JPH0139224Y2 - - Google Patents
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- JPH0139224Y2 JPH0139224Y2 JP1983203339U JP20333983U JPH0139224Y2 JP H0139224 Y2 JPH0139224 Y2 JP H0139224Y2 JP 1983203339 U JP1983203339 U JP 1983203339U JP 20333983 U JP20333983 U JP 20333983U JP H0139224 Y2 JPH0139224 Y2 JP H0139224Y2
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- JP
- Japan
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- gear
- power
- vehicle
- clutch
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 7
- 239000000284 extract Substances 0.000 claims description 3
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
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- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 2
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- GNFTZDOKVXKIBK-UHFFFAOYSA-N 3-(2-methoxyethoxy)benzohydrazide Chemical compound COCCOC1=CC=CC(C(=O)NN)=C1 GNFTZDOKVXKIBK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- YTAHJIFKAKIKAV-XNMGPUDCSA-N [(1R)-3-morpholin-4-yl-1-phenylpropyl] N-[(3S)-2-oxo-5-phenyl-1,3-dihydro-1,4-benzodiazepin-3-yl]carbamate Chemical compound O=C1[C@H](N=C(C2=C(N1)C=CC=C2)C1=CC=CC=C1)NC(O[C@H](CCN1CCOCC1)C1=CC=CC=C1)=O YTAHJIFKAKIKAV-XNMGPUDCSA-N 0.000 description 1
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Landscapes
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
- Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は特殊産業車両の動力取出装置に関す
る。
る。
(従来技術)
従来から、重量物、粒状物、流状物を運搬する
ダンプカーには、荷台を持ち上げて傾斜させるリ
フト装置が載置され、被運搬物の荷降しが容易化
されている。また、伐採した木材その他の重量物
を持ち上げたり、けん引したりする車両には、ク
レーンやワイヤを巻装したウインチ装置などが設
置されている。
ダンプカーには、荷台を持ち上げて傾斜させるリ
フト装置が載置され、被運搬物の荷降しが容易化
されている。また、伐採した木材その他の重量物
を持ち上げたり、けん引したりする車両には、ク
レーンやワイヤを巻装したウインチ装置などが設
置されている。
かかるリフト装置、クレーンあるいはウインチ
装置を持つた車両では、これらの動力源として車
両のエンジン出力を利用するのが一般的である。
つまり、かかる車両には変速機に連動しうる動力
取出し用のギヤが設けられ、上記リフト装置やク
レーン等を作動するための動力を得ようとする際
に、空気圧や油圧によつて上記ギヤを自動的に駆
動側のインプツトギヤに強制噛合させる構成にな
つている。
装置を持つた車両では、これらの動力源として車
両のエンジン出力を利用するのが一般的である。
