JPH0148026B2 - - Google Patents

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JPH0148026B2
JPH0148026B2 JP59087598A JP8759884A JPH0148026B2 JP H0148026 B2 JPH0148026 B2 JP H0148026B2 JP 59087598 A JP59087598 A JP 59087598A JP 8759884 A JP8759884 A JP 8759884A JP H0148026 B2 JPH0148026 B2 JP H0148026B2
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JP
Japan
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pattern
memory
signal
patterns
sewing machine
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JP59087598A
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JPS60232196A (ja
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Fujio Horie
Mitsuyasu Kuno
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、ミシン機枠内に設けられた内部メモ
リと、そのミシン機枠に対して着脱可能な外部メ
モリとを備え、両メモリに記憶された多数の模様
中から所望模様を選択して形成するミシンに関す
る。
[従来技術] 現在、小型で大容量の電子メモリをミシン機枠
内に設け、その電子メモリに記憶された100種類
以上の模様を択一的に形成するミシンが製品化さ
れており、更に上記ミシンよりも形成模様数を飛
躍的に増加させるために、使用頻度の高い模様を
ミシン機枠内の内部メモリに記憶させ、使用頻度
の低い模様をミシン機枠に対して着脱可能な外部
メモリに記憶させ、両メモリを切換スイツチによ
り選択することが可能なミシンが提案されるに到
つた。
しかしながら、内部メモリ中の模様と外部メモ
リ中の模様とを組合せて形成する際に、その外部
メモリを誤つてミシン機枠から離脱した時に、外
部メモリ中の模様に関する縫針の揺動位置及び送
り運動を調節する送り調節器の設定位置が不確定
なものとなり、組合せ模様全体の形状が崩れて縫
製品を損傷させたり、縫針と押え足等の縫製具と
の衝突を引き起こしたりする危険性があつた。
[目的] 本発明は前述した問題点を解決するために為さ
れたもので、その目的は、内部メモリの模様と外
部メモリ中の模様とが組合せられた際にその外部
メモリがミシン機枠から誤つて離脱された時、そ
の組合せ模様中における外部メモリの模様を削除
して模様組合せを変更することにより、前記縫製
具との衝突を防止し得ると共に縫製品の損傷を最
少限に留め得るミシンを提供することにある。
[解決手段] 上記の目的を達成するために、本発明は、組合
せられた複数の模様の全てが内部メモリの第1の
模様群に属するのかまたはその複数の模様中に外
部メモリの第2の模様群の模様が含まれているの
かを判別する判別手段と、前記組合せられた複数
の模様の全てが第1の模様群に属する時に現在の
模様組合せを保持し、その複数の模様中に第2の
模様群の模様が含まれている時にその含まれる模
様を削除して模様組合せを変更する制御手段とを
設けている。
[作用] 前記制御手段は判別手段の判別結果に従つて模
様組合せ手段を制御する。即ち、制御手段は、組
合せられた複数の模様の全てが第1の模様群に属
する状態において外部メモリが離脱された時に模
様組合せ手段による模様組合せを保持する。この
ことから、その模様組合せは破壊されず再度模様
組合せ操作を行う必要がなく、ミシンの使い易さ
を向上させることができる。一方、組合せられた
複数の模様中に第2の模様群の模様が含まれてい
る状態において外部メモリが誤つて離脱された時
には、その含まれている模様のみを削除して模様
組合せを変更する。これにより、縫針及び送り調
節器の位置を確定して縫針と縫製具との衝突を未
