JPH0144575B2 - - Google Patents

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JPH0144575B2
JPH0144575B2 JP15331586A JP15331586A JPH0144575B2 JP H0144575 B2 JPH0144575 B2 JP H0144575B2 JP 15331586 A JP15331586 A JP 15331586A JP 15331586 A JP15331586 A JP 15331586A JP H0144575 B2 JPH0144575 B2 JP H0144575B2
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JP
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label
detection sensor
cassette
printing
inspection
Prior art date
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JP15331586A
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JPS6312439A (ja
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Takeshi Nagata
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Teraoka Seiko Co Ltd
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Teraoka Seiko Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6312439A publication Critical patent/JPS6312439A/ja
Publication of JPH0144575B2 publication Critical patent/JPH0144575B2/ja
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、各種商品に貼付されるラベルを印
字するラベルプリンタに係り、特に、ラベル検出
センサの感度検査を自動的に行うラベルプリンタ
の改良に関する。
[従来の技術] 近年、多品種の商品を大量に販売するスーパー
マーケツト等の発達により、各商品に最も適した
多種類のラベルを大量に発行するラベルプリンタ
が普及している。この種のラベルプリンタでは、
一般に、ラベルが貼着された台紙をロール状に巻
回した形のラベルロールをプリンタに装着し、ラ
ベルを順次移送して印字するようになつている。
従つて、ラベルの決まつた位置に印字するために
は、ラベル位置を検出するラベル検出センサが必
要となる。
上記ラベル検出センサとしては、発光素子と受
光素子とからなる光電センサが広く用いられてい
る。すなわち、発光素子と受光素子との間にラベ
ルを通過させると、ラベルの部分で受光量が減少
し、ラベルとラベルの間隔のところで受光量が増
加するから(なぜならば、この間隔部分は台紙の
みだから)、ラベルの先端または後端を容易に検
出できる。従つて、先端または後端から一定量移
送すれば、所定の印字位置にラベルを停止させる
ことができる。
しかるに、ラベル部分の受光量と間隔部分の受
光量とはラベルや台紙の紙の厚さによつて変化す
るため、受光素子の感度を調整して、最適の感度
で検出することが重要である。そこで本出願人
は、先に、特開昭60−123335号公報記載の提案を
行つた。これは、ラベルがセンサを通過するとき
の、受光素子の出力の最大値と最小値との差をと
り、この差が一定値より大きいときには、感度調
整良好と判断して、次の処理を行う一方、前記差
が前記一定値より小さいときには、感度調整要と
判断して手動による感度調整を要求するものであ
る。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、上述した従来のラベルプリンタで
は、ラベル検出センサを通過させたラベルを巻き
