JPH0146817B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0146817B2 JPH0146817B2 JP55055992A JP5599280A JPH0146817B2 JP H0146817 B2 JPH0146817 B2 JP H0146817B2 JP 55055992 A JP55055992 A JP 55055992A JP 5599280 A JP5599280 A JP 5599280A JP H0146817 B2 JPH0146817 B2 JP H0146817B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- particles
- amplifier
- indicator
- particle
- voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims description 97
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 26
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 24
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 claims description 3
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 22
- FAPWRFPIFSIZLT-UHFFFAOYSA-M Sodium chloride Chemical compound [Na+].[Cl-] FAPWRFPIFSIZLT-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 17
- 238000000034 method Methods 0.000 description 8
- 235000002639 sodium chloride Nutrition 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 239000011780 sodium chloride Substances 0.000 description 7
- 210000003743 erythrocyte Anatomy 0.000 description 5
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 4
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 4
- 210000000601 blood cell Anatomy 0.000 description 3
- 230000001186 cumulative effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000002504 physiological saline solution Substances 0.000 description 3
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 2
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 2
- 239000003792 electrolyte Substances 0.000 description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 2
- 210000004369 blood Anatomy 0.000 description 1
- 239000008280 blood Substances 0.000 description 1
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 238000002847 impedance measurement Methods 0.000 description 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
- 150000003839 salts Chemical class 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 230000009897 systematic effect Effects 0.000 description 1
