JPH0141724Y2 - - Google Patents

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JPH0141724Y2
JPH0141724Y2 JP15849285U JP15849285U JPH0141724Y2 JP H0141724 Y2 JPH0141724 Y2 JP H0141724Y2 JP 15849285 U JP15849285 U JP 15849285U JP 15849285 U JP15849285 U JP 15849285U JP H0141724 Y2 JPH0141724 Y2 JP H0141724Y2
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coil
tip member
coil spring
coil wire
wire
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JP15849285U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は都市ガス供給用の管路等、曲り部や段
差等の複雑な経路を有する管路に、自動的にコイ
ルワイヤを漸次挿通させて、管路の測長、曲り部
等の特定個所の検出、内部調査、障害物の除去等
の各種作業を行なうようにした管路挿通装置に於
ける先端部材の支持機構に関するものである。
(従来の技術及びその問題点) 曲り部等の複雑な経路を有する管路にコイルワ
イヤを挿通させて作業を行なう従来の管路挿通装
置としては例えば排水管清掃装置があり、この装
置はコイルワイヤを収容した収納容器を回転自在
に支持し、管路に挿通したコイルワイヤを、該収
納容器の回転により回転させ、その先端等に設け
た部材により作業を行なうものである。しかしな
がらこの装置は、コイルワイヤの挿通を自動的に
行なうものではなく、例えば収納容器そしてコイ
ルワイヤを回転させない状態で、人が直接、この
コイルワイヤを手で持つて収納容器から引き出し
つつ管路内に押し込んで挿通したり、コイルワイ
ヤを収納容器に対して進退不能に一時固定した
後、収納容器を回転させながら移動して管路に押
し込み、次いで前記一時固定を解除して収納容器
のみを後退させることを繰り返したりして挿通さ
せるものである。このように従来の装置では挿通
作業を自動的に行なうことができず、作業が煩雑
であるばかりでなく、例えば管路の測長を行なお
うとする場合には、コイルワイヤ自体に目盛を附
さなければならないから実質的に非常に難しく、
また管路に於ける曲り部等の特定個所を検出する
ことも非常に難しい。そしてかかるコイルワイヤ
の推進を自動的に行なおうとする試みも行なわれ
ているが、未だ満足のいくものがないというのが
現状である。
(考案の目的) 以上の従来装置の欠点を解消すべく、本考案者
等は先に、例えば実願昭59−53734号実開昭60−
165163号公報参照、実願昭59−53735号及び実開
昭60−165164号公報参照及び実願昭59−53736号
実開昭60−165165号公報参照の明細書及び図面に
開示されるように、前記コイルワイヤを等価的に
ねじシヤフトと見做してねじ状推進機構を構成す
ることにより、先端部材を設けた長尺の密着巻の
コイルワイヤを本体から回転推進させて管路を挿
通させる管路挿通装置を考案した。本考案は、こ
のような管路挿通装置に於いて、前記コイルワイ
ヤと先端部材間に非密着巻の柔軟なコイルスプリ
ングを介在させ、そして先端部材に隣接する並び
にこのコイルスプリングに隣接するコイルスプリ
ングを合理的に構成することにより、挿通性を良
好、確実に行なえるようにすると共に、かかるコ
イルスプリングの損傷を防止することを目的とす
るものである。
(問題点を解決するための手段) 以下本考案を実施例を示す図面に基づいて詳述
する。
符号1は管路挿通装置を全体的に示すもので、
この管路挿通装置1は、先端部材2を設けた長尺
の密着巻のコイルワイヤ3をねじ状推進機構によ
り本体4から回転推進させて管路5を挿通させる
構成である。管路挿通装置1は、このような機能
を有する限りに於いては、その構成は適宜であ
る。図に示す実施例の構成を説明すると、この実
施例の本体4は、外側殻体6と内側殻体7間に形
成した収納空間8内にコイルワイヤ3を収納自在
とすると共に、一側に該コイルワイヤ3の出入部
9を構成した収納容器10を基体11に回転自在
に装置すると共に、該基体11に前記出入部9に
対応して、前記コイルワイヤ3の周囲複数個所の
線間に突起を係合してねじ状推進機構部12を構
成し、前記収納容器10を回転することにより、
コイルワイヤ3を本体4から回転推進させるもの
である。しかして本考案は前記先端部材2と前記
コイルワイヤ3間に、該コイルワイヤ3側から先
端部材2側に徐々に柔軟性を大きくするように複
数の非密着巻の短かいコイルスプリング13,1
3a,13b,13c,13d,13e,…を連
結し、これらのコイルスプリング13のうち、少
なくとも先端部材に隣接するコイルスプリング1
3aを細径に構成すると共に、このコイルスプリ
ング13bに隣接するコイルスプリング13bを
