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Description
本発明は、ヒトの骨盤骨の寛骨臼および腸骨領域における部分置換用のエンドプロテーゼに関する。
骨の摩耗や骨の脆弱性(例えば、骨粗鬆症)、また、例えば腫瘍性疾患等の別の疾患により引き起こされる骨変化が原因で、骨盤領域の生体の骨構造が損傷して変化することにより、骨の平衡状態が保てなくなることや、寛骨臼の関節機能が果たされなくなることがある。また、事故や複雑骨折の結果、この部位に相応の損傷や機能不全が生じることがある。
そのような状態では、股関節の骨盤側の部分、寛骨臼、および、寛骨臼の周囲の領域のみが損傷してしまっていることが多い。このような場合には、損傷した生体の寛骨臼の代わりに股関節エンドプロテーゼをはめ込み、損傷箇所以外の使用可能な骨構造や負荷能力に関しては、患者自身の正常な骨盤に人工の関節窩コンポーネントをはめ込んで骨盤骨に係留する。
しかしながら、骨盤骨のその他の部分が欠損し、損傷を受けているような場合には、広範囲の置換を行う必要がある。
特許文献1には、特に生体の骨盤骨が激しく損傷した場合に、腸骨全部とそれに接して形成されている寛骨臼に加え、坐骨の少なくとも一部(一実施形態では全部)も置換する骨盤部分置換が記載されている。
しかしながら、この特許文献1のエンドプロテーゼは、あまり広範囲かつ重大でない部位の置換を前提としており、寛骨臼および腸骨の一部の領域のような、ヒトの骨盤骨の部分置換用エンドプロテーゼに該当する。
寛骨臼の代替物に加え、少なくとも腸骨の領域にも及ぶ類似のエンドプロテーゼは、先行技術から周知である。
例えば、特許文献2には、モジュール式の補強システムである股関節の関節窩が記載されている。この股関節の関節窩は、個々の平らな取り付けモジュールを備えている。そして、これらのモジュールは寛骨臼代替物と接合でき、かつ、これらのモジュールから選択的に少なくとも腸骨へ延ばすことができる。
この特許文献2に示されている取り付け要素は、寛骨臼と取り外し可能に接合されており、腸骨における骨欠損の代替等には用いられず、どちらかというと寛骨臼代替物の係留の安定性を向上させる。
特許文献3には、骨盤部分エンドプロテーゼの別の形態について記載されている。この特許文献3のように寛骨臼代替物と取り外し可能に接合されたこのエンドプロテーゼは、腸骨をまたぐように設けられ、ブリッジ片と称されるブリッジを有し、プロテーゼ全体を骨盤部分にも固定することができる。
この追加的な要素は、骨盤骨が切断されている場合でも、部分エンドプロテーゼの安定化に役立ち、骨折の固定を補助する。すなわち、腸骨と坐骨と恥骨との間の穴に鉤状部材をはめ込むことによって、骨折を締め付ける引張力が付与される。
しかしながら、上述の特許文献の構成では、例えば、骨盤の骨腫瘍において生じがちな重度の損傷による、腸骨にまで及ぶ進行性の骨欠損のブリッジまたは修復には基本的に利用できない。
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、上述のようなヒトの骨盤骨の部分置換において、1つのプロテーゼを用いて、寛骨臼の領域においても腸骨の欠損部分に対しても、骨の代替と安定化とを実現できるエンドプロテーゼを提供することを目的とする。
この課題は、本発明に従って、第1の部分から伸びる第2の部分が、平坦にさらに第1の部分球形状くぼみの縁部に接続され、かつ、第1の部分と一体的に接合されているとともに、さらに、第2の部分に第2の部分球形状くぼみが設けられていることにより解決される。
また、第2の部分は、第2の部分球形状くぼみにおける第1の部分球形状くぼみに相対する側(反対側)に、第2の部分球形状くぼみに一体的に成形され、第2の部分球形状くぼみの接合箇所から所定角度で突出する平坦な縁部が設けられた構成が好ましい。
