JPH0141198Y2 - - Google Patents
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- JPH0141198Y2 JPH0141198Y2 JP1984184250U JP18425084U JPH0141198Y2 JP H0141198 Y2 JPH0141198 Y2 JP H0141198Y2 JP 1984184250 U JP1984184250 U JP 1984184250U JP 18425084 U JP18425084 U JP 18425084U JP H0141198 Y2 JPH0141198 Y2 JP H0141198Y2
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- Japan
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- emitting layer
- light emitting
- layer
- transparent electrode
- electrode
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
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Description
【考案の詳細な説明】
技術分野
本考案はEL（Electro−Luminescence）素子の
構造に関する。
構造に関する。
従来技術
指示・表示パネル等の面光源として利用される
従来のEL素子の典型的構造例をその製作行程に
従つて説明すると、前面ガラス基板上には酸化イ
ンジウム（I.T・Ｏ）等を蒸着せしめ前面透明電
極を形成し、この前面透明電極上にZnS等の螢光
体をシアノエチル化等により誘電率を高めた熱可
塑性樹脂のバインダーに分散させペースト状のも
のをスクリーン印刷法により塗布し発光層を形成
する。一方、背面基板上の背面電極上にチタン酸
バリヲム（BaTiO3）等の無機高誘電体物質を分
散させたペースト状のものを塗布し誘電体層を形
成する。次に、前面透明電極及び背面電極の少な
くとも一方にエポキシ樹脂等のシール剤を塗布し
た後発光層と誘電体層とを熱圧着せしめ、しかる
後シール剤を加熱処理等によつて硬化させる。そ
して前面透明電極及び背面電極より夫々取出し電
極が設けられることによつてEL素子として形成
されていた。
従来のEL素子の典型的構造例をその製作行程に
従つて説明すると、前面ガラス基板上には酸化イ
ンジウム（I.T・Ｏ）等を蒸着せしめ前面透明電
極を形成し、この前面透明電極上にZnS等の螢光
体をシアノエチル化等により誘電率を高めた熱可
塑性樹脂のバインダーに分散させペースト状のも
のをスクリーン印刷法により塗布し発光層を形成
する。一方、背面基板上の背面電極上にチタン酸
バリヲム（BaTiO3）等の無機高誘電体物質を分
散させたペースト状のものを塗布し誘電体層を形
成する。次に、前面透明電極及び背面電極の少な
くとも一方にエポキシ樹脂等のシール剤を塗布し
た後発光層と誘電体層とを熱圧着せしめ、しかる
後シール剤を加熱処理等によつて硬化させる。そ
して前面透明電極及び背面電極より夫々取出し電
極が設けられることによつてEL素子として形成
されていた。
かかる構造を有するEL素子は、発光層と誘電
体層との熱圧着に際し、熱膨張係数の夫々異なる
ガラス基板と発光層の両者の間において熱歪の相
違に基づく応力が発生しこの応力によりガラス基
板と発光層との間に剥離が生じるという欠点があ
つた。さらにこの剥離によつてEL素子の輝度低
下が招来され、ひいてはその寿命が著しく低下さ
せられるという不都合があつた。
体層との熱圧着に際し、熱膨張係数の夫々異なる
ガラス基板と発光層の両者の間において熱歪の相
違に基づく応力が発生しこの応力によりガラス基
板と発光層との間に剥離が生じるという欠点があ
つた。さらにこの剥離によつてEL素子の輝度低
下が招来され、ひいてはその寿命が著しく低下さ
せられるという不都合があつた。
目 的
本考案の目的は上記実情に鑑み、熱圧着に際し
ても剥離の生じることのないEL素子を提供する
ことにある。
ても剥離の生じることのないEL素子を提供する
ことにある。
概 要
上記目的は本考案によれば、ガラス基板上の透
明電極と発光層との間に樹脂膜等でなるクツシヨ
ン層を介在せしめることにより達成される。
明電極と発光層との間に樹脂膜等でなるクツシヨ
ン層を介在せしめることにより達成される。
実施例
以下、図示した実施例に基づき本考案を詳細に
説明すれば、図において、１は前面ガラス基板、
１′は背面基板、２は前面ガラス基板１上にI.T.