戻すことができなかつたために、感度検査の度に
新たなラベルをフイードしなければならず、しか
も一旦印字部を通過したラベルは印字しないで廃
棄せざるを得ないため、無駄になつていた。
この発明は、このような背景の下になされたも
ので、ラベル検出センサの感度検査時にフイード
したラベルを無駄にしないで済むラベルプリンタ
を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するためにこの発明は、印字
部の上流に配設したラベル検出センサの出力に基
づいて、印字部におけるラベルの位置制御を行う
ラベルプリンタにおいて、ラベルフイードを指示
する操作スイツチと、前記操作スイツチが操作さ
れたとき、少なくとも1枚のラベルの長さ以上、
ラベルをフイードする移送手段と、前記ラベルフ
イード中にラベル検出センサの出力を検査する検
査手段と、前記検査終了後ラベルを反対方向に移
送する戻し手段と、前記操作スイツチを操作する
以前に前記印字部に位置していたラベルが印字部
の所定位置まで戻されたとき前記戻し手段を停止
する制御手段と、前記検査結果を表示する表示手
段とを具備することを要旨とする。
また、前記制御手段は、前記検査手段による検
査が合格の場合には、前記ラベル検出センサの出
力に基づいて、前記ラベルが印字位置に位置した
ときに前記戻し手段を停止させる一方、不合格の
場合には、フイードした量と同量戻されたときに
前記戻し手段を停止させることを特徴とする。
[作用] 上記構成によれば、ラベル検出センサの感度検
査のためにフイードしたラベルは、検査終了後、
元の位置に戻される。これにより、ラベルが無駄
になるのを防止できる。
[実施例] 以下、図面を参照して、本発明の実施例を説明
する。
第1図〜第8図において、1はラベルプリンタ
本体、2はラベルプリンタ本体1を支持する台で
ある。ラベルプリンタ本体1の前面パネル3の上
部には、表示部5と操作部6とが設けられ、前面
パネル3の下部には、スイツチ部7が設けられて
いる。更に、前面パネル3の右下端部からは、台
紙8aに貼着されたラベル8が繰り出され、巻き
取りリール9に巻き取られるようになつている。
第2図は、上記表示部5、操作部6、およびス
イツチ部7の構成を示す正面図である。
まず、表示部5は、ラベル8に印字する各項目
を表示するもので、商品名や商品属性、または各
種メツセージを表示するエリア5aと、製造年月
日、商品の重量、販売年月日等を表示するエリア
5bと、商品番号と売単価を表示するエリア5c
と、便番号、ラベル種類等を表示するエリア5d
とからなつている。なお、各エリア5a〜5dは
液晶表示器から構成されている。
操作部6は、テンキーやフアンクシヨンキーか
らなるフラツトキーボード6aと、ラベルプリン
タの動作モードを切り替えるモード切替スイツチ
6bとから構成されている。なお、上記動作モー
ドとしては、ラベル発行モード、オンラインモー
ド、マスタ登録モード、および日付モードがあ
る。
スイツチ部7は、電源スイツチ7a、ラベルの
巻き戻しスイツチ7b、ラベルのフイードスイツ
チ7c、ラベル検出センサの感度調整用つまみ7
d、外部機器接続用のコネクタ7eから構成され
ている。
次に、第3図〜第8図により、ラベルプリンタ
本体1とカセツト30の主要部を説明する。
これらの図において、10は本体1に垂直に固
定された側板である。側板10の前面には、支持
板11の中央部および下部が重ね合わされて固定
されている(第6図)。また、支持板11の上部
は前方に段状に折り曲げられ、この部分にカセツ
ト取り付け板12が、側板10と平行に固定され
ている。
側板10と支持板11とが重なつた部分の、側
板10裏側にはステツピングモータ13が固定さ
れている。ステツピングモータ13の軸13a
は、支持板11の前方に突出し、突出した部分に
モータ側歯車14が被嵌されるとともに、軸13
aの先端は軸受け板15に取り付けられた軸受1
6にはめ込まれている(第3図)。なお、軸受け
板15は支持板11の前面にねじ止め固定されて
いる。また、ステツピングモータ13の軸13a
には、側板10の裏側で、プーリ17がはめ込ま
れ(第8図)、タイミングベルト18を駆動する
ようになつている。タイミングベルト18は、印
字部20のプラテンローラ21を回転駆動するも
ので、プーリ17とプーリ22との間に水平に張
られ、プーリ22と軸を共通にする歯車22a
