JPH0143155B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は圧縮機において、ポンプチヤンバー
と連通する吸入通路及び吐出通路を備えポンプチ
ヤンバーと組合せて用いられる弁板に、関するも
のである。

この発明は、本願出願人の出願に係る特願昭54
―163955号（特開昭55―97572号）に開示されて
いるタイプのデイスク状の軽量なバルブと共に利
用するのに、特に好適している。後述する実施例
に設けられた弁板は、上記した特願昭54―163955
号（特開昭55―97572号）に開示の弁板を改良し
たものとなつている。

弁板及びシリンダヘツドの集合体は、一定のバ
ルブ配列においてはその形態ないし形状が比較的
複雑となり、そのため製造が極く高価につき、ま
た時には組立てが高価につく。

例えば上記した特願昭54―163955号（特開昭55
―97572号）に開示の装置では、弁板の吐出通路
を截頭円錐状のものとして該吐出通路の周端面を
対応する形状の弁座に形成しているが、精密に形
成すべき弁座面を大寸法の弁板に加工形成するこ
とは必らずしも容易でなく、また截頭円錐状の吐
出通路は弁板に設けるべき他のガス通路である吸
入通路の形成に対し制約を与えて該吸入通路の形
状を複雑とする。上記出願の第５図及び第６，７
図にはそれぞれ、弁板の内面（下面）に環状の凹
み部を形成し、この凹み部内に位置決めして挿入
して弁板に取付ける挿入物により凹み部内に吸入
通路を区画形成する構造が開示されているが、截
頭円錐状の吐出通路は弁板自体に形成されてい
る。そして本構造は吸入通路の形成は容易とする
も、挿入物が弁板の内面側に配置されている点で
組立て上に難がある。

そしてこのような問題点は複数個のポンプチヤ
ンバーを備える多筒型の圧縮機に用いられる大寸
法の弁板であると、倍加される。

この発明の主たる目的とするころは、各ポンプ
チヤンバー用の同心的な吸入通路及び吐出通路を
有する単筒型及び多筒型の圧縮機に用いるのに好
適な弁板であつて、構造が比較的単純で安価に製
作でき、組立てが容易であり、作用が確実である
圧縮機用の弁板を、提供するにある。

この発明は圧縮機のポンプチヤンバー用の弁板
に係り、同弁板は添付図に例示するように、 平坦な底面８２と周縁部に位置する連続した隆
起部８４とを有する比較的扁平な本体８０であつ
て、上記隆起部８４の上面が上記底面８２に平行
する平面上に位置するように形成された本体８０
と、 単一のポンプチヤンバーに対しガスを出入りさ
せ得るように上記本体８０を貫通させてある少な
くとも１個のガス流通開口８６と、 上記した本体隆起部８４の上面と実質的に同一
の平面上に位置する上面を有し上記本体８０に取
付けて設けられている、上記各ガス流通開口８６
用の各別の挿入物８８であつて、上記ガス流通開
口８６内へ突出する下方向き且つ放射方向内向き
の環状壁９０を備え該壁９０によつて上記ガス流
通開口８６中に環状の吸入通路２２及びそれと同
心的な中心部の吐出通路２０を区画形成する挿入
物８８と、 上記した本体隆起部８４の上面及び上記した挿
入物８８の上面にそれぞれ重ね合せて固定設置さ
れ上記した吸入通路２２と吐出通路２０間の流体
連通を断つ流体連通遮断手段３８と、 を備えたものに構成される。

したがつてこの発明に係る圧縮機用の弁板は、
上記したガス流通開口８６を形成してある本体８
０と、この本体８０の上面側からガス流通開口８
６に挿入される環状の壁９０を有する少なくとも
１個の挿入物８８と、この挿入物８８によつてガ
ス流通開口８６中に区画形成される吸入通路２２
と吐出通路２０間の連通を断つように本体８０及
び挿入物８８の上面上に固定設置される流体連通
遮断手段３８とに、分割形成されている。複数個
のポンプチヤンバーを備える多筒型の圧縮機の場
合であれば、ポンプチヤンバー個数に対応して本
体８０に複数個のガス流通開口８６が形成され、
各ガス流通開口８６用の複数個の挿入物８８が用
いられることになる。

