JPH0139682Y2 - - Google Patents

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JPH0139682Y2
JPH0139682Y2 JP1985131268U JP13126885U JPH0139682Y2 JP H0139682 Y2 JPH0139682 Y2 JP H0139682Y2 JP 1985131268 U JP1985131268 U JP 1985131268U JP 13126885 U JP13126885 U JP 13126885U JP H0139682 Y2 JPH0139682 Y2 JP H0139682Y2
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JP
Japan
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synthetic resin
insect repellent
soft synthetic
substrate
insecticide
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JP1985131268U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ごきぶりおよびだに等の忌避作用を
有する防虫用テープの改良に関するものである。
(従来技術) 従来、防虫用テープとして例えば実開昭53−
124374号公報に示されるように、超軟質合成樹脂
材からなる担体と、その表面に設けられた殺虫剤
層と、上記担体の裏面に設けられた接着剤層とか
らなるものが知られている。上記従来の防虫用テ
ープは、担体上に殺虫剤を直接塗布したものであ
るため、殺虫剤が極めて気化し易く薬効を長時間
に亘つて持続させることができず、しかも上記担
体が超軟質合成樹脂材からなつているため、充分
な保形性を得ることができないという欠点があつ
た。
(考案の目的〕 本考案は、上記従来の欠点を解消するためにな
されたものであり、長時間に亘つて優れた薬効を
持続させることができるとともに、充分な保形性
を備えた防虫用テープを得ることを目的としてい
る。
(考案の構成) 本考案の防虫用テープは、硬質合成樹脂材から
なる保形性を備えた基板と、その表面に設けられ
た軟質合成樹脂層と、その表面に設けられた紫外
線硬化塗料層と、上記基板の裏面に設けられた取
付用の接着層とを有し、上記軟質合成樹脂層に殺
虫剤が混入されてなるものである。
(実施例) 第1図は、本考案に係る防虫用テープ1の実施
例を示している。この防虫用テープ1は、基板2
と、その表面に設けられた軟質合成樹脂層3と、
その表面に設けられた紫外線硬化塗料層4と、そ
の表面を被覆する透明フイルム5と、上記基板2
の下面に設けられた接着層6とからなつている。
上記基板2は硬質塩化ビニル等の硬質合成樹脂
材からなる保形性を備えたものであり、その裏面
には断面逆V字形の溝7が長さ方向に沿つて形成
されている。また、上記軟質合成樹脂層3は、軟
質合成樹脂材中に、三井東圧化学株式会社製の
MTI−500トレボン(商品名)等のピレスロイド
系または有機リン系、カーバメート系等の殺虫剤
が混入されてなるものであり、押出成形等の手段
で上記基板2の表面上に配設されている。
上記紫外線硬化塗料層4は、ウレタンアクリル
系樹脂またはポリエステル系樹脂、エポキシアク
リル系樹脂等の合成樹脂材からなり、紫外線が照
射されることによつて瞬時に硬化する紫外線硬化
塗料(UV塗料)からなるものである。この紫外
線硬化塗料層4は、ローラコーテイング法等の手
段で上記軟質合成樹脂層3の表面に塗布された
後、その表面に透明フイルム5が重ねられた状態
でその上から紫外線が照射されることにより、硬
化して上記軟質合成樹脂層3の表面に固着されて
いる。なお、上記透明フイルム5の裏面に紫外線
硬化塗料層4を形成した後、これを軟質合成樹脂
層3の表面に重ねてその上から紫外線を照射する
ようにしてもよい。
また、上記接着層6は、基板1の裏面に粘着剤
を塗布するかあるいは両面接着テープを張り付け
る等の手段で形成されている。なお、この接着層
6の裏面に剥離紙を設け、使用時にこの剥離紙を
剥すように構成することが望ましい。
以上のように構成された防虫用テープ1は、ご
きぶりもしくはだに等の侵入および徘徊を防止す
るため、例えば建築物の壁面、床面もしくはテー
ブルの天板周壁部、家具および厨房器等の開口部
周辺等に、上記接着層6を介して取付けられる。
また、第2図に示すように、テーブルの天板8の
周壁部の底面9と側面10とに跨つて取付ける場
合には、基板2の溝7において防虫用テープ1を
折曲げるようにする。そして、上記防虫用テープ
1の透明フイルム5を剥離すれば、軟質合成樹脂
層3に混入された殺虫剤が紫外線硬化塗料層4を
経て徐々に気化することにより発揮される薬効に
より、ごきぶり等の忌避作用が発揮される。
このように、基板2の表面に設けた軟質合成樹
脂層3内に混入された殺虫剤により薬効が発揮さ
れるように構成されているため、硬質合成樹脂材
中に殺虫剤を混入した場合のように押出成形時に
殺虫剤が高温に哂されて熱分解したりあるいは蒸
発したりして薬効が喪失することを防止でき、ま
た基板2上に殺虫剤を直接塗布した場合のように
殺虫剤が急激に気化して薬効が早期に消失するこ
とができる。また、上記基板2が硬質合成樹脂材
で形成されているため、これによつて防虫用テー
プ1の保形性が確保されるとともに、この基板2
の存在により上記軟質合成樹脂層3内の殺虫剤が
防虫用テープ1の裏面側に浸透して無駄に消費さ
れるのを防止することができる。
また、上記実施例では硬質合成樹脂材からなる
基板2に溝7を設けているため、保形性を有する
構造でありながら上記溝7において防虫用テープ
1を直角に折曲げた状態で被取付部に取付けるこ
とができるという利点がある。なお、上記溝7を
基板2の裏面の二個所に設けて防虫用テープ1を
断面コ字状に折曲げられるように構成してもよ
く、また上記溝7を省略した構造としてもよい。
また、上記実施例のように、紫外線硬化塗料層
4の表面に透明フイルム5を設けた場合には、こ
の透明フイルム5の平滑度に応じて紫外線硬化塗
料層4の表面を平滑面に形成することができると
ともに、この透明フイルム5のシール作用によ
り、保管時等の不使用時における殺虫剤の気化を
防止することができる。なお、上記透明フイルム
5を省略した構造としてもよい。
(考案の効果) 以上説明したように本考案に係る防虫用テープ
は、硬質合成樹脂材からなる基板の表面に殺虫剤
が混入された軟質合成樹脂層を設けているため、
上記基板によつて防虫用テープの保形性を確保で
きるとともに、殺虫剤が防虫用テープの裏面側に
浸透して無駄に消費されるのを防止することがで
きる。また、上記殺虫剤が混入された軟質合成樹
脂層の表面に、紫外線を照射することによつて瞬
時に硬化する素材からなる紫外線硬化塗料層を設
けたため、上記殺虫剤の薬効を熱劣化させること
なく軟質合成樹脂層の表面を被覆し、上記薬効を
長期間に亘つて維持することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る防虫用テープの実施例を
示す斜視図、第2図は上記防虫用テープの使用状
態を示す断面図である。 1……防虫用テープ、2……基板、3……軟質
合成樹脂層、6……接着層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軟質合成樹脂層からなる保形性を備えた基板
    と、その表面に設けられた軟質合成樹脂層と、そ
    の表面に設けられた紫外線硬化塗料層と、上記基
    板の裏面に設けられた取付用の接着層とを有し、
    上記軟質合成樹脂層に殺虫剤が混入されてなるこ
    とを特徴とする防虫用テープ。
JP1985131268U 1985-08-27 1985-08-27 Expired JPH0139682Y2 (ja)

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JPS6241002U JPS6241002U (ja) 1987-03-11
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JPS6241002U (ja) 1987-03-11

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