JPH01501848A - ボールチューブミル - Google Patents

ボールチューブミル

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JPH01501848A
JPH01501848A JP62502510A JP50251087A JPH01501848A JP H01501848 A JPH01501848 A JP H01501848A JP 62502510 A JP62502510 A JP 62502510A JP 50251087 A JP50251087 A JP 50251087A JP H01501848 A JPH01501848 A JP H01501848A
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JP62502510A
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ボグダノフ,ワシリー ステパノウィッチ
ミロシニチェンコ,イワン イワノウィッチ
ボグダノフ,ニコライ ステパノウィッチ
ボロビエフ,ニコライ ドミトリエウィッチ
プリオツキー,ウラジミール ゼルモノウィッチ
シェフチェンコ,イワン ニコラエウィッチ
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ベルゴロドスキー、チェフノロギチェスキー、インスチツート、ストロイチェルヌイフ、マテリアロフ、イメーニ、イ、アー、グリシマノワ
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    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C17/00Disintegrating by tumbling mills, i.e. mills having a container charged with the material to be disintegrated with or without special disintegrating members such as pebbles or balls
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ポールチューブミル 技術分野 本発明は、広義には粉砕し難い材料を粉砕することに係り、より詳細にはポール チューブミルに関する。
背景技術 ハウジングを有し、このハウジングが被粉砕物を供給するための取入れ口と、被 粉砕物を排出するための吐出口とを有し、このハウジングに壁板部材が収容され 、この壁板部材に孔が設けられ、この壁板部材がハウジングの内部を粗大粒子粉 砕チャンバと微小粒子粉砕チャンバとに分割するポールチューブミルは公知にさ れている。
この微小粒子粉砕チャンバの内部には環状壁板が設けられており、この環状登板 は相互に、予め定められた間隔で、ハウジングの縦軸線に対して直角に保持され ている。
これらの環状壁板のうちの幾つかの環状壁板は内径が小さく、孔が設けられてい る。これ以外の環状登板は内径が大きく、孔が設けられていない。この孔のある 環状壁板と孔のない環状登板は交互に配設されている。ハウジングは格子状部材 を有し、この格子状部材に孔があけてあり、この格子状部材は被粉砕物吐出口の 荊に配設されている(例えば、ソ連発明者証第1,024,101号、ビニレテ ィン「発見、発明、工業デザイン、商標」第23号、1983年6月23日出版 に記載、を参照されたい)。
以上説明したポールチューブミルにおいては、環状壁板は、粉砕用物体が移動す る(粉砕作用を行う)パターンに影響を与えないが、最終製品の品質を向上させ ている。ポールチューブミルのハウジングの内部の環状登板の間に粉砕用物体が あり、この粉砕用物体がハウジングの縦以外の方向に移動し、35度上げられて 、被粉砕物を粉砕する作用をほぼ完全に行う。粉砕用物体が供給された被粉砕物 の中央部にあって、この部分を停滞させ、この停滞している部分では粉砕工程を 行わないので、粉砕工程の効率を低下させる。