上記した流体連通遮断手段は弁板上に固定設置
されるシリンダヘツドを利用し、該シリンダヘツ
ドの下端に本体隆起部８４及び挿入物８８の上面
上に截せられて吸入通路２２と吐出通路２０間を
遮断する部分を形成する構造を採用することもで
きる。しかしシリンダヘツドの形状を複雑としな
いようにこの発明の一実施態様に従い該流体連通
遮断手段に、本体隆起部８４及び挿入物８８の上
面上に配置される扁平なプレート部材３８を備え
させ、このプレート部材３８と本体隆起部８４及
び挿入物８８によつて弁板本体８０中に、吸入通
路２２と連通し吐出通路２０から分離している取
囲まれたガス供給チヤンバー２６を区画形成する
構造を採用するのが、好ましい。

この発明が奏する効果は、次の通りである。

弁板の構造が比較的単純で安価に製作でき
る。すなわち弁板本体８０とは別体の挿入物８
８の環状壁９０によつて弁板本体８０のガス流
通開口８６中に同心配置状の吸入通路２２及び
吐出通路２０を区画形成することとしたから、
精密加工を必要とする弁座面を形成すべき吐出
通路が弁板本体８０から無くされ、また吐出通
路２０に隣接させ同吐出通路２０と距てて設け
られる吸入通路２２も弁体本体８０に形成する
必要が無くなつて、多気筒型圧縮機用の大寸法
の弁板についても弁板本体８０を極く容易に鋳
造形成できることとなる。そして弁板本体８０
の各ガス流通開口８６用の各別の挿入物８８は
小寸法のもので済むから、その環状壁９０の放
射方向内壁面に弁座面を精密加工して形成する
ことが容易であり、また多筒型圧縮機の場合、
ポンプチヤンバーの個数に対応させて複数個設
けられる挿入物８８を全て同一のものとしてよ
いから部品個数が増すといつても製作が困難と
なることはない。挿入物８８の環状壁９０を、
弁板本体８０を貫通するガス流通開口８６内で
下方向き且つ放射方向内向きに突出する形状の
ものに形成しているから、吐出通路２２の内周
壁面に前述したような截頭円錐形の弁座を容易
形成でき、また環状壁９０の外周面側に形成さ
れる吸入通路２２がポンプチヤンバーから上方
側にかけて放射方向の外向きに発散する形状の
ものとなつて同吸入通路２２と連通させるべき
ガス供給チヤンバーを弁本体８０の上端外周部
分に形成して圧縮機内の吸入ガス通路と楼通さ
せる、簡単で形成容易な吸入通路構造を採用で
きる。

組立てが容易である。すなわちこの発明の圧
縮機用弁板は、本体８０に形成したガス流通開
口８６内へ挿入物８８の環状壁９０を挿入して
挿入物８８を本体８０に取付け、これらの本体
８０と挿入物８８の上面上に両通路２２，２０
間遮断用の流体連通遮断部材３８を重ね合せて
固定することで組立てうるから、組立てを、シ
リンダヘツドを未装着の状態で圧縮機の上方側
から行なえて、同組立てが容易である。

作用が確実である。すなわち本体隆起部８４
の上面と挿入物８８の上面とを実質的に同一の
平面上に位置させてあることにより、これらの
上面上に固定設置される流体連通遮断手段３８
によつて挿入物８８の位置が確実に固定され、
挿入物８８の環状壁９０によりその内周面側と
外周面側とに形成された吸入通路２０と吐出通
路２２との位置が圧縮機の稼働に伴なつてずれ
るような事態が起きない。挿入物８８を弁板本
体８０に対し後述実施例におけるようにねじ付
け固定具９２によつて取付ける場合にも、挿入
物８８の上面が本体隆起部８４の上面と実質的
に同一平面上にあることからしてねじ付け固定
具が流体連通遮断手段３８によつて抜出し不能
に押えられる関係となり、同固定具が弛むよう
な事態が起きない。

