JPH01500643A - 股関節領域に骨盤部分を補充するためのモジュール構造体内プロテーゼ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 股関節領域に骨盤部分を補充するためのモジュール構造体内１０テーゼ 本発明は、骨盤部分を股関節領域に装着するためのモジュール式体内プロテーゼ で股関節骨頭を受け取る皿部分と同皿部分と関連するプロテーゼを恥骨−腸骨領 域に固定するための接続要素とからなるものに間する。

ドイツ特許公報ＤＥ−２８０９５５６Ｂ２号にはモジュール原理に基づいて構成 された骨盤部分プロテーゼが開示されている。同プロテーゼは股関節臼を受け取 る空間と孔を備えた複数の接続面を有するほぼ四角形の本体と複数のビン形の接 続要素とから構成されている。後者は一方では上記孔内へ取付けられ、他方では 患者の残留する骨盤骨質と接続されている。

プロテーゼの本体はピン形の接続要素用に複数の孔を有する必要があるため比較 的大きな四角形体であってこれらの要素をそれぞれ患者の容態に応じて選択した 孔内に取付けることができるようになっている。さらに、孔内に差込まれた接続 要素はボルトにより本体に取付けられるため追加的なねじ孔を本体内へ設ける必 要がある。これら１０テ一ゼ部品によって、その形が患者の容態に応じてその時 々の必要に合致した１０テ一ゼ全体を組立てることができるが、患者の体内に植 込む場合には、この操作はやつがいで時間のかがるものとなる。なぜならば、プ ロテーゼ全体の最適位置を得る必要がある場合、本体との接続要素は移植された 状態ではボルト締めに対しては、あまり有効に利用することはできないからであ る。他方、選択した１０テ一ゼ部品を移植前に取付ける場合には、プロテーゼ部 品どうしの最適位置と共に患者の体内におけるプロテーゼ全体の最適機能は必ず しも保証す、ることはできない、なぜならば、本体は少なくとも３つの接続要素 と共に骨盤骨質に固定され、骨を切除した後の不利な構造のためそれぞれの接続 要素を骨盤骨質内に確実に固定することができるかどうかは確言できないからで ある。さらに、ねじ孔とそのために使用される取付ボルトとはプロテーゼを製作 する際に余分の製作費をもたらすことになる。

本発明の目的は、最初に述べた種類の体内プロテーゼを患者の罹患股関節領域の 解剖学的容態にそれぞれ適応し経済的に製造できる他にさらにプロテーゼを迅速 かつ容易に移植できると共に移植状態で最適の作用結果を得ることのできるよう に改良したものを提供することである。

上記目的の解決は最初に述べた体内１０テーゼで皿部分がそれぞれ１つの受取り 孔を有する２つの先端を引延ばした連結部を有し、同連結部と接続された接続要 素がそれぞれ１つの栓を有し、自動ロック締りばめを有するこの栓と共に受取り 孔内へ配置されるようになった特徴を有するものによって行われる。

本発明の体内プロテーゼの望ましい実施例の場合、半球形に構成された皿部分と 接続要素間の締りばめ継手は円錐継手より構成される。金属製接続要素は相当す る骨領域にボルト取付用孔を有する空間的に曲がったプレート部分を備えている ０皿部分の管側材質層は接続要素と同様にさらに骨材料をワックス付けするため の開放セルラ構造として構成することができる。

本発明の体内プロテーゼはその部品がそれぞれ解剖学的に適したプロテーゼで異 なる大きさのものを嵌装する目的で存在し、迅速かつ容易に移植できる。なぜな らば、接続要素の最終的固定はこれらが残留する骨盤骨材料の正しい位置に取付 けられる場合には取付作業に時間がかからずに自動ロック締りばめによりコンパ クトな皿部分に行うことができ、それぞれ短いストロークで行うことができるか らである。さらに、プロテーゼ部分はたった２つの接続要素により位置に応じて ほぼ容易に最適に移植することができる。なぜならば、このことにより皿部分を 真直ぐにすることが容易になり移植されたプロテーゼの最適の機能が保証される からである。その他、上記プロテーゼは経済的に製作できる。なぜならば、接続 要素を取付けるために追加的なねじ孔をそれと関連する取付ボルトと共に皿部分 内に設ける必要がなくなるか−らである。

