JPH0143758Y2 - - Google Patents

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JPH0143758Y2
JPH0143758Y2 JP2341982U JP2341982U JPH0143758Y2 JP H0143758 Y2 JPH0143758 Y2 JP H0143758Y2 JP 2341982 U JP2341982 U JP 2341982U JP 2341982 U JP2341982 U JP 2341982U JP H0143758 Y2 JPH0143758 Y2 JP H0143758Y2
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JP
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diaphragm
case
armature
rectangular
outer edge
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JP2341982U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電気式警音器に係り、特に、自動車等
車両に搭載するのに好適な外観が長方形状の電気
式警音器に関する。
最近、自動車外観の斬新化のため、自動車付属
機器の正面外観形状を長方形状にデザインする傾
向が顕著になつており、電気式警音器の分野にお
いても長方形状の正面外観を有するものが要望さ
れている。
従来のこの種の電気式警音器は外縁部をケース
に拘束されたダイヤフラムの中心にアーマチユア
を固定し、このアーマチユアを電磁石で高速に往
復動させることによりダイヤフラムを振動させて
警音を発生するように構成されている。この構造
において、ダイヤフラムはその振動がアーマチユ
アを中心に全周で均等に形成されるようにするた
め円形の薄板に形成される。したがつて、従来の
電気式警音器はその外観正面形状が円形またはこ
れに近似する正多角形に制限されてしまつている
のが現状である。
従来から、長方形状の電気式警音器を製造する
場合、第1に、従来の円形の電気式警音器を外観
形状を長方形状に形成した容器内に収容する方
法、第2に、第1図に示すように、ダイヤフラム
aを長方形の薄板に形成し、このダイヤフラムa
の外縁部を長方形箱体をなすケースbおよびカバ
ーcで拘束するようにした従来の円形の電気式警
音器の形状だけを長方形に変更して製造する方
法、が考えられていた。
しかしながら、第1の方法にあつては、警音器
本来の機能には不必要な容器の分だけコストが高
くなるという欠点があり、第2の方法にあつて
は、第1図に点線で示すように、有効振動域が小
さくなるため、ダイヤフラムの振動膜としての利
用率が悪くなり、音量が小さくなつたり、音色が
悪くなつたりする等の欠点がある。
本考案の目的は、このような欠点を解消し、本
来の機能に不必要な部品を要せず、ダイヤフラム
の振動膜としての利用率が良好な長方形外観形状
を有する電気式警音器を提供するにある。
本考案は、前記目的を達成するため、長方形の
ダイヤフラムの一対の長辺を自由端状態、すなわ
ち、長辺部分がケースに拘束にされない解放状態
とすることによりダイヤフラムの有効振動域を大
きく確保するようにしたものである。
以下図面に即して本考案の実施例を説明する。
第2図および第3図は本考案の一実施例を示す
ものであり、この長方形の外観形状を有する電気
式警音器は正面が長方形に開口したほぼ長方形の
偏平な中空箱体をなすケース1を備えている。ケ
ース1は金属製薄板を用いてプレス加工により一
体形成され、ケース1の開口部縁辺にはほぼ長方
形の枠板をなすフランジ部1aが開口面と同一面
になるように突設されており、フランジ部1aの
長辺および短辺にはねじ孔1bが2個づつ形成さ
れている。ケース1の背面閉塞壁には電磁石収容
室部1cが背面を閉塞し正面を開口したほぼ円筒
形状に一体的に突設され、この収容室部1cには
コイルをボビンに巻装してなる電磁石2が収容さ
れており、この電磁石2は収容室部1cの開口面
に横断架橋してリベツト止めまたはねじ止め等さ
れた固定板3により据付けられている。電磁石コ
イルの両端はケース1に固着された端子部材4
a,4bにそれぞれ接続され、一方の端子部材4
aには可動接点部材5aと固定接点部材5bとの
一端が互に絶縁して固定されている。両部材5a
と5bとの自由端部には可動接点と固定接点とが
可動接点部材5aの弾性力により常時押接して閉
成するように設けられ、両接点がコイルに直列に
なるように配線されている。常時閉の接点を経て
コイルに通電し電磁石2が励磁すると、後記する
アーマチユア13が吸引されアーマチユア13に
結合しているインシユレータ14が可動接点部材
5aを開成する。同時に、電磁石2が消磁し、可
動接点部材5aが弾性力により復元して両接点が
閉成しコイルに通電する。このようにして電磁石
2は自動的に励消磁を交互に繰返す。電磁石2の