第1の部分および第2の部分の少なくとも一方には、一体的に成形された外側に伸びるリンクが設けられており、このリンクは、留置手段を挿入可能な少なくとも1つの貫通孔を有している構成が好ましい。
留置手段を挿入可能な貫通孔が、第1の部分球形状くぼみに設けられた構成が好ましい。
本発明によるエンドプロテーゼでは、例えば第1の部分と前記第2の部分との間の領域で、かつ、第1の部分球形状くぼみと前記第2の部分球形状くぼみとの間の領域には、一体的に形成されたエンドプロテーゼの材料に取り囲まれた開口部が設けられた構成が好ましい。
本発明によるエンドプロテーゼでは、第1の部分球形状くぼみの領域において、材料が凹状に湾曲した側に、くぼみ状の凹部が設けられた構成にしてもよい。
同様に、第2の部分球形状くぼみの領域において、材料が凸状に湾曲した側に、くぼみ状の凹部を設けることができる。
第2の部分は、第1の部分球形状の縁部に接する部分に、寛骨臼蓋の上部に倣った構造が設けられている。
本発明によるエンドプロテーゼは、例えば研磨された金属で形成されることが好ましく、チタン製またはチタン合金製であればより好ましい。
エンドプロテーゼの製造は、例えば、鋳型での鋳造と、例えば研削や研磨等の鋳造パーツのその後の加工の手順を含む。しかしながら、まず未加工品を製造し、それから、冷間成形、例えば冷間プレスによって、または、例えば鍛造のような温間成形によってエンドプロテーゼの鋳造材を製造し、次いで、その後の加工、例えば研削や研磨によって仕上げることも可能である。
第1の部分から伸びる第2の部分が、平坦にさらに第1の部分球形状くぼみの縁部に接続され、かつ、第1の部分と一体的に接合されているとともに、さらに、第2の部分に第2の部分球形状くぼみが設けられていることにより解決される。第2の部分球形状くぼみは、寛骨臼の代替物として用いられるものと同じ方向に設けられており、すなわち、本発明によるエンドプロテーゼをある方向から見た場合に、寛骨臼の代替物と同じ方向に湾曲しており、上から(すなわちエンドプロテーゼをヒトの骨盤骨にはめ込んだ状態で表面に見える側を)見ると凹状に湾曲しており、反対側の裏側から見ると凸状に湾曲している。
本発明による一体的なエンドプロテーゼの形成により、すなわち、第1の部分球形状くぼみを有する第1の部分と、第2の部分球形状くぼみを有する第2の部分とを一体的に接合することにより、このプロテーゼは極めて安定し、運動器官によってこのプロテーゼにかかる負荷をしっかり受け止め、残在する骨盤骨においてプロテーゼの係留領域の方向に確実に導き、そこから生体の骨格に伝達することができる。
本発明による第2の部分に設けられた第2の部分球形状くぼみは、エンドプロテーゼが取り付けられた状態にて、エンドプロテーゼの上側に位置し、一方、寛骨臼の代わりとなる第1の部分球形状くぼみは、エンドプロテーゼの下側に位置する。この第2の部分球形状くぼみは、残在する腸骨の残存骨のこの部分において、エンドプロテーゼを十分かつ確実に支持する作用を奏する。さらに、第2の部分球形状くぼみに対して相補的に形成された相応する支持面を、残在する腸骨の骨部分に容易に形成することができる。
本明細書において使用される「部分球状」とは、表面形状において、くぼみの少なくとも一部分に球状部分を有する形状、すなわち部分球体であり、相応に伸びるように形成されていることを意味する。
また、第2の部分球形状くぼみにおいて、第1の部分球形状くぼみに相対する側(反対側)に、第2の部分球形状くぼみに一体的に成形された、第2の部分球形状くぼみの接合箇所から所定角度で突出する幅広で平坦な縁部が設けられた構成が好ましい。理想的な方法での正確な成形により、腸骨の表面を模して成形されているこの縁部が設けられていることにより、エンドプロテーゼは、第2の部分球形状くぼみの周囲の領域において、この骨部分を支えることができ、腸骨に対し、静的に有利な力の伝達および支持力をもたらすことができる。