環状登板は、さらに、障害物としての作用し、架橋作用をするので、被粉砕物の 粒子がハウジングの被粉砕物供給口から被粉砕物吐出口まで縦方向に移動する時 の、この被粉砕物の粒子の移動速度を低下させる。その結果、被粉砕物の粒子が ポールチューブミルのハウジングの内部に滞留する時間が増加し、被粉砕物の粉 砕の程度が進み過ぎ、ポールチューブミル全体の生産能力が低下し、被粉砕物が 粉砕用物体及びハウジングのライニングに付着する力を弱くする。
発明の開示 本発明は、環状壁板がポールチューブミルのハウジングの内部に送り込まれてい る粉砕用物体のエネルギーをより合理的に分布させる作用を行い、さらに、この 環状壁板が粉砕し難い被粉砕物を粉砕する効率を向上させることができるように した構造のポールチューブミルを提供することを目的としている。
上記本発明の目的は、ハウジングを有し、ハウジングが被粉砕物を送り込むため の被粉砕物供給口と、被粉砕物を排出するための被粉砕物吐出口と、環状登板と を有し、環状壁板が予め定められた距離で離間するように配設されているポール チューブミルにおいて、環状壁板がハウジングの縦軸線に所要の取付は角で取り 付けられ、形状が楕円形であり、これに対して、隣接している環状壁板の間の空 間が、D/lanαで表わされる値よりやや大きく、ここに、Dがハウジングの 内径であり、αが環状壁板の傾斜角であり、この傾斜角が環状登板とハウジング の縦軸線との角度であるポールチューブミルによって達成される。
環状登板をハウジングの縦軸線に対して45度ないし65度の角度で配設するこ とは好ましいことである。
傾斜角がこの範囲である時に、粉砕工程の効率が最大になる。
また、環状壁板の内径がハウジングの被粉砕物供給口から被粉砕物吐出口までの 流れる被粉砕物の流れの下流部分を指数関数的に増大させることは好ましいこと である。
さらに、各環状登板の長さを短くし、その短縮した長さをハウジングの楕円形の 長軸の長さ方向の直径の0.3ないし0.6に等しい長さとし、そのうえさらに 、環状壁板に平らな端部を設け、この平らな端部を楕円形の短軸と平行にし、こ れに隣接している環状登板を相互に180度偏泣きせることは好ましいことであ る。
この構造の環状登板は、粉砕用物体を縦方向及び横方向に移動させ、これによっ て、粉砕用物体のエネルギーを大巾に増大させると共に、粉砕し難い被粉砕物を 粉砕する効率を向上させることができる。
また、環状登板を、同じような軸線を中心として、90度の角度で、相互に偏位 させることは好まい1ことである。
この構造の環状登板は、ポールチューブミルのハウジングが1回転する間に、被 粉砕物を均一に移動させる作用をする。
以上の説明によって明らかなように、本発明に基づくボールチ二−プミルは、被 粉砕物を縦方向に移動させることによって、この粉砕用物体の粉砕作用を強める とt)う長所を有し、これ以外の長所として、送り込まれた被粉砕物の中央部に 停滞部分が形成されるないようにし、ポールチューブミルを貫いて移動する粒子 の移動速度を増大させ、粉砕用物体のエネルギーをポールチューブミルのハウジ ングの縦方向に、従来より合理的に分布させることができるという点がある。こ れらの長所によって、粉砕工程の効率を向上させることができる。
図面の簡単な説明 以下、図を参照して、本発明の具体的な実施形態を詳細に説明する。
第1図は本発明に基づく平行な環状登板を有するボールチューブミルの縦断面図 、 第2図は環状壁板が相互に90度をなすように偏位しているボールチューブミル の縦断面図、第3図は本発明に基づく短縮型環状壁板を有するボールチューブミ ルの図、 第4図は第3図の線■−Hに沿った縦断面図である。
発明を実施するための最良の形態 ボールチューブミルはハウジング1を有し、このハウジング1の端部は鏡板2で 閉じられている。鏡板2には貫通口(図示せず)が設けられている。この貫通口 は被粉砕物供給口と被粉砕物供給口であり、この被粉砕物供給口はボールチュー ブミルの内部に粉砕被粉砕物を供給するためのものであり、被粉砕物供給口はボ ールチューブミルから粉砕された被粉砕物を排出するためのものである。ハウジ ング1の内部には環状の板状壁体部材、すなわち、環状壁板4. 5.6.7が 設けられている。このハウジング1に対する環状壁板の取付けは、連続的であり 、かつ、ハウジング1に対して角度αをなすように行われている。この板状壁体 部材4. 5.6. 7は連続している形状であっても良く、或いは、孔が開け られた形状であっても差し支えない。この環状壁板は相互に離間している、その 離間距離を符号1で表わす。隣接している環状壁板4,5;5.6.6.7の離 間距離lの値は、D/lanαによって算出される値より若干大きい。
