JPH0143761Y2 - - Google Patents

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JPH0143761Y2
JPH0143761Y2 JP9015887U JP9015887U JPH0143761Y2 JP H0143761 Y2 JPH0143761 Y2 JP H0143761Y2 JP 9015887 U JP9015887 U JP 9015887U JP 9015887 U JP9015887 U JP 9015887U JP H0143761 Y2 JPH0143761 Y2 JP H0143761Y2
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distance
time difference
flashlight
ultrasonic
ultrasonic waves
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、暗闇中でも周囲の状況をより良く把
握することができ、特に、災害時などの悪条件下
でも安全器具として利用することができる超音波
距離計付懐中電灯に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、物の長さや距離を測るために、巻き尺や
物差しなどが使用されている。しかし、これらの
測距器では、測距器をあてることができないもの
や、手が届かないところまでの距離を測ることは
できない。
そこで、例えば特開昭61−286779号公報や、特
開昭61−286780号公報に開示されているように、
超音波を利用して非接触で距離を測定することの
できる超音波距離計が提案されている。
一方、暗闇中で周囲の状況を把握するために
は、電池によつて照明を行う携帯可能な懐中電灯
が用いられていた。近年では、ペンサイズの小さ
なものや、サーチライトのような照度の高いもの
など、様々なものが使用されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、懐中電灯では限られた狭い範囲を照
明することしかできないので、視野が狭くなる。
しかも、電力源である電池の容量は限られている
ために、あまり光量を大きくすることはできな
い。
それゆえに、従来の懐中電灯では、距離感がに
ぶり正確に周囲の状況を把握することが困難であ
るという問題点を有していた。
また、雨や霧、煙などによつて視界が妨げられ
ているときには、懐中電灯で照らしても何ら用を
成さないために、安全に歩行したり作業したりす
ることができないという問題点も有していた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る超音波距離計付懐中電灯は、上記
の問題点を解決するために、電池から供給される
電力によつて照明を行う携帯可能な懐中電灯にお
いて、超音波を送出する送出手段と、送出された
超音波が物体によつて反射された反射波を受信す
る受信手段と、超音波が送出されてから受信され
るまでの時間差を検出する時間差検出手段と、こ
の時間差検出手段により検出された時間差にもと
づいて物体までの距離を算出する演算手段と、演
算手段により算出された距離を表示する距離表示
手段と、上記演算手段によつて算出された距離が
所定の値以下になつたことを報知する報知手段と
を備えたことを特徴としている。
〔作用〕
上記の構成により、暗闇中で距離感がにぶくな
つているときでも、障害物等までの距離を正確に
検知することができ、また、光が充分にあたつて
いないところでも周囲の状況を容易に把握するこ
とができる。
さらに、雨や霧、煙などによつて視界が妨げら
れ、懐中電灯で照らしても何ら用を成さないとき
でも、距離計に加えて報知手段の作動により、障
害物等の存在を容易に知ることができるので、安
全に歩行したり作業したりすることができる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図ないし第6図に基づ
いて説明すれば、以下の通りである。
超音波距離計付懐中電灯1は、第1図ないし第
4図に示すように、懐中電灯部2と、懐中電灯部
2の上方に位置する距離計部3とから成つてい
る。
懐中電灯部2の前部2aには中央部に電球4を
備えた反射鏡5が設けられている。電球4および
反射鏡5は懐中電灯部2の前端部2bに設けられ
たガラスレンズ6によつて保護されるようになつ
ている。懐中電灯部2の後部2cは、略角型の断
面形状を有し、内部に電池7……が収納されるよ
うになつている。
一方、懐中電灯部2の上方に設けられる距離計
部3には、前部3aに形成されたホーン11の奥
に超音波発振子12が設けられている。距離計部
3の上部3bには、測定された距離が所定の値以
