JPH01500798A - 糸球体プロテオグリカン類に対して産生されたモノクローナル抗体 - Google Patents

糸球体プロテオグリカン類に対して産生されたモノクローナル抗体

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JPH01500798A
JPH01500798A JP50353988A JP50353988A JPH01500798A JP H01500798 A JPH01500798 A JP H01500798A JP 50353988 A JP50353988 A JP 50353988A JP 50353988 A JP50353988 A JP 50353988A JP H01500798 A JPH01500798 A JP H01500798A
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ケメニー,エバ
フィリット,ハワード
ザブリスキー,ジョン ビイ.
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ザ ロックフェラー ユニバーシティ
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07K16/00Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
    • C07K16/18Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 糸球体プロテオグリカフ類に対して産生されたモノクローナル抗体 この発明は、ここで4F2および7E12として同定されたモノクローナル抗体 に関する。これらの抗体は、ヘパラン硫散プロテオグリカン(H2PO)を含有 するウシ糸球体(BG)から単離された精製プロテオグリカン類(PG)K対し 、産生される。この発明は、また、このような抗体、これらを含有する組成物、 これらを製造するの忙有用なハイブリドーマ細胞系およびこれらを含有する診断 薬キットを製造し利用する方法に関する。
免疫すれたマウスのマウスミエローマ細胞と牌細胞を用いてハイブリドーマ細胞 系とモノクローナル抗体を産生ずる技術は、最初に、ケーラー(Kholer  )とミルスティン(Milstein )によってネーチャー(Nature  )256、495 (1975)に記載された。続いて、かなりの努力が、新規 細胞系とモノクローナル抗体の製造に費されてきた。このような製造に適用でき る一般的な技術は周知でありかつ理解されている。しかし、前記操作法の知識は 、成功を保証するものではない。多(の困難と予期せぬ障害がある。ある一定の ハイプリドーマを製造することを試みる前には、たとえ得られたにしてもこれが 抗体を産生ずるだろうという保証もなく、また、産生された前記抗体が、望まし い特異性を持つだろうという保証もない。成功の程度は、用いた抗原の型、適用 した融合技術、および望ましい特異性のハイプリドーマを同定しそして単離する ために用いる選択技術に依存し、このハイプリドーマは次に長期培養技術によっ て維持されなければならない。
H2POは、糸球体基底膜(GBM)のひとつの主要成分である。これは、また 、他の組織の基底膜(BM)中にも存在する。連鎖球菌感染後糸球体腎炎の患者 血清がH8PGに対する抗体を含むことが証明されており、1′(sPGに対す る自己免疫がヒト糸球体腎炎(GN)において重要であると示唆している。
BG組織から精製されたH8 PGに対するモノクローナル抗体4F2と7E1 2は、以下で検討する多(の目的にとって有用であることがわかった。
次に、本発明の実施に関連し利用されるさまざまな操作法について検討し、精製 H8PGの調製法、前記精製H8PGからモノクローナル抗体4F2と7E12 を製造するために有用なハイブリドーマ細胞系の製造、前記抗体を検査し特性を 明らかとするために用いる種々の化学的および免疫学的操作を含める。
使用した試薬 DEAE−七77 o−ス(5epharose ) CL −6Bとセファロ ースCL−4Bはファルマシアファインケミカルズ(Pharmacia Fi ne Chemicals ) (ビス力タウエイ(Piscataway、  ニュージャージ(New Jersey ) Jより人手した。フンドロイチナ ーゼABCとへパリチナーゼは、マイルズラボラトリーズ社(Miles La boratoriesInc、 ) (xルクハート(Elkhart )、イ ンジアナ(Indianna ) )から購入した。ペプスタチンA、ベンズア ミジン−塩酸、6−アミノヘキサン酸、グアニジン−HCl(1級)、フェニル メタンスルホニルフルオリド(PMSF ) 、N−エチルマレイミド(’NE M)、ヒアルロン酸(1級)、フンドロイチン硫酸(CS )タイプA(C4− 8)、CSタイプC(C6−S)、CSタイプB (DS ;デルマタン硫酸) 、および3,3−ジアミノベンチジン四塩酸(2級)は、シグマケミカル社(S igmaChemical Co、) (セントルイス(St、 Louis  )、ミズーリ(Missouri ) )から入手した。ヘパラン硫酸(H8) は生化学工業■(東京、日本)から購入した。ハパインはフォーシントンバイオ ケミカル社(Worthjngton Bio−chemical Corp  ) (7リーホールド(Freehold ) 、ニュージャージ(New J ersey ) )からであった。ポリエチレングリコール(PEG;分子量: 3−3700)とジメチルスルホキシド(DMSO)は、アメリカンタイプ力ル チコーコレクシ=y y (American Type Cu1ture C o11ec−tion)(oソクビ# (Rockville ) 、メリーラ ンド(Maryland ) )から購入した。グルコース4.59とペニシリ ン/ストレプトマイシン混合物含有ダルベツコ(Dulbecco )の修正イ ーグル(Eagle )培地(DMEM )は、ウィツトテーカ−M、 A、バ イオプロダクン(Whitt−taker M、 A、 Bioproduct s ) (ウォーカービA/ (Walkers−ville ) 、メリーラ ンド(Maryland ) )からであった。