この発明の他の長所及び特徴とするところは、
添付図面を参照しながら行なう、以下の説明によ
つて明確に理解されよう。

図には、シリンダブロツク１０を備えた多筒型
で半密閉型の冷凍用圧縮機の一部が、示されてい
る。シリンダブロツク１０はその内部に、３個の
シリンダ１２と吐出ガス通路１６とを有してい
る。各シリンダ１２内には通常のポンプチヤンバ
ーを区画形成する通例の往復動ピストン１４が配
設されており、また吐出ガス通路１６は、シリン
ダブロツク１０上面と圧縮機吐出ライン（図示せ
ず）との間を連通させる。シリンダブロツク１０
の上面には、弁板１８が載せられている。この弁
板１８は、各シリンダ１２のために円錐形の弁座
及び吐出通路２０と環状の吸入ガス入口通路（吸
入通路）２２とを区画形成する手段を有してお
り、吸入ガス入口通路２２は、圧縮機中の他のシ
リンダ１２及び圧縮機への通常の吸入ガス供給源
に対し通路２７及び２９を介し連通している吸入
ガス供給チヤンバー２６へと、連通している。吐
出通路２０と吸入ガス入口通路２２とは、各シリ
ンダ１２と同心的に配置されている。適当するガ
スケツト２８が、弁板１８とシリンダブロツク１
０間に配設されている。

通例のリング型の吸入リード弁３０が、通路２
２を通しての吸入ガス流を通常のようにコントロ
ールする目的で、弁板１８の下面上に設けられて
いる。各吸入リード弁３０は、シリンダブロツク
１０に支持させたピン３２及び３４によつて、通
例のように位置決めされている。この一般型式の
吸入弁は、前記した特願昭54―163955号（特開昭
55―97572号）に記載されている。各弁座２０内
には、上記の特願昭54―163955号（特開昭55―
97572号）に詳細に記載されているタイプの、軽
量で易変形性のポリマー製の吐出弁３５が、設け
られている。

弁板１８の外面上には、新規なシリンダヘツド
装置が配設されている。このシリンダヘツド装置
は、ヘツド部材であるシリンダヘツド３６と該ヘ
ツド３６下面上に配置されたプレート部材３８と
を備えており、該ヘツド３６とプレート部材３８
間には通例のガスケツト４０を挿入してある。プ
レート部材３８は、単純な金属プレス製品であつ
てよい。プレート部材３８とシリンダヘツド３６
は、その形状が、一体物とすれば製作が著しく高
価につくであろうような形状とされているが、図
示のように単純な鋳造品、単純なプレス成形品及
びガスケツトから安価に製作できるものとなつて
いる。このシリンダヘツド装置は、各弁座及び吐
出通路２０に連通する吐出チヤンバー４２を区画
形成しており、プレート部材３８は、この吐出チ
ヤンバー４２を吸入ガス供給チヤンバー２６及び
通路２７，２９から分離するように、機能してい
る。プレート部材３８と弁板１８間には、要求さ
れるシールを附与するためにガスケツト４４が設
けられている。弁板１８とプレート部材３８には
それぞれ、互に整列する開口４６及び４８が設け
られており、これらの開口４６，４８は、吐出チ
ヤンバー４２をシリンダブロツク１０内の吐出ガ
ス通路１６と連通させる役割を果す。

全装置は互に、シリンダヘツド３６とプレート
部材３８と弁板１８とを貫通させてシリンダブロ
ツク１０に螺込まれた複数本のボルト４９によつ
て、固定されている。該装置（シリンダヘツド３
６を除いて。）は、シリンダヘツド３６及びボル
ト４９を附加するに先立ち、シリンダブロツク１
０上において１対のアライメントピン５１により
位置決めし位置拘束できる。シリンダヘツド装置
は一般に極く重く、多くの圧縮機においてそうで
あるように特にシリンダが傾斜せしめられる場合
には、組立て時の取扱いが困難である。図示のシ
リンダヘツド装置が、ヘツド３６を組付けるのに
先立ちプレート部材３８をシリンダブロツク１０
上にピン５１によつて位置決め保持するようにし
て、２段階で組立て得るものである事実は、全体
の組立てを極めて容易とする。上記の事実よりし
てまた、吐出弁３５への接近路が附与され、吐出
弁附勢部品の組込みが容易化される。