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N15/00—Investigating characteristics of particles; Investigating permeability, pore-volume or surface-area of porous materials
- G01N15/10—Investigating individual particles
- G01N15/1031—Investigating individual particles by measuring electrical or magnetic effects
- G01N15/12—Investigating individual particles by measuring electrical or magnetic effects by observing changes in resistance or impedance across apertures when traversed by individual particles, e.g. by using the Coulter principle
- G01N15/131—Details
- G01N15/132—Circuits
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Pathology (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、液体に浮懸する血球などの粒子を微
細孔に通過させ、液と粒子との電気インピーダン
スの差異に基づいて粒子を検出する形式の粒子分
析装置、詳しくは、環境が変化して粒子検出装置
からの出力信号の大きさが変化しても、分析装置
のゲイン(感度)が自動的に調整されて、調整信
号出力ラインから一定の大きさの信号が出力され
るようにした安価な粒子分析装置に関するもので
ある。
細孔に通過させ、液と粒子との電気インピーダン
スの差異に基づいて粒子を検出する形式の粒子分
析装置、詳しくは、環境が変化して粒子検出装置
からの出力信号の大きさが変化しても、分析装置
のゲイン(感度)が自動的に調整されて、調整信
号出力ラインから一定の大きさの信号が出力され
るようにした安価な粒子分析装置に関するもので
ある。
従来から、血球などの粒子を生理食塩水などの
液体に浮懸させ、粒子が通過できる程度に狭あい
に形成された微細孔に通過させ、液と粒子との電
気インピーダンスの差異に基づいて粒子を検出
し、さらに検出信号の大きさから粒子の大きさを
分析する装置が用いられているが、この粒子分析
装置においては、液の温度や食塩などの電解質濃
度により液自体のインピーダンスが変化し、した
がつて検出感度が変化し、このため異なつた液に
おける粒子の経時変化の対比や種々の薬品に対す
る変化特性を試験する際には、予め感度変化分を
計算して補正するとか、あるいは液のインピーダ
ンス測定用の電極を付設して、別途感度を調整す
る方法などがとられている。
液体に浮懸させ、粒子が通過できる程度に狭あい
に形成された微細孔に通過させ、液と粒子との電
気インピーダンスの差異に基づいて粒子を検出
し、さらに検出信号の大きさから粒子の大きさを
分析する装置が用いられているが、この粒子分析
装置においては、液の温度や食塩などの電解質濃
度により液自体のインピーダンスが変化し、した
がつて検出感度が変化し、このため異なつた液に
おける粒子の経時変化の対比や種々の薬品に対す
る変化特性を試験する際には、予め感度変化分を
計算して補正するとか、あるいは液のインピーダ
ンス測定用の電極を付設して、別途感度を調整す
る方法などがとられている。
しかし前者の方法(予め感度変化分を計算して
補正する方法)を採用して、たとえば自動演算装
置を内蔵させて補正演算を行い、補正後の分析結
果が出力されるようにしても、異なつた液にする
都度データをインプツトする必要があり、また後
者の方法(液のインピーダンス測定用の電極を付
設する方法)は、装置が複雑化する上に試料の付
着などによる試料相互間の汚染が生じるなどの問
題があつた。上記のいずれの方法を採用するにし
ても、電気インピーダンスが異なる液に変更する
際には前もつて次に使用する液で検出装置を十分
に洗浄する必要がある。
補正する方法)を採用して、たとえば自動演算装
置を内蔵させて補正演算を行い、補正後の分析結
果が出力されるようにしても、異なつた液にする
都度データをインプツトする必要があり、また後
者の方法(液のインピーダンス測定用の電極を付
設する方法)は、装置が複雑化する上に試料の付
着などによる試料相互間の汚染が生じるなどの問
題があつた。上記のいずれの方法を採用するにし
ても、電気インピーダンスが異なる液に変更する
際には前もつて次に使用する液で検出装置を十分
