JPH0146727B2 - - Google Patents

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JPH0146727B2
JPH0146727B2 JP55140718A JP14071880A JPH0146727B2 JP H0146727 B2 JPH0146727 B2 JP H0146727B2 JP 55140718 A JP55140718 A JP 55140718A JP 14071880 A JP14071880 A JP 14071880A JP H0146727 B2 JPH0146727 B2 JP H0146727B2
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annular
pair
arm portions
coupling
arm
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JP55140718A
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Shumitsuto Richaado
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Publication of JPH0146727B2 publication Critical patent/JPH0146727B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/50Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members
    • F16D3/78Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members shaped as an elastic disc or flat ring, arranged perpendicular to the axis of the coupling parts, different sets of spots of the disc or ring being attached to each coupling part, e.g. Hardy couplings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/50Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/50Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members
    • F16D3/60Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members comprising pushing or pulling links attached to both parts

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はカツプリングに関し、とくに2個の
シヤフト間にトルクを伝達するようになつている
形式のカツプリングに関する。
一方のシヤフトのトルクを他方のシヤフトへ伝
達するように2個のシヤフトを連結する技術はす
でに旧来からあるもので高度に発達した技術であ
る。そのうちのもつとも簡単なカツプリングは本
質的にスリーブからなつていて接続されるべき2
個のシヤフトの自由端部をそのスリーブの両端部
内に受け入れることができるようになつている形
式のものであろう。かかる単純なカツプリングは
2個のシヤフトが精度よく整列している限りきわ
めて良好に機能する。好むと好まざるとにかかわ
らず、整合の不一致がおこる場合にはカツプリン
グはかかる整合の不一致を受け入れるように構成
されていなければならない。不整合を調整するた
めに用いられるいずれのカツプリングにおいても
それの主要な特性は一方のカツプリングから他方
へトルクを伝達し、しかもトルクの出力はいかな
る時点においてもトルク入力と完全に一致しうる
ものであるという点である。例えば、従来品の自
在継手は、一方において角の不整合を調整しうる
ものであるが、均一に与えられる入力トルクを周
期的に負荷された又は正弦波の出力トルクへ変換
する特性を有していることが知られている。トル
クの均一な伝達を正確に行うためには相当な複雑
化がカツプリングに導入される必要がある。
自在継手は、互いに角度的に関連している2個
のシヤフト間においてトルクを伝達するように元
来設計されたカツプリングである。角度の変位は
2個のシヤフト間に発生しうる3つの不整合の可
能性の1つを構成するものである。第2の重要な
不整合は2個のシヤフトの変位であつて、一方の
シヤフトの回転軸は他方の軸に対して並行に変位
される。一方において均一なトルクの伝達を維持
しながら並行な不整合を調整することのできるカ
ツプリングが1966年3月29日付の本発明者の米国
特許第3242694号に記載されている。この米国特
許に開示された3個の円盤および6個のリンクで
構成されたカツプリングは現在商標“シユミツ
ト・カツプリングス”(SCHMIDT
COUPLINGS)のもとに商業的に生産されてい
る。第3の不整合の可能性は軸方向の不整合であ
つて、それ自体現出したときにはただちに調整さ
れるようなものである。
実質上単一な不整合が意図される場合には、そ
の単一不整合を調整するように特別に設計された
カツプリングを利用することが好ましい。しか
し、トルク伝達においてさらにしばしば示現され
る状態としては、一応整合するように設計されて
はいるけれども実用面においては上述のそれぞれ
の不整合のいずれかまたは1つ以上を軽度ながら
示現するような2個のシヤフトを接続する必要性
のあることである。上記のそれぞれの不整合のい
ずれか1つまたはそれら3つの組み合わせのもの
を調整するように設計された単一のカツプリング
は本願発明者の米国特許第3791170号に開示され
ている。この特許に開示されているカツプリング
はその基本的構造においては最初のシユミツト
(SCHMIDT)とは次の点、すなわちピン接続を
介してリンクによつて互いに接続された3個の円
盤をもつて作られている点において同様である。
上記の3つの形式の不整合のすべてに対処するた
めには、ピン接続部の少なくとも或るものにおい
て球形のベアリングを設けることが必要である。
本願発明者の上述の特許第3791170号に示して
あるように、与えられた構成の有意な利点は、シ
ユミツト・カツプリングと同様に、駆動シヤフト
から被駆動シヤフトへ均一にトルクを伝達するこ
とができる点である。本願発明者の特許第
3792270号に開示されたカツプリングは“シユミ
ツト・インライン・カツプリング”(SCHMIDT
In−Line Coupling)の名称で商業的に販売され
ている。このシユミツト・インライン・カツプリ
ングは不整合があるかもしれない2個のシヤフト
間において均一なトルク伝達を行うことについて
高度に好適な仕事をするが、必要とされる精確度
をうるためのコストはこのカツプリングの広汎な
使用を可能にするためには大きすぎるのである。
従つて、精確さが重要であつてそのためにコスト
は高くついてもやむをえないという特定の適用例
は別としてコストのもつと安いカツプリングが利
用されるわけである。通例これらの比較的にコス
トの安いカツプリングは作動中は圧縮されるかま
つすぐにされるかまたは撓められるようにされる
弾性素子を用いている。可撓性素子を利用するカ
ツプリングの例は米国特許第1390514号、第
2181888号、第2566575号、第2721457号、第
2864245号、第2867102号、第2867103号、第
2907563号、第3625024号、第4019345号および第
4033144号に含まれている(ラブジヨイ・サガー
7(Lovejoy Saga−7)カツプリングをも参照
のこと)。
上に列記したものは特許文献に記載されている
数多くのカツプリングを網羅するものとは考えら
れないが、トルクを不変に伝達するという基本的
な能力および上記の3つの不整合のいずれか1つ
またはいずれかの組み合わせを容易に調整する能
力の双方を有するカツプリングを提供するのに経
験される困難を例示するのに役立つものである。
上記の各特許はいずれもコスト減少のための可撓
ないしは弾性素子を利用しているが、これらの従
来技術のカツプリングのいずれにおいてもトルク
を不変に伝達する能力と上記の3つの不整合のい
ずれか1つまたはいずれかの組み合わせを調整す
ることのできる能力の双方の能力を与えるものは
1つもない。
従つて、この発明の1目的は、いずれかおよび
すべての不整合を調整するために部分の弾性およ
び可撓性(すなわち部分の変位)を利用すると共
にさらに入力シヤフトから出力シヤフトへ不変に
トルクを伝達する能力を有する単純化された構成
のカツプリングを提供することにある。この発明
の別な1目的は上記のごときトルクの剛性を有す
ると共に並行的変位を妨げかつ角変位のみまたは
角および軸方向の変位の組み合わせを調整する充
分な剛性を与える上記と同様なカツプリングを提
供することにある。この発明のさらに別な1目的
は上述の如きいずれかおよびすべての運動を調整
することができると共にトルクの弾性の制御され
た量を与えることのできる上記と同様なカツプリ
ングを提供することにある。この発明の原理に従
えば、これらの目的は第1および第2のシヤフト
へそれぞれ固定されるようになつている第1およ
び第2の環状部材および上記第1および第2の環
状部材が整合した時にこれら第1および第2の環
状部材の回転軸に整合する回転軸を有する中間部
材とを含む3部式カツプリングを提供することに
よつて得られるのである。この中間部材は第1お
よび第2の環状部材の間に配置された環状部分お
よび上記第1および第2の環状部材とそれぞれ作
動的に連結された細長い一般に並行な腕部分の第
1および第2の対を含み、これら腕部分のおのお
のはその軸方向の範囲内において上記環状部分に
固定的に互いに接続された固定端部と自由端部と
を有している。接続素子の第1の対は上記第1の
環状部材から軸方向へ固定的に突出していて並行
な腕部分の第1の対の長手方向の範囲に関連する
位置およびその固定されたそれぞれの端部の環状
部分との固定接続位置において並行な腕部分の第
1の対の自由端部と接続し、以て第1のシヤフト
によつて第1の環状部材へ不変に伝達されるトル
クが、緊張下において腕部分の第1の対のうちの
一方を介して環状部分へ長手方向に伝達されると
共に圧縮下において腕部分の第1の対の他方のも
のを介して環状部分へ伝達され、同時に腕部分の
第1の対の横断方向の撓みによつて第1の環状部
材に関して環状部分の少なくとも下記の相対運動
を可能にする;(1)上記第1の横断方向において一
般に延在する軸を中心とする角運動、および(2)軸
方向の運動接続素子の第2の対は第2の環状部材
から軸方向に突出して並行な腕部分の第2の対の
長手方向の範囲に関連する位置およびその固定端
部の環状部分との固定接続の位置において並行な
腕部分の第2の対の自由端部に接続し、以つて第
2の環状部分へ伝達されるトルクが、腕部分の第
2の対の一方を介して第2の環状部材へ長手方向
に伝達せしめられ並びに圧縮下におて腕部分の第
2の対の他方のものを介して第2の環状部材へ長
手方向に伝達せしめられると共に、腕部分の第2
の対の横断方向の撓みによつて第2の環状部材に
関して環状部分の少なくとも下記の相対運動を可
能にする;(1)一般に第2の横断方向に延在する軸
を中心とする角運動、および(2)軸方向の運動。
カツプリングが単に角および軸方向の運動のみ
ならず並行運動も同様に調整することのできる形
式の実施態様においては、並行運動は、並行な腕
部分の第1の対の長手方向の範囲に対して一般に
垂直な第1の横断方向において平行なリンケージ
型の(リンクされた)ほぼ直線的な運動における
並行な腕部分の第1の対の横断方向の材料の撓み
と、並行な腕部分の第2の対の長手方向の範囲に
対して一般に垂直な第2の横断方向および上記第
1の横断方向において並行なリンケージ型のほぼ
直線的な運動における並行な腕部分の第2の対の
横断方向の該部分の撓みとによつて、調整される
のである。トルクが剛性的なカツプリングの実施
態様においては、トルクは長手方向の上記部分の
変位を伴なうことなく緊張および圧縮下において
並行な腕部分の各対を経て長手方向に伝達される
が、トルクが可撓的なカツプリングの実施態様に
おいては長手方向の該部分の変位は撓みによつて
起こりうるようになつている。
この発明のさらに別な1目的は構造が単純で、
作動が効果的でありかつ経済的に製作できる上記
の形式のカツプリングを提供することにある。
