JPH0139712B2 - - Google Patents

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JPH0139712B2
JPH0139712B2 JP59174159A JP17415984A JPH0139712B2 JP H0139712 B2 JPH0139712 B2 JP H0139712B2 JP 59174159 A JP59174159 A JP 59174159A JP 17415984 A JP17415984 A JP 17415984A JP H0139712 B2 JPH0139712 B2 JP H0139712B2
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JP
Japan
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carbon black
snow melting
powder
snow
sample
Prior art date
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JP59174159A
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English (en)
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JPS6153382A (ja
Inventor
Iwao Kayayama
Hisataro Fukuyama
Kazuo Narumi
Hiroshi Imai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KUNNETSUPU SETSUKAI KOGYO KK
KUSHIRO SEKITAN KANRYU KK
Original Assignee
KUNNETSUPU SETSUKAI KOGYO KK
KUSHIRO SEKITAN KANRYU KK
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Publication date
Application filed by KUNNETSUPU SETSUKAI KOGYO KK, KUSHIRO SEKITAN KANRYU KK filed Critical KUNNETSUPU SETSUKAI KOGYO KK
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  • Protection Of Plants (AREA)
  • Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (1) 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は融雪を促進せしめる融雪剤の技術分
野において利用され、特に水溶性を有する粒状融
雪剤の製造方法に関する。
(従来の技術) 降雪地帯での農作業の開始時期をすこしでも早
めるために、農業試験場または農業改良普及所の
指導で融雪剤の散布が行われている。
従来融雪剤としてはフライアツシユ、亜炭粉
末、黒色石粉、カーボンブラツク、木炭粉、植物
燃焼灰、カーボンブラツク入り炭酸カルシウム肥
料等が用いられているが、これらはいずれも粉体
であり散布時においては飛散するため散布者の体
が汚れたり、圃場以外に飛散したりして取扱が困
難であつた。
上記従来の融雪剤は、散布後においては、積雪
上だけに残存するため、表面の雪温を高め融雪効
果をもたらすが、積雪の内部温度を高めることが
できないため十分な効果が期待できない。
そこで出願人は上記欠点を解決するため、カー
ボンブラツク入り粒状融雪剤の製造方法を発明し
特許出願(昭和58年特許願第26499号)した。
この方法により製造される粒状融雪剤を散布す
ると、アルカリ分を有するため土壌のPHが高く
なる。これは通常土壌にとつて好ましいことであ
り、一般的には化成肥料や土壌改良剤を投入して
土壌を中性に維持している。
しかし最近の圃場では、化成肥料や土壌改良剤
の大量投入が続けられているため土壌PHが過度
に高くなつたり、不必要な肥料成分が残り作物に
も影響の出ているところが見受けられている。ま
た例えば、稲、馬鈴署等のようにむしろPHの高
い土壌を好まないものもあり、それらの農家から
肥料成分やアルカリ分が少なく、使いやすい融雪
剤の要請もだされてきている。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、上述の事情に鑑み開発されたもの
で、上述の従来のカーボンブラツク入り粒状融雪
剤の欠点を解決し、取扱いやすく肥料成分が少な
くアルカリ分の少ない、粒状融雪剤の製造方法を
提供する。
(2) 発明の構成 (問題点を解決するための手段及び作用) 本発明は、フライアツシユ、石粉、火山灰のう
ちの一つを主成分とする粉体に重量比0.5%以下
のカーボンブラツクを混入させたものを粉砕しな
がら、これに製糖廃水濃縮液、製紙廃水濃縮液の