以下、本発明を図面に示した実施例に即して詳説する。

第１図は実施例の側面図、 第２図は第１図の矢印■方向に第１の１０テ一ゼ部分を見た図、 第３図は第２図の矢印■方向に見た図、第４図は第３図のＩＶ−ＩＶ線による部 分断面図、第５図は実施例の第２のプロテーゼ部分の側面図、第６図は第５図の 矢印■方向に見た図、第７図は第２のプロテーゼ部分のもう一つの実施例の側面 図、 第８図は実施例の第３のプロテーゼ部分の側面図、第９図は第８図の矢印■方向 に見た図、第１０図と第１１図は第３のプロテーゼの代替例の正面図と側面図、 第１２図は移植状態にある第１図の実施例図。

第１図において人間の骨盤部分を股関節領域に補充するための体内プロテーゼは モジュール式に構成され、互いに接続された複数の主要構成部分と、しかも人工 股関節骨頭（図示せず）を受け取るための皿部分１と腸骨に取付ける接続要素２ と恥骨に取付けるその他の接続要素３とからなる。

皿部分モジュールは全体として中空の金属半球、例えばクロム、コバルト、モリ ブデンを使用した高合金鋼よりなる。

同半球の場合少なくとも半球の外側面を構成する材料層は骨材料をワックス付け するための開放セルラ構造として構成することができる。半球の皿空間内には同 様に樹脂製の例えばポリエチレン製の半球関節臼６が固定され、その中空空間７ は人工の股関節骨頭（図示せず）を受取る。

皿部分１はその円周のほぼ向かい合った２つの位置にそれぞれ先端を延伸した連 結部８．９を備える。同連結部は接続要素２．３と接続するために構成される。

さらに、第２．３゜４図はさらにその詳細を示したものである０以上より連結部 ８．９は半球４と共に１個の鋳造部品より構成され、その際連結部はプラゲット 状に形成され、それぞれ１１ｆｆ連接続要素を受取るための受取り孔１０．１１ を備えている。上記受取り孔１０．１１は円錐孔として構成され、開孔は接続要 素の円錐栓と以下に述べるように共面する。大きい方の腸骨側連結部８の円錐形 受取り孔１０はその全長を円錐形として構成する必要はなく、円筒形部分１２を 有していてもよい、その他、連結部８は無条件にその表面領域に開放セルラ構造 を備えている必要はない。

第５．６．７図は恥骨ｌＪ！Ｉ接続要素３の実施例を示す、第５図、第６図の実 施例は恥骨にボルト取付けするための複数の孔１４．１５を有する縦長の空間的 に曲っなプレート部分１３よりなる（第１０図）、孔１５は長手方向孔として構 成し、恥骨における接続要素３の正確な位置を調節した後それを最終的にねじで 固定するようにしである。プレート部分１３の一端には円錐栓１６が設けられ、 開栓１６は皿部分１の連結部９の受取り孔１１内に押込まれる。

先に述べた接続要素３は第７図の接続要素２と同様に皿部分１と同じ材料よりな る。さらに少なくともこの部分の前側材料層はさらに骨材料をワックス付けする ための開放セルラ構造として構成されている。その代わりこれら部分はその栓１ ６は別として一貫して開放セルラ構造体としても構成することができる。

第７図の代替的な接続要素３はその一端に主として半球形ヘッド１８を有する円 形断面のフィンガ形延長部１７を有し、後者は既に述べた延長部に対して直角に 走行する栓１６を担っている。上記フィンガ形延長部１７が予め準備された恥骨 の担当する凹所内へ移植される間に円錐形栓１６は恥骨部分モジュールの円錐形 受取り孔１１内へ係合する。

第８図、第９図の接続要素２はその他の部分１．３と同一の材料により作られて いて、複数の孔２０を有するほぼ空間的に曲っなほぼ三角形のプレート部分１９ とその自由端部分にコーン２２を有するシャフト２１よりなる。プレート部分１ ９がボルトによりそれに対応して予め準備された腸骨に取付けられる間、そのコ ーン２２を有するシャフト２１は皿部分１のその他の連結部８の円錐形受取り孔 １０内に固く摩擦接触して係合する（第１図）、シャフト２１は第８図に示す如 くその後側でだけグレート部分１９とオーバラッグするため後に腸骨に当接する プレート部分１９の側はシャフト材料から自由になる。このプレート部分１９も また少なくとも後に腸骨方向に向いたその辺縁層は開放セルラ構造より構成する ことができる。しかしそれは−貫して開放セルラ構造とすることもできる。

接続要素２．３は図面に示しかつ説明したコーン締りばめにより恥骨部分モジュ ールと接続する゛ことが望ましいが、ボルトにより締付力がつくりだされるよう な絆付継手も使用することができ、その場合にはそれに対応して連結部８．９に スリットを設ける。