この発明の上記ならびにその他の諸目的は以下
の詳細な記述ならびに添付の特許請求の範囲にお
いてさらに明らかになるはずである。
この発明は、説明的実施態様が描かれている添
付の図面を参照することによつて最もよく理解さ
れうるものである。
いま図面をさらに詳細に参照すると、そこには
この発明の原理を具現する、一般に符号10で示
されたカツプリングが図示されており、このカツ
プリングは第1図において符号12で示す仮想線
によつて表わされた第1のシヤフトから同じく第
1図において仮想線により符号14で示された第
2のシヤフトへ不変にトルクを伝達する能力をも
つとともに第1および第2のシヤフトのそれぞれ
の軸間における並行、角および/または軸方向の
不整合を調整する能力を有するものである。この
カツプリングは本質的に3つの部材からなつてお
り、それらの部材は第1および第2のシヤフト1
2および14へそれぞれ適宜固定されたところの
符号16および18で一般に示される第1および
第2の環状部材、上記第1および第2の環状部材
16および18の間に配置されていてさらに詳細
に後述されるような態様でそれらと作動的に接続
されている一般に符号20で示される中間部材と
を含む。
第1および第2の環状部材16および18はほ
ぼ同一の構造であることが好ましく、従つてそれ
らの両方を理解するためにはそのうちの一方を記
述すれば足りる訳である。環状部材のおのおのは
その軸方向の範囲にわたつて一定の断面形状を有
しており、以てそれらのおのおのが押し出し工程
によつて最初に成型されるようになつているのが
好ましい。そのような場合に、好ましい押し出し
材料はアルミニウムまたは押し出し工程に特に適
するアルミニウムの適当な合金である。しかし、
押し出し可能な形状が好ましいというものの、各
部材は含鉄金属、樹脂プラステイツクスなどの如
き上記以外のいずれか適当な材料によつて機械加
工、成型その他の方法で製作されてよいことは理
解されるであろう。
第2図に最もよく示されるように、環状部材1
6および18のおのおのはリング形状の環状部分
22を含み、そしてこの環状部分22はそこから
半径方向に外方に延びる一対の接続素子受け入れ
部分24をほぼ120゜に分離されたそれぞれの位置
において有するものである。各環状部材をその回
転軸を中心にして対称的にするために、上記一対
の部分24と形状が同様な第3の部分26が上記
2つの部分24のおのおのから120゜離れた位置に
おいて上記リング形状の環状部分22から半径方
向に外方に延びている。さらに、各部材16およ
び18は3組からなるねじ受け入れ部分28を含
んでおり、これらの部分は環状部分22から、部
分24および26の間に均等に離隔した位置にお
いてこれらの部分24および26よりも可成り小
さい範囲まで半径方向かつ外方に延びている。
図示の実施態様において、3組からなるねじ3
0は各部分28および環状部分22の隣接個所を
貫通して半径方向に延びるように装着されてい
る。ここで、単に1組のねじが設けられてもよく
しかもかかる組のねじは環状部分の内縁に形成さ
れたキー溝内にキー部材を剛固に固着するのに用
いられうることは理解されるであろう。また各環
状部分のおのおのと組合わされるシヤフトとの間
の固定的接続を行うためにその他公知の方式を、
所望ならば、用いてよいことも理解されるであろ
う。しかし、各部材の対称軸はそれらの部材が固
定されるシヤフトの軸と一致するようにそれぞれ
装着が行なわれるべきことに留意すべきである。
中間部材20はプラステイツク材で成形されて
いることが好ましく、好ましい材料としてはポリ
オキシメチレン樹脂があり、その例としてはセル
コン(CELCON)およびデルリン(DELRIN)
の商標のもとに商業的に入手可能なものである。
これらの材料は好ましいものであつて作業上極め
て満足すべきものとみなされているが、もし所望
ならば、以下に述べる如き、所定の特性を有する
他の材料を用いてもよいことが理解されるであろ
う。図示の実施態様においては、中間部材は上記
のポリオキシメチレン樹脂材料の単一成形品であ
る。図示されているごとく、この中間部材は円筒
上の内縁34を有するリング形状の環状部分32
を含んでおり、この内縁34の直径は環状部材1
6および18の中央のシヤフトの孔の直径よりも
大きくて、シヤフト12および/またはシヤフト
14が中間部材によつて占められる軸方向の空間
内へこれと接触することなく軸方向に延入するこ
とを可能とすると共に、上述した並行、角度およ
び/または軸方向の不整合を調整するようになつ
ている。この中間部材20はさらに第1の環状部
材16と組み合わされる環状部分32の接線方向
に延び且つ一般に並行な第1の対の腕部分36を
含む。各腕部分36は固定端部38を含んでい
て、この固定端部は各環状部分32に、それらの
軸方向の範囲内において、たとえば一体接続とし
て固定的に接続されている。さらに自由端部40
を含んでおり、この自由端部は中間部材20の軸
に垂直な方向にその端部を貫通して延びる円筒上
の孔42を有している。おのおの自由端部40は
一般に円筒形を呈しており、それは、組合わされ
る腕部分36及び環状部分32と共通範囲を有し
且つ腕部分および環状部分32の軸方向範囲の約
1/3ないし1/2の短い距離だけ第1の環状部材の方
向にそれらを超えて突出している軸方向範囲を有
している。
自由端部40の対は1対の肩つきボルト44に
よつて第1の環状部材16の第1の対の突出部分
24へ接続されている。第4図および第5図に最
もよく示されているように、肩つきボルト44は
一般に従来品の構造を有しており、その一端から
延びるねじ部分48および他の端部に形成された
拡大頭部50を有する中央の円筒状部分46を含
んでいる。この円筒状部分は円筒状の孔42内に
軸方向の共通範囲を有する関係で回転可能に連結
されるとともに、ねじ部分48は第1の環状部材
16の接続素子受け入れ部分24を貫通して軸方
向に延びるねじ孔51内に螺合する。
接続素子44によつて与えられる第1の環状部
材16と中間部材20との間の作動的接続は対の
並行な腕部分36の長手方向の範囲とそれらの固
定端部38の環状部分32との固定接続の位置と
に関係していて、以つて第1のシヤフト12によ
つて第1の環状部材16へ不変に伝達されるトル
クが、緊張下では各部分36のうちの1つを介し
て、ならびに圧縮下ではもう一方の腕部分36を
介して環状部分32へ長手方向に伝達させられ
る。ここで第2図を参照すると、環状部材16が
時計方向に回転される時に、図面の他方の左手の
四半分における他方の腕部分36が緊張下にある
時には図面の上部右手の四半分における腕部分3
6は圧縮下におかれている。環状部材の回転方向
を逆にすると腕部分の圧縮および緊張下におかれ
ている状態が逆になる。
第1および第2の環状部材のそれぞれの軸が整
合している場合には、環状部材20はそれらと一
致した軸を有する。環状部分32はこの軸と一致
した軸を持つており、また並行な各腕部分36は
それらの長手方向の範囲がその環状部分を長手方
向に経由して伝達される力が中間部材の軸に本質
的に接線方向に作用するように位置づけられてい
る。軸方向において計測される各腕部分36の横
断方向の範囲は腕部分の長手方向の範囲よりもか
なり小さくまた半径方向において計測される腕部
分の横断方向の範囲よりもかなり大きいことも認
められるであろう。したがつて、第1の環状部材
から中間部材へのトルクの伝達は各腕部分36の
長手方向の範囲と一般に一致した線沿いであるの
で、トルクの伝達による大きな変位は起らない
し、したがつて第1の環状部材16へ与えられる
トルクは同様に中間部材の環状部分32へ不変に
伝達されるわけである。各腕部分36はトルク伝
達方向において剛固なままになつており、したが
つて不変なトルクの伝達が達成されるわけである
が、それらの腕部分は同時に横断方向に撓むこと
もできるのである。図示の構成のものにおいて
は、半径方向における横断方向(長手方向と直交
する方向)の撓みは前記した相対的材料の厚みに
よつて軸方向における横断方向の歪みよりもさら
に容易に調整される。
各腕部分36の自由端部40および固定端部3
8の接続によつて、各腕部分の半径方向における
横断方向の歪みは、各腕部分36の長手方向の範
囲に対して一般に垂直な方向に延びる横断方向に
おける並行なリンケージ型の並進運動を生じさせ
る。この点において、並行な腕部分36の長手方
向の範囲に直角な中間部材の軸を含む平面は腕部
分を二分して、この平面の一側における各腕部分
の材料の量はその反対側における材料の量に一般
に匹敵するようになつていることがわかるであろ
う。並行なリンケージ型の並進運動は各自由端部
40の各円筒状の孔42内における各接続素子4
4の各円筒状の部分46の回転可能な運動による
各腕部分36の各自由端部40の揺動運動ならび
に腕部分36の各固定端部38を中心とするそれ
らの腕部分の撓みないしは材料の変位によつて達
成される。接続素子44と自由端部との枢軸接続
によつて各腕部分は飛び込み板またはバネ板のよ
うに作用する。この形式の構成のものはさらに大
きな度合いの撓みを許すものである。比較的に少
ない度合いの並行な不整合を調整すべき場合にお
いては、各腕部分の自由端部と接続素子との間の
接続は例えば各固定端部と組み合わされる接続素
子とを通じて半径方向に留め金具を延在させるこ
とによる固定接続であつてよい。
軸方向における各腕部分36の横断方向の撓み
は、第1の環状部材16の軸に関して、各腕部分
36の長手方向の範囲に対して直角な方向に延び
ている軸を中心とする中間部材20の軸の角変位
を調整する。軸方向における各腕部分36の横断
方向の撓みはさらに軸方向の変位を同様に調整す
る。角および軸方向の変位は、中間部材20の各
自由端部40の軸方向の突出によつて干渉を生じ
ることなく双方の方向に発生することができる。
この点において、これらの突出部分のおのおのは
別々のワツシヤによつて与えられるか、または組
合わされ接続素子の一部として与えられてもよ
く、その際には中間部材は押し出し技術によつて
形成されるようになされうる。
中間部材20はさらに第2の対の一般に並行な
各腕部分52を含み、これらの腕部分はそれらの
長手方向の範囲が各腕部分36の範囲の長手方向
に対して一般に直角な方向である。各腕部分52
は各腕部分36と同様な態様で構成されていて、
互いに一体を成す固定端部54と接続素子60を
受け入れるために貫通して延びる円筒状の孔58
を有する自由端部56とを含んでいる。それぞれ
の接続素子60のおのおのは接続素子44と同様
な構成を有していて、その一端に直径の小さなね
じつき部分64を有する円筒状の中央部分62
と、その他端部に頭部66とを有する肩つきボル
トから本質的に構成されている。ボルト60の円
筒状部分62は円筒状の孔58内において軸方向
の共通範囲を有する関係で回転可能に連結されて
おり、またねじつき部分64は第2の環状部材1
8の接続素子受け入れ部材24内を軸方向に延び
るねじつき孔内において螺合している。
接続素子44によつて与えられる第2の環状部
材18と中間部材20との間の作動的接続は対を
なす並行な腕部分52の長手方向の範囲とこれら
の腕部分の固定端部54の環状部分32への固定
接続の位置とに関係していて、以つてたとえば腕
部分36を介して環状部分へ伝達されるトルク
が、緊張下では腕部分52の一方を経て、並びに
圧縮下では他方の腕部分52を経て第2の環状部
材18へ長手方向に伝達させられるのである。こ
こで第2図を参照すると、中間部材20の環状部
分32が時計方向に回転している時には、図の上
部左手四半分における腕部分52は緊張下にあ
り、また図の下方の右手四半分にある他方の腕部
分52は圧縮下にあるのである。前述のように、
中間部材20の回転方向を逆にすると、腕部分の
圧縮および緊張状態は逆になる。
ここでもまた理解されることは、各腕部分52
を介して長手方向に伝達されるそれぞれの力は中
間部材20の軸に本質的に接線方向に作用するも
のであるという点である。軸方向において計測さ
れる各腕部分52の横断方向の範囲は腕部分の長
手方向の範囲よりもかなり少なく、また半径方向
において計測される腕部分の横断方向の範囲より
はかなり大きいものであることも理解されるであ
ろう。したがつて、環状部分32から第2の環状
部材へのトルク伝達は各腕部分52の長手方向の
範囲に一般に一致した線沿いであるので、このト
ルク伝達によて該部分の変位はほとんど起らない
のであり、かくして中間部材の環状部分32へ与
えられるトルクは同様に第2の環状部材18へ不
変に伝達されるわけである。各腕部分52がトル
ク伝達の方向に剛固に残つて不変なトルク伝達を
達成するが、それらは横断方向に撓むことができ
るのである。図示の構成のものでは半径方向にお
ける横断方向の撓みは前述した相対的な材料の厚
みによつて軸方向における横断方向の歪みよりも
さらに容易に調整されるのである。
各腕部分52の自由端部56と固定端部54と
