JPH0145844B2 - - Google Patents

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JPH0145844B2
JPH0145844B2 JP56170516A JP17051681A JPH0145844B2 JP H0145844 B2 JPH0145844 B2 JP H0145844B2 JP 56170516 A JP56170516 A JP 56170516A JP 17051681 A JP17051681 A JP 17051681A JP H0145844 B2 JPH0145844 B2 JP H0145844B2
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JP56170516A
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Kyoshi Hara
Yozo Inoe
Yoji Ito
Tsutomu Tanabe
Koji Hasebe
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0145844B2 publication Critical patent/JPH0145844B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/26Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両の走行位置を道路地図上に表示す
る車両用走行位置表示装置に関する。
〔従来の技術〕
一般的に公知の装置は、道路地図に対応する自
己の車両の位置を、出発位置からの進行方向およ
び進行距離の積算によつて、座標の変位として判
断し、道路地図上に重ねて表示する仕組みになつ
ている。このため長い距離を走行すると車両の位
置表示が道路地図から外れてくるという問題があ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
このため、車両の位置表示が道路地図から外れ
たときに、車両の位置表示(カーソル)を改めて
道路上にセツトするか、あるいは地図をずらすな
との方法で、正規の表示状態に復帰させる必要が
あるので、その操作が煩わしいという不具合を生
じる。
この解決のため、車両の位置表示が道路から外
れないように、道路をトレースするべく、地図道
路の座標を用いて車両位置の演算座標を矯正する
ことが考えられるが、現実問題をして地図に示さ
れた以外の道路を走行することがあり、その場合
には上記の座標矯正が逆効果になるという別の問
題が生じる。
本発明は上記の諸問題に鑑みて、乗員が必要と
認めた場合においては簡単は操作で車両の位置表
示を地図上の道路に合わせて修正できるようにし
た車両用走行位置表示装置を提供することを目的
とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するため、 車両の現在位置を検出する現在位置検出手段
と、所定の走行地区の道路地図を表示する表示手
段と、前記現在位置検出手段の検出結果に基づい
て車両の現在位置を座標の形で規定するとともに
前記表示手段の道路地図表示上に現在位置を表示
させる制御手段とを車両に備えた車両用走行位置
表示装置において、 車両の乗員により操作され現在位置表示を修正
するためのタイミング信号を発生するタイミング
信号発生手段を備え、 前記制御手段は、 前記タイミング信号発生手段からのタイミング
信号に応答して、前記現在位置検出手段の検出に
基づく現在位置の座標に対し、座標上でその座標
に近接する所定の範囲内で順次その範囲内の座標
に対し前記表示手段上の対応位置に道路が表示さ
れているか否かを判定する判定手段と、 この判定手段にて道路が表示されていると判定
された座標に対応する表示手段上の位置に前記現
在位置表示を修正する修正手段と を有することを特徴としている。
〔実施例〕
以下本発明を図面に示す実施例について説明す
る。
このため、車両の位置表示が道路地図から外れ
たときに、車両の位置表示(カーソル)を改めて
道路上にセツトするか、あるいは地図をずらすな
どの方法で、正規の表示状態に復帰させる必要が
あるので、その操作が煩わしいという不具合を生
じる。
本発明は上記問題に鑑みたもので、車両の現在
位置を地図上の最も近接する道路上に移動表示さ
せることができるようにするとともに、車両の現
在位置を地図上の任意の位置に容易に設定できる
ようにすることを目的とする。
このため、本発明では、 車両の現在位置を道路地図の表示面上に重複表
示する表示手段を備えた車両用走行位置表示装置
において、 車両の現在位置を検出する現在位置検出手段
と、 前記表示手段の表示面上に表示された前記道路
地図および前記現在位置が目視できるように、前
記表示面上の上方部、下方部、左方部、および右
方部にそれぞれ形成されたパネルスイツチと、 このパネルスイツチの前記上方部、下方部、左
方部、および右方部のスイツチ操作に応じて、前
記表示面上の現在位置表示をそれぞれ前記道路地
図の上方向、下方向、左方向、および右方向に移
動表示させる第1の現在位置表示制御手段と、 前記表示手段に表示されている道路上の位置と
前記現在位置検出手段にて検出した現在位置とを
比較し、この現在位置が最も近接する道路位置を
探索して、その探索した道路位置の車両の現在位
置を移動表示させる第2の現在位置表示制御手段
と を備えるという構成を採用する。
以下本発明を添付図に示す実施例について説明
する。第1図はその一実施例を示す全体構成図で
ある。この第1図において、1は方位検出装置
で、例えば特開昭55−110912に示されており、車
