JPH0146760B2 - - Google Patents
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- JPH0146760B2 JPH0146760B2 JP56162935A JP16293581A JPH0146760B2 JP H0146760 B2 JPH0146760 B2 JP H0146760B2 JP 56162935 A JP56162935 A JP 56162935A JP 16293581 A JP16293581 A JP 16293581A JP H0146760 B2 JPH0146760 B2 JP H0146760B2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F17—STORING OR DISTRIBUTING GASES OR LIQUIDS
- F17C—VESSELS FOR CONTAINING OR STORING COMPRESSED, LIQUEFIED OR SOLIDIFIED GASES; FIXED-CAPACITY GAS-HOLDERS; FILLING VESSELS WITH, OR DISCHARGING FROM VESSELS, COMPRESSED, LIQUEFIED, OR SOLIDIFIED GASES
- F17C3/00—Vessels not under pressure
- F17C3/02—Vessels not under pressure with provision for thermal insulation
- F17C3/025—Bulk storage in barges or on ships
- F17C3/027—Wallpanels for so-called membrane tanks
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F17—STORING OR DISTRIBUTING GASES OR LIQUIDS
- F17C—VESSELS FOR CONTAINING OR STORING COMPRESSED, LIQUEFIED OR SOLIDIFIED GASES; FIXED-CAPACITY GAS-HOLDERS; FILLING VESSELS WITH, OR DISCHARGING FROM VESSELS, COMPRESSED, LIQUEFIED, OR SOLIDIFIED GASES
- F17C2203/00—Vessel construction, in particular walls or details thereof
- F17C2203/06—Materials for walls or layers thereof; Properties or structures of walls or their materials
- F17C2203/0634—Materials for walls or layers thereof
- F17C2203/0636—Metals
- F17C2203/0646—Aluminium
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- F17C2221/00—Handled fluid, in particular type of fluid
- F17C2221/03—Mixtures
- F17C2221/032—Hydrocarbons
- F17C2221/033—Methane, e.g. natural gas, CNG, LNG, GNL, GNC, PLNG
-
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- F17C2223/00—Handled fluid before transfer, i.e. state of fluid when stored in the vessel or before transfer from the vessel
- F17C2223/01—Handled fluid before transfer, i.e. state of fluid when stored in the vessel or before transfer from the vessel characterised by the phase
- F17C2223/0146—Two-phase
- F17C2223/0153—Liquefied gas, e.g. LPG, GPL
- F17C2223/0161—Liquefied gas, e.g. LPG, GPL cryogenic, e.g. LNG, GNL, PLNG
