JPH0145197B2 - - Google Patents

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JPH0145197B2
JPH0145197B2 JP55048241A JP4824180A JPH0145197B2 JP H0145197 B2 JPH0145197 B2 JP H0145197B2 JP 55048241 A JP55048241 A JP 55048241A JP 4824180 A JP4824180 A JP 4824180A JP H0145197 B2 JPH0145197 B2 JP H0145197B2
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JP
Japan
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phase
power
load
circuit
phases
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JP55048241A
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English (en)
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JPS56145688A (en
Inventor
Keiji Nakatsu
Isamu Matsuda
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は三相交流電力を用いた誘導炉の電力
制御装置に関するものである。
第1図は誘導炉における従来の電力制御装置を
示す回路図で、三相交流電源1,2,3がタツプ
付変圧器4の一次側に接続され、このタツプ付変
圧器4の二次側のタツプ出力から開閉器5を介し
て等価インダクタンス11と等価低抗12とから
なる誘導炉、すなわち負荷Aに電力が供給される
ように構成されている。そして、この負荷Aの力
率を改善されるために、この負荷Aと並列に、固
定用コンデンサ8と、複数個からなる調整用コン
デンサ9とが接続され、負荷が変動した場合、上
記調整用コンデンサ9の容量を開閉器10によつ
て調整することにより、負荷Aの力率を1.0に改
善するように構成されている。
また、負荷Aである誘導炉は、一般に単相であ
るため、三相線電流を平衡化するために、互いに
直列接続されたコンデンサ6とリアクトル7とが
他の各相間に接続されており、これらの容量は、
定格負荷時に三相線電流が平衡するような値を選
択するように構成されている。
なお、負荷Aである誘導炉の電力制御は、上記
タツプ付変圧器4の二次側のタツプ切換えによつ
て入力電圧を変化させるか、またはタツプを固定
しておき、上記開閉器5の「ON」−「OFF」状態
の時間間隔を変えることによつて行なうようにな
されている。
以上述べたように、誘導炉における従来の電力
制御装置においては、定格負荷の場合には三相交
流回路の線電流は平衡するが、定格負荷でない場
合には三相の線電流が平衡しなくなり、三相交流
回路に接続されている他の機器に悪影響を与える
欠点がある。また、誘導炉、すなわち負荷Aに対
する電力制御は段階的な制御しかできないので、
その制御特性が悪く、しかもタツプ付変圧器4
や、開閉器5等の機械的な部材を有しているの
で、メンテナンスがきわめて面倒である等の欠点
がある。
この発明は、かかる点に着目してなされたもの
で、三相交流回路から、単相負荷である誘導炉を
運転する場合、常時、三相交流回路の三相線電流
を平衡させ、しかも誘導炉の電力制御を無段階式
に連続的に行ない得るようにした誘導炉の電力制
御装置を提供するものである。
第2図はこの発明の一実施例を示すもので、三
相交流電源1,2,3の線電流を平衡させるため
に、一方の三相交流電源1と2との間に、コンデ
ンサ6が接続され、また、他方の三相交流電源2
と3との間には、リアクトル7がそれぞれ接続さ
れ、さらにこれらの容量を調整するために、コン
デンサ13と開閉器14とが設けられている。そ
して、逆並列に接続されたサイリスタ装置からな
る電力制御装置18と、これに直列接続された直
列リアクトル19とを介して、誘導炉である負荷
Aの等価インダクタンス11および等価低抗12
に電力が供給されるように構成されている。ま
た、直列リアクトル19の出力側には、上記負荷
Aの力率を改善させるためのコンデンサ8と、こ