両の進行方位に応じた地磁気のX、Y成分を検出
する方位センサと、この方位センサよりも信号を
デイジタル信号に変換するA/D変換器を備え、
車両の進行方位に応じたX、Y成分のデイジタル
信号を発生する。2は距離センサで、車両の単位
走行距離(例えば約39.2cm)毎に距離パルスを発
生する。3は読取装置で、複数の地区の地図デー
タ(それぞれの地図の右上点の絶対座標データを
含む)を記憶しているカセツトテープ3aのセツ
トによりそのうちの特定の地区の地図データを探
索して読取る。
4は予め定めた制御プログラムに従つてソフト
ウエアのデイジタル演算処理を実行するマイクロ
コンピユータで、CPU4a,ROM4b,RAM4c,
I/O回路部4dを備え後述のCRTコントローラ
5とで制御手段を構成しており、車載バツテリよ
り電源供給を受けて5Vの安定化電圧を発生する
安定化電源回路(図示せず)よりの安定化電源の
供給を受けて作動状態になる。このコンピユータ
4は方位検出装置1よりのX、Y成分のデイジタ
ル信号、距離センサ2よりの距離パルス、読取装
置3よりの読取信号などを受けて演算処理を実行
し、特定地区の地図および走行経路情報などを表
示させるための表示信号を発生する。
なお、RAM4cには車載バツテリから常時電源
がバツクアツプされ、CPU4aの演算処理に必要
な各種データを記憶するとともに最新の走行軌跡
(例えば数Kmの走行軌跡)のデータおよび特定地
区における特定区間の走行軌跡のデータを記憶し
ている。
5はブラウン管(以下CRT)コントローラで
マイクロコンピユータ4よりの表示信号を受けて
特定地区の地図データ、走行経路情報およびキヤ
ラクタデータを個別に記憶するとともに、その記
憶している地図データと走行経路情報、あるいは
キヤラクタデータをCRT表示させるための映像
信号と同期信号を発生する。また、コントローラ
5は地図データおよび走行経路を記憶した書き込
みと読取りとが可能なメモリを備えている。6は
表示手段としてのCRT表示装置で、CRTコント
ローラ5よりの映像信号と同期信号によつて特定
地区の地図と走行経路、あるいはキヤラクタを
CRT表示する。
7はパネルスイツチとしてのタツチパネル部
で、CRT表示装置6の表示面上に取り付けられ、
このタツチパネル上に設けられた12分割のタツチ
エリアのうち特定のタツチエリアがタツチ操作さ
れた時にそれに応じた信号を発生する。
タツチパネル部7は2枚のガラスとそれぞれの
ガラス内側に行列状に形成された透明導電膜で構
成され、特定のタツチエリアが押された時にガラ
スのたわみによる行列の透明電導膜の接触によつ
てそのタツチエリアを検出するようになつてお
り、第2図に示すように31〜42までの12分割
されたマトリクス状のタツチエリアを有する。コ
ンピユータ4は、いずれのタツチエリアが押され
たかを検出するために、所定のタイミングで出力
ポートからサーチ命令信号7Aを発生し、そのと
き入力ポートに印加されるサーチ入力信号7Bの
レベルによつて押されたタツチエリアを特定す
る。
各タツチエリアが有するスイツチとしての意味
付けは、CRT表示装置6において表示された画
像に対応するようにコンピユータ4によつて変化
される。第2図は各タツチエリアに地図モード表
示の場合の意味付けを示している。(ただし、こ
の意味付けは何ら表示されていない。)すなわち、
タツチエリア32,33は車両位置を示すCRT
表示装置6上のカーソルを上方に移動させる上方
移動スイツチとして使用することができる。また
タツチエリア35,38はカーソルの左方、右方
移動スイツチとして、タツチエリア40,41は
下方移動スイツチとして使用される。右上方のタ
ツチエリア34は、CRT表示装置6の画像を地
図モード表示(道路地図と車両位置ならびに軌
跡)から、第3図図示のキヤラクタモード表示
(地図選択用画像)に変更するためのモード変更
スイツチとして使用される。また、左上方にタツ
チエリア31は、CRT表示装置6の画像におい
て、車両位置を示すカーソルを近傍する車両上に
瞬時に移動させるワンタツチ修正スイツチとして
使用される。地図モード表示において、タツチエ
リア36,37,39および42は意味をなさな
い。
次に第3図は、キヤラクタモード表示を示す
が、画面の中央に示す数字02−4−68がそれぞれ
地方、地域、地区を指定する数字であり、それぞ
れの数はインクリメントスイツチ51にて1ずつ
加算更新され、デクリメントスイツチ52にて1
ずつ減算更新され、セツトスイツチ53にてセツ
トされ、リセツトスイツチ54にてリセツトされ
るようにコンピユータ4は演算処理を実行する。
このキヤラクタモード表示において、上記スイツ
チ51,52,53,54はそれぞれ第2図のタ
ツチエリア39,40,41,42に対応する。
また、タツチエリア34は地図モード表示に変更
するためのモード変更スイツチとして使用され
る。
第4図はカセツトテープ3aにおける1つの地
区に対応したデータ領域部分を示すもので、Aは
その地区の地図の右上点の絶対座標(北極点に対
する座標)データおよび地図番号を記憶している
ヘツダ部、Bはその地区の地図データを記憶して
いる地図データ記憶部、Xはブランク部である。
従つてこのA,B部を読取装置3が読取ることに
よつて、マイクロコンピユータ4に特定地区の地
図データおよび絶対座標データを与えることがで
きる。なお、この実施例で各地図は同一縮尺であ
るものとする。
次に、第5図に示す前記CRTコントローラ5
の詳細電気結線図について説明する。11は
12096MHzの発振信号を発生する発振回路、12
は発振回路11よりの発振信号を分周し、6048M
Hzのドツトタイミングクロツクと756KHzのキヤ
ラクタタイミングクロツクを発生するドツトカウ
ンタ、13はマイクロコンピユータ4からの命令
