐台の形態にある請求の範囲第15項記載の植木鉢。
  19. 19.植物の完全な生長に十分な量の粒状物質を収容するのに必要な容積よりも 小さな容積を有する栽培空間を規定し、内表面と外表面とを有する栽培容器を具 備し、かつ少なくとも該内表面上に設けられた柔軟な弾性手段であって、根が前 記内表面のに沿って前記栽培容器の周りに伸びる代りに、前記柔軟な弾性手段と 係合しこれを動かして外側に生長することを可能にし、次に小さな根毛を生長さ せることを可能にすることによって根の回転状、巻き状の生長を防止するものと 、少なくとも前記外表面上に設けられ水が前記外表面を通過することを防止する ための手段とを具備する、生長弾性を有する植物を栽培するための植木鉢。
  20. 20.前記栽培空間は100cc以下の容積を有する請求の範囲第19項記載の 植木鉢。
  21. 21.前記柔軟な弾性手段はポリウレタンフォームを有する請求の範囲第19項 記載の植木鉢。
  22. 22.前記柔軟な弾性手段はゴムを有する請求の範囲第19項記載の植木鉢。
  23. 23.前記柔軟載な勇往材料は水を吸収し放出することができる請求の範囲第1 9項記載の植木鉢。
  24. 24.前記柔軟載な弾性材料は〃なくとも実質的に水に対して非透過性である請 求の範囲第19項記載の植木鉢。
  25. 25.前記栽培容易がその中に畳かれる収容容器をさらに含む請求の範囲第19 項記載の植木鉢。
  26. 26.前記柔軟な弾性材料は、その外表面上で前記収容容器によって機械的に支 持され保持される請求の範囲第25項記載の植木鉢。
  27. 27.前記収容容器の底部表面と前記栽培容器の底部支持表面との間にスペーサ ーを有する請求の範囲第25項記載の植木鉢。
  28. 28.前記収容容器は多孔質材料からなり、その外表面に非透過性のコーティン グを有する請求の範囲第25項記載の植木鉢。
  29. 29.前記収容容器は耐火粘土から成る請求の範囲第28項記載の植木鉢。
  30. 30.前記収容容器は合成樹脂から成る請求の範囲第25項記載の植木鉢。
  31. 31.前記収容容器は水に対して非透過性である請求の範囲第25項記載の植木 鉢。
  32. 32.前記栽培容器の外周壁と前記収容容器の内周壁との間に水を満たすための ギャップが設けられている請求の範囲第25項記載の植木鉢。
  33. 33.連続的で速度を制御できる、前記ギャップから前記栽培空間への水供給手 段をさらに含む請求の範囲第32項記載の植木鉢。
  34. 34.前記供給手段は、前記栽培容器を貫通し、水が通過する通路をその中に有 する水供給部材を有する請求の範囲第33項記載の植木鉢。
  35. 35.前記通路は多孔質材料中の孔の形態及び/又は流路の形態にある請求の範 囲第34項記載の植木鉢。
  36. 36.前記水供給部材は収容容器の底部表面から伸びている請求の範囲第34項 記載の植木鉢。
  37. 37.前記水供給部材は収容容器と一体にモールドされる請求の範囲第35項記 載の植木鉢。
  38. 38.前記水供給部材は円錐台の形態にある請求の範囲第35項記載の植木鉢。
  39. 39.前記栽培容器は栄養物質に対して非透過性である請求の範囲第19項記載 の植木鉢。
  40. 40.前記粒状物質は火山灰である請求の範囲第19項記載の植木鉢。
  41. 41.前記粒状物質は砂である請求の範囲第19項記載の植木鉢。
  42. 42.前記粒状物質は粘土粒子である請求の範囲第19項記載の植木鉢。
  43. 43.前記水の透過を坊止する手段は塗料を有する請求の範囲第19項記載の植 木鉢。
  44. 44.前記水の透過を防止する手段はラッカーフィルムを有する請求の範囲第1 9項記載の植木鉢。
  45. 45.前記水の透過を防止する手段はグレーズを有する請求の範囲第19項記載 の植木鉢。
  46. 46.厚い壁を有する栽培容器であって、該栽培容器の体積に比較して小さく、 かつ植物の完全な生長のために十分な量の粒状物質を収容するのに必要な容積よ りも小さな容積の穴をその中に有し、柔軟な弾性材料で形成されたものと、前記 厚い壁を有する栽培容器の外表面上に設けられ、水非透過性の物質で形成された 層を具備する、弾性を有する植物を栽培するために植木鉢。
  47. 47.前記栽培容器の体積よりも大きな容積の空間を有し、前記栽培容器がその 中に収容される収容容器と、前記栽培容器を前記収容容器から分離して維持しこ れらの間に空間をつくり出すための手段と、前記空間と前記栽培容器空間とを連 通する、前記空間から前記栽培容器空間へ液体を連続的に速度制御可能に供給す るための液体供給手段とをさらに含む請求の範囲第46項記載の植木鉢。
  48. 48.植物の完全な生長に必要な空間の寸法よりも小さな栽培空間を有する栽培 容器を提供する工程と、前記空間の方を向きこれを形成する柔軟な弾性を有する 厚い壁を前記栽培容器に設け、植物の根が生長する最中に前記壁と係合しこれを 動かし次に小さな根毛を形成するようにすることによって前記空間中での植物の 根の巻き状及び回転状の生長を防止する工程と、小さな植物と粒状基質とを前記 栽培容器の前記栽培空間中に、植物の根が前記空間中で扇形に広がるように置く 工程と、前記栽培容器を介する液体連通手段を提供する工程と、前記液体連通手 段を介して前記空間中に速度を制御した態様で液体を提供する工程と、植物が根 を下している栽培容器中の粒状基質の上表面に栄養物質を分散することによって 植物に栄養物質を与える工程を含む、弾性を有する植物の栽培方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014508538A (ja) * 2011-03-21 2014-04-10 ハ キン、イン 植木鉢用給水装置

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