JPH0141212Y2 - - Google Patents

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JPH0141212Y2
JPH0141212Y2 JP1983125737U JP12573783U JPH0141212Y2 JP H0141212 Y2 JPH0141212 Y2 JP H0141212Y2 JP 1983125737 U JP1983125737 U JP 1983125737U JP 12573783 U JP12573783 U JP 12573783U JP H0141212 Y2 JPH0141212 Y2 JP H0141212Y2
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JP
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antenna
portable
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radio
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JP1983125737U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は無線機を収納・運搬する可搬形ケース
の側面にアンテナを取付けるためのアンテナ保持
装置に関するものである。
従来例の構成とその問題点 従来、第1図に示すように可搬形無線機の一種
としてのポータブルラジオでは、スピーカB、ダ
イアルCを有する本体Aの後部上側にパイプ形ス
ライドアンテナDを取付け、使用波長によりアン
テナ長を可変とし、ラジオの本体Aに対して取付
角を変えるものがある。しかしこのようなアンテ
ナDはラジオに固定であつて、車載アンテナに接
続して使えないため、一台の無線機を携帯用アン
テナと車載用アンテナの双方に付け替え使用出来
ない欠点があつた。
考案の目的 本考案は前記従来例の欠点を除去し、無線機を
車載用アンテナにも携帯用アンテナにも兼用に接
続可能とするアンテナ保持装置を提供することを
目的とするものである。
考案の構成 本考案は、前記目的を達成するために、無線機
を収納する携帯用ケースの側面にアンテナ取付角
を適当に調整できるアンテナ保持具を用意してお
き、無線機の高周波同軸コネクタを前記保持具を
介して保持接続させ、これに携帯用アンテナを任
意の角度で保持させると共に、前記携帯用アンテ
ナに代り、車載アンテナにも接続可能となるよう
に構成したものである。
実施例の説明 以下に本考案の一実施例の構成について、図面
とともに説明する。第2図は本考案のアンテナ保
持装置により、携帯ケースにアンテナを取付けた
状態を示す図であり、1は携帯用の無線機4およ
び電池を収納し、アンテナ保持具2を装着した携
帯用ケース、3は携帯用アンテナで、アンテナ利
得や使用波長によつては1m以上となる場合もあ
る。4は無線機であり、携帯用ケース1に装着さ
れている。5は通話用のマイクロホンコードで、
このコードの先には送話器(マイクロホン)が装
着されている。11は携帯用の把手であり、携帯
用ケース1に回転自在に取付けられている。
次に第3図において無線機4を詳しく説明する
と、40は無線機本体であり、内部には送信機、
受信機、制御部を収容している。41は前面パネ
ルであり、スピーカ、音量調整器、スケルチ調整
器、呼出しのためのダイヤル、機能ボタン、マイ
ク接栓、その他が収容されている。42は放熱
部、43は電源コードであり、電池電源に接続さ
れている。44は高周波入出力用の同軸コードで
無線機本体40に一端が接続されている。45は
同軸コード44の他端に設けた同軸コネクタであ
り、車載の場合は自動車車体に取付けたアンテナ
に装着された同軸コードを介して接続される。携
帯用に使用する場合は第2図のアンテナ保持具2
のアンテナ装着穴に挿入して携帯用アンテナ3と
接続される。
次に第4図において、無線機を収納する携帯用
ケース1に対して無線機4は一方の側に収納さ
れ、アンテナの同軸コード44はケースの側面か
ら外部に引出され、同軸コネクタ45はアンテナ
保持具2のアンテナ装着穴211に挿入され、携
帯アンテナ3のアンテナコネクタ31と接続され
る様子を示している。携帯用ケース1は蝶番10
1により左右に開くようになつており、ケースの
一方に無線機4を他方に電池6が収納されてお
り、電源コード43の端子431により電池6と
接続され、電力を無線機4に供給する。
次に、第5図を用いてアンテナ保持具2につい
て構造を説明する。20は同軸コネクタ45の接
続ネジ部451及びアンテナコネクタ31を収納
する収納部、21は同軸コネクタ45の鍔部45
2の挿入穴である。鍔部452は両側面をカツト
したカツト部453を設けてあり楕円形に似た形
状である。従つて、鍔部452の挿入穴21側に
は平面部210を設けてカツト部453に対応す
る凹形を形成させて嵌合を良くすると共にアンテ
ナコネクタ31を締め着ける際に同軸コネクタ4
5が一緒に回転するのを押える働きをしている。