馬血清、L−グルタミン、ヒポキサンチン−チミジン溶液(100倍)およびア ミノプテリン(100倍)は、へ−ゼルト/ダンチランド社(Hazleton  Dutchland、 Inc )(デンバーコロラド(Denver Co 1orado ) )がら入手した。アフイニテイ精製のフルオレセインまたは パーオキシダーゼまたはアルカリホスファターゼを結合したヤギ抗マウスイムノ グロブリン(IgA 十IgG + IgM 、重鎖および軽鎖に!!!f異的 )のF(ab)27 :lFグメントとアフィニティ精製のアルカリホスファタ ーゼを共役したヤギ抗マウ、x、 IgG (重fliに特異的)は、カツペル ワーシントンバイオケム(Cappel Worthington Bioch em ) (T ルベーン、へy シ#ハニ7 (Malvern、 Penn 5ylvania ) )から購入した。
プロテオグリカン類とその成分類の単離前記PGsは、フイリットら(Fill it et al、 )ジャーナル・オブ・エクスベリメンタル・メデイスン( J、 Exp。
Med、 )、161.277 (1985)に記載されたように、ウシ糸球体 から精製した。手短かに言えば、糸球体は、ふるい法で新鮮ウシ腎から単離した 。〔ミスラ(Misra ) R。
P、:アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・パソロジー(Am J、  Cl1n、 Pathol ) 58 : 135.1972 )。
プロテアーゼインヒビター含有精製水(0,1M6−アミノヘキサン酸、0.0 1 M EDTA 、 0.005ベンズアミジン−塩酸)中で糸球体を低浸透 圧溶解後、グロテアーゼインとビター存在下で、PGSを4Mグアニジン−塩酸 、0.05M酢酸ナトリウム、pH5,8で抽出した。PGsは、7M尿素、0 .05M)リス塩酸、p)(7,0中のDEAE−セ:y 7 o−ス(5ep harose ) CL −6Bカラムから、同一緩衝液中の塩化ナトリウム濃 度の増加勾配を用いることKよって、段階的に溶出し分画した。0.6M塩化す ) IJウム緩衝液に溶出した物質を精製水に対し徹底的に透析し、凍結乾燥し 、そして0.5M酢酸ナトリウム、I)H5,8中のセフ 7 o−ス(5ep harose ) CL −4Bカラム上のクロマトグラフィで、さらに精製し た。前記分画を、ホウR/カルバゾール法の一変法でウロン酸分析した。(T。
ピッター(Bitter )とH,M、 ミュア (Muir ) 、7ナリテ イカル・バイオケミストリー(Anal、 Biochem、 )、4.330  (1962) )。ヘキソサミン類は、4Mm酸中で’ 100℃で8時間加 水分解後に、テクニフy (Technicon)TSMアミノ醗分析機で定量 した。(F、 J、キーラス(Kieras ) 、ジャーナル・バイオロジカ ル・ケミスリー (J、Biol、 Chem、 )、249.7506 (1 974) )。タンパクは、修正ローリ−法で測定した。(G、 R,シャクタ ーレ−(5chacterle )とR,L、ボラック(Po1lack )、 アナリテイカル・バイオケミストリー(Anal 、 Biochem、 )、 51.654 (1973) ) 糸球体PGsは、10 mM N −xチルマレイミド、l mMフェニルメタ ンスルホン酸フルオリド、10 mM EDTAと0.035 mMベプスタチ y (Pepstatin ) A含有0.1 Mトリス、0,1M酢酸ナトリ ウム、pH7,3中のフンドロイチナーゼA B CO,05UA9で、37℃ で17時間消化した。前記消化物を、0.5M酢酸ナトリウム、pH5,8中1 7)セフ7 o−ス(5epharose ) CL−4Bカラム(0,69X 110cm)でクロマトグラフィを行った。H2POは、ウロン酸アッセイとグ ルコサミン分析で検出し、および消化産物は、ウロン酸およびガラクトサミン分 析で行った。
前記糸球体PGsのフンドロイチナーゼABC消化は、セフ7o−ス(5eph arose ) CL−4B上で高イKav(第一ビーク)に前記PGsの一部 が移動する結果となり、少量のコンドロイチン硫酸プロテオグリカンの存在を示 した。Kavが0.6の第二ビークは、H2POの成分であるウロン酸、タンパ ク、グルコサミンを含有し、検出可能なガラクトサミンは含有しなかった。一方 、全量の近くに出現した第三ビークは、ガラクトサミンとウロン酸を含有し、C 8の72グメントを示した。H8PG含有分画(ビークB上)をまとめ、透析、 凍結乾燥し、セして次に1プロテアーゼインヒビター存在下で、0.1M酢酸ナ トリウム、Q、QIM酢酸カルシウム、pH6,3中のヘノマリンリアーゼ(ヘ パリチナーゼ)3MIVηで消化した。消化したH8 PGを、0.5M酢酸ナ トリウム、pH5,8中のセファo−ス(5epharose ) CL −5 Bカラム(0,69X 110 crrL)上でクロマトグラフィを行った。こ の特異的処理により、この物質が完全に消化される結果となり、この物質が実際 H8PGであることを示した。Kav −Q、55の第四ビーりは、H2POの コアプロティンを示し、第五ビークは、HSフラグメントを示すグルコサミンと ウロン酸を含有することが生化学的分析で示された。このH8PGファプロテイ ン調製物のへキソサミン分析から、元のPGのグルコサミンの2.5%がそのま ま残存していることが判明したが、恐らく前記PG槽構造一部であるオリゴ糖を 示している。H8PGのコアプロティン(第四ビーク)含有分画、前記HSフラ グメント類(第五ビーク)と前記CSフラグメント(grafment ) ( 第三ビーク)は、以下で述べるエリザ(ELISA )法による阻害研究とイム ノプロット法に用いた。
