JPH0147137B2 - - Google Patents

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JPH0147137B2
JPH0147137B2 JP56158866A JP15886681A JPH0147137B2 JP H0147137 B2 JPH0147137 B2 JP H0147137B2 JP 56158866 A JP56158866 A JP 56158866A JP 15886681 A JP15886681 A JP 15886681A JP H0147137 B2 JPH0147137 B2 JP H0147137B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbonated water
carbon dioxide
iced
dioxide gas
ice
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56158866A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5860948A (ja
Inventor
Kikuo Fukui
Sukehiro Takami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiji Dairies Corp
Original Assignee
Meiji Milk Products Co Ltd
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Publication date
Application filed by Meiji Milk Products Co Ltd filed Critical Meiji Milk Products Co Ltd
Priority to JP56158866A priority Critical patent/JPS5860948A/ja
Publication of JPS5860948A publication Critical patent/JPS5860948A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、従来知られていない新規な氷菓を製
造する方法に関するものであるが、更に詳細には
固い氷ではなく内部に空洞もしくは気泡を多数有
するポーラスな新規な構造を有する氷結物を製造
する方法に関する。
アイスキヤンデー等氷菓は、各種成分を含有し
た調整水を原料とし、これを型に入れて凍結せし
めて製造するものであるが、得られた製品は非常
に固くて食するのに不快であるばかりでなく、自
由に歯で切断することができず、歯を当てた部分
とは別の部分が破断する等の欠点がある。
本発明は、このように従来より氷菓は固いもの
であるという固定観念にとらわれることなく、柔
らかい氷菓という従来未知の全く新しい氷菓とい
うよりはアイススナツクというべき新規食品を開
発する目的でなされたものである。水を凍結させ
てなり本来的に固いものである氷を、柔かいポー
ラスなものにしようという全く逆転したアイデ
ア、すなわち、当業界ではむしろ下可能と考えら
れていた思想を具体的に実現するために、本発明
はなされたのである。
このような新規な技術的課題を達成するため、
鋭意研究を行なつた結果、炭酸ガスが有する物理
化学的性質及び食品に対する食品化学的性質の双
方に着目して、炭酸ガスを利用することを想起す
るに到つた。そして各種の研究及び実験をくり返
して本発明を完成したのである。
本発明によれば、炭酸ガスを含有する調整炭酸
水を液体窒素中に投入してアイススナツクを製造
するのである。そのメカニズムの詳細は今後の研
究に俟たねばならないが、炭酸ガス含有水を急激
に液体窒素中に投入すると、約−196℃以下とい
う極低温及び常圧への変化によつて、調整炭酸水
の水の中に溶解していた炭酸ガスの溶解度が低下
し、溶解炭酸ガスが急激に気化して放出され、空
洞部を有し、気泡を多数含有する氷が製造される
ものと推定される。
調整炭酸水中に炭酸ガスを含有せしめるには、
ガスの圧力及び周囲の圧力を調整しながら気体状
の炭酸ガスを吸収せしめてもよいし、水を冷却し
ておき且つ加圧下において液化した炭酸ガスを吸
収せしめてもよい。この炭酸水中の炭酸ガスの含
有量は、2ボリユーム以上が良く、特に好ましく
は4〜5ボリユームとするのが好適である。
この高圧下で製造され高ボリユームの炭酸ガス
を含有する調整炭酸水は、そのまま液体窒素中に
導入すると、無味、無色、無臭のポーラスな氷と
なる。これは、そのまま又はその上に各種シロツ
プ等をかけてアイススナツクとして供することが
できる。また、この調整炭酸水には、果汁、果
肉、香料、色素、甘味料、酸味料、増粘料、牛
乳、発酵乳その他の乳製品も自由に添加すること
が可能であるので、このような炭酸水を原料とし
て製造したアイススナツクは、空洞部を有してポ
ーラスな構造を有するのみでなく、各種の色、
味、香り等を楽しむことができる。
このようにして製造した調整炭酸水を液体窒素
