JPH0137997Y2 - - Google Patents

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JPH0137997Y2
JPH0137997Y2 JP9416783U JP9416783U JPH0137997Y2 JP H0137997 Y2 JPH0137997 Y2 JP H0137997Y2 JP 9416783 U JP9416783 U JP 9416783U JP 9416783 U JP9416783 U JP 9416783U JP H0137997 Y2 JPH0137997 Y2 JP H0137997Y2
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JP
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shifter
dog
push pin
shift
pin
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JP9416783U
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JPS603199U (ja
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  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は船外機のシフト装置に関する。
従来の船外機における動力の伝達方向を切換え
るためのシフト機構は、第1図に断面を示す構成
となつている。すなわち上方のクラツチ機構によ
り上下方向にストロークするシフトカム1の側面
にフオワード用カム部F、ニユートラルカム部
N、およびリバース用カム部Rを有するカム溝が
形成されており、このカム溝にプツシユロツド2
の端部がリターンスプリング3の付勢を受けて圧
接されている。このプツシユロツド2にはプツシ
ユピン4、ドツグピン5を介してプロペラシヤフ
ト6の外周にスプライン嵌合により軸方向にスラ
イド自在に設けられたシフタドツグ7に結合さ
れ、前記シフトカム1の上下動に応じて左右方向
へ移動されるようになつている。そしてシフトカ
ム1のフオワード用カム部Fにプツシユロツド2
の端部が位置してシフタドツグ7が図において左
行したときフオワードギア8の爪9に噛合し、駆
動軸10の回転をプロペラシヤフト6に正回転と
して伝達し、シフトカム1のリバース用カム部R
にプツシユロツド2の端部が位置してシフタドツ
グ7が図において右行したときリバースギア11
の爪12に噛合してプロペラシヤフト6に逆回転
として伝達し、さらにシフトカム1のニユートラ
ル用カム部Nにプツシユロツド2の端部が位置し
てシフタドツグ7が中立位置におかれるときはい
ずれの方向へも回転が伝達されないようになつて
いる。
また、他の従来のシフト機構として第2図に示
すものがある。このものはシフトカム13を回転
動作させることによりシフタ1を軸方向に可能と
し、この動きをシフトスライド14に伝達してス
プリング15,16を介しドツグピン5、シフタ
ドツグ7をスライドさせるようになされている。
しかるに上記いずれのものも、シフトカム1の
動きをシフタドツク7に伝達するためにスプリン
グ3(第1図参照)または15,16(第2図参
照)の力により動かすようになつているため、ド
ツクの噛合い状態が悪いとドツグはギヤの大きな
回転力によつて押戻され、そのとき歯が飛んでが
りがりする異音を発生すると同時にギヤを早期に
摩耗させるという問題がある。また、スプリング
がサージング現象を起したり、ドツク系が共振現
象を起すと、ドツクがフオワードギヤ8とリバー
スギヤ11との間に往復動してしまうという問題
が生じる。
本考案は上記技来技術の問題点に着目し、これ
を改善することを目的としてなされたもので、前
後進切換操作時にドツク爪が円滑に切換えられ、
異音の発生を防止するとともにギヤの摩耗を防止
することができる船外機のシフト装置を提供する
ものである。
以下本考案の実施例を第3図により第1図、第
2図と共通する部材には同一符号を用いて説明す
る。
ドツクピン5が挿通するプツシユピン4の内端
に第1スプリング15が、プツシユロツド2との
間に第2スプリング16が介装されている。
前記プツシユピン4の周面軸方向には、第4図
に示すように切欠からなるオリフイス17が形成
されており、その前後の空間部内にはオイルが充
満されている。
したがつてシフトカム1の操作によりプツシユ
ロツド2が進退し、第1または第2スプリング1
5,16により動されるプツシユピン4、ドツグ
ピン5、シフタドツク7を介しドツグギヤがフオ
ワードギア8またはリバースギヤ11に選択的に
噛合せて前進または後進の駆動が伝達されるが、
シフタドツク7がギヤ8,11に噛合うとき歯の
先端が当ることによつてシフタドツク7が戻さ
れ、またスプリング15,16はいずれもドツグ