O.等を蒸着させてなる前面透明電極、３は背面
基板１′上にI.T.O.等を蒸着させてなる背面電極、
４はポリイミド等を凸版印刷法等により前面透明
電極２面上にその周辺部分を除き塗布させてなる
クツシヨン層、５はZnS等の螢光体をシアノエチ
ル化等の方法により誘電率を高めた熱可塑性バイ
ンダーにD.M.F.（ジメチル ホルム アミド）等
の溶剤でペースト状にしたものをスクリーン印刷
法等によりクツシヨン層２の乾燥後その面上に塗
布させてなる発光層、６はBaTiO3等の無機誘電
体をシアノエチル化により誘電率を高めた熱可塑
性バインダーに分散させペースト状にしたものを
スクリーン印刷法等により背面電極３面上にその
周辺部分を除き塗布させてなる誘電体層、７は前
面透明電極２及び背面電極３上の周辺部分のうち
少なくとも一方にエポキシ樹脂、紫外線硬化型樹
脂等の樹脂がスクリーン印刷法等により塗布され
発光層５と誘電体層６とが熱圧着された後加熱或
いは紫外線照射により硬化処理が施されてなる防
湿性樹脂、８，８′は前面透明電極２及び背面電
極３の夫々一端に取付けられた外部取出し電極で
ある。
説明すれば、図において、１は前面ガラス基板、
１′は背面基板、２は前面ガラス基板１上にI.T.
O.等を蒸着させてなる前面透明電極、３は背面
基板１′上にI.T.O.等を蒸着させてなる背面電極、
４はポリイミド等を凸版印刷法等により前面透明
電極２面上にその周辺部分を除き塗布させてなる
クツシヨン層、５はZnS等の螢光体をシアノエチ
ル化等の方法により誘電率を高めた熱可塑性バイ
ンダーにD.M.F.（ジメチル ホルム アミド）等
の溶剤でペースト状にしたものをスクリーン印刷
法等によりクツシヨン層２の乾燥後その面上に塗
布させてなる発光層、６はBaTiO3等の無機誘電
体をシアノエチル化により誘電率を高めた熱可塑
性バインダーに分散させペースト状にしたものを
スクリーン印刷法等により背面電極３面上にその
周辺部分を除き塗布させてなる誘電体層、７は前
面透明電極２及び背面電極３上の周辺部分のうち
少なくとも一方にエポキシ樹脂、紫外線硬化型樹
脂等の樹脂がスクリーン印刷法等により塗布され
発光層５と誘電体層６とが熱圧着された後加熱或
いは紫外線照射により硬化処理が施されてなる防
湿性樹脂、８，８′は前面透明電極２及び背面電
極３の夫々一端に取付けられた外部取出し電極で
ある。
本考案のEL素子は以上のように構成されてお
り、ガラス基板１上の前面透明電極２と発光層５
との間にクツシヨン層４が挿入されているので、
発光層５と誘電体層６との熱圧着の際前面ガラス
基板１と発光層５間の熱歪に帰因する応力はクツ
シヨン層４によつて吸収され、両者の間に剥離が
生じることはない。従つて前面透明電極２と発光
層５との密着性は向上され且つ維持されるので剥
離による輝度低下の防止及び防湿性の向上を図る
ことができる。例えば、従来構造のEL素子は、
60℃、湿度95％の雰囲気中に24時間放置すると駆
動後数時間で黒変化して輝度は駆動前に比し50％
程度低下してしまうのに対し、本考案に係るEL
素子は雰囲気中に100時間放置した後においても
輝度の低下は殆ど認められず、またこれは従来型
EL素子を標準状態で駆動した場合の1.5倍程度の
寿命となつている。
り、ガラス基板１上の前面透明電極２と発光層５
との間にクツシヨン層４が挿入されているので、
発光層５と誘電体層６との熱圧着の際前面ガラス
基板１と発光層５間の熱歪に帰因する応力はクツ
シヨン層４によつて吸収され、両者の間に剥離が
生じることはない。従つて前面透明電極２と発光
層５との密着性は向上され且つ維持されるので剥
離による輝度低下の防止及び防湿性の向上を図る
ことができる。例えば、従来構造のEL素子は、
60℃、湿度95％の雰囲気中に24時間放置すると駆
動後数時間で黒変化して輝度は駆動前に比し50％
程度低下してしまうのに対し、本考案に係るEL
素子は雰囲気中に100時間放置した後においても
輝度の低下は殆ど認められず、またこれは従来型
EL素子を標準状態で駆動した場合の1.5倍程度の
寿命となつている。
本実施例のクツシヨン層４はポリイミドによつ
て形成されるが、その膜厚は発光層５への印加電
界強度の低下による輝度低下をもたらさない程度
の寸法が適宜選ばれるが、この場合、数千Å〜数
μmが適当である。例えば、５×103Åの膜厚では
輝度は５〜10％程度低下するが、歩留りは従来構
造のものに比し70％程度向上する。またポリイミ
ドは発光層５中のD.M.F.等の溶剤に対して不溶
性を有し発光層５の塗布に際し何等影響を受けな
い。従つてクツシヨン層４は少なくとも発光層５
中の溶剤に対して難溶性を有するものが選ばれ
る。以上、クツシヨン層４の形成に際しては、そ
の膜厚、発光層５中の溶剤に対する親和性、前面
透明電極２及び発光層５との接着性等を考慮し
て、その材料が選ばれればよく、ポリイミドに限
らず適宜のものが選ばれ得る。
て形成されるが、その膜厚は発光層５への印加電
界強度の低下による輝度低下をもたらさない程度
の寸法が適宜選ばれるが、この場合、数千Å〜数