中に投入すれば、ポーラスな氷からなるアイスス
ナツクが製造されるのであるが、投入方法によつ
て各種の形状にすることができる。例えば、炭酸
水を上から滴下すれば球状のアイススナツクが得
られるし、大量の炭酸水を上から投入すると、鏡
餅状となるし、側面から炭酸水を注入するとステ
イツク状となり、これらを組み合わせれば各種の
形状を自由に製造することができる。また、ノズ
ルの大きさ、形状を変えたり、炭酸水の粘度を適
度に調節することによつて、中空円筒状とした
り、涙滴状としたりすることも可能である。
得られた製品は、そのままアイススナツクとし
て食用に供することもできるし、これを氷菓、ア
イスシヤーベツト、アイスクリームに混入した
り、ソーダ水、コーラ、ジユース等に入れてフロ
ートにしたり、各種のバリエーシヨンを楽しむこ
とが自由にできる。
本発明に係るアイススナツクは、空洞を有し、
気泡を多数包含するポーラスな氷という新規構造
となつているため、従来のアイスキヤンデーとは
全く異なつた食感を有するのみでなく、他の冷却
食品に混入添加することができるし、形状も自由
に変えることができ、アイスキヤンデーに比べて
その応用範囲が極めて広いという利点が得られ
る。
以下、本発明の実施例について詳述する。
実施例 1 メロン果汁3%、メロンフレーバー0.3%及び
緑色色素若干を含む調整されたシロツプを0〜5
℃に冷却し、カーボネーターの8Kg/cm2の圧力下
で液化炭酸ガスを吸収させて5〜6ボリユームの
炭酸水とし、直径5mmのノズルから液体N2中に
滴下する。するとカラメル焼のように中に空洞を
有し、気泡を多く含む直径10〜30mm程度の氷がで
きそれをバケツトコンベアーにて液体N2中から
取り出す。取り出した氷を−20℃にて保存しアイ
ススナツクとして供する。
実施例 2 メロン果汁、メロンフレーバー、ゼラチン、レ
モンジユース、及び卵白を原料として常法により
メロンシヤーベツトを製造したが、その冷却工程
途上で、実施例1によつて得た小型メロン状のア
イススナツクを15%添加して製品を得た。
得られた製品は、メロンシヤーベツトの中に直
径約10〜30mmのメロン状小球が散在して、あたか
も小型のメロンが丸ごと入つている感を呈して食
欲を著しくそそるものであつた。そのうえ、この
小球はポーラスで固いものではないため歯に対す
る抵抗感がなく、ベースとなるメロンシヤーベツ
トの食感風味とうまくマツチし、むしろそれを引
きたてるものであつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 炭酸ガスを含有する調整炭酸水を液体窒素中
    に投入して空洞もしくは気泡をもつ氷結物を得る
    ことを特徴とするアイススナツクの製造方法。
JP56158866A 1981-10-07 1981-10-07 アイススナツクの製造方法 Granted JPS5860948A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56158866A JPS5860948A (ja) 1981-10-07 1981-10-07 アイススナツクの製造方法

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JP56158866A JPS5860948A (ja) 1981-10-07 1981-10-07 アイススナツクの製造方法

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Publication Number Publication Date
JPS5860948A JPS5860948A (ja) 1983-04-11
JPH0147137B2 true JPH0147137B2 (ja) 1989-10-12

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ID=15681106

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01114681A (ja) * 1987-10-28 1989-05-08 Nkk Corp 炭酸入り氷の製造方法及びそのための装置
GB8814477D0 (en) * 1988-06-17 1988-07-20 Unilever Plc Sublimation method

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4826231A (ja) * 1971-08-06 1973-04-06

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JPS4826231A (ja) * 1971-08-06 1973-04-06

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JPS5860948A (ja) 1983-04-11

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