の接続によつて、各腕部分の半径方向における横
断方向の歪みは、各腕部分52の範囲の長手方向
に対して一般に直角な方向に延びる横断方向にお
ける並行なリンケージ型の並進運動をもたらすも
のであり、この方向は腕部分36によつて与えら
れる並行なリンケージ型の並進運動の方向にほぼ
直角なものである。この点において、並行な腕部
分52の長手方向の範囲に直角な中間部材の軸を
含む平面は腕部分を二分してその平面の一側にお
ける各腕部分の材料の量はその反対側における材
料の量に一般に等しいのである。この並行なリン
ケージ型の並進運動は自由端部56の円筒状の孔
58内における接続素子66の円筒状部分62の
回転可能な運動によつて腕部分52の自由端部5
6の揺動運動ならびに腕部分の固定端部54を中
心とする腕部分の撓みまたは材料の変位によつて
達成されるのである。接続素子60と自由端部5
6との枢軸接続によつて各腕部分52は腕部分3
6と同じ態様で一種の飛び込み板またはバネ板の
ような性質で作用することができる。この形式の
構成によればさらに大きな程度の撓みが可能とな
る。前述したように、さらに少ない程度の並行な
不整合が調整されるべき場合には、腕部分の自由
端部と接続素子との接続は固定接続であつてよ
く、それはたとえば各固定端部および組合わされ
る接続素子を通して半径方向に留め金具を延在さ
せることによつて行なわれる。
腕部分52の軸方向における横断方向の撓みは
第2の環状部材18の軸に関して腕部分52の長
手方向の範囲に直角な方向に延びる軸を中心とす
る中間部材20の軸の角変位を調整する。軸方向
における腕部分52の横断方向の撓みも同様に軸
方向の変位を調整する。これらの角および軸方向
の変位はともに中間部材20の自由端部の軸方向
の突出によつて干渉されることなく双方の方向に
生起することができる。カツプリング10の作動
は上述の記載から明らかになつたものと思われ
る。並行な腕部分36および52によつて与えら
れる2つの直角な半径方向における並行なリンケ
ージ型の並進運動はシヤフト12および14間の
並行な不整合を調整する役割を果たす。1回転中
に両方の並進運動は、回転の程度に関して並進的
変位を図示する場合には、一般に位相はずれの正
弦波として発生することが理解されるであろう。
両シヤフト間の角不整合は互いに直角な2つの横
断軸を中心として角的撓みによつて調整され、こ
こでもまた、1回の回転中に、一方向における角
変位は直角方向における軸を中心とする角変位の
同様な正弦の振幅とは位相はずれの正弦の振幅を
もつものである。軸方向の不整合のみが表われる
場合には、通常にはかかる不整合は各シヤフトに
カツプリングを装着することによつて調整され
る。しかし、腕部分の撓みは作動の際に軸方向の
不整合がたとえば熱の増大または作動の増大によ
る軸方向のシヤフトの成長として調整され得るよ
うにカツプリングが装着され得ることを可能にす
るのである。このことは軸方向の不整合が並行ま
たは角不整合またはそれら双方と組み合わされて
いる場合に特に重要である。
第6図はカツプリング10における変形態様様
を図示するものであつて、この態様のものは増大
した軸方向の不整合の量を調整できるカツプリン
グを示すものである。図示のように、この変形態
様は単に前記した一対の肩つきボルト44の代わ
りに一対の肩つきボルト44′を利用するもので
ある。各肩つきボルト44′は中央の円筒状部分
46′、直径の比較的小さなねじつき端部48′お
よび大きさの増大された頭部50′を含み、これ
らはボルト44と同様な態様になつている。しか
し、各ボルト45′の中央部分46′は各ボルト4
4の中央部分46よりも長く、したがつて中間部
分の軸方向の運動量は部分24の組合うねじつき
の孔51内に固定されたねじつき端部48′間に
おこるように限定されることができる。付加的な
軸方向の不整合はボルト60を同様に変形させる
ことによつて調整ができることは理解されるであ
ろう。ただし、一対のもののみを長めにしておけ
ば他方の対のものが作動中は部材16および18
間において中間部材20の位置を安定化させるよ
うに構成する方が好ましい。
第7図はさらに別な望ましい構造の変形態様を
示すものであつて部材16または18を、その関
連するシヤフトに図示のごとく剛固に固着させる
のに有効なものである。部材16は部材16′に
おきかえられており、部分28′は部材16およ
び18のセツトねじ受け入れ部分28のように孔
があけられてセツトねじ30を受け入れるように
構成されてはいない。その代わりに、第3の部分
20′は符号68で示すように2つの部分に半径
方向に分割されており、部分26′内の適当な孔
72に一対のボルト70が次の態様で装着されて
いる、すなわちボルト70を締めると部分26′
の分割された部分は互いの方向に移動して部材1
6′が装着されている関連するシヤフトへ把握作
用を与える。また、ボルト70をゆるめると、シ
ヤフトの把握は開放されて部材16′はシヤフト
からとり外されうるのである。
以上の記述において、カツプリング10の作動
は駆動シヤフト12および被駆動シヤフト14と
の特定の固定接続に関して記述したが、このカツ
プリングは被駆動シヤフトが駆動シヤフトになつ
たりまたその逆というふうに交互にシヤフトを逆
な構成で固定されて作動を行うことができること
が理解されるであろう。
このカツプリングはシヤフトに関してとくに望
ましく有利な装着特性を提供するものである。第
1に、カツプリングの3つの主要な構成部品、す
なわち第1および第2の環状部材18および中間
部材20、は4つの肩つきボルトを単にとり外す
ことによつて作動関係から解離されうるのであ
る。ボルトに関す環状部材16および18の形状
はそれらのボルトの頭部への軸方向の接近が容易
に得られるようなものである。したがつて、第1
の環状部材は、一方において半径方向に突出する
部分24を含みしかもこれらの突出部分は第1の
対の腕部分36をそれらに接続するボルト44を
受け入れるものであるが、その第1の環状部分は
第2の対のボルト60との軸方向の整合位置にお
いては切欠かれているのである。第2の環状部材
18およびボルト44および60に関しても同様
な関係がもたらされている。このようにボルトの
頭部に容易に接近しうることは、他要因がカツプ
リングを解離したり組み立てたりするためにボル
トのゆるめ工具およびボルト締め工具を使用する
のに便利さを与えるものである。したがつてカツ
プリングを各シヤフトに装着することは予め組み
立てられまたは解離されたカツプリング10によ
つて便利に達成できるのであり、その際組み立て
は第1および第2の環状部材がそれらの組合わさ
れるシヤフトへ適宜固定されたあとで容易に達成
されうるのである。さらに、この単純な解離手段
によつ作業者は疲労した中間部材を必要に応じて
新しい部材に迅速に置きかえることを可能にする
ものである。
環状部材16および18のおのおのに第3の半
径方向に突出する部分を設けることはこれらの部
材を動態的に平衡させるのに役立つものであつて
これは高速に適用される場合に特に望ましい特徴
となるのである。図においては第3の突出部分2
6は部分24に形成されたねじつきの孔51と同
様なねじつき孔51をもつものとして示されてい
る。部分26における孔は単純に省略してよいこ
とは理解されるであろう。しかし、それらはさら
に高度な動態的平衡が要求される場合には肩つき
のボルトがそこに装着されうるように設けられる
ことが好ましい。
最後に、カツプリングの2つの外側の環状部材
の半径方向に突出する形状は特に高速の設備の場
合においては作動の際にカツプリングを冷間作動
状態に維持するようにする一種のフアン効果を与
えるものであることが理解されるであろう。
ここでさらに詳細に第8図ないし第13図を参
照すると、そこにはこの発明の原理を具現化し
た、符号110で一般に示されている、変形態様
のカツプリングが図示されている。このカツプリ
ングは、第8図において符号112で想像線によ
つて示されている第1のシヤフトから同じく第8
図で想像線で符号114において示されている第
2のシヤフトへトルクを不変に伝達しうるととも
に、第1および第2のシヤフトのそれぞれの軸間
における角および/または軸方向の不整合を調整
しうるものである。このカツプリングは本質的に
3つの部材からなつており、それらは一般に符号
116および118で示される第1および第2の
環状部材であつて第1および第2のシヤフト11
2および114へそれぞれ適宜固定されている第
1および第2の環状部材ならびに第1および第2
の環状部材116および118間にそれらと作動
的に接続されて配置されているところの符号12
0で一般に示されている中間部材から成る。
第1および第2の環状部材116および118
はともにほぼ同一な構造を有していることが好ま
しく、したがつてこれら双方の構造を理解するた
めには単に一方だけの構造を説明することによつ
て足りるわけである。環状部材のおのおのはそれ
の軸方向の範囲にわたつて一定の断面形状を有し
ていて、それぞれの環状部材が押し出し工程によ
つて最初に組み立てられるようになつていること
が好ましい。このような環境のもとにおいて、好
ましい押し出し材料はアルミニウムまたはその適
当な合金であつて特に押し出し工程に適するもの
がよい。しかし、押し出し可能な形状のものが好
ましいけれども、それぞれの部材はたとえば含鉄
金属、樹脂プラステイツクなどのその他の適当な
材料で機械加工、成形またはその他の方法で組み
立てられてもよいことは理解されるであろう。
第9図に最もよく示されるように、環状部材1
16および118のおのおのはリング状の環状部
分122を含むように構成されていてこの環状部
分122はほぼ120゜の角度で離隔した位置におい
て環状部分から半径方向かつ外方に延びている1
対の接続素子受け入れ部分124を有している。
それぞれの環状部材をその回転軸を中心として対
称にするために、1対の部分124に形状が類似
した第3の部分126が他方の2つの部分124
のそれぞれから120゜離隔した位置においてリング
状の環状部分122から半径方向かつ外方に延び
ている。さらに、各部材116および118は、
各部分124および126の間に均等に離隔した
位置において部分124および126よりもかな
り小さな範囲において環状部分122から半径方
向かつ外方に延びる3つのセツトねじ受け入れ部
分128を含んでいる。
図示の実施態様においては、3つのねじ130
が各部分128および環状部分122の隣接部署
を貫通して半径方向に延びるように装着されてい
る。セツトねじは単に1個設けられてよくまたか
かるセツトねじは環状部分の内部辺縁に形成され
たキー溝内にキー部材を剛固に固着するために利
用されてよいことは理解されるであろう。また、
所望ならば、それぞれの環状部材と組合わされる
シヤフトとの間の固定接続を行なうのに何れか他
の公知の方法を用いてよいことも理解されるであ
ろう。しかし、それぞれの装着は各部材の対称的
な軸がそれが固定されるシヤフトの軸と一致する
ものであることが判るであろう。
中間部材120はプラステイツク材で成型され
ることが好ましく、その好ましい材料としてはポ
リオキシメチレン樹脂があり、その1,2の例を
あげれば商標名「CELCON」および「DELRIN」
のもとに商業的に入手可能なものがある。これら
の材料は好ましくかつ作業上極めて満足すべきも
のとみなされているが、所望ならば後述する所要
の特性を有する他の材料でも利用できることは理
解されるであろう。図示の実施例においては、中
間部材は上記のポリオキシメチレン樹脂材の単一
な成型物である。図示のように、中間部材は環状
部材116および118における中央のシヤフト
孔の直径の大きさよりも大きな直径の大きさを有
する円筒状の内部辺縁134を有するリング状の
環状部分132を含んでいてこれによつてシヤフ
ト112および/またはシヤフト114が上記角
度のついたおよび/または軸方向の不整合を調整
するとともに中間部材に接触することなくこの中
間部材によつて占められている軸方向の空間内に
軸方向に延びることが可能になる訳である。
中間部材120はさらに第1の環状部材116
に関連する一般に並行な腕部分136の第1の対
を含んでいる。各腕部分136は固定端部138
を含んでおり、この固定端部はそれの軸方向の変
位内において例えば一体的接続によつて、環状部
分132に固定的に接続されている。各腕部分1
36はまた自由端部140をも含んでおり、その
腕部分は中間部材120の軸に対して直角な方向
に貫通して延びる円筒状の孔142を有してい
る。各自由端部140は一般に円筒形状をしてお
り、組合わされる腕部分136および環状部分1
32と共通の軸方向の範囲を有していて、そこか
ら例えば腕部分および環状部分132の軸方向の
範囲のほぼ1/3ないし1/2の短かい距離だけ第1の
環状部材の方向へ突出している。
自由端部140の対は1対の肩付きボルト14
