JPH0144733Y2 - - Google Patents

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JPH0144733Y2
JPH0144733Y2 JP1983116162U JP11616283U JPH0144733Y2 JP H0144733 Y2 JPH0144733 Y2 JP H0144733Y2 JP 1983116162 U JP1983116162 U JP 1983116162U JP 11616283 U JP11616283 U JP 11616283U JP H0144733 Y2 JPH0144733 Y2 JP H0144733Y2
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JP
Japan
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sound
insulating
cylindrical body
exhaust pipe
layered heat
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JP1983116162U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関の排気管に関するものであ
る。
内燃機関の排気管として、筒状本体の壁面に例
えばガラス繊維から成る層状断熱材を添設したも
のが既に提案されている。
例えば、第1図及び第2図に示す排気管1にお
いては、筒状本体2の内壁部にスポツト溶接等に
よりパンチングメタル3を固着せしめ、該パンチ
ングメタルと筒状本体2との間に断熱材としての
線状ガラス繊維4が充填されている。このよう
に、線状ガラス繊維4をパンチングメタル3によ
つて筒状本体2に押し付けることにより、筒状本
体2の外板振動の減衰と吸音がなされているので
ある。しかしながら、パンチングメタル3によつ
て線状ガラス繊維4の全体をカバーする必要があ
り、従つて、排気管重量が増大していた。また、
パンチングメタル3を筒状本体2に対して上記ス
ポツト溶接等で接合する作業は手間を要し、コス
ト高の要因となつていた。
かかる不都合を解消するものとして、近時、ガ
ラス繊維等をプレス成形した層状断熱吸音材の表
面に、例えば無機質バインダー等の成形剤を塗布
又は含浸させて、得られた繊維マツトを所定形状
に加圧成形し、これをパンチングメタルを使用せ
ずに筒状本体に添設した排気管が使用されてい
る。
第3図にその一例としての排気管6の断面を示
す。この排気管6においては、2分割半体2a及
び2bを互いにスポツト溶接等により接合するこ
とによつて得られた筒状本体2の内壁面に、予め
加圧成形された2分割方式の層状断熱吸音材7及
び8が添設せられており、且つ所定の係止部材
(図示せず)によつて筒状本体2に対して固定さ
れている。また、両層状断熱吸音材7及び8の各
突き合わせ端部を接着剤にて接合するのみでも、
該層状断熱部材を上記筒状本体2に対して固定す
ることが可能である。尚、上述した排気管1と同
一または対応する部分については同じ参照符号を
用いており、また、上記以外の部分は排気管1と
全く同様に構成されており詳述はしない。
上記したように、排気管6においてはパンチン
グメタルが不要となつており、排気管1における
如き不都合が解消されている。しかしながら、排
気管6においては層状断熱吸音材7及び8の全面
に亘つて上記成形剤が塗布せられており、該層状
断熱吸音材の内周面のみならず外周面、すなわ
ち、筒状本体2との当接面にも該成形剤が凝固す
ることによる固結層7a及び8aが形成されてい
る。層状断熱吸音材7及び8の外周面を筒状本体
2の内壁面に正確に密着するように成形すること
は困難であり、固結層7a及び8aと筒状本体2
の内壁面との間には僅かではあるが部分的に空隙
を生じていた。従つて防振効率が悪く、防振効率
を高める為には第4図に示されるように固結層7
a及び8aと筒状本体2の内壁面との間に例えば
樹脂から成る密着剤9を介在させる必要があり、
やはりコストの高いものにならざるを得なかつ
た。
本考案は上記した点に鑑みてなされたものであ
つて、その目的とするところは防振効率が大きく
且つコストが低く、しかも重量が小さな排気管を
提供するとする。
本考案による排気管は、機関排気孔に連通し且
つ最外側壁を形成する筒状本体の壁面に層状断熱
吸音材を添設して成り、該層状断熱吸音材がその
一方の主面にのみ成形剤が塗布せられ且つ該成形
剤の塗布されていない他方の主面が該筒状本体の
外壁面に当接せしめられ且つ係止部材により該筒
状本体に対して係止されていることを特徴として
いる。
以下本考案の実施例を第5図ないし第10図を
参照しつつ説明する。
第5図は本考案の第1実施例たる排気管11を
備えた自動二輪を示している。
図示した如く、排気管11はエンジン12の排
気孔(図示せず)に連通しており、後輪13の上
方にまで達している。第6図及び第7図において
特に明らかなように、排気管11の筒状本体14
は予め略対称形状に形成された2分割半体14a
及び14bを例えばスポツト溶接によつて互いに
接合して得られたものである。筒状本体14の外
壁面には予め加圧成形された2分割式の層状断熱
吸音材15及び16が添設されており、且つ取付
バンド17a、ボルト17b及びナツト17cか
ら成る締着部材すなわち係止部材によつて筒状本
体14に対して固着されている。
層状断熱吸音材15及び16は例えばガラス繊
維をプレス加工等によつて成形したものであつ
て、その一方の主面である外周面及び両端面には
例えば水ガラスなどと称する無機質バインダ等の
成形剤が塗布または含浸せられており、該成形剤
の凝固による固結層15a及び16aが形成され
ている。また、層状断熱吸音材15及び16の他
方主面たる内周面、すなわち、筒状本体14の外
周面との当接面には上記成形剤は塗布されておら
ず、柔らかな状態が保たれている。従つて、層状
断熱吸音材15及び16の内周面は筒状本体14
の外壁面に全面において確実に密着しており、該
層状断熱吸音材の吸音効率が高められている。ま
た、成形剤が塗布された硬い外側部分によつて音
の漏れをほぼ完全に遮断することが出来るのであ
る。