と、プラテンローラ21と軸を共通にする歯車2
1aとを介してプラテンローラ21を回転駆動す
るものである。
プラテンローラ21の上方には、サーマルヘツ
ド23が対向配置され、これを下方に付勢するヘ
ツド押圧スプリング24によつて、プラテンロー
ラ21に押圧されている。そして、プラテンロー
ラ21とサーマルヘツド23との間を移送される
ラベル8に印字が行なわれる。このラベル8は、
カセツト30から繰り出され、上下の一対のガイ
ド板25a,25bからなるガイド板25の間を
案内されてプラテンローラ21に至り、このプラ
テンローラ21によつて外部に繰り出されるよう
になつている。また、ガイド板25の途中には、
発光素子26aと受光素子26bとからなるラベ
ル検出センサ26が設けられ、ラベル8を検出す
る。この検出は、台紙8aに一列に貼着された各
ラベル8の間隔位置では、受光量が増えること利
用して行う。
印字部20にはまた、ピン27aを中心に回動
するレバー27が設けられ、この上端を反時計方
向に回動すると、プラテンローラ21の支持部2
1aがピン21bを中心に下方へ回動し、サーマ
ルヘツド23からプラテンローラ21が離間し、
サーマルヘツド23の発熱体を掃除できるように
なつている。なお、上記支持部21aは、レバー
27の下端凹部に嵌合するピン21cによつて、
第3図または第4図の位置に止められる。また、
プラテンローラ21の前方上部にはカツタ28
が、サーマルヘツド23の下方にはガイド板29
が設けられている。
次に、第5図等を参照して、カセツト30につ
いて説明する。
カセツト30はラベルロールを収納するととも
に、ラベル8の先端を印字部20まで繰り出すも
のであり、底板30cを有する円形容器状の収納
部30aと、その下部に設けられた繰り出し部3
0bとから構成される。
収納部30aは、中央に取つ手31が取り付け
られた円形のカセツト蓋32に覆われている。こ
のカセツト蓋32を取り外すと、収納部30a中
心部に、底板30cから突出したラベルロールセ
ツト軸33が設けられ、この軸33にラベルロー
ルの中心孔をはめ込むと、ラベルロールが装着さ
れる。上記カセツト蓋32は、ラベルロールセツ
ト軸33の内方に突き出たロツクピン33aと、
取つ手31の先端に取り付けた固定板31a(第
6図)とが係合して固定される。また、ラベルロ
ールセツト軸33の後端面中心に、底板30cを
貫通してガイド孔42a′が設けられるとともに、
繰り出し部30bの近傍に、ガイド孔42b′が設
けられている。
繰り出し部30bは、繰り出しローラ35と、
これに押圧されるピンチローラ36と、繰り出さ
れたラベルを案内するガイド板37と、巻き戻し
ガイド板38とから構成されている。
繰り出しローラ35の軸後端部は、カセツト3
0の底板30cから後方に突き出し、この突き出
した部分には歯車35aが固定されている。歯車
35aは、カセツト30が本体1に装着されたと
きに、上述したモータ側歯車14に噛合する歯車
であり、これによつて繰り出しローラ35が回転
駆動される。一方、繰り出しローラ35の軸前端
部には、ローラ35を後方に付勢するコイルスプ
リング35bが被嵌されている。これは、カセツ
ト30を本体1に装着したときに、モータ側歯車
14と歯車35aとがかみ合わない場合でも、ス
テツピングモータ13が回転を開始したときに、
自動的にかみ合うようにするためのものである。
なお、繰り出しローラ35の前端には手動用のツ
マミ35cが取り付けられ、ラベル8を手動で繰
り出せるようになつている。また、歯車35aは
カバー35dによつて覆われている。
ピンチローラ36は、軸36aに回動自在に被
嵌され、軸36aの両端はコイルスプリング36
bによつて繰り出しローラ35の方向に付勢され
ている(第8図)。また、軸36aの軸受36c
は長孔状に形成され、ピンチローラ36が繰り出
しローラ35に当接したり、離間したりするよう
に構成されている。この理由は後で説明する。
繰り出しローラ35とピンチローラ36との間
を移送されたラベル8は、上下のガイド板37
a,37bからなるガイド板37に案内されて本
体1側のガイド板25に移送される。なお、上ガ
イド板37aの先端部にはカツタ37cが形成さ
れている。
巻き戻しガイド板38は、その下端部に設けら
れたヒンジにより開閉するもので(第4図は閉状
態、第5図cは開状態を示している)、ラベル8
