JPH0139982Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0139982Y2
JPH0139982Y2 JP16251585U JP16251585U JPH0139982Y2 JP H0139982 Y2 JPH0139982 Y2 JP H0139982Y2 JP 16251585 U JP16251585 U JP 16251585U JP 16251585 U JP16251585 U JP 16251585U JP H0139982 Y2 JPH0139982 Y2 JP H0139982Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piece
wire harness
steel plate
plate body
fastener
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16251585U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6270619U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16251585U priority Critical patent/JPH0139982Y2/ja
Publication of JPS6270619U publication Critical patent/JPS6270619U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0139982Y2 publication Critical patent/JPH0139982Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は鋼板ボデーに貫設した取付孔を介し
てワイヤハーネス等を配設するための留め具に関
する。
(従来の技術) 従来、この種の留め具としては第5図に示すよ
うに押え片31とこの押え片31の一端より垂下
して鋼板ボデー1に貫設した取付孔2に挿通可能
な取付片32とにより断面略鉤形状に形成されこ
の取付片32には図示のように所定の間隔で図示
上斜状に、かつ対称に係止脚33を有する留め具
30が設けられてワイヤハーネスWの径に応じて
その取付片32に設けた係止脚33の係合位置が
調整されて押え片31により押圧状にワイヤハー
ネスWを押えて配設されていた。
(解決しようとする問題点) したがつて、従来の留め具30では鋼板ボデー
1の取付孔2に装着した場合、取付片32が鋼板
ボデー1の下面側へワイヤハーネスWの径に応じ
て突出される。ところが、近年自動車等において
は社内スペースを拡張する傾向にあり、そのた
め、鋼板ボデー1の下面のスペースが狭くなつて
いることから、従来の留め具30では取付片32
および係止脚33が下面側に配設された他部品と
干渉してワイヤハーネスWの配設ができなくなる
等の問題点があり、また、鋼板ボデー1の上面側
においても同様にスペースが制限されるのに対
し、この留め具30はワイヤハーネスWの径が大
径あるいは小径と変動しても押え片31の押えス
ペースが同一であり、とくに、ワイヤハーネスW
の径が小径の場合には押え片31の下面側に無駄
なデツドスペースを生ずる等の問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記従来の問題点を解決すべくなさ
れたもので、鋼板ボデーの上下面側にデツドスペ
ースを生ずることなくワイヤハーネスを配設する
ことのできる留め具を提供することを目的とし、
その要旨は鋼板ボデーに貫設した取付孔を介して
ワイヤハーネス等を配設する留め具であつて、前
記ワイヤハーネスを取付ける略平板状の固定片と
この固定片の側縁より略半円形状に折返して固定
片と対設し、かつ延出する取付片とからなり、こ
の取付片の湾曲内側面に所定の間隔で先端に対し
後退角状に弾性変位可能な複数の係止脚を設けて
なる留め具に存する。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を図面にしたがつて説
明すると、図中3は留め具の全体であつて、該留
め具3は例えば合成樹脂等からなるもので、略平
板状の固定片4と同固定片4の側縁5より湾曲状
に折返される取付片6とが一体に形成されてい
る。
4は上記した固定片であつて、所定の長さLで
所定の幅Hを有する略平板状に形成され、この幅
Hは最小径D1のワイヤハーネスW1および最大
径D2のワイヤハーネスW2を粘着性テープ等よ
りなるバンドTにより巻着固定可能な幅Hに形成
されている。
6と取付片であつて、この取付片6は鋼板ボデ
ー1に貫設した略方形状の取付孔2に挿入可能な
帯状に形成され、この取付片6は固定片4の側縁
5のほぼ中央部より所定の径で折返される略半円
弧状に形成されてその端部は固定片4と対設さ
れ、同端部はさらに延設されて断面略湾曲鉤形状
に形成されるとともに、この取付片6の内側面に
はその先端部より所定の間隔で係止脚7が所定の
角度αで後退角状に設けられている。この係止脚
7は先端部に平面状の肩部8を有する略くさび形
状に形成されるとともに、舌状の首部9が一体に
形成され、各係止脚7はその基部を中心として取
付片6側へ弾性変位可能に設けられ、各係止脚7
は弾性変位した場合、次位の係止脚7に干渉しな
い間隔で設けられている。また、取付片6の外側
面には係止脚7の肩部8が鋼板ボデー1の取付孔
2の周縁下面に係合した際、同取付孔2の周縁上
面に当接係合して取付片6の挿入を規制する略三
角形状の係止突起10が各係止脚7と関連対応し
て突設されている。また、取付片6の外側面の基
部側には取付片6を挿入するための把持部11が
一体に形成されている。
次に、上記のように構成された本実施例の作用
および効果について説明する。
さて、本例留め具3は鋼板ボデー1に貫設した
略方形状の取付孔2を介してワイヤハーネスWを
配設するものであつて、ワイヤハーネスWを取付
ける略平板状の固定片4とこの固定片4の側縁5
より略半円形状に折返して固定片4と対設し、か
つ延出する断面略湾曲鉤形状の取付片6とからな
り、この取付片6の湾曲内側面に所定の間隔で先
端に対し所定の角度αで後退角状に弾性変位可能
な複数の係止脚7を設ける構成としたものであ
る。したがつて、第2図に示すように大径D2の
ワイヤハーネスW2を配設するには、先ず、ワイ
ヤハーネスW2を固定片4の内側面に当接した粘
着性ビニールテープ等よりなるバンドTにより巻
着固定すると取付片6に設けられた複数本の係止
脚7はワイヤハーネスW2の外周に当接されると
ともに、取付片6側へ弾性変位される。しかる
後、取付片6の先端を取付孔2に挿入して把持部