以下で述べるウェスタンイムノプロットのため、糸球体PGsを、上述した操作 法を用いて、ヘパリチナーゼとフンドロイチナーゼABCで消化した。
免疫処置のスケジュール: 雌性Bal b/cマウスを、上述したように単離した糸球体PGで免疫した。
抗原を等量の完全フロイント(Freund )アジュバントと混合し、100 μ910.2−をそれぞれのマウスの腹腔内に注射した。不完全アジュバント中 の同量の抗原の3−4週間隔での2回注射を次に行った。PH8中の前記抗原の 最終ブースター注射を、実際に融合操作を行う4日前に腹腔内に行った。
ハイブリッド形成: 免疫されたマウスの牌細胞を、ケージ−(Kohler )とミルステイy ( Milstein )、ネーチャー(Nature )、256.495 (1 975)の基本的概略に従って、Bal b/c マウスミエローマ系統N S −1と融合させた。手短力・に言えば、前記洗浄した牌細胞をH5−1ミエロー マ細胞と3:1(牌:ミエローマ)の比で混合し、2309で10分間遠心しペ レットとした。この細胞ペレットを、融合用混合液〔5%DMSO含有40%P EGまたは50%PEG:11−中に室温下です早く再懸濁し、)くイアル回転 器〔テクニラプインスルメンソ社(TechniLab In5tr。
Inc、 )ペクアノツク(Pequannock ) 、ニュージャージ(N J))上で試験管を回転させて、この細胞を90秒間ゆっくりとかくはんした。
この融合混合液を次に血清を含まないDMEM中に1:1に希釈し1分間回転し 、同一媒質で1:3に希釈しさらに2分間回転し、そして最終的に融合混合液の 1ニア希釈液と1:15希釈液の各場合において、3分間回転を行った。最終の 2回希釈&まHT培地を用いた〔ヒボキサンチン、チミジン、10%馬血清およ び抗生物質を補充したDMEM )。最終希釈に続いて、前記細胞を230gで 10分間遠心しペレットとし、40−のHT培地に再懸濁した。この細胞懸濁液 を、各ウェルにつき100μlずつ微量力価プレート〔リンズo (Linbr o )、フローラボ社(Flow Lab、、 Inc、 ) vクリ−y ( MacLean ) 、バージニア(V’A))に分注した。その翌日、二倍濃 度のアミノプテリン100倍液含有HAT培地100μlを、各ウェルに添加し た。融合後7日目から、2−3日おきに全ての細胞KHT培地を補充した。
ハイブリッドコロニーが、融合後10日目に、1150個のウェル9604個に 見られた。上清を、ターゲット器官として凍結ウシ腎切片を用いる間接IP技術 と、結合基質として糸球体PGsを用いるエリザ(BLISA )法で検査した 。26個のウェルからの抗体分泌クローンはウシ腎に免疫けい光結合を示し、こ れらのウェルのうち13個がエリザ(ELISA )試験で糸球体PGに有意な 結合を示していることが見られた。選択したウェルからのハイブリドーマをクロ ーン化し、Bal b/cマウス牌細胞を支持細胞として用い限界希釈技術によ りサブクローン化し、そして抗生物質補添DMEMと10%馬血清を用い大量培 養で成長させた。
前記抗体を、40%硫酸アンモニウム水溶液による沈澱、12.1009におけ る遠心によって単離精製する。このペレフトを分離し、pH7,4のPBSに再 懸濁後、20リツトルのPBSに透析し硫酸アンモニウムを除去する。
前記透析物質を次にPBSで平衡としたプロティン−A/セフ70−ス(Pro tein−A/5epharose )カラム上に移す。このプロティンA ( Protein A )は、Fcレセプターを介し前記抗体をトラップする。抗 体は、pH3の0.1 mクエン酸緩衝液で溶出する。抗体分画を集め、PBS 緩衝液中に再透析しpH7,4K戻す。
他のアフイニテイクロマトグラフイ操作を、さらに精製するために用いることが できる。
酵素連結イムノソルベントアッセイ(ELISA :エリザ(ELISA )は 、実質的にエングボール(Eng−vall )とパールv :y (Perl man )、シャー+ルーオフ・イミュノロジー(J、 Immunol、 ) 、109.129 (1972)の方法に従い行った。ナンク(Nunc )イ ムノプレート〔インターメトド(Intermed )、デyv−り(Denr rark):1を、0.3 rnM MgCl2含有0.1 M )リス緩衝液 pH9,8中5μ9/−=l濃度の抗原50μ!で、各ウェルを被覆し、4℃で 一装置いた。PBSBでプレートをゆすぎ結合部位をPBSBでブロックするこ とを1回30分間で2回行った後に、PBSB中に希釈された上清100μjを 各ウェルに添加し4℃で一晩インキュベート後に、37℃で30分間インキュベ ートした。PBSBを3回交換しイムノプレートラ洗浄後、PBSB中に1 :  500に希釈されたヤギ抗マウスIgGのアルカリホスファターゼ標識F ( a b )2フラグメント100μlを37℃で1時間にわたり各ウェルに添加 した。洗浄に絖いて、前記酵素反応を、各ウェルに基質溶液(0,1Mジェタノ ールアミン緩衝HpH9,8中194/ニトロフェニルリン酸〔シグマ(Sig ma ) (セントルイス(St、 Louis )、ミズーリ(MO)):1 )150μlを添加し、進行させた。光学密度は、タイターテンク(Titer tek ) xリサ(ELISA )プレートリーダーの405 nmで、6時 間まで間隔をおいて測定した。