有利には、第1の部分および第2の部分の少なくとも一方に一体的に成形された外側に伸びるリンクが設けられており、このリンクは、留置手段、例えば骨ねじを挿入可能な少なくとも1つの貫通孔を有している。基本的にエンドプロテーゼの係留にはこのようなリンク1つで十分であるが、このようなリンクが2つ以上であると好ましい。これらのリンクは必ずしも一平面上にまっすぐに伸びている必要はなく、さまざまな角度から患者の残存骨に例えば骨ねじの形で係留を行い、エンドプロテーゼを固定するために湾曲していてもよい。
留置手段を挿入可能な貫通孔は、第1の部分球形状くぼみおよび第2の部分球形状くぼみの少なくとも一方に設けることができる。例えば第1の部分球形状くぼみには、エンドプロテーゼを後からはめ込むときに特に必要とされる寛骨臼代替物の領域にエンドプロテーゼを固定するために、対応する貫通孔が設けられる。
本発明によるエンドプロテーゼでは、例えば第1の部分と前記第2の部分との間の領域で、かつ、第1の部分球形状くぼみと前記第2の部分球形状くぼみとの間の領域には、一体的に形成されたエンドプロテーゼの材料に取り囲まれた開口部が設けられている。そのような開口部は、材料を節約して、エンドプロテーゼを軽量化できる。さらに、エンドプロテーゼの位置を合わせてはめ込む際に、執刀医が、この開口部を通してその下の領域を視認できるため、手術において位置確認しやすくできる。開口部の周囲で第1の部分と第2の部分とを接合している材料部分は、エンドプロテーゼでブリッジする必要がある、患者の骨の欠損のブリッジにも用いられる。
例えば本発明によるエンドプロテーゼでは、第1の部分球形状くぼみが広がっている方向と同じ方向への領域において、第1の部分球形状くぼみと離間して相対する第2の部分の領域の辺り、すなわち、エンドプロテーゼの上側に配置されるように、部分球形状である第2の部分球形状くぼみが形成されている。上述の好ましい他の形態に従って形成された開口部は、例えば、第1の部分球形状くぼみの領域と第2の部分球形状くぼみの領域との間に位置する。この開口部によって、エンドプロテーゼの材料の節約になるとともに、生産技術的には、開口部をエンドプロテーゼの面から押し開けて第2の部分球形状くぼみを形成するために、材料を保持することができる。
本発明によるエンドプロテーゼでは、第1の部分球形状くぼみの領域において、材料が凹状に湾曲した側に、くぼみ状の凹部が設けられた構成にしてもよい。この凹部は、関節窩代替物をエンドプロテーゼに固定し、例えば接着剤またはセメントを用いて接合するために用いられる。
同様に、第2の部分球形状くぼみの領域において、材料が凸状に湾曲した側に、くぼみ状の凹部を設けることができる。この凹部は、例えば骨セメントを用いてエンドプロテーゼを補助的に固定する際に、この領域の残りの骨材料にエンドプロテーゼを係留するために用いられる。
第2の部分は、第1の部分球形状の凹部およびその縁部に接する部分に、寛骨臼蓋の上部に倣った構造が設けられている。生体の股関節における寛骨臼蓋は、運動時の股関節脱臼を防ぐのに重要である。本発明によるエンドプロテーゼで治療する骨欠損では、生体の骨のまさにこの寛骨臼蓋の部分も摩耗または変化しており、その機能が失われてしまっているため、形成される人工関節の将来的な機能のために、寛骨臼蓋が模倣または模造される必要がある。ここでは、本発明によるエンドプロテーゼを一体的に形成する際に、この寛骨臼蓋を模した構造も統合して、このプロテーゼに備えてもよい。
本発明によるエンドプロテーゼは、例えば十分に研磨された金属で形成されることが好ましく、チタン製またはチタン合金製であればより好ましい。このような材料は、エンドプロテーゼ法において、一方で作用する力を十分に伝達でき、他方でその生体適合性に関して十分に安定していることが実証されている。