に洗浄する必要がある。
つぎに本発明者が行つた実験結果についと説明
する。第1図および第2図は同一粒子で食塩水濃
度を変えたときの粒子検出装置の出力信号波形で
ある。本測定例は、比抵抗の差異に基づく定電流
源からの電圧変化を検出することによつて得られ
た結果である。すなわち第1図は、通常の生理食
塩水(0.9%食塩水)の濃度で測定した例であり、
第2図は0.4%食塩水に同一粒子を浮懸した例で
ある。電流が一定であるためにインピーダンス変
化分の絶対値が高い0.4%食塩水中の方が大きい
パルスとなり、検出感度が第2図に示すように増
大する。以上の差を粒度分布曲線で表わしたもの
が第3図および第4図である。第3図は0.9%食
塩水の場合、第4図は0.4%食塩水の場合で、実
線は累積の粒度分布曲線を示し、破線は通常の粒
度分布曲線を示している。
する。第1図および第2図は同一粒子で食塩水濃
度を変えたときの粒子検出装置の出力信号波形で
ある。本測定例は、比抵抗の差異に基づく定電流
源からの電圧変化を検出することによつて得られ
た結果である。すなわち第1図は、通常の生理食
塩水(0.9%食塩水)の濃度で測定した例であり、
第2図は0.4%食塩水に同一粒子を浮懸した例で
ある。電流が一定であるためにインピーダンス変
化分の絶対値が高い0.4%食塩水中の方が大きい
パルスとなり、検出感度が第2図に示すように増
大する。以上の差を粒度分布曲線で表わしたもの
が第3図および第4図である。第3図は0.9%食
塩水の場合、第4図は0.4%食塩水の場合で、実
線は累積の粒度分布曲線を示し、破線は通常の粒
度分布曲線を示している。
前述の標準粒子を用いて装置の感度を調整する
方法を実施する場合、かなり粒径の揃つた粒子を
用いても、必ず粒径の差が生じて通常は正規分布
を示す。そのために1つの方法として、平均粒子
体積を積分回路と割算回路とを用いて求め、常に
一定の平均粒子体積となるように感度を調整する
方法が考えられる。しかしながら、検出パルスを
高速でAD変換する回路、それらのパルスを積分
する回路および積分した値を検出パルス数で割算
する回路などの複雑な回路構成が必要であり、た
とえば血球計数装置などに内蔵するにはあまりに
もコストアツプとなる。
方法を実施する場合、かなり粒径の揃つた粒子を
用いても、必ず粒径の差が生じて通常は正規分布
を示す。そのために1つの方法として、平均粒子
体積を積分回路と割算回路とを用いて求め、常に
一定の平均粒子体積となるように感度を調整する
方法が考えられる。しかしながら、検出パルスを
高速でAD変換する回路、それらのパルスを積分
する回路および積分した値を検出パルス数で割算
する回路などの複雑な回路構成が必要であり、た
とえば血球計数装置などに内蔵するにはあまりに
もコストアツプとなる。
本発明は上記の諸点に鑑みなされたもので、粒
子浮懸液の濃度に無関係に感度を手動にて容易に
調整することができ、かつ回路構成が簡単なため
低コストで製作できる粒子分析装置の提供を目的
とするものである。
子浮懸液の濃度に無関係に感度を手動にて容易に
調整することができ、かつ回路構成が簡単なため
低コストで製作できる粒子分析装置の提供を目的
とするものである。
本発明の粒子分析装置は、図面を参照して説明
すれば、液体中に浮懸する粒子を微細孔に通過さ
せ粒子と粒子浮懸液との電気的差異に基づいて粒
子を検出し粒子の大きさに比例した電気信号を発
生する粒子検出装置1と、この粒子検出装置に接
続された電圧調整器2を有する可変増幅器3と、
この可変増幅器に並列に接続された高レベル閾値
回路4および低レベル閾値回路5と、これらの閾
値回路4,5にそれぞれ接続された周波数・電圧
変換装置6,7と、高レベル閾値回路に接続され
た周波数・電圧変換装置6にさらに接続された増
幅器8と、この増幅器8と低レベル閾値回路に接
続された周波数・電圧変換装置7とに接続された
比較増幅器10と、この比較増幅器に接続された
指示器11と、前記可変増幅器3の下流側に接続
された調整信号出力ライン12とを包含し、高レ
ベル側の粒子数を変換したアナログ電圧を増幅器
8で増幅した電圧と、低レベル側の粒子数を変換
したアナログ電圧とを比較増幅器10(両電圧の
差が増幅されて出力されるもので、一般に差動増
幅器と称される)で比較し、その差信号が増幅さ
れて出力された誤差検出信号を指示器11で直流
し、指示器の指針が適正な値を指示するように前
記電圧調整器2を調整し、調整信号出力ライン1
2から調整された信号を出力するようにしてなる
ことを特徴としている。
すれば、液体中に浮懸する粒子を微細孔に通過さ
せ粒子と粒子浮懸液との電気的差異に基づいて粒
子を検出し粒子の大きさに比例した電気信号を発
生する粒子検出装置1と、この粒子検出装置に接
続された電圧調整器2を有する可変増幅器3と、