然に防止し、また縫製品の損傷を最少限に留める
ことができる。
[実施例] 以下に、本発明の一実施例を示す図面を参照し
て説明する。
最初に、本実施例の基本構成について第1図を
参照して説明する。
第1図において一点鎖線にて示されたミシン機
枠10内に設けられた内部メモリ12は第1の模
様群を記憶し、そしてミシン機枠10に対して着
脱可能に設けられた外部メモリ14は第2の模様
群を記憶する。模様組合せ手段16は、両メモリ
12,14のいずれか一方を指定すると共に、そ
の両模様群から所望模様を順次指定して模様組合
せを行うために用意されている。前記模様組合せ
手段16のメモリ指定に従つて、データ選択手段
18は前記指定されたメモリ中の所望模様に関す
る縫目データを縫目形成装置20に供給し、縫目
形成装置20の作動により所望模様が形成され
る。判別手段22は、模様組合せ手段16により
組合せられた複数の模様の全てが第1の模様群に
属するのかまたはその複数の模様中に第2の模様
群の模様が含まれるのかを判別する。制御手段2
4は、外部メモリ14の着脱状態を検出するメモ
リ着脱検出手段26の検出結果と判別手段22の
判別結果とに従つて模様組合せ手段16を制御す
るもので、組合せられた複数の模様の全てが第1
の模様群に属する時に模様組合せ手段16による
模様組合せ状態を保持し、そして前記組合せ模様
中に第2の模様群の模様が含まれる状態において
外部メモリ14の離脱が検出された時にその第2
の模様群の模様を前記組合せ模様中から検索して
削除し、残りの模様により組合せ模様を構成し直
す。
更に、本実施例の詳細について第2図乃至第8
図を参照して説明する。
第2図は本実施例のミシンの外観を示してお
り、ミシン機枠10を構成する上方アーム30の
頭部には、上下動及び横方向揺動運動可能な針棒
32が配置され、その下端に縫針34が取付けら
れている。加工布を移送するためにベツド36内
には公知の送り機構により四運動送りが付与され
る送り歯38が配置され、図示しない送り調節器
により送り運動が制御されている。
上方アーム30の前面には、使用頻度の高い第
1の模様群中の各模様に関して形象及び2桁に対
応番号が掲記された表示板40が固着されてい
る。また、脚柱部42の前面には、前記対応番号
を使用して所望模様を指定するために「0」乃至
「9」の数字にそれぞれ対応する10個の入力キー
44と、複数の模様を組合せるために操作可能な
組合せキー46とが配設されている。そして、前
記入力キー44により入力された対応番号を視覚
表示するために数字表示器48が設けられてい
る。使用頻度の高い第1の模様群を記憶するため
にミシン機枠10内に設けられた内部メモリ12
と使用頻度の低い第2の模様群を記憶する外部メ
モリ14とのいずれか一方を選択するために2つ
の選択位置の間で変位可能なメモリ選択スイツチ
50が設けられ、その左方には、外部メモリ14
の選択状態を表示する発光ダイオード(以下
LEDと記す)52が配置されている。
前記外部メモリ14はメモリカセツト54中に
内蔵されており、そのカセツトは第3図に示す如
く脚柱部42に水平方向に穿設された収納室56
に対して着脱可能に構成されている。その収納室
56の左方には、外部メモリ14を後述の中央処
理装置70に接続するための接続器58が配置さ
れている。また、メモリカセツト54の着脱状態
を検出するためにリミツトスイツチ60が収納室
56に近接して配置されており、そのリミツトス
イツチ60は第1図におけるメモリ着脱検出手段
26に相当する。
更に、ミシンモータ62を起動及び停止させる
ために起動停止スイツチ64が上方アーム30の
頭部に配置されている。
本実施例の電気的構成について第4図を参照し
て説明する。
メモリ選択スイツチ50は、内部メモリ12を
選択するために第2図に示す如く左方位置にある
時に、低レベルの出力信号PS1を中央処理装置7
0に供給し、その信号PS1に従つて中央処理装置
70はLED52を消灯させる低レベルの信号DM
を出力する。反対に、外部メモリ14を選択する
ために右方位置に切換られた時に、高レベルの出
力信号PS1を中央処理装置70に供給し、これに
より中央処理装置70はLED52を点灯させる
高レベルの信号DMを出力する。前記メモリ選択
スイツチ50により選択されたメモリ中の模様群
から所望模様を選択するために入力キー44が操
作された時に、エンコーダ72は入力された対応