この発明の特徴とするところは、形状がやや複
雑である弁板１８の構成にある。該弁板１８は特
に、平坦な下面８２と隆起せしめられた上面周縁
部８４とを有する本体（ボデイ）８０を備えてお
り、ボルト４９とピン５１及び開口４６は、周縁
部８４を貫通させてある。周縁部８４は、下面８
２に平行する平坦な上面を有している。本体８０
の中央の凹部には、各シリンダ１２と同心的な円
形透孔８６を設けてあり、該透孔８６は、各吸入
ガス入口通路２２の外周縁を区画している。各シ
リンダ１２に対し、リング状の弁座部材８８の形
の別体の挿入物が設けられている。該弁座部材８
８は、上方の支持フランジ８９と下方向き且つ内
方向きに延びた円錐状部分９０とを備えており、
円錐状部分９０は、その内周面上において弁座２
０を有すると共に、その外周面によつて環状の吸
入ガス入口通路２２の内周端縁を区画している。
該円錐状部分９０は、透孔８６内を下方へと延び
ており、本体８０上において、該本体８０に適当
間隔ごとに一体形成せる適当形状の支台部９４へ
と支持フランジ８９を貫通させてねじ込まれたね
じ付け固定具９２によつて（第２図参照）、各シ
リンダ１２と同心的に支持されている。吸入ガス
供給チヤンバー２６は、本体８０における周縁部
８４内方の中央の凹部と周縁部８４上面を含む平
面とリング状弁座部材８８の外面との間の開放空
間によつて、提供されている。

弁板１８の製作は、比較的容易に行なえる。例
えば本体８０は、開放形式（中子の使用無し等）
で鋳造でき、次いで該本体について、底面８２を
平坦に機械加工するとか支台部９４の頂面を底面
８２に対し適当する高さへと機械加工するとか必
要な孔及び透孔の全てをドリルないし機械加工す
るとかの粗機械加工を、施す。各リング状弁座部
材８８は、外面を粗機械加工し、次いで固定具９
２を用いて本体８０へと組付け得る。その後にお
いて集合物全体の頂面及び底面を所望の平坦度、
厚さ及び平行度へと仕上げ研削できる。理想的に
は各弁座２０（すなわち、各リング状弁座部材の
内面）は最終工程で機械加工されるべきである
が、集合物全体の取扱い（及びおそらく回転）に
問題があつてそれが出来ないときは、リング状弁
座部材８８を本体８０に組付ける前に弁座２０を
仕上げ研削できる。

各シリンダ１２用の吐出弁装置は、その全体を
参照数字５０で示してあり、吐出チヤンバー４２
内に配設されている。各吐出弁装置は、硬化鋼製
の第１の環状座５２であつて吐出弁３５の上面な
いし吐出チヤンバー側の面上に載せられた第１の
環状座５２を、備えている。この第１の環状座５
２は、各吐出弁３５上に一体形成してある環状肩
部５４によつて、位置拘束されている。シリンダ
ヘツド３６には、各吐出弁３５に平行し該弁３５
に向き合つている平坦な支持面５６を、設けてあ
る。支持面５６とシリンダヘツド３６とに通例の
小ねじ５８を用いて取付けて、硬化鋼製の第２の
環状座６０と円筒状でカツプ状の金属シート製ば
ねガイド６２とを、設けてある。ばねガイド６２
はその下面の周囲において、半径方向外方向きに
突出するフランジ６４を備えており、該フランジ
６４はその下面でもつて、隣接する吐出弁３５に
平行する面内に位置し該弁３５から予め設定せる
距離だけ距ててある、連続していて切れ目のない
環状ストツプ面６６であつて吐出弁３５の開放運
動を制限するための環状ストツプ面６６を、提供
している。

