JPH0139167Y2 - - Google Patents

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JPH0139167Y2
JPH0139167Y2 JP1985047968U JP4796885U JPH0139167Y2 JP H0139167 Y2 JPH0139167 Y2 JP H0139167Y2 JP 1985047968 U JP1985047968 U JP 1985047968U JP 4796885 U JP4796885 U JP 4796885U JP H0139167 Y2 JPH0139167 Y2 JP H0139167Y2
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JP
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bottom container
band
lid
seeds
bed
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JP1985047968U
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JPS61165153U (ja
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    • Y02P60/216

Landscapes

  • Hydroponics (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、植物の種子、例えばかいわれ大根等
の種子を発芽させて成育させることのできる栽培
器に関わる。
[従来の技術] 種子を発芽させるためには、種子に常時適度な
湿り気を与えることが必要であるが、その保護の
ためには種子の上方数cmに何らかの保護部材(例
えば蓋)が必要である。発芽した種子を成育させ
るためには、根に常時適度な湿り気を与える必要
がある点は発芽させる場合と同様であるが、蓋と
は別個に子葉、芽等を保護すると共にこれらが側
方に伸びないように案内する周壁が必要である。
従つて、従来は種子の発芽のためにのみ用いる
発芽器としては、比較的浅い容器に吸湿・保水性
を有するスポンジ等からなる蒔床を入れたものが
使われ、発芽から成育まで用いる育苗器として
は、かなり深い容器に上記と同様な蒔床を入れた
ものが使われていた。
[考案が解決しようとする問題点] 上述の従来の発芽器をかいわれ大根の栽培に用
いると、種子が発芽するまでは何ら問題ないが、
芽が伸びてくると、芽が蓋に当たつてしまうので
蓋をとらなければならない。蓋をとると何ら保
護・案内部材がなくなるので蒔床周辺の芽は外方
に向かつて斜めに伸びてしまい、真すぐなかいわ
大根を栽培することができない。
また、上述の従来の育苗器をもやし作りなどに
用いると、発芽途中の給水は種子からかなり離れ
た高さから水を落すことによつて行なわれるた
め、種子を飛散させたり、せつかく発芽しかけた
芽を傷めてしまうことにもなつていた。しかもこ
のような育苗器は輸送の際に嵩張るので、梱包の
手間・費用が嵩み、また輸送中に破損するおそれ
も高かつた。
そこで本考案は上記問題点に鑑み、発芽から成
育まで使用でき、しかも使用しないとき、或いは
輸送の際にはコンパクトに収納できる栽培器を提
供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] そこで本考案は、蒔床を収容する底容器と、該
底容器に被せる蓋と、蒔床と底容器との間に差し
込まれて蒔床を包囲し得る透光性を有する可撓性
の帯とによつて栽培器を形成した。
蒔床は、繰返し使用できる素焼製で且つ種子を
蒔く溝を有するものが好ましい。
帯の材質は、塩化ビニル等の透明な合成樹脂が
好ましい。そして帯の幅(高さ)を底容器の長辺
よりも短く形成すれば、これを巻いて底容器内に
収めることができる。
もやしなど光を遮つた状態で栽培する必要があ
る場合には、黒い布や黒いビニール袋等で栽培器
全体を覆うようにする。またこれらは、輸送中は
蒔床に被せて巻いてまたは被せてこれを保護する
保護部材として使用出来る。
[作用] 本考案の栽培器の周壁は、取り付け、取り外し
自在の可撓性の帯によつて形成されているので、
これを取り外して発芽器として、取り付けて発芽
器及び育苗器として利用できる。育苗器として使
用している際の給水は、帯を内方に押して底容器
との間に空間を形成し、この空間から水を入れれ
ば良いので、蒔床上の種子を注水の勢いで飛散さ
せたり、或いは育成中の植物を傷めたりすること
もない。
また、帯は可撓性なので、これを巻いて底容器
内に収めればコンパクトになり、しかも輸送の際
にはその弾力性によつて蒔床のがたつきを防止し
てこれを保護するパツキング材としても働く。
[実施例] 以下添付の図面に従つて本考案の実施例を詳述
する。
第1図は本考案の一実施例を発芽・育苗器とし
て使用している状態を示した斜視図、第2図は同
実施例の収納状態、すなわち帯を底容器と蓋との
間に収納した状態を示した斜視図である。
図中10は蒔床20を収納する底容器、30は
透明で可撓性を有する帯であつて、底容器10と
蒔床20との間に差し込まれて蒔床20の全周を
方形筒状に包囲している。40は方形筒状の帯3
0の上部開口に被せられた蓋であり、底容器10
にも嵌合自在である。
またこれらの底容器10及び蓋40は、透明な
塩化ビニル、アクリル等の非可撓性合成樹脂によ
つて形成され、帯20は透明な塩化ビニル等の可
撓性合成樹脂によつて形成されている。
底容器10の側壁には、中央からずれた位置に