アンテナ保持具2はその一部にアンテナの傾斜
を変えるためのボス22を設けており、アンテナ
保持具2を携帯ケース1に回転自在に取付けるた
めの回転軸23を設けている。回転軸23には鍔
部231と抜け止めの環状溝232を設けてお
り、主軸230と軸頭部233は同軸となつてい
る。ボス22の回転面221には1つまたは複数
の小孔222を設けている。この小孔222はボ
ールベアリング24の挿入孔であり、ボールベア
リング24のボールの約1/2以内が小孔222の
外に出るような深さに設定されている。この小孔
222の数はアンテナ保持具2に取付けるアンテ
ナ3の形状、重畳、アンテナの許容傾斜角による
回転力を抑止する力となる板バネ7の弾力とによ
つて1ないし複数個に選定される。アンテナ保持
具2はアンテナ3が軽量のときにはプラスチツク
素材を用いて回転軸23の鍔部231をモールド
する形に一体成形する。鍔部231にはモールド
材料との結合を良好に保つため、ローレツト等を
施すことが一般に行なわれる。しかし、アンテナ
3が重い場合やアンテナは比較的軽いが長い場合
はアンテナ3を傾斜したとき大きな回転力をアン
テナ保持具2に与えるので、モールド部分を軽金
属としたり、回転軸と一体の金属とする場合もあ
る。勿論、この様なときは携帯ケースもプラスチ
ツクではアンテナ重量や回転力に耐えられないの
で、アルミダイキヤストやさらに強靭な金属等、
機械的力学的に適合した材料を使用する必要があ
る。
次に、第6図でアンテナ保持具2を携帯ケース
1に装着する機構について説明する。12は円筒
形の座で、座12の中央に前記アンテナ保持具2
の回転軸23と嵌合する軸孔13を設け、孔明き
プレート14を同形で負形の凹部15を設けてい
る。131は孔明きプレート14に設けた切欠き
141と結合してその回転を防止するボスであ
る。142は孔明きプレート14に設けた孔であ
り、アンテナ保持具2のボールベアリング24を
収納して携帯用アンテナ3に一定の傾を与える働
きをする。孔142の数はアンテナの回転角によ
つて適当な間隔が得られるように孔明けされるも
ので、孔間の距離は等しくしてもよく、また変化
させてもよい。例えば水平方向、垂真方向、その
他希望しない方向への設定ができないように孔1
42を設けてもよい。凹部15の深さは孔明きプ
レート14の厚さとほゞ等しいか、多少浅目にな
つている。また、ボールベアリング24と結合し
てアンテナ保持具2を適当な傾斜角度に設定する
孔明きプレート14上の孔142の孔径Rhはボ
ールベアリング24の直径Rbに対して、Rh<Rb
とし、前記ボール24が止孔142と結合したと
き凹部15と接しないように止め用の孔142の
形状および孔径Rhを選定する。Rh≒Rbとなると
大きな保持力を生じることが知られている。次
に、上部が円筒形の座12は携帯ケース1と一体
に成形されていてもよく、また、同筒形の座12
を携帯ケース1に付加する形式としてもよい。
7はアンテナ保持具2を携帯ケース1に圧着さ
せる板バネであり、側面形状はU字形で、U字形
のアームに制限爪71を両側に設けている。制限
爪71はアンテナに外力が加えられて、回転軸が
抜出た状態では板バネを極端に折曲げ、機械的復
元力が低下するのを防止するためのものである。
70は主スリツトであり、アンテナ保持具2の回
転軸23を回転軸の軸孔13に押入して板バネ
7、主スリツト70を前記回転軸23の環状溝2
32に合せて矢印方向から挿入すると板バネ7の
主スリツト70と回転軸23の軸頭部233が結
合して常に軸孔13の中にアンテナ保持具2を引
込み、アンテナ保持具2を回転自在に保持するこ
とになるが、その回転角は前述のようにして保持
することになる。
上記第3図〜第6図の構成で無線機4の同軸コ
ード44は携帯用ケース1から引出し、その先端
の同軸コネクタ45をアンテナ保持具2の挿入穴
21から、その鍔部452の切欠き453を挿入
穴21に合せて挿入する。この時、同軸コネクタ
45のネジ部451が出側(上方)の収納部20
からのぞく形となる。これにアンテナコネクタ3
1を合せて締付けて、アンテナ3の取付けを行な
う。アンテナ保持具2は無線機4の同軸コネクタ
45とアンテナ3のアンテナコネクタ31に挾ま
れた形で一体化される形となる。30はアンテナ
3の放射素子部である。
以上、アンテナ保持具2の各部名称および機能
と携帯ケース1側に設けた保持具の各部名称およ
び機能について説明した。
第2図に携帯ケースにアンテナ3を接続した使
用状態を示すが、必要によりアンテナ3を前後矢
印方向に傾け、通信の最適状態に設定して通信を
行なうものである。
上記構成によれば、 (a) 携帯ケース1の側面にアンテナ保持具2を設
け、回転自在でアンテナの傾斜方向および傾斜
角を可変できるようにしたので、携帯ケース1
にアンテナ3と装着したまゝ提行する場合にア
ンテナ3が人体に接近したために生じる利得低
下をアンテナの外向傾斜により防止できる。
(b) アンテナ3の傾斜は、ボールベアリング24
と孔明きプレート14のクリツク機構によつて
段階的に行なえるので、アンテナ長の大きな高
利得アンテナや上部が比較的重いアンテナに大
きな傾斜を与える場合にもアンテナ傾斜を確実
に維持できる利点がある。