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F17C—VESSELS FOR CONTAINING OR STORING COMPRESSED, LIQUEFIED OR SOLIDIFIED GASES; FIXED-CAPACITY GAS-HOLDERS; FILLING VESSELS WITH, OR DISCHARGING FROM VESSELS, COMPRESSED, LIQUEFIED, OR SOLIDIFIED GASES
- F17C2270/00—Applications
- F17C2270/01—Applications for fluid transport or storage
- F17C2270/0102—Applications for fluid transport or storage on or in the water
- F17C2270/0105—Ships
- F17C2270/0107—Wall panels
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は、LNG，LPG等の低温液化ガスを貯
蔵する低温タンクのメンブレンに関するものであ
る。
蔵する低温タンクのメンブレンに関するものであ
る。
「従来の技術」
この種の低温タンクは、内部に貯蔵される液化
ガスが非常に低温であること、また液密気密性を
良好に保たなければならないこと等から、側壁あ
るいは底版等の躯体コンクリートの内面に硬質ウ
レタンフオーム等からなる断熱材を設け、さらに
この断熱材の内面にメンブレンを設けた構成とさ
れている。
ガスが非常に低温であること、また液密気密性を
良好に保たなければならないこと等から、側壁あ
るいは底版等の躯体コンクリートの内面に硬質ウ
レタンフオーム等からなる断熱材を設け、さらに
この断熱材の内面にメンブレンを設けた構成とさ
れている。
ところで、このような低温タンクに用いられる
従来のメンブレンとしては、第１図に示すように
構成されたものが知られている。すなわち、方形
状の板材１の四辺を幅方向中心部に断面半円状の
コルゲーシヨン２を有する継手部材３を介して互
いに溶接し、また板材１の四隅を縦横の各中心部
に断面半円状のコルゲーシヨン４を有する継手部
材５を介して互いに溶接することにより、板材１
を碁盤目状に接合し、そしてコルゲーシヨン２，
４によつて板材１に生じる熱変形を吸収して熱応
力を緩和するように構成されたものが知られてい
る。
従来のメンブレンとしては、第１図に示すように
構成されたものが知られている。すなわち、方形
状の板材１の四辺を幅方向中心部に断面半円状の
コルゲーシヨン２を有する継手部材３を介して互
いに溶接し、また板材１の四隅を縦横の各中心部
に断面半円状のコルゲーシヨン４を有する継手部
材５を介して互いに溶接することにより、板材１
を碁盤目状に接合し、そしてコルゲーシヨン２，
４によつて板材１に生じる熱変形を吸収して熱応
力を緩和するように構成されたものが知られてい
る。
「発明が解決しようとする課題」
しかしながら、従来のこのような低温タンクの
メンブレンにあつては、継手部材３と５を溶接す
る際にコルゲーシヨン２，４の曲面同士の溶接を
行わなければならず、このため溶接部分を良好に
溶接し難く、また溶接作業能率が悪く、従つて工
期が長くなりまたコストがアツプするといる欠点
があつた。また、コルゲーシヨン２，４によつて
吸収できる熱変形の大きさには限度があり、この
ため板材１の大きさをある程度以上に大きくする
ことができず、従つて板材１の枚数が増大してこ
れらを接続する際における総合的溶接長が長くな
り、ひいては工期がさらに長くなりまたコストが
さらにアツプするという欠点があつた。さらに、
メンブレンの材料にステンレススチールを用いて
いるから、継手部材３，５の加工性が悪く、また
継手部材５にコルゲーシヨン４を形成するには大
きな加工を加えなければならず、ひいては継手部
材５に材質変化が生じて低温特性が低下し、さら
にステンレススチールは高価であるからコストが
さらにアツプするという欠点があつた。
メンブレンにあつては、継手部材３と５を溶接す
る際にコルゲーシヨン２，４の曲面同士の溶接を
行わなければならず、このため溶接部分を良好に
溶接し難く、また溶接作業能率が悪く、従つて工
期が長くなりまたコストがアツプするといる欠点
があつた。また、コルゲーシヨン２，４によつて
吸収できる熱変形の大きさには限度があり、この
ため板材１の大きさをある程度以上に大きくする
ことができず、従つて板材１の枚数が増大してこ
れらを接続する際における総合的溶接長が長くな
り、ひいては工期がさらに長くなりまたコストが
さらにアツプするという欠点があつた。さらに、
メンブレンの材料にステンレススチールを用いて
