JPH0142207Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0142207Y2
JPH0142207Y2 JP1984173137U JP17313784U JPH0142207Y2 JP H0142207 Y2 JPH0142207 Y2 JP H0142207Y2 JP 1984173137 U JP1984173137 U JP 1984173137U JP 17313784 U JP17313784 U JP 17313784U JP H0142207 Y2 JPH0142207 Y2 JP H0142207Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coin
groove
cassette
main body
storage hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984173137U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6189974U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1984173137U priority Critical patent/JPH0142207Y2/ja
Publication of JPS6189974U publication Critical patent/JPS6189974U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0142207Y2 publication Critical patent/JPH0142207Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は硬貨払出機用のコインカセツト体に関
し、特に、コインの挿入及び取出しを容易化する
と共に、カセツト体の搬送を容易化するための改
良に関するものである。
b 従来の技術 従来用いられていたこの種のコインカセツト体
として、例えば実開昭51−133290号公報において
は、長手方向に2分割して互いに接合固定される
硬貨収納片を形成し、これらの硬貨収納片の接合
面には、半円状の断面で細長い凹部を複数個並設
し、これらの凹部を合わせた時に円形の硬化収納
部が形成されるようにした技術が開示されてい
る。
c 考案が解決しようとする課題 前述した実開昭51−133290号公報の場合には、
各凹所は断面半円状であるため、手による硬貨の
挿入に際し、硬貨の半周縁部は凹所に接して保持
されるが、他の半周縁部は開放状態にあるため、
硬貨収納は表面的には容易であるが、その反面、
重積された硬貨は、一見整列しているようでも極
めて不安定な状態にあり、従つて、何らかの衝撃
又は硬貨厚みの差等により、他方の硬貨挿入の作
業中に、重積済の硬貨が解放部側へくずれ落ちる
という欠点を有していた。
しかも、この硬貨挿入を複数金種について行う
ため、実際には硬貨収納片を背面側に若干傾斜さ
せ、硬貨を安定状態となした上で重積を行うもの
であり、従つて、他に硬貨収納片の傾斜維持が必
要となり、極めて作業性の悪いものであつた。
本考案は、以上のような問題点を解消するため
になされたもので、複数の円柱状をなすコイン収
納孔の一部を形成する溝部を有する本体部と、こ
の本体部の溝部に対応する溝部を有するカセツト
蓋とを備えたコインカセツト体において、コイン
収納孔の中心点を本体部側の溝部内に位置させる
ことによつて、コインを本体部の溝部側に保持
し、コインをその溝部内から離脱することなく、
コイン収納孔内に重積し得るようになした硬貨払
出機用のコインカセツト体を提供することを目的
とする。
d 課題を解決するための手段 本考案による硬貨払出機用のコインカセツト体
は、円柱状をなしコインを収納するための複数の
コイン収納孔の一部を形成する第1溝を一体に有
する本体部と、前記本体部の一面に開閉自在に軸
支され前記第1溝と対応する第2溝を有するカセ
ツト蓋とを有し、前記カセツト蓋を前記本体部に
接合した状態で前記各溝により前記コイン収納孔
を形成するようにしたものにおいて、前記コイン
収納孔の中心点Oは、前記第1溝内に位置し、前
記カセツト蓋を前記本体部との接合から、開状態
とした場合、コイン7は前記第1溝3a内のみに
保持することができるようにした構成である。
e 作用 前記カセツト蓋を閉じた状態で第1溝及び第2
溝により形成されるコイン収納孔の中心点は、本
体側の第1溝内に位置すると共に、前記コイン収
納孔内に積層して収納されたコインは、前記蓋体
を開状態に保持した場合も、コインは前記第1溝
から離脱することがないため、各コイン収納孔に
対するコインの挿入又は取出しが極めて容易に行
なわれるものである。
f 実施例 以下、図面と共に本考案による硬貨払出機用の
コインカセツト体について詳細に説明する。
第1図乃至第4図において、符号1で示される
ものは、全体が樹脂材で構成され複数の円柱状を
なすコイン収納孔2を有するコインカセツト体で
あり、このコインカセツト体1の本体部3には、
支軸4で軸支されたカセツト蓋5が矢印Aで示す
方向に開閉自在に設けられていると共に、このカ
セツト蓋5との接合面である各々の端面6は、前
記コイン収納孔2の中心点Oよりずれた位置に形
成されている。
すなわち、前記コイン収納孔2は、第4図に示
すように各々の端面6に対し縦方向に形成した本
体部3側の複数の第1溝3aと前記カセツト蓋5
側の複数の第2溝5aとからなり、両者を合わせ
た時、各端面6を接合面として円形のコイン収納
孔2が形成されると共に、このコイン収納孔2の
中心点Oに基づく軸(溝)方向中心線は、前記本
体部3側における端面6よりも内側にて前記第1
溝3a内に位置している。
従つて、この中心点Oを囲繞してコイン収納孔
2を形成する一方の第1溝3aは、円弧の一部を
端面6によつて切断した所謂断面オメガ(Ω)状
に形成されることになり、コイン周縁の半分を超
えて保持するような形状となるので、コイン7の
移動は第1溝3aから離脱しないように規制され
ることになる。
さらに、前記カセツト蓋5には係止凹部8が形
成され、この係止凹部8には前記本体部3に設け
られ、弾性部材よりなる係止部材9が係合するこ
とによつて、カセツト蓋5は本体部3に対して閉
状態に保たれる。
又、前記本体部3の背面10における下部位置
には、この本体部3の幅とほぼ同一距離を有する
切欠部11が形成されると共に、この切欠部11