4によつて第1の環状部材116の突出部分12
4の第1の対へ接続されている。第11図および
第12図に最もよく示されているように、肩付き
ボルト144は一般に公知の構造のものであつて
中央の円筒状部署146を含んでおり、これらの
円筒状部署はその一端から延びるねじ付き部分1
48および他端に形成された拡大頭部150を有
している。これらの円筒状部署は円筒状の孔14
2内において軸方向の共通範囲を有する関係で連
結されており、またねじ付き部分148は第1の
環状部材116の接続素子受け入れ部分124を
貫通して軸方向に延びるねじ付き孔151内に螺
合している。
接続素子144によつて与えられる第1の環状
部材116と中間部材120との間の作動的接続
は並行な腕部分136の対の長手方向の範囲およ
びそれらの腕部分の固定端部138の環状部分1
32との固定接続位置に関連していて、以つて第
1のシヤフト112によつて第1の環状部材11
6へ固定的に伝達されるトルクが、緊張下におい
て各部分136の一方を介し並びに圧縮下におい
て他方の腕部分136を介して環状部分132へ
長手方向に伝達させられる。第9図を参照する
と、環状部材116が時計方向に回転されるとき
に、同図の上部右側四半分に示されている腕部分
136は圧縮下にあり、また同図の下部左側四半
分にある他方の腕部分は緊張下にある。環状部材
の回転方向を逆にすると各腕部分は各腕部分の圧
縮および緊張の環境状態は逆になる訳である。
第1および第2の環状部材の軸が整合している
際には環状部材120はそれと整合する軸を有す
ることが判るであろう。環状部分132はその軸
が上記の軸と一致し、また並行な腕部分136は
それらの長手方向の範囲がそれらを貫通して長手
方向に伝達される力が本質的に中間部材の軸に対
して接続方向に働くように位置づけられている。
また、半径方向において計測される各腕部分13
6の横断方向の範囲は腕部分の長手方向の範囲よ
りもかなり少ないが、軸方向において計測される
腕部分の横断方向の範囲よりもかなり大きいこと
も判るであろう。従つて、第1の環状部材から中
間部材へのトルクの伝達は腕部分136の長手方
向の範囲と一般に一致する線沿いのものであるか
ら、トルクの伝達によつて該部分の変位はほとん
ど起こらないのであり、かくして第1の環状部材
116へ与えられるトルクは同様に中間部材の環
状部分132へ不変に伝達される訳である。各腕
部分136はトルク伝達方向において剛固に維持
され従つて不変なトルクの伝達が達成されるが、
これらの腕部分は半径方向の横断方向においては
剛固なものであつてしかも軸方向においては横断
方向に撓むことが可能なのである。図示の構成の
ものにおいては、半径方向における横断方向の撓
みはそれのさらに大きな軸方向の横断方向の肉厚
によつて防止されるとともに軸方方向における横
断方向の歪みは軸方向における材料の比較的薄い
半径方向の肉厚によつて調整されるのである。
各腕部分136の自由端部140および固定端
部138の接続ならびにそれらの半径方向の横断
方向の肉厚によつて、各腕部分の半径方向の歪み
は防止されるのである。この剛性によつて防止さ
れる運動の形式は各腕部分136の範囲の長手方
向に対して一般に直角な半径方向において延びる
横断方向における並進運動の並行なリンケージ型
のものである。この点において、中間部材の軸を
含みしかも並行な腕部分136の長手方向の範囲
に対して直角な平面は各腕部分を二分してその平
面の一側における各腕部分の材料の量はその平面
の反対側における材料の分量の一般に等しいこと
とがわかるであろう。与えられた半径方向の剛性
が欠如している場合には、並行なリンケージ型の
並進運動は各自由端部140の円筒状の孔142
内における各接続素子144の円筒状の部署14
6の回転可能な運動および各腕部分136の固定
端部を中心とするそれらの部分136の半径方向
の撓みないし該部分の変位によつて各腕部分13
6の自由端部140の揺動運動によつて達成され
るであろう。
各腕部分136の軸方向における横断方向の撓
みは各腕部分136の長手方向の範囲に対して直
角な方向に延びる1つの軸を中心とする第1の環
状部材116の軸に関して中間部材120の軸の
角変位を調整する。各腕部分136の軸方向にお
ける横断方向の撓みはまた軸方向の変位も調整す
る。角および軸方向の変位はともに中間部材12
0の自由端部140の軸方向の突出部によつて何
らの干渉を生じることなく両方向に発生しうるの
である。この点において、これらの突出部のそれ
ぞれは別個のワツシヤによつて与えられてもよい
しまたは関連する接続素子の部品として与えられ
てもよいが、後者の場合には中間部材は押し出し
技術による成形によることになるということがわ
かるであろう。
中間部材120はまた一般に並行な腕部分15
2の第2の対をも含み、その際にはそれらの長手
方向の範囲は各腕部分136の範囲の長手方向に
対して一般に直角な方向のものである。各腕部分
152は腕部分136と同様な態様で構成されて
いて、一体な固定端部154および接続素子16
0を受け入れるために貫通して延びる円筒状の孔
158を有する自由端部156を含む。各接続素
子160は接続素子144と同様な構成のもので
あつて本質的には一端に直径の小さなねじ付き部
分164をまた他端に頭部166を有する円筒状
の中央部署162を備えた肩付きボルトで成るも
のである。ボルト160の円筒状の部分162は
円筒状の孔158内において軸方向に同様な範囲
に延びる関係で係合するとともにねじ付き部分1
64は第2の環状部材118の接続素子受け入れ
部分124を貫通して軸方向に延びるねじ付きの
孔内にねじ係合する。
接続素子144によつて与えられる第2の環状
部分118と中間部材120との作動的接続は並
行な腕部分152の対の長手方向の範囲ならびに
それらの固定端部154と環状部分132との固
定接続の位置に関連していて各腕部分138を介
して環状部分へ伝達されるトルクが緊張下には各
腕部分152の一方を介してまた圧縮下におては
他方の腕部分152を介して長手方向に第2の環
状部材118へ伝達させられることが判るであろ
う。第9図を参照すると、中間部材120の環状
部分132が時計方向に回転される際には、同図
の上部左側四半分における腕部分152は緊張下
にあり、また同図の下部右側四半分における他方
の腕部分152は圧縮下にある訳である。前述し
た如く、中間部材120の回転方向を逆にすると
各腕部分の圧縮および緊張関係も逆になる訳であ
る。
ここで再び、各腕部分152を介して長手方向
に伝達される力は中間部材120の軸に対してて
本質的に接線方向に作用する。さらにまた、半径
方向において計測される各腕部分152の横断方
向の範囲はその腕部分の長手方向の範囲よりも大
幅に少なくかつ軸方向に計測される腕部分の横断
方向の範囲よりもかなり大きいことが判るであろ
う。従つて、環状部分132から第2の環状部材
へのトルクの伝達は各腕部分152の長手方向の
範囲と一般に一致する線沿いであるので、このト
ルクの伝達によつて該部分の変位はほぼ起こら
ず、中間部材の環状部分132へ与えられるトル
クは同様に第2の環状部材118へ不変に伝達さ
れる訳である。各腕部分152はトルクの伝達方
向において剛固に維持されるので不変なトルクの
伝達が達成されるが、これらの腕部分はまた半径
方向の横断方向において作動的に剛固であるけれ
ども、軸方向において横断方向に撓むことができ
るのである。図示の構成のものにおいては、軸方
向の撓みは上記した材料の比較的小さな肉厚によ
つて調整される一方、半径方向の撓みはこの方向
における比較的大きい肉厚によつて防止される。
各腕部分152の自由端部156および固定端
部154の接続ならびにそれらの半径方向の横断
方向の肉厚によつて、各腕部分の半径方向におけ
る歪みは防止される。この剛性によつて防止され
るところのこの種の運動の形式は各腕部分152
の範囲の長手方向に対して一般に直角な半径方向
に延びる横断方向における並行なリンケージ型の
並進運動である。この点において、並行な腕部分
152の長手方向の範囲に対して直角な中間部材
の軸を含む平面は各腕部分を二分してこの平面の
一側における各腕部分内の材料の量はその平面の
反対側における材料の分量に一般に等しいことが
判るであろう。与えられる半径方向の剛性が欠如
している際には、この並行なリンケージ型の並進
運動は各自由端部156の円筒状の孔158内に
おける接続素子166の円筒状の部署162の回
転可能な運動ならびに各腕部分152の固定端部
154を中心とするそれらの腕部分の半径方向の
撓みないしは該部分の変位によつて各腕部分15
2の自由端部156の揺動運動によつて達成され
るであろう。
軸方向における各腕部分152の横断方向の撓
みは各腕部分152の長手方向の範囲に対して直
角な方向に延びる1つの軸を中心とする、第2の
環状部材118の軸に関する中間部材120の軸
の角変位を調整する。軸方向における各腕部分1
52の横断方向の撓みもまた同様に軸方向の変位
を調整する。これらの角および軸方向の変位はい
ずれも中間部材120の自由端部156の軸方向
の突出によつて何らの干渉を生じることなく両方
向に発生しうるのである。
カツプリング10の作動は上述の記載から明ら
かであると思われる。各シヤフト間の角不整合は
互いに直角な2つの横断方向の軸を中心とする角
的撓みによつて調整される。1回転の間に、回転
の度合いに関して並進変位を図示するならば両方
の並進運動は一般に位相はずれの正弦波として発
生することが理解されるであろう。このようにし
て、単一の回転中においては一方向における角変
位は直角方向における軸を中心とする角変位の同
様な正弦波の振幅とは位相ずれの正弦波の振幅を
持つのである。
軸方向の不整合が露呈される場合には、通常か
かる不整合は各シヤフトにカツプリングを装着す
ることによつて達成されるであろう。しかし、各
腕部分の撓みは、作動の際において角不整合と組
合わされる軸方向の不整合が例えば加熱または作
動の増大に起因する軸方向のシヤフトの生長とし
て調整されうるようにカツプリングが装着されう
ることを可能にするのである。
第13図はカツプリングにおける別な態様を示
すものであつてこの態様のものはカツプリングが
軸方向の不整合の増大した分量を調整することを
可能にするものである。図示の如く、この別態様
のものは肩付きボルト144の対の代わりに1対
の肩付きボルト144′を単に用いる訳である。
各肩付きボルト144′は中央の円筒状部分14
6′、直径の大きさの短いねじ付き端部148′お
よび増大した大きさの頭部150′がそれぞれボ
ルト144と同様な態様で構成されているもので
ある。しかし、各ボルト144′の中央部分14
6′は各ボルト144の中央部分146よりも長
くなつていて部分124の関連するねじ付きの孔
151内に固定されたねじ付き端部148′間に
おいて中間部材の軸方向の運動量が制限されたも
のになつて行なわれることを可能にする訳であ
る。付加的軸方向の不整合はボルト160を同様
に態様の変形を行なうことによつて調整できるの
であるが、好ましくは単に1対のものだけの長さ
を大きくして他方の対のものは作動の際に各部材
116および118間において中間部材120の
位置を安定化させるようにした方がよいことは理
解されるであろう。
第14図は図示のように部材116および11
8をそれらの対応するシヤフトへ剛固に固着させ
るための別な望ましい構造の変形態様を示すもの
であるが、部材116は部材116′に置き換え
られており、その各部分128′は部材116お
よび118のセツトねじ受け入れ部分128の場
合のようにセツトねじ130を受け入れるために
孔あけしてそこにタツプされていない。その代り
に、第3の部署126′が符号168において示
すように半径方向に2つの部署に分割されている
とともに1対のボルト170が部分126′内の
適当な孔172に装着されており、ボルト170
を締めると部分126′の分割された各部分が一
緒に移動して部材116′が既に装着されている
関連するシヤフトに対して把握作用を与えるので
ある。ボルト170を緩めると、シヤフトへの把
握は解除されて部材116′はシヤフトから取り
外すことができる。
カツプリング110の作動は駆動シヤフト11
2および被駆動シヤフト114との特定の固定接
続に関連して記述したが、カツプリングは各シヤ
フトへ逆に配置して固定されるかまたは別態様と
して被駆動シヤフトが駆動シヤフトに置き換えら
れたりまたその反対の場合であつても同様な作動
が可能であることが理解されるであろう。
このカツプリングは各シヤフトに関して特に望
ましくかつ有利な装着特性を示すものである。ま
ず、カツプリングの3つの主要な構成部品、すな
わち第1および第2の環状部材118および中間
部材120、は4つの肩付きボルトを単に取り外
すことによつて作動関係から解体されることが可
能であることが判るであろう。これらのボルトに