11を押圧すると最先端の第1の係止脚7は取付
孔2に案内されて取付片6側へ弾性変位され、係
止脚部7の肩部8が取付孔2を通過すると同時に
弾性復元されて同肩部8は鋼板ボデー1の下面に
当接され、また首部9の取付孔2の縁に当接され
て係止脚7は取付孔2に係合されるとともに、取
付片6の外側面の第1の係止突起10は鋼板ボデ
ー1の上面側の当接されて、ワイヤハーネスW2
は鋼板ボデー1の上面に載置状に配設されてい
る。また、第3図に示すようにワイヤハーネスW
1の径が最小径D1の場合には、上記と同様に把
持部11を押圧すると、各係止脚7は取付孔2に
より先端側より順次弾性変位および弾性復元さ
れ、また、各係止突起10も挿入されて、同係止
片6は湾曲状に折返し形成したものであるから、
その先端側は図示のように鋼板ボデー1の下面側
へワイヤハーネスW1をほぼ中心として回動状に
折返されて図示のように係止脚7と把持部11と
により取付孔2に係着されてワイヤハーネスW1
は鋼板ボデー1上に載置状に配設される。
このように本例留め具によれば、ワイヤハーネ
スW2のように大径の場合には、鋼板ボデー1の
下面側への取付片6の突出量は小さく、また、ワ
イヤハーネスW1のように小径あるいは中間径に
場合には、取付片6は鋼板ボデー1の下面側へ回
動状に折返されるので、下面側のスペースが比較
的小さくても他部品と干渉することを避けること
ができて、ワイヤハーネスWを確実に配設固定す
ることができ、また、上面側においても固定片4
を小径D1および大径D2のワイヤハーネスWを
取付可能な幅Hに形成したものであるから、ワイ
ヤハーネスWの径が変化しても径に応じたスペー
スとなりデツドスペースが解消される等多くの特
長がある。
なお、上記実施例においては鋼板ボデー1に貫
設した取付孔2を略方形状に形成して例示したが
これに限定するものではなく、例えば取付孔2が
円形の取付孔2′の場合には第4図に示すように
取付片6の外側面の中央部長手方向に沿つて取付
孔2′に近接するリブ12を一体に設け、このリ
ブ12に係止突起10を突設する構成としてもよ
い。
(考案の効果) さて、本考案は鋼板ボデーに貫設した取付孔を
介してワイヤハーネス等を配設する留め具であつ
て、前記ワイヤハーネスを取付ける略平板状の固
定片とこの固定片の側縁より略半円形状に折返し
て固定片と対設し、かつ延出する取付片とからな
り、この取付片の湾曲内側面に所定の間隔で先端
に対し後退角状に弾性変位可能な複数の係止脚を
設ける構成としたことにより、ワイヤハーネスが
大径の場合には、鋼板ボデーの下面側への取付片
の突出量は小さく、また、ワイヤハーネスが小径
あるいは中間径に場合には、取付片は鋼板ボデー
の下面側へ回動状に折返されるので、下面側のス
ペースが比較的小さくても他部品と干渉すること
を避けることができて、ワイヤハーネスを確実に
配設固定することができ、また、上面側において
も固定片を小径および大径のワイヤハーネスを取
付可能な幅に形成したものであるから、ワイヤハ
ーネスの径が変化しても径に応じたスペースとな
りデツドスペースを解消することができるので、
ワイヤハーネス等の留め具として極めて実用性に
優れた考案である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は留め
具の斜視図、第2図および第3図は作用説明図、
第4図は他の実施態様を示す断面図、第5図は従
来例を示す断面図である。 1……鋼板ボデー、2……取付孔、3……留め
具、4……固定片、5……側縁、6……取付片、
7……係止脚。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋼板ボデーに貫設した取付孔を介してワイヤハ
    ーネス等を配設する留め具であつて、前記ワイヤ
    ハーネスを取付ける略平板状の固定片とこの固定
    片の側縁より略半円形状に折返して固定片と対設
    し、かつ延出する取付片とからなり、この取付片
    の湾曲内側面に所定の間隔で先端に対し後退角状
    に弾性変位可能な複数の係止脚を設けてなるを特
    徴とする留め具。
JP16251585U 1985-10-23 1985-10-23 Expired JPH0139982Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16251585U JPH0139982Y2 (ja) 1985-10-23 1985-10-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16251585U JPH0139982Y2 (ja) 1985-10-23 1985-10-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6270619U JPS6270619U (ja) 1987-05-06
JPH0139982Y2 true JPH0139982Y2 (ja) 1989-11-30

Family

ID=31089848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16251585U Expired JPH0139982Y2 (ja) 1985-10-23 1985-10-23

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0139982Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6270619U (ja) 1987-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0139982Y2 (ja)
JPS6231683Y2 (ja)
JPH0530966Y2 (ja)
JPH0218390Y2 (ja)
JPH0138391Y2 (ja)
JPH0356092Y2 (ja)
JPH0311499Y2 (ja)
JPH0121588Y2 (ja)
JPH037603Y2 (ja)
JPH0215411B2 (ja)
JP2599437Y2 (ja) ベルトクランプ
JPH0210748Y2 (ja)
JPS61104720U (ja)
JPS6328680Y2 (ja)
JPH0271189U (ja)
JPH0345022U (ja)
JPH0616191Y2 (ja) ベルトクランプ
JPS62192682U (ja)
JPH0122525Y2 (ja)
JPS6397279U (ja)
JPS6436288U (ja)
JPS6214919U (ja)
JPS61114132U (ja)
JPS6330535U (ja)
JPS6282780U (ja)