抗体のサブクラス: イムノグロブリンのサブクラスとこれらのモノクローナル抗体のイソタイプを決 定するため、マウスエρ、IgG 2a SIgG zb 、 IgG a、I gA、IgMのFcI[に特異的でかつラムダおよびカッパ軽鎖に特異的なアフ ィニテイ精製ウサギ抗血清(抗マウス捕捉抗体)〔ハイオネテインクス(Bio netics )、(チャールストy (Charleston )、バージニ ア(VA)):l 1100nを、4℃で一晩、炭酸ナトリウム結合緩衝液0. 01 M SpH9,6中で微量力価プレート〔ナンク(Nunc ) 、イン ターメト(Intermed、 )デンマーク(Denmark ) )に吸着 させた。リン酸緩衝生理食塩水0.5%プリジ(Br1j ) (PBSB ) 中で一回30分のブロッキングを2回行い、抗マウス捕捉抗体の各パネルにハイ プリドーマ上清100μlを添加し、37℃で2時間インキュベートした。洗浄 後、アルカリホスファターゼに結合し、力価をあらかじめ検定しアフィニティで 精製したヤギ抗マウスF(ab)2 (バイオケミカル(Bio−chemic al )、(マルバ−y (Malvern )、ぺ/シルバニア(PA))1 100μlを添加し37℃で1時間インキュベートシた。本反応を上述のように エリザ(ELISA)法で進行させた。
ウェスタンイムノプロット: イムノプロットは、本質的にM、 S、ブレーク(Blake )、K、 H+ ジ’EI7ストy (Johnston ) 、G、 J+ラッセル−ジョーン ズ(Ru5sel−Jones )とE、 C,ゴットシュリソヒ(Gotsc hlich ) 、アナリティカル・バイオケミストリ(Anal、 Bioc hem、 )、136.175 (1984)に述べられたように行った。SD S試料緩衝液(25μg/100μl)中のPGSまたはプロテインニアを、初 めに、7%5DS−ポリアクリルアミドゲル上で電気泳動した。〔レムリ(La emmli )、ネーチャ(Nature )、27.680(1970) ) 。プロッティング転写システム中のメタノール緩衝液中ニトロセルロース〔シュ ライシャー(Schrei−cher )とシュx A/ (5cheull  ) )に、この物質を電気プo7トした。PBS−0,05%Tween 20  (PBST )中でこのニトロセルロースを1回30分、4回洗浄後、モノク ローナル抗体を添加しくX:SO,モノクローナル上清: PBST )室温で 一晩回転した。1回5分で3回、PBST中で洗浄後、1 : 1000希釈の アルカリホスファターゼ結合ヤギ抗マウスIgG抗体〔シグマ(Sigma ) 、(セントルイx (St、 Louis )、ミズーリ(MO)))を1時間 にわたり添加した。PBSTで数回洗浄後、前記プロットを下記のように調製し た酵素基質溶液を添加し展開した。
H2O2中0.1%W/Vニトロブルーテトラゾリウム〔ジグv (Sigma  ) (セントルイス(St、Louis )、ミズーリ−(MO)))1−と 0.5%w/v 5−プロモー4クロロ−3−インドリルリンtR,0,1−を 無水ジメチルホルムアミド中で3 rnM N1gC12を含有するpH10, 0の500 mM )リス9gl1に添加した。
組織処理: 用いたウシ、ヒト臓器小片とその他の組織を、OCT培地(マイルズサイエンテ ィフインク(Miles 5cientific)、ネーパービ、It/ (N aperville ) 、イリノイ(IL))中に包埋し、液体チッ素中で瞬 間凍結後−70℃で保存した。
医院で採取した野生種試料をOCT培地中に包埋し、瞬間凍結後、−70℃に保 存した。
イムノけい光(IF)技術: 結合しているモノクローナル抗体は、間接IF技術で決定した。4μmの凍結切 片をpH7,4のPBSで洗浄し、PBS中の10%正常ヤギ血清〔ベーゼルト ン、ダッチランド@ (Hazelton、 Dutchland Inc、  )デンバー(Denver)、コロラド(CO)”1llo分間プレインキュベ ージコンを行った。
次に、この切片を、室温で少なくとも30分間、培養上清とインキュベートした 。PBS中で洗浄後、PBS中で1:40希釈のヤギ抗マウスI−のフレオレ七 イン結合F(ah) 2フラグメントで、30分間、切片を重層した。この切片 を洗浄し、PBS中50%グリ七ロールで封入し、そして、適切な二色性フィル ター付きのニコンオブテイシヨット(N1kon 0ptishot )顕微鏡 下で調べた。
二重免疫標識;凍結切片を10%ヤギ血清とブレインキュベートし、次に、7E 12モノクローナル抗体上清中でに60に希釈したローダミン共役抗ヒトIgG またはC3とプレインキュベーションヲ行った。
洗浄に絖いて、前記切片を、FITC結合ヒツジ抗マウスIgG (ヒトイムノ グロブリンと全く交差反応しない)F(ab)2フラグメントとインキュベート した。
イムノパーオキシダーゼ(IP)技術:前記間接IF技術で述べたと同じように 、凍結切片をPBS中で洗浄し、10%ヤギ血清とプレインキュベートシ、セし て上清とインキュベートした。第二抗体層が、パーオキシダーゼが結合した14 0希釈のヤギ抗マウスIgGのF(ab) 2フラグメントと30分間インキュ ベーションすることによって形成された。基質の3,3′−ジアミノベンチジン テトラヒドロクロリド[: Q、 5 q/d、0゜01%H20□0.05  M )リスーDC/緩衝液、pH7,6]とのイインキュベートンを、グラハム (Graham )とカルノアスキ(Karnovsky ) 、ジャーナル・ オプ・ヒストケミストリ・エンド・サイトケミストリ(J、 Histoehe m。
Cytochem、 )、14.291 (1966)の方法に従って、5−1 0分間行った。この切片をマイヤー(Mayer )のヘマトキシリン〔シグマ (Sigrr+a )七/ト・ルイス(St。
Louis )、ミズーリ(MO))で対比染色し、脱水後封入した。
以下の開示は、観察した結果と上述した操作を完了1゜分析したことから到達し た結論を述べるものである。