(コマンド)とドツトカウンタ12からのキヤラ
クタタイミングクロツクにより、水平垂直同期信
号、表示タイミング信号、リフレツシユメモリア
ドレス信号、ラスターアドレス信号を発生する表
示コントローラ、14は表示コントローラ13か
らの水平、垂直同期信号をもとに表示期間中にマ
イクロコンピユータ4をホールドさせるホールド
信号をマイクロコンピユータ4のホールド
(HOLD)端子に発生するホールド信号発生回路
である。
15はマイクロコンピユータ4からのアドレス
信号4eと表示コントローラ13からのリフレツ
シユメモリアドレス信号、ラスターアドレス信号
をマイクロコンピユータ4からのホールドアクノ
レツジ(HOLDA)信号によつて切換えるマルチ
プレクサ、16,17,18はマイクロコンピユ
ータ4と表示メモリ間のデータの向きを切換える
トライステートを有した双方向バスドライバ、1
9はマイクロコンピユータ4からのアスキーコー
ド等の表示用データを格納するとともに表示コン
トローラ13からのリフレツシユメモリアドレス
信号を受けてその内容をアドレスとして出力する
キヤラクタメモリ、20はキヤラクタメモリ19
からの表示用アドレスと表示コントローラ13か
らのラスターアドレス信号により表示パターンを
出力するキヤラクタジエネレータである。
21はマイクロコンピユータ4からの地図デー
タを記憶する第1のグラフイツクメモリ、22は
マイクロコンピユータ4からの走行経路情報(走
行軌跡データ、現在位置データつまりカーソル)
を記憶する第2のグラフイツクメモリである。こ
られ第1、第2のグラフイツクメモリ21,22
は、画像の暗部をデータ「0」、明部となる道路、
車両走行軌跡、および車両位置(カーソル)をデ
ータ「1」とした二次元マツプを形成しており、
かつデータ「1」、「0」の書き込みと読み取りと
がコンピユータ4によつて可能である。
本実施例において、道路地図は縦192ドツト、
横256ドツトのマトリクスをなしており、第1、
第2のグラフイツクメモリ22とも同数のアドレ
スを有している。そして、第2のメモリ22にお
いて走行軌跡の幅を1ドツト(1画素)、車両位
置(カーソル)については縦横各3ドツトの正方
形としてある。さらに、この装置は横方向つまり
X方向、縦方向つまりY方向のいずれも、1ドツ
トが現実の50mを示すように設定されている。
23,24,25はキヤラクタジエネレータ2
0、第1、第2のグラフイツクメモリ21,22
からのパラレル信号をドツトカウンタ12からの
ドツトタイミングクロツクでシリアルデータに変
換するパラレル→シリアル(P→S)変換器、2
6はマイクロコンピユータ4からの画面切換信号
によりグラフイツクとキヤラクタ画面を選択する
ためにP→S変換器23とP→S変換器24,2
5からの信号の受付を切換え表示コントローラ1
3からの表示タイミング信号により映像信号を作
り出すビデオコントローラ、27は表示コントロ
ーラ13からの水平、垂直同期信号により同期信
号を作り出すエクスクルーシブオア回路である。
なおキヤラクタメモリ19、第1、第2のグラフ
イツクメモリ21,22には車載バツテリから常
時電源がバツクアツプされている。
すなわち、このCRTコントローラ5では、マ
イクロコンピユータ4から送出されるアドレス信
号4eとデータ信号4fにより、キヤラクタデー
タをキヤラクタメモリ19に、地図データを第1
のグラフイツクメモリ21に、走行軌跡と現在位
置の表示データを第2のグラフイツクメモリ22
に記憶する。そしてマイクロコンピユータ4から
の両面切換信号によりグラフイツク画面(地図上
に走行軌跡と現在位置を表示するもの)とキヤラ
クタ画面(地区を指定するために指定文字等を表
示するもの)を選択し、その選択に応じた画面を
CRT表示させるための映像信号と同期信号を
CRT表示装置6に発生している。
また、CRTコントローラは、コンピユータ4
から送出されるアドレス信号4eで指定されるグ
ラフイツクメモリ21,22の特定アドレスにお
けるデータをデータ信号4fとしてコンピユータ
4に転送する。
上記構成においてその作動を第6図乃至第14
図を参照して説明する。この第6図はマイクロコ
ンピユータ4のメインルーチンの全体の演算処理
を示す演算流れ図、第7図は距離センサ2からの
距離パルスに基づく割込演算ルーチンの演算処理
を示す演算流れ図、第8図は第6図中のモード演
算ルーチンの詳細な演算処理を示す演算流れ図、
第9図は第8図中のカーソル移動演算ルーチンの
詳細な演算処理を示す演算流れ図、第10図は第
6図中の現在位置演算ルーチンの詳細な演算処理
を示す演算流れ図、第11図A,B,Cは第6図
中表示処理ルーチン500の詳細を示す演算流れ
図、第12図A,B,C,Dはその表示処理の説
明図、第13図は第8図中のワンタツチ修正演算
ルーチン800の詳細を示す演算流れ図、第14
図はそのワンタツチ修正の説明図である。
さて、第1図中に示す構成要素1〜7を備えた
車両において、その運転開始時にキースイツチを
投入すると、車載バツテリからの電源供給を受け
て各部電気系が作動状態になる。そして、マイク
ロコンピユータ4においては、安定化電源回路よ
りの5Vの安定化電圧の供給を受けて作動状態に
なり、第6図のスタートステツプ100よりその
演算処理を開始し、初期設定ルーチン200に進
んでマイクロコンピユータ4内のレジスタ、カウ
ンタ、ラツチなどを演算処理の開始に必要な初期
状態にセツトする。そして、この初期設定後にモ
ード演算ルーチン300、現在位置演算ルーチン
400および表示処理ルーチンの演算処理を数十
msec程度の周期にて繰り返し実行する。
すなわち、このモード演算ルーチン300で
は、地図モードとキヤラクタモードのいずれか一
方を選定するとともにそのモードに応じた内容を