関して環状部材116および118の形状はボル
トの頭部への軸方向の接近が容易に得られるよう
になつている。従つて、第1の対の腕部分136
を接続するボルト144を受け入れる半径方向に
突出する部分124を含むところの第1の環状部
材は第2の対のボルト160との軸方向の整合位
置においては材料がない訳である。第2の環状部
材118ならびにボルト144および160に関
して同様な関係がもたらされている。このように
ボルトの頭部への接近が容易であるために作業員
はカツプリングの解体ならびに組立てを行なうた
めにボルトの緩めおよび引き締め工具を使用する
ことが便利になる訳である。従つて、シヤフトへ
のカツプリングの装着はカツプリング110を前
もつて組立てておくかまたは解体しておくかのい
ずれにおいても達成できるものであつて、その際
には第1および第2の環状部材を前もつてそれら
の対応するシヤフトへ適当に固定させた後で組立
ては容易に達成されるのである。さらに、この簡
単な解体手順によつて場合により、作業員は疲労
した中間部材を新品と迅速に置き換えることが可
能となるのである。
各環状部材116および118にそれぞれ第3
の半径方向に突出する部分を設けることによつて
これらの部材を動態的に平衡させることに役立つ
ものであつてこれは特に高速の適用における望ま
しい特徴なのである。図面においては、第3の突
出部分126は各部分124に形成されたねじ付
きの孔151と同様にねじ付き孔151を有する
ものが示されている。各部分126におけるそれ
ぞれの孔は単に省略してもよいことは理解される
であろう。しかし、それらはそこに設けられてい
てさらに高度の動態的平衡が要求される場合には
肩付きボルトがその中に装着されうるようになつ
ていることが好ましい。
最後に、カツプリングの2つの外側の環状部材
の半径方向に突出する形状は作動の際、特に高速
度の設置の際において、カツプリングを冷間作動
状態に維持する傾向のあるフアン効果を与えるも
のであることが判るであろう。
ここで第15図ないし第17図を特に参照する
と、そこにはこの発明の原理を具現するところ
の、符号210で一般に示されているカツプリン
グの変形態様が図示されている。このカツプリン
グ210は一般に符号216および218で示さ
れている第1および第2の環状部材と、一般に符
号220で示されている中間部材とを含む3つの
部材からなる点においてはカツプリング110と
同様である。これらの3つの部材はカツプリング
110の部材116,118および120に関し
て先に示したものと同様な材料および手段によつ
て構成されている。
環状部材216および218の各々はそれぞれ
がリング状の環状部分222を含んでおり、この
環状部分はほぼ120゜離隔したそれぞれの位置にお
いて半径方向かつ外方にそこから延びる1対の接
続素子受け入れ部分224を含んでいる点におい
てカツプリング110の環状部材116および1
18の構造と同様な構造を有している。前記した
ものと同様に、それぞれの環状部材をその回転軸
を中心として対称的にするためには1対の部分2
24と形状が同様な第3の部分226が他方の2
つの部分224のそれぞれから120゜離隔した位置
においてリング状の環状部分222から半径方向
かつ外方に延びている。さらに、前記した如く、
各部材216はまた各部分224および226間
において均等に離隔したそれぞれの位置において
部分224および226よりも著しく小さな範囲
まで環状部分222から半径方向かつ外方に延び
る3つのセツトねじ受け入れ部分228を含んで
いる。また、各部材216および218は環状部
材116および118について先に記述した態様
でそれぞれ対応するシヤフトへ固着されてよいこ
とも理解されるであろう。
カツプリング10の中間部材120と同様に、
中間部材220はリング状の環状部分232およ
び第1の環状部材216に関連する一般に並行な
腕部分236の第1の対を含んでいる。各腕部分
236の各々は1つの固定端部238を含んでお
り、この固定端部は環状部分232の範囲内にお
いて例えば一体接続によつてこの環状部分232
と固定接続されている。各腕部分236はまた自
由端部240をも含んでいる。各腕部分236の
形状は、半径方向において計測された各腕部分の
横断方向の範囲は腕部分の長手方向の範囲よりも
大幅に小さいが軸方向において計測された腕部分
の横断方向の範囲よりは相当に大きいものである
点において、各腕部分136の形状と同様であ
る。この形状はトルク伝達の方向における剛性、
半径方向かつ横断方向における剛性および軸方向
かつ横断方向における撓みを与えるものである。
各自由端部240はそれが外部形状において円
筒状である点で前記した各自由端部140と同様
である。しかし、この円筒状の形状の軸は中間部
材220の回転軸に関して半径方向の平面内にお
いて関連する腕部分の長手方向の範囲に対して直
角に延びている。このように、各自由端部240
はカツプリング110の対応する自由端部140
に対して90゜変位している。各自由端部140と
同様に、各自由端部240は中を軸方向に貫通し
て延びる円筒状の孔242が形成されている。
自由端部240の対は1対のピボツト・ピン2
44によつて第1の環状部材の突出部分224の
第1の対へ接続されている。これらのピボツト・
ピン244は接続素子受け入れ部分224の最外
端に一体的に形成されていてそこから軸方向に突
出する耳部分246内に適宜固定されている。各
ピン244を各耳部分内に固定的に固着するため
にはいかなる適当な手段が用いられてもよいこと
は理解されるであろうが、図示の構成のものは取
り外し可能なボルト接続からなつていて各ピンは
ボルトの胴体部の円筒状自由端部を形成してい
る。この構成によつて環状部材216および21
8がそれぞれの対応するシヤフトに適宜装着され
た後でカツプリングの3つの部材は容易に組立て
られうる訳である。
2つのピボツト・ピン244のそれぞれの軸は
互いに関して一致しており、その共通軸は腕部分
236の対の共通な撓み軸に対して並行であり、
また2つの共通な軸は腕部分236の長手方向の
範囲に対して直角な方向において中間部材220
の回転軸を通る半径方向の平面の両側において均
一に離隔されていることが判るであろう。環状部
材216および218の各々はまた第3の部分2
26の半径方向の末端部においてつりあわせ延長
部248をも含んでいることが理解されるであろ
う。
ピボツト・ピン244によつて与えられるとこ
ろの第1の環状部材246の耳部分246と中間
部材220の腕部分236との接続によつて、カ
ツプリング110におけるボルト144によつて
与えられる剛固な接続と同様な運動ならびに機能
を可能にするものであることが判るはずである。
しかし、自由端部240内における円筒状の孔2
42内におけるピボツト・ピン244の枢軸接続
によつて、それぞれの腕部分236は飛び込み台
またはスプリング台の性質で作用することが可能
になる訳である。この構成によつて腕部分236
における撓みの度合いはカツプリング110にお
いては両端が固定されているところの腕部分13
6の場合よりもさらに大きくなることができる。
中間部材220はまた一般に並行な腕部分25
2の第2の対をも含んでおり、この対はそれらの
腕部分の長手方向の範囲が腕部分236の範囲の
長手方向に対して一般に直角方向になつているよ
うに配置されている。前記したように、腕部分2
52のおのおのは1つの固定端部254を含んで
おり、この固定端部は例えば一体接続によつて環
状部分232の軸方向の範囲内においてこの環状
部分と固定接続されている。また前記したよう
に、各腕部分252は自由端部256をも含む。
各腕部分252の形状は、半径方向において計
測された各腕部分の横断方向の範囲は腕部分の長
手方向の範囲よりもかなり小さいが軸方向におい
て計測された腕部分の横断方向の範囲よりははる
かに大きいという点において、各腕部分152の
形状と同様である。ここでもまた、この形状はト
ルク伝達の方向における剛性、半径方向かつ横断
方向における剛性および軸方向かつ横断方向にお
ける撓みを与えるものである。
各自由端部256はそれが外部形状において円
筒状である点においてカツプリング110に関し
て前記した各自由端部156と同様である。しか
し、この円筒状の形状の軸は中間部材220の回
転軸に関して半径方向の平面内において関連する
腕部分252の長手方向の範囲に対して直角に延
びている。ここでもまた、前記したように、各自
由端部256はカツプリング110の対応する自
由端部156に関して90゜変位している。各自由
端部156と同様に、各自由端部256は中を軸
方向に貫通して延びる円筒状の孔258が形成さ
れている。自由端部256の対は1対のピボツ
ト・ピン260によつて第2の環状部材218の
耳部246の対へ接続されており、これらのピボ
ツト・ピンは、図示の如く、ピン244と同様で
あつてボルトの胴部の円筒状の自由端部としてピ
ンが形成されている取り外し可能なボルト接続を
なすものである。
前記したように、2つのピボツト・ピン260
のそれぞれの軸はそれぞれに対して一致してお
り、その共通軸は腕部分252の対の共通な撓み
軸に対して並行であり、これらの2つの共通軸は
腕部分252の長手方向の範囲に対して直角な方
向に中間部材220の回転軸を通る半径方向の平
面の両側に均等に離隔されている。
ピボツト・ピン260によつて与えられる第2
の環状部材218の耳部246と中間部材220
の腕部分252との接続によつてカツプリング1
10におけるボルト160によつて与えられる剛
固な接続と同様な運動ならびに機能が達成されう
るのである。しかし、自由端部256内の円筒状
の孔258内におけるピボツト・ピン260の揺
動接続によつて各腕部分252は飛び込み板また
はバネ板の性質で作動しうるのである。前記した
如く、この構成のものはカツプリング110にお
いて腕部分152の両端が固定されている形式の
ものにおけるよりも各腕部分252における撓み
の度合いはさらに大きくなることができる。
ここで第18図ないし第22図を特に参照する
と、この発明の原理を具現する、符号310で一
般に示されるカツプリングが図示されており、こ
のカツプリングは第18図において符号312で
示される仮想線で図示されている第1のシヤフト
から第18図の仮想線で符号314の箇所に図示
されている第2のシヤフトへトルクを弾性的に伝
達することができるとともにこれら第1および第
2のシヤフトの軸間の並行な、角的および/また
は軸方向の不整合を調整できるものである。この
カツプリングは本質的に3つのの部材からなり、
第1および第2のシヤフト312および314へ
それぞれ適宜固定されているところの符号316
および318で一般に示される第1および第2の
環状部材と、第1および第2の環状部材316お
よび318間においてそれらに作動的に接続され
ている一般に符号320で示される中間部材とを
含むものである。
第1および第2の環状部材316および318
はともにほぼ同一の構造のものであることが好ま
しく、従つて双方の部材の理解のためにはそのう
ちの一方を説明すれば足りる訳である。環状部材
の各々はその軸方向の範囲内に亘つて一定の断面
形状を有していて、以てそれぞれが押し出し工程
によつて最初に組立てられるようになつているこ
とが好ましい。このような環境のもとにおいて、
好ましい押し出し材料としてはアルミニウムまた
は特に押し出し工程に適するようなアルミニウム
の適当な合金がある。しかし、押し出し可能な形
状が好ましいけれども、各部材はそれぞれ含鉄金
属、樹脂性プラステイツクなどのようなその他の
いずれかの適当な材料を機械加工、成形またはそ
の他の方法で組立てたものであつてもよい。
第19図に最もよく示されているように、環状
部材316および318のおのおのはリング状の
環状部分322を含むように構成されており、こ
の環状部分322は約120゜離隔したそれぞれの位
置においてその部分から半径方向かつ外方に延び
る接続素子受け入れ部分324の1つの対を有し
ている。各環状部材がその回転軸を中心として対
称的になるようにするためには、部分324の対
に形状が類似する第3の部分326が他の2つの
部分322のそれぞれから120゜離隔した位置にお
いてリング状の環状部分322から半径方向かつ
外方に延びている。さらに、各部材316および
318もまた3つのセツトねじ受け入れ部分32
8を含んでおり、これらの受け入れ部分は部分3
24および326間において均等に離隔したそれ
ぞれの位置において部分324よりもかなり小さ
い範囲まで環状部分322から半径方向かつ外方
に延びている。
図示の実施態様のものにおいては、3つのセツ
トねじ330は環状部材322の部分328およ
び隣接部署を貫通して半径方向に廷びるように装
着されている。しかし、単に1個のセツトねじを
設けてしかもかかるセツトねじが環状部材の内側
辺縁内に形成されたキー溝内においてキー部材を