ここに、Dはハウジング1の内径であり、αは環状の環状登板4. 5.6.7 がハウジング1の軸線3に対してなす傾斜角度である。
傾斜角度αは、環状の環状壁板4. 5.6.7がハウジング1の軸線3に対し てなす傾斜角度であり、その値は45ないし65度である。この傾斜角度αの値 は、被粉砕被粉砕物の粒子の機械的特性に応じて選択する。すなわち、被粉砕被 粉砕物が粉砕し難いものである場合には、その粉砕の困難度が大きいほど、その 被粉砕物に対する傾斜角度αの値αを小さくし、その逆に、被粉砕被粉砕物が容 易に粉砕できるものである場合には、その粉砕の容易度が大きいほど、その被粉 砕物に対する傾斜角度αの値を大きくするのが好ましい。
このような傾斜角度αは、次のようにしてめることができる。すなわち、被粉砕 被粉砕物は、粉砕の際に、被粉砕物供給口から被粉砕物吐出口まで移動している 時に、ハウジング1によって粉砕されるが、この時に、被粉砕物の粒子の大きさ はロジン・ラムラーの法則に従って次第に小さくなるから、傾斜角度αは、ロジ ン・ラムラーの法則の式、R−Re−”nによってめることO ができる。ここに、Ro 、Rxは被粉砕物供給口及び被粉砕物吐出口でボール チューブミルによってふるわれた時に、その篩の上に残る被粉砕被粉砕物の総量 であり、b、nは被粉砕被粉砕物の粉砕の容易性によって決まるパラメータXは 被粉砕被粉砕物の粒度である。
衝撃によって効率良く粉砕することができるのは、差し渡し方向の大きさが1ミ リメートルを越える粒子であり、これに対して、摩擦によって粉砕されるのは、 差し渡し方向の大きさが1ミリメートル未満の粒子である。
このことは公知である。また、ボールチューブミルでは、1ミリメートルを越え る大きさの粒子を摩擦によって粉砕することができないことも知られている。
したがって、ハウジング1の最初の部分8. 9. 10で、粒度の大きい被粉 砕物を衝撃で粉砕するために、粉砕用物体(図示せず)を用いて、(湾状の)優 れた衝撃粉砕作用を行うようにすることが好ましい。この目的のために、各環状 壁板4,5の高さh 1 、h 2の値を、最大量の粉砕用物体を上昇させ得る ようにしなければならない。すなわち、環状壁板4の高さhlが環状壁板4の高 さh より高くなるように(h、>h2)Lなければ被粉砕物がポールチューブ ミルの被粉砕物吐出口の方向に移動するにしたがって、この被粉砕物の粒子の大 きさが小さくなり、粉砕用物体の衝撃エネルギーがレンズ状に強められる。差し 渡しの大きさが200mkm未満の粒度の被粉砕物は摩擦で粉砕することが好ま しい。この目的のために、環状の環状壁板6,7の内径をd3〉d4になるよう に大きくし、これに対して、環状壁板6゜7の内径の増加に対応するように、環 状壁板6,7の高さを、h4〈h3になるように小さくする。
表わされる値に対応させて、ハウジング1の縦軸の長さに対して指数関数的に低 くなるようにする。ここに、h i 、h 1+xは既に説明した環状の環状壁 板の高さであり、1は隣接している環状の環状壁板の距離(離間距M)であり、 b、nは被粉砕物の特性に基づくパラメータである。このパラメータはロジン・ ラムラーの式を用いてめることができる。
環状の環状登板4. 5.6.7 (第1図)はそれぞれ、対応する楕円形の長 軸及び短軸ρ。が平行になるように配設する。
次に第2図において、環状登板4,5,6.7を、同様の楕円形の軸を中心とし て連続的に90度偏位させ、環状壁板に、粉砕用物体を均一に移動させる作用を させる。
ハウジング1の被粉砕物吐出013に格子状部材13が設けられ、この格子状部 材13に孔があけである。この格子状部材は、粒度の大きい被粉砕物粒子と粉砕 用物体とがポールチューブミルの外に出ることを防止している。