糸球体プロテオグリカン類の単離と特性解析:上述したように−t’770−ス (5epharose ) CL−4Bを用いるQ、 5 M NaC4浴出液 のクロマドグ2フイでは、3つのプロティンビークが結果として生じ、そのうち ピ中 −り1とビーク2はPGsであった。ここで述べかつクレームしているモノクロ ーナル抗体は、糸球体PGsに属していると言われるビーク2で免疫し産生され た。Kavが0.48のこの物質は、プロティン、グルコサミンおよびガラクト サミンを9:1の比で含有し、かつヘキソサミンに対する比がおよそ1:1であ るウロン酸を含有することが示されたが、これはPGs K q#微的である。
プロテオグリカン類とその成分の単離の項で述べたように、特定の酵素処理に対 する糸球体PGsの酵素的耐性を用いて、前記精製物質の特性解析をさらに行っ た。フンドロイチナーゼABCに耐性のPGを含有するガラクトサミンが少量見 られた。
前記精製糸球体PGsのおよそ90%がヘパリチナーゼ耐性のH2POであった 。
4E2と7E12モノクローナル抗体のH8PG8F0:モノクローナル抗体4 F2と7E12は、双方ともに、カッパ軽鎖を持つIgG1イムノグロブリンで ある。モノクローナル類の特異的反応性を決定するため、糸球体PGを結合基質 として用い、4F2と7E】2を最初に工’) f (ELISA )系で試験 した。各モノクローナルは、糸球体PGに有意な結合を示した。高濃度の塩(I MNaCl )を前記検査系に添加したが、グロテオグリカンー抗体反応を阻害 せず、高陰イオンのプロテオグリカン類に対する前記モノクローナル抗体の結合 が非特異的な電荷相互作用によるものではないことが示された。糸球体PG量を 変化させ、前記抗体濃度を一定とする時、4F2および7E12の双方で、明ら かな滴定効果が見られた。さらに、直接エリザ(BLISA )で行われたこれ らの試験では、前記抗体は、タイプIVコラーゲンのラミニンとフィブロネクチ ンに交差反応を全(示さなかった。
糸球体PGSに対するこれらの抗体の特異的反応性を、競合的エリザ(ELIS A )阻害反応で確認した。各抗体の反応は糸球体PGで有意に阻害されたが、 一方、ウシ鼻中隔軟骨PG (50μにり)はこの抗体結合を狙害しなかった。
抗体反応性が前記分子のH8鎖に対して起こったものであるか否かを決定するた め、4F2と7E12mAbsを異なる濃度のH8と混合し、前記エリザ(EL ISA)において糸球体PGに対する結合を試験した。この競合的エリザ(EL ISA )実験の結果は、抗体反応阻害がないことを示し、4F2と7E12に より認識される抗原。
決定基が、前記分子のH8g上にないことを示している。
免疫された糸球体PGsに対する前記抗体結合の性質と4F2と7E12モノク ローナル抗体によって認識される抗原決定基部位を、上述の操作を用いて、ウェ スタンイムノプロットによって調べた。もとのままのインタクト(1ntact  )ヘパランリアーゼとフンドロイチナーゼABCで消化されたPGsをPAG E上で分離し、ニトロセルロース膜上で電気プロットした。前記モノクローナル 抗体をインタクトPGに対しプロットした時、PGsの電気泳動パターンに特徴 的な高分子量の点が各抗体で染色された。糸球体PGのヘパランリアーゼ処理で 、抗体によって染色された高分子量物質がゲル中の低位置に有意な移動を示し、 ヘパランリアーゼ耐性のH8PGのコアプロティンに、4F2と7E12が反応 性であることを示している。これらの結果から予測されるように、前記PGのフ ンドロイチナーゼABCによる消化は、前記モノクローナル抗体で染色されたP Gのプロッティングパターンに全く影響を及ぼさなかった。
これらのイムノプロントとエリザ(ELISA )結果は、4F2と7E12の 双方が糸球体由来のH2POIc特異的で、これらが認識する抗原決定基が前記 分子のコアプロティン中に局在することが示されている。
正常組織中におけるH2POの免疫局在ウシ腎皮質中におけるH2POの免疫局 在を、上述の間接IFとIP技術双方で調べ、そして双方ともに、実質的に類似 の結果を示した。4F2と7E12は、同一の染色パターンを呈した。これらは 、BMsだけを直線状に標識した。最大強度の染色は、GBMに沿って認められ た。尿細管上皮、ボーマンのうのBMおよび血管のBM物質も含めて糸球体外の B4sに沿って、結合が同様に認められた。小動脈系では、中腹層で染色が強く 、内皮下領域で弱かった。メサンギウムマトリックスと傍系球体系(JGA)は 、全く標識されないかあるいは極(わずかの標識しか示さなかった。また、糸球 体PG (20μ7/s/ ) トH8PGコアプロティン、インタクトなH8 による4F2 (PBS中で1:50)組織結合阻害を、間接IFで調べた。先 の免疫化学実験に相関し、糸球体PGとH2PO:Iアブロチインは、モノクロ ーナル抗体の腎組織結合を阻害したが、一方、H8は組織標識に全く効果がなか った。
また興なる種の正常腎切片に対する4F2と7E12モノクローナル類の結合を 、調べた。ウサギとイヌの腎組織切片に4F2は強く結合し、そしてヒト腎組織 には全く反応を示さなかった。7E12はヒト腎に対し強い交差反応を示した。
前記抗体のいずれも、ラットとマウス腎に対し交差反応を示さなかった。腎BM s以外にこれらのモノクローナル抗体が結合するか否かを確認するため、ウシ脳 、華丸、心臓およびり78節の凍結切片で免疫局在研究を行った。脳皮質および 脳白質内では、各抗体による染色は、小血管に対してのみ検出された。脳実質自 体では、全く染色を検出しなかった。また、前記結合は、心臓とリンパ節内の血 管BMに限局されていた。
翠丸では、4F2と7E12は双方とも小動脈壁と精管のBMを標識した。