本発明によるエンドプロテーゼは、例えば対象患者の適用するように、個々の所見に応じた寸法で形成される。このために、通常は、公知のイメージング法(例えばコンピュータ断層撮影法)により、治療する患者の摩耗した骨盤部分の写真を撮り、その写真に基づき、例えばいわゆるラピッドプロトタイピングを用いてモデルを作製し、このモデルに基づいてエンドプロテーゼを設計する。そのようなエンドプロテーゼの製造は、例えば、鋳型での鋳造と、例えば研削や研磨等の鋳造パーツのその後の加工の手順を含む。しかしながら、まず未加工品を製造し、それから、冷間成形、例えば冷間プレスによって、または、例えば鍛造のような温間成形によってエンドプロテーゼの鋳造材を製造し、次いで、その後の加工、例えば研削や研磨によって仕上げることも可能である。
そして、本発明によれば、ヒトの骨盤骨の部分置換において、1つのプロテーゼを用いて、寛骨臼の領域においても腸骨の欠損部分に対しても、骨の代替と安定化とを実現できる。すなわち、ただ1つのパーツを用いて、骨盤領域において大幅な骨欠損がある場合でも、この骨格部分の安定性と負荷能力とを回復させ、この領域の柔軟性と可動性とを、維持または修復するのに適している。
以下に、本発明の第1の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図面には、本発明に係るヒトの骨盤骨の部分置換用エンドプロテーゼの種々の実施の形態を様々な方向から示している。同時に、そのようなエンドプロテーゼの埋め込み場所、ならびに患者の欠損した骨盤骨のモデルに基づく、本発明によるエンドプロテーゼの設計を示している。
なお、本発明は、図面に示す構成に限定されるものではなく、以下の実施の形態に関する記述とあわせて、本発明の説明およびより良い理解を目的としているにすぎない。
図1および図2には、ヒトの骨盤骨の部分置換用のエンドプロテーゼ1をそれぞれ異なる方向から示している。すなわち、図1は、上から、つまり埋め込み位置において骨と反対側で露出しているエンドプロテーゼ1の表面を示し、図2は、下から、つまり、埋め込み位置において、骨に接するエンドプロテーゼ1の表面を示す。
このエンドプロテーゼ1は、第1の部分3に第1の部分球形状くぼみ2を有し、この第1の部分球形状くぼみ2が、処置する患者の骨盤骨において、寛骨臼の代替物として作用する。
エンドプロテーゼ1が埋め込まれた状態にて患者の腸骨Ilに接する第2の部分4には、第2の部分球形状くぼみ5が設けられている。この第2の部分球形状くぼみ5の周囲には平坦な縁部6が設けられており、この縁部6が第2の部分球形状くぼみ5の大部分を取り囲んでいる。
貫通孔としての取付孔7を有するリンクとしての取り付けリンク8が、一端部側が縁部6から伸び、他端部が第1の部分球形状くぼみ2に隣接してエンドプロテーゼ1に成形されており、留置手段としての骨ねじを取付孔7に挿入して締め付け骨盤骨Bに固定することによって、この取り付けリンク8を用いてエンドプロテーゼ1を周囲の骨盤の骨部分に固定できる。
また、もう1つの取付孔7が、寛骨臼を模した第1の部分球形状くぼみ2に設けられている。第1の部分球形状くぼみ2に設けられた取付孔7も、人工関節窩を受け入れる寛骨臼の特に負担がかかる領域の固定、例えばエンドプロテーゼ1の最初の固定に用いられる。
取付リンク8は、真直ぐ平らに伸びるように形成されているのではなく、屈曲し角を成すように形成されている。取付リンク8の形状は、エンドプロテーゼ1を施す患者の骨盤骨Bの表面の解剖学的状況に応じて選択かつ形成されている。