剛固に固着するために利用されるようにしてよい
ことは理解されるであろう。また、所望ならば、
環状部材の各々とそれに関連するシヤフトとの間
の固定接続は他のいずれの公知の方法で行なつて
よいことも理解されるであろう。しかし、それぞ
れの装着は対応する部材の対称的な軸がその部材
が固定されるシヤフトの軸と一致すべきものであ
ることは留意されるところである。
中間部材320はプラステイツク材料で成形さ
れることが好ましく、その好ましい材料はポリオ
キシメチレン樹脂であつて、その1,2の例を述
べると、商標「CELCON」および「DELRIN」
の下に市場で入手可能なものがある。これらの材
料は好ましいものであつて作動の際に極めて満足
すべきものとみなされているが、所望ならば、以
下に述べる所定の特性を有する他の材料を用いて
よいことは理解されるであろう。図示の実施態様
のものにおいては、中間部材は上記したポリオキ
シメチレン樹脂の材料の単一成形品からなつてい
る。図示のように、中間部材はリング状の環状部
分322を含んでおり、この環状部分は直径が環
状部材316および318の中央のシヤフト孔の
直径よりも大きい円筒状の内部辺縁344を有し
ていてシヤフト312および/またはシヤフト3
14が中間部材に接触することなくこの中間部材
によつて占められている軸方向の空間内に軸方向
に延入できるとともに上記の並行、角的および/
または軸方向の不整合を調整できるようになつて
いる。この中間部材320はまた符号336で一
般に示されている一般に並行な腕部分の第1の対
を含んでおり、これらは第1の環状部材316と
関連している。腕部分336のそれぞれは一体接
続によつて環状部分332の軸方向の範囲内にお
いてこの環状部分と固定接続されている固定端部
338によつてそれぞれの端部の一方において接
続されている1対の反対方向かつ外方に湾曲した
肉厚の小さな中央部署337によつて形成されて
いる。各腕部分336の中央部署337の反対方
向の端部は中間部材320の軸に対して直角な方
向に中を貫通して延びる円筒状の孔342を有す
る自由端部340によつて接続されている。各自
由端部340は一般に円筒形状を有していてその
軸方向の範囲は組合わされる腕部分336および
環状部分332と共通範囲を有していてそこから
短距離間、たとえば腕部分および環状部分332
の軸方向の範囲のほぼ1/3ないし1/2の距離だけ第
1の環状部材の方向へ突出している。
自由端部340の対は1対の肩付きボルト34
4によつて第1の環状部材316の突出部分32
4の第1の対へ接続されている。第21図および
第22図に最もよく示されているように、肩付き
ボルト344は一般に従来型の構造を有してお
り、その一端から延びるねじ付き部分348およ
び他端に形成された拡大した頭部350を有する
中央の円筒状部署346を含む。円筒状部署は円
筒状の孔342内において軸方向に共通範囲を有
する関係において回転可能に連結されており、ま
たねじ付き部分348は第1の環状部材316の
接続素子受け入れ部分324を軸方向に貫通して
延びるねじ付き孔351内にねじ係合している。
接続素子344によつて与えられる第1の環状
部材316および中間部材320間の作動的接続
は1対の並行な腕部分336の長手方向の範囲な
らびにそれらの固定端部338と環状部分332
との固定接続の位置に関連していて、第1のシヤ
フト312によつて第1の環状部材316へ固定
的に伝達されるトルクが緊張下においては一方の
腕部分336を介してまた圧縮下においては他方
の腕部分336を介して、環状部分332へ長手
方向に伝達させられることになる。ここで第19
図を参照すると、環状部材316が時計方向に回
転される際に、同図の上部右手四半分における一
方の腕部分336は圧縮下にあり、他方同図の下
部左手四半分における他方の腕部分336は緊張
下にある訳である。環状部材の回転方向を逆にす
れば腕部分の圧縮および緊張関係も逆になる訳で
ある。
第1および第2の環状部材のそれぞれの軸が整
合している際には、環状部材320はそれらと一
致した軸を有していることが判るであろう。環状
部分332は上記の軸と一致した軸を有してお
り、また並行な腕部分336はそれらの長手方向
の範囲がそれらを長手方向に経由して伝達される
力が中間部材の軸に対して本質的に接線方向に作
用するように位置付けられている。また、軸方向
において計測される各腕部分336の中央部署3
37の横断方向の範囲は腕部分の長手方向の範囲
よりかなり少なく、半径方向において計測された
腕部分の各中央部署337の組合わされた横断方
向の範囲よりも大幅に大きいことが判るであろ
う。従つて、第1の環状部材から中間部材へのト
ルクの伝達は各腕部分336のそれぞれの中央の
湾曲部署337の長手方向の範囲を一般に二分す
る線沿いであるので、該部分の変位は限られた分
量だけ発生し、それは緊張下においては互いの方
向に内方に向かう変位であるかまたは圧縮下にお
いては互いから離れる方向に外方に向かうものか
のいずれかである。緊張下にある腕部分336の
軸方向の膨張および他方の腕部分336の圧縮を
もたらすかかる該部分の変位は伝達される入力ト
ルクにおいて変化がある場合にのみ一般には発生
するのである。従つて、第1の環状部材316へ
不変に与えられた入力トルクは同様に中間部材の
環状部分332へ不変に伝達される訳である。腕
部分336の長手方向の弾性の他に、それらの腕
部分は横断方向に撓む能力もある。図示の構成の
ものにおいては、半径方向における横断方向の撓
みは上記した相対的な材料の肉厚によつて軸方向
における横断方向の歪みよりもさらに容易に調整
される訳である。腕部分336の自由端部と固定
端部338との接続によつて、腕部分の半径方向
における横断方向の歪みは腕部分336の長手方
向の範囲に対して一般に直角な方向に延びるとこ
ろの横断方向の並行なリンケージ型の並進運動を
もたらすのである。この点において、並行な腕部
分336の長手方向の範囲に対して直角な中間部
材の軸を含む平面は腕部分を二分してその平面の
一側における各腕部分における物質の量はその平
面の反対側における物質の量に一般に等しいこと
が判るであろう。この並行なリンケージ型の並進
運動は自由端部340の円筒状の孔342内にお
ける接続素子344の円筒状部署346の回転可
能な運動ならびに腕部分336の固定端部338
を中心とするそれらの腕部分の撓みないし該部分
の変位による腕部分336の自由端部340の揺
動運動によつて達成される。自由端部との接続素
子344の枢軸接続によつて各腕部分は飛び込み
台またはスプリング台の性質で作用することがで
きる。この種の構成のものはさらに大きな撓みの
度合を可能にする。比較的少ない度合いの並行な
不整合が調整されるべき場合には腕部分の自由端
部と接続素子との間の接続は、たとえば各固定端
部および組合わされる接続素子を貫通して半径方
向に留め金具を延在させることによつて固定接続
とすることもできる。
軸方向における腕部分336の横断方向の撓み
は腕部分336の長手方向の範囲に対して直角な
方向に延びる軸を中心とする第1の環状部材の軸
に関して中間部材320の軸の角変位を調整する
訳である。その方向における腕部分の横断方向の
撓みもまた軸方向の変位を調整するものである。
角変位も軸方向の変位も中間部材320の自由端
部340の軸方向の突出によつて互いに干渉する
ことなく双方の方向に起こり得る訳である。この
点においてこれらの突出のそれぞれは別々なワツ
シヤまたは組合わされる接続素子の部品として与
えられることができ、後者の場合においては中間
部材は押し出し技術による組立てということにな
る訳である。
中間部材320はまた符号352で一般に示さ
れるところの一般に並行な腕部分の第2の対を含
み、これらの並行な腕部分はそれらの長手方向の
範囲が腕部分336の長手方向の範囲に対して一
般に直角な方向になつている。各腕部分352は
腕部分336と同様な態様で構成されていて、一
体な固定端部354と自由端部356とによつて
一体に接続されている1対の対向して外方に湾曲
した中央部署354を含み、この自由端部356
はそれを貫通して延びる円筒状の孔358を有し
ていて接続素子360を受け入れるようになつて
いる。接続素子360はそれぞれ接続素子344
と同様な構成のものであつて、本質的に一端部に
直径の短いねじ付き部分364と他端部に頭部3
66とをもつた円筒状の中央部署362を有して
いる。ボルト360の円筒状の部署362は円筒
状の孔358内において軸方向の共通範囲を有す
る関係において回転可能に連結しているとともに
ねじ付き部署364は第2の環状部材318の接
続素子受け入れ部分324を貫通して軸方向に延
びるねじ付き孔内において螺合している。
第2の環状部材318と中間部材320との間
における接続素子344によつて与えられる作動
的接続は並行な腕部分352の対の長手方向の範
囲ならびにそれら並行な腕部分の固定端部354
と環状部分332との固定接続の位置に関連して
いて腕部分338を介する環状部分へ伝達される
トルクが緊張下においては腕部分352の一方を
介しておよび圧縮下においては他方の腕部分35
2を介して第2の環状部材318へ長手方向に伝
達させられる。第19図を参照すると、中間部材
320の環状部分332が時計方向に回転される
際には、同図の上部左手四半分における腕部分3
52は緊張下にあり、また同図の下部右手四半分
における他方の腕部分352は圧縮下にある訳で
ある。前述したように、中間部材320の回転方
向を逆にすれば腕部分の圧縮ならびに緊張関係は
逆になる訳である。
腕部分352を介して長手方向に伝達される力
は中間部材320の軸に対して本質的に接線方向
に作用することがここでも判るであろう。さらに
また、軸方向において計測される各腕部分352
の横断方向の範囲は腕部分の長手方向の範囲より
も大幅に少なく、かつ半径方向において計測され
る腕部分の中央部署の組合わされた横断方向の範
囲よりも大幅に大きいものであることも判るであ
ろう。従つて、環状部分332から第2の環状部
材へ伝達されるトルクは各腕部分352のそれぞ
れの中央部の湾曲部署353の長手方向の範囲を
二分する線沿いのものであるから、このトルクの
伝達における変化によつて物質変位のの限られた
分量が発生することができる。しかし、中間部材
の環状部分332へ与えられるところの不変に与
えられた入力トルクは第2の環状部材318へ不
変に伝達される訳である。前述したように、腕部
分352の長手方向の延長または縮少の他に、そ
れらは横断方向へも撓むことができるのである。
図示の構成のものにおいては半径方向における横
断方向の撓みは前述した相対的な材料の肉厚によ
つて軸方向における横断方向の歪みよりも一層容
易に調整されるのである。
腕部分352の自由端部356と固定端部35
4との接続によつて、腕部分の半径方向における
横断方向の歪みは腕部分352の長手方向の範囲
に対して一般に直角な方向に延びる横断方向にお
ける並行なリンケージ型の並進運動をもたらすも
のであり、その方向は腕部分336によつて与え
られる並行なリンケージ型の並進運動の方向に対
してほぼ直角なものである。この点において、並
行な腕部分352の長手方向の範囲に対して直角
である中間部材の軸を含む平面は腕部分を二分し
てその平面の一側にある各腕部における物質の分
量はその平面の反対側における物質の分量に一般
に等しいものであることが判るであろう。この並
行なリンケージ型の並進運動は自由端部356の
円筒状の孔358内における接続素子366の円
筒状の部署362の回転可能な運動ならびに腕部
分352の固定端部354を中心とするそれらの
腕部分の撓みまたは該部分の変位によつて腕部分
352の自由端部356の揺動運動によつて達成
される。接続素子360の自由端部356との枢
軸接続によつて各腕部分352は腕部分336と
同様な態様で飛び込み台またはバネ板の性質で作
用する。この形式の構成によつてさらに大きな度
合いの撓みが可能になる。前述のように、より少
ない度合いの並行な不整合が調整されるべき場合
においては、腕部分の自由端部と接続素子との間
の接続は、たとえば各固定端部および組合わされ
る接続素子へ半径方向に留め金具を貫通させるこ
とによつて固定接続であつてよい訳である。
軸方向における腕部分352の横断方向の撓み
は腕部分352の長手方向の範囲に対して直角方
向に延びるところの軸を中心とする第2の環状部
材318の軸に関して中間部材320の軸の角変
位を調整する。軸方向における腕部分の横断方向
の撓みもまた同様に軸方向の変位を調整する。角
ならびに軸方向の変位も中間部材320の自由端
部356の軸方向の突出によつて互いに干渉され
ることなく両方向に発生することが可能である。
カツプリング310の作動は上述の記載から明
らかであると思われる。入力シヤフトからの入力
トルクが不変である限り、出力シヤフト314は
不変なトルクが伝達されて、腕部分336および