ギヤを噛合せる力を有していることからシフタド
ツク7は中立位置に戻ろうとし、これを繰返す。
そしてスプリング15,16の固有振動数と前記
繰返し動作との速さが一致すると、共振現象が生
じスプリング15,16はサージング現象を起
し、切換え操作が困難となる。
しかし本考案においては、第4図に示すよう
に、プツシユピン4に切欠きオリフイス17が軸
方向全長にわたつて設けられているので、シフタ
ドツグ7が押し戻される際、前後スプリング収容
室のオイルがオリフイス17を介して出入りして
いわゆるオイルダンパとして機能し、シフタドツ
ク7が押し戻される速さおよび移動量が規制さ
れ、シフタドツグ7が正常に円滑な噛合いを助け
ることになる。オリフイス17はプツシユピン4
を軸方向に貫通する孔で形成してもよい。
このように本考案は、シフトカムによりプツシ
ユロツドを移動させてプロペラシヤフト上のシフ
タドツグをスライドさせ、フオワードギヤおよび
リバースギヤに選択的に噛合させることにより駆
動力のプロペラシヤフトへの正逆回転伝達を切換
えるものにおいて、前記シフタドツグにドツグピ
ンを介して結合されるプツシユピンの前後にスプ
リングを配置するとともに、このプツシユピンの
軸方向にオイルを流通させる孔または切欠からな
るオリフイスを設けたことにより、シフタドツグ
の動きをサージング現象を生じさせることなく、
円滑にし得てギヤの噛合いを無理なくスムーズに
なさしめることができ、ギヤの噛合い時にがりが
りする異音の発生をなくし、ギヤの摩耗を防止す
ることができる等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来のシフト装置を示す
断面図、第3図は本考案によるシフト装置の一実
施例を示す断面図、第4図AおよびBは第3図に
おけるプツシユピンの断面図および正面図であ
る。 1……シフトカム、2……プツシユロツド、4
……プツシユピン、5……ドツグピン、6……プ
ロペラシヤフト、7……シフタドツグ、8……フ
オワードギヤ、10……駆動力、11……リバー
スギヤ、13……シフタ、14……シフトスライ
ド、15,16……スプリング、17……オリフ
イス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シフトカムの操作によりプツシユロツドを移動
    させてプロペラシヤフト上のシフタドツクをスラ
    イドさせ、フオワードギアおよびリバースギアに
    選択的に噛合せることにより駆動力のプロペラシ
    ヤフトへの正逆回転伝達を切換えるものにおい
    て、前記シフタドツクにドツグピンを介して接合
    されるプツシユピンの前後にスプリングを配置
    し、このスプリングの収容される空間内にオイル
    を充満させるとともに、このプツシユピンの軸方
    向にオイルを流通させる孔または切欠きからなる
    オリフイスを設けたことを特徴とする船外機のシ
    フト装置。
JP9416783U 1983-06-21 1983-06-21 船外機のシフト装置 Granted JPS603199U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9416783U JPS603199U (ja) 1983-06-21 1983-06-21 船外機のシフト装置

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JP9416783U JPS603199U (ja) 1983-06-21 1983-06-21 船外機のシフト装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS603199U JPS603199U (ja) 1985-01-11
JPH0137997Y2 true JPH0137997Y2 (ja) 1989-11-15

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ID=30225532

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JP9416783U Granted JPS603199U (ja) 1983-06-21 1983-06-21 船外機のシフト装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2884409B2 (ja) * 1988-06-08 1999-04-19 本田技研工業株式会社 二重反転駆動装置
JPH089953B2 (ja) * 1990-06-07 1996-01-31 大豊建設株式会社 土圧式シールド工法における掘削土砂の排土装置

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JPS603199U (ja) 1985-01-11

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