下になつたことを報知する報知手段である圧電ブ
ザー26と、測定された距離を表示する距離表示
手段である距離デイスプレイ13と、距離計スイ
ツチ14と、ランプスイツチ15とが設けられて
いる。
距離計部3の後部3cと懐中電灯部2の後端部
2dとは、アーム16によつて連結され、アーム
16によつて超音波距離計付懐中電灯1を保持す
ることができるようになつている。
上記距離計部3の内部に収容される距離計21
は、例えば第5図に示すような構成を成してい
る。
超音波発振子12には、周期的に送信信号を発
する送信回路22と、超音波が受信されたことを
検出する受信回路23とが接続されている。上記
超音波発振子12と送信回路22とによつて超音
波を送出する送出手段が構成される一方、超音波
発振子12と受信回路23とにより、送出された
超音波が物体によつて反射された反射波を受信す
る受信手段が構成されている。
受信回路23には、超音波が送出されてから受
信されるまでの時間差を検出する時間差検出手段
である比較回路24が接続され、比較回路24に
は、マイクロコンピユータ25のタイミングコン
トロール部25aと、比較回路24により検出さ
れた時間差にもとづいて物体までの距離を算出す
る演算手段であるデータ処理部25bとが接続さ
れている。
マイクロコンピユータ25のタイミングコント
ロール部25aには、また、上記送信回路22が
接続される一方、データ処理部25bには、距離
デイスプレイ13と、圧電ブザー26とが接続さ
れている。
上記の構成において、ランプスイツチ15が操
作されると、電池7から電球4に電流が流れて電
球4が点灯し、第6図に示すように、ガラスレン
ズ6を介して出射される光31によつて照明が行
われる。そこで、光31が出射された方向に障害
物32があると、操作者33は肉眼33aで障害
物32の存在を確認することができる。
一方、距離計スイツチ14を操作すると、距離
計21が作動する。
まず、送信回路22が周期的に送信信号を発
し、超音波発振子12は超音波34を送出する。
送出された超音波34は、障害物32にあたると
反射して超音波発振子12に受信され、受信信号
が受信回路23に送られる。
比較回路24には、送信回路22が送信信号を
発すると同時に出力される送信タイミング信号が
マイクロコンピユータ25のタイミングコントロ
ール部25aを介して入力されるとともに、受信
回路23が受信信号を受けたときに発する受信タ
イミング信号が入力される。
そこで、比較回路24は送信タイミング信号が
入力されてから受信タイミング信号が入力される
までの時間、つまり、超音波34が超音波発振子
12と障害物32との間を往復する時間(以下伝
播時間と称する)を検出し、時間差信号をマイク
ロコンピユータ25のデータ処理部25bに出力
する。
データ処理部25bでは、上記伝播時間と、超
音波の伝播速度(20℃の空気中で343.7m/s)
とから障害物32までの距離が算出され、距離デ
イプレイ13によつて表示される。そこで、操作
者33は肉眼33aで障害物32までの距離を知
ることができる。
また、データ処理部25bによつて算出された
障害物32までの距離が、あらかじめ設定された
値よりも小さいときには、圧電ブザー26が鳴
り、操作者33は、障害物が肉眼33aで確認で
きなかつたときでも、耳33bで障害物32が近
くにあることを知ることができる。
このようにして、暗闇中で距離感がにぶくなつ
ているときでも、距離デイスプレイ13によつて
障害物32等までの距離を正確に知ることができ
る。また、雨や霧、煙などによつて視界が妨げら
れ、ガラスレンズ6を介して出射される光31だ
けでは、障害物32等を確認することが困難なと
きでも、距離デイスプレイ13や圧電ブザー26
によつて容易に周囲の状況を把握することができ
る。
したがつて、例えば、災害時などの悪条件下で
安全器具としても利用することができる。
なお、上記距離デイスプレイ13は、暗いとこ
ろでも視認することができるように、発光素子を
用いたものや、透過型の液晶を用いて電球4が発
する光を一部を裏から当てるようにしたものなど
が好ましいが、これらに限定されるものではな
い。
また、超音波発振子12は、雨天時でも使用す
ることができるようにするためには、防滴型のも
のを用いることが望ましく、例えば圧電素子を利
用したものなどが適しているが、やはり、これに
限るものではない。
さらに、本実施例においては超音波の送出手段
と受信手段とで超音波発振子12を兼用している
が、これはそれぞれ独立に設けてもよい。また、
超音波発振子12の向きは前方に固定せず、左右
方向の距離を測定することができるようにしても
よい。
一方、懐中電灯部2の作動と距離計部3の作動
とは独立のものとせずに、連動するようにしても
よい。
例えば第7図に示すように、距離計21で測定