352は、各腕部分によつて伝達される力が緊張
的なものか圧縮的なものかおよびかかる力の大き
さの如何によつて延長または縮少の固定位置のい
ずれかに留まる訳である。入力トルクに変化が生
じると、各腕部分はトルクにおける変化を弾性的
に吸収するためにさらに延長または縮少すること
が可能である。このようにして、、カツプリング
は突然のトルクの変化を減衰させるのに役立つも
のであり、そしてこれはこの発明の多くの適用に
おける望ましい特性である。腕部分336および
352の長手方向の可撓性ないし弾性は、腕部分
の通常は外方に湾曲した中央部署337が互いに
対して並行でありかつ組合わされる腕部分の長手
方向に二分された軸と並行である位置へ内方に向
かつて変位されるに至るまで変位されるところの
緊張下における各腕部分によつて制約を受けるこ
とが判るであろう。従つて、上述した腕部分の形
状はごく僅かな長手方向の変位を与えることが理
解されるであろう。
並行な腕部分336および352によつて与え
られる2つの直角な半径方向における並行なリン
ケージ型の並進運動は各シヤフト312および3
14間の並行な不整合を調整するのに役立つ。1
回転の間において回転の角度に関して並進変位を
プロツトすれば、両方の並進運動は一般に位相は
ずれの正弦波として起こることが理解されるであ
ろう。各シヤフト間の角不整合は互いに直角な2
つの横断方向の軸を中心とする角度のついた撓み
によつて調整され、ここでもまた単一の回転中に
おいては一方向における角変位は直角方向におけ
る軸を中心とする角変位の同様な正弦波の振幅と
は位相がずれているところの正弦波の振幅を有す
るのである。軸方向の不整合のみが露呈される場
合には、通常かかる不整合は各シヤフトへカツプ
リングを装着することによつて調整されるもので
ある。しかし、腕部分の撓みによつててカツプリ
ングは、作動の際には軸方向の不整合は例えば熱
または作動の増大による軸方向のシヤフトの生長
として調整されるように装着されうる訳である。
このことは軸方向の不整合が並行または角不整合
またはその両者と組み合わされている場合に特に
重要である。
第23図はカツプリング310におけるさらに
別な態様を示すものであつて、このカツプリング
はさらに増大した軸方向の不整合の量をを調整す
ることのできるものである。図示のように、この
変化態様のものは肩付きボルト344の対の代り
に1対の肩付きボルト344′を利用するもので
ある。各肩付きボルト344′はボルト344と
同様な態様で中央の円筒状部分346′、直径の
大きさの小さなねじ付き端部348′および直径
の大きな頭部350′を含むものである。しかし、
各ボルト344′の中央部分346′は各ボルト3
44の中央部分346よりは長く、かくして部分
324の関連するねじ付き孔351内に固定され
たねじ付き端部348′間において中間部材の限
られた量の軸方向の運動が可能になる訳である。
付加的軸方向の不整合はボルト60を同様に変形
させることによつて調整できるが、その際一方の
対のみの長さを長くして他方の対のものは作動の
際には部材316および318間において中間部
材320の位置を安定させるようにすることが好
ましいことが理解されるであろう。
第24図はさらに別な望ましい構造の変形態様
を示すものであつて部材316または318をそ
の対応するシヤフトへ図示のように剛固に固着す
ることを行なうためのものであり、部材316は
部材316′に置き換えられていてその際部分3
28′は部材316および318のセツトねじ受
け入れ部分328の場合の如く部分328′は孔
あけされてねじ320を受け入れるようになつて
いない。その代りに、第3の部分326′が符号
368で示すように半径方向に2つの部署に分割
されていて、部分326′内の適当な孔372に
1対のボルト370が設けられているがその態様
は各ボルト370を締めると部分326′の分割
されたそれぞれの部署が互いに移動して部材31
6′がすでに装着されている組合わされるシヤフ
トに対して把握作用を与える訳である。ボルト3
70を緩めるとシヤフトへの把握は解除されて部
材316′はシヤフトから取り外すことができる。
第25図および第26図はカツプリング310の
中間部材320の変形態様を図示するものであつ
て、それは符号320′によつて示されている。
部材320′において、その腕部分326′および
352′は変形構造で形成されていて前記した腕
部分336および352の相対的な制限された変
位よりも比較的大きい長手方向の変位量を与える
ものである。図示の如く、腕部分336は対向し
て外方に湾曲した中央部分337によつて形成さ
れないで、それぞれは正弦波の形状を有する中央
部署374で形成されている。同様に、腕部分3
52′は正弦波形状の中央部署376を含む。図
示のように、各対の腕部分の正弦波形状は互いに
対して、鏡像関係を持つものである。この構成の
ものにおいては、長手方向の変位における制限要
素は腕部分336および352における如く延長
の量でなくて惹起しうる圧縮量である。中間部材
320′は中間部材320において用いられた他
の形状の全てを含むものであつて、対応する各部
分は対応する符号にダツシユを付けたもので示さ
れている。同様に、中間部材320′は中間部材
320と同様な態様でカツプリング内に組立てら
れている。
カツプリング310の作動は駆動シヤフト31
2および被駆動シヤフト314との特定の固定接
続に関して記述したが、このカツプリングはそれ
ぞれのシヤフトへ逆態様で固定されるかまたは被
駆動シヤフトが駆動シヤフトになつたりまたはそ
の反対になる場合において同様な作動が可能であ
ることは理解されるであろう。
このカツプリングは各シヤフトに関して特に望
ましくかつ有利な装着特性を与えるものである。
まず第1に、カツプリングの3つの主要な構成部
品、すなわち第1および第2の環状部材316お
よび318および中間部材320、は4つの肩付
きボルトを単に取り外すだけで作動的関係から組
立てを解くことが可能である。ボルトに関して環
状部材316および318の形状はボルトの頭部
への軸方向の接近が容易に得られる形式のもので
ある。このようにして、第1の環状部材は半径方
向に突出する部分324を含んでいて、それらの
部分はそれらと第1の対の腕部分336を接続す
るボルト344を受け入れるものであるととも
に、上記の第1の環状部材は第2の対のボルト3
60との軸方向の整合位置において切欠かれてい
る。第2の環状部材318およびボルト344お
よび360に関しても同様な関係がもたらされて
いる。各ボルトの頭部へのこのような容易な接近
ができることはカツプリングの解体および組立て
を行なうのにボルトを緩めたり締めたりする工具
を用いて便利に行なうことを可能にするものであ
る。カツプリングを各シヤフトへ装着すること
は、従つて、カツプリングを前もつて組立ててお
くかあるいは解体させておくかの何れかによつて
便利に行なわれることができ、その際には組立て
は第1および第2の環状部材をそれらの対応する
シヤフトへ適宜固定させた後で作業員は容易に行
なうことが可能である。さらに、この単純な解体
の手順によつて作業員は必要な場合には疲労した
中間部材を新品と迅速に置き換えることができる
訳である。
環状部材316および318のそれぞれに第3
の半径方向に突出する部分を設けることは、これ
らの部材の動態的平衡に役立つのであつてこれも
特に高速度の適用における望ましい特徴である。
図においてはこの第3の突出する部分326は部
分324に形成されたねじ付き孔351と同様な
ねじ付き孔351を持つものが示されている。部
分326における孔は単に省略してよいことは理
解されるであろう。しかし、それらはさらに高度
の動態平衡が要求される場合には肩付きボルトが
その中に装着されうるように設けられることが好
ましい。
最後に、カツプリングの2つの外部の環状部材
の半径方向に突出する形状は作業において、特に
高速度の設置においてカツプリングを冷間運転状
態に維持するところのフアン効果をもたらすもの
であることが判るであろう。
以上の記述からこの発明の諸目的は完全かつ有
効に達成されていることが理解されるはずであ
る。しかし上述の好ましい特定の実施態様はこの
発明の作用的かつ構造的原則を図示しかつ説明す
るために記述されたものであつて、かかる原則か
ら逸脱することなく変更しうるものであることは
理解されるであろう。従つて、この発明はここに
添付の特許請求の範囲の精神ならびに範囲におい
て包含される全ての変形態様を含むものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の原理を具現するカツプリ
ングの1形式の側面図。第2図は、第1図の2−
2線沿いの端面図。第3図は、上記カツプリング
の中間部材の正面図。第4図は、第2図の4−4
線沿いの断面図。第5図は、上記カツプリングの
分解側面図。第6図は、カツプリングの変形態様
の第4図と同様な部分的断面図。第7図は、第1
のカツプリング部材変形態様の部分的縦断面図。
第8図は、この発明の原理を具現するカツプリン
グの別形式の側面図。第9図は、第8図の9−9
線沿いの端面図。第10図は、第8図のカツプリ
ングの中間部材の正面図。第11図は、第9図の
11−11線沿いの断面図。第12図は、第8図
のカツプリングの分解側面図。第13図は、別な
変形態様のカツプリングの第11図と同様な部分
的断面図。第14図は、変形態様の第1のカツプ
リング部材の部分的縦断面図。第15図は、この
発明の原理を具現するさらに別な変形態様のカツ
プリングの側面図。第16図は、第15図の16
−16線沿いの端面図。第17図は、第15図お
よび第16図に示すカツプリングの中間部材の正
面図。第18図は、この発明の原理を具現するさ
らに別な変形態様のカツプリングの側面図。第1
9図は、第18図の19−19線沿いの端面図。
第20図は、第18図のカツプリングの中間部材
の正面図。第21図は、第19図の21−21線
沿いの断面図。第22図は、第18図のカツプリ
ングの分解側面図。第23図は、変形態様のカツ
プリング第21図と同様な部分的断面図。第24
図は、変形態様の第1のカツプリング部材の部分
的縦断面図。第25図は、変形態様の中間部材の
第20図と同様な図。第26図は、第25図に示
す中間部材の側面図。 10,110,210,310……カツプリン
グ;12,112,312……第1のシヤフト;
14,114,314……第2のシヤフト;1
6,116,216,316……第1の環状部
材;18,118,218,318……第2の環
状部材;20,120,220,320……中間
部材;22,122,222,322……環状部
分;24,124,224,324……接続素子
受け入れ部分;32,132,232,332…
…環状部分;36,52,136,152,23
6,336,352……腕部分;38,54,1
38,154,254,338,354……固定
端部;40,56,140,156,240,2
56,340,356……自由端部;44,6
0,66,144,160,244,344……
接続素子;46,62,146,346,362
……円筒状部署。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1のシヤフトおよび第2のシヤフトのそれ
    ぞれの軸間における平行不整合、角不整合およ
    び/または軸方向の不整合を調整しながら上記第
    1のシヤフトから第2のシヤフトへトルクを伝達
    するためのカツプリングであつて、 上記第1のシヤフトへ固定的に固着してこの第
    1のシヤフトの軸と一致する回転軸を中心として
    同軸とともに回転するための手段を有する第1の
    環状部材と、 上記第2のシヤフトへ固定的に固着してこの第
    2のシヤフトの軸と一致する回転軸を中心として
    同軸とともに回転するための手段を有する第2の
    環状部材と、 上記第1および第2の環状部材の軸が整合して
    いる場合にこれら第1および第2の環状部材の回
    転軸と整合する回転軸を有する第3の中間部材
    と、をふくみ、 上記中間部材は上記第1および第2の環状部材
    の間に配置された環状部分と該環状部分の接線方
    向に延び上記第1および第2の環状部材にそれぞ
    れ作動的に組み合わされる細長い一般に並行な腕
    部分の第1および第2の対を含み、 上記各腕部分は上記環状部分の軸方向の範囲内
    においてこの環状部分と互いに固定的に接続され
    ている固定端部および自由端部を含み、 上記カツプリングはさらに、 上記第1の環状部材から軸方向に固定的に突出
    していて上記並行な腕部分の第1の対の長手方向
    の範囲に関連する位置およびこの第1の対の並行
    な腕部分の固定端部と上記環状部分との固定的接
    続の位置において上記並行な腕部分の第1の対の