その他の接続要素２が第１０図と第１１図に示しである。

プレート部分はＬ形のル−ト部分２５として構成され、その際かくして得られた 両脚部２５ａ、２５ｂは互いにほぼ直角に走行する６脚部自体は図面に示すよう に平らにもしくは空間的に曲げることもできる０脚部２５ａの一方側にはすでに 先に述べた締付栓を有するシャフト２１が設けられ、一方、この脚部の他方側に は少なくとも一つの突出した固定要素２６が設けられている。複数の互いに間隔 をおいた固定要素２６を設けることもできる。第１０図と第１１図に示す如く、 それに対応して予め準備された腸骨の凹所内へ移植される固定要素２６が走行し 、プレート部分２５の垂直脚２５ｂはそれに対してほぼ平行に走行する。しかし これらの部分は解剖学的もしくは病気に条件づけられた環境がそれを必要とする 場合にはその他の方向性を互いに対して有することもできる。

この代替的接続要素２を移植する場合には、腸骨をプレート部分２５の水平脚部 ２５ａ上に支え、一方、垂直脚部２５ｂを第１２図に点線で示すように腸骨の側 部に当接させる。

固定要素２６の簡単な実施例の場合、シャフト２１は上部方向に長く構成される 。その時脚部２５ａは穿孔２７を有し、開孔２７を貫いてシャフト２１が延びる 。その際シャフト部分は脚部２５ａの上部に固定要素を形成する。この場合シャ フトは脚部２５ａと溶接される。

その代わりプレート部分２５、シャフト２１および固定要素２６も一体の鋳造部 品として構成することができる。

上記の場合、固定要素２６は円筒形に構成される。しかし固定要素２６はその他 の断面形と外側を有することもできる。

さらに固定要素の少なくとも骨側辺縁層は骨材料をワックス付けるために開放セ ルラ構造として構成することができる。

その場合、このことはＬ形のプレート部分２５の場合にもそうすることができる 。その代わり、この固定要素はシャフト２１は別として一貫して開放セルラ構遺 体として構成することもできる。最後にこのプレート部分２５は同様に腸骨に取 付けるために複数の孔２０も備える。

第１２図は上記種類の移植された体内プロテーゼを示す。

罹患した骨部分を、ハツチング領域の骨盤骨構造の股関節領域内へ除去し、接続 要素２．３すなわちそのプレート部分１９．１３用の当接面を腸骨２３ないし恥 骨２４に準備した後、体内プロテーゼはその個々の部分’１．２．３を互いに対 するその個々の大きさ、形、位置を予め調査することにより互いに接続すること ができるため、相当する骨盤骨２３゜２４とねじ結合する。

個々の１０テ一ゼ部分の形と大きさを変化させて当該股関節領域の解剖学的環境 に応じて最も適した１０テ一ゼ部分とそれに対応した体内プロテーゼを使用でき ることは明らかである。

手続ネ市正書（方式） 昭和６３年　５月／２．＝日

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．股関節骨頭を受取るための皿部分とプロテーゼを恥骨ないし腸骨領域に固定 するための上記皿部分と関連する接続要素とからなる骨盤部分を股関節領域に補 充するためのモジュール構造体内プロテーゼにおいて、皿部分（１）がそれぞれ １つの受取り孔（１０，１１）を有する先端延伸した２つの連結部（８，９）を 有し上記連結部と接続された接続要素（２，３）がそれぞれ１つの栓（１６；２ １，２２）を有し自動ロック締りばめ式にこの栓と受取りボルト内へ配置される ことを特徴とする前記プロテーゼ。
2. ２．それぞれの締りばめ継手がコーン継手よりなることを特徴とする請求項１記 載のプロテーゼ。
3. ３．皿部分（１）が金属の中空半球として構成され接続要素（２，３）が金属製 でこの部分をそれに対応する骨領域にねじ取付けするための孔（２０；１４，１ ５）を有する空間的に曲ったプレート部分（１９；１３）を有することを特徴と する請求項１もしくは２記載のプロテーゼ。
4. ４．腸骨側接続要素（２）のプレート部分がＬ形のプレート部分（２５）よりな り、締付栓（２２）を有する脚部（２５ａ）を有するシャフト（２１）の一方側 と少なくとも突出した固定要素（２６）を一つ有する他方側が設けられることを 特徴とする請求項３記載のプロテーゼ。
5. ５．移植された状態で骨材料方向に取付けられるプロテーゼ部分（１，２，３） の材料層が骨材料をワックス付けするための開放セルラ構造として構成されるこ とを特徴とする請求項１〜４記載のプロテーゼ。