JPH0137769Y2 - - Google Patents

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JPH0137769Y2
JPH0137769Y2 JP1984088823U JP8882384U JPH0137769Y2 JP H0137769 Y2 JPH0137769 Y2 JP H0137769Y2 JP 1984088823 U JP1984088823 U JP 1984088823U JP 8882384 U JP8882384 U JP 8882384U JP H0137769 Y2 JPH0137769 Y2 JP H0137769Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、予めコイル状に巻き取られた材料板
を回転自在に支持するアンコイラと、アンコイラ
に支持された材料板を繰り出しながら平滑化する
レベラと、レベラによつて平滑化された材料板を
プレス装置の動作タイミングと同期したタイミン
グでプレス装置に所定量ずつ給送するフイーダと
を少なくとも有するコイル材給送装置の改良に関
するものであり、特に、レベラの応答能力がプレ
ス装置の高速運転に対する追従性の妨げとならな
いようにレベラを所定速度で常時回転させる様に
したコイル材給送装置において、プレス装置の高
速運転に対する追従性を維持しながら装置全体の
小型化を可能にするとともに、レベラからフイー
ダに至る給送径路中における材料板の挙動を安定
化することができる様にした新規なコイル材給送
装置に関する。
〔考案の技術的背景〕
先ず、第2図に従来の該種コイル材給送装置を
示す。
高速プレスに対応することが要求されるコイル
材給送装置は、コイル状に巻き取られた材料板1
を平滑化するためのレベラ2と材料板1を後段の
図示せぬプレス装置の動作タイミングに同期した
タイミングで間欠的に給送するフイーダ3とを独
立に備えており、レベラ2の応答遅延による低速
化を防止するため、レベラ2を常時所定の速度で
走行させている。
さて、このようにレベラ2を常時所定の速度で
走行させる一方で、フイーダ3を間欠動作させた
場合には、レベラ2からフイーダ3に至る給送径
路中において材料板1の撓み量はフイーダ3の間
欠動作に応答して増減するが、この撓み量の増減
に関わりなく安定した給送動作を行える様にレベ
ラ2からフイーダ3に至る給送径路中に充分な給
送径路長を有するループコントローラ4を設けて
いる。
ところで、従来の該種コイル材給送装置はアン
コイラ5から繰り出された材料板1の給送方向に
レベラ2を配設し、レベラ2による材料板1の給
送方向にループコントローラ4を配設し、ループ
コントローラ4による材料板1の給送方向にフイ
ーダ3を配設するという様に、アンコイラ5−レ
ベラ2−ループコントローラ4−フイーダ3を直
線的な給送径路に沿つて配設していたので、その
全長が長くなり、給送装置全体が大型化するとい
う問題があつた。
この場合特に装置の小型化を図る上でネツクに
なるのが、ループコントローラ4の全長が長いと
いうことであり、換言すればループコントローラ
4の全長を短縮すれば、装置全体の小型化に貢献
しうるものであるが、ループコントローラ4にお
ける材料板1の撓みの曲率が弾性回復限界に収ま
るようにするために、レベラ2やフイーダ3の給
送速度自体を低下させなければならず、たとえレ
ベラ2を定常定速走行させたとしても高速動作に
対応できなくなるという問題が生じる。
(考案の目的) 本考案はこの様な現状に鑑みてなされたもので
あり、レベラを所定速度で常時走行させる様にし
たコイル材給送装置の長所である高速追従性を確
実に維持しながら装置全体の小型化を可能にする
とともに、レベラからフイーダに至る給送径路中
における材料板の挙動を安定化することができる
様にした新規なコイル材給送装置を提供すること
を目的とする。
〔考案の概要) 本考案のコイル材給送装置は、予めコイル状に
巻き取られた材料板を回転自在に支持する独立し
た動力源を有さぬアンコイラと、独立した動力源
を有し前記アンコイラに支持されたコイル状の材
料板を所定の速度で常時繰り出しながら平滑化す
るレベラと、独立した動力源を有し前記レベラに
よつて平滑化された材料板をプレス装置の動作タ
イミングと同期したタイミングで所定量ずつ前記
プレス装置に給送するフイーダとを少なくとも有
するコイル材給送装置を前提とするものである。
前記アンコイラは、前記レベラの材料板排出口
から前記フイーダの材料板受入口に至る材料板の
給送径路の下方空間に、該アンコイラに支持され
た材料板の繰出し方向が前記フイーダによる材料
板の給送方向と反対方向を向く様に配設されてお
り、前記レベラの材料板排出口から前記フイーダ
の材料板受入口に至る材料板の給送径路の下方空
間が有効利用されることにより装置全体としての
設置面積が減少し、又、アンコイラに支持されて
いる材料板は、前記アンコイラの材料板繰出し口
から前記レベラの材料板受入口に至る円弧状に湾
曲して設けられた通過径路を経由してレベラに至
る。
又、前記レベラの材料板排出口から前記フイー
ダの材料板受入口に至る材料板の給送径路中に
は、前記アンコイラが配設された側に曲率中心を