エンドプロテーゼ1は、例えば2つの部分3と部分4とを一体的に接合して、一体的に形成されている。しかしながら、これらの部分に一体的に接合された領域の他に、エンドプロテーゼ1の一方面から他方面へ貫通した開口部9が設けられている。この開口部9は、エンドプロテーゼ1の材料および重量を低減できるとともに、エンドプロテーゼ1の位置決めする際に、執刀医が、この穴を通してその下の領域を視認できるようにしている。そのため、執刀医は、手術域においてより良好な位置確認が可能となる。
エンドプロテーゼ1の上面にある第1の部分球形状くぼみ2の凹状の内面と、エンドプロテーゼ1の下面にある第2の部分球形状くぼみ5の凸状の外面とに、それぞれ規則的なパターンで配置されたくぼみ状の凹部30が設けられている。これら凹部30は、図1または図2においてそれぞれ示されている。これらのくぼみ状の凹部30は、それぞれの表面を拡大することで、漸次拡径された領域と、第1の部分球形状くぼみ2の凹状の受け入れ部にはめ込まれる人工関節窩との接合性を向上させるため、接着剤またはセメントを用いて人工関節窩を固定する際、または、第2の部分球形状くぼみ5を患者の骨盤骨Bの腸骨Il領域に固定する際に効果的である。
次に、第2の実施の形態を図3を参照して説明する。
図3には、エンドプロテーゼ10を下方から示す。このエンドプロテーゼ10も、寛骨臼の代替物として用いられ、第1の部分13に設けられた第1の部分球形状くぼみ12を示している。同様に、エンドプロテーゼ10の第2の部分14に第2の部分球形状くぼみ15が設けられている。この第2の部分14は、図示したエンドプロテーゼ10においても、患者の骨盤骨Bの腸骨Il領域に装着するために設けられており、第2の部分球形状くぼみ15は、腸骨Ilに対応するように形成された凹部にはめ込まれ、この骨盤骨Bと接合される。
第2の部分球形状くぼみ15の周囲にも、幅広い範囲にわたる環状の平坦な縁部16が設けられている。この縁部16は、少なくとも、第1の部分球形状くぼみ12とは反対側の部分に配置されている。この環状の縁部16は、先に図示した第1の実施の形態の環状の縁部6と同様に、患者の腸骨Ilの骨盤骨B上の平らな支えに用いられる。このエンドプロテーゼ10でも、貫通孔としての取付孔17を有するリンクとしての取付リンク18が設けられており、第1の部分球形状くぼみ12には別の取付孔17が設けられている。取付リンク18および取付孔17は、エンドプロテーゼ10を患者の骨盤骨Bに係留するのに用いられる。すなわち、骨ねじを取付孔17に挿入し骨盤骨Bに固定することによって、少なくともエンドプロテーゼ10における一次安定性が得られる。
第2の部分球形状くぼみ15の凸状に湾曲した外面にも、くぼみ状の凹部30が設けられている。このようなくぼみ形の凹部30は、図示されていない第1の部分球形状くぼみ12の凹状に湾曲した内面にも設けられている。また、エンドプロテーゼ10も、一体的に形成された面において、第1の部分13と第2の部分14との間の領域に開口部19が設けられている。
次に、第2の実施の形態を図4および図5を参照して説明する。
図4および図5には、ヒトの骨盤骨Bの埋め込み位置におけるエンドプロテーゼ20を示す。
ここで、骨盤骨Bにおけるその埋め込み位置に示されるエンドプロテーゼ20も、エンドプロテーゼ20の第1の部分23に設けられた第1の部分球形状くぼみ22を有する。
この第1の部分球形状くぼみ22は、エンドプロテーゼ20において患者の寛骨臼を模しており、腸骨Ilと恥骨Pと坐骨Isとの接合領域に位置する。第2の部分球形状くぼみ25は、腸骨Ilにまで及ぶエンドプロテーゼ20の第2の部分24に配置されている。
この第2の部分球形状くぼみ25は、図4および図5に示す埋め込み位置で、患者に生じた腸骨Ilの欠損部にはめ込まれている。このために、骨におけるこの欠損領域には、第1の部分球形状くぼみ25の対向形状が相応に形成されている。