の上部には一対の位置決め凹部12が形成され、
さらに、この本体部3の両側部13には取付溝1
4が各々形成されている。
以上のように構成されたコインカセツト体1に
コイン7を積層して装填する場合は、第4図でし
めされるように、先ずカセツト蓋5を開状態に保
持した後、手操作により、第1溝3aの上方開口
部から複数枚のコイン7をまとめて、或いは1枚
ずつ挿入すると、それらのコイン7は前記第1溝
3aをガイド兼収納部として筒状に挿入され、開
放部側へ離脱することなく下方から順々に積層さ
れる。すなわち、第2図に示すように、コイン収
納孔2内に収納したコイン7は、前記カセツト蓋
5を、第4図で示すように開状態に保持しても、
前記本体部3のコイン収納孔2(第1溝3a)か
ら離脱しないように保持される。そして、複数金
種の所定枚数のコインを各第1溝3a内に収納し
た後、カセツト蓋5を閉じると、各コイン収納孔
2内には、各々の金種に対応したコイン7が積層
(積層した状態は図示せず)された状態で収納保
持される。
次に、以上のようにして各コイン収納孔2内に
コイン7が収納された状態のコインカセツト体1
を、第5図及び第6図に示すように、硬貨払出機
15のカセツト挿入部16に装着する場合、この
カセツト挿入部16の側部に形成された一対の突
条をなす位置決め体17が前記取付溝14内に嵌
合することにより、先ずコインカセツト体1の矢
印B方向における位置が決められて保持される。
又、前記カセツト挿入部16の背部18に形成さ
れた一対の位置決めボール19が前記位置決め凹
部12に嵌合することにより、コインカセツト体
1の矢印C及びF方向における位置が決められて
保持され、これにより、前記コインカセツト体1
の前後左右並びに上下方向の位置決めが行なわれ
る。
前記位置決めボール19は、第7図の断面図に
示されるように、前記カセツト挿入部16の背部
18は形成された開口部20に、この開口部20
の径よりも大きい径を有して内蔵され、この位置
決めボール19の背部に設けられたばね部材21
により、矢印Dの方向に弾性を有して押出自在に
設けられているものである。
前記カセツト挿入部16の下面部22に形成さ
れた案内スリツト部23には、コイン7を押出す
るための押出部材24の押出先端部25が矢印E
の方向に摺動自在に構成され、コインカセツト体
1内の各コイン収納孔2内に積層されたコイン7
は、前記押出部材24の押出先端部25の摺動に
よつて、1個ずつコイン押出部26から外部に押
出されるものである。
又、前記カセツト挿入部16の背部18に設け
られた検出板27には、各コイン収納孔2に対応
して形成され磁気的検出手段によるコイン量検出
部28が一定の間隔で配設され、この検出板27
はコインカセツト体1をカセツト挿入部16に装
着した場合、このコインカセツト体1の背面10
に形成した切欠部11内に前記検出板27が接合
し、第3図に示されるように、検出板27の厚さ
がコインカセツト体1の背面10とほぼ面一とな
るように設計されている。
尚、前記位置決め体17、取付溝14、位置決
めボール19、位置決め凹部12等は、実施例に
は各々一例しか開示されていないが、他の変形構
成を用いた場合も同等の効果を得ることが出来る
ものである。
g 考案の効果 本考案による硬貨払出機用コインカセツト体
は、以上のような構成と作用とを備えているた
め、コインカセツト体のカセツト蓋体を開閉自在
となし得ると共に、開状態にした場合には、コイ
ン収納孔が開放状態となり、各コイン収納孔に対
するコインの挿入及び取出しが極めて容易とな
り、又、各コイン収納孔がカセツト体と一体に構
成されており、カセツト体の搬送時に極めて高都
合である。
さらに、本考案においては、コイン収納孔を形
成する一方の第1溝だけでコインを収納保持でき
るように、コイン収納孔の中心点を第1溝内に位
置せしめて構成しているため、コイン収納孔内に
コインを収納する場合、コインは第1溝を筒状の
ガイドとして、溝内から離脱することなく確実に
積層することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案による硬貨払出機用のコインカセ
ツト体の一実施例に係るもので、第1図はコイン
カセツト体を示す斜視図、第2図は第1図の要部
を示す平面図、第3図は第1図の右側面図、第4
図はカセツト蓋を開状態にしたコインカセツト体
を示す斜視図、第5図は硬貨払出機にコインカセ
ツト体を装着した状態を示す正面図、第6図は硬
貨払出機のカセツト挿入部を示す拡大斜視図、第
7図は第6図の要部を示す拡大断面図である。 1はコインカセツト体、2はコイン収納孔、3
は本体部、3aは第1溝、5はカセツト蓋、5a
は第2溝、Oは中心点、9は係止部材である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 円柱状をなしコイン7を収納するための複数の
    コイン収納孔2の一部を形成する第1溝3aを一
    体に有する本体部3と、前記本体部3の一面に開
    閉自在に軸支され前記第1溝3aと対応する第2
    溝5aを有するカセツト蓋5とを有し、前記カセ
    ツト蓋5を前記本体部3に接合した状態で前記各
    溝3a,5aにより前記コイン収納孔2を形成す
    るようにした硬貨払出機用のコインカセツト体に
    おいて、 前記コイン収納孔2の中心点Oは、前記第1溝
    3a内に位置し、前記カセツト蓋5を前記本体部
    3との接合から、開状態とした場合、コイン7を
    前記第1溝3a内のみに保持することができるよ
    うに構成したことを特徴とする硬貨払出機用のコ
    インカセツト体。
JP1984173137U 1984-11-16 1984-11-16 Expired JPH0142207Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984173137U JPH0142207Y2 (ja) 1984-11-16 1984-11-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984173137U JPH0142207Y2 (ja) 1984-11-16 1984-11-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6189974U JPS6189974U (ja) 1986-06-11
JPH0142207Y2 true JPH0142207Y2 (ja) 1989-12-11