つまり、かかる車両には変速機に連動しうる動力
取出し用のギヤが設けられ、上記リフト装置やク
レーン等を作動するための動力を得ようとする際
に、空気圧や油圧によつて上記ギヤを自動的に駆
動側のインプツトギヤに強制噛合させる構成にな
つている。
(従来技術の問題点)
しかしながら、動力取出し用ギヤと駆動ギヤと
の間には、これらの回転同期を静かに行うシンク
ロメツシユ装置が設けられていないため、上記空
気圧等による両ギヤの自動噛合の際、互いに強く
ぶつかり合つてギヤ鳴りを生じたり、ギヤの損傷
を招くという欠点があつた。
の間には、これらの回転同期を静かに行うシンク
ロメツシユ装置が設けられていないため、上記空
気圧等による両ギヤの自動噛合の際、互いに強く
ぶつかり合つてギヤ鳴りを生じたり、ギヤの損傷
を招くという欠点があつた。
また、従来、動力断続用スイツチを入れること
によつて、直ちに油圧シリンダが両ギヤを噛合お
よび噛合解除させるようにしたものがあつたが、
車両の走行中にも拘らず、上記スイツチの操作に
よつてリフト装置等が作動してしまい、操作上あ
るいは作業保安上極めて危険であつた。
によつて、直ちに油圧シリンダが両ギヤを噛合お
よび噛合解除させるようにしたものがあつたが、
車両の走行中にも拘らず、上記スイツチの操作に
よつてリフト装置等が作動してしまい、操作上あ
るいは作業保安上極めて危険であつた。
特公昭55−45409号公報により、ダンプカーな
どに搭載された動力取出装置内部における動力伝
達経路の切断操作を行なう場合、該切断操作用の
スイツチを操作すると共にクラツチペダルを踏み
込む場合のみ、上記切断操作が実行されるという
装置が開示されているが、上記問題を解決するに
は至らない。
どに搭載された動力取出装置内部における動力伝
達経路の切断操作を行なう場合、該切断操作用の
スイツチを操作すると共にクラツチペダルを踏み
込む場合のみ、上記切断操作が実行されるという
装置が開示されているが、上記問題を解決するに
は至らない。
また、実開昭51−5835号(実開昭57−97735号
公報参照)には動力断続用クラツチよりも連動下
手側部分に回転制御装置の慣性回転に制動を与え
る渦電流式制動装置を設け、動力断続用クラツチ
の切り側への操作に連動して制動装置を制動作動
状態に切換える動力伝達構造が記載されている
が、同じく上記問題を解決するものではない。
公報参照)には動力断続用クラツチよりも連動下
手側部分に回転制御装置の慣性回転に制動を与え
る渦電流式制動装置を設け、動力断続用クラツチ
の切り側への操作に連動して制動装置を制動作動
状態に切換える動力伝達構造が記載されている
が、同じく上記問題を解決するものではない。
(考案の目的)
本考案はかかる従来の問題点に着目してなされ
たもので、動力取出用ギヤのインプツトギヤに対
する噛合および噛合解除を、車両の停車中でしか
もインプツトギヤの回転停止中に行わせ、かつイ
ンプツトギヤが回転時には、該噛合及び噛合解除
を、インプツトシヤフトの強制停止後に実行する
特殊産業車両の動力取出装置を提供することを目
的とする。
たもので、動力取出用ギヤのインプツトギヤに対
する噛合および噛合解除を、車両の停車中でしか
もインプツトギヤの回転停止中に行わせ、かつイ
ンプツトギヤが回転時には、該噛合及び噛合解除
を、インプツトシヤフトの強制停止後に実行する
特殊産業車両の動力取出装置を提供することを目
的とする。
(考案の概要)
本考案によれば、クラツチ従動側と連動するギ
ヤの回転停止時に、該ギヤと連結し作業用動力を
取り出す特殊産業車両の動力取出装置において、
車両の停車時を検知し信号を出力する停車検知手
段と、該検知手段からの検知信号入力時以外は上
記ギヤとの連結を禁止する連結禁止手段とを有す
ることを特徴とする特殊産業車両の動力取出装置
が提供される。
ヤの回転停止時に、該ギヤと連結し作業用動力を
取り出す特殊産業車両の動力取出装置において、
車両の停車時を検知し信号を出力する停車検知手
段と、該検知手段からの検知信号入力時以外は上
記ギヤとの連結を禁止する連結禁止手段とを有す
ることを特徴とする特殊産業車両の動力取出装置
が提供される。
(実施例)
以下に、本考案の実施例を図面について詳細に
述べる。
述べる。
第1図は動力取出装置の概略説明図である。同
図において、1はエンジンの動力を変速機に対し
て断続するためのクラツチで、このクラツチ従動
側のインプツトシヤフト2にはインプツトギヤ3
が取り付けられるとともに、変速用各種ギヤが連