れを調整するための直列なるコンデンサ9と開閉
器10とが設けられている。さらに、上記三相交
流電源1と3との間には力率を改善させるための
コンデンサ15が接続され、また、これの容量を
調整するための直列なるコンデンサ17と開閉器
16とが設けられている。22は上記三相交流電
源1からの負荷電流検出用の変流器20と、上記
三相交流電源1と3との間の線間電圧検出用の計
器用変圧器21からの出力を入力し、上記開閉器
14と、逆並列に接続されたサイリスタ装置から
なる電力制御回路18を制御するための制御回路
である。
この発明の誘導炉における電力制御装置は上記
のように構成されているので、まず、三相交流回
路に単相の誘導性負荷が接続された場合、上記三
相交流回路の線電流を平衡させる手段としては、
第3図aに示すような三相線電流平衡回路があ
り、図中23は第2図において三相交流電源1と
3との間の回路を等価的にみたときの負荷であ
り、いま、この負荷23において有効電力をPp
し、かつ無効電力(ただし遅相無効電力は負とす
る)を−Qpとすると、負荷の電力ベクトルP〓Lは、 P〓L=Pp−jQp ……(1) となる。
このとき、上記コンデンサ6の容量Qc、およ
びリアクトル7の容量QLは次式のように選択す
ればよい。
Qc=(Pp/√3−Qp) ……(2) QL=(Pp/√3+Qp) ……(3) したがつて、電源からみた三相交流回路の電力
P〓、および力率Pfは P〓=Pp−j3Qp ……(4) Pf=Pp/√2 p+92 p ……(5) となる。
したがつて、上記〔5〕式により負荷23の力
率が悪い場合には、三相交流回路の力率もきわめ
て悪くなることがわかる。よつて、上記負荷23
の力率を1.0に向上させると、この負荷23の無
効電力は Qp=0 となり、この場合、三相線電流の平衡条件は次式
のようになる。
Qc=QL=Pp/√3 ……〔6〕 したがつて、上記三相交流回路の電力P〓はP〓=
Ppとなるため、必然的に三相交流回路の力率は
1.0となることがわかる。
そして、このときの三相交流回路の線間電圧お
よび線電流のベクトル図は、第3図bに示すよう
になる。
以上詳細に述べた理由によつて、第3図aに示
す負荷23の電力Ppに対して、コンデンサ6の容
量QC、およびリアクトル7の容量QLを上記〔6〕
式の値に調整すれば、三相交流回路の力率が1.0
で、しかも三相交流回路の線電流を確実に平衡さ
せることができる。
次に、第2図に示すこの発明の一実施例につい
て説明すれば、等価インダクタンス11と等価低
抗12との直列回路で構成された誘導性の負荷、
すなわち誘導炉においては、有効電力が消費され
るとともに、無効電力が発生するため、この無効
電力を補償するためのコンデンサ8が接続されて
おり、さらに負荷が変化した場合に、複数個から
なるコンデンサ9の容量を開閉器10によつて調
整し、誘導炉の力率が常時1.0になるように構成
されている。そして、この負荷状態において逆並
列に接続されたサイリスタ装置からなる電力制御
回路18の点弧位相角を、制御回路22により、
負荷の線間電圧に対して0゜〜180゜の範囲で変化さ
せることによつて、負荷に流れる電流の大きさが
制御され、誘導炉、すなわち、負荷Aの有効電力
を無段階式に連続的に変化させることができる。
なお、上述した直流リアクトル19は上記電力
制御回路18が非導通から導通状態に変わるとき
の突入電流を抑制するために挿入されたものであ
り、また、コンデンサ15は、三相交流電源1と
3との間に接続された負荷の力率を改善させるた
めに設けられたものである。さらに負荷Aの状態
の変化に応じて複数個からなるコンデンサ17の
容量を開閉器16により調整することによつて、
三相交流電源1と3との間の線間力率を常に1.0
とすることにより、この負荷状態において変流器
20により負荷電流を検出し、また計器用変圧器
21によつて負荷の線間電圧を検出し、これらを
制御回路22に入力して負荷の有効電力を求め、
さらに三相交流電源1と2との間の進相容量と、
三相交流電源2と3との遅相容量をそれぞれ演算
するとともに、さらに、コンデンサ6とリアクト
ル7の固定容量に対してさらに複数個からなるコ
ンデンサ13の容量を制御回路22によつて開閉
器14を制御し、三相交流電源1側か、あるいは
三相交流電源3側に選択的に接続して最適な容量
に調整するようにすれば、常に三相交流回路の力
率が1.0となり、しかも三相交流回路の線電流を
確実に平衡させることができる。
この発明の電力制御装置によれば、三相交流回