ボビンの中心には鉄心6がケースの収容室部1c
の背面壁に螺入され、この鉄心6には自動車車体
にこの警音器を取付けるための取付板7がナツト
8を螺着して締付することにより固着されてい
る。
前記ケース1のフランジ部1aの表面には同形
状の枠板をなすガスケツト9が当接され、このガ
スケツト9の前記ケースねじ孔1bに対応する位
置には小孔9aがそれぞれ穿設されている。ケー
ス1の開口内には同形状のほぼ皿状をなすインナ
ケース10が嵌装され、インナケース10の外縁
部をなすフランジ部10aはガスケツト9の表面
に当接する。インナケースのフランジ部10aに
もガスケツト9と同様に複数の小孔10bが穿設
されており、インナケース10の中心には周囲に
立上り壁部10dを有する窓孔10cが形成され
ている。立上り壁部10dには発泡ウレタン等弾
性材料から環帯状に一体成形された防水環11が
外嵌され、この防水環はインナケースからケース
1内への浸水を防止するとともにダンパの作用を
発揮するようになつている。
この電気式警音器において、ダイヤフラム12
は鋼製薄板等強弾性薄板材料を用いプレス加工等
により、ケース1のフランジ部1aと等しい外縁
形状を持つほぼ長方形の薄板体に一体成形され、
フランジ部1aのねじ孔1bに対応する位置には
小孔12aが穿設されており、中心位置にはアー
マチユア取付孔12bが穿設されている。ダイヤ
フラム12の両長辺の外縁部には一対のスリツト
12c,12cがそれぞれの外縁と平行に、かつ
両短辺付近まで切設されており、ダイヤフラム1
2の両スリツトよりも両側の部分は小孔12aの
穿設された外縁部から切離されて自由な状態にな
つている。
アーマチユア13は大径部13aと小径部13
bとからなる2段円柱形状に形成され、小径部1
3bの先端部には雄ねじ13cが形成されてい
る。アーマチユアの小径部13bにはドーナツ形
状のインシユレータ14および適数枚のスペーサ
15とほぼ長方形板状の当て金16とが外挿され
ており、この状態で、アーマチユアの小径部13
bは前記ダイヤフラム12の取付孔12bに背面
側から挿通される。ダイヤフラム12の正面から
突出した小径部13bにはワツシヤ17および当
て金18を介してレゾネータ19が外挿され、さ
らにレゾネータ19の正面側に突出する雄ねじ1
3cにワツシヤ17を介してナツト20を螺合締
付され、この締付によりアーマチユア13および
この付属部品群はダイヤフラム12に固定され
る。前記レゾネータ19はダイヤフラム12のス
リツト12cの長さよりも若干小さい直径を有す
る円板の2カ所を一対の弦においてそれぞれ切欠
いてなるほぼ小判形状に形成され、その平行辺1
9a,19a間の寸法は前記スリツト12c,1
2c間の寸法とほぼ等しくなつている。レゾネー
タ19の中央部はダイヤフラム12の方向へコー
ン状に膨出されてなるコーン部19bに形成さ
れ、コーン部19bの中心に穿設された挿通孔1
9cに前記アーマチユアの小径部13bが挿通さ
れる。アーマチユア13に締結された状態でレゾ
ネータ19は平行辺19aをダイヤフラムのスリ
ツト12cに平行となるように位置決めされる。
アーマチユア13等を固定した状態で、ダイヤ
フラム12は前記インナケース10の前面に当接
され、その外縁部の各小孔12aをインナケース
のフランジ部10aの各小孔10bにそれぞれ合
致される。このとき、ダイヤフラム12の背面に
位置したアーマチユア13の後部はインナケース
10の後方へその窓孔10cから挿入され、アー
マチユア13の大径部13aは前記電磁石固定板
3の窓孔3aを挿通して前記鉄心6の端面に若干
の間隔をおいて対向する。かつ、アーマチユア1
3のインシユレータ14は可動接点部材5aの自
由端部に対向する。また、ダイヤフラム12の背
面は前記防水環11の一端面に当接し、防水環1
1はダイヤフラム12のインナケース10への当
接によりこのケース10との間で圧縮変形して両
壁面に密着する。
このような状態で、ダイヤフラム12の外縁部
にはこれと同形状の長方形の枠板からなるカバー
21が当接される。カバー21の外縁には立上り
壁部21aがダイヤフラム12の方向へ折曲して
形成され、この立上り壁部21aはダイヤフラム
12、インナケース10、ガスケツト9、ケース
1の外周面に嵌合し外部から位置決めする。カバ
ー21にも複数の小孔21bが穿設され、各小孔
21bはダイヤフラム12の外縁部における小孔
12aにそれぞれ合致する。この状態で、カバー
21の正面側からビス22を各小孔21b,12
a,10bおよび9aに挿入してケースのねじ孔
1bにねじ込むと、カバー21、ダイヤフラム1
2、インナケース10、ガスケツト9、ケース1
は一体的に締結される。この締結状態において、
ダイヤフラム12のスリツト12c,12cはカ
バー21の内縁辺から内側に位置しており、した
がつて、ダイヤフラム12のスリツト12c,1
2c間の内側部分における長辺は不拘束の自由端
状態になつている。
次に作用効果を説明する。
前述したように、電磁石2が励消磁を繰返す
と、鉄心6に対向したアーマチユア13は軸心方