CRT表示させ、地図モードの時には現在位置を
示すカーソルの移動を可能とするとともに走行軌
跡の記憶を可能としキヤラクタモードの時には特
定地区の地図指定を可能とする演算処理を実行
し、現在位置演算ルーチン400に進む。
現在位置演算ルーチン400ではCRTコント
ローラ5における第2のグラフイツクメモリ22
に与えるべき現在位置データおよび走行軌跡デー
タをX、Y成分毎に±50mの走行変化にてその内
容を変更させるとともに、最新の走行軌跡のデー
タをRAM4cに記憶する演算処理を実行し、表
示処理ルーチン500にすすむ。表示処理ルーチ
ンでは第2のグラフイツクメモリ22に対し、刻
刻と変化する車両の現在位置を示すカーソルと、
その中心点が移動するのを示す走行軌跡とを、地
図上のX、Y座標に対応させて決定したアドレス
にデータ「1」、「0」として書き込む。
このメインルーチンの繰返演算に対し、距離セ
ンサ2からの距離パルスがマイクロコンピユータ
4の割込(INT)端子に印加されると、マイク
ロコンピユータ4はメインルーチンの演算処理を
一時中断して第7図に示す割込演算処理を実行す
る。すなわち、割込スタートステツプ601より
その演算処理を開始し、積算ステツプ602に進
んでRAM4cに記憶している距離データDに単
位距離データ(約39.2cmに相当)を積算して更新
し、距離判定ステツプ503に進んで距離データ
Dが6.25mに達したか否かを到定する。このと
き、距離データDが6.25mに達していないとその
判定がNOになつてリターンステツプ610に進
むが、距離データDが6.25mに達するとその判定
がYESになり、方位信号入力ステツプ504に
進む。
そして、この方位信号入力ステツプ604にて
方位検出装置1からのデイジタルのX、Y成分信
号Xa,Ya(東、北を正方向、西、南を負方向)を
入力し、平均方位算出ステツプ605に進んで前
回の方位データXp,Yp(6.25m走行する前の方位
データ)と今回の方位データXa,Yaにより平均
方位データX,Yを求め、距離成分計算ステツプ
606に進んでX方向の成分Dxを6.25X/√2
Y2、Y方向の距離成分Dyを6.25Y/√22
して求め(X/√22は東方向を基準として
左回りの角度θに対するcosθ、Y/√22
sinθに相当)、記憶ステツプ607に進んで今回
の方位データXa,Yaを次回のためにXp,Ypとし
て記憶し、距離データリセツトステツプ608に
進んで距離データDをOにリセツトし、距離フラ
グセツトステツプ609に進んで距離フラグをセ
ツトし、リターンステツプ610に進んで先に一
時中断したメインルーチンに復帰する。すなわ
ち、この割込演算ルーチンでは、単位距離走行す
る毎に距離データDを積算更新し、距離データD
が6.25mに対するX、Y方向の距離成分Dx,Dy
を算出し、距離フラグをセツトする演算処理を実
行する。
次に、メインルーチンにおけるモード演算ルー
チン300の詳細演算処理について説明する。こ
のモード演算ルーチン300では、第8図のタツ
チデータ入力ステツプ301よりその演算処理を
開始し、タツチパネル部7からのタツチデータを
入力してRAM4cに記憶する。そして、地図モ
ード判定ステツプ302に進んでRAM4cにお
けるモードエリアの内容が地図モードを示してい
るか否かを判定し、地図モードである時にその判
定がYESになり、モード変更判定ステツプ30
3に進んでRAM4cに記憶しているタツチデー
タがモード変更を示すデータ(第3図における34
のタツチエリアが押された時のデータ)であるか
否かを判定する。このとき、タツチデータがモー
ド変更を示すデータであるとその判定がYESに
になり、キヤラクタモード設定ステツプ304に
進んで前記モードエリアの内容をキヤラクタモー
ドに設定し、キヤラクタ切換信号出力ステツプ3
05に進んでCRT表示装置6にキヤラクタ画面
を映像させるためのキヤラクタ切換信号をCRT
コントローラ5におけるビデオコントローラ26
に発生し、このモード演算ルーチン300の1回
の演算処理を終える。
次に前記タツチデータがモード変更を示すデー
タでない時は第2図における31のタツチエリアが
押された時のデータであるかが、ステツプ306
で判定される。もし、ワンタツチ修正用のタツチ
エリア31も押されていないと、カーソル移動演
算ルーチン700に進む。このルーチン700で
は、第9図図示のとおり前記タツチデータが3
2,33,35,38,40,41のいずれかの
カーソル移動タツチエリアが押された時のデータ
(カーソル移動のデータ)であるか否かを第9図
ステツプ701,702,703,704で判定
する。もしタツチデータがカーソル移動のデータ
でないとその各判定がNOになるが、いずれかの
カーソル移動のデータであるとその判定がYES
になつてカーソル移動演算ステツプ705,70
6,707,708に進む。
この装置は、CRT表示装置6に表示する1つ
1つのドツトをX、Y座標として記憶しており、
横方向(東西方向)をX座標、縦方向(南北方
向)をY座標として、各々値PX,PYとして
RAM4cに記憶している。そしてタツチデータ
が上方移動のタツチエリア32,33の押下に対
するデータであるとCRT表示装置6にて表示し
ている現在位置のカーソルのY座標を示す値PY
を北方向に所定距離PYoだけ移動させるように
値PYをインクリメントする。またタツチデータ
が下方移動のタツチエリア40,41に対すると
きは、Y座標の値PYをPYoだけデクリメントす
る。同様に、左方移動のタツチ操作により、X座
標の値PXをPXoだけデクリメントし、右方向の
タツチ操作によりX座標の値PXをPXoだけイン
クリメントする。
したがつて、32,33,35,38,40,
41のいずれかのタツチエリアが押され続けた場
