JPH0138396Y2 - - Google Patents

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JPH0138396Y2
JPH0138396Y2 JP1982191512U JP19151282U JPH0138396Y2 JP H0138396 Y2 JPH0138396 Y2 JP H0138396Y2 JP 1982191512 U JP1982191512 U JP 1982191512U JP 19151282 U JP19151282 U JP 19151282U JP H0138396 Y2 JPH0138396 Y2 JP H0138396Y2
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elastic ring
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face
pipe
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、水道管、主としてポリエチレン管等
の管継手に関する。
(従来の技術) 従来、ポリエチレン管の接続に用いられる継手
として代表的なものに水道用ポリエチレン管金属
継手が知られている。この従来の継手を第1図に
ついて説明する。この継手は砲金製継手本体1の
内部にポリエチレン管2を嵌挿し、この継手本体
1の端部外周に袋ナツト3を螺着し、継手本体1
の先端部内周の環状凹所4にはゴムリング5とリ
ング押え6を介装し、さらに、継手本体1の先端
面にポリエチレン管2に嵌挿されたアセタール樹
脂よりなるロツクリング7を当接し、このロツク
リング7は軸方向と平行に分割され、内周には多
数の喰い込み歯8が形成され、外周はテーパー面
となつていて袋ナツト3のテーパー面で締付けら
れるようにし、また、ポリエチレン管2の内周に
はアセタール樹脂よりなるインコア9を嵌挿した
構造となつている。そして、袋ナツト3を螺着す
ると、割り型のロツクリング7が締付けられて喰
い込み歯8がポリエチレン管2に喰い込むととも
にリング押え6を介してゴムリング5が押されて
ポリエチレン管2に圧着され、抜け止めと漏水防
止がなされるようになつている。この際、硬さを
有するインコア9はロツクリング7でポリエチレ
ン管2が押されたときこの縮径を防ぎ、ロツクリ
ング7の喰い込み歯8を確実にポリエチレン管2
に喰い込ませる作用をする。
このような従来の構造の継手では部材数は継手
本体1と袋ナツト3の他にゴムリング5、リング
押え6、ロツクリング7、インコア9を必要と
し、必要部材数が多く、また、インコア9はポリ
エチレン管2の内周に嵌挿されるため流通路を狭
めることになり、高価なアセタール樹脂を使用す
るため価格も高く、さらに、重量も重くなるとい
う問題があり、また、水道用ポリエチレン管には
1種管、2種管と内径の異なるものがあり、それ
に応じて径の異なるインコア9を使い分ける必要
があり、面倒であつた。
また、実開昭49−140716号公報に記載されてい
るように、継手本体の端面に弾性パツキングとテ
ーパー面を有する金属パツキングを順次当着し、
袋ナツトで締着して金属パツキングのテーパー面
で弾性パツキングを押圧し、弾性パツキングを接
続管の外面に密着させ、水密性をはかるとともに
金属パツキングの内面の条溝を接続管の外周に喰
い込ませて抜け止めとした管継手が知られてい
る。
また、実公昭51−21381号公報に記載されてい
るように、管体の外周にゴムリングを嵌着し、こ
のゴムリングの外周に内周面をテーパー面とした
緊締鍔を嵌着し、前記ゴムリングに数片の鉄製の
割り子を互に小許の間隔を介して環状に配置して
嵌合し、この割り子の外周面の一部をゴムリング
の外周面に露出させた構造で、緊締鍔のテーパー
面でゴムリングを締付けたとき、割り子の間隔が
縮小されて割り子が管体を強く締付けるような構
造の管継手も知られている。
(考案が解決しようとする問題点) 第1図に示す従来の管継手は部材数を多く要し
また、インコアの問題もあり、また、実開昭49−
140716号公報に記載の管継手は部材数は少なくて
すむが、金属パツキングは環状であるため、袋ナ
ツトのテーパー面で締められたとき前進して弾性
パツキングを金属管に圧着させる作用はあるが袋
ナツトをゆるめても剛体よりなる金属パツキング
で締めつけられた弾性パツキングに復元力が作用
せず接続管を締付けたままであるから接続管を継
手本体内で移動させることができないという問題
がある。
さらに、実公昭51−21381号公報に記載のゴム
リングに割り子を嵌着した管継手は、緊締鍔のテ
ーパー面が摩擦係数の異なるゴムリングと割り子
とに同時に接して摺動するため円滑な摺動が困難
になり、また割り子はゴムリングに嵌着されて保
持されているため緊締鍔の締付けによるゴムリン
グの変形により位置が歪んでしまう等の問題があ
る。
本考案の目的は、部材数が少なく、インコアが
不要であり、一旦締付けた袋ナツトをゆるめた場
合は接続管を継手本体内で移動させることがで
き、袋ナツトの回転を円滑に行うことができる管
継手を提供するものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案の管継手は、接続管が嵌挿される継手本
