JPH0326286Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0326286Y2 JPH0326286Y2 JP1984162204U JP16220484U JPH0326286Y2 JP H0326286 Y2 JPH0326286 Y2 JP H0326286Y2 JP 1984162204 U JP1984162204 U JP 1984162204U JP 16220484 U JP16220484 U JP 16220484U JP H0326286 Y2 JPH0326286 Y2 JP H0326286Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- skirt
- fiber reinforced
- reinforced material
- outer layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 13
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 13
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 12
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 10
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 7
- 229920000914 Metallic fiber Polymers 0.000 claims description 5
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 3
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 2
- 229920000049 Carbon (fiber) Polymers 0.000 description 1
- 239000004917 carbon fiber Substances 0.000 description 1
- 239000004918 carbon fiber reinforced polymer Substances 0.000 description 1
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 1
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 1
- 238000004512 die casting Methods 0.000 description 1
- VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N methane Chemical compound C VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、自動車等のエンジン部に用いる複
合ピストンに関する。
合ピストンに関する。
(従来技術)
従来、この種の複合ピストンとしては、例えば
実開昭57−68137号公報に記載のピストンが知ら
れている。
実開昭57−68137号公報に記載のピストンが知ら
れている。
すなわち、ピストンヘツド部を金属で形成する
一方、同ピストンのスカート部をFRPで形成し、
低騒音化の向上を図つたピストンである。
一方、同ピストンのスカート部をFRPで形成し、
低騒音化の向上を図つたピストンである。
しかし、ピストンヘツド部では特に高熱が発生
するのが常であり、反面ピストンのスカート部を
FRPで形成すると、このFRPの熱伝導率(0.24〜
0.28Kcal/m.h.℃)はアルミニウムのそれ
(165Kcal/m.h.℃)と比較して非常に低いので、
ピストンで発生した熱が逃げにくく、同ピストン
の冷却性に欠ける問題点があつた。
するのが常であり、反面ピストンのスカート部を
FRPで形成すると、このFRPの熱伝導率(0.24〜
0.28Kcal/m.h.℃)はアルミニウムのそれ
(165Kcal/m.h.℃)と比較して非常に低いので、
ピストンで発生した熱が逃げにくく、同ピストン
の冷却性に欠ける問題点があつた。
(考案の目的)
この考案は、ピストンの冷却効果の向上を図る
ことができる複合ピストンの提供を目的とする。
ことができる複合ピストンの提供を目的とする。
(考案の構成)
この考案は、前記FRP製のスカート部を内外
2層に分離し、外層部をカーボンやガラス等の非
金属繊維強化材で形成する一方、内層部を熱導率
の高い金属繊維強化材で形成した複合ピストンで
あることを特徴とする。
2層に分離し、外層部をカーボンやガラス等の非
金属繊維強化材で形成する一方、内層部を熱導率
の高い金属繊維強化材で形成した複合ピストンで
あることを特徴とする。
(考案の効果)
この考案によれば、スカート部の内層は熱伝導
率の高い金属繊維強化材(メタルフアイバ)で形
成したので、ピストンヘツドの熱が該金属繊維強
化材をその下方に伝熱し、この内表面において油
冷却されるので、ピストンの冷却効果の向上を図
ることができる。
率の高い金属繊維強化材(メタルフアイバ)で形
成したので、ピストンヘツドの熱が該金属繊維強
化材をその下方に伝熱し、この内表面において油
冷却されるので、ピストンの冷却効果の向上を図
ることができる。
それでいて、スカート部の外層はカーボンやガ
ラス等の非金属繊維強化材で形成しているので、
従来品同様、低騒音化の効果もある。
ラス等の非金属繊維強化材で形成しているので、
従来品同様、低騒音化の効果もある。
(実施例)
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
する。
図面は複合ピストンを示し、第1図において1
はアルミダイカスト等の金属によつて形成したピ
ストンヘツド部、2はこのヘツド部1に結合させ
たFRP製のスカート部で、このスカート部2は
同図からも明らかな如く外層部3と内層部4との
2層に分離している。
はアルミダイカスト等の金属によつて形成したピ
ストンヘツド部、2はこのヘツド部1に結合させ
たFRP製のスカート部で、このスカート部2は
同図からも明らかな如く外層部3と内層部4との
2層に分離している。
そして、前述の外層部3は非金属繊維強化材た
とえば遮音性、ダンピング性能の良好なCFRP
(カーボンフアイバ)で形成する一方、内層部4
は金属繊維強化材、つまり熱伝導率の高いメタル
フアイバ(アルミフアイバやCuフアイバなど)
で形成し、前述のスカート部2をハイブリツド2
重構造と成したものである。
とえば遮音性、ダンピング性能の良好なCFRP
(カーボンフアイバ)で形成する一方、内層部4
は金属繊維強化材、つまり熱伝導率の高いメタル
フアイバ(アルミフアイバやCuフアイバなど)
で形成し、前述のスカート部2をハイブリツド2
重構造と成したものである。
このハイブリツド2重構造のスカート部2をピ
ストンヘツド1に結合させる手段は、第2図に示
す如く、まず、2つのピストンヘツド1,1を対
向させ、これらのピストンヘツド1,1間に別部