合、前述のように数十msで繰り返されるメイン
ルーチンを1回処理するごとにカーソルを移動し
続けることができる。この場合、座標のXおよび
Y成分PX,PYが地図に表わされる領域の限界に
相当する値となつたとき、インクリメントおよび
デクリメントのステツプをパスするように、値判
定ステツプを設けてもよい。
なおこの実施例では、座標PX,PYをドツト数
(整数)として定め、カーソルの単位移動量
PXo,PYoをCRT表示装置6の1ドツト分つま
り現実の距離50mに設定してある。
カーソル移動演算ステツプ705〜708にお
いて、座標PX,PYを移動すると、記憶ステツプ
709で移動量の座標PX,PYを車両の現在位置
を示す最新の座標Pnewとして記憶する。続い
て、ステツプ710で表示処理フラグDPFを1
にセツトする。これにより、後述の表示ルーチン
500では、フラグDPFを参照して車両位置カ
ーソルおよび走行軌跡を新座標に向つて移動する
べく、第2のグラフイツクメモリ22のデータ更
新を行なうことになる。
なお、タツチパネル部7においてワンタツチ修
正のタツチエリア31が押された場合のワンタツ
チ修正演算ルーチン800については、便宜上最
後に説明する。
ところで、第8図における前記地図モード判定
ステツプ302の判定がNOのとき、つまりキヤ
ラクタモード表示(第3図参照)であるときはモ
ード変更判定ステツプ308に進み、前記モード
変更判定ステツプ303と同様の演算処理にて
(地図モードへの)モード変更か否かを判定する。
このとき、モード変更タツチエリア34が押下さ
れその判定がYESになると、地図モード設定ス
テツプ309に進んでRAM4c内のモードエリ
アの内容を地図モードに設定し、データ変換ステ
ツプ310に進んでCRTコントローラ5におけ
る第2のグラフイツクメモリ22の走行経路デー
タを後述のキヤラクタ演算ルーチン313で設定
した地図番号に対応して変換する。この場合まず
読取装置3を制御して設定された地区をその地図
番号により探索させ、この探索した地図における
絶対座標データ(第4図に示すヘツダ部Aに記
憶)と前回の地区の地図における絶対座標データ
により座標変換値を計算し、この計算値に従つて
第2のグラフイツクメモリ22内の走行軌跡、現
在位置のデータをスライドさせるように変換す
る。
そして、地図データ読取出力ステツプ311に
進み、カセツトテープ3aの地図データを読取装
置3を介して入力するとともにその地図データを
第1のグラフイツクメモリ21に出力し、これを
データ「1」、「0」のマトリクスとして書き込
む。次に地図切換信号出力ステツプ312に進ん
でCRT表示装置6に地図のグラフイツク画面を
映像させるための地図切換信号をビデオコントロ
ーラ26に発生し、このモード演算ルーチン30
0の1回の演算処理を終える。
すなわち、キヤラクタ画面から前回とは別の地
図のグラフイツク画面に切換える時には上記演算
処理を実行し、今回の地図データを第1のグラフ
イツクメモリ21に記憶させるとともに、この地
図に対応した現在地に走行軌跡および現在地点を
示すカーソルを修正するよう第2のグラフイツク
メモリ22内の内容を変換する。このことによ
り、CRT表示装置6に表示する地図が切換わつ
ても走行軌跡および現在地をその地図に対応した
部分に表示することができる。
他方、前記モード変更判定ステツプ308の判
定がNOの時はキヤラクタ演算ルーチン313に
進む。このキヤラクタ演算ルーチン313に到来
する場合は、キヤラクタモードが設定されており
ビデオコントローラ26にキヤラクタ切換信号が
発せられている状態であるため、CRT表示装置
6は第3図に示すようなキヤラクタ画面を映像し
ている。このキヤラクタ画面の中央に示す数字02
−4−68がそれぞれ地方、地域、地区を指定する
数字であり、それぞれの数はインクリメント用タ
ツチエリア51,39によつて1ずつ加算更新さ
れ、デクリメント用タツチエリア52,40にて
1ずつ減算更新され、セツト用タツチエリア5
3,41にてセツトされ、リセツト用タツチエリ
ア54,42にてリセツトされるようにキヤラク
タ演算ルーチン312にて演算処理される。な
お、この地方、地域、地区の数字のデータ、すな
わち地図番号はキヤラクタ演算ルーチン313に
おいてRAM4cに記憶されている。
すなわち、この第8図に示すモード演算ルーチ
ン300では、タツチパネル部7からのタツチデ
ータとRAM4cにおけるモードエリアの内容に
従つて以下に示す〜の作動を行う。
地図モードであつてモード変更、ワンタツチ
修正でない時にカーソル移動指示があればカー
ソル移動のための演算処理をカーソル移動用タ
ツチエリアの押下に従つて実行し、カーソル移
動の指示がなければ地図表示をそのまま継続さ
せる。
地図モードである時にモード変更の指示があ
ると、地図モードをキヤラクタモードに変更す
るとともにCRT表示装置6にキヤラクタ画面
を映像させる。
キヤラクタモードであつてモード変更でない
時は第5図のようなキヤラクタ画面に対して地
図の変更を受付可能とする。
キヤラクタモードである時にモード変更の指
示があると、キヤラクタモードを地図モードに
変更するとともにCRT表示装置6に地図のグ
ラフイツク画面を映像させ、同時に走行軌跡お
よび現在位置も修正して表示させる。
地図モードであつてモード変更でないときに
ワンタツチ修正指示がタツチエリア31によつ
てなされると、車両位置を示すカーソルを最寄
りの道路上に一致するように瞬時に移動する。
このワンタツチ修正演算ルーチン800につい
ては第13図以下に従つて後で詳述する。
次に、メインルーチンにおける現在位置演算ル
ーチン400の詳細演算処理について説明する。
この現在位置演算ルーチン400では第10図の
距離フラグ判定ステツプ401よりその演算処理