いるから、継手部材３，５の加工性が悪く、また
継手部材５にコルゲーシヨン４を形成するには大
きな加工を加えなければならず、ひいては継手部
材５に材質変化が生じて低温特性が低下し、さら
にステンレススチールは高価であるからコストが
さらにアツプするという欠点があつた。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、良
好に溶接して品質の向上を図ることができ、また
工期を短縮することができるとともにコストを低
減することができ、さらに加工が容易で大きな加
工を加えても低温特性が低下することのない低温
タンクのメンブレンを提供することを目的とす
る。
好に溶接して品質の向上を図ることができ、また
工期を短縮することができるとともにコストを低
減することができ、さらに加工が容易で大きな加
工を加えても低温特性が低下することのない低温
タンクのメンブレンを提供することを目的とす
る。
「課題を解決するための手段」
かかる目的を達成するために本発明は、コンク
リート造の底版および側壁の内面にそれぞれ保冷
材を介してメンブレンを装着してなる低温タンク
において、前記メンブレンは、保冷材の上に端部
同士を互いに突き合わせた状態で配置された多数
のアルミニウム板により構成され、これらアルミ
ニウム板は周辺部を除く中央部にエンボス加工が
施されてなり、かつ、これらアルミニウム板の周
辺平坦部の前記突き合わせ箇所上には、周辺部を
除く中央部にエンボス加工が施された帯状の継手
用アルミニウム板が前記突き合わせ箇所を覆うよ
うにして配置され、しかも、前記アルミニウム板
および継手用アルミニウム板のそれぞれの周辺平
坦部同士が互いに溶接されており、さらに、前記
アルミニウム板および継手用アルミニウム板のそ
れぞれの中央部に施されたエンボス加工の態様
は、碁盤目状に仕切られた方形の区画の中に凹凸
部を有した形態とされ、しかも、これら凹凸部を
有する区画はほぼ四角錐状の突起が形成された箇
所と、四角形で互いに対向する両辺の端部を起点
として中央部に向つて半円形状に延びる稜線を有
する一対の突起およびこれら両突起の稜線の間に
位置しかつ四角形の他の対向する辺をそれぞれ底
辺とし四角形の中央部に両突起の間の谷部を残し
て突出する三角形状をした平坦部を有する箇所と
を有し、かつ、これらの箇所は交互に隣合つた形
態に配置されていることを特徴とするものであ
る。
リート造の底版および側壁の内面にそれぞれ保冷
材を介してメンブレンを装着してなる低温タンク
において、前記メンブレンは、保冷材の上に端部
同士を互いに突き合わせた状態で配置された多数
のアルミニウム板により構成され、これらアルミ
ニウム板は周辺部を除く中央部にエンボス加工が
施されてなり、かつ、これらアルミニウム板の周
辺平坦部の前記突き合わせ箇所上には、周辺部を
除く中央部にエンボス加工が施された帯状の継手
用アルミニウム板が前記突き合わせ箇所を覆うよ
うにして配置され、しかも、前記アルミニウム板
および継手用アルミニウム板のそれぞれの周辺平
坦部同士が互いに溶接されており、さらに、前記
アルミニウム板および継手用アルミニウム板のそ
れぞれの中央部に施されたエンボス加工の態様
は、碁盤目状に仕切られた方形の区画の中に凹凸
部を有した形態とされ、しかも、これら凹凸部を
有する区画はほぼ四角錐状の突起が形成された箇
所と、四角形で互いに対向する両辺の端部を起点
として中央部に向つて半円形状に延びる稜線を有
する一対の突起およびこれら両突起の稜線の間に
位置しかつ四角形の他の対向する辺をそれぞれ底
辺とし四角形の中央部に両突起の間の谷部を残し
て突出する三角形状をした平坦部を有する箇所と
を有し、かつ、これらの箇所は交互に隣合つた形
態に配置されていることを特徴とするものであ
る。
「作用」
前記構成のメンブレンによれば、エンボス加工
の施された中央部の四角錐状の突起が形成された
箇所と、四角形で互いに対向する両辺の端部を起
点として中央部に向つて半円形状に延びる稜線を
有する一対の突起およびこれら両突起の稜線の間
に位置しかつ四角形の他の対向する辺をそれぞれ
底辺とし四角形の中央部に両突起の間の谷部を残
して突出する三角形状をした平坦部を有する箇所
とがアルミニウム板に生じる熱変形を十分に吸収
するとともに、その据え付け性をも向上させて、
アルミニウム板の溶接時の作業性の向上並びに品
質の向上を図る作用を発揮する。
の施された中央部の四角錐状の突起が形成された
箇所と、四角形で互いに対向する両辺の端部を起
点として中央部に向つて半円形状に延びる稜線を
有する一対の突起およびこれら両突起の稜線の間
に位置しかつ四角形の他の対向する辺をそれぞれ
底辺とし四角形の中央部に両突起の間の谷部を残
して突出する三角形状をした平坦部を有する箇所
とがアルミニウム板に生じる熱変形を十分に吸収
するとともに、その据え付け性をも向上させて、