番号を表わすコード信号PNと2桁の対応番号の
入力完了に同期した高レベルのパルスPS2とを中
央処理装置70に供給する。この時、中央処理装
置70は前記信号PNに従つて対応番号を表示す
るための信号DNを数字表示器48に出力する。
また、組合せキー46はその操作時に高レベルの
出力信号PS3を、解放時に低レベルの出力信号
PS3を中央処理装置70に供給しており、リミツ
トスイツチ60はメモリカセツト54の装着時に
高レベルの出力信号PS4を、その離脱時に低レベ
ルの出力信号PS4を中央処理装置70に供給す
る。
先頭アドレスメモリ74は、両メモリ12,1
4に記憶された各模様に関する縫目データ群の先
頭アドレス信号HADを記憶しており、中央処理
装置70により前記信号PS1及び信号PNから変
換された模様コード信号PACを受けて1つの先
頭アドレス信号HADを出力する。尚、外部メモ
リ14において各模様に関して用意されたアドレ
ス数が模様種類に関係なく一定になるようにされ
ており、異なる外部メモリを使用する場合には先
頭アドレスメモリ74中の外部メモリに関する先
頭アドレス信号AHDを変更する必要はない。先
頭アドレスメモリ74からの先頭アドレス信号
HADを組合せキー46の操作に応答して順次一
時記憶するために中間メモリ76が用意されてお
り、ミシンモータ62の運転中は中央処理装置7
0の内部カウンタC1により指定されたアドレス
に先頭アドレス信号HADを記憶し、そのモータ
の停止中はそのカウンタC1により指定されたア
ドレスから先頭アドレス信号HADを出力する。
第4図に示された入力キー44、組合せキー4
6、メモリ選択スイツチ50、エンコーダ72、
先頭アドレスメモリ74及び中間メモリ76は、
第1図に示された模様組合せ手段16を構成して
いる。
中央処理装置70は、ミシンモータ62の運転
中に中間メモリ76から出力された先頭アドレス
信号HADを内部カウンタC2にロードし、縫針
34が所定位置に達した時にタイミング信号発生
器78から発生される高レベルのパルスTPに応
答してカウンタC2をその先頭アドレス信号
HADから前進させる。そのカウンタC2の内容
は、メモリ選択スイツチ50により指定されたメ
モリに供給されてそれをアドレス付けするために
使用され、その指持されたメモリからは縫目デー
タSDが中央処理装置70に出力される。そして、
中央処理装置70は縫目データSDをアクチユエ
ータ駆動回路80に供給し、これにより針揺動ア
クチユエータ82及び送りアクチユエータ84が
駆動されて針棒32の揺動位置及び前述の送り調
節器の調節位置が設定される。アクチユエータ駆
動回路80及び両アクチユエータ82,84は第
1図における縫目形成装置20を構成している。
モータ駆動制御装置86はミシンモータ62の
動作を制御するもので、起動停止スイツチ64が
モータ停止中に操作された時にモータの運転を表
わす高レベルの信号CMを中央処理装置70に出
力すると共にモータ62を起動させる。反対に、
モータ運転中に起動停止スイツチ64が操作され
た時にモータの停止を表わす低レベルの信号CM
を中央処理装置70に出力すると共にモータ62
を停止させる。また、モータ駆動制御装置86は
中央処理装置70からのモータ停止命令に従つて
モータ62を停止させる。
以上記述した構成よりなる本実施例の動作を第
5図乃至第8図に示すフローチヤート従つて説明
する。尚、フローチヤートにおいて、信号の高レ
ベル状態は「1」により表わされ、信号の低レベ
ル状態は「0」により表わされている。
最初に、ミシンの電源を投入すると、初期設定
が行われ、前述のカウンタC1,C2と、組合せ
られた複数の模様中から外部メモリ14の模様を
削除する時に使用される内部カウンタC3,C4
とがリセツトされると共に、その内部に用意され
た多数のフラグCF,BF,MF,CMFが「0」に
設定される。
ここで、内部メモリ12中の模様と外部メモリ
14中の模様とを組合せるためにメモリカセツト
54をミシン機枠10に装着すると、リミツトス
イツチ60は高レベルの信号PS4を中央処理装
置70に出力する。その後、メモリ選択スイツチ
50を第2図に示された左方位置に保持した状態
にて内部メモリ12中の所望模様の対応番号を入
力キー44により入力すると、メモリ選択スイツ
チPS1の「0」が判別されてフラグBFが「0」
に設定され、エンコーダ72からの信号PS2の
「1」が判別されてコード信号PNが内部メモリ