うちの一方を主成分とする造粒剤を加えることに
より、強制的に混合した後造粒成形し、さらにこ
れを乾燥せしめて成るものである。
ここで混合時の方法は特に限定はなく、一般的
に混合機で十分に混合すれば良いが、カーボンブ
ラツクを粉体に混合する場合、ニーダ、ボールミ
ル等のように強制的に混合できるものがよい。ま
た造粒そして乾燥も一般的な公知の手段で十分で
ある。
なお、上記カーボンブラツクは、粉粒体の黒色
度により重量比0.5%以下の範囲で、太陽光線の
吸収を増長させるために粉体に適宜混合される。
かくして得られた粒状融雪剤は、他の造粒品と
同程度の強度を有し散布作業において取扱が容易
となり、散布後は吸湿性の有機物を含む造粒剤を
介し黒色粉体を雪中に溶解浸透させ、積雪内部ま
で太陽光線を吸収しそのエネルギーをもたらすの
で融雪効果を高めることになつた。
(実施例) 以下本発明についていくつかの実施例を示す
が、粉体としては火力発電所やボイラーから排出
される石炭燃焼灰すなわちフライアツシユ、一般
的な礦石を粉末にした石粉、火山灰地より採取さ
れる火山灰を使用し、カーボンブラツクは現在一
般に生産、市販されているものを使用している。
また、本実施例で使用された上記フライアツシ
ユ、石粉そして火山灰は、第1表に示される成分
のものであつた。
さらに実施例では有機物を含む造粒剤として
は、てん菜製糖工場からの廃水濃縮液を使用して
いるが、製紙工場からの廃水濃縮液水分20〜80%
程度のものが使用可能である。
実施例 1 フライアツシユ7.97Kgにカーボンブラツクを
0.03Kg入れニーダーにより混合する。混合された
カーボンブラツク入りフライアツシユに水分50%
の製糖廃水濃縮液を2.0Kgを添加しさらに混合す
る。混合された試料を転動型造粒機に投入する。
転動型造粒機により成形された試料を温風乾燥機
により乾燥すると、粒状融雪剤が得られこの試料
を試作品1として試験に供した。
比較例 フライアツシユ8.0Kgに水分50%の製糖廃水濃
縮液を2.0Kgを入れニーダーにより混合する。混
合された試料を転動型造粒機に投入する。転動型
造粒機により形成された試料を温風乾燥機により
乾燥すると、粒状融雪剤が得られこの試料を比較
品として試験に供した。
実施例 2 微粉炭8.0Kgに水分50%の製糖廃水濃縮液を2.0
Kgを入れニーダーにより混合する。混合された試
料を転動型造粒機に投入する。転動型造粒機によ
り成形された試料を温風乾燥機により乾燥する
と、粒状融雪剤が得られこの試料を試作品2とし
て試験に供した。
実施例 3 火山灰8.47Kgにカーボンブラツクを0.03Kg入れ
ニーダーにより混合する。混合されたカーボンブ
ラツク入り火山灰に水分50%の製糖廃水濃縮液を
1.5Kgを添加しさらに混合する。混合された試料
を転動型造粒機に投入する。転動型造粒機により
成形された試料を温風乾燥機により乾燥すると、
粒状融雪剤が得られこの試料を試作品3として試
験に供した。
実施例 4 石粉8.67Kgにカーボンブラツクを0.03Kg入れニ
ーダーにより混合する。混合されたカーボンブラ
ツク入り火山灰に水分50%の製糖廃水濃縮液を
1.3Kgを添加しさらに混合する。混合された試料
を転動型造粒機に投入する。転動型造粒機により
成形された試料を温風乾燥機により乾燥すると、
造粒融雪剤がえられこの試料を試作品4として試
験に供した。
以上の実施例1から4によつてそれぞれ得られ
た試作品1から4について市販カーボンブラツク
入り炭酸カルシウム肥料及び比較品と比較しつ
つ、融雪剤散布後における残雪深さの推移につい
て試験結果を第1図に示す。同図からも明瞭なご
とく、本発明の融雪剤を散布した場合には、無散
布は勿論のこと市販カーボンブラツク入り炭酸カ
ルシウム肥料あるいは比較品の散布時よりも、融
雪効果が優れていることが判る。なお観測は北海
道北見地方において昭和59年3月23日から4月15
日の間に行われた。
(3) 発明の効果 以上のごとく、本発明によるならば、アルカリ
分が低く、散布時にはその取扱が容易で、かつ散
布後は融雪効果が一段とすぐれた融雪剤を得るこ
とができ、稲や馬鈴署等の耕作のために土壌に好
適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1ないし4で得られた試作品1
ないし4を散布したときの成績を従来品及び比較
品散布及び無散布時と比較しつつ示すグラフであ
る。
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 フライアツシユ、石粉、火山灰のうちの一つ
    を主成分とする粉体に重量比0.5%以下のカーボ
    ンブラツクを混入させたものを粉砕しながら、こ
    れに製糖廃水の濃縮液、製紙廃水濃縮液のうちの
    一方を主成分とする造粒剤を加えることにより、
    強制的に混合した後造粒形成し、さらにこれを乾
    燥せしめることとする粒状融雪剤の製造方法。
JP59174159A 1984-08-23 1984-08-23 粒状融雪剤の製造方法 Granted JPS6153382A (ja)

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