次に第3図において、粉砕し難い被粉砕物の粒子を粉砕するために、粉砕用物体 をより激しく移動させる。この粉砕用物体を、ハウジング1の縦方向及び横方向 に、より激しく移動させるために、各環状壁板14.15゜16.17の長さS を、楕円形の長1II118(第4図)に沿う長さより短くする。この各環状壁 板14,15゜16.17の長さSの値は0. 3ないし0.6Dであり、符号 りはハウジング1の内径である。環状壁板14゜15.16.17の端部19は 平坦であり、楕円形の短軸20に平行に移動する。隣接した環状登板14,15 ゜16.17は相互に180度偏偏位ている。
この配置によって、環状壁板は粉砕用物体を湾状に流下させ、この粉砕用物体の 湾状の流れによって衝撃と振動とを与えることができる。このようにすれば、選 択的粉砕を行うことができ、従って、衝撃荷重の作用によって粒度の大きい粒子 を粉砕し、振動と摩擦の作用によって粒度の小さい粒子を粉砕することができる 。これによって、粉砕用物体のエネルギーを、各種の粒度の被粉砕物粒子を粉砕 するために、より効率的に使用する二とができる。
各環状壁板の長さSをめる方法は次の通りである。
粉砕し難い被粉砕物に対しては、環状壁板14.15゜16.17の長さSを長 くすることが好ましく、例えばS−0,6Dより長くする。これに対して、粉砕 し易い被粉砕物に対しては環状壁板14,15,16.17の長さSを短くする ことが好ましく、例えばS−0,6Dより短くする。
本発明龜基づくポールチューブミルは次のように作動する。
このポールチューブミルの作動は、1つの環状壁板について、例えば環状壁板4 を例として説明する。他の環状登板5,6.7の機能も、環状壁板4の機能と同 様である。
環状壁板4は被粉砕物の粉砕作用を次のように行う。
すなわち、環状壁板4は、/Xウジング1の回転経路上で、範囲8.9にある粉 砕用物体を掬い上げ、この粉砕用物体を成る角度まで、例えば80度或いは90 度等の角度になるまで上昇させ、その後に、この粉砕用物体を範囲8で鏡板に向 けて湾状に落下させ、その後に、この粉砕用物体を範囲9で環状壁板5の基部に 向けて湾状に落下させ、その後に、被粉砕物を粉砕する。
環状壁板5.6.7も、範囲9,10;10,11;11.12において、それ ぞれ、上記と同じ要領で、粉砕用物体を掬い上げる。
環状壁板4. 5.6.7の配置は、粉砕用物体の角度を環状登板4. 5.  6.7とハウジング1の縦軸との角度より35度ないし90度大きくし、この角 度によって粉砕用物体の総エネルギー(潜在エネルギー量及び運動のエネルギー 量)を増加させるように行う。従って、一定量の被粉砕物を粉砕するために、す なわち、傾斜した環状登板を使用してポールチューブミルの生産能力を一定に維 持するためには、粉砕用物体の量を減らす必要があり、また、ポールチューブミ ルの消費動力は、このポールチューブミルの回転部材(ドラム、ライニング、環 状壁板ミ粉砕用物体、及び被粉砕物)の重量に直接比例するので、その粉砕用物 体の重量を減らせば、消費する動力が減少する。
さらに、環状壁板4. 5.6.7は、ハウジング1の横断方向及び軸線方向に 移動する粉砕用物体を攪拌し、これを、仕込まれる被粉砕物の横断方向の中央部 の明瞭に攪拌される部分に移動させるので、粉砕工程の効率を向上させる。
環状登板4.5.6.7を、ハウジング1の縦軸線3に対して45度ないし65 度をなすように配置すれば、例えば、環状壁板の傾斜角度αが45度であり、試 作型ポールチューブミルの能力が166キログラムのポールチューブミルのハウ ジング1の内部の粉砕用物体の仕込み量が23.0キログラム毎時であり、粉砕 粒度が310平方メートル毎キログラムであり、動力消費量が1.98キロワツ トである場合に、粉砕効率を最大にすることができる。α−65度の場合には、 ポールチューブミルの粉砕能力は23.2キログラム毎時であり、動力消費量は 1.92キロワツトであり、粉砕粒度は325平方メートル毎キログラムである 。
環状壁板の傾斜角度αを40度まで減少させれば、ポールチューブミルの出力が 17.3キログラム毎時に低下し、それにつれて動力消費量が2.15キロワツ トに増加し、これに対して、粉砕粒度が290平方メートル毎キログラムに減少 する。環状壁板の傾斜角度αを70度又はそれ以上の角度に増大させれば、粉砕 工程の効率に影響が表われ、試作型のポールチューブミルの出力能力が20.0 キログラム毎時になり、動力消費量が1.9キロワツトになり、粉砕粒度が31 5平方メートル毎キログラムになる。
