JPH0137976Y2 - - Google Patents

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JPH0137976Y2
JPH0137976Y2 JP10524782U JP10524782U JPH0137976Y2 JP H0137976 Y2 JPH0137976 Y2 JP H0137976Y2 JP 10524782 U JP10524782 U JP 10524782U JP 10524782 U JP10524782 U JP 10524782U JP H0137976 Y2 JPH0137976 Y2 JP H0137976Y2
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JP
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gear
input shaft
output shaft
ring gear
planetary gear
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JP10524782U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電気式動力舵取装置において、電動機
の回転方向および発生する操舵トルクの大きさを
制御するために、ステアリングホイールに連動す
る入力軸に加えられた操舵トルクの方向および大
きさを検出するハンドルトルク検出装置に関す
る。
従来動力舵取装置のトルク検出装置は、ステア
リングホイールを装着した軸に歪ゲージを接着剤
で貼り付け、ステアリングホイールに加えられる
操舵力を歪ゲージの抵抗値変化として取り出すも
のや、軸のねじれ変位によつて生ずる相対変位を
インダクタンス変化として検出するものが知られ
ている。しかし電気式動力舵取装置では、電動機
の回転を出力軸に減速して取り出す機械系の伝導
装置が必須であるので、本願考案はこの伝導装置
内に設置可能なハンドルトルク検出装置を提供す
るものである。
以下に本考案の実施例を示す図面について説明
する。
車体に装着されたステアリングギヤ組立1は両
端に十字軸継手5を有する中間軸7を介して出力
軸11に接続している。車体にブラケツト6で装
着されたステアリングコラム組立8は、ステアリ
ングホイール9を上端に装着した入力軸10およ
び出力軸11を回転自在に支承している。ステア
リングコラム組立8には伝導装置2が付設されて
おり、伝導装置2はトルクケーブル4により電動
機3の回転を受け入れている。伝導装置2は入力
軸10と出力軸11を2個の玉軸受26,27お
よび1個の玉軸受29で回転自在に支承する入力
軸側のハウジング30と出力軸側のカバー31を
備えており、ハウジング30とカバー31はイン
ローで芯合わせして嵌合し図示しないボルトによ
り結合されている。入力軸10と出力軸11はト
ーシヨンバー12と2本のピン13により接続さ
れており、トーシヨンバー12に捩れを与えるこ
とにより相対的にも回転することができ、相互に
トーシヨンバー12の大径部に嵌合した針状ころ
軸受28で支承され、滑らかな相対的回転が保証
されている。この入出力軸の相対的な回転は、両
軸の衝合部に設けられたストツパ部14により、
トーシヨンバー12に過大なトルクがかからない
ように制限されている。第3図にストツパ部14
の構造を示す。すなわち、入力軸10の端部には
2個の突起32が設けられ、出力軸11の端部に
設けた2個の切欠き33に所定のすきまをもつて
嵌合し、すきま分の相対的回転を許容された後、
突起32と切欠き33が係合するようになつてい
る。入出力軸10,11は互に向き合つたフラン
ジ部15,16を有し、入力軸のフランジ部15
には2本のピン17が圧入固定され、ピン17に
は遊星歯車19が回転可能に嵌合し、出力軸のフ
ランジ部16にも同様2本のピン18がフランジ
部16の両側に突き出して圧入固定され、ピン1
8の入力軸10側に突き出た部分に遊星歯車20
が回転可能に嵌合しており、双方の遊星歯車1
9,20は共通するサンギヤ21に噛み合つてい
る。サンギヤ21は入力軸10および出力軸11
のフランジ部の間の軸部において出力軸11に回
転可能に支承されている。また入力軸10の遊星
歯車19はハウジング30に回転可能に嵌合した
リングギヤ22に噛み合い、出力軸の遊星歯車2
0はハウジング30に回転できぬように嵌合した
リングギヤ23に噛み合つており、これらで第1
の2組の遊星歯車組を構成している。入力軸側の
リングギヤ22の外周面には切欠き34が設けら