長孔12a,12bが穿たれており、蓋40の側
壁にも同様に長孔12a,12bと対応する長孔
42a,42bが穿たれている。これらの長孔1
2a,12b,42a,42bは、蓋40を底容
器10に被せる方向によつて長孔12aと同42
b、長孔12aと同42bが整合した場合には通
気口として作用し、また不整合となつた場合には
通気口を閉塞する。
蒔床20は素焼製であつて、上面及び下面に種
子の位置を拘束する溝が形成されている。
帯30はその長さが蒔床20の外周長よりやや
長く、その幅が底容器10の長辺よりやや短くな
るように形成してある。この帯30は、本栽培器
の輸送中或いは栽培器を使用しないときには巻い
て底容器10内の蒔床20と蓋40との間に収納
する(第2図参照)。帯30は可撓性であり且つ
弾性を有するので、蒔床20を保護するパツキン
グ材としても作用する。このように帯20を収納
した栽培器は、図示はしないがさらに箱に収納す
る。
次に、上記構成から成る本考案の栽培容器の使
用方法について説明する。
使用の際には先ず蒔床20に水を含ませてから
溝に種子を蒔く。次に帯30を底容器10と蒔床
20との間に差し込んで蒔床20を包囲し、帯3
0の上方の方形状開口部に蓋40を被せる。そし
て種子の発芽または生育環境に適した場所に置
き、適時給水するだけで種子は自然に発芽し、成
長する。給水する場合には帯30を内方に押し、
底容器10との間にできる空間から注水する。こ
のようにして本栽培容器は、発芽から生育にまで
渡つて使用することができる。
本実施例の形状、大きさは図示の実施例に限定
されるものではなく、種子の種類、用途に応じて
変形出来ることは言うまでもない。
また本栽培器は、種子の栽培以外に例えば鈴虫
の飼育にも利用できる。
[考案の効果] 叙上の如く蒔床の周辺を包囲し得る可撓性の帯
を有する本考案栽培器は、輸送・保管の際にはこ
の帯を巻いて底容器と蓋との間に介在させること
によつて蒔床のがたつきを防止するパツキンとし
て作用し、使用の際には、帯を底容器と蒔床との
間に差し込んで蒔床を包囲する側壁となすことに
よつて種子の成育を保護・案内することができ
る。しかも給水は帯の可撓性を利用して底容器と
蒔床の間から行なえるので、蒔床上の種子を傷め
ることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案栽培器の一実施例を使用状態で
示した斜視図、第2図は同実施例の収納状態で示
した斜視図である。 10……底容器、20……蒔床、30……帯、
40……蓋。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 蒔床を収容する底容器と、該底容器に被せら
    れる蓋と、可撓材から形成され、前記蒔床と前
    記底容器との間に差し込まれて上記蒔床を包囲
    し得る帯とからなることを特徴とする栽培器。 (2) 前記底容器、蓋及び帯が透明な合成樹脂から
    形成されている実用新案登録請求の範囲第(1)項
    に記載の栽培器。 (3) 前記帯の幅が前記底容器の長辺よりも狭い実
    用新案登録請求の範囲第(1)項または第(2)項に記
    載の栽培器。
JP1985047968U 1985-03-30 1985-03-30 Expired JPH0139167Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985047968U JPH0139167Y2 (ja) 1985-03-30 1985-03-30

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JP1985047968U JPH0139167Y2 (ja) 1985-03-30 1985-03-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61165153U JPS61165153U (ja) 1986-10-14
JPH0139167Y2 true JPH0139167Y2 (ja) 1989-11-22

Family

ID=30563777

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JP1985047968U Expired JPH0139167Y2 (ja) 1985-03-30 1985-03-30

Country Status (1)

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JP (1) JPH0139167Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010106474A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Panasonic Electric Works Bath & Life Co Ltd トラップ封水筒

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010106474A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Panasonic Electric Works Bath & Life Co Ltd トラップ封水筒

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61165153U (ja) 1986-10-14

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