環状登板4. 5.6.7の傾斜角度αが40度未満に減少した時の粉砕工程の 効率の減少は、範囲8.9゜10.11.12にある粉砕用物体を上昇させる角 度によって表わされる。粉砕用物体がこの粉砕用物体を上昇させる角度である時 には、この粉砕用物体はハウジングの内面への落下、及び粉砕作用を行わない。
粉砕用物体を上昇させる角度を、より大きくすれば、動力消費量が増加し、粉砕 用物体がハウジングの内面に落下するために粉砕された被粉砕物の粒度が粗くな り、ポールチューブミルが所要の粒度の製品を生産し得る量が低下し、比動力消 費量が増大する。
これとは逆に、環状壁板4.5.6.7の傾斜角度αを70度より大きくした場 合には、縦方向に移動する粉砕用物9体が激しく攪拌されるようになり、この粉 砕用物体を上昇させる角度が小さくなるので、粉砕工程の効率に悪影響が表われ る。
上記説明から判るように、粉砕工程の効率は、環状壁板4.5,6.7がハウジ ング1の縦軸線3に対してなす角度、すなわち、傾斜角度αが45度ないし65 度のときに、最大である。
環状登板4. 5.6. 7の高さhは、ハウジング1の縦軸線3.の方向に、 指数関数的に低くなる。
被粉砕物が粉砕容易であり、最終製品の粒度分布に関して何等の要求もない場合 には、環状壁板4. 5.6゜7は、第1図のように配設するのが好ましい。、 この場合には、これらの環状登板は、他の同様な環状登板に対して平行であり、 かつ、平行に移動する。
ポールチューブミルのハウジング1の第1の部分の範囲8.9. 10に入れる 被粉砕物は、粉砕用物体を湾状に落下させて粉砕する必要がある大きい粒度の被 粉砕物、すなわち、衝撃粉砕を行う必要がある大きい粒度の被粉砕物である。こ のようにすることを目的として、環状登板4,5を、大量の粉砕用物体を上昇さ せ得る高さにしなければならない。すなわち、環状登板4の高さhlを環状登板 5の高さh2より高くしなければならない。
被粉砕物の粒子の粒度は、この被粉砕物の粒子がハウジング1の縦軸線3に沿っ て移動する時に、粉砕用物体の作用によって小さくされ、これと同時に、粉砕用 物体のエネルギーも小さくなる。但し、例えば範囲8,9にある時の粒度が20 0 mlvであった粒子を、範囲11゜12で、横方向に粉砕することは好まし くない。このような粉砕を行った場合には、粉砕用物体、ライニング、及び環状 壁板を必要以上に磨耗させるだけでなく、上記工程に逆行する現象、例えば、被 粉砕物の集塊化等が発生する。
それ、故、環状壁板4. 5. 6. 7の高さを、被粉砕物の粒子の粒度が小 さくなるのに応じて、指数関数的に低くすることが好ましい。
環状登板4. 5.6.7は、ハウジング1が回転している時に、各範囲8,9 .10,11.12で、環状壁板の高さhに比例する大量の粉砕用物体を掬い、 この各環状壁板が被粉砕物を掬う時に被粉砕物に差し込まれる角度である85度 ないし90度に対応する高さまで、この各環状壁板が上昇し、この上昇した環状 壁板から被粉砕物を湾状に落下させる作用をする。この落下する粉砕用物体が被 粉砕物を粉砕する。この粉砕用物体が被粉砕物に対して加える衝撃力は、範囲8 .9において最大である。この範囲8,9の中で、環状壁板4の高さhlが最も 高くなる。その後に、粉砕用物体の衝撃力が指数関数的に減少し、例えば範囲1 2で、この粉砕用物体の衝撃力が最少になり、被粉砕物を縦方向及び横方向に激 しく摩擦して粉砕する。
各範囲8.9,10,11.12の粉砕用物体は、環状壁板4. 5. 6.  7の楕円形の同じような軸線が平行である時に(第1図)、パルス状に移動する 。粉砕用物体が各範囲8,9,10,11.12内にある時に被粉砕物を粉砕す る量は、ハウジング1が1回転する間に、最も少い量から最も多い量までの範囲 内で変化する。この場合には、粉砕の難易度の異なる被粉砕物を含む被粉砕物、 例えば堅い被粉砕物と軟らかい被粉砕物とが混合されている被粉砕物を粉砕する ようにするのが効果的である。