された距離に基づいて、電球4で発する光量を調
節する光量調節部36を設けてもよい。この場
合、光量調節部36によつて、距離計21で測定
された距離が大きいときには、電球4が明るく点
灯するようにする。そして、距離計21で測定さ
れた距離が小さいときには、電球4が発する光量
に対して照度が大きくなるので、光量を制限して
電池7の消耗を小さく抑えることができる。
〔考案の効果〕
本考案に係る超音波距離計付懐中電灯は、以上
のように、電池から供給される電力によつて照明
を行う携帯可能な懐中電灯において、超音波を送
出する送出手段と、送出された超音波が物体によ
つて反射された反射波を受信する受信手段と、超
音波が送出されてから受信されるまでの時間差を
検出する時間差検出手段と、この時間差検出手段
により検出された時間差にもとづいて物体までの
距離を算出する演算手段と、演算手段により算出
された距離を表示する距離表示手段と、上記演算
手段によつて算出された距離が所定の値以下にな
つたことを報知する報知手段とを備えた構成であ
る。
これにより、暗闇中で距離感がにぶくなつてい
るときでも、障害物等までの距離を正確に検知す
ることができ、また、光が充分にあたつていない
ところでも周囲の状況を容易に把握することがで
きる。
さらに、雨や霧、煙などによつて視界が妨げら
れ、懐中電灯で照らしても何ら用を成さないとき
でも、距離計と報知手段との作動によつて障害物
等の存在を容易に知ることができるので、安全に
歩行したり作業したりすることができるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本考案の一実施例を示す
ものであつて、第1図は全体の構成を示す斜視
図、第2図は同正面図、第3図は同側面図、第4
図は同平面図、第5図は距離計の構成を示すブロ
ツク図、第6図は使用例を示す説明図、第7図は
本考案の他の実施例を示すブロツク図である。 4は電球、7は電池、12は超音波発振子(送
出手段、受信手段)、13は距離デイスプレイ
(距離表示手段)、14は距離計スイツチ、15は
ランプスイツチ、22は送信回路(送出手段)、
23は受信回路(受信手段)、24は比較回路
(時間差検出手段)、25bはデータ処理部(演算
手段)、26は圧電ブザー(報知手段)、31は
光、32は障害物(物体)、34は超音波である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電池から供給される電力によつて照明を行う携
    帯可能な懐中電灯において、超音波を送出する送
    出手段と、送出された超音波が物体によつて反射
    された反射波を受信する受信手段と、超音波が送
    出されてから受信されるまでの時間差を検出する
    時間差検出手段と、この時間差検出手段により検
    出された時間差にもとづいて物体までの距離を算
    出する演算手段と、演算手段により算出された距
    離を表示する距離表示手段と、上記演算手段によ
    つて算出された距離が所定の値以下になつたこと
    を報知する報知手段とを備えたことを特徴とする
    超音波距離計付懐中電灯。
JP9015887U 1987-06-10 1987-06-10 Expired JPH0143761Y2 (ja)

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JP9015887U JPH0143761Y2 (ja) 1987-06-10 1987-06-10

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JP9015887U JPH0143761Y2 (ja) 1987-06-10 1987-06-10

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JPS63198102U JPS63198102U (ja) 1988-12-20
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JP9015887U Expired JPH0143761Y2 (ja) 1987-06-10 1987-06-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4039075B2 (ja) * 2002-02-18 2008-01-30 日本電気株式会社 前方障害物検出機能付き携帯情報端末
JP2010237041A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Yamaha Corp 形状算出装置

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