ヒト腎生検試料中のH8PG免疫局在 さまざまな型の糸球体腎炎患者から得たヒト育生検試料中のH8PGコアプロテ ィン分布を調べた。ヒト腎組織に対し強い交差反応を示すモノクローナル抗体7 E12を、これらの研究に用いた。最小の変化しか起こしていない患者、連鎖球 菌感染後(postrepto coeeal )のメサンギウム増殖性糸球体 腎炎(GN)の患者から得た生検試料中に、H8PGのインタクトな染色が見ら れた。H8PG消失は、最小変化GNの一症例に見られた退縮糸球体1個でのみ 、検出された。陰性染色は硬化部位に限局されていた。連鎖球菌感染後のGN中 では、糸球体基底膜そのものが全体にH2POのインタクト染色を示し、重篤症 例で見られたクラブ状形態のメサンギウムの拡大が、糸球体中心で広範に陰性染 色されたメサンギウム領域として顕著に描出され、上述の二重免疫標識によると このメサンギウム領域はC3で充満していた。
膜性腎症の組織学的特徴を示す二生検試料中で、7E12は、突起形成に関連し GBM幅かび膜性に拡大していることを検出した。前記突起に加え、H2POv a性の肥厚GBM中で、多数の10′の形をしたH8 PG陰性病巣が見られ、 この病巣は、膜を面に平行に(en face )切断した時、いわゆる泡状様 (bubbling appearance )を呈した。IgGまたはC3が 、二重免疫技術を用いて同一組織切片中で前記H8PGとともに検出された時、 膜上突起間中かあるいは%0′の形をしたH8PG陽性GBM伸展部中に免疫沈 着物が付着していることを明らかに示していた。
び膜性増殖性ループス腎炎中にに二重輪郭の1虫くい状’ (moth eat en ) 5部、病巣の突起形成および10′形状のGBM突起のような種々の 型の08M異常が、7E12で検出された。二重免疫標識研究から、観察された GBM変化がイムノグロブリンまたはC3の沈着に関連していることを示した。
例えば、C3の膜内における車状付着が、′虫(い状′膜領域内の二重輪郭の膜 内および膜上C3顆粒領域内に観察された。膜内および膜上の免疫沈着は、異な る形態の不規則な08M肥厚に関連していた。上述のGBM変化以外に1重篤な 増殖性ループス腎炎の一生検試料中で、H8PG消失が病巣の部分的壊死領域に 見られた。
上述の全ては、正常腎組織と異常腎組織の識別における7E12の有用性を立証 する。
これまでの開示は、糸球体由来のH8PGに対して産生されたこの発明によるモ ノクローナル抗体を用いて、異なる型の糸球体腎炎の患者から得た野生検試料中 と同様に、正常ウシ腎組織と正常ヒト腎組織中におけるH8 PGの分布を述べ る。
上述のさまざまな操作を応用することによって、4F2と7E12の双方が、ク シ糸球体から単離されたH8PGファプロテインに特異的であることが観察され た。さらに、7E12抗体がヒト腎組織のBMと、翠丸および肺のようなその他 のヒト臓器にも結合することが観察された。
前記二抗体は、ヒト組織に対する交差反応性の点で異なっている。7E12抗体 はヒト腎と他のBMに結合する。したがって、これは、いくつかのヒト臨床研究 に応用できる。4F2抗体はヒト腎と交差反応しない。これは、エリザ(ELI SA )とウェスタンイムノプロットの双方で、H2POに対し、はるかに高い 活性を有している。
こレラの事実から、前記の二つのモノクローナル類が異なっており、H2POの コアプロティン上の異なる抗原決定基に特異的であることが、明らかに示される 。
この発明の新規モノクローナル抗体は多くの有用な目的のために使用できる。こ れらには、以下のものがあげられる。
1、そのような分子類の正常な解剖学的分布を明らかにするためのいろいろな組 織におけるH8 PGの解剖学的検出。
2腎、心臓、脳および畢丸のよ5なH8PG金含有さまざまな臓器の疾病を含め て多種の疾患におけるH2POの、病理学的解剖学的分布を検出すること。
3、前記H8PGが最初優先的に吸着されそして脱離するセファロース(5ep harose )のよ5な固相に対し、前記モノクローナル抗体が連結している アフィニテイクロマトグラフイな用いて、組織試料および他の生体液からH2P Oを単離すること。このようにして単離された前記H8PGは、尿または血清( urum )のようなヒト体液中抗体を認識するために診断上用いることができ る。
4、脳を髄液、尿および血清のような生体液中で、ある疾患の検出のために、H 8PGを検出すること。例えば、異常尿中におけるH8 PGの検出は、ある型 の腎疾患の診断において有用である。
5、前記4F2は、ヒト体液中のH2POに対する抗体を検出するためのエリザ (ELISA )およびイムノプロッティングのような免疫学的検査の標準化の ために用いることができる。
この発明のハイブリドーマ細胞系と新規抗体4F2および7D12は、上述の技 術で製造できる。前記抗体は、標準的な操作法で単離し精製できる。典型的に有 用な操作法には、例えば、沈澱、透析、クロマトグラフィ1膜ろ過および電気泳 動が挙げられる。上述のほとんどの用途では、前記抗体を単離し精製する必要が ない。はとんどの検査は、種々の濃度の組成物を含有する抗体を用いて、行うこ とができる。
この発明の製造法は、モノクローナル抗体を培地中に分泌するハイプリドーマの 製造を可能とする。培地上清は、充分な濃度の前記モノクローナル抗体を含有す るので、この上清があたかも1個のモノクローナル抗体であるかのように、この 上清をほとんど全ての目的に使用できる。前記ハイプリドーマ培養は、公知でか つ容易に入手可能な多くの培地のいずれによる標準的操作法に関しても用いるこ とができ、前記ハイプリドーマを成長、すなわち増殖させてさらに抗体を産生ず ることができる。
BALB/Cマウスが今回の免疫化の好適対象であるが、その他のマウス系統も 用いることができ、およびその他のげつ歯類、特にラットもまた用いることがで きることがわかる。
今回用いたマウスミエローマN5−1細胞は、公共ノ培養寄託機関のような多く の方面から入手可能である。