路において負荷である誘導炉を運転する場合、常
に三相交流回路の線電流を平衡させることがで
き、かつ誘導炉の電力を無段階式に連続的に変化
することができるため、電力制御がきわめて容易
になり、しかも電力の自動制御も容易に実現させ
ることができる効果がある。さらに、この発明に
よれば、従来のように電力制御をタツプ付変圧器
を開閉器によつて切換操作を行なうようにはせ
ず、逆並列に接続されたサイリスタ装置と、その
制御回路からなる電力制御回路18によつて構成
するようにしたので、誘導炉の電力制御装置が著
しく小形化されるばかりでなく、従来のように、
変圧器のタツプ切換や、開閉器の「ON」−
「OFF」操作が不要になつたので、機械的部材が
なくなり、メンテナンスがきわめて容易になる等
の優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の誘導炉における電力制御装置を
示す回路図、第2図はこの発明の一実施例を示す
回路図、第3図aはこの発明の三相交流回路にお
ける三相線電流の平衡回路図、第3図bはその線
間電圧および線電流ベクトル図である。 図面中、1,2,3は三相交流電源、6はコン
デンサ、7はリアクトル、8,15は力率改善用
コンデンサ、10,14,16は開閉器、11は
負荷Aの等価インダクタンス、12は負荷Aの等
価低抗、9,13,17は調整用コンデンサ、1
8はサイリスタ装置、19は直列リアクトル、2
0は負荷電流検出用変流器、21は負荷の線間電
圧検出用計器用変圧器、22は開閉器14とサイ
リスタ装置18の制御回路である。なお、図中同
一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 1,2,3相からなる三相の交流電力を用い
    て誘導炉を運転するものにおいて、前記三相から
    なる交流電源と誘導炉の負荷との間に、前記三相
    からなる交流回路の線電流を平衝させるため前記
    三相交流電源の負荷をとる相1−3以外の一相1
    と2間に接続されたコンデンサと前記三相電源の
    他の一相2と3間に接続されたリアクトルと、こ
    れらコンデンサとリアクトルの容量を調整するた
    め一端が相2と接続され他端に開閉器を接続しこ
    の開閉器により前記三相交流電源の相1側かある
    いは3側に接続される調整用コンデンサと負荷の
    有効電力を求めさらに前記三相交流電源の相1と
    2との間の進相容量及び相2と3との遅相容量を
    それぞれ演算し、三相線電流平衝に最適な容量と
    なるよう前記調整用コンデンサの開閉器を制御す
    る制御回路とを有する三相線電流平衝回路と、逆
    並列に接続されたサイリスタ装置からなり前記負
    荷の電力を無段階式に連続的に変化させる電力制
    御回路と、この電力制御回路を制御する制御回路
    と、上記三相線電流平衡回路とサイリスタ装置と
    の間に設けた複数のコンデンサからなり前記電源
    の力率を改善させる力率改善回路と、負荷と並列
    に接続した複数のコンデンサからなり前記負荷の
    力率を改善させる力率改善回路を挿入したことを
    特徴とする誘導炉の電力制御装置。
JP4824180A 1980-04-11 1980-04-11 Electric power control device for induction furnace Granted JPS56145688A (en)

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JPS56145688A JPS56145688A (en) 1981-11-12
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JPH0690947B2 (ja) * 1984-12-05 1994-11-14 富士電機株式会社 タンデイツシユの電力制御方法
DE102005051232A1 (de) * 2005-10-26 2007-05-03 Sms Demag Ag Steuervorrichtung für Wechselstrom-Reduktionsöfen

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JPS56145688A (en) 1981-11-12

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