M1に記憶される。そして、フラグBFの「0」
が判別されて信号PS1及びコード信号PNが内部
メモリ用変換に従つて前記所望模様を表わす模様
コード信号PACに変換される。現在、フラグCF
は「0」であることから中間メモリ76の全内容
がクリアされ、コード信号PACにより先頭アド
レスメモリ74から先頭アドレス信号HADが続
出され、その先頭アドレス信号HADはカウンタ
C1により指定された中間メモリ76のアドレス
に書込まれる。この一連の動作が実行された後
に、メモリM1の内容に従つて信号DNが数字表
示器48に出力されてその表示器48に前記所望
模様の対応番号が表示される。
続いて、外部メモリ14中の模様を組合せるた
めにメモリ選択スイツチ50を第2図に示された
左方位置から右方位置に切換えて組合せキー46
を操作すると、メモリ選択スイツチ50及び組合
せキー46からは高レベルの信号PS1及び高レベ
ルの信号PS3が中央処理装置70に出力される。
中央処理装置70においては、信号PS1及び信号
PS4の「1」がそれぞれ判別されてフラグBFが
「1」に設定され、信号PS3の「1」が判別され
てカウンタC1が前進されると共にフラグCFが
「1」に設定される。この後に、外部メモリ14
中の所望模様の対応番号を入力すると、前述と同
様にエンコーダ72からの信号PS2の「1」が判
別されてコード信号PNがメモリM1に一時記憶
され、フラグBFの状態が判別されて外部メモリ
用変換が実行される。この外部メモリ用変換に従
つて、信号PS1及びコード信号PNが前記所望模
様を表わす模様コード信号PACに変換され、そ
してフラグMFが「1」に設定されてフラグCF
の状態が判別される。このフラグCFは「1」に
設定されているので、中間メモリ76はクリアさ
れず、コード信号PACにより先頭アドレス信号
HADが続出され、その先頭アドレス信号HADが
カウンタC1により中間メモリ76に書込まれ、
フラグCFが「0」に設定される。
以上記述した操作及び動作の繰返しにより、両
メモリ12,14中の複数の模様を組合せること
ができ、その組合せられた模様に関する先頭アド
レス信号HADは組合せ順に中間メモリ76に一
時記憶される。また、前述したことから理解され
るように、中央処理装置70は、入力キー44に
より指定された模様が内部メモリ12中の第1の
模様群に属するのかまたは外部メモリ14中の第
2の模様群に属するのかを判別する動作を第5図
に示されたステツプST1乃至ST4において実行
しており、入力キー44及び組合せキー46の操
作により順次指定して組合せられた複数の模様の
全てが第1の模様群に属する時に第1の信号の発
生としてフラグMFをステツプST5において
「0」に設定しており、その組合せられた複数の
模様中に第2の模様群の模様が含まれる時に第2
の信号の発生としてフラグMFをステツプST6
において「1」に設定している。従つて、中央処
理装置70はステツプST1乃至ST6の実行によ
り第1図に示された判別手段22の動作を行う。
前述の如く組合せられた複数の模様中に外部メモ
リ14の模様が含まれている状態、即ちフラグ
MFが「1」に設定されている状態において、作
業者が誤つてメモリカセツト54を離脱した場
合、リミツトスイツチ60はその離脱を検出して
低レベルの信号PS4を中央処理装置70に供給す
る。中央処理装置70においては、フラグMFの
「1」が判別されると共に信号PS4の「0」が判
別され、この異常状態を作業者に知らせるために
LED52を点滅させる信号がタイマーの設定時
間の間出力される。その設定時間の間にメモリカ
セツト54が装着されなかつた場合には、第6図
に示されたフローチヤートに従う第1の模様削除
ルーチンが実行される。
第1の模様削除ルーチンが開始されると、最初
に両カウンタC1,C3がリセツトされ、そのカ
ウンタC3により指定された中間メモリ76のア
ドレスから、組合せ模様中の第1番目の模様に関
する先頭アドレス信号HADが読出され、そのア
ドレス信号HADは内部メモリM2に一時記憶さ
れる。そして、内部メモリM2の内容が「0」か
否かが判別されるが、本実施例においては両メモ
リ12,14中の各模様に関する先頭アドレスと
して零アドレスが使用されないようにされてお
り、このためにメモリM2の内容は「0」でない
ことが判別される。また、メモリM2中の先頭ア
ドレス信号HADが表わすアドレスの値が、外部