しかし、その他の多くのミエローマ細胞系が公知で、例えば、寄託銀行から入手 可能である。これらは、この発明の実施において、使用できる。前記細胞系は、 非融合のミエローマ細胞が生存しないように、好ましくは、上記に例示した薬剤 耐性型であるべきである。最も一般的な株群は、酵素HGPRTを欠損し、その ためにHAT培地で増殖しない8−アザグアニノ耐性細胞系である。前記ミエロ ーマ細胞系は、また、細胞によって産生された抗体による前記モノクローナル抗 体の混入を避けるため、ここで述べた系統のようなイムノグロブリンを分泌しな い種類であることが好まれる。融合操作にとって、牌細胞のミエローマ細胞に対 する適切な比は、5:1から1:05である。好適比は1:1である。
今回好適な融合プロモーターは、平均分子量が約1000〜4000のポリエチ レングリコールであるが、他の融合プロモーターも公知で、かつ使用できる。
この発明のモノクローナル抗体は、アメリカンタイプカルチャーコレクション( the American Type Cu1tureCollection  )に寄託され管理番号HB 9336とHB 933?と指定されたハイブリド ーマ細胞系から製造できる。前者は7E12を製造するのに使用され、後者は4 F2を製造するのに使用される。前記細胞系は、二つの方法のいずれかでさらに 抗体を製造するのに使用できる。
最も純度の高いモノクローナル抗体は、適切な培地中で適切な時間、選択ハイブ リドーマを立史上ユで培養することによって製造される。適切な製造法は周知で あり、または容易に決定できる。使用できるいくつかの培地で典型的であるのは 、MAバイオプロダクツ(Bio−products )、ウォーカーズビレ( Walkersville )、メリーランド(Md、)から入手可能なダルベ ツコの修正イーグル培地とRPMI 1640である。
このin vi土止技術は、本質的に単一特異性で、本質的に他の抗体を含まな いモノクローナル抗体を製造する。
しかし、このiHvijro法は、ある目的にとって充分な濃度の抗体を製造し ないことがあり、製造されたモノクローナル抗体の濃度は、約1−20μg/− に過ぎない。
やや純度が劣るがはるかに高濃度のモノクローナル抗体を製造するため、選択さ れたハイプリドーマを、好ましくは同系かあるいは傾向系のマウスに腹腔内注射 した。
前記ハイプリドーマは、適切なインキュベーション時間後にマウス中に抗体産生 性腫瘍を誘発し、宿主マウスの血流中と腹水中に高濃度の期待された抗体(約5 −201−)が結果として生じる。宿主マウスもまた、その血中および腹水中に 正常抗体を有しているけれども、これらの正常抗体の濃度は、前記モノクローナ ル抗体濃度の約5%に過ぎない。
この発明のモノクローナル抗体組成物は、ヒト抗血清のような通常入手可能な抗 体組成物と区別される。この後者の組成物は、高度に精製された形態においても 、有意な量の混入抗体を含有する。それに比し、この発明の組成物は、本質的に 、混入抗体を全く含まない。したがって、当業者に容易に理解されるように、こ れらは、多くの医療用途に容易に用いることができる。前記組成物は、医学的に 不活性な培地、即ち毒性がなくかつ特定の目的において抗体の生理学的活性に悪 影響を及ぼすことのない培地における前記抗体より成る。多くの用途に選択され る組成物は、ハイブリドーマが成育し前記抗体を産生する培養液上清である。そ れは、また、水溶性の培地、即ち等張の生理食塩水またはグルツース溶液または ビーナツツあるいはゴマ油のような油である。
この発明の製造物について予測される重要な医療用途のひとつに、腎不全あるい は別の臓器の機能不全のある個人を検出することがある。この診断目的のため、 前記の選定された抗体を検査下の個人のH8PGと反応させ、陽性個人の場合に は、検出可能な生成物が産生される。
陽性個人のH2POを、モノクローナル抗体と反応する抗原で特定する。全ての 検査に用いられる組成物含有の抗体は、検出可能な生成物を産生ずるため、抗原 に反応する充分な抗体を含有していなければならない。このような診断に効果的 な抗体の量は、当業者に周知の多(の因子によつ工評価可能な程変化する。これ らには、例えば、用いた検査の感度、使用可能な装置および検査下の試料量およ び例えば血清または尿などの試料の本体(1dentity )が挙げられる。
大多数の臨床検査の全てが、この発明のハイブリドーマと抗体を用いて行うこと ができる。典型的検査には、ラジオイムノアッセイ、酵素連結イムノアッセイ、 沈澱、凝集、直接および間接免疫けい光および補体結合が挙げられる。これらの 検査では、競合アッセイおよびサンドウィッチタイプのアッセイを用いることが できる。前記抗原、前記モノクローナル抗体あるいはヤギ抗マウス血清のような 抗抗体を411!識することができる。有用な標識として、フレオレ七イン、ロ ーダミンまたはオーラミンのようなけい光標識が挙げられる。14C,1311 、1251および25Bのような放射性核種を用いることができる。
使用できる酵素標識として、例えば、β−グルカミダーゼ(β−glucami dase )、β−D−グy=yシダーゼ、β−D−ガラクトシダーゼ、ウレア ーゼ、グルコースオキシダーゼ+パーオキシダーゼ、および酸またはアルカリホ スファターゼが挙げられる。細胞、抗体、抗原および抗血清のような生体産物を 標識する方法は周知であり、記載する必要がない。
これらの標識を検出する方法は現在いくつか入手可能であり、例えば、比色計、 分光光度計、分光けい光光度計、光度計およびガス圧技術、種々の放射性核種検 出の装置による方法があげられる。
この発明に関して有効に用いられる検査は全て、本発明のひとつのモノクローナ ル抗体とH8PGを含有する検出可能な反応生成物を形成することに関連する。
もちろん、検出可能な反応生成物には、抗抗体のような他の成分もある。
前記4F2モノクローナル抗体は、ヒト血清あるいは他の体液中のH8PGに対 する抗体を検出するため、エリザ(ELISA )で標準試薬として用いること ができる。