この可変増幅器に並列に接続された高レベル閾値
回路4および低レベル閾値回路5と、これらの閾
値回路4,5にそれぞれ接続された周波数・電圧
変換装置6,7と、高レベル閾値回路に接続され
た周波数・電圧変換装置6にさらに接続された増
幅器8と、この増幅器8と低レベル閾値回路に接
続された周波数・電圧変換装置7とに接続された
比較増幅器10と、この比較増幅器に接続された
指示器11と、前記可変増幅器3の下流側に接続
された調整信号出力ライン12とを包含し、高レ
ベル側の粒子数を変換したアナログ電圧を増幅器
8で増幅した電圧と、低レベル側の粒子数を変換
したアナログ電圧とを比較増幅器10(両電圧の
差が増幅されて出力されるもので、一般に差動増
幅器と称される)で比較し、その差信号が増幅さ
れて出力された誤差検出信号を指示器11で直流
し、指示器の指針が適正な値を指示するように前
記電圧調整器2を調整し、調整信号出力ライン1
2から調整された信号を出力するようにしてなる
ことを特徴としている。
前述のように、異なつた粒子浮懸液に交換する
場合に、その液で前もつて検出器周辺を洗浄する
必要があり、本発明は、この洗浄の際に同時に装
置の検出感度を調整せんとするものである。本発
明における感度の調整手段としては、食塩などの
電解質濃度を変化させても粒子自体が変化しない
もの、たとえばプラスチツク粒子などが用いられ
る。このプラスチツク粒子は、予め平均体積また
は粒度分布が測定されており標準粒子として用い
られる。
場合に、その液で前もつて検出器周辺を洗浄する
必要があり、本発明は、この洗浄の際に同時に装
置の検出感度を調整せんとするものである。本発
明における感度の調整手段としては、食塩などの
電解質濃度を変化させても粒子自体が変化しない
もの、たとえばプラスチツク粒子などが用いられ
る。このプラスチツク粒子は、予め平均体積また
は粒度分布が測定されており標準粒子として用い
られる。
粒子検出装置1で粒子と液とのインピーダンス
の差異に基づいて検出されたパルスに変換された
信号は、可変増幅器3に入力される。可変増幅器
3の出力は、閾値回路4,5と後属の計数回路ま
たはその他の処理回路へ送られる。高レベル閾値
回路4は第6図および第7図に示すように、高い
レベルのパルス信号を通過させ、一方、低レベル
閾値回路5は低い方のレベルのパルス信号を通過
させる。Lレベルは、ノイズレベルより少し上の
すべての標準粒子によるパルスが確認できるレベ
ルに設定される。またHレベルは、たとえば第7
図において、粒子数が半分になる位置に設定され
る。これらの2つの監視回路4,5を通過した出
力は、周波数・電圧変換装置6,7により単位時
間当りの粒子数としてアナログ電圧に変換され、
高レベル側のアナログ電圧が増幅器8で増幅され
て、これらのアナログ電圧の割合を比較増幅器1
0で比較した後、指示器11に表示される。ここ
でかりに、浮懸液濃度たとえば食塩水濃度が変わ
つて第2図および第4図に示すように感度が変化
したときには、LレベルとHレベルとの間に差が
なくなり設定した割合にならないために、指示器
11の指針が望ましい値(たとえば零)を指示し
なくなる。この場合、この誤差検出信号を指示器
11で直読し、標準粒子を粒子検出装置1に吸引
させて、指示器11の指針が適正な値(たとえば
零)を指示するように手動にて電圧増幅器2を調
節して、可変増幅器3の感度を調整する。設定さ
れた感度はそのまま保持され、調整信号出力ライ
ン12から調整された信号が出力される。
の差異に基づいて検出されたパルスに変換された
信号は、可変増幅器3に入力される。可変増幅器
3の出力は、閾値回路4,5と後属の計数回路ま
たはその他の処理回路へ送られる。高レベル閾値
回路4は第6図および第7図に示すように、高い
レベルのパルス信号を通過させ、一方、低レベル
閾値回路5は低い方のレベルのパルス信号を通過
させる。Lレベルは、ノイズレベルより少し上の
すべての標準粒子によるパルスが確認できるレベ
ルに設定される。またHレベルは、たとえば第7
図において、粒子数が半分になる位置に設定され
る。これらの2つの監視回路4,5を通過した出
力は、周波数・電圧変換装置6,7により単位時
間当りの粒子数としてアナログ電圧に変換され、
高レベル側のアナログ電圧が増幅器8で増幅され
て、これらのアナログ電圧の割合を比較増幅器1
0で比較した後、指示器11に表示される。ここ
でかりに、浮懸液濃度たとえば食塩水濃度が変わ
つて第2図および第4図に示すように感度が変化
したときには、LレベルとHレベルとの間に差が
なくなり設定した割合にならないために、指示器
11の指針が望ましい値(たとえば零)を指示し
なくなる。この場合、この誤差検出信号を指示器
11で直読し、標準粒子を粒子検出装置1に吸引
させて、指示器11の指針が適正な値(たとえば