が巻き戻されるときに、これが外方に逃げるのを
防止し、収納部30の内に収納する。
次に、第3図、第6図および第8図を参照し
て、カセツト30の装着部40について説明す
る。まず、支持板11には、2本の支持棒41,
41が立設され、前方へ突き出ている。同様にガ
イドロツト42bが歯車14の近傍に設けられ、
ガイドロツト42aはカセツト取り付け板12の
中心部に設けられている。そして、支持棒41,
41に支持させてカセツト30を本体側に押し込
むと、カセツト30のラベルロールセツト軸33
に設けられたガイド孔42a′がガイドロツト42
aに嵌合するとともに、ガイドロツト42bがガ
イド孔42b′に嵌合して、カセツト30を所定位
置に装着させる。この場合、ガイドロツト42b
を歯車14の近傍に設けてあるため、カセツト3
0を装着した際に、本体側歯車14とカセツト側
歯車35aとが確実にかみ合うようになつてい
る。また、カセツト30の底板30cとカセツト
取り付け板12との間は、4つのスペーサ43…
…によつて一定間隔に保たれる。更に、カセツト
30の脚30fは、カセツト取り付け板12に設
けられた逃げ孔44,44にはまりこむ。更に、
底板30cはマグネツト45,45に吸着され固
定される。なお、本実施例では、マグネツト4
5,45によつてカセツト30を固定するように
したが、さらにロツク機構を設け、レバーを作動
させないとカセツト30が外れないようにしても
よい。
次に、カセツト種類の判別機構について説明す
る。この判別は、カセツト30の底板30c上部
に固定された当て板50(第7図)を、カセツト
取り付け板12の上部折り曲げ部に固定された4
個のリミツトスイツチ51a〜51dによつて検
出して行う。ここで、リミツトスイツチ51a〜
51dは、当て板50を検出したときにオン、検
出しないときにオフとなるから、当て板50を適
当に配置することにより、カセツト30の装着の
有無と、15種類のカセツト30を検出できる。す
なわち、すべてのリミツトスイツチ51a〜51
dがオフのときには、カセツト30が装着されて
いないことを検知する一方、リミツトスイツチ5
1a〜51dがなす2進値(1〜15)により15種
類のラベル種類を収納したカセツト30を検知す
る。
次に、第9図〜第11図を参照して、本実施例
の電気的構成を説明する。
これらの図において、60はCPUである。
CPU60は、ROM61に格納されたプログラム
により、ラベル8の印字制御を行う。62は
RAMであり、CPU60のワークエリアや後述す
る各種レジスタ用のエリアを提供するもの、63
は外部機器との交信を行うための交信インターフ
エイスである。
印字制御部70は、プリンタインターフエイス
71を介してCPU60に接続されている。この
プリンタインターフエイス71には、ラベル種類
検出用のリミツトスイツチ51a〜51dの出力
信号と、ラベル検出センサ26の受光素子26b
の出力とが供給されている。また、プリンタイン
ターフエイス71からは、巻き取りリール9を駆
動する直流モータ72と、ステツピングモータ1
3とへ制御信号が送られるとともに、サーマルヘ
ツド23の駆動回路73へ駆動信号DPが、駆動
回路73の前段に接続されたシフトレジスタ74
に印字データDATAとクロツクCPとが供給され
ている。
駆動回路73は、アンドゲート群73aと、ド
ライバ回路73bとから構成され、サーマルヘツ
ド23の発熱体R1〜Rnを駆動し、ドツト印字
を行うようになつている。また、シフトレジスタ
74は、プリンタインターフエイス71を介して
CPU60から8ビツト単位で供給される印字デ
ータDATAをシフトして取り込み、アンドゲー
ト群73aに供給する。
次に、第11図を参照して、ROM61に格納
されたラベル種類テーブル80について説明す
る。
このテーブル80は、同図bに示すように、15
種類の各ラベル種類に対応して、ラベル8のギヤ
ツプ部分を含んだ進行方向の長さ(以下、単にラ
ベル長という)L1、ラベル8の前端から停止位
置Pまでの長さL2、ラベル8の後端から停止位
置Pまでの長さL3、ラベル検出センサ26の感
度調整時のラベルフイード長L4、サーマルヘツ
ド23とラベル検出センサ26との間に位置する
ラベル枚数Co(本実施例では、従来のようにラベ
ル8の前端を検出したときにラベルのカウントを
行うので、第11図の場合はCo=4)、および印