このアッセイは以下のようである:前記H8PGを用いるエリザ(ELISA  )は、0.1 M炭酸塩緩衝液中の5μり/−のH2POp)i9.8とチック (Nunc ) (インターメト(Inter−med ) )イムノプレート を室温で1時間、4℃で一晩インキユベートした。このプレートをP B S  −0,5%プリジ(Br1j ) (PBSB )で5回洗浄後、このプレート を希釈の異なるヒト抗血清とトリブリケント(triplicate)でインキ ュベートした。トリブリケットの対照ウェルに、100μlの4F2モノクロー ナル抗体(PBSBで1=80に希釈する)を添加した。このプレートを室温で 1時間インキュベートし、PBSB中で5回洗浄し、アルカリホスファターゼ共 役ヤギ抗ヒ)Iρ抗抗体、ヒト血清含有ウェルに添加した。一方、アルカリホス ファターゼ共役ヤギ抗マウスエρ抗血清(PBSB中で1 : 1000 )を 、4F2含有ウエルに添加した。プレートを再度室温で1時間インキュベートし 、PBSB中で5回洗浄した。最、後に、展開試薬(ジェタノールアミン中ニト ロフェニルリン酸)を添加し、このプレートを37℃で1時間インキュベートし た。陽性ウェル中に出現した色反応の405 nmにおける光学密度(OD)を タイターチック(Titertek)(フロー(Flow ) )のようなエリ ザ(ELISA )リーダーで測定した。前記4F2含有ウエルでは、1,00 0+/−0,10Dの読み取り値が、標準的読み取りとして得られた。この平均 的読み取りが得られない時は、プレートを廃棄し、アッセイを再度繰り返す。こ のようにして、ヒト血清中のH8PGに対する抗体測定の個体群データが得られ 、そしてこの検査は、厳密な品質管理が必要である臨床検査室で、診断目的およ び予測目的のために使用される。このように、全ての因子によるアッセイの変更 が決定できる。
前記7E12は、糸球体腎炎のような基底膜に影響を及ぼす疾患において、基底 膜の完全性、特に基底膜のH8PG成分の評価に有用である。この操作のため、 糸球体腎炎と臨床診断された患者から得た新鮮ヒト腎生検試料が用いられる。免 疫けい光技術が用いられた。この技術について、以下に詳細に述べる。イムノパ ーオキシダーゼおよび他の同様な標識技術もまた適合する。生検試料を、液体チ ッ素中でOCT培地上で瞬間凍結した。この生検試料をクライオスタンドで4μ mに切断し、顕微鏡スライド上に置いた。この切片をP B S pH7,4中 で洗浄し、20分間、10%の正常ヤギ血清(ベーゼルトン(Hazelton  ) )でインキュベートした。切片を次にPBSで1回5分の洗浄を3回行い 、PBS中の7E12モノクローナル抗体と30分間イ/キュベートした。PB S中で3回洗浄後、切片を、PBS中で1=40希釈のヤギ抗マウスIgGのフ ルオレセイン結合F(ab) 2フラグメ゛ントとインキュベートした。最後に 、切片をPBS中で3回洗浄し、PBS中5中外0%グリセロール層した。カバ ーをかけ、適切な顕微鏡(例、適切なフィルター付きニコ7オブテイシEi7ト (N1kon 0ptishot ) )のエビフルオレセンス(epifl’ uorescence )で調べた。
正常ヒト腎では、糸球体基底膜と尿細管基底膜が、細い直線状に染色されている のが認められた。糸球体腎炎のように、基底膜に影響を及ぼす疾患では、基底膜 の変化が明らかに見られた。本検査は診断用にも用いることができ、その理由は 、あるパターンの染色は全体的に特定の型の糸球体腎炎に典型的であるからであ る。基底膜ろ過表面の全体的な完全性に関する臨床的・病理学的判定は、予後の 見地から臨床的意味を有するものであり、腎機能の臨床評価に関連して決定され る。他臓器からの生検試料についても、基底膜の完全性と病理学の指標として前 記7E12モノクローナル抗体を用いて同様の病理学的研究を行うことができる 。
手 絖 補 正 書(自発) 昭和63年12月15日

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.HSPGのコアプロテインに特異的に反応し、ヒト腎組織と反応しないハイ プリドーマ細胞系HB9337またはそのサブクローンに由来するモノクローナ ル抗体4F2。
  2. 2.ハイプリトドーマ細胞系HB9337またはそのサブクローンおよびその培 養液よりなる組成物。
  3. 3.ハイプリドーマ細胞系HB9337を培養液で培養しおよび前記培養液の上 清から抗体を回収することからなるHSPGコアプロテインと特異的に反応しヒ ト腎組織と反応しないモノクローナル抗体4F2の製造方法。
  4. 4.充分量のモノクローナル抗体4F2含有組成物と下記試料を接触させてHS PGコアプロテインと検出可能であるように反応させることおよび反応生成物の 存在を検出することからなるHSPG含有試料中におけるHSPGの存在を検出 する方法。
  5. 5.HSPGコアプロティンと検出可能なように反応する充分量のモノクローナ ル抗体4F2を含有するモノクローナル抗体組成物。
  6. 6.HSPGコアプロテインと特異的に反応しおよびヒト骨組織と特異的に反応 するハイプリドーマ細胞系HB9336またはそのサブクローン由来のモノクロ ーナル抗体7E12。
  7. 7.ハイプリドーマ細胞系HB9336またはそのサブクローンおよびその培養 液よりなる組成物。
  8. 8.ハイプリドーマ細胞系HB9336を培養液で培養しおよび前記培養液の上 清から抗体を回収することからたるHSPGコアプロテインと特異的に反応しお よびヒト腎組織と特異的に反応するモノクローナル抗体7E12の製造方法。
  9. 9.充分量のモノクローナル抗体7E12を含有する組成物と下記試料を接触さ せてHSPGのコアプロテインと検出可能であるように反応させることおよび反 応生成物の存在を検出することよりなるHSPG含有試料中のHSPG存在の検 出方法。
  10. 10.HSPGコアプロティンと検出可能なように反応する充分量のモノクロー ナル抗体7E12を含有するモノクローナル抗体組成物。
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