零)を指示するように手動にて電圧増幅器2を調
節して、可変増幅器3の感度を調整する。設定さ
れた感度はそのまま保持され、調整信号出力ライ
ン12から調整された信号が出力される。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。本例の粒子分析装置は第5図に示すように、
液体中に浮懸する粒子を微細孔に通過させ粒子と
粒子浮懸液との電気的差異に基づいて粒子を検出
し粒子の大きさに比例した電気信号を発生する粒
子検出装置1と、この粒子検出装置1に接続され
た電圧増幅器2を有する可変増幅器3と、この可
変増幅器3に並列に接続された高レベル閾値回路
4および低レベル閾値回路5と、これらの閾値回
路4,5にそれぞれ接続された周波数・電圧変換
装置6,7と、高レベル閾値回路4に接続された
周波数・電圧変換装置6にさらに接続された増幅
器8と、この増幅器8と低レベル閾値回路5に接
続された周波数・電圧変換装置7とに接続された
比較増幅器10と、この比較増幅器10に接続さ
れた指示器11と、前記可変増幅器3の下流側に
接続された調整信号出力ライン12とを包含し、
高レベル側の粒子数を変換したアナログ電圧を増
幅器8で増幅した電圧と、低レベル側の粒子数を
変換したアナログ電圧とを比較増幅器10(両電
圧の差が増幅されて出力されるもので、一般に差
動増幅器と称される)で比較し、その差信号が増
幅されて出力された誤差検出信号を指示器11で
直読し、指示器11の指針が適正な値(たとえば
零)を指示するように前記電圧調整器2を調整
し、可変増幅器3の感度を手動にて調整し、調整
信号出力ライン12から調整された信号を出力す
るように構成されている。
る。本例の粒子分析装置は第5図に示すように、
液体中に浮懸する粒子を微細孔に通過させ粒子と
粒子浮懸液との電気的差異に基づいて粒子を検出
し粒子の大きさに比例した電気信号を発生する粒
子検出装置1と、この粒子検出装置1に接続され
た電圧増幅器2を有する可変増幅器3と、この可
変増幅器3に並列に接続された高レベル閾値回路
4および低レベル閾値回路5と、これらの閾値回
路4,5にそれぞれ接続された周波数・電圧変換
装置6,7と、高レベル閾値回路4に接続された
周波数・電圧変換装置6にさらに接続された増幅
器8と、この増幅器8と低レベル閾値回路5に接
続された周波数・電圧変換装置7とに接続された
比較増幅器10と、この比較増幅器10に接続さ
れた指示器11と、前記可変増幅器3の下流側に
接続された調整信号出力ライン12とを包含し、
高レベル側の粒子数を変換したアナログ電圧を増
幅器8で増幅した電圧と、低レベル側の粒子数を
変換したアナログ電圧とを比較増幅器10(両電
圧の差が増幅されて出力されるもので、一般に差
動増幅器と称される)で比較し、その差信号が増
幅されて出力された誤差検出信号を指示器11で
直読し、指示器11の指針が適正な値(たとえば
零)を指示するように前記電圧調整器2を調整
し、可変増幅器3の感度を手動にて調整し、調整
信号出力ライン12から調整された信号を出力す
るように構成されている。
上記のように構成された装置において、粒子検
出装置1で粒子と液とのインピーダンスの差異に
基づいて検出されたパルスに変換された信号は、
可変増幅器3に入力される。可変増幅器3の出力
は、閾値回路4,5と後属の計数回路またはその
他の処理回路へ送られる。高レベル閾値回路4は
第6図および第7図に示すように、高いレベルの
パルス信号を通過させ、一方、低レベル閾値回路
5は低い方のレベルのパルス信号を通過させる。
Lレベルは、ノイズレベルより少し上のすべての
標準粒子によるパルスが確認できるレベルに設定
される。またHレベルは、たとえば第7図におい
て、粒子数が半分になる位置に設定される。これ
らの2つの閾値回路4,5を通過した出力は、周
波数・電圧変換装置6,7により単位時間当りの
粒子数としてアナログ電圧に変換され、高レベル
側のアナログ電圧が増幅器8で増幅されて、これ
らのアナログ電圧の割合を比較増幅器10で比較
した後、指示器11に表示される。ここでかり
に、浮懸液濃度たとえば食塩水濃度が変わつて第
2図および第4図に示すように感度が変化したと
きには、LレベルとHレベルとの間に差がなくな
り設定した割合にならないために、指示器11の
指針が望ましい値(たとえば零)を指示しなくな
る。この場合、この誤差検出信号を指示器11で
直読し、標準粒子を粒子検出装置1に吸引させ
て、指示器11の指針が適正な値(たとえば零)
を指示するように手動にて電圧増幅器2を調節し
て、可変増幅器3の感度を調整する。設定された
感度はそのまま保持され、調整信号出力ライン1
2から調整された信号が出力される。
出装置1で粒子と液とのインピーダンスの差異に
基づいて検出されたパルスに変換された信号は、