アルミニウム板の溶接時の作業性の向上並びに品
質の向上を図る作用を発揮する。
「実施例」
以下、本発明の一実施例である地下式低温タン
クについて第２図ないし第１１図を参照して説明
する。
クについて第２図ないし第１１図を参照して説明
する。
第２図中１１は円筒型の低温地下タンクで、そ
の底部１２は、砕石層１３とコンクリート造の底
版１４と保冷材２０とメンブレン１５とからな
り、またその側部１６は、第３図に示すように連
続地中壁１７とコンクリート造の側壁１８と合板
１９と保冷材２０とメンブレン２１とからなり、
さらにその屋根部２２は、サスペンデツドデツキ
２３と保冷材２４と屋根２５とからなつている。
なお、２６はメンブレン２１を保冷材２０に取り
付けるためのアンカーである。
の底部１２は、砕石層１３とコンクリート造の底
版１４と保冷材２０とメンブレン１５とからな
り、またその側部１６は、第３図に示すように連
続地中壁１７とコンクリート造の側壁１８と合板
１９と保冷材２０とメンブレン２１とからなり、
さらにその屋根部２２は、サスペンデツドデツキ
２３と保冷材２４と屋根２５とからなつている。
なお、２６はメンブレン２１を保冷材２０に取り
付けるためのアンカーである。
メンブレン１５，２１は、第４図に示すよう
に、端部同士を互いに突き合わせた状態で配置さ
れかつ交差する２辺の比を１：２となされた長方
形状の多数のアルミニウム板２７（その形状の詳
細については後述する）により構成されている。
ここで、まずアルミニウム板２７の形状について
説明すると、第５図に示すように、周辺部２８を
除く中央部２９には上下一対の雄型および雌型エ
ンボスローラ３０，３１によつて圧延されてなる
いわゆるエンボス加工が施されている。このエン
ボス加工については、圧延のみならずプレスによ
つて行うこともできる。また、エンボス加工態様
は、第６図ないし第９図に示すような構造であ
る。すなわち、エンボス加工態様は、第６図に示
すように、碁盤目状に仕切られた方形の区画の中
に凹凸部を有した形態とされ、しかも、これら凹
凸部を有する区画は、第７図ないし第９図に示す
ように、ほぼ四角錐状の突起３２が形成された箇
所と、四角形で互いに対向する両辺の端部を起点
として中央部に向つて半円形状に延びる稜線を有
する一対の突起３３，３３およびこれら両突起３
３，３３の稜線の間に位置しかつ四角形の他の対
向する辺をそれぞれ底辺とし四角形の中央部に両
突起３３，３３の間の谷部を残して突出する三角
形状をなした平坦部３４を有する箇所とを有し、
かつ、これらの箇所は交互に隣合つた形態に配置
されて、いわゆる市松模様を形成している。
に、端部同士を互いに突き合わせた状態で配置さ
れかつ交差する２辺の比を１：２となされた長方
形状の多数のアルミニウム板２７（その形状の詳
細については後述する）により構成されている。
ここで、まずアルミニウム板２７の形状について
説明すると、第５図に示すように、周辺部２８を
除く中央部２９には上下一対の雄型および雌型エ
ンボスローラ３０，３１によつて圧延されてなる
いわゆるエンボス加工が施されている。このエン
ボス加工については、圧延のみならずプレスによ
つて行うこともできる。また、エンボス加工態様
は、第６図ないし第９図に示すような構造であ
る。すなわち、エンボス加工態様は、第６図に示
すように、碁盤目状に仕切られた方形の区画の中
に凹凸部を有した形態とされ、しかも、これら凹
凸部を有する区画は、第７図ないし第９図に示す
ように、ほぼ四角錐状の突起３２が形成された箇
所と、四角形で互いに対向する両辺の端部を起点
として中央部に向つて半円形状に延びる稜線を有
する一対の突起３３，３３およびこれら両突起３
３，３３の稜線の間に位置しかつ四角形の他の対
向する辺をそれぞれ底辺とし四角形の中央部に両
突起３３，３３の間の谷部を残して突出する三角
形状をなした平坦部３４を有する箇所とを有し、
かつ、これらの箇所は交互に隣合つた形態に配置
されて、いわゆる市松模様を形成している。
次ぎに、メンブレン１５，２１の溶接部分につ
いて説明すると、第１０図および第１１図に示す
ように、アルミニウム板２７の端部同士を突き合
わせ、そして周辺部３８を除く中央部３６にエン
ボス加工を施された帯状の継手用アルミニウム板
３７をアルミニウム板２７の周辺平坦部２８の前
記突き合わせ箇所上にこの突き合わせ箇所を覆う
ようにして配置し、この後アルミニウム板２７お
よび継手用アルミニウム板３７のそれぞれの周辺
平坦部２８，３５同士を互いに溶接し、これによ
りエンボス加工されたアルミニウム板２７同士を
液密気密に接続するものである。
いて説明すると、第１０図および第１１図に示す
ように、アルミニウム板２７の端部同士を突き合
わせ、そして周辺部３８を除く中央部３６にエン
ボス加工を施された帯状の継手用アルミニウム板