μmが適当である。例えば、５×103Åの膜厚では
輝度は５〜10％程度低下するが、歩留りは従来構
造のものに比し70％程度向上する。またポリイミ
ドは発光層５中のD.M.F.等の溶剤に対して不溶
性を有し発光層５の塗布に際し何等影響を受けな
い。従つてクツシヨン層４は少なくとも発光層５
中の溶剤に対して難溶性を有するものが選ばれ
る。以上、クツシヨン層４の形成に際しては、そ
の膜厚、発光層５中の溶剤に対する親和性、前面
透明電極２及び発光層５との接着性等を考慮し
て、その材料が選ばれればよく、ポリイミドに限
らず適宜のものが選ばれ得る。
考案の効果
上述の如く本考案によれば、ガラス基板と発光
層間の剥離が防止されこれによる輝度低下が生じ
ないので、又防湿性を向上できるのでEL素子の
高寿命化が図られ得る。で
層間の剥離が防止されこれによる輝度低下が生じ
ないので、又防湿性を向上できるのでEL素子の
高寿命化が図られ得る。で
図は本考案のEL素子の一実施例を示す縦断面
図である。 １……前面ガラス基板、１′……背面基板、２
……前面透明電極、３……背面電極、４……クツ
シヨン層、５……発光層、６……誘電体層、７…
…防湿性樹脂、８，８′……取出し電極。
図である。 １……前面ガラス基板、１′……背面基板、２
……前面透明電極、３……背面電極、４……クツ
シヨン層、５……発光層、６……誘電体層、７…
…防湿性樹脂、８，８′……取出し電極。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一対のガラス基板の一方に透明電極と発光層
を積層し、他方に背面電極と誘電体層を積層す
ると共に、発光層と誘電体層を熱圧着せしめて
両層の周囲を防湿性樹脂で封止して成るEL素
子において、上記透明電極と発光層との間にク
ツシヨン層を介在せしめたことを特徴とする
EL素子。 (2) 前記クツシヨン層は前記発光層を塗布する際
に用いられる溶剤に対して少なくとも難溶性を
有することを特徴とする実用新案登録請求の範
囲(1)に記載のEL素子。 (3) 前記クツシヨン層はポリイミド膜であること
を特徴とする実用新案登録請求の範囲(1)に記載
のEL素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984184250U JPH0141198Y2 (ja) | 1984-12-06 | 1984-12-06 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984184250U JPH0141198Y2 (ja) | 1984-12-06 | 1984-12-06 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6199997U JPS6199997U (ja) | 1986-06-26 |
| JPH0141198Y2 true JPH0141198Y2 (ja) | 1989-12-06 |
Family
ID=30741735
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984184250U Expired JPH0141198Y2 (ja) | 1984-12-06 | 1984-12-06 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0141198Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS559795A (en) * | 1978-05-11 | 1980-01-23 | Cpc International Inc | Wheat refining method that combine dry and wet milling methods |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58109196U (ja) * | 1982-01-20 | 1983-07-25 | カルソニックカンセイ株式会社 | エレクトロルミネツセンス素子 |
-
1984
- 1984-12-06 JP JP1984184250U patent/JPH0141198Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS559795A (en) * | 1978-05-11 | 1980-01-23 | Cpc International Inc | Wheat refining method that combine dry and wet milling methods |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6199997U (ja) | 1986-06-26 |
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