繋している。Fは動力取出機構で、通常は変速機
のカウンタシヤフト等から動力を取出す構造にな
つているが、本実施例では便宜上、上記インプツ
トギヤから動力を取出すものとして説明する。ま
た、インプツトシヤフト2に並行して動力取出シ
ヤフト4が設けられ、この動力取出シヤフト4に
は、これに設けたスプライン5上を摺動しうる動
力取出ギヤ6が嵌挿されており、更にその動力取
出シヤフト4端には、動力取出プーリ7が固定さ
れている。なお、この動力取出プーリ7はこれに
懸架したベルト8(またはチエーン)を介して外
部に動力を伝達する。
図において、1はエンジンの動力を変速機に対し
て断続するためのクラツチで、このクラツチ従動
側のインプツトシヤフト2にはインプツトギヤ3
が取り付けられるとともに、変速用各種ギヤが連
繋している。Fは動力取出機構で、通常は変速機
のカウンタシヤフト等から動力を取出す構造にな
つているが、本実施例では便宜上、上記インプツ
トギヤから動力を取出すものとして説明する。ま
た、インプツトシヤフト2に並行して動力取出シ
ヤフト4が設けられ、この動力取出シヤフト4に
は、これに設けたスプライン5上を摺動しうる動
力取出ギヤ6が嵌挿されており、更にその動力取
出シヤフト4端には、動力取出プーリ7が固定さ
れている。なお、この動力取出プーリ7はこれに
懸架したベルト8(またはチエーン)を介して外
部に動力を伝達する。
一方、9はギヤアクチユエータとしての油圧シ
リンダで、電磁弁10を介して油圧ポンプ11に
接続され、電磁弁10の切換動作によつて、油圧
ポンプ11から、油圧シリンダ9内を図示しない
ピストンによつて隔成した2油室の一方に、作動
油を選択的に供給し、他方からタンク12へ作動
油をドレンするようになつている。また、この油
圧制御によつて、ピストンに連繋するシフトフオ
ーク13が変位動作し、このシフトフオーク13
端を嵌合溝14に係合している上記動力取出ギヤ
6がインプツトギヤ3に対し噛合したり噛合解除
したりする。11′は油圧系の動圧を安定化する
のに用いられるアーキユームレータである。
リンダで、電磁弁10を介して油圧ポンプ11に
接続され、電磁弁10の切換動作によつて、油圧
ポンプ11から、油圧シリンダ9内を図示しない
ピストンによつて隔成した2油室の一方に、作動
油を選択的に供給し、他方からタンク12へ作動
油をドレンするようになつている。また、この油
圧制御によつて、ピストンに連繋するシフトフオ
ーク13が変位動作し、このシフトフオーク13
端を嵌合溝14に係合している上記動力取出ギヤ
6がインプツトギヤ3に対し噛合したり噛合解除
したりする。11′は油圧系の動圧を安定化する
のに用いられるアーキユームレータである。
また、15は動力断続用スイツチ、16は車速
センサ、17はクラツチ従動側のインプツトシヤ
フト2用回転センサで、例えばギヤ3の歯数を電
磁的に検出するものからなる。18は上記各セン
サ16,17等の出力に基づいて、上記電磁弁1
0およびクラツチアクチユエータとしてのソレノ
イド19を付勢制御するコントローラである。該
コントローラ18は上記機能の他に、車速センサ
16からの出力信号により車両が停車状態にある
ことを検知する停車検知手段としての機能及び該
停車時以外に電磁弁10への信号出力を禁止する
連結禁止手段としての機能を有するものである。
なお、このソレノイド19の代わりに電磁弁によ
つて油圧制御される油圧シリンダ等を用いること
もできる。なお、20は動力取出装置の作動量検
出用ストロークスイツチである。
センサ、17はクラツチ従動側のインプツトシヤ
フト2用回転センサで、例えばギヤ3の歯数を電
磁的に検出するものからなる。18は上記各セン
サ16,17等の出力に基づいて、上記電磁弁1
0およびクラツチアクチユエータとしてのソレノ
イド19を付勢制御するコントローラである。該
コントローラ18は上記機能の他に、車速センサ
16からの出力信号により車両が停車状態にある
ことを検知する停車検知手段としての機能及び該
停車時以外に電磁弁10への信号出力を禁止する
連結禁止手段としての機能を有するものである。
なお、このソレノイド19の代わりに電磁弁によ
つて油圧制御される油圧シリンダ等を用いること
もできる。なお、20は動力取出装置の作動量検
出用ストロークスイツチである。
次に、作用について述べる。
いま、車両が走行中である場合またはインプツ
トシヤフト2が回転している場合には、動力断続
用スイツチ15をオン操作してもコントローラ1
8は何ら信号を出力しないようになつていて、ク