Family

ID=30730797

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984173137U Expired JPH0142207Y2 (ja) 1984-11-16 1984-11-16

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0142207Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5742457B2 (ja) * 1977-12-01 1982-09-08

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51133290U (ja) * 1975-04-18 1976-10-27
JPH0121417Y2 (ja) * 1980-08-18 1989-06-26

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5742457B2 (ja) * 1977-12-01 1982-09-08

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6189974U (ja) 1986-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5160028A (en) Magnetic tape cassette accommodating case
EP0704845B1 (en) Cassette case
JPH0142207Y2 (ja)
US6533153B2 (en) Tape dispenser
US5154287A (en) Cassette accommodating case
US4300269A (en) Cord locks or the like resistant to tampering
TW476062B (en) Cassette storage case
US6042043A (en) Apparatus and method for winding an optical fiber
US20070025019A1 (en) Cartridge case and disc cartridge
JPS6345736Y2 (ja)
JPS6038532Y2 (ja) テ−プカセツト用ケ−ス
JPH0620913B2 (ja) 記録担体用の直方体状の枢転可能なケース
US6260702B1 (en) Cassette accommodation case
JPS582867Y2 (ja) パネル回動連結装置
US6328162B1 (en) Cassette accomodation case
JPS5918231Y2 (ja) 滑り止め部材
JP3137270U (ja) パイプ状物品収容ケース
JPS595177B2 (ja) 玉軸受用保持器
JPS6220945Y2 (ja)
JPH0422453Y2 (ja)
JPH0810897Y2 (ja) テープカートリッジ
JPH0348684Y2 (ja)
JP2532888Y2 (ja) デイスクカートリツジ収納ケース
JPS6331625Y2 (ja)
JPH087495Y2 (ja) コインケース