メモリ14中の模様に割り当てられた先頭アドレ
スの最小値N以上か否かが判別される。最小値N
以上である時にはカウンタC3を前進させるステ
ツプに直接移行されるが、最小値Nより小さい時
にはカウンタC1により指定された中間メモリ7
6のアドスレにメモリM2中の先頭アドレス信号
HADが書込まれた後にカウンタC3の前進が実
行される。この前進されたカウンタC3により再
度先頭アドレス信号HADが読出されてメモリM
2に記憶され、前述した一連の動作が繰返され
る。これにより、組合せられた複数の模様中の外
部メモリ14の模様に関する先頭アドレス信号
HADが中間メモリ76から削除され、その組合
せ模様中の内部メモリ12の模様に関する先頭ア
ドレス信号HADのみが組合せ順に中間メモリ7
6に再記憶されて保持される。
中間メモリ76中の全ての先頭アドレス信号
HADが検査された後にメモリM2の内容「0」
が判別され、続いてカウンタC1の内容が判別さ
れる。そのカウンタC1の内容が「0」である時
には組合せ模様が外部メモリ14の模様のみから
構成されていたことを意味しており、この時に
は、中間メモリの内容がクリアされてカウンタC
1により指定された中間メモリ76のアドレスに
直線縫目の先頭アドレス信号HADが書込まれ、
フラグMF,BF,CFが共に「0」に設定され、
異常状態を知らせる表示「FF」に関する異常表
示コード信号がメモリM1に記憶される。
以上記述した第1の模様削除ルーチンの実行に
より中間メモリ76の内容が変更され、このルー
チンの終了後に第5図に示されたフローチヤート
に従う動作に移行され、メモリM1に従つて信号
DNが出力されて数字表示器48に異常状態を知
らせる表示「FF」が現われる。
従つて、中央処理装置70は、第5図に示され
たステツプST7,ST8と第6図に示された第1
の模様削除ルーチンとの実行により第1図に示さ
れた制御手段24の動作を行う。
次に、両メモリ12,14中の模様が組合せら
れた組合せ模様を形成する動作について説明す
る。
ミシンモータ62を起動させるために起動停止
スイツチ64を操作すると、モータ駆動制御装置
86はモータ運転を表わす高レベルの信号CMを
中央処理装置70に供給する。中央処理装置70
において、信号CMの「1」が判別されると第7
図のフローチヤートに従う動作が開始され、最初
にカウンタC1がリセツトされる。このカウンタ
C1により中間メモリ76から最初に指定された
模様の先頭アドレス信号HADが読出されてカウ
ンタC2にロードされる。その先頭アドレス信号
HADを表わすアドレスの値が、前述の最小値N
以上か否かがステツプST9において判別され、
最小値N以上である時にフラグCMFが「1」に
設定され、最小値Nより小さい時にフラグCMF
が「0」に設定される。従つて、フラグCMFが
「1」の時にはカウンタC2の先頭アドレス信号
HADが外部メモリ14中の模様に関するもので
あることを意味しており、フラグCMFが「0」
の時にはカウンタC2の先頭アドレス信号HAD
が内部メモリ12中の模様に関するものであるこ
とを意味している。
その後に、フラグCMFの状態がステツプST1
0において判別され、フラグCMFが「1」の時
にカウンタC2の内容が外部メモリ14に供給さ
れ、「0」の時にカウンタC2の内容が内部メモ
リ12に供給される。そのカウンタC2によりア
ドレス付けされたメモリからは縫目データSDが
読出される。従つて、中央処理装置70は第6図
に示されたステツプST10乃至ST12の実行に
より第1図に示されたデータ選択手段18の動作
を行う。両メモリ12,14中の各模様に関する
縫目データ群には、その模様の終了を表わす終了
データが含まれており、前述の読出された縫目デ
ータSDがその終了データであるか否かがステツ
プST13において判別される。終了データでな
い時には、縫目データSDがアクチユエータ駆動
回路80に出力されて各縫目形成のために使用さ
れる。そして、タイミング信号発生器78からの
信号TPの状態が判別され、その信号TPが「0」
である間、フラグCMF、信号PS4及び信号CM
の状態が繰返し判別される。信号TPが「1」に
変化したことが判別された時にカウンタC2が前
進されて次の縫目データが読出される。
最初に指定された模様の形成が終了すると、ス
テツプST13において終了データの読出が判別
され、カウンタC1が前進されてその内容により
指定された中間メモリ76のアドレスから先頭ア