ラツチ1が閉じかつ動力取出ギヤ6が図示の位置
にある。一方、車両が走行を停止している場合
に、上記動力取出スイツチ15をオン操作する
と、コントローラ18が先ずソレノイド19を付
勢制御してクラツチ1を切る。ここで、クラツチ
1を切つてもインプツトシヤフト2がイナーシヤ
で回転しているような場合には、例えば高速段ギ
ヤをそのインプツトシヤフト2に取り付けた別の
ギヤ(図示しない)またはインプツトギヤ3に噛
合させて、そのインプツトシヤフト2の回転を停
止させる。インプツトシヤフト2の回転停止が回
転センサ17の出力により確認された場合には、
コントローラ18が電磁弁10に制御電流を出力
する。このため、電磁弁10が作動し、油圧ポン
プ11から油圧シリンダ9に油圧が供給されるの
で、動力取出ギヤ6をインプツトギヤ3に噛合す
る。この噛合が完全であることがストロークスイ
ツチ20で検出されると、これに基づき、コント
ローラ18がソレノイド19への電流を遮断し、
クラツチ1を継ぐ。このため、エンジンの動力が
両ギヤ3,6を介してプーリ7に伝えられ、これ
に懸架したベルト8やチエーンなどを介してリフ
ト装置等に動力を供給することになる。
トシヤフト2が回転している場合には、動力断続
用スイツチ15をオン操作してもコントローラ1
8は何ら信号を出力しないようになつていて、ク
ラツチ1が閉じかつ動力取出ギヤ6が図示の位置
にある。一方、車両が走行を停止している場合
に、上記動力取出スイツチ15をオン操作する
と、コントローラ18が先ずソレノイド19を付
勢制御してクラツチ1を切る。ここで、クラツチ
1を切つてもインプツトシヤフト2がイナーシヤ
で回転しているような場合には、例えば高速段ギ
ヤをそのインプツトシヤフト2に取り付けた別の
ギヤ(図示しない)またはインプツトギヤ3に噛
合させて、そのインプツトシヤフト2の回転を停
止させる。インプツトシヤフト2の回転停止が回
転センサ17の出力により確認された場合には、
コントローラ18が電磁弁10に制御電流を出力
する。このため、電磁弁10が作動し、油圧ポン
プ11から油圧シリンダ9に油圧が供給されるの
で、動力取出ギヤ6をインプツトギヤ3に噛合す
る。この噛合が完全であることがストロークスイ
ツチ20で検出されると、これに基づき、コント
ローラ18がソレノイド19への電流を遮断し、
クラツチ1を継ぐ。このため、エンジンの動力が
両ギヤ3,6を介してプーリ7に伝えられ、これ
に懸架したベルト8やチエーンなどを介してリフ
ト装置等に動力を供給することになる。
このようにして、インプツトギヤ3に対する動
力取出ギヤ6の噛合を、走行停止中およびインプ
ツトギヤ3の回転停止中に行うので、噛合時のギ
ヤ鳴りやギヤに無理な力が作用して損傷または破
損するのを有効な防止できる。
力取出ギヤ6の噛合を、走行停止中およびインプ
ツトギヤ3の回転停止中に行うので、噛合時のギ
ヤ鳴りやギヤに無理な力が作用して損傷または破
損するのを有効な防止できる。
また、かかる状態にあつて動力断続用スイツチ
15をオフ操作した場合には、上記と同様にクラ
ツチ1が切られ、インプツトシヤフト2の回転が
停止しているとき、インプツトギヤ3に対する動
力取出ギヤの噛合解除が可能となる。続いて変速
機をニユートラル以外のギヤ段にシフトさせた後
クラツチ1をコントローラ18の出力によつて自
動的に継ぐことによつて、車両の走行が可能とな
る。かくして、車両走行中にリフト装置等が不用
意に作動することを防止できる。
15をオフ操作した場合には、上記と同様にクラ
ツチ1が切られ、インプツトシヤフト2の回転が
停止しているとき、インプツトギヤ3に対する動
力取出ギヤの噛合解除が可能となる。続いて変速
機をニユートラル以外のギヤ段にシフトさせた後
クラツチ1をコントローラ18の出力によつて自
動的に継ぐことによつて、車両の走行が可能とな
る。かくして、車両走行中にリフト装置等が不用
意に作動することを防止できる。
次に、この考案の動作を第2図および第3図の
流れ図によつて説明する。
流れ図によつて説明する。
第2図はインプツトギヤ3に動力取出ギヤ6を
噛合させる手順を示す。先ず、動力断続用スイツ
チ15をオン操作すると、ステツプaにおいて、
車速が零か否か判断され、車速がある場合には動
力取出装置は何ら変化なく、例えば第1図に示す
状態になつている。一方、車速が零つまり走行を
停止していると判断されると、上記コントローラ
18の出力に基づき、ステツプbにおいて、クラ
