JPH0144457Y2 - - Google Patents

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JPH0144457Y2
JPH0144457Y2 JP10599484U JP10599484U JPH0144457Y2 JP H0144457 Y2 JPH0144457 Y2 JP H0144457Y2 JP 10599484 U JP10599484 U JP 10599484U JP 10599484 U JP10599484 U JP 10599484U JP H0144457 Y2 JPH0144457 Y2 JP H0144457Y2
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JP
Japan
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lid
container body
container
microporous membrane
communication hole
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JP10599484U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、医療用器具を収納して滅菌状態を保
つための滅菌用包装容器に関するものである。
従来の技術 注射筒、注射針、輸血セツト、点滴セツト、チ
ユーブ類等の医療器具は、滅菌処理を施したう
え、滅菌状態を長く保つ必要がある。
従来、上記の如き医療器具の滅菌方法として、
エチレンオキサイドガス(EOG)法があるが、
この方法による滅菌処理のための包装袋として、
従来からプラスチツクフイルムの袋の一部分に開
き部を形成し、この開き部を微多孔膜テープで張
合せたものが知られている(実公昭55−51469号
公報参照)。
考案が解決しようとする問題点 従来から知られている上記のような包装袋にあ
つては、輸送中また被包装物が突起している場合
等、強度が低くて破損しやすく、また被包装物の
自動装填に適さないものである等の欠点を有して
いる。
そこで、本考案は、そのような従来のものの欠
点に鑑み、容器が一定の形状を保つて十分な強度
を有し、しかも自動装填にも適するうえ、収納物
の滅菌状態を長期間にわたつて維持することがで
きる滅菌用包装容器を提供することを目的とする
ものである。
問題点を解決するための手段 本考案は、上記目的を達成するため、その技術
的手段として次のように構成した。
一端を開口した容器本体とその開口端に嵌挿す
る蓋体とで構成され、容器本体と蓋体の嵌挿部あ
るいはその近傍には、外部との連通孔を形成し、
かつその連通孔を微多孔膜で覆うように容器本体
と蓋体を封緘してなることを特徴とする滅菌用包
装容器。
なお、外部との連通孔は、容器本体または蓋体
の嵌挿部に一部が外部に開口する溝を設けて形成
してもよい。
実施例 本考案の一実施例を図面について説明する。
1は容器本体、2は蓋体であつて、容器本体1
は一端を開口した形状のものであり、蓋体2は容
器本体1の開口端に嵌挿するものである。また、
上記容器本体1の嵌挿部3には溝3aが形成され
ており、この溝3aは嵌挿部より容器本体側に延
設して形成されている。そして、容器本体1に蓋
体2を嵌挿した状態において溝3aを介して外部
との連通孔4が形成されている。なお、外部との
連通孔4は第4図および第5図に示すように容器
本体1および蓋体2の嵌挿部3あるいはその近傍
に直にあけたものとしてもよい。第4図に示す包
装容器は、容器本体1の嵌挿部3の近傍に連通孔
4bを穿孔した実施例であり、第5図に示す包装
容器は、容器本体1の嵌挿部3に連通孔4cを穿
孔した実施例である。5は微多孔膜であつて、容
器本体1に蓋体2を嵌挿し、その連通孔4は微多
孔膜5によつて覆われており、同時に容器本体1
と蓋体2を封緘している。微多孔膜5は充分大き
い径の孔を有する有孔ポリエステルフイルム6と
積層されており、接着剤7を介して容器本体1と
蓋体2を封緘している。容器本体1内には医療器
具8が収納されている。
容器本体1および蓋体2は比較的硬質のプラス
チツク、例えば塩化ビニル、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、
ABS樹脂等の熱可塑性プラスチツクをブロー成
形することにより0.3〜3mmの肉厚で構成されて
いる。微多孔膜5は合成樹脂、あるいは紙に化学
的ないしは物理的処理を施したものである。微多
孔膜5の孔径は10-3〜102μm好ましくはEOG滅菌
の面から10-2〜101μmが適当であり、透気度が
1000/m2・分・気圧以上のものが好ましい。ま
た、微多孔膜5は単層または有孔ポリエステルフ
イルムなどの合成樹脂を積層した積層形のいずれ
であつてもよい。
以上のように構成された滅菌用包装容器は、外
部への連通孔4が微多孔膜5によつて覆われ、か
つ容器本体1と蓋体2が封緘されているが、微多
孔膜5はEOGを通し、雑菌は通さない。そこで、
容器内に医療器具あるいは乳首などの家庭用衛生
用品等を収納し、そのままEOGの雰囲気中にお
けば、内部の医療器具あるいは乳首などの家庭用
衛生用品等はEOGによつて滅菌された後、EOG
は微多孔膜5より外部に放出される。そして、一
旦滅菌されると、微多孔膜5は外部から雑菌を通
さないので、長くその状態が保たれる。
また、この滅菌用包装容器は十分な強度を有
し、容器は一定の形状を保つので、自動充填用と
しても適している。
考案の効果 本考案は、前記の如く構成したから、容器が一
定の形状を保つて十分な強度を有し、しかも自動
装填にも適するうえ、収納物の滅菌状態を長期間
にわたつて維持することができる滅菌用包装容器
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は全体の斜視図、第2図は容器本体の一部
の斜視図、第3図は第1図におけるA−A線拡大
断面図、第4図は他の実施例の容器本体の一部の
斜視図、第5図は他の実施例の一部破断斜視図で
ある。 1……容器本体、2……蓋体、3……嵌挿部、
3a……溝、4……連通孔、5……微多孔膜。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一端を開口した容器本体とその開口端に嵌挿
    する蓋体とで構成され、容器本体と蓋体の嵌挿
    部あるいはその近傍には、外部との連通孔を形
    成し、かつその連通孔を微多孔膜で覆うように
    容器本体と蓋体とを封緘してなることを特徴と
    する滅菌用包装容器。 (2) 容器本体または蓋体の嵌挿部に一部が外部に
    開口する溝を設けて外部との連通孔を形成した
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の滅菌用包装容器。 (3) 連通孔を覆う微多孔膜が、孔径10-3〜102μm
    であることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の滅菌用包装容器。
JP10599484U 1984-07-13 1984-07-13 滅菌用包装容器 Granted JPS6122771U (ja)

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JP10599484U JPS6122771U (ja) 1984-07-13 1984-07-13 滅菌用包装容器

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JP10599484U JPS6122771U (ja) 1984-07-13 1984-07-13 滅菌用包装容器

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Publication Number Publication Date
JPS6122771U JPS6122771U (ja) 1986-02-10
JPH0144457Y2 true JPH0144457Y2 (ja) 1989-12-22

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ID=30665294

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JP10599484U Granted JPS6122771U (ja) 1984-07-13 1984-07-13 滅菌用包装容器

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JP2001112857A (ja) * 1999-08-10 2001-04-24 Daito Kanaami Kk 医療備品用容器
EP3377415B1 (en) 2015-11-17 2020-08-05 Boston Scientific Scimed Inc. Package having an opening feature and method for opening a package
JP7225396B2 (ja) * 2019-06-11 2023-02-20 富士フイルム株式会社 マイクロニードルアレイユニット及び容器

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JPS6122771U (ja) 1986-02-10

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