３７をアルミニウム板２７の周辺平坦部２８の前
記突き合わせ箇所上にこの突き合わせ箇所を覆う
ようにして配置し、この後アルミニウム板２７お
よび継手用アルミニウム板３７のそれぞれの周辺
平坦部２８，３５同士を互いに溶接し、これによ
りエンボス加工されたアルミニウム板２７同士を
液密気密に接続するものである。
なお、前記アルミニウム板２７の接続作業は、
保冷材２０の上でアルミニウム板２７の端部を互
いに突き合わせ、これらアルミニウム板２７の突
き合わせ箇所上に継手用アルミニウム板３７を配
置してこれらの周辺平坦部同士を溶接する簡単な
作業であり、その接続作業において、アルミニウ
ム板２７の突き合わせ箇所に段差が生じていた
り、間隔が開いていたりしている場合でも、継手
用アルミニウム板３７により、前記突き合わせ箇
所の段差や間隔の開きを吸収することができるの
で、その作業性が損なわれることがなく、アルミ
ニウム板２７同士を液密気密に接続することがで
きる。しかも、前記溶接作業は、全てアルミニウ
ム板２７，３７の周辺平坦部において溶接するの
で、溶接部分を良好に溶接して溶接作業能率をア
ツプさせることができ、工期を短縮することがで
きるとともにコストを低減することができる。特
に、前記により、アルミニウム板２７の数が増え
てその突き合わせ箇所が多くなつても、簡単にア
ルミニウム板２７同士の溶接作業が行え、作業性
が損なわれることがない長所がある。
保冷材２０の上でアルミニウム板２７の端部を互
いに突き合わせ、これらアルミニウム板２７の突
き合わせ箇所上に継手用アルミニウム板３７を配
置してこれらの周辺平坦部同士を溶接する簡単な
作業であり、その接続作業において、アルミニウ
ム板２７の突き合わせ箇所に段差が生じていた
り、間隔が開いていたりしている場合でも、継手
用アルミニウム板３７により、前記突き合わせ箇
所の段差や間隔の開きを吸収することができるの
で、その作業性が損なわれることがなく、アルミ
ニウム板２７同士を液密気密に接続することがで
きる。しかも、前記溶接作業は、全てアルミニウ
ム板２７，３７の周辺平坦部において溶接するの
で、溶接部分を良好に溶接して溶接作業能率をア
ツプさせることができ、工期を短縮することがで
きるとともにコストを低減することができる。特
に、前記により、アルミニウム板２７の数が増え
てその突き合わせ箇所が多くなつても、簡単にア
ルミニウム板２７同士の溶接作業が行え、作業性
が損なわれることがない長所がある。
しかして、以上のような構成のメンブレン１
５，２１にあつては、アルミニウム板２７および
継手用アルミニウム板３７の各中央部２９，３６
にはエンボス加工が施されて板の面内剛性が低く
なされているから、エンボス加工部分によつてア
ルミニウム板２７および継手用アルミニウム板３
７に生じる熱変形を良好に吸収して熱応力を緩和
することができる。
５，２１にあつては、アルミニウム板２７および
継手用アルミニウム板３７の各中央部２９，３６
にはエンボス加工が施されて板の面内剛性が低く
なされているから、エンボス加工部分によつてア
ルミニウム板２７および継手用アルミニウム板３
７に生じる熱変形を良好に吸収して熱応力を緩和
することができる。
また、アルミニウム板２７の中央部２９にはエ
ンボス加工が施されているから、熱変形による制
約がなく、従つてアルミニウム板２７単体を大き
くすることができ、ひいてはアルミニウム板２７
の枚数を減少し得てそれらを接続する際における
総合的溶接長を短くすることができ、このため工
期をさらに短縮することができるとともにコスト
をさらに低減することができる。さらに、メンブ
レン１５，２１の材料として加工性に優れたアル
ミニウムを用いているから、エンボス加工を無理
なく行うことができ、また突起３２，３３を形成
するのに大きな加工を加えても材質変化が生じる
ことはなく、従つて低温特性が低下することはな
く、またアルミニウムは比較的安価であるから、
これによつてもコストダウンを図ることができ
る。加えてアルミニウムは耐食性にも優れている
から、腐食に対して特別に考慮する必要はなく、
また貯蔵物が腐食性の強いものである場合には、
その表面にたとえば酸化皮膜を設けたり、合成樹
脂を塗布したりする等の表面処理を行うことによ
り十分対応できる。
ンボス加工が施されているから、熱変形による制
約がなく、従つてアルミニウム板２７単体を大き
くすることができ、ひいてはアルミニウム板２７
の枚数を減少し得てそれらを接続する際における
総合的溶接長を短くすることができ、このため工
期をさらに短縮することができるとともにコスト
をさらに低減することができる。さらに、メンブ
レン１５，２１の材料として加工性に優れたアル
ミニウムを用いているから、エンボス加工を無理
なく行うことができ、また突起３２，３３を形成
するのに大きな加工を加えても材質変化が生じる
ことはなく、従つて低温特性が低下することはな