ツチ1が切られる。また、このときクラツチ従動
側のインプツトシヤフト2がイナーシヤで回転す
る場合があるので、ステツプcにおいて、例えば
高速段ギヤをギヤ3に継いで強制的に停止させ
る。続いて、ステツプdにおいて、コントローラ
18の出力により電磁弁10を切換作動させ、油
圧シリンダ9により動力取出ギヤ6をインプツト
ギヤ3に噛合させる。こうして動力取出ギヤ6が
所定位置まで送られて噛合が完成したことを、ス
テツプeにおいてストロークスイツチ20が確認
すると、ステツプfにおいて、コントローラ18
が再びクラツチ1を継いで、リフト装置等の作動
を可能にする。
噛合させる手順を示す。先ず、動力断続用スイツ
チ15をオン操作すると、ステツプaにおいて、
車速が零か否か判断され、車速がある場合には動
力取出装置は何ら変化なく、例えば第1図に示す
状態になつている。一方、車速が零つまり走行を
停止していると判断されると、上記コントローラ
18の出力に基づき、ステツプbにおいて、クラ
ツチ1が切られる。また、このときクラツチ従動
側のインプツトシヤフト2がイナーシヤで回転す
る場合があるので、ステツプcにおいて、例えば
高速段ギヤをギヤ3に継いで強制的に停止させ
る。続いて、ステツプdにおいて、コントローラ
18の出力により電磁弁10を切換作動させ、油
圧シリンダ9により動力取出ギヤ6をインプツト
ギヤ3に噛合させる。こうして動力取出ギヤ6が
所定位置まで送られて噛合が完成したことを、ス
テツプeにおいてストロークスイツチ20が確認
すると、ステツプfにおいて、コントローラ18
が再びクラツチ1を継いで、リフト装置等の作動
を可能にする。
第3図はインプツトギヤ3から動力取出ギヤを
抜く手順を示す流れ図である。この場合には、ス
イツチ15のオフ操作により、ステツプgにおい
て車速の有無が判断され、車速が零のときのみ、
ステツプhにおいてコントローラ18の出力によ
りクラツチ1が切られる。このとき従動クラツチ
側のインプツトシヤフト2が回転しているとき
は、ステツプiにおいてその回転を強制的に停止
させる。続いて、ステツプjにおいて、コントロ
ーラ18の出力により電磁弁10を切換作動さ
せ、動力取出ギヤ6をインプツトギヤ3が噛合解
除する。こうして噛合解除の動作量すなわち油圧
シリンダ9の作動ストロークが所定位置に戻つた
ことを、ステツプkにおいてストロークスイツチ
20が確認したとき、ステツプlにおいてクラツ
チ1が再び継がれ、車両の走行並びに変速が可能
となるのである。かくして両ギヤ3,6の噛合お
よび噛合解除がスムースに行われる。
抜く手順を示す流れ図である。この場合には、ス
イツチ15のオフ操作により、ステツプgにおい
て車速の有無が判断され、車速が零のときのみ、
ステツプhにおいてコントローラ18の出力によ
りクラツチ1が切られる。このとき従動クラツチ
側のインプツトシヤフト2が回転しているとき
は、ステツプiにおいてその回転を強制的に停止
させる。続いて、ステツプjにおいて、コントロ
ーラ18の出力により電磁弁10を切換作動さ
せ、動力取出ギヤ6をインプツトギヤ3が噛合解
除する。こうして噛合解除の動作量すなわち油圧
シリンダ9の作動ストロークが所定位置に戻つた
ことを、ステツプkにおいてストロークスイツチ
20が確認したとき、ステツプlにおいてクラツ
チ1が再び継がれ、車両の走行並びに変速が可能
となるのである。かくして両ギヤ3,6の噛合お
よび噛合解除がスムースに行われる。
(考案の効果)
以上説明したように、本考案によれば、自動変
速機および自動クラツチを備え、しかも動力取出
しが可能な特殊産業車両において、動力取出ギヤ
のインプツトギヤに対する噛合および噛合解除
を、車両の停止中であつて、かつインプツトギヤ
の回転を強制停止手段を用い完全に止めた後にお
いて可能にしたことにより、ギヤ鳴りの発生を防
止できるとともに、各ギヤの損傷や破損を招く心
配がなくなる。したがつて、変速部と同じく動力
取出ギヤ部の耐久性が向上し、保守、点検の回数
が少なくて済み、経済性の点でも有利になる等の
効果が得られる。
速機および自動クラツチを備え、しかも動力取出
しが可能な特殊産業車両において、動力取出ギヤ
のインプツトギヤに対する噛合および噛合解除
を、車両の停止中であつて、かつインプツトギヤ
の回転を強制停止手段を用い完全に止めた後にお
いて可能にしたことにより、ギヤ鳴りの発生を防
止できるとともに、各ギヤの損傷や破損を招く心
配がなくなる。したがつて、変速部と同じく動力
取出ギヤ部の耐久性が向上し、保守、点検の回数