体と、前記接続管の外周に嵌挿され一端面が前記
継手本体の接続端面に当接され他端面を内径側に
向つてテーパー状に小径にしてテーパー面が形成
され係合溝を有する弾性環体と、前記接続管の外
周に嵌挿され一端内周が前記継手本体に螺着され
他端内面に前記弾性環体のテーパー面と平行のテ
ーパー面を形成した袋ナツトと、前記弾性環体を
囲繞してこの弾性環体と袋ナツトの夫々のテーパ
ー面間に介装され互いに間隔を介して環状に配設
された剛体よりなる複数の係止片とよりなり、
夫々の前記係止片には前記袋ナツトに臨ませた一
端面を袋ナツトと平行のテーパー面に形成しかつ
前記弾性環体と平行の他端テーパー面にこの弾性
環体の他端面に前記係合溝に係合する突条を形成
するとともに前記接続管に外接される先端内周面
に多数の喰い込み歯を形成したことを特徴とする
ものである。
(作用) 袋ナツトを締付けると、このテーパー面が係止
片のテーパー面を摺動して複数の係止片の間隔を
狭め、弾性環体を圧縮し、接続管の外周に圧着し
て漏水を防止するとともに係止片の喰い込み歯が
接続管の外周に喰い込んで抜け止めとなる。また
袋ナツトをゆるめると、接続管に圧着されていた
弾性環体の復元力により係止片の間隔が開いて締
付けが緩み、弾性環体が復元して接続管の締付け
を解き、同時に係止片の喰い込み歯も接続管から
脱出し、接続管は継手本体内で移動自在となる。
また、弾性環体の端面に環状に配置された複数の
係止片は、夫々の端面から突設した突条を前記弾
性環体の端面に夫々係合されて弾性環体に支持さ
れ、各係止片間の間〓の拡開、縮小の動作が円滑
であるとともに互に連繋されていない複数の係止
片が、この係止片と接触して回転するナツトによ
つて移動するようなことがなく、袋ナツトによる
締付、弛緩の動作を確実に弾性環体に伝達するこ
とができる。
(実施例) 本考案の実施例を添附図面第2図ないし第8図
について説明する。
10は塩化ビニル樹脂製の継手本体であり、開
口部に近い外周に螺糸部11が形成され、接続端
面12は内方に傾斜したテーパー面に形成されて
いる。そして、継手本体10内にはポリエチレン
樹脂製の接続管2が内接嵌挿されている。
13はゴム製の弾性環体であり、前記接続管2
の外周に嵌挿され、一端面は前記継手本体10の
接続端面12に当接され、他端面には開口端内径
側に向つて小径にしたテーパー面14が形成さ
れ、このテーパー面14から外周面にかけて軸方
向と平行に細長い係合溝15が適当間隔が配設さ
れている。
16は袋ナツトで、塩化ビニル樹脂製、ポリア
セタール樹脂製である。この袋ナツト16は一端
大径口18の内周螺糸部23が前記継手本体10
の螺糸部11に螺合され、他端小径口17に接続
管2が嵌挿され、前記小径口17と大径口18間
の内周に前記弾性環体13のテーパー面14と平
行のテーパー面19が形成されている。
20は剛体よりなる円弧状に彎曲した板状の係
止片であり、金属または金属に近い剛性と硬さを
有する合成樹脂製である。この係止片20は一端
面を前記弾性環体13のテーパー面14と平行の
テーパー面に形成し、他端面を前記袋ナツト16
のテーパー面19と平行のテーパー面に形成し前
記弾性環体13と袋ナツト16の夫々のテーパー
面14,19間に介装され、4枚が互いに少許の
間隔を介して環状に配置され、前記接続管2の外
周に臨ませた夫々の内周面に多数の尖鋭な鋸歯状
の喰い込み歯21が形成され、かつ夫々の係止片
20のテーパー面の一端の円弧の両端に近い内周
面より軸方向と平行に夫々一対の突条22が突設
され、この突条22が前記弾性環体13のテーパ
ー面14から外周にかけて形成した係合溝15に
係合されるようになつている。
次に上述の実施例の作用を説明する。
袋ナツト16に挿通した接続管2の外周に端面
のテーパー面14に4枚の係止片20を環状に配
置して突条22を係合溝15にて係合させた弾性
環体13を嵌挿し、接続管2を継手本体10内に
挿入し、袋ナツト16を継手本体10に螺着す
る。袋ナツト16の螺進によりこのテーパー面1
9が係止片20を介して弾性環体13を内方に押
圧し、各係止片20は袋ナツト16のテーパー面
19を滑り、継手本体10の接続端面12で押圧
される弾性環体13を円滑に袋ナツト16の小径
方向に移動させ、弾性環体13が軸心に向つて押
圧され、弾性環体13が接続管2の外周に密接さ
れ、漏水防止がなされる。同時に係止片20もま
た袋ナツト16のテーパー面19に押されること
により軸心に向つて押圧され、この内周面の喰い
込み歯21が接続管2の外周面に喰い込み、接続
管2を強くロツクする。さらに、通水時に接続管
2に内水圧がかかると、係止片20の内周面の喰
い込み歯21が接続管2の外周に喰い込んでいる
ので、係止片20は袋ナツト16のテーパー面1
9を小径方向に移動し、係止片20は弾性環体1
3を伴つて縮径し、喰い込み歯21が一層強く接
続管2に喰い込み、抜け止め作用が一層強くな
る。
また、袋ナツト16をゆるめた場合は弾性環体
13は自己の復元力によつて拡径され、接続管2
は弾性環体の内周を軸方向に移動可能になる。こ
の場合、弾性環体13の外周面には互いに少許の
間隔を介して環状に配置された係止片20がその
突条22を係合溝15に係合させて係止されてい