く、またアルミニウムは比較的安価であるから、
これによつてもコストダウンを図ることができ
る。加えてアルミニウムは耐食性にも優れている
から、腐食に対して特別に考慮する必要はなく、
また貯蔵物が腐食性の強いものである場合には、
その表面にたとえば酸化皮膜を設けたり、合成樹
脂を塗布したりする等の表面処理を行うことによ
り十分対応できる。
また、前記実施例において、長方形状のアルミ
ニウム板２７を縦横交互に接続しているが、これ
に限られることなく、たとえば第１２図に示すよ
うに、周辺部を除く中央部にエンボス加工が施さ
れた六角形状のアルミニウム板３８を亀の甲状に
接続しても良い。
ニウム板２７を縦横交互に接続しているが、これ
に限られることなく、たとえば第１２図に示すよ
うに、周辺部を除く中央部にエンボス加工が施さ
れた六角形状のアルミニウム板３８を亀の甲状に
接続しても良い。
さらに又、前記実施例においては、地下式の低
温タンクについて述べたが、この方式の低温タン
クに限定されるものではなく、半地下式、地上式
等のいずれのタイプの低温タンクにも適用出来る
ものである。
温タンクについて述べたが、この方式の低温タン
クに限定されるものではなく、半地下式、地上式
等のいずれのタイプの低温タンクにも適用出来る
ものである。
「発明の効果」
以上説明したように本発明によれば、次ぎのよ
うな優れた効果を奏するものである。
うな優れた効果を奏するものである。
(イ) エンボス加工されたアルミニウム板の中央部
は、四角錐状の突起が形成された箇所と、四角
形で互いに対向する両辺の端部を起点として中
央部に向つて半円形状に延びる稜線を有する一
対の突起およびこれら両突起の稜線の間に位置
しかつ四角形の他の対向する辺をそれぞれ底辺
とし四角形の中央部に両突起の間の谷部を残し
て突出する三角形状をした平坦部を有する箇所
とが市松模様を形成する如く規則的に配列され
た構成となつているので、アルミニウム板に生
じる熱変形をアルミニウム板の一部に集中させ
ることなく全体的に均一に分散させて熱歪を十
分吸収することができる上、アルミニウム板の
周辺部を除く中央部に施されたエンボス加工に
よつてアルミニウム板全体の面内剛性が低くな
り、アルミニウム板の全体にわたつて熱変形を
吸収するという機能を実現することができるも
のである。したがつて、これにより、１枚のア
ルミニウム板の大きさについて、熱歪からの制
約をなくすることができるので、アルミニウム
板の大きさを大きくとることができるととも
に、溶接長を短くすることができ、これらの結
果、コストダウンおよび工期短縮を図ることが
できる。
は、四角錐状の突起が形成された箇所と、四角
形で互いに対向する両辺の端部を起点として中
央部に向つて半円形状に延びる稜線を有する一
対の突起およびこれら両突起の稜線の間に位置
しかつ四角形の他の対向する辺をそれぞれ底辺
とし四角形の中央部に両突起の間の谷部を残し
て突出する三角形状をした平坦部を有する箇所
とが市松模様を形成する如く規則的に配列され
た構成となつているので、アルミニウム板に生
じる熱変形をアルミニウム板の一部に集中させ
ることなく全体的に均一に分散させて熱歪を十
分吸収することができる上、アルミニウム板の
周辺部を除く中央部に施されたエンボス加工に
よつてアルミニウム板全体の面内剛性が低くな
り、アルミニウム板の全体にわたつて熱変形を
吸収するという機能を実現することができるも
のである。したがつて、これにより、１枚のア
ルミニウム板の大きさについて、熱歪からの制
約をなくすることができるので、アルミニウム
板の大きさを大きくとることができるととも
に、溶接長を短くすることができ、これらの結
果、コストダウンおよび工期短縮を図ることが
できる。
(ロ) また、アルミニウム板の突き合わせ箇所上に
配置される継手用アルミニウム板も、その周辺
部を除く中央部が前記と同様のエンボス加工が
施されて、市松状の凹凸部の一部に平坦部とさ
れた箇所があり、またこのようなエンボス加工
の態様によつてアルミニウム板の周辺部の波打
ちが防止されるので、周辺部を除く中央部にエ
ンボス加工が施された継手用アルミニウム板
を、アルミニウム板の突き合わせ箇所の上に平
らな状態で載せることができ、継手用アルミニ
ウム板をアルミニウム板に溶接する際の施工性
を向上することができる。つまり、本発明のメ
ンブレンでは、たとえばアルミニウム板の成形
誤差、組み立て誤差等に起因してアルミニウム
板の突き合わせ箇所の間隔が開いていたり、段
差が生じていたりしている場合でも、突き合わ
せ箇所の上に継手用アルミニウム板を精度良く
載せて溶接することができるので、保冷材の上
におけるアルミニウム板を溶接する際の現場で
の溶接作業を容易に行うことができる上、アル
ミニウム板と継手用アルミニウム板どうしの溶
接箇所を一定の位置に保持し得て均一で良好な