を開始し、第7図の割込現在位置にて距離フラグ
がセツトされているか否かを判定する。このと
き、距離フラグがセツトされていないとその判定
がNOになつてこの現在位置演算ルーチン400
の1回の演算処理を終えるが、距離フラグがセツ
トされているとその判定がYESになり、X成分
の表示移動処理ルーチン400Aに進む。
X距離補正ステツプ402にてX距離データ
DXを割込演算処理にて求めたX距離成分Dxによ
つて補正計算(DX=DX+Dx)し、Y距離補正
ステツプ403にてY距離データDYを同時に補
正計算(DY=DY+Dy)し、第1のX距離判定
ステツプ404に進んでX距離データDXが画像
1ドツト分である50m以上の値になつたか否かを
判定する。このとき、X距離データDXが50m以
上の値であるとその判定がYESになりX距離減
算ステツプ405に進んでX距離データDXから
50mの値を減算し、表示移動ステツプ406に進
んで車両位置を示すカーソルの中心座標のX成分
PXを所定量PXo(この例では「1」)だけ加算す
る。前記のごとく、X座標PXのインクリメント
はカーソルを50m分だけ正方向(東方向)に移動
させることを示す。
また、前記第1のX距離判定ステツプ404の
判定がNOの時は第2のX距離判定ステツプ40
7に進み、X距離データDXが−50m以下の値に
なつたか否かを判定する。このとき、X距離デー
タDXが−50m以下の値であるとその判定がYES
になり、X距離加算ステツプ408に進んでX距
離データDXに50mの値を加算し、表示移動ステ
ツプ409に進んで現在位置のX座標をPXo(こ
の例では「1」)だけ減算しカーソル50m分だけ
負方向(西方向)に移動させるように座標値を更
新する。
そして、前記第2のX距離判定ステツプ407
の判定がNOの時、あるいは表示移動ステツプ4
06,409の時にY成分表示移動処理ルーチン
400Bに進み、Y距離補正ステツプ403にて
計算したY距離データDYに対し、上記X成分に
関するステツプ404〜409と同様の判定、演
算処理を実行する(Y距離データDYが正負いず
れかの方向の50m以上の値になると現在位置のY
座標値PYを所定量PYo(1ドツト分)だけ対応
する方向に加算または減算する。)そして、次の
距離フラグリセツトステツプ412に進んで距離
フラグをリセツトする。
すなわち、この第10図に示す現在位置演算ル
ーチン400では、CRT表示装置6にて表示し
ている画面に関係なく(第2のグラフイツクメモ
リ22に次の表示処理ルーチン500で与えるべ
き)RAM4c内の現在位置のX、Y座標データ
PX,PYの更新を行なう。
次にメインルーチンの表示処理ルーチン500
について第11図および第12図を参照して説明
する。まず第12図Aは第1のグラフイツクメモ
リ21に記憶された道路地図パターンを示し、第
12図Bは第2のグラフイツクメモリ22に記憶
された車両位置カーソルCと走行軌跡Lとを示
す。両メモリ21,22は同一縮尺のX、Y座標
であるPXとPYをアドレスとして書き込みと読み
取りが可能である。また第5図の表示コントロー
ラ26は両メモリのデータを順次スキヤンして、
CRT表示装置6に両画像を重ねて表示させる。
第12図Cは第12図Bの要部の拡大図であ
る。ここで、車両の現在位置を示すカーソルC
は、中心座標Pの1ドツトと、その周囲ドツト
C1〜C8の8ドツトとを合わせて合計9ドツトか
らなる。そして、現在位置が移動すると中心座標
Pのアドレスが逐次更新され、周囲ドツトC1
C8はその最新の中心座標Pの周囲1ドツト分に
ついてのみ付与される。中心座標Pの移動した軌
跡Lは第2のグラフイツクメモリ22において記
憶され続け、走行軌跡としてCRT表示装置6に
映像される。
しかして、周囲ドツトC1〜C8は中心座標の移
動とともに、第2のグラフイツクメモリ22に一
時的に書き込まれて、やがて消去される。このた
めに、マイクロコンピユータ4は、周囲ドツト
C1〜C8のアドレス(座標)をRAM4c内に逐次
記憶するようにプログラムされている。第12図
Dは、RAM4cにおいて周囲ドツトC1〜C8の性
質を記憶した様子を示している。すなわち周囲ド
ツトC1〜C8には8ビツト(1バイト)のフラグ
CF1〜CF8の各1ビツトがあてがわれており、走
行軌跡Lと重なるか否かを各ドツト毎に記憶して
いる。図示の例は第12図Cに対応しており、周
囲ドツトC7のみが走行軌跡Lと重合しているこ
とをフラグCF7=「1」によつて示している。
次に第11図A,B,Cの一連の表示処理ルー
チンについて、カーソルおよび走行軌跡の移動を
説明する。プログラムが表示処理ルーチン500
に到来すると、まず表示処理フラグDPFをチエ
ツクし、セツトされている場合、つまりカーソル
の位置変更がある場合にのみ、ステツプ502以
下を実行する。ステツプ502以下は、ステツプ
502〜505およびルーチン510からなる旧
カーソルの周囲ドツト消去段階と、ステツプ51
1〜518およびルーチン520からなる新カー
ソルの書き込み段階とに大別される。
まず、周囲ドツト消去段階では、ステツプ50
2で現にCRT表示装置に映像されている移動前
(変更前、修正前)の車両座標を決定するカーソ
ルの中心座標Pold(PX、PY)を、RAM4cか
ら読み出してRAM4cの所定番地(これを座標
メモリCと呼ぶ)に転送する。この座標メモリC
に記憶された座標PX,PYを便宜上C,CX,CY
と定義する。
次に、ステツプ503で、座標メモリCの内容
のうちY座標である値CYを1ドツト分、つまり
「1」だけインクリメントし、第12図Cの周囲
ドツトC1に相当する座標を座標メモリCに作成
する。次に、RAM4cからフラグCF1を読み出
してその内容が走行軌跡を示す「1」であるか否
かをチエツクする。もし「0」ならば、ステツプ