向に往復動を繰返す。すなわち、アーマチユア1
3は励磁により吸引されて往動し、消磁において
ダイヤフラム12の弾性復元力により復動する。
このアーマチユア13の高速の往復動に伴つてダ
イヤフラム12は振動し、この振動によりレゾネ
ータ19が共鳴して警音を発生する。このとき、
ダイヤフラム12の長辺はスリツト12c,12
cを切設されたことにより自由動可能な状態にな
つているため、第3図に点線で示すように、アー
マチユア13の往復動による振動は中心から外縁
に渡つて均等に形成され、ダイヤフラム12はス
リツトと短辺の拘束外縁部との内側全域一ぱいで
振動する。したがつて、ダイヤフラム12の振動
膜としての利用率が十分に確保され、所期の音
量、音色が発生される。
前述するように、ダイヤフラム12のスリツト
12cの内側域は自由端状態になつているが、ス
リツト12cの外側の外縁部はインナケース10
のフランジ部10aとカバー21との間でビス2
2の締付により拘束されているため、ダイヤフラ
ム12は確実に拘束されるとともに、当該外縁部
の挾み込みにより、フランジ部10aとカバー2
1との間に隙間が発生することを回避でき、隙間
の発生による浸水を未然に防止することができ
る。
なお、前記実施例では、長方形板状のダイヤフ
ラムの長辺の外縁部にスリツトをそれぞれ切設し
て、長辺外縁部を自由端状態とした場合につき説
明したが、ダイヤフラムの短辺のみをケースにそ
れぞれ拘束し、長辺は不拘束として自由端状態と
してもよい。すなわち、第3図に想像線により示
されているダイヤフラム12Aのように、短辺方
向の幅を狭くするとともに、その両方の短辺部分
にのみ小孔12aをそれぞれ穿設し、その両方の
長辺部分はそれに小孔12aを設けずに、拘束さ
れない解放状態に形成してもよい。この場合、ケ
ースの短辺と長辺とでダイヤフラムの肉厚に相当
する段差が発生するので、この段差に対する対
策、例えばケースにダイヤフラムの短辺外縁部を
嵌合する凹所を形成する等、が必要となろう。本
考案にかかる電気式警音器は自動車に搭載する場
合に限らないが、部品増の抑制による大重量化の
防止、浸水防止構造等の観点から自動車搭載用と
して好適である。
以上説明したように、本考案によれば、長方形
に形成されたダイヤフラムにおける両方の長辺部
分を自由端状態とした構造であるから、ダイヤフ
ラムの有効振動域を大きく確保してその振動膜と
しての利用率を高めることができ、本来の機能に
不必要な部品を使用することなく長方形外観を有
する電気式警音器を安価に市場に提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す分解斜視図、第2図A,
Bは本考案の一実施例を示す縦断面図および横断
面図、第3図は第2図の分解斜視図である。 1……ケース、1a……フランジ部、1b……
ねじ孔、2……電磁石、5a,5b……接点部
材、6……鉄心、9……ガスケツト、9a,10
b,12a,21b……小孔、10……インナケ
ース、10a……フランジ部、11……防水環、
12,12A……ダイヤフラム、12c……スリ
ツト、13……アーマチユア、14……インシユ
レータ、19……レゾネータ、20……ナツト、
21……カバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ケースに支持されているダイヤフラムと、こ
    のダイヤフラムの中心に固定されているアーマ
    チユアとを備えており、このアーマチユアが電
    磁石により往復動されることにより、前記ダイ
    ヤフラムが振動されるように構成されている電
    気式警音器において、前記ダイヤフラムが長方
    形の薄板形状に形成されているとともに、この
    ダイヤフラムは両方の長辺が自由端状態になる
    ように構成されていることを特徴とする電気式
    警音器。 2 前記ダイヤフラムは両辺の長辺にスリツトを
    外縁に沿つてそれぞれ切設されていることを特
    徴する実用新案登録請求の範囲第1項記載の電
    気式警音器。 3 前記ダイヤフラムは両辺の短辺においてのみ
    ケースに拘束されていることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の電気式警音
    器。
JP2341982U 1982-02-20 1982-02-20 電気式警音器 Granted JPS58126498U (ja)

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JP2341982U JPS58126498U (ja) 1982-02-20 1982-02-20 電気式警音器

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JPS58126498U JPS58126498U (ja) 1983-08-27
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