溶接を達成することができ、その品質の向上を
図ることができるものである。そして、これに
より、アルミニウム板どうしの段差や間隔の開
きを、吸収し得て、アルミニウム板どうしを液
密、気密に接続することができる。特に、この
ような効果（アルミニウム板と継手用アルミニ
ウム板との溶接を均一に実施してその品質を向
上させることができる効果）は、LNG等の熱
変形の大きな低温タンクにおいて有効なものと
なる。
配置される継手用アルミニウム板も、その周辺
部を除く中央部が前記と同様のエンボス加工が
施されて、市松状の凹凸部の一部に平坦部とさ
れた箇所があり、またこのようなエンボス加工
の態様によつてアルミニウム板の周辺部の波打
ちが防止されるので、周辺部を除く中央部にエ
ンボス加工が施された継手用アルミニウム板
を、アルミニウム板の突き合わせ箇所の上に平
らな状態で載せることができ、継手用アルミニ
ウム板をアルミニウム板に溶接する際の施工性
を向上することができる。つまり、本発明のメ
ンブレンでは、たとえばアルミニウム板の成形
誤差、組み立て誤差等に起因してアルミニウム
板の突き合わせ箇所の間隔が開いていたり、段
差が生じていたりしている場合でも、突き合わ
せ箇所の上に継手用アルミニウム板を精度良く
載せて溶接することができるので、保冷材の上
におけるアルミニウム板を溶接する際の現場で
の溶接作業を容易に行うことができる上、アル
ミニウム板と継手用アルミニウム板どうしの溶
接箇所を一定の位置に保持し得て均一で良好な
溶接を達成することができ、その品質の向上を
図ることができるものである。そして、これに
より、アルミニウム板どうしの段差や間隔の開
きを、吸収し得て、アルミニウム板どうしを液
密、気密に接続することができる。特に、この
ような効果（アルミニウム板と継手用アルミニ
ウム板との溶接を均一に実施してその品質を向
上させることができる効果）は、LNG等の熱
変形の大きな低温タンクにおいて有効なものと
なる。
(ハ) また、前記により本発明のメンブレンでは、
アルミニウム板が、アルミニウム板に生じる熱
変形を十分吸収することができる上、その据え
付け性をも向上させることができるので、品質
の優れた低温タンクのメンブレンを提供するこ
とができる。
アルミニウム板が、アルミニウム板に生じる熱
変形を十分吸収することができる上、その据え
付け性をも向上させることができるので、品質
の優れた低温タンクのメンブレンを提供するこ
とができる。
(ニ) なお、エンボス加工の態様を前述した構成と
することによつても、メンブレンを展延性に優
れ、成形加工、切削加工の容易なアルミニウム
板により構成しているから、その加工が容易で
コスト低下を図ることができ、また、このよう
な大きな加工を加えてもアルミニウム自身が低
温ぜい性を示さないので、低温特性が低下する
ことがない。
することによつても、メンブレンを展延性に優
れ、成形加工、切削加工の容易なアルミニウム
板により構成しているから、その加工が容易で
コスト低下を図ることができ、また、このよう
な大きな加工を加えてもアルミニウム自身が低
温ぜい性を示さないので、低温特性が低下する
ことがない。
第１図は従来の低温タンクのメンブレンの一例
を示す正面図、第２図は本発明による低温タンク
のメンブレンの一実施例を適用したタンクを示す
縦断面図、第３図は第２図の円部の拡大図、第
４図は第２図の円部の拡大図、第５図はエンボ
ス加工方法を示す斜視図、第６図はアルミニウム
板の中央部のエンボス加工が施された箇所を示す
正面図、第７図は第６図の円部を拡大した斜視
図、第８図は第７図の−線に沿う断面図、第
９図は第７図の−線に沿う断面図、第１０図
は第４図の円部を拡大した平面図、第１１図は
第１０図のXI−XI線に沿う断面図、第１２図は本
発明の他の実施例を示す第４図同様の図である。 １１……低温地下タンク、１８……側壁、２０
……保冷材、１５，２１……メンブレン、２７，
３８……アルミニウム板、２８……周辺部、２９
……中央部。
を示す正面図、第２図は本発明による低温タンク
のメンブレンの一実施例を適用したタンクを示す
縦断面図、第３図は第２図の円部の拡大図、第
４図は第２図の円部の拡大図、第５図はエンボ
ス加工方法を示す斜視図、第６図はアルミニウム
板の中央部のエンボス加工が施された箇所を示す
正面図、第７図は第６図の円部を拡大した斜視
図、第８図は第７図の−線に沿う断面図、第
９図は第７図の−線に沿う断面図、第１０図
は第４図の円部を拡大した平面図、第１１図は
第１０図のXI−XI線に沿う断面図、第１２図は本
発明の他の実施例を示す第４図同様の図である。 １１……低温地下タンク、１８……側壁、２０
……保冷材、１５，２１……メンブレン、２７，
３８……アルミニウム板、２８……周辺部、２９
……中央部。
Claims (1)
- １ コンクリート造の底版１４および側壁１８の