第1の部分球形状くぼみ25の周囲において、例えば第1の部分球形状くぼみ22とは反対側の第2の部分球形状くぼみ25の縁部領域には、平らな環状の縁部26が形成されている。
この縁部26は、腸骨Ilの表面に配置され、そこに負荷をかける力、すなわちエンドプロテーゼ20に作用する力を、腸骨Ilにおいて健康で安定している領域に導く。
エンドプロテーゼ20にも、貫通孔としての取付孔27を有するリンクとしての取付リンク28が設けられている。
第2の部分球形状くぼみ25に隣接する取付リンク28が腸骨Ilの上に位置し、他方で第1の部分球形状くぼみ22に隣接する取付リンク28が坐骨Isに沿って伸びている。
さらに、図4には、第1の部分球形状くぼみ22に設けられた取付孔27が示され、図5には、第2の部分球形状くぼみ25に設けられた取付孔27が示されている。
また、取付孔27のそれぞれに、エンドプロテーゼ20を骨盤骨Bに固定している留置手段としての骨ねじKの頭部が示されている。
さらに、このエンドプロテーゼ20にも、第1の部分23と第2の部分24との移行部に開口部29が設けられている。
エンドプロテーゼ20は、先に図示して説明したエンドプロテーゼ1,10と同様に、第1の部分球形状くぼみ22の凸状の内面に、くぼみ状の凹部30が設けられている。
このようなくぼみ状の凹部30は、腸骨Ilに接する領域において、第2の部分球形状くぼみ25の、図示しない凹状の外面にも設けられている。
また、同じくすでに先に図示して説明したエンドプロテーゼ1,10と同様に、エンドプロテーゼ20も一体的に形成されている。
エンドプロテーゼ20は、先に図示した実施の形態において、また、先に説明した実施の形態の場合でも、金属製、例えばチタン製またはチタン合金製が好ましく、十分に研磨されているとより好ましい。
エンドプロテーゼ1,10,20は、通常は、大量生産の完成品として製造するのではなく、骨盤領域において、寛骨臼を越えて腸骨にまで及んでいる広範な摩耗現象または骨欠損、例えば腫瘍欠損を有する患者それぞれに対応して設計し製造する。
このような設計は、患者の骨盤骨BのモデルMに基づいて行う。このモデルMは、例えばラピッドプロトタイピングにより、所見確認後に、イメージング法、例えばコンピュータ断層撮影法(CT)で作製されたものである。
そのような設計に従って、設計を担当する医学技術士が、まず、作製するエンドプロテーゼ1,10,20のモデルMに対する適切な位置や方向を、例えば、図6に破線で示すスケッチ線Sで大まかにスケッチする。
次いで、モデルMに基づいて、製造するインプラントについて決定されたデータと幾何学的寸法をデジタル化し、この既定値に基づいて、個々に適合したエンドプロテーゼ1,10,20を製造できる。このエンドプロテーゼ1,10,20の製造は、例えば鋳造パーツの形で製造できる。すなわち、それぞれの患者専用の鋳型を製造し、その鋳型にエンドプロテーゼ1,10,20の鋳造部材を流し込む。
次いで、この鋳造部材は、その後の加工、例えばくぼみ状の凹部の取付孔の加工、最終表面加工、および好ましくは十分な研磨によって完成する。
しかしながら、他の方法として、鍛造型または打ち型を患者それぞれに合わせて調整し、エンドプロテーゼ1,10,20を、部分完成品である基本的に平らな鋳造部材の温間成形または冷間成形により形成し、次いで、取付孔の加工、くぼみ状の凹部の加工および最終表面加工によって、相応に最終的な加工を行う処理方法も可能である。
1 エンドプロテーゼ
2 第1の部分球形状くぼみ
3 第1の部分
4 第2の部分
5 第2の部分球形状くぼみ
6 縁部
7 貫通孔としての取付孔
8 取付リンク
9 開口部
10 エンドプロテーゼ
12 第1の部分球形状くぼみ
13 第1の部分
14 第2の部分
15 第2の部分球形状くぼみ
16 縁部
17 貫通孔としての取付孔
18 取付リンク
19 開口部
20 エンドプロテーゼ