太径に構成する。ここでコイルスプリング13の
連結方法は、例えば第3図に示すように隣接のコ
イルスプリング13の端部を連結金具14の外周
に螺合させて支持し、そしてはんだ付等で接合し
て連結する方法の他、第3図に示すように連結す
べきコイルスプリング13eとコイルワイヤ3の
端部を、夫々連結金具15のおす部材16とめす
部材17に前述の螺合及びはんだ付等で接合し、
これらの部材16,17を嵌合してねじ18で固
定することにより、取り外し可能に連結する方法
でも良く、適宜の連結方法を適用して良い。また
連結するコイルスプリング13の数も適宜であ
る。
(作用) 以上の構成に於いて、モータ19により収納容
器10を回転させると、コイルワイヤ3は本体4
から回転推進され、こうして先端部材2はコイル
スプリング13、コイルワイヤ3と共に管路5内
を前進して、曲り部20や段差21等を有する管
路5内に自動的に漸次挿通することができる。そ
して収納容器10を逆回転するとコイルワイヤ3
は本体4に戻り、先端部材2をコイルスプリング
13と共に後退させて管路5から戻すことができ
る。例えば一例としてコイルワイヤ3として外径
φ10、線径d2.3の密巻のものを用い、その回転数
を50rpmとすると、コイルワイヤ3は約19mm/秒
の移動速度で挿通することができる。かくして、
以上の挿通作業に於いて、先端部材2等に構成し
た適宜のセンサからの各種検出信号を、コイルス
プリング13並びにコイルワイヤ3内に通線した
伸縮性の電線24を介して本体4側の検出装置2
2に於いて得ることができ、管路5の特定区間の
測長や状態の検出を行なうことができる。
ところでコイルワイヤ3は、このように長距離
に渡つて回転推進力を伝達しなければならないの
で比較的大きな剛性が必要であり、密着巻に構成
しているが、このように密着巻で大きな剛性のコ
イルワイヤ3で直接に先端部材2を支持する構成
であると、第4図に示すように管路5の曲がり部
20に段差21が有る場合には、先端部材2がこ
の段差21につかえるとコイルワイヤ3がわん曲
し難い棒状となつてしまつてそれ以上の挿通が不
可能となつてしまう不都合が生じる。そこで本考
案は、先端部材2とコイルワイヤ3間に柔軟性の
大きいコイルスプリング13を介在させることに
よつて、このような不都合の発生を防止しようと
するものである。ところが、先端部材2とコイル
ワイヤ3間に単一のコイルスプリング13を介在
させた場合には、コイルワイヤ3とコイルスプリ
ング13とは剛性が大幅に異なるので、第5図に
示すように先端部材2が曲がり部20を通過し
て、コイルスプリング13とコイルワイヤ3との
連結個所23が曲り部20に差し掛かると、コイ
ルスプリング13が曲つているのにもかかわらず
コイルワイヤ3は曲りに抗するため、コイルスプ
リング13の連結個所23近傍に大きな力が加わ
つて、この部分が永久変形したり、折損したりし
易い。
しかしながら本考案は前述した通り、前記先端
部材2とコイルワイヤ3間に、該コイルワイヤ3
側から先端部材2側に徐々に柔軟性を大きくする
ように複数の非密着巻のコイルスプリング13を
連結しているので、先端部材2に隣接するコイル
スプリング13aとコイルワイヤ3とは剛性が大
幅に異なつても、隣接のコイルスプリング13同
士並びにコイルスプリング13eとコイルワイヤ
3との剛性の差が小さくなるので、連結個所に於
いて、より柔軟性の大きなコイルスプリング13
側に加わる力も小さくなる。従つて第6図に示す
ようにこの部分が永久変形したり、折損したりす
ることを効果的に防止することができ、こうして
先端部材2はコイルスプリング13によつて曲り
部20に於ける挿通性が向上すると共に、該コイ
ルスプリング13によつて良好に誘導されてコイ
ルワイヤ3の挿通性も向上する。
次に、段差21を有する曲り部20に対する先
端部材2の挿通過程を第7図に基づき説明する。
即ち、前述したように回転推進されて曲り部20
に至つた先端部材2は第7図aに示すように段差
21に引つ掛かかり停止するがコイルスプリング
13aは回転推進が続く、しかして、該コイルス
プリング13aは非密着巻で柔軟性が大きい構成
であるので、回転推進により第7図bから第7図
cに示すように次第にわん曲し、エネルギが蓄え
られると共に先端部材2の方向も変る。このよう
な状態に於いて先端部材2の段差21への引つ掛
かりが解除され、コイルスプリング13aに蓄え
られたエネルギが解放されて、先端部材2が曲り
部20を経た管路5内に飛び込んで、第7図dに
示すように先端部材2が挿通されるのである。コ
イルスプリング13aは、このようにわん曲が可
能で、しかも蓄積エネルギにより先端部材2を前
述したように飛び込ませることができれば、線経
やコイル径は適宜に決定することができ、かかる
条件を満たす範囲に於いてコイル径を細くするこ
とにより挿通性をより良好にすることができる。
ところで、先端部材2に隣接するコイルスプリン
グ13′が、細径で長いと、このコイルスプリン
グ13′は挿通に際して、場合によつては第8図
a,bに示すように前後が折り返つて先端部材2
と共に巻き付いたりして大きくまとまつてしま
い、以後は後退も不能となつてしまうような重大
な不都合も生じる場合がある。しかしながら本考