内面にそれぞれ保冷材２０を介してメンブレン１
５，２１を装着してなる低温タンクにおいて、前
記メンブレン１５，２１は、保冷材の上に端部同
士を互いに突き合わせた状態で配置された多数の
アルミニウム板２７，３８により構成され、これ
らアルミニウム板２７，３８は周辺部２８を除く
中央部２９にエンボス加工が施されてなり、か
つ、これらアルミニウム板２７，３８の周辺平坦
部の前記突き合わせ箇所上には、周辺部３５を除
く中央部３６にエンボス加工が施された帯状の継
手用アルミニウム板３７が前記突き合わせ箇所を
覆うようにして配置され、しかも、前記アルミニ
ウム板２７，３８および継手用アルミニウム板３
７のそれぞれの周辺平坦部２８，３５同士が互い
に溶接されており、さらに、前記アルミニウム板
２７，３８および継手用アルミニウム板３７のそ
れぞれの中央部に施されたエンボス加工の態様
は、碁盤目状に仕切られた方形の区画の中に凹凸
部を有した形態とされ、しかも、これら凹凸部を
有する区画はほぼ四角錐状の突起３２が形成され
た箇所と、四角形で互いに対向する両辺の端部を
起点として中央部に向つて半円形状に延びる稜線
を有する一対の突起３３，３３およびこれら両突
起３３，３３の稜線の間に位置しかつ四角形の他
の対向する辺をそれぞれ底辺とし四角形の中央部
に両突起の間の谷部を残して突出する三角形状を
した平坦部３４を有する箇所とを有し、かつ、こ
れらの箇所は交互に隣あつた形態に配置されてい
ることを特徴とする低温タンクのメンブレン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16293581A JPS5865399A (ja) | 1981-10-13 | 1981-10-13 | 低温タンクのメンブレン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16293581A JPS5865399A (ja) | 1981-10-13 | 1981-10-13 | 低温タンクのメンブレン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5865399A JPS5865399A (ja) | 1983-04-19 |
| JPH0146760B2 true JPH0146760B2 (ja) | 1989-10-11 |
Family
ID=15764032
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16293581A Granted JPS5865399A (ja) | 1981-10-13 | 1981-10-13 | 低温タンクのメンブレン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5865399A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100777571B1 (ko) | 2004-01-13 | 2007-11-20 | 현대중공업 주식회사 | 굴곡방지돌기가 구비된 멤브레인 금속패널 |
| KR101751838B1 (ko) * | 2015-08-21 | 2017-07-19 | 대우조선해양 주식회사 | 앵커 스트립이 제거된 액화가스 화물창의 인슐레이션 구조, 그 인슐레이션 구조를 구비하는 화물창, 및 그 화물창을 구비하는 액화가스 운반선 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5339513A (en) * | 1976-09-22 | 1978-04-11 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | Membrane low temperature tank film panel structure |
-
1981
- 1981-10-13 JP JP16293581A patent/JPS5865399A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5339513A (en) * | 1976-09-22 | 1978-04-11 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | Membrane low temperature tank film panel structure |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5865399A (ja) | 1983-04-19 |
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