れており、ここにピン24の球状の頭部が嵌合し
ている。ピン24の他端はスプール25の中央部
に設けた穴37に嵌合固定されており、スプール
25はハウジング30に設けた入力軸10と直交
する方向の穴39に摺動可能に嵌合している。穴
39は第4図に示すように両端を蓋83で閉ぢら
れており、蓋83とスプール25の間にはばね3
5がそれぞれ介装されており、ばね35は適当な
セツト荷重をもつてスプール25を中立位置に保
持する。。また、一方の蓋83には、ポテンシヨ
メータ、差動トランス、パルスエンコーダ等スプ
ール25の位置を検出し、電気信号に変換する検
出装置36が固定されており、スプール25の一
端に固定されたピン85が蓋83に設けられた穴
を通つて検出装置36の内部に出入りする。な
お、第4図中符号38はピン24の移動を可能に
するためハウジング30に設けた穴である。ま
た、出力軸のフランジ部16に圧入されたピン1
8の出力軸側に突き出た部分には、遊星歯車41
が回転可能に嵌合し、これに噛み合うリングギヤ
40がハウジング30に回転不能に固定され、サ
ンギヤ42は出力軸11の外周で回転可能に支承
されて遊星歯車41と噛み合つている。また、サ
ンギヤ42にはギヤリヤ43の内周のスプライン
が噛み合つており、キヤリヤ43には2本のピン
44が圧入されていて、ピン44にはそれぞれ遊
星歯車45が回転可能に嵌合し、遊星歯車45に
はサンギヤ46およびリングギヤ47が噛み合つ
ており、これらで第2の2組の遊星歯車組を構成
している。サンギヤ46は出力軸11の外周に回
転可能に支承されており、リングギヤ47はハウ
ジング30に回転可能に嵌合している。リングギ
ヤ47の外周には第5図に示すような斜面を持つ
た凹部52が多数設けられている。ハウジング3
0の外面に固定されたソレノイド53によつて駆
動されるピン54がハウジング30とリングギヤ
47の嵌合面に突出可能になつており、ソレノイ
ド53がオンとなつて、図示のようにピン54が
凹部52に係合すると、リングギヤ47はハウジ
ング30に対し回転不能となり、ソレノイド53
がオフになると、ピン54はばね55の力で凹部
52から抜け出し、リングギヤ47は回転可能と
なる。ソレノイド53がオフになつてピン54が
凹部52から離脱したとき、ピン54の反リング
ギヤ側の端部は、ソレノイド53と電源を結ぶ電
源ライン上に設けた接点77をオフとする。一
方、サンギヤ46は出力軸11上に針状ころ軸受
69で回転自在に支承された減速歯車48の内面
のスプラインと噛み合い、一体となつて回転す
る。減速歯車48は減速入力軸84上に設けた小
歯車49に噛み合つており、減速歯車48および
小歯車49はウオームとウオームホイール以外の
高効率で正逆回転可能な平歯車、はすば歯車、傘
歯車等であればよい。減速入力軸84はハウジン
グ30およびカバー31に2個の小径の玉軸受5
0で回転自在に支承され、トルクケーブル4で電
動機3に連結し、電動機の回転を少い摩擦で減速
歯車48に伝達する。トルクケーブル4は屈曲が
大きいと摩擦を増すので、必要によりはすば歯
車、傘歯車を使つて減速入力軸84の方向を調整
するとよい。
次に作用について説明すると、出力軸11側に
負荷トルクがないとき、入力軸10に回転を与え
ると第1の2組の遊星歯車組の出力軸側のリング
ギヤ23は固定であり、入力軸側のリングギヤ2
2はばね35のセツト荷重により回転を押えられ
ているので共に回転せず、出力軸11、2組の遊
星歯車19,20およびサンギヤ21が回転し、
出力軸11は入力軸10と相対的な回転を生ずる
ことなく、入力軸10と同方向に同速度で回転す
る。出力軸11側に負荷トルクがあると、入力軸
10に加えられるトルクが負荷トルクに打ち勝つ
までは、トーシヨンバー12は捩られるが出力軸
11は回転しない。入力軸10の入力トルクによ
つて生ずるリングギヤ22の回転トルクがばね3
5のセツト荷重によりリングギヤ22の回転を押
えているトルク以上になると、ばね35はたわ
み、リングギヤ22が回転し、スプール25は中
立位置に対し変位を生ずる。入力トルクが出力軸
11の負荷トルクに釣合えば、それ以上の入力ト
ルクに対しては出力軸11が回転し、共通のサン
ギヤ21が回転するから、ばね35、トーシヨン
バー12およびスプール25は変位を保つたまま
で、入力軸10、出力軸11は同方向に同速度で
回転する。従つて、入力トルクの大きさおよび方
向をばね35およびトーシヨンバー12の変位に
ともなうスプール25の変位に変換し、スプール
位置を電気信号に変換してハンドルトルク検出装
置を形成したものである。
本考案は以上のように構成し、従来のように捩
れによる回転方向の変位によるのではなく、スプ
