JPH0141073B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、主操作部からの指令あるいはローカ
ルスイツチなどの他の操作信号で負荷駆動部を制
御し、前記負荷駆動部の状態信号を入力とする時
分割多重伝送システムの端末器に関するものであ
る。

本発明の目的とするところは、多個所操作構成
の負荷駆動部を遠隔操作したとき、その状態入力
変化時の割込信号発生を停止して主操作部の割込
処理負担を軽減し、他の操作時間を活用できるよ
うにすることにある。

第１図は時分割多重伝送システムの基本回路図
で、多個所操作構成の負荷駆動部１を端末器２を
通して主操作部３から遠隔制御するものである。
主操作部３から該当端末器２へ時分割で制御デー
タを伝送し、端末器２はそれに応じて制御出力で
負荷駆動部１を介して負荷４を駆動する。一方、
負荷駆動部１は多個所操作構成になつており、端
末器２の制御出力以外にもローカルスイツチ等他
の信号で負荷４を駆動する。したがつて、負荷駆
動部１の状態入力信号を端末器２を介して主操作
部３へ伝送し、主操作部３で負荷駆動状態を監視
している。主操作部３は複数の端末器２を監視し
ているため、負荷駆動状態を読み込むアクセスを
端末器２からの割込要求信号で行なつている。

第２図ａ〜ｅは従来の端末器２による時分割多
重伝送システムの動作チヤートで、端末器２は割
込入力信号の変化をとらえて割込信号を発生させ
ていた。ところが、主操作部３から一斉に複数の
端末器２で負荷駆動を行なつたとき、状態入力信
号が一斉に変化して割込が重複し、主操作部３の
動作が状態入力信号の読み込みに集中することに
なり、他の主操作部３の動作が遅延したり、不動
作になるという問題が発生していた。

本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、以
下実施例により詳細に説明する。

第３図において、５は端末器回路で、従来の端
末器と同じ構成のもので、本発明にあつては、こ
の端末器回路５と制御出力立上り変化検出部６、
フリツプフロツプ７およびAND回路８とで端末
器２を構成し、端末器回路５の制御出力で負荷駆
動部１を介して負荷４を駆動し、負荷駆動部１の
状態入力信号が変化し、割込信号が発生するとそ
れを停止し、主操作部３へ伝送しないようにした
ものである。尚、フリツプフロツプ７にはセツト
リセツト付Ｄ型フリツプフロツプを使用する。

第４図ａ〜ｆは本発明の動作チヤートで、端末
器回路５の制御出力を制御出力立上り変化検出部
６で受け、その出力でフリツプフロツプ７をセツ
トする。一方、割込信号の立下りでフリツプフロ
ツプ７をデータ０とし、つまり、リセツトして割
込信号とフリツプフロツプ７のインバータ出力
とをAND回路８に入力し、このAND回路８の出
力を従来の割込伝送信号としたものである。した
がつて、負荷駆動部１の状態信号が変化し、割込
信号が発生すると、それを停止できて主操作部３
へ伝送しないようにできる。

本発明は上述のように構成されており、主操作
部からの指令あるいはローカルスイツチなどの他
の操作信号で負荷駆動部を制御し、前記負荷駆動
部の状態信号を入力とする時分割多重伝送システ
ムの端末器において、状態入力変化で発生する主
操作部への割込信号を、制御出力信号でセツトさ
れ割込信号の立下りでリセツトされるフリツプフ
ロツプの出力で停止させる如くしたから、多個所
操作構成の負荷駆動部を遠隔操作したとき、その
状態入力変化時の割込信号発生を停止できて主操
作部の割込処理負担を軽減でき、他の操作時間に
活用できるという効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は時分割多重伝送システムの基本回路
図、第２図ａ〜ｅは従来の端末器を用いた時分割
多重伝送システムの動作チヤート、第３図は本発
明の端末器の回路図、第４図ａ〜ｆは同上の動作
チヤートである。 １……負荷駆動部、２……端末器、３……主操
作部、４……負荷、７……フリツプフロツプ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 主操作部からの指令あるいはローカルスイツ
   チなどの他の操作信号で負荷駆動部を制御し、前
   記負荷駆動部の状態信号を入力とする時分割多重
   伝送システムの端末器において、状態入力変化で
   発生する主操作部への割込信号を、制御出力信号
   でセツトされ割込信号の立下がりでリセツトされ
   るフリツプフロツプの出力で停止させる如くして
   成る時分割多重伝送システムの端末器。