22 第1の部分球形状くぼみ
23 第1の部分
24 第2の部分
25 第2の部分球形状くぼみ
26 縁部
27 貫通孔としての取付孔
28 取付リンク
29 開口部
30 くぼみ状の凹部
B 骨盤骨
Il 腸骨
Is 坐骨
K 留置手段としての骨ねじ
M モデル
P 恥骨
S スケッチ線
2 第1の部分球形状くぼみ
3 第1の部分
4 第2の部分
5 第2の部分球形状くぼみ
6 縁部
7 貫通孔としての取付孔
8 取付リンク
9 開口部
10 エンドプロテーゼ
12 第1の部分球形状くぼみ
13 第1の部分
14 第2の部分
15 第2の部分球形状くぼみ
16 縁部
17 貫通孔としての取付孔
18 取付リンク
19 開口部
20 エンドプロテーゼ
22 第1の部分球形状くぼみ
23 第1の部分
24 第2の部分
25 第2の部分球形状くぼみ
26 縁部
27 貫通孔としての取付孔
28 取付リンク
29 開口部
30 くぼみ状の凹部
B 骨盤骨
Il 腸骨
Is 坐骨
K 留置手段としての骨ねじ
M モデル
P 恥骨
S スケッチ線
Claims (12)
- ヒトの骨盤骨の寛骨臼および腸骨の領域における部分置換用エンドプロテーゼであって、
寛骨臼の代替物として用いられる第1の部分球形状くぼみを有する第1の部分と、第2の部分形状くぼみを有し腸骨に装着するための第2の部分とを備え、
第2の部分は、第1の部分に一体的に接続され、第1の部分球形状くぼみの縁部まで平坦に伸びる
ことを特徴とするエンドプロテーゼ。 - 第2の部分は、少なくとも第2の部分球形状くぼみにおける第1の部分球形状くぼみとは反対側に、第2の部分球形状くぼみに接して成形された平坦な縁部を有し、
縁部は、第2の部分球形状くぼみから所定角度で突出している
ことを特徴とする請求項1に記載のエンドプロテーゼ。 - 第1の部分および第2の部分の少なくとも一方に一体的に成形された外側に伸びるリンクを備え、
リンクは、留置手段を挿入可能な少なくとも1つの貫通孔を有している
ことを特徴とする請求項1または2記載のエンドプロテーゼ。 - 第1の部分球形状くぼみには、留置手段を挿入可能な少なくとも1つの貫通孔が設けられている
ことを特徴とする、請求項1ないし3いずれか一記載のエンドプロテーゼ。 - 第1の部分と第2の部分との間の領域で、かつ、第1の部分球形状くぼみと第2の部分球形状くぼみとの間の領域には、エンドプロテーゼを形成する材料に取り囲まれた開口部が設けられている
ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか一記載のエンドプロテーゼ。 - 第1の部分球形状くぼみは、凹状に湾曲した側にくぼみ状の凹部が設けられている
ことを特徴とする請求項1ないし5いずれか一記載のエンドプロテーゼ。 - 第2の部分球形状くぼみは、凸状に湾曲した側にくぼみ状の凹部が設けられている
ことを特徴とする請求項1ないし6いずれか一記載のエンドプロテーゼ。 - 第2の部分は、第1の部分球形状くぼみの縁部に接する部分に、寛骨臼蓋の上部を模した構造が設けられている
ことを特徴とする請求項1ないし7いずれか一記載のエンドプロテーゼ。 - 研磨された金属製である
ことを特徴とする請求項1ないし8いずれか一記載のエンドプロテーゼ。 - チタン製またはチタン合金製である
ことを特徴とする請求項9記載のエンドプロテーゼ。 - 鋳造、および鋳造パーツを加工して製造されている
ことを特徴とする請求項1ないし10いずれか一記載のエンドプロテーゼ。 - 平らな初期加工品の冷間成形また温間成形、およびこれら成形部品を加工することによって製造されている
ことを特徴とする請求項1ないし10いずれか一記載のエンドプロテーゼ。
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