可変増幅器3に入力される。可変増幅器3の出力
は、閾値回路4,5と後属の計数回路またはその
他の処理回路へ送られる。高レベル閾値回路4は
第6図および第7図に示すように、高いレベルの
パルス信号を通過させ、一方、低レベル閾値回路
5は低い方のレベルのパルス信号を通過させる。
Lレベルは、ノイズレベルより少し上のすべての
標準粒子によるパルスが確認できるレベルに設定
される。またHレベルは、たとえば第7図におい
て、粒子数が半分になる位置に設定される。これ
らの2つの閾値回路4,5を通過した出力は、周
波数・電圧変換装置6,7により単位時間当りの
粒子数としてアナログ電圧に変換され、高レベル
側のアナログ電圧が増幅器8で増幅されて、これ
らのアナログ電圧の割合を比較増幅器10で比較
した後、指示器11に表示される。ここでかり
に、浮懸液濃度たとえば食塩水濃度が変わつて第
2図および第4図に示すように感度が変化したと
きには、LレベルとHレベルとの間に差がなくな
り設定した割合にならないために、指示器11の
指針が望ましい値(たとえば零)を指示しなくな
る。この場合、この誤差検出信号を指示器11で
直読し、標準粒子を粒子検出装置1に吸引させ
て、指示器11の指針が適正な値(たとえば零)
を指示するように手動にて電圧増幅器2を調節し
て、可変増幅器3の感度を調整する。設定された
感度はそのまま保持され、調整信号出力ライン1
2から調整された信号が出力される。
つぎに本発明の他の実施態様を第8図に基づい
て説明する。この実施態様は、第5図に示す場合
の調整原理を応用し、指示器11の代りに、目盛
が平均粒子体積を表わす数値を表示するようにし
てなる指示器13を用いることにより、指示器1
3が平均粒子体積の簡易測定器を構成するように
したものである。たとえば被測定対象を生理食塩
中の赤血球とする場合、平均赤血球体積(MCV)
の簡易測定器を構成することができる。すなわち
同一比抵抗液内で赤血球を測定する場合、正常者
サンプル、たとえばMCV95の血液を指示器の指
針が零を指示するように電圧増幅器2を調整する
と、MCV70のサンプルではマイナス方向に指針
が振れ、またMCV130のサンプルではプラス方向
に指針が振れる。したがつて指示器に第8図に示
すような目盛を付ければ簡易平均赤血球体積測定
器として用いることができる。他の構成は第5図
の場合と同様である。
て説明する。この実施態様は、第5図に示す場合
の調整原理を応用し、指示器11の代りに、目盛
が平均粒子体積を表わす数値を表示するようにし
てなる指示器13を用いることにより、指示器1
3が平均粒子体積の簡易測定器を構成するように
したものである。たとえば被測定対象を生理食塩
中の赤血球とする場合、平均赤血球体積(MCV)
の簡易測定器を構成することができる。すなわち
同一比抵抗液内で赤血球を測定する場合、正常者
サンプル、たとえばMCV95の血液を指示器の指
針が零を指示するように電圧増幅器2を調整する
と、MCV70のサンプルではマイナス方向に指針
が振れ、またMCV130のサンプルではプラス方向
に指針が振れる。したがつて指示器に第8図に示
すような目盛を付ければ簡易平均赤血球体積測定
器として用いることができる。他の構成は第5図
の場合と同様である。
感度の調整は、通常は装置の検出部を洗浄する
際に濃縮された標準粒子を1滴滴下して行われ
る。また単位時間当りの微細孔を通過する粒子数
が液の粘度などの影響を受け易いために、変動な
どを考慮してLレベルによる系を設けることが必
要である。したがつて感度の調整は、標準粒子の
個数すなわち濃度には無関係に行うことができ
る。なお第5図においては、HレベルとLレベル
との差を比較増幅器10で誤差検出を行うように
するために、便宜上、2倍増幅器8でHレベルを
2倍したものが全粒子数による電圧に一致するよ
うにしているが、Lレベルの系に抵抗による電圧
分割回路を設けても同じ効果を得ることができ
る。
際に濃縮された標準粒子を1滴滴下して行われ
る。また単位時間当りの微細孔を通過する粒子数
が液の粘度などの影響を受け易いために、変動な
どを考慮してLレベルによる系を設けることが必
要である。したがつて感度の調整は、標準粒子の
個数すなわち濃度には無関係に行うことができ
る。なお第5図においては、HレベルとLレベル
との差を比較増幅器10で誤差検出を行うように
するために、便宜上、2倍増幅器8でHレベルを
2倍したものが全粒子数による電圧に一致するよ
うにしているが、Lレベルの系に抵抗による電圧
分割回路を設けても同じ効果を得ることができ
る。
以上のようにして感度の調整が行われ、その出
力信号は、たとえば赤血球のMCV(平均赤血球体
積)や粒度分布曲線を、食塩水濃度を変えて通常
の食塩水濃度(生理食塩水)と比較して如何なる
経時変化をたどるかなどを分析する際にはとくに