505で、座標メモリCの内容が示す座標で第2
のグラフイツクメモリ22をアドレスし、データ
「0」を転送する。これにより、CRT表示装置6
の画像から周囲ドツトC1は暗部となつて消える。
ルーチン510では、上述したステツプ503
〜505からなる処理510Aと同様にして、周
囲ドツトC2〜C8について逐次座標を作成し、そ
の都度各ドツトに対応するフラグCF2〜CF8を読
み出し、フラグが「1」である場合を除いて第2
のグラフイツクメモリ22の対応する座標からデ
ータ「1」を「0」に変える。図示の例において
は、周囲ドツトC7のみ走行軌跡フラグCF7
「1」であるから、第2のグラフイツクメモリ2
2における周囲ドツトC7の座標からはデータ
「1」の消去を実行しない。なお、周囲ドツトC2
〜C8を示す座標は、第12図Dに示すように、
座標メモリCの内容のうちX成分またはY成分を
順次インクリメントまたはデクリメントすること
により作成される。
ステツプ502〜ルーチン510を実施するこ
とにより、第2のグラフイツクメモリ22には、
カーソルの中心座標Pとそれに続く走行軌跡Lと
だけがデータ「1」として残されている。
この状態で、続くステツプ511〜518およ
びルーチン520で最新の車両位置を示すカーソ
ルデータをグラフイツクメモリ22に書き込む。
このとき、カーソルと走行軌跡が重合しているか
否かを示すフラグCF1〜CF8を同時に設定する。
まず、ステツプ511では、変更しようとする
新しい車両位置を示す座標Pnew(PX,PY)を、
RAM4cから読み出して別の番地(これを座標
メモリNと呼ぶ)に転送する。この座標メモリN
に記憶された座標をN(NX,NY)と定義する。
次にステツプ512では座標メモリNの内容が示
す座標で第2のグラフイツクメモリ22をアドレ
スし、そこにデータ「1」を転送する。これによ
り、車両位置カーソルの新しい中心座標を示す中
心ドツトが書き込まれる。この処理は新車両座標
Pnewが旧車両座標Poldと隣接する場合とそうで
ない場合とを問わず実行される。なお、前者の場
合は、新車両座標Pnewが車両の移動により現在
位置演算ルーチン400で作成された場合および
カーソルの操作によりカーソル移動演算ルーチン
700で作成された場合であり、後者は新車両座
標Pnewがワンタツチ修正演算ルーチン800で
作成された場合である。
次にステツプ513において、座標メモリNの
内容を1ドツト分だけ上方に移動した座標N1
示す値に変更する。このためY座標NYを「1」
だけインクリメントする。こうして作成された座
標N1は新車両座標Pnewのはじめの周囲ドツトを
示している。なお特に図示しないが、周囲ドツト
C1〜C8も前記周囲ドツトC1〜C8と同じ番号のも
のは、中心座標に対する位置も同じである。
次にステツプ514では、ステツプ513で作
成した第1番目の周囲ドツトの座標N1で第2の
グラフイツクメモリ22をアドレスし、そこに記
憶されているデータを読み取り、ステツプ515
でそのデータが「1」か否かをチエツクする。も
し、「1」ならば、以前に書き込まれた走行軌跡
であることを示しているので、ステツプ516で
フラグCF1を「1」にセツトする。一方、読み取
つたデータが「0」ならば、ステツプ517で第
2のグラフイツクメモリ22の対応するアドレス
へ周囲ドツトとしてのデータ「1」を転送して書
き込むとともに、ステツプ518で、走行軌跡で
ないのでフラグCF1を「0」とする。
ルーチン520は新車両座標と隣接する他の周
囲ドツトN2〜N8を作成するための処理を示して
おり、周囲ドツトN1に対する処理520Aと同
様にして処理の対称となる座標をN2〜N8に順次
変更し、その都度フラグCF2〜CF8をセツト、リ
セツトするとともに、カーソルをなす周囲8ドツ
ト分がデータ「1」となるように第2のグラフイ
ツクメモリ22に必要に応じてデータ「1」を転
送する。
次にステツプ521では、新車両座標Pnewの
X、Y成分(PX、PY)を旧車両座標として
RAM4cに記憶し、次回の車両位置移動に際し
て使用するようにする。続いて、表示処理フラグ
DPFをリセツトし、1回の表示処理を終える。
最後に、ワンタツチ修正演算ルーチン800に
ついて説明する。はじめに、ワンタツチ修正の意
義と概要について説明すると、第14図はある時
点のCRT表示を示しており、車両位置カーソル
Cが走行軌跡Lを通つて右方向(東方向)に進行
してきたことを表わしている。Mは第1のグラフ
イツクメモリ21に記憶された道路地図パターン
によつて表示された道路を示している。ところ
が、車両位置カーソルCは誤差を含んでおり、運
転者は『そのとき自動者が道路M上にある』こと
を認識したとする。この場合、カーソルを道路
M上の妥当な位置に瞬時にして移動させるのが本
発明にいうワンタツチ修正である。
この実施例においては、カーソルCの周辺をサ
ーチして最も接近した道路パターンの位置を検出
し車両座標の値PX,PYをその近接した道路部分
との差を減少するように修正するようにしてい
る。
具体的には、タツチパネル部7のワンタツチ修
正エリア31が操作された時点で、カーソルCの
中心座標S(Pnew)を基準として、1ドツト分
だけ近接する座標S1〜S8について、第1のグラフ
イツクメモリ21の内容をサーチする。次に2ド
ツトの近接範囲にある座標S9〜S24についてサー
チし、さらに3ドツトの範囲S25〜S48についてサ
ーチする。このサーチ順序は、予め設定されてお
り、一番最近に道路データ「1」を検出したとき
サーチを停止する。第14図の例においては、座
標S14において道路データ「1」と遭遇する。そ
してこのとき、車両座標を示す値Pnewとして改
たに座標S14の座標値が設定される。こうして、
カーソルCは道路M上に設定され、車両の進行に