ール25の直線移動によりハンドルトルクの検出
を行うので、電気設計が容易で正確な検出が可能
となり、耐久性のあるトルク検出装置を提供でき
る効果がある。また、中立状態においてハンドル
ホイールを保持する力をばね35によつて与えら
れるので、本装置を備えた舵取装置はハンドルホ
イールのふらつきを防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は電気式
動力舵取装置の概念的な側面図、第2図は伝導装
置の拡大縦断面図、第3図は第2図の−線に
おける拡大横断面図、第4図は第2図の−線
における拡大横断面図、第5図は第2図の−
線における拡大横断面図である。 符号の説明、1……ステアリングギヤ組立、2
……伝導装置、3……電動機、4……トルクケー
ブル、8……ステアリングコラム組立、9……ス
テアリングホイール、10……入力軸、11……
出力軸、12……トーシヨンバー、17,20,
41,45……遊星歯車、21,42,46……
サンギヤ、22,23,40,47……リングギ
ヤ、24……ピン、25……スプール、26,2
7,29,50……玉軸受、30……ハウジン
グ、31……カバー、34……切欠き、35……
ばね、36……検出装置、43……キヤリヤ、4
8……減速歯車、49……小歯車、52……凹
部、53……ソレノイド、54……ピン、55…
…ばね、84……減速入力軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ステアリングハンドル9に連結する入力軸10
    と、 該入力軸に弾性部材12を介して連結する出力
    軸11と、 伝導装置を介して該出力軸にハンドルトルクに
    応じた補助動力を付与する電動機3と、 からなる電気式動力舵取装置に使用され、 前記弾性部材の弾性変位を検出して、 前記電気式動力舵取装置のハンドルトルクを検
    出する装置において、 該装置は、前記入力軸のフランジ部15に設け
    るピン17に回転可能に嵌合する第1の遊星歯車
    19と、 該第1の遊星歯車に噛合し、前記入力軸を軸受
    を介して支承するハウジング30に回転可能に嵌
    合する第1のリングギヤ22と、 前記出力軸のフランジ部16に設けるピン18
    に回転可能に嵌合する第2の遊星歯車20と、 該第2の遊星歯車に噛合し、前記ハウジングに
    回転不能に嵌合する第2のリングギヤ23と、 前記第1及び第2の遊星歯車に噛合するサンギ
    ヤ21と、前記第1のリングギヤの回転につれて
    中立位置から左右に偏位するスプール25と、 該スプールを中立位置に保持するばね35と、 前記スプールの位置を検出する検出装置36,
    85と、 からなることを特徴とする電気式動力舵取装置の
    ハンドルトルクの検出装置。
JP10524782U 1982-07-13 1982-07-13 電気式動力舵取装置のハンドルトルク検出装置 Granted JPS599974U (ja)

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JP10524782U JPS599974U (ja) 1982-07-13 1982-07-13 電気式動力舵取装置のハンドルトルク検出装置

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JP10524782U JPS599974U (ja) 1982-07-13 1982-07-13 電気式動力舵取装置のハンドルトルク検出装置

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Publication Number Publication Date
JPS599974U JPS599974U (ja) 1984-01-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH038521Y2 (ja) * 1984-11-21 1991-03-01
JPH0616854Y2 (ja) * 1987-03-12 1994-05-02 三菱自動車工業株式会社 電動式動力かじ取装置
JPH0616855Y2 (ja) * 1987-03-12 1994-05-02 三菱自動車工業株式会社 電動式動力かじ取装置

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JPS599974U (ja) 1984-01-21

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