効果的である。このような測定の際には、通常、
温度を一定に保持するのが通例であり、温度の変
化による液のインピーダンスの変化は考慮に入れ
る必要はない。通常の赤血球のMCV測定などの
際には、サーミスタなどによる温度測定によつ
て、可変増幅器に温度変化によるインピーダンス
変化のパラメータをさらに追加して補正が行われ
る。
力信号は、たとえば赤血球のMCV(平均赤血球体
積)や粒度分布曲線を、食塩水濃度を変えて通常
の食塩水濃度(生理食塩水)と比較して如何なる
経時変化をたどるかなどを分析する際にはとくに
効果的である。このような測定の際には、通常、
温度を一定に保持するのが通例であり、温度の変
化による液のインピーダンスの変化は考慮に入れ
る必要はない。通常の赤血球のMCV測定などの
際には、サーミスタなどによる温度測定によつ
て、可変増幅器に温度変化によるインピーダンス
変化のパラメータをさらに追加して補正が行われ
る。
本発明の粒子分析装置は上記のように構成され
ているから、粒子の濃度に関係なく手動にて簡単
に感度を調整することができ、かつ回路構成がき
わめて簡単であるので従来の粒子計数装置などに
容易にかつ低コストで内蔵することができるなど
の効果を有するものである。
ているから、粒子の濃度に関係なく手動にて簡単
に感度を調整することができ、かつ回路構成がき
わめて簡単であるので従来の粒子計数装置などに
容易にかつ低コストで内蔵することができるなど
の効果を有するものである。
第1図および第2図は同一粒子で食塩水濃度を
変えたときの粒子検出装置の出力信号波形を示す
もので、第1図は0.9%食塩水の場合の波形図、
第2図は0.4%食塩水の場合の波形図、第3図は
第1図に示す0.9%食塩水の場合の累積粒度分布
曲線(実線)および粒度分布曲線(破線)を示す
曲線図、第4図は第2図に示す0.4%食塩水の場
合の累積粒度分布曲線(実線)および粒度分布曲
線(破線)を示す曲線図、第5図は本発明の粒子
分析装置の一実施例を示す系統的説明図、第6図
および第7図は閾値レベルを示す説明図、第8図
は指示器の他の実施態様を示す説明図である。 1……粒子検出装置、2……電圧調整器、3…
…可変増幅器、4……高レベル閾値回路、5……
低レベル閾値回路、6,7……周波数・電圧変換
装置、8……増幅器、10……比較増幅器、11
……指示器、12……調整信号出力ライン、13
……指示器。
変えたときの粒子検出装置の出力信号波形を示す
もので、第1図は0.9%食塩水の場合の波形図、
第2図は0.4%食塩水の場合の波形図、第3図は
第1図に示す0.9%食塩水の場合の累積粒度分布
曲線(実線)および粒度分布曲線(破線)を示す
曲線図、第4図は第2図に示す0.4%食塩水の場
合の累積粒度分布曲線(実線)および粒度分布曲
線(破線)を示す曲線図、第5図は本発明の粒子
分析装置の一実施例を示す系統的説明図、第6図
および第7図は閾値レベルを示す説明図、第8図
は指示器の他の実施態様を示す説明図である。 1……粒子検出装置、2……電圧調整器、3…
…可変増幅器、4……高レベル閾値回路、5……
低レベル閾値回路、6,7……周波数・電圧変換
装置、8……増幅器、10……比較増幅器、11
……指示器、12……調整信号出力ライン、13
……指示器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 液体中に浮懸する粒子を微細孔に通過させ粒
子と粒子浮懸液との電気的差異に基づいて粒子を
検出し粒子の大きさに比例した電気信号を発生す
る粒子検出装置と、この粒子検出装置に接続され
た電圧調整器を有する可変増幅器と、この可変増
幅器に並列に接続された高レベル閾値回路および
低レベル閾値回路と、これらの閾値回路にそれぞ
れ接続された周波数・電圧変換装置と、高レベル
閾値回路に接続された周波数・電圧変換装置にさ
らに接続された増幅器と、この増幅器と低レベル
閾値回路に接続された周波数・電圧変換装置とに
接続された比較増幅器と、この比較増幅器に接続
された指示器と、前記可変増幅器の下流側に接続
された調整信号出力ラインとを包含し、高レベル
側の粒子数を変換したアナログ電圧を増幅器で増
幅した電圧と、低レベル側の粒子数を変換したア
ナログ電圧とを比較増幅器で比較し、その差信号
が増幅されて出力された誤差検出信号を指示器で
直読し、指示器の指針が適正な値を指示するよう
に前記電圧調整器を調整し、調整信号出力ライン
から調整された信号を出力するようにしてなるこ
とを特徴とする粒子分析装置。 2 指示器として、目盛が平均粒子体積を表わす
数値を表示するようにしてなる機構の指示器を用