ドレス信号HADが読出され、そのアドレス信号
HADの内容が判別される。現段階においては、
先頭アドレス信号HADの内容が「0」でないこ
とから、このカウンタC1により第2番目に指定
された模様の先頭アドレス信号HADが中間メモ
リ76から読出されてカウンタC2にロードされ
る。この第2番目に指定された模様もまた前述の
最初に指定された模様と同様の動作の実行により
形成され、その模様形成の終了時にカウンタC1
が更に前進されて次の模様の形成に移行される。
その後、組合せられた複数の模様に関する先頭ア
ドレス信号HADの全てが検査され、続いてカウ
ンタC1により読出された中間メモリ76の内容
が「0」になつた時に、カウンタC1がリセツト
されて最初に指定された模様が再度形成されるよ
うになる。
模様形成を停止するために起動停止スイツチ6
4を操作すると、モータ駆動制御装置86はモー
タ62を停止させるための動作を開始すると共
に、モータ停止を表わす低レベルの信号CMを中
央処理装置70に供給する。その信号CMの
「0」はステツプST14において判別され、カウ
ンタC1がリセツトされ、フラグCFが「0」に
設定されて第5図に示されたフローチヤートの動
作が実行され得る状態になる。
今、組合せ模様において外部メモリ14中の模
様が形成されている時に、メモリカセツト54が
離脱されると、リミツトスイツチ60は低レベル
の信号PS4を中央処理装置70に供給する。こ
の時、フラグCMFは外部メモリ14中の模様が
形成されていることから「1」に設定されてお
り、そのフラグCMFの状態が第7図に示された
ステツプST15において判別され、そして信号
PS4の「0」がステツプST16において判別さ
れ、そして第8図に示された第2の模様削除ルー
チンが実行される。
その第2の模様削除ルーチンが開始されると、
カウンタC1の内容がカウンタC3,C4にそれ
ぞれロードされ、カウンタC3が前進されてその
内容により中間メモリ76から先頭アドレス信号
HADが読出されてメモリM2に記憶される。続
いて、メモリM2の内容が「0」であるか否かの
判別と前述の最小値N以上か否かの判別とが順次
実行され、その最小値Nより小さい時にはカウン
タC4により指定された中間メモリ76のアドレ
スにメモリM2の内容が書込まれてカウンタC4
が前進された後にカウンタC3が前進され、最小
値N以上である時には直接にカウンタC3が前進
される。カウンタC3の前進により、再び先頭ア
ドレス信号HADの読出が行われる。組合せ模様
中の最後の模様に関する先頭アドレス信号HAD
が検査された後、メモリM2の内容の「0」が判
別されると、両カウンタC1,C4の内容が比較
されるが、メモリカセツト54の離脱時に形成さ
れている模様以降に組合せられた模様の全てが外
部メモリ14中の模様である場合を除いて両カウ
ンタC1,C4の内容は相違することから、フラ
グMF,BFが共に「0」に設定されて前述の異
常表示コード信号がメモリM1に記憶される。而
して、第1の模様削除ルーチンと同様に第2の模
様削除ルーチンの実行により、組合せ模様中から
外部メモリ14の模様が削除されて模様組合せが
変更される。そして、第2の模様削除ルーチンに
より変更された内部メモリ12の模様のみからな
る組合せ模様がメモリカセツト54の離脱後に形
成され続け、その組合せ模様の形成中には第7図
に示されたステツプST17の実行により数字表
示器48に異常表示「FF」が現われて作業者に
異常状態を知らせる。
以上記述したように、本実施例においては、外
部メモリ14中の模様が組合せられた状態にてメ
モリカセツト54が離脱された時に、その異常状
態をLED52の所定時間の点滅により作業者に
知らせ、メモリカセツト54の装着による異常状
態の解消が行われなかつた時に初めて外部メモリ
14の模様が自動的に削除される。従つて、メモ
リカセツト54の誤つた離脱においても、組合せ
模様の破壊を可能な限り防止することができ、ミ
シンの使い易さを向上させる上で有利である。
本発明は、前述の実施例に限定されるものでは
なくその趣旨を逸脱しない範囲において種々の変
更を加えることができる。
[効果] 以上詳述したことから明らかなように、本発明
は、模様組合せ手段により組合せられた複数の模
様の全てが内部メモリの第1の模様群に属するの
かまたはその複数の模様中に外部メモリの第2の
模様群の模様が含まれているのかを判別する判別