字フオーマツトナンバFを記憶している。なお、
長さL1〜L4はステツピングモータ13のパルス
数で記憶されている。
上記各データの内、長さL1、L2および枚数Co
は、カセツト30をラベルプリンタに装着した場
合の、ラベル頭出し処理および印字中の印字位置
制御に用いられるが、本願の内容と直接関係しな
いので説明は省略する。ここで、頭出し処理と
は、ラベル先端部を繰り出し、印字部20の印字
位置まで自動的に移送する処理である。
なお、上記ラベルフイード長L4は、各ラベル
種類に対し、少なくとも2枚のラベル、すなわ
ち、2回のギヤツプがラベル検出センサ26を通
過する大きさに設定されている。理論的には、1
枚のラベル、つまり、1回のギヤツプがセンサ2
6を通過すれば、センサ26の出力検査を行うこ
とができるが、本実施例では、センサ26の出力
感度検査処理をなるべく効率良く行うために、各
ラベル種類毎にラベルフイード長L4を設定する
ようになつている。
以上の構成において、ラベルロールがセツトさ
れたカセツト30を、装着部40に装着すると、
CPU60の制御によりステツピングモータ13
が正転駆動される。これにより、繰り出しローラ
35とプラテンローラ21とは、連動して回転駆
動され(第12図a参照)、繰り出しローラ35
がラベル8を繰り出す。そして、ラベル8は、同
図b,cに示すように、ガイド板25、ラベル検
出センサ26を通つて、プラテンローラ21とサ
ーマルヘツド23との間に移送された後、先頭ラ
ベル、あるいは、先頭ラベルが途中で切断されて
いた際には、2番目のラベルが所定の印字位置に
停止される。
この場合、プラテンローラ21によるラベル移
送速度は、繰り出しローラ35によるラベル移送
速度よりもやや大きくなつている。これにより、
繰り出しローラ35とプラテンローラ21との間
で、ラベル8が弛んだ状態になつた場合でも、自
然に張つた状態に戻すことができる。また、張り
すぎると、ピンチローラ36が繰り出しローラ3
5から離間する方向に逃げて、この張りを解消す
る。ピンチローラ36の軸36aの軸受36cが
長孔になつているのは、このためである。
一方、ステツピングモータ13を逆転すると、
プラテンローラ21と繰り出しローラ35とが、
同図dに示す方向に回転し、ラベル8を巻き戻
す。このとき、ガイド板38は、ラベル8が外方
(図の右方)に逃げるのを防止する。この巻き戻
しを用いることにより、カセツト30取り外し時
に、カセツト30と印字部20との間に位置する
ラベル8を無駄にしなくて済む。
次に、第13図および第14図を参照して、ラ
ベル検出センサ26の感度検査時の動作を説明す
る。
この動作は、カセツト30を装着し、ラベル8
が自動的に印字位置にセツトされた後に、フイー
ドスイツチ7cを操作することにより行なわれ
る。第13図において、ステツプSP1〜SP6は、
ラベル8を印字位置から更に前方に移送しなが
ら、ラベル検出センサ26の出力をチエツクし、
その最大値と最小値とを記憶する処理、ステツプ
SP7は前記最大値と最小値との差をとり、この差
が一定値以上ならばセンサ26の感度調整が良
好、一定値より小さければ感度調整不良とする判
断、ステツプSP8〜SP21は、感度調整良好の場
合、フイード開始時に印字部20に位置していた
ラベル8を印字位置に停止させる処理、ステツプ
SP22〜SP25は感度調整不良の際にラベル8をフ
イード前の元の位置に戻し、感度調整不良の表示
を行う処理である。
以下、これらの処理について詳述する。
なお、以下の説明において、PCはステツピン
グモータ13へ供給したパルス数をカウントする
パルスカウンタ、LCはラベル8を戻すときの枚
数(センサ26の出力が“H”レベルから“L”
レベルに変化した回数)をカウントするラベルカ
ウンタであり、いずれもRAM62上に確保され
ている。また、LCoは感度検査時のラベルフイー
ド枚数(センサ26の出力が“H”レベルから
“L”レベルに変化した回数)、PCoは予め定めた
定数、L3はラベル後端から印字位置までの長さ、
L4は感度検査時のフイード量である(第14図
参照)。
カセツト30が装着されると、CPU60の作
用により、カセツト30に収納されたラベル種類
が判断された後、ラベル8が印字位置まで自動的
にフイードされる。ここで、フイードスイツチ7
cを操作すると、ラベル検出センサ26の感度検
査処理が行なわれる。