いる特許請求の範囲第1項記載の粒子分析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5599280A JPS56151340A (en) | 1980-04-25 | 1980-04-25 | Particle analyzer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5599280A JPS56151340A (en) | 1980-04-25 | 1980-04-25 | Particle analyzer |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56151340A JPS56151340A (en) | 1981-11-24 |
JPH0146817B2 true JPH0146817B2 (ja) | 1989-10-11 |
Family
ID=13014572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5599280A Granted JPS56151340A (en) | 1980-04-25 | 1980-04-25 | Particle analyzer |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS56151340A (ja) |
-
1980
- 1980-04-25 JP JP5599280A patent/JPS56151340A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56151340A (en) | 1981-11-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9933387B1 (en) | Miniaturized sub-nanoampere sensitivity low-noise potentiostat system | |
US4086631A (en) | Hematocrit measurement in an automatic hematology analyzer | |
US3149627A (en) | Plethysmograph | |
EP0609334B1 (en) | SELF DIAGNOSTIC pH SENSOR | |
US4468608A (en) | Electrochemical sensor instrumentation | |
US3973194A (en) | Particle counter | |
US3863056A (en) | Method and apparatus for multichannel voting | |
US3439267A (en) | Automatic hematocrit measuring apparatus | |
JPH0418264B2 (ja) | ||
CA1091350A (en) | Particle-density measuring system | |
US3473010A (en) | Apparatus and method for determining mean particle volume | |
JPH0146817B2 (ja) | ||
US3861800A (en) | Particle counter independent of flow rate | |
RU2328723C1 (ru) | Способ определения концентрации механических загрязнений в жидких и газообразных средах и устройство для его реализации | |
US4418313A (en) | Process and circuit arrangement for the determination in a diluted blood sample of the number of red blood corpuscles, the mean cell volume, the value of haematocrit and other blood parameters | |
JPS5841336A (ja) | 粒子分析装置 | |
JPH0146816B2 (ja) | ||
JPH0146818B2 (ja) | ||
JPS5825144A (ja) | 血液分析方法およびその装置 | |
JPS6137672B2 (ja) | ||
JPS5919303B2 (ja) | 粒子計数装置 | |
JP2668062B2 (ja) | 粒子計数方法及び装置 | |
SU757151A1 (ru) | Реограф | |
JPS61243343A (ja) | 紫外線吸収ガス分析計 | |
JPH0425637Y2 (ja) |