環状登板4,5,6.7を楕円形の同様の軸を中心として相互に偏位させれば( 第2図)、各環状登板4.5゜6.7が大量の粉砕用物体を上に持ち上げ、衝撃 エネルギーが環状壁板の高さhによって定まるので、各粉砕範囲8.9.10. 11.12に於けるサイクル(ハウジング1の1サイクル)の作動のためのエネ ルギーの条件を安定させることができる。
この場合には、粉砕する被粉砕物を、全ての成分がほぼ同様である被粉砕物、例 えば全ての成分が粉砕容易である被粉砕物、又は全ての成分が粉砕し難い被粉砕 物とするのが好ましい。
環状壁板4. 5.6.7を楕円形の同じような軸を中心として偏位させ、この 偏位量を、90度を越える角度、例えば103度まで増大させ、又は、90度未 満の角度、例えば82度まで減少させるようにすれば、環状登板、及び隣接する ライニング(図示せず)の取付けが複雑になる。
環状壁板4. 5.6.7を有し、この環状壁板4.5゜6.7の高さが指数関 数的に減少している形状のポールチューブミルを使用することによって、粉砕用 物体のエネルギーを、ハウジング1の縦軸線3の長さ方向に、よ消費量を減少さ せ、最終製品の粒度分布を安定させることができる。
環状壁板が取り付けられ、この環状壁板が楕円形の長軸に沿う長さSが短い形の ポールチューブミル(第3図及び第4図)は、次のように作用する。
ハウジング1が連続的に回転する間、工程のサイクルが繰り返され、短い環状登 板14,15,16.17が特性位置14a、15a、16a、17aにある。
短い環状壁板15.17の間に形成される範囲21は、例えば頂部から底部に移 動した時に、鏡板2の被粉砕物供給口側の端部の方向に移動して、環状壁板14 ,16が形成する空間14 a+ 16 aを占める。そのための移動距離は距 M1、である。粉砕用物体と被粉砕物とが混合されて成る混合物は、全量、ハウ ジング1の縦軸線3に沿って、被粉砕物供給口側端部の方向に移動し、激しい摩 擦作用を受けて、被粉砕物が粉砕される。
このように移動するのは、ポールチューブミルの底部にある全ての粉砕用物体で あり、この移動は同時に行われる。さらに、短い各環状壁板14.15,16. 17は、例えば底部位置15から頂部位置15aに移動する時に、範囲22にあ る粉砕用物体を大量に掬い、この掬い上げた容積V1の粉砕用物体を被粉砕物供 給口側の端部(R板2)に湾状に落下させ、さらに、この短い各環状壁板14. 15.16.17は、この範囲22に対向している側(被粉砕物吐出口側)の端 部の範囲21にある粉砕用物体を大量に掬い、この掬い上げた容積V2の粉砕用 物体を湾状に落下させ、この湾状に落下させた粉砕用物体の衝撃で被粉砕物を粉 砕する。ハウジング1がさらに回転すれば、環状壁板14,16がそれぞれ底部 14a、16aに移動し、これに対して、環状壁板15゜17がそれぞれ頂部位 置15a、17aに移動する。この移動によって範囲21.22がハウジング1 の縦軸線3に沿って移動して初期の位置に戻り、この移動の間に、粉砕用物体が 全量、ハウジング1の軸線に沿って被粉砕物供給口側の端部の方向に移動する。
このように移動する粉砕用物体が被粉砕物を縦方向及び横断方向に粉砕する。送 り込まれる被粉砕物の供給側の部分の横断方向の中央部の停滞している範囲では より激しい粉砕が行われる。
このサイクルが反復される。
1列に並んでいる各範囲にある粉砕用物体、特に範囲21.22;2B、24に ある粉砕用物体の作用は、上記と同様である。
環状壁板14,15.16.17の長さSを、式、S−0,3Dによってめられ る値に等しくなるまで縮めた形状の短い環状壁板14.15,16.17とする ことによって、より多数の短い環状壁板を、ハウジング1の内部に収容すること ができる。また、環状壁板の長さSを、式、S−0,6Dによってめられる値に 等しくなるまで長くシ、又は、この値を越える長さに延長すれば、ハウジング1 の内部に収容し得る環状壁板の数を減らさなければならない。その理由は、短い 環状壁板14.15,16.17の離間距M1が小さくなり、そのために、1つ の環状壁板、例えば環状壁板14によって持ち上げられた粉砕用物体が、対向し ている列の隣接する環状壁板、例えば環状壁板15を打撃して、この環状壁板に 損傷を与えるからである。