手段と、組合せられた複数の模様の全てが第1の
模様群に属する時に現在の模様組合せを保持し、
その複数の模様中に第2の模様群の模様が含まれ
る状態にて外部メモリが離脱された時にその第2
の模様群の模様を削除して模様組合せを変更する
制御手段とを設けることにより、組合せ模様の全
てが第1の模様群に属する時に外部メモリが離脱
されたとしても組合せ模様は破壊されずに保持さ
れることから、再度の組合せ操作が不要になり、
ミシン使用上有利である。また、組合せ模様中に
第2の模様群の模様が含まれる状態において外部
メモリが誤つて離脱された時には、その第2の模
様群の模様のみが削除されて模様組合せが変更さ
れることから、縫針及び送り調節器の位置を第1
の模様群の模様に関する位置に確定することがで
き、縫針と縫製具との衝突を未然に防止し、模様
崩れによる縫製品の損傷を最少限に留めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の基本構成を示す図
面、第2図は本実施例のミシンの外観図、第3図
はメモリカセツトの装着状態を示す拡大断面図、
第4図は本実施例の電気的構成を示すブロツク
図、第5図乃至第8図は中央処理装置の動作を説
明するためのフローチヤートであり、第5図はミ
シンモータの停止時における動作を説明するため
のフローチヤート、第6図は第1の模様削除ルー
チンを説明するためのフローチヤート、第7図は
ミシンモータの運転時における動作を説明するた
めのフローチヤート、第8図は第2の模様削除ル
ーチンを説明するためのフローチヤートである。 10:ミシン機枠、12:内部メモリ、14:
外部メモリ、16:模様組合せ手段、22:判別
手段、24:制御手段、26:メモリ着脱検出手
段、44:入力キー、46:組合せキー、50:
メモリ選択スイツチ、70:中央処理装置、ST
1乃至ST17:ステツプ、MF:フラグである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ミシン機枠内に設けられ、予め定められた複
    数の模様からなる第1の模様群を記憶する内部メ
    モリと、ミシン機枠に対して着脱可能であり、前
    記第1の模様群中の模様と異なる複数の模様から
    なる第2の模様群を記憶する外部メモリと、前記
    両模様群中の模様を順次指定して複数組合せるた
    めの模様組合せ手段とを備え、その組合せられた
    複数の模様を形成するミシンにおいて、 前記組合せられた複数の模様の全てが前記第1
    の模様群に属する時に第1の信号を発生し、前記
    組合せられた複数の模様中に前記第2の模様群の
    模様が含まれている時に第2の信号を発生する判
    別手段と、 前記第1の信号の発生時に前記外部メモリの着
    脱状態に関係なく前記模様組合せ手段による模様
    組合せを保持し、前記第2の信号が発生されると
    共に前記外部メモリがミシン機枠から離脱された
    時に、前記組合せられた複数の模様中から前記第
    2の模様群に属する模様を削除して模様組合せを
    変更する制御手段とを含む着脱可能な外部メモリ
    を備えたミシン。
JP8759884A 1984-04-28 1984-04-28 着脱可能な外部メモリを備えたミシン Granted JPS60232196A (ja)

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JPS60232196A JPS60232196A (ja) 1985-11-18
JPH0148026B2 true JPH0148026B2 (ja) 1989-10-17

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5338454A (en) * 1976-07-07 1978-04-08 Husqvarna Ab Household sewing machine

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5338454A (en) * 1976-07-07 1978-04-08 Husqvarna Ab Household sewing machine

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