まず、ステツプSP1において、CPU60は値
L4をパルスカウンタPCにセツトし、次いでステ
ツプSP2において、表示部5のエリア5aに「ラ
ベルフイード中」と表示する。これらの準備の
後、ラベル8を長さL4だけフイードする。すな
わち、ステツピングモータ13を1ステツプ前進
駆動する度に(ステツプSP3)、パルスカウンタ
PCの値を1ずつ減らし(ステツプSP4)、ラベル
検出センサ26の出力チエツクを行う(ステツプ
SP5)。このチエツクは、ラベル検出センサ26
の出力を調べ、その最大値と最小値と更新する処
理である。
こうして、第14図aに示すように、ラベル8
のフイードが終了すると(ステツプSP6)、ラベ
ル検出センサ26の出力が良好か否かをチエツク
する(ステツプSP7)。このチエツクは、彩大値
と最小値との差が一定の値以上の時に良好、そう
でないときに不良とするものであり、その詳細
は、上述した特開昭60−123335号公報に記載され
ている。
ラベル検出センサ26の感度調整が良好な場合
は、フイード開始時に印字部20に位置していた
ラベル、すなわち先頭ラベルを所定の印字位置ま
で戻すわけであるが、この場合動作を確実ならし
めるために、ラベル8を一旦前進させてラベル8
の前端を検出し(ステツプSP8〜SP9)、更に、
第14図bに示すように、このラベル8の先端か
らPCo進んだ部分まで前進させてから(ステツプ
SP10〜SP13)、後退させるようにしている。な
お、上記前進動作は、ステツプSP3〜SP6と同様
に行なわれる。
こうして、ラベル検出センサ26の位置に、ラ
ベル8の所定位置がきた後(第14図b参照)、
ステツピングモータ13を逆転駆動してラベル8
を後退させ、印字位置に移送する。なお、印字位
置にセツトされるラベル8とセンサ26が検出す
るラベル8とは、第14図cに示すように別のラ
ベルである。
ステツプSP14において、前進駆動時にフイー
ドしたラベル枚数LCoに1を足した数値をラベル
カウンタLCにセツトする。この数値が戻すべき
ラベル枚数となる。次に、ステツピングモータ1
3を1ステツプずつ逆転駆動し(ステツプ
SP15)、駆動する度にパルスカウンタPCに1を
加算する(ステツプSP16)。この間、ラベル8の
後退を検出する毎に(つまり、センサ26の出力
が“H”レベルから“L”レベルに変化する毎
に;ステツプSP18)、ラベルカウンタLCを1減
らすとともに、パルスカウンタPCをゼロにする
(ステツプSP19)。
こうして、戻すべき枚数ラベルを戻し(このと
きラベルカウンタLC=0)、かつ先頭のラベル8
が印字位置にきたときに(このときパルスカウン
タPC=L3)、ステツプSP17、20を経てステツプ
SP21に制御を移行し、表示部5のエリア5aに
「ラベル検出センサOK」と表示して処理を終了
する。第14図cは、このときのラベル位置を示
している。
一方、ステツプSP7において、ラベル検出セン
サ26の出力が不良の場合は、ラベル8をフイー
ドされた分だけ後退させて、印字位置に戻し(ス
テツプSP22〜SP24)、表示部5に「センサ検出
センサのボリユーム調整不良です」と表示して処
理を終了する。そして、作業者が感度調整用つま
み7dを操作して、ラベル検出センサ26の感度
調整を行つた後、フイードスイツチ7cを押す
と、再び上記の処理が繰り返される。
なお、本実施例では、ラベル検出センサ26に
よりラベル8の進行方向前端(センサ26の出力
が“H”レベルから“L”レベルに変化する点)
を検出するようにしたが、これとは逆に、進行方
向後端(センサ26の出力が“L”レベルから
“H”レベルに変化する点)を検出するようにし
てもよい。進行方向後端でラベル検出する場合
は、前述した自動頭出し処理において先頭のラベ
ル長さを測定する際に、先端と後端の両方をを検
出しなければならないが、ラベル切れを検出する
のは便利である。なぜならば、ラベル切れでなけ
れば、後端検出後、短い間隔を置いて次のラベル
がくる筈であり、そうでない場合は、ラベル切れ
であると直ちに判断できるからである。
また、本実施例では、リミツトスイツチによつ
てラベル種類を検出するようにしたが、ラベルの
長さやラベルに付されたマークを検出するなどし
て、検出することも可能である。
更に、上記実施例においては、検査結果が不合
格の場合、「ラベル検出センサのボリユーム調整