短い環状壁板の長さSを、式、S−0,3Dによってめられる値に等しい長さに なるまで短縮し、縦方向に移動させる粉砕用物体の数を増加させた場合には、被 粉砕物の摩擦による粉砕効率を、さらに向上させることができる。
環状壁板14,15,16.17の長さSを、式、S−0,3Dによってめられ る値よりも短い長さになるまで、例えば、式、S−0,25Dによってめられる 値に等しくなるように短縮し、容積Vi 、V2の値をも減少させた場合には、 環状壁板が大量の粉砕用物体を上昇させるので、大きい塊の被粉砕物を粉砕する 効率が低下し、従って、ポールチューブミルの作動効率が低下する。短い環状壁 板14,15,16.17を対向する側で交互に傾斜するように配設すれば、粉 砕工程を行っている間、終始、粉砕用物体を縦方向及び横方向に激しく、均一に 、かつ、容易に移動させ得る条件にすることができる。
隣接している短い環状登板14.15,16.17の間隔を異なる値にすれば、 粉砕用物体がこの粉砕用物体の頂部の位置から底部の位置に移動する経路上で移 動する距離は、粉砕用物体がこの粉砕用物体の底部の位置から頂部の位置に移動 する時の移動距離より長くなる。そのために環状登板に加えられる軸線方向の荷 重が不均一になり、従って、その環状登板が通常の場合より早く損傷する。
全ての短い環状壁板14.15,16.17について、短い環状壁板14,15 ,16.17をハウジング1の縦軸線3に取り付ける角度αを相違させれば、環 状壁板がαより大きい角度で配設されているハウジング1の内部の範囲で、粉砕 用物体がコンジェストする。
粉砕用物体の移動を激しくし、その粉砕用物体のエネルギーをポールチューブミ ルのハウジングの縦方向に合理的に分布させれば、粉砕用物体の量を減らし、動 力消費量を節約し、粉砕工程の効率を向上させることができる。
産業上の利用可能性 本発明は、セメント工業、鉱業、その他、被粉砕物を微粒子に粉砕することを基 本とする工業の分野に応用することができる。
国際M喜朝牛

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ハウジングを有し、ハウジングが被粉砕物供給口と、被粉砕物吐出口と、現 状壁板とを有し、環状壁板が予め定められた距離で離間するように配設されてい るボールチューブミルにおいて、現状壁板(4,5,6,7)がハウジング(1 )の縦軸線(3)に取付け角(α)で取り付けられ、環状壁板(4,5,6,7 )が楕円形であり、これに対して、隣接している環状壁板(4,5;5,6;6 ,7)の間の空間(1)がD/tanαよりやや大きく、ここに、Dがハウジン グ(1)の内径であり、αが環状壁板(4,5,6,7)の傾斜角であり、この 傾斜角がハウジング(1)の縦軸線(3)に対して環状壁板(4,5,6,7) がなす角度であることを特徴とするボールチューブミル。
  2. 2.環状壁板(4,5,6,7)がハウジング(1)の縦軸線(3)に対して、 45度ないし65度の角度で配設されていることを特徴とする請求の範囲第1項 に記載のボールチューブミル。
  3. 3.環状壁板の内径(d1,d2,d3,d4)がハウジング(1)の被粉砕物 供給口から被粉砕物吐出口までの流れる被粉砕物を、下流で、指数関数的に増大 させることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のボールチューブミル。
  4. 4.環状壁板(4,5,6,7)が同様の軸線を中心として、90度の角度で、 相互に偏位していることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のボールチューブ ミル。
  5. 5.環状壁板(14,15,16,17)の長さが短く、その長さ(S)がハウ ジング(1)の楕円形の長軸(18)の長さ方向の直径(D)の0.3ないし0 .6に等しく、また、環状壁板(14,15,16,17)が平らな端部を有し 、この平らな端部が楕円形の短軸(20)と平行であり、これに隣接している環 状壁板(14,15,16,17)が相互に180度偏位していることを特徴と する請求の範囲第1項に記載のボールチューブミル。
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