(c) アンテナ3の傾斜による加重に対してはボー
ルベアリング24の数、孔142の径の最大径
とボールベアリング24の球径の比、アンテナ
取付具2を取付座12に圧着する板バネ7の弾
力によつて変化でき、振動や衝撃によつて傾斜
が変化しない利点がある。
(d) 車載用無線機4のアンテナ同軸コード44お
よび同軸コネクタ21は携帯ケース1に前記無
線機4を収納した状態でアンテナ取付具2の取
付穴20に同軸コネクタ2が挿入でき、他の車
載アンテナと直接接続でき、方向可変できるの
で車載用から携帯機への転換が簡単である利点
がある。
(e) 携帯ケース1に対するアンテナ取付具2の着
脱は板バネ7の着脱によつて可能であり、無線
機を固定用に使用する場合に不用の場合は工具
なしに取り外しができる利点がある。
(f) 取付座12を別個に設けた場合は装着物に回
転軸23とほゞ同径の孔を設けるだけで簡単に
アンテナ3を装着できる利点がある。
考案の効果 本考案は上記のような構成であり、以下に示す
効果が得られるものである。
(a) アンテナ保持具を介して、無線機の同軸ケー
ブルとアンテナがコネクタで接続されるように
なつているので、車載用アンテナにも簡単に付
け替え使用出来る。
(b) アンテナ保持具が回転自在の構造であるた
め、例えば、携帯ケースに携帯アンテナを装着
し使用者が携行しながら無線機を操作する場合
にアンテナの傾きを変えられるので、アンテナ
の先端を人体より離す等、アンテナ利得を低下
させずに使用出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のポータブルラジオのアンテナ取
付状態を説明するための外観図、第2図は本考案
の一実施例におけるアンテナ保持装置の使用状況
を示す外観斜視図、第3図は同装置に収納される
無線機を示す外観斜視図、第4図は同装置の開い
た状態を示す外観斜視図、第5図、第6図は同装
置のアンテナ保持具の具体構成を示す一部断面図
及び分解斜視図である。 1……携帯用ケース、2……アンテナ保持具、
3……携帯用アンテナ、4……無線機、12……
座、23……回転軸、31……アンテナコネク
タ、44……同軸ケーブル、45……同軸コネク
タ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 無線機を収納し運搬する携帯用ケースの側面に
    回転軸を介してアンテナ保持具を節度をもつて回
    転可能なように取付けると共に上記アンテナ保持
    具には前記回転軸と直交する方向の挿入孔を形成
    し、前記無線機に接続した同軸ケーブルの先端に
    設けた同軸コネクタを上記挿入孔に下方より挿入
    固定し、携帯用アンテナの基部に設けたアンテナ
    コネクタを前記挿入孔に上方より挿入して前記コ
    ネクタを前記同軸コネクタに着脱可能に結合して
    なるアンテナ保持装置。
JP12573783U 1983-08-12 1983-08-12 アンテナ保持装置 Granted JPS6032813U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12573783U JPS6032813U (ja) 1983-08-12 1983-08-12 アンテナ保持装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP12573783U JPS6032813U (ja) 1983-08-12 1983-08-12 アンテナ保持装置

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Publication Number Publication Date
JPS6032813U JPS6032813U (ja) 1985-03-06
JPH0141212Y2 true JPH0141212Y2 (ja) 1989-12-06

Family

ID=30286156

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JP12573783U Granted JPS6032813U (ja) 1983-08-12 1983-08-12 アンテナ保持装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2545975Y2 (ja) * 1992-07-27 1997-08-27 ユピテル工業株式会社 携帯型無線送受信機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6012375Y2 (ja) * 1979-12-19 1985-04-22 松下電器産業株式会社 携帯用無線機
JPS56160010U (ja) * 1980-04-25 1981-11-28

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JPS6032813U (ja) 1985-03-06

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