不良です」とのメツセージを表示するだけであつ
たが、センサ26の受光素子26bの出力の最大
値、最小値、およびこれらの差の大きさから、ボ
リユームを調整する方向およびその量を判断し、
ボリユーム調整用つまみ7dを回転する方向や、
回転量を併せて表示するようにしてもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明は、ラベル検出
センサの感度検査時にフイードしたラベルを、感
度終了後、元の位置に戻すようにしたので、ラベ
ルを無駄にしないで済む利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるラベルプリ
ンタの外観構成を示す斜視図、第2図は同ラベル
プリンタの表示部、操作部およびスイツチ部の構
成を示す正面図、第3図は同ラベルプリンタのカ
セツト30装着前の状態を示す側面図、第4図は
同ラベルプリンタのカセツト30装着前の状態を
示す側面図、第5図はカセツト30の構成を示す
図で、同図aは正面図、bは側面図、cは内部を
示す正面図、第6図〜第8図はカセツト30を装
着したときの状態を示す図で、第6図は側断面
図、第7図は平面図、第8図は平断面図、第9図
は同ラベルプリンタの電気的構成を示すブロツク
図、第10図は印字制御部70の構成を示すブロ
ツク図、第11図はラベル種類テーブルの構成と
各数値の意味を説明するための概念図、第12図
はラベルの繰り出しと巻き戻しとを説明するため
の図、第13図はラベル検出センサ26の感度検
査時の動作を説明するためのフローチヤート、第
14図は同動作を説明するための概略図である。 1……ラベルプリンタ本体、5……表示部、7
c……フイードスイツチ、8……ラベル、13…
…ステツピングモータ、20……印字部、21…
…プラテンローラ(移送手段、戻し手段)、26
……ラベル検出センサ、30……カセツト、35
……繰り出しローラ、40……装着部、60……
CPU(制御手段、検査手段)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 印字部の上流に配設したラベル検出センサの
    出力に基づいて、印字部におけるラベルの位置制
    御を行うラベルプリンタにおいて、ラベルフイー
    ドを指示する操作スイツチと、前記操作スイツチ
    が操作されたとき、少なくとも1枚のラベルの長
    さ以上、ラベルをフイードする移送手段と、前記
    ラベルフイード中にラベル検出センサの出力を検
    査する検査手段と、前記検査終了後ラベルを反対
    方向に移送する戻し手段と、前記操作スイツチを
    操作する以前に前記印字部に位置していたラベル
    が印字部の所定位置まで戻されたとき前記戻し手
    段を停止する制御手段と、前記検査結果を表示す
    る表示手段とを具備することを特徴とするラベル
    プリンタ。 2 前記制御手段は、前記検査手段による検査が
    合格の場合には、前記ラベル検出センサの出力に
    基づいて、前記ラベルが印字位置に位置したとき
    に前記戻し手段を停止させる一方、不合格の場合
    には、フイードした量と同量戻されたときに前記
    戻し手段を停止させることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載のラベルプリンタ。
JP15331586A 1986-06-30 1986-06-30 ラベルプリンタ Granted JPS6312439A (ja)

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JP15331586A JPS6312439A (ja) 1986-06-30 1986-06-30 ラベルプリンタ

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JPS6312439A JPS6312439A (ja) 1988-01-19
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JPH085225B2 (ja) * 1989-05-24 1996-01-24 株式会社テック ラベルプリンタ

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