が少なくて済み、経済性の点でも有利になる等の
効果が得られる。
第1図は本考案の動力取出装置の概略説明図、
第2図はインプツトギヤに動力取出ギヤを入れる
手順を示すフローチヤート、第3図はインプツト
ギヤから動力取出ギヤを抜く手順を示すフローチ
ヤートである。 1……クラツチ、2……インプツトシヤフト、
3……インプツトギヤ、4……動力取出シヤフ
ト、6……動力取出ギヤ、9………油圧シリン
ダ、15……動力断続用スイツチ、16……車速
センサ、17……回転センサ、18……コントロ
ーラ、19……ソレノイド。
第2図はインプツトギヤに動力取出ギヤを入れる
手順を示すフローチヤート、第3図はインプツト
ギヤから動力取出ギヤを抜く手順を示すフローチ
ヤートである。 1……クラツチ、2……インプツトシヤフト、
3……インプツトギヤ、4……動力取出シヤフ
ト、6……動力取出ギヤ、9………油圧シリン
ダ、15……動力断続用スイツチ、16……車速
センサ、17……回転センサ、18……コントロ
ーラ、19……ソレノイド。
Claims (1)
- クラツチ従動側と連動するギヤの回転停止時
に、該ギヤと連結し作業用動力を取り出す特殊産
業車両の動力取出装置において、車両の停車時を
検知し信号を出力する停車検知手段と、該検知手
段からの検知信号入力時以外は上記ギヤとの連結
を禁止する連結禁止手段とを有することを特徴と
する特殊産業車両の動力取出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20333983U JPS60111720U (ja) | 1983-12-30 | 1983-12-30 | 特殊産業車両の動力取出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20333983U JPS60111720U (ja) | 1983-12-30 | 1983-12-30 | 特殊産業車両の動力取出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60111720U JPS60111720U (ja) | 1985-07-29 |
JPH0139224Y2 true JPH0139224Y2 (ja) | 1989-11-24 |
Family
ID=30765749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20333983U Granted JPS60111720U (ja) | 1983-12-30 | 1983-12-30 | 特殊産業車両の動力取出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60111720U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0448973Y2 (ja) * | 1986-09-05 | 1992-11-18 | ||
JPH0616819Y2 (ja) * | 1987-04-16 | 1994-05-02 | 日野自動車工業株式会社 | 動力取出装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5545409A (en) * | 1978-09-25 | 1980-03-31 | Hisashi Matsushima | Preparation of pattern tool |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5297735U (ja) * | 1976-01-21 | 1977-07-22 |
-
1983
- 1983-12-30 JP JP20333983U patent/JPS60111720U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5545409A (en) * | 1978-09-25 | 1980-03-31 | Hisashi Matsushima | Preparation of pattern tool |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60111720U (ja) | 1985-07-29 |
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