各対の環状座５２，６０にて支持され該両環状
座５２，６０間で圧縮されている圧縮コイルばね
６８が、設けられており、この圧縮コイルばね６
８は、吐出弁３５を閉鎖方向に附勢するように働
く。ばねガイド６２は図示のように、圧縮コイル
ばね６８の軸線方向長さのほぼ全体をカバーする
ように、延びており、該ばね６８と至近距離をお
いて距てて配置されている。不必要な動きを防止
するために、圧縮コイルばね６８及び環状座５
２，６０はその寸法を、各ばね６８が環状座５４
上の円筒面７０及び環状座６０上の円筒面７２に
対し摺動可能に嵌合するように、設定されてい
る。各圧縮コイルばね６８は、閉じられ研磨され
た端面を有しており、該各端面でもつてそれぞ
れ、環状座５２，６０上の平行する環状面７４，
７６に係合する。クロム―ケイ素ワイヤ
（chromium―siliconwire）から製造されたもの
であることが好ましい圧縮コイルばね６８には、
その各端部でほぼ２個の不活性コイル部を、緩衝
のために設けてある。吐出弁３５機構の作用は、
以上の説明自体から明らかであろう。

以上の説明から理解されるように、以上に説明
して来た改良された圧縮機は、前述した発明目的
を完全且つ効果的に達成したものとなつている。
しかしながら、特許請求の範囲に特定されている
本発明の範囲を逸脱することなしに、前述実施例
の変更とか修正とかを行なえることも、理解され
よう。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例に係る冷凍用圧
縮機の一部を示す縦断面図である。第２図は、第
１図の２―２線に沿つた断面図である。第３図
は、第１図の３―３線に沿つた断面部分図であ
る。第４図は、第１図の４―４線に沿つた断面図
である。 １０…シリンダブロツク、１２…シリンダ、１
４…往復動ピストン、１６…吐出ガス通路、１８
…弁板、２０…弁座、吐出通路、２２…吸入ガス
入口通路（吸入通路）、２６…吸入ガス供給チヤ
ンバー、３０…吸入リード弁、３５…吐出弁、３
６…シリンダヘツド（ヘツド部材）、３８…プレ
ート部材、４２…吐出チヤンバー、４６…開口、
４８…開口、４９…ボルト、５０…吐出弁装置、
６２…ばねガイド、６８…圧縮コイルばね、５１
…アラインメントピン、８０…本体、８２…下
面、８４…周縁部（隆起部）、８６…円形透孔、
８８…弁座部材、８９…支持フランジ、９０…円
錐状部分、９２…固定具、９４…支台部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 圧縮機のポンプチヤンバー用の弁板であつ
   て、 平坦な底面と周縁部に位置する連続した隆起部
   とを有する比較的扁平な本体であつて、上記隆起
   部の上面が上記底面に平行する平面上に位置する
   ように形成された本体と、 単一のポンプチヤンバーに対しガスを出入りさ
   せ得るように上記本体を貫通させてある少なくと
   も１個のガス流通開口と、 上記した本体隆起部の上面と実質的に同一の平
   面上に位置する上面を有し上記本体に取付けて設
   けられている、上記各ガス流通開口用の各別の挿
   入物であつて、上記ガス流通開口内へ突出する下
   方向き且つ放射方向内向きの環状壁を備え該壁に
   よつて上記ガス流通開口中に環状の吸入通路及び
   それと同心的な中心部の吐出通路を区画形成する
   挿入物と、 上記した本体隆起部の上面及び上記した挿入物
   の上面にそれぞれ重ね合せて固定設置され上記し
   た吸入通路と吐出通路間の流体連通を断つ流体連
   通遮断手段と、 を備えた圧縮機用弁板。 ２ 特許請求の範囲第１項に記載の弁板におい
   て、前記流体連通遮断手段が前記した本体隆起部
   及び挿入物の上面上に配置された扁平なプレート
   部材を備え、このプレート部材と前記した本体隆
   起部及び挿入物によつて前記本体中に前記吸入通
   路と連通し前記吐出通路から分離している取囲ま
   れたガス供給チヤンバーを区画形成してある圧縮
   機用弁板。