また、層状断熱吸音材15が排気管の外側に配
設されている故に激しい排気ガス流に曝されるこ
とがなく、従来のように重いパンチングメタル3
を設けずとも層状断熱吸音材15を形成する繊維
の飛散が防止され、しかも、層状断熱吸音材15
が排気ガスに含まれる煤あるいはエンジンオイル
などにより目詰りを起こすことも防止され、排気
管全体としての軽量化及びコスト低減と共に層状
断熱吸音材15の長寿命が達成されているのであ
る。
更に、前述の如く層状断熱吸音材15の外側面
に成形剤を塗布して硬化せしめた構成の故、上記
繊維の走行風による飛散の防止、並びに泥水等に
対する排気管の保護が達成されると共に、該層状
断熱吸音材を係止部材17a,17b及び17c
によつて筒状本体12に対して固定するために必
要な十分なる剛性を得ることが出来るのである。
また、層状断熱吸音材15及び16を筒状本体1
4の外周部に設けることによつて、該層状断熱吸
音材は吸音と同時に泥水等に対する筒状本体14
のプロテクタとしての役割もはたす。
ここで、層状断熱吸音材15及び16の製造方
法を第8図aないしeに基づいて説明する。
ガラス繊維マツト20は、バインダを用いてガ
ラス繊維を略板状に固めたものである(第8図−
a参照)。例えば、長ガラス繊維にカリオン
(Al2O3)45%、珪酸(SiO2)52%を主成分とす
るセラミツク繊維を混入して綿状となし、これに
水ガラス(上述)を塗布または含浸させてガラス
繊維マツト20を得ることが出来る。但し、上記
したように、筒状本体14の外周面に当接するこ
ととなる部分には水ガラスを塗布しない。この例
では、ガラス繊維に対するセラミツク繊維の混合
率 セラミツク繊維重量/ガラス繊維重量+セラミツク繊
維重量×100 を、35%〜70%にするのが良く、混合率を大きく
すれば、その耐熱性が向上する。
かくして得られたガラス繊維マツト20を所定
形状に裁断して素片21とし(第8図−b参照)、
これを上型22及び下型23を備えたプレス装置
で加圧成形して、筒状本体14を形成する2分割
半体14a及び14bの外壁面形状に合致する形
状の半成品24を得(第8図−c及びd参照)、
この半成品24の側端縁をカツトして成品である
層状断熱吸音材15及び16を得る(第8図−e
参照)。この層状断熱吸音材15及び16を取付
バンド17a等によつて筒状本体14の外周面に
固着せしめるのである。尚、層状断熱吸音材15
及び16を筒状本体14に固着せしめる方法とし
ては取付バンド17aなどによるものに限らず、
所定の係止部材または耐熱性の接着剤を用いるこ
とも可能である。
以上詳述した如く、本考案による排気管におい
ては層状断熱吸音材が排気管の最外壁を形成する
筒状本体の外側に配設され、該層状断熱吸音材の
外側主面にのみ成形剤が塗布せられ、筒状本体に
当接する内側主面には成形剤が塗布されておら
ず、且つ、係止部材によつて筒状本体に係止せし
められている。
かかる構成の故、層状断熱吸音材の成形剤が塗
布されていない柔らかな内側主面が筒状本体の全
面に亘つて密着して大なる吸音効果を奏し得ると
共に、成形剤が塗布された硬い外側部分によつて
音の漏れをほぼ完全に遮断することが出来るので
ある。
また、層状断熱吸音材が排気管の外側に配設さ
れている故に激しい排気ガス流に曝されることが
なく、従来のように重いパンチングメタルを設け
ずとも層状断熱吸音材を形成する繊維の飛散が防
止され、しかも、層状断熱吸音材が排気ガスに含
まれる煤あるいはエンジンオイルなどにより目詰
りを起こすことも防止され、排気管全体としての
軽量化及びコスト低減と共に層状断熱吸音材の長
寿命化が達成されているのである。
更に、前述の如く層状断熱吸音材の外側面に成
形剤を塗布して硬化せしめた構成の故、上記繊維
の走行風による飛散の防止、並びに泥水等に対す
る排気管の保護が達成されると共に、該層状断熱
吸音材を係止部材によつて筒状本体に対して固定
するために必要な十分なる剛性を得ることが出来
るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は排気管の従来例を示す
図、第5図は本考案の第1実施例たる排気管を備
えた自動二輪車の正面図、第6図は該排気管の斜
視図、第7図は第6図における−断面図、第
8図aないしeは該排気管の構成要素である層状
断熱吸音材の製造工程を示す図である。 主要部分の符号の説明、11……排気管、12
……エンジン、14……筒状本体、15,16…
…層状断熱吸音材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関排気孔に連通し且つ最外側壁を形成する筒
    状本体の壁面に層状断熱吸音材を添設してなる排
    気管であつて、前記層状断熱吸音材がその一方の
    主面にのみ成形剤が塗布せられ且つ該成形剤の塗
    布されていない他方の主面が前記筒状本体の外壁
    面に当接せしめられ且つ係止部材により前記筒状
    本体に対して係止されていることを特徴とする排
    気管。
JP11616283U 1983-07-26 1983-07-26 内燃機関の排気管 Granted JPS6023208U (ja)

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JP11616283U JPS6023208U (ja) 1983-07-26 1983-07-26 内燃機関の排気管

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JPS6023208U JPS6023208U (ja) 1985-02-18
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EP3124444A1 (de) * 2015-07-28 2017-02-01 ISOLITE GmbH Endlosfaserformteil
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS588216A (ja) * 1981-07-08 1983-01-18 Sankei Giken Kogyo Kk 消音器用吸音体

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