るから、弾性環体13の拡径、縮径は自在であ
り、係止片20によつて弾性環体13の弾性復元
力が邪魔されることがない。
また、以上の実施例で接続管2はポリエチレン
管を用いたが、その他の合成樹脂管または金属管
を用いることもできる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、袋ナツトの螺着時に袋ナツト
のテーパー面は係止片を介して弾性環体と接し、
袋ナツトが摩擦の大きい弾性環体と直接接触する
ことがなく、剛体よりなる係止片と接触して円滑
に回転させることができ、袋ナツトの螺進により
弾性環体を接続管に強く圧着して漏水防止の効果
をあげるとともに剛体である係止片の先端内周の
喰い込み歯を接続管の外周に強く喰い込ませ、抜
け止め効果を発揮させることができる。この際、
係止片は剛体であるため接続管内にインコア等を
用いることなく確実に接続管に喰い込ませること
ができるから、部材数を少なくすることができ、
また、インコアにより流通路を狭くするようなお
それもない。しかも係止片は剛体であつても弾性
環体の係合溝に突条が係合され弾性的に支持され
ているから、係止片間の間隔の拡開、縮小の動作
は円滑に行わせることができる。さらに、係止片
は弾性環体のテーパー面に互いに間隔を介して環
状に配置して係止されているため、係止片が弾性
環体の弾性変形を妨害することがなく、袋ナツト
をゆるめた場合は接続管を締付けていた弾性環体
は自身の復元力により拡開しまた係止片の喰い込
み歯も接続管から脱出するから、接続管は継手本
体内で自在に移動させることができ、現場におけ
る管路の配管作業を円滑にすることができる。ま
た、弾性環体の端面に環状に配置された複数の係
止片は、夫々の端面から突設した突条を前記弾性
環体の端面に形成した係合溝に夫々係合されて弾
性環体に支持されているから、互に連繋されてい
ない複数の係止片が、これと接触して回転するナ
ツトによつて移動するようなことがなく、袋ナツ
トによる締付、弛緩の動作を確実に弾性環体に伝
達することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の管継手の縦断側面図、第2図は
本考案の一実施例を示す管継手の一部を縦断した
側面図、第3図は同上弾性環体と係止片を組合わ
せ一部を縦断した側面図、第4図は同上弾性環体
の一部を縦断した側面図、第5図は同上袋ナツト
の一部を縦断した側面図、第6図は同上環状に配
置した係止片の縦断側面図、第7図は同上A−A
線断面図、第8図は同上喰い込み歯部の拡大断面
図である。 2……接続管、10……継手本体、13……弾
性環体、14,19……テーパー面、15……係
合溝、16……袋ナツト、20……係止片、21
……喰い込み歯、22……突条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 接続管が嵌挿される継手本体と、前記接続管の
    外周に嵌挿され一端面が前記継手本体の接続端面
    に当接され他端面を内径側に向つてテーパー状に
    小径にしてテーパー面が形成され係合溝を有する
    弾性環体と、前記接続管の外周に嵌挿され一端内
    周が前記継手本体に螺着され他端内面に前記弾性
    環体のテーパー面と平行のテーパー面を形成した
    袋ナツトと、前記弾性環体を囲繞してこの弾性環
    体と袋ナツトの夫々のテーパー面間に介装され互
    いに間隔を介して環状に配設された剛体よりなる
    複数の係止片とよりなり、夫々の前記係止片には
    前記袋ナツトに臨ませた一端面を袋ナツトと平行
    のテーパー面に形成しかつ前記弾性環体と平行の
    他端テーパー面にこの弾性環体の他端面に前記係
    合溝に係合する突条を形成するとともに前記接続
    管に外接される先端内周面に多数の喰い込み歯を
    形成したことを特徴とする管継手。
JP19151282U 1982-12-17 1982-12-17 管継手 Granted JPS5994682U (ja)

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JP19151282U JPS5994682U (ja) 1982-12-17 1982-12-17 管継手

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JP19151282U JPS5994682U (ja) 1982-12-17 1982-12-17 管継手

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JPS5994682U JPS5994682U (ja) 1984-06-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5311364Y2 (ja) * 1973-03-26 1978-03-28

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JPS5994682U (ja) 1984-06-27

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