伴つて再び移動を開始する。なお、この実施例で
はサーチエリアSAをカーソルの中心座標Sから
3ドツト分、実際距離にして150m分としている
が、適宜設定できるものであり、また、サーチは
例示する右回りでなく左回りでもよく、また近似
円状にサーチしてもよく、予め設定した適当な近
接関係をサーチできるように変形してもよい。
次にワンタツチ修正ルーチン800の詳細につ
いて第13図に従つて説明する。まずステツプ8
01では、それまでに演算された最新の車両座標
Pnew(PX,PY)をRAM4cから読み出して別
の番地に、サーチ座標メモリSとして転送し設定
する。この座標メモリSに記憶された座標をS
(SX,SY)と定義し、第14図のカーソルCの
中心座標(第1、第2のグラフイツクメモリのカ
ーソルの中心を示すアドレス)を示すものとす
る。
次にステツプ802では座標メモリSの内容が
示す座標で第1のグラフイツクメモリ21をアド
レスし、そこに記憶されたデータを読み取る。次
の判定ステツプ803ではそのデータが道路を意
味する「1」であるかをチエツクする。もし、デ
ータが「1」ならばカーソルを修正する必要はな
いのでステツプ804へジヤンプする。
もし、データが「0」ならば次にルーチン80
7へ進んで上記ステツプ802,803からなる
処理807Aと同様処理を繰り返してサーチ座標
メモリSの内容を1ドツト分ずつ変更してゆき、
その都度第1のグラフイツクメモリ21のデータ
を読み取つて、それが「1」であるかをチエツク
する。そして、予定の48番目の座標S48までのサ
ーチにおいてデータ「1」が発見されると、ステ
ツプ804へジヤンプする。
座標書き換えステツプ804では、サーチ座標
メモリSのその時点内容、すなわち道路が発見さ
れた座標Sn,SX,SYを、新たに最新車両座標
Pnew(PX,PY)として記憶する。次に表示処
理フラグDPFを「1」にセツトする。したがつ
て、このワンタツチ修正ルーチン800を処理し
た後の表示処理ルーチン500においては、この
新車両座標を出発点としてカーソルおよび軌跡を
演算し表示させることができる。
なお、次のステツプ806において、現在位置
演算ルーチン400で使用するX距離データDX
ならびにY距離データDYを「0」にリセツトし
て、カーソルCの中心座標を道路座標と確実に一
致させる。
なお、上記実施例では方位を検出するため地磁
気を検出するものを示したが、基準方位に対する
車両の相対方位を求めるものを用いることもでき
る。
また、車両位置カーソルは点滅するようにして
もよく、また走行軌跡の表示は止めてもよい。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、乗員の操作
により車両の現在位置を地図表示上の近接道路位
置に修正することができ、しかもその修正を乗員
の操作に応答して行なうようにしているため、地
図に示された以外の道路を走行しているような場
合における不必要な現在位置修正を防止すること
ができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体構成図、
第2図はタツチパネル部のタツチエリアを示す説
明図、第3図はCRT表示装置のキヤラクタモー
ド表示を示す説明図、第4図はカセツトテープの
データ領域を示す説明図、第5図は第1図中の
CRTコントローラの詳細電気結線図、第6図は
マイクロコンピユータのメインルーチンの全体の
演算処理を示す演算流れ図、第7図は距離センサ
からの距離パルスに基づく割込演算ルーチンの詳
細を示す演算流れ図、第8図は第6図中のモード
演算ルーチンの詳細を示す演算流れ図、第9図は
第8図中のカーソル移動演算ルーチンの詳細を示
す演算流れ図、第10図は第6図中の現在位置演
算ルーチンの詳細を示す演算流れ図、第11図
A,B,Cは第6図中の表示処理ルーチンの詳細
を示す一連の演算流れ図、第12図A,B,C,
Dは表示処理の説明図、第13図は第8図中のワ
ンタツチ修正演算ルーチンの詳細を示す演算流れ
図、第14図はワンタツチ修正の説明図である。 1……方位検出装置、2……距離センサ、3…
…読取装置、3a……カセツトテープ、4……制
御手段としてのマイクロコンピユータ、5……
CRTコントローラ、6……表示手段としての
CRT表示装置、21……記憶手段をなす第1の
グラフイツクメモリ、22……第2のグラフイツ
クメモリ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車両の現在位置を検出する現在位置検出手段
    と、所定の走行地区の道路地図を表示する表示手
    段と、前記現在位置検出手段の検出結果に基づい
    て車両の現在位置を座標の形で規定するとともに
    前記表示手段の道路地図表示上に現在位置を表示
    させる制御手段とを車両に備えた車両用走行位置
    表示装置において、 車両の乗員により操作され現在位置表示を修正
    するためのタイミング信号を発生するタイミング
    信号発生手段を備え、 前記制御手段は、 前記タイミング信号発生手段からのタイミング
    信号に応答して、前記現在位置検出手段の検出に
    基づく現在位置の座標に対し、座標上でその座標
    に近接する所定の範囲内で順次その範囲内の座標
    に対し前記表示手段上の対応位置に道路が表示さ
    れているか否かを判定する判定手段と、 この判定手段にて道路が表示されていると判定
    された座標に対応する表示手段上の位置に前記現
    在位置表示を修正する修正手段と を有することを特徴とする車両用走行位置表示装
    置。
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