    自由端部に接続されている第1の対の接続素子で
    あつて、上記第1のシヤフトによつて上記第1の
    環状部材へ不変に伝達されるトルクが、緊張下に
    おいて上記第1の対の腕部分の一方を介して上記
    環状部分へ長手方向に伝達され並びに圧縮下にお
    いて上記第1の対の腕部分の他方を介して上記環
    状部分へ長手方向に伝達されるとともに、上記第
    1の対の腕部分の横断方向(長手方向と直交する
    方向)の撓みによつて上記環状部材に関し上記環
    状部分の下記の相対運動、すなわち(1)一般に上記
    第1の横断方向に延びる軸を中心とする角運動お
    よび(2)軸方向の運動を可能にするところの前記第
    1の対の接続素子と、 上記第2の環状部材から軸方向に突出している
    とともに上記第2の対の並行な腕部分の長手方向
    の範囲に関連した位置ならびにこれらの腕部分の
    固定端部と上記環状部分との固定接続の位置にお
    いて上記第2の対の並行な腕部分の自由端部と接
    続れている第2の対の接続素子であつて、上記環
    状部分へ伝達されるトルクが、緊張下において上
    記第2の対の腕部分の一方を介して上記第2の環
    状部材へ長手方向に伝達され並びに圧縮下におい
    て上記第2の対の腕部分の他方を介して上記第2
    の環状部材へ長手方向に伝達されるとともに、上
    記第2の対の腕部分の横断方向の撓みによつて上
    記第2の環状部材に関し上記環状部分の下記の相
    対運動、すなわち(1)一般に上記第2の横断方向に
    延びる軸を中心とする角運動および(2)軸方向の運
    動を可能にするところの前記第2の対の接続素子
    とを含んでなる、上記カツプリング。 2 前記第1の対の並行な腕部分の各々は前記第
    1の環状部材に関して前記環状部分の第3の相対
    的運動すなわち上記第1の対の並行な腕部分の長
    手方向の範囲に対して一般に直角な第1の横断方
    向における並行なリンケージ型の(リンクされ
    た)略直線運動を横断方向の該部分の撓みによつ
    て可能にするように構成されており、また前記第
    2の対の並行な腕部分は前記第2の環状部材に関
    して前記環状部分の第3の相対的運動すなわち前
    記第2の対の並行な腕部分の長手方向の範囲およ
    び上記第1の横断方向に対して一般に直角な第2
    の横断方向における並行なリンケージ型の略直線
    運動を横断方向の該部分の撓みによつて可能なら
    しめるように構成されている、特許請求の範囲第
    1項に記載のカツプリング。 3 前記各腕部分は緊張下であると圧縮下である
    とに拘らず長手方向の変位を生じることなくこれ
    らの腕部分を貫通して長手方向にトルクを伝達し
    て前記カツプリングが前記第1のシヤフトから前
    記第2のシヤフトへ不変にトルクを伝達するよう
    に構成されている、特許請求の範囲第1項または
    第2項に記載のカツプリング。 4 前記第1および第2の環状部材はそれぞれ環
    状ハブ部分および互いにほぼ120゜の半径方向で外
    方に延びる1対の接続素子受け入れ部分を含む、
    特許請求の範囲第1項、第2項または第3に記載
    のカツプリング。 5 前記第1の環状部材はその軸を中心として対
    称的であるととも前記すべての環状部材の軸が整
    合している際には前記第2の対の接続素子と軸方
    向に整合する位置においては切欠かれた形状にな
    されており、また前記第2の環状部材はその軸を
    中心として対称的であるとともに上記すべての環
    状部材の軸が整合している際には前記第1の対の
    接続素子と軸方向に整合する位置においては切欠
    かれた形状になされている、特許請求の範囲第4
    項に記載のカツプリング。 6 前記第1および第2の環状部材はそれぞれ前
    記対の接続素子受け入れ部分と同様な形状を有す
    るとともに上記対の接続素子受け入れ部分の各々
    からほぼ120゜の位置において前記環状ハブ部分か
    ら半径方向で外方に延びる第3の部分を含む、特
    許請求の範囲第5項に記載のカツプリング。 7 前記第1および第2の環状部材は前記ハブ部
    分から前記接続素子受け入れ部分と前記第3の部
    分との間に均等に離隔した位置においてこれらの
    接続素子受け入れ部分よりもかなり小さな範囲ま
    で半径方向で外方に延びる3つのセツトねじ受け
    入れ部分を含む、特許請求の範囲第6項に記載の
    カツプリング。 8 前記第1および第2の環状部材の各々はそれ
    らの軸方向の範囲に亘つて均一な断面形状を有し
    ている、特許請求の範囲第7項に記載のカツプリ
    ング。 9 前記中間部材の前記環状部分および腕部分は
    ポリオキシメチレン樹脂で一体的に成形されてい
    る、特許請求の範囲第1項、第2項、第3項、第
    4項、第5項、第6項、第7項または第8項に記
    載のカツプリング。 10 前記中間部材の前記環状部分はこの中間部
    材の軸を中心として対称的なリング形状を有して
    おり、また前記第1の対の並行な腕部分は上記中
    間部材の軸を含みしかも前記第1の横断方向に延
    びる平面の両側に配置された部署においてはほぼ
    均等な量の物質を含んでおり、さらにまた前記第
    2の対の並行な腕部分は上記中間部材の軸を含み
    しかも前記第2の横断方向に延びる平面の両側に
    おいてほぼ均等な量の物質を含んでいる、特許請
    求の範囲第9項に記載のカツプリング。 11 前記各腕部分の前記固定端部および自由端
    部間におけるこれら腕部分の中央部署はその長手
    方向の範囲よりもかなり短くしかも半径方向にお
    いて計測された横断方向の範囲よりもかなり大き
    い軸方向において計測された横断方向の範囲を有
    している、特許請求の範囲第10項に記載のカツ
    プリング。 12 前記第1の対の腕部分の前記自由端部は前
    記環状部分と軸方向に共通範囲を有する該腕部分
    のその他の部分を越えて前記第1の環状部材の方
    向へ軸方向に延びており、また前記第2の対の腕
    部分の前記自由端部は前記環状部分と軸方向に共
    通範囲を有する該腕部分のその他の部分を越えて
    この第2の環状部材の方向へ軸方向に延びてい
    る、特許請求の範囲第11項に記載のカツプリン
    グ。 13 前記接続素子はそぞれ組合わされる前記腕
    部分の自端部における円筒状の孔に回転可能に連
    結される中間的大きさをもつ中央の円筒状部署
    と、連結される前記環状部材におけるねじ付き孔
    内に固定的に連結される上記中央部署の一端部に
    おいて減少した大きさをもつねじ付き部分と前記
    中央部署の反対端部における拡大した大きさをも
    つ頭部とを有する肩つきボルトからなる、特許請
    求の範囲第9項に記載のカツプリング。 14 前記接続素子の少なくとも1対を構成する
    各ボルトの前記中央の円筒状部署の軸方向の範囲
    はそれが回転可能に連結されている円筒状の孔の
    軸方向の範囲を越えるものである、特許請求の範
    囲第13項に記載のカツプリング。 15 前記リング形状の環状部分の内側辺縁は前
    記第1のシヤフトまたは第2のシヤフトの直径の
    大きさよりも充分に大きい直径の大きさを有して
    いてこれらの片方または双方が前記中間部材によ
    つて占められている軸方向の空間内へこれと接触
    することなくしかも前記の並行不整合、角不整合
    および/または軸方向の不整合を調整するように
    軸方向に延びることが可能である、特許請求の範
    囲第9項に記載のカツプリング。 16 前記接続素子はそれぞれ組合わされる前記
    腕部分の自由端部内の円筒状の孔内に回転可能に
    連結される中間の大きさをもつ中央円筒状部署
    と、この中央円筒状部署の一端部において組合わ
    される上記環状部材内のねじ孔内に固定的に連結
    された減少した大きさをもつねじ付き部分と、上
    記中央円筒状部署の反対端部において拡大した大
    きさをもつ頭部とを有する肩付きボルトからな
    る、特許請求の範囲第1項、第2項、第3項、第
    4項、第5項、第6項、第7項または第8項に記
    載のカツプリング。 17 前記接続素子の少なくとも1対を形成する
    各ボルトの前記中央の円筒状部署の軸方向の範囲
    はこのボルトが中に回転可能に連結されている前
    記円筒状の孔の軸方向の範囲を越えている、特許
    請求の範囲第15項に記載のカツプリング。 18 前記中間部材の前記環状部分は上記中間部
    材の軸を中心として対称的なリング形状をなして
    おり、また前記第1の対の並行な腕部分は前記中
    間部材の軸を含みしかも前記第1の横断方向に延
    びる平面の両側に配置された部署においてはほぼ
    均等な量の物質を含んでおり、さらにまた前記第
    2の対の並行な腕部分は上記中間部材の軸を含み
    しかも前記第2の横断方向に延びる平面の両側に
    おいてはほぼ均等な量の物質を含んでいる、特許
    請求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項、第
    5項、第6項、第7項、または第8項に記載のカ
    ツプリング。 19 前記各腕部分の前記固定端部および自由端
    部間におけるこれらのそれぞれの腕の中央部署は
    その腕の長手方向の範囲よりもかなり小さくかつ
    半径方向において計測された腕の横断方向の範囲
    よりはかなり大きい軸方向において計測された横
    断方向の範囲を有する、特許請求の範囲第18項
    に記載のカツプリング。 20 前記第1の対の腕部分の前記自由端部は前
    記環状部分と軸方向に共通範囲を有する該腕部分
    のその他の部分を越えてこの第1の環状部材の方
    向へ軸方向に延びており、また前記第2の対の腕
    部分の前記自由端部は上記部分と軸方向に共通範
    囲を有する該腕部分のその他の部分を越えてこの
    第2の環状部材の方向へ軸方向に延びている、特
    許請求の範囲第19項に記載のカツプリング。 21 前記第1および第2の部材のシヤフト固着
    手段はそれぞれ組合わされる部材の前記第3の部
    分を半径方向に2つの部署に分割してこれら2つ
    の分割された部署を互いの方向に移動させること
    ができて以て上記組合わされた部材が装着されて
    いる組合わされるシヤフトを剛固に把持させるよ
    うにこれらの分割された部署内にボルト手段を装
    着することによつて与えられる、特許請求の範囲
    第5項に記載のカツプリング。
JP14071880A 1979-10-09 1980-10-09 Coupling Granted JPS5659031A (en)

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US06/082,928 US4282723A (en) 1979-10-09 1979-10-09 Coupling

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Publication Number Publication Date
JPS5659031A JPS5659031A (en) 1981-05-22
JPH0146727B2 true JPH0146727B2 (ja) 1989-10-11

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ID=22174358

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JP14071880A Granted JPS5659031A (en) 1979-10-09 1980-10-09 Coupling

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JP (1) JPS5659031A (ja)
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JPS5659031A (en) 1981-05-22
ZA806072B (en) 1981-10-28
US4282723A (en) 1981-08-11

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