材によつて形成したマンドレル5を介設し、この
マンドレル5の外周にメタルフアイバプリプレグ
シート6と、CFクロスプリプレグシート7とを
巻回するのであり、斯る巻回時には同図に矢印で
示す如くピストンヘツド1およびマンドレル5を
回転させて巻き付けるのである。
ストンヘツド1に結合させる手段は、第2図に示
す如く、まず、2つのピストンヘツド1,1を対
向させ、これらのピストンヘツド1,1間に別部
材によつて形成したマンドレル5を介設し、この
マンドレル5の外周にメタルフアイバプリプレグ
シート6と、CFクロスプリプレグシート7とを
巻回するのであり、斯る巻回時には同図に矢印で
示す如くピストンヘツド1およびマンドレル5を
回転させて巻き付けるのである。
このようにして、前述のマンドレル5の外周に
メタルフアイバプリプレグシート6と、CFクロ
スプリプレグシート7を巻回した後に、マンドレ
ル5の凹状の溝5aに沿つて各プリプレグシート
6,7を切断すると、ハイブリツド2重構造のス
カート部2を前述のピストンヘツド1に結合させ
たものを同時に2箇形成することができる。
メタルフアイバプリプレグシート6と、CFクロ
スプリプレグシート7を巻回した後に、マンドレ
ル5の凹状の溝5aに沿つて各プリプレグシート
6,7を切断すると、ハイブリツド2重構造のス
カート部2を前述のピストンヘツド1に結合させ
たものを同時に2箇形成することができる。
このように構成したピストンは、そのスカート
部2の内層部4を熱伝導率の高い金属繊維強化材
で形成しているので、ピストンヘツド1で発生し
た熱は、この内層部4を下方に伝達し、該内層部
4の内表面において例えばオイルジエツトピスト
ン冷却システムにより油冷却されるので、ピスト
ンの冷却効果の向上を図ることができる。
部2の内層部4を熱伝導率の高い金属繊維強化材
で形成しているので、ピストンヘツド1で発生し
た熱は、この内層部4を下方に伝達し、該内層部
4の内表面において例えばオイルジエツトピスト
ン冷却システムにより油冷却されるので、ピスト
ンの冷却効果の向上を図ることができる。
それでいてスカート部2の外層部3は非金属繊
維強化材で形成しているので、従来通り、遮音性
が良く、低騒音の面においても優れている。
維強化材で形成しているので、従来通り、遮音性
が良く、低騒音の面においても優れている。
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は複
合ピストンの半裁断面図、第2図はピストンヘツ
ドに対するスカート部の結合手段を示す斜視図で
ある。 1……ヘツド部、2……スカート部、3……外
層部、4……内層部。
合ピストンの半裁断面図、第2図はピストンヘツ
ドに対するスカート部の結合手段を示す斜視図で
ある。 1……ヘツド部、2……スカート部、3……外
層部、4……内層部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ヘツド部が金属製で、スカート部がFRP製の
複合ピストンであつて、 前記FRP製のスカート部を内外2層に分離し、
外層部を非金属繊維強化材で形成する一方、内層
部を熱伝導率の高い金属繊維強化材で形成した。 複合ピストン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984162204U JPH0326286Y2 (ja) | 1984-10-25 | 1984-10-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984162204U JPH0326286Y2 (ja) | 1984-10-25 | 1984-10-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6176146U JPS6176146U (ja) | 1986-05-22 |
JPH0326286Y2 true JPH0326286Y2 (ja) | 1991-06-06 |
Family
ID=30720091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984162204U Expired JPH0326286Y2 (ja) | 1984-10-25 | 1984-10-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0326286Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT511503B1 (de) * | 2011-06-07 | 2013-06-15 | Mahle Koenig Kommanditgesellschaft Gmbh & Co Kg | Kolben |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58191350U (ja) * | 1982-06-15 | 1983-12-19 | トヨタ自動車株式会社 | ピストン |
-
1984
- 1984-10-25 JP JP1984162204U patent/JPH0326286Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6176146U (ja) | 1986-05-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
GB2112700A (en) | Method of manufacturing continous fiber reinforced plastic rims | |
JPH0326286Y2 (ja) | ||
JPS6159819U (ja) | ||
JPH0144733Y2 (ja) | ||
JPH0359830U (ja) | ||
JPH04106100U (ja) | 断熱性飛しよう体 | |
JPS6132163Y2 (ja) | ||
JP2600666Y2 (ja) | 内燃機関のコンロッド | |
JPS6159824U (ja) | ||
JPS61241565A (ja) | シリンダライナ付きエンジン及びその製造方法 | |
JPH0666310A (ja) | 繊維強化プラスチック製駆動軸 | |
JP2546196Y2 (ja) | 超伝導コイル用クライオスタット | |
JPH075321Y2 (ja) | シリンダヘッドガスケット | |
JPS60122084U (ja) | 真空パイプ用フランジ継手構造 | |
JPS61103555U (ja) | ||
JPS59172900U (ja) | 極低温容器 | |
JPS61103625U (ja) | ||
JPS62224716A (ja) | 鍛造frmコネクテイングロツド | |
JPS59127916U (ja) | エンジンのコンロツド | |
JPS6192726U (ja) | ||
JPS6351140U (ja) | ||
JPS6148948U (ja) | ||
JPS61178050U (ja) | ||
JPS6034546U (ja) | エンジン用ピストン | |
JPS6266016U (ja) |