案は前述した通り、先端部材2に隣接する短かい
コイルスプリング13aを細径に構成すると共
に、このコイルスプリング13aに隣接するコイ
ルスプリング13bを太径に構成しているので、
第9図に示すようにこのコイルスプリング13b
はコイルスプリング13aと共に巻き付くことが
極めて難かしく、従つて前述した不都合の発生を
効果的に防止することができる。
(実施例) 内径27.6mmのガス供給用等の管路5に於いて、
コイルスプリング13aは、外径12〜6mm、長さ
50〜150mm及び線径1.1〜1.2mmの範囲内に於いて、
またコイルスプリング13bは外径12〜16mm,線
径1.3〜1.5mmの範囲内に於いて良好な挿通性が得
られた。
(考案の効果) 本考案は以上の通り、先端部材を支持した長尺
の密着巻のコイルワイヤをねじ状推進機構により
本体から回転推進させて管路を挿通させる構成と
した管路挿通装置に於いて、前記先端部材とコイ
ルワイヤ間に、該コイルワイヤ側から先端部材側
に徐々に柔軟性を大きくするように複数の非密着
巻の短かいコイルスプリングを連結しているの
で、先端部材に隣接したコイルスプリングの柔軟
性を大きくすることにより先端部材の挿通性を向
上すると共に、コイルワイヤの剛性を大きくする
ことにより長距離に渡つての回転推進力の伝達を
良好に行なえるという効果があり、しかもこのよ
うに先端部材に隣接してコイルスプリングとコイ
ルワイヤとの剛性の差が大きいにもかかわらず、
それらの間に構成される他のコイルスプリングに
より、連結すべきコイルスプリング同士並びにコ
イルスプリングとコイルワイヤとは剛性の差が小
さく、従つて剛性の差によつて生じる連結個所近
傍の、より柔軟性の大きいコイルスプリングの永
久変形や折損等を防止し得るという効果がある。
しかも本考案は、少なくとも先端部材に隣接する
コイルスプリングを細径に構成すると共に、この
コイルスプリングに隣接するコイルスプリングを
太径に構成しているので、先端部材に隣接するコ
イルスプリングが長い構成に於いて生じ易い、該
コイルスプリングが折り返つて先端部材と共に巻
き付いてしまう不都合の発生を防止し得るという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図、第6図、第7図a,b,c,
d及び第9図は本考案の実施例に対応するもの
で、第1図は全体構成の概略説明図、第2図は第
1図の部分の拡大断面説明図、第3図は要部の拡
大説明図、第6図及び第7図a,b,c,dは動
作説明図であり、また第4図、第5図及び第8図
a,bは本考案を適用しない場合に於ける不都合
を示す説明図である。 符号1…管路挿通装置、2…先端部材、3…コ
イルワイヤ、4…本体、5…管路、6…外側殻
体、7…内側殻体、8…収納空間、9…出入部、
10…収納容器、11…基体、12…ねじ状推進
機構部、13,13a,13b,13c,13
d,13e,…,…コイルスプリング、14,1
5…連結金具、16…おす部材、17…めす部
材、18…ねじ、19…モータ、20…曲り部、
21…段差、22…検出装置、23…連結個所、
24…電線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端部材を支持した長尺の密着巻のコイルワイ
    ヤをねじ状推進機構により本体から回転推進させ
    て管路を挿通させる構成とした管路挿通装置に於
    いて、前記先端部材とコイルワイヤ間に、該コイ
    ルワイヤ側から先端部材側に徐々に柔軟性を大き
    くするように複数の非密着巻の短かいコイルスプ
    リングを連結し、これらのコイルスプリングのう
    ち、少なくとも先端部材に隣接するコイルスプリ
    ングを細径に構成すると共に、このコイルスプリ
    ングに隣接するコイルスプリングを太径に構成し
    たことを特徴とする管路挿通装置に於ける先端部
    材の支持機構。
JP15849285U 1985-10-16 1985-10-16 Expired JPH0141724Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15849285U JPH0141724Y2 (ja) 1985-10-16 1985-10-16

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JP15849285U JPH0141724Y2 (ja) 1985-10-16 1985-10-16

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Publication Number Publication Date
JPS6268975U JPS6268975U (ja) 1987-04-30
JPH0141724Y2 true JPH0141724Y2 (ja) 1989-12-08

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ID=31082032

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