持つ第1の円弧状部と前記アンコイラが配設され
た側と反対側に曲率中心を持つ第2の円弧状部と
を連続してなるS字状の揺動ガイドが、前記第1
の円弧状部と前記第2の円弧状部との相互連続点
を揺動軸として揺動自在に支持され、前記アンコ
イラによつて平滑化された材料板は前記第1の円
弧状部の外縁部から前記第2の円弧状部の外縁部
を経由して前記フイーダに給送される様になされ
ている。
更に、揺動ガイド駆動手段が、前記フイーダの
給送開始に連動して前記揺動ガイドを前記第1の
円弧状部及び前記第2の円弧状部の各々の曲率中
心側に向けて揺動させるとともに、前記フイーダ
の給送停止に連動して前記揺動ガイドを前記第1
の円弧状部及び前記第2の円弧状部の各々の曲率
中心と反対側に向けて揺動させるので、フイーダ
の間欠給送動作に伴つてレベラからフイーダに至
る給送径路中の材料板の撓み量が増減しても、材
料板は常に揺動ガイドに沿つて給送されることに
なり、レベラからフイーダに至る給送径路中にお
いて材料板が弾性回復限界を越えた撓み動作を行
うことが防止される。
〔考案の実施例〕
以下図面を参照して本考案の1実施例を詳細に
説明する。
第1図は本考案の1実施例に係るコイル材給送
装置の機構図であり、各要素を概説すると、図中
10はベース、20はアンコイラ、30はアンコ
イラ20に予めコイル状に巻き取られた材料板、
40はアンコイラ20に巻き取られた材料板30
を常時所定の速度で繰り出しながら巻き癖を矯正
して平滑化するレベラ、50は平滑化された材料
板30を後段の図示せぬプレス装置の動作タイミ
ングに同期したタイミングで所望量ずつ上記プレ
ス装置に給送するフイーダ、60はレベラ40と
フイーダ50との間における材料板30の撓みの
曲率が弾性回復限界内になる様に作用するループ
コントローラ、70はアンコイラ20からレベラ
40に材料板30を導く固定ガイドを各々示して
いる。
これらの構成を更に詳述すると、先ず、フイー
ダ50はモータ51の回転が伝達されることによ
り時計廻りに回転する原動ロール52と、この原
動ロール52の回転に倣つて反時計廻りに回転す
る従動ロール53とを少なくとも具備している。
そして、原動ロール52と従動ロール53は、
各々後段の図示せぬプレス装置の加工平面と平行
な軸に軸支されており、この内原動ロール52は
プーリ54−動力伝達ベルト55−プーリ56−
動力伝達ベルト57からなる動力伝達機構を介し
てフイーダ50の動力源たるモータ51と連結さ
れている。
従つて、モータ51を時計廻りに回転させる
と、その回転は上記の動力伝達機構を介して原動
ロール52に伝達されて、原動ロール52も時計
廻りに回転する。
又、従動ロール53はエアシリンダ機構58に
懸架されており、エアシリンダ機構58の伸縮に
伴つて昇降する。
従つて、レベラ40により平滑化された材料板
30を原動ロール52と従動ロール53との間隙
にスレツデイングした後に、後段のプレス装置が
材料給送サイクル(例えばプレス装置のクランク
駆動機構のクランク角度が270゜〜90゜の期間)に
なつた時にモータ51を起動して原動ロール52
を回転させるとともに、エアシリンダ機構58を
伸長させれば、材料板30は原動ロール52と従
動ロール53の間隙に圧せられながら、原動ロー
ル52の回転に倣つて後段のプレス装置に給送さ
れる。そして材料板30が所望量給送されると、
モータ51を停止させるとともに、従動ロール5
3をレリース(エアシリンダ機構58を縮小させ
ることにより従動ロール53を引き上げる)して
給送を停止する。
又、レベラ40は、原動ロール41、従動ロー
ル42、ワークロール43を具備し、これらの各
ロールは各々後段の図示せぬプレス装置の加工平
面と平行な軸に軸支され、この内原動ロール41
はプーリ44−動力伝達ベルト45−プーリ46−
動力伝達ベルト47からなる動力伝達機構を介し
てフイーダ40の動力源たるモータ48と連結さ
れている。
従つて、モータ48を時計廻りに回転させる
と、モータ48の回転力は上記の動力伝達機構を
介して原動ロール41に伝達され、原動ロール4
1を時計廻りに回転させる。
従つて、アンコイラ20から繰り出された材料
板30を原動ロール41と従動ロール42との間
隙にスレツデイングした後に、モータ48を起動
して原動ロール41を回転させれば、材料板30
は原動ロール41と従動ロール42の間隙に圧せ
られながら、原動ロール41の回転に倣つて右方
向に給送される。そしてこの原動ロール41と従
動ロール42による給送平面の延長線の上下にワ
ークロール43が千鳥状に配置され、材料板30
は千鳥状に配置されたワークロール43の間隙を
通過する過程で巻き癖を矯正され、平滑化されて
既述のフイーダ50に給送される。
ところで、レベラ40はアンコイラ20から長
尺な材料板30を繰り出すとともに、この材料板
30の平滑化動作をも行うので、レベラ駆動用の
モータ48にかかる負荷はフイーダ駆動用のモー
タ51にかかる負荷よりも通常はるかに大きく、
その応答性は低い。
そこで、レベラ駆動用のモータ48の応答遅延
を防止して装置全体としての高速動作を可能なら
しめるためには、レベラ駆動用のモータ48に加
わる負荷の変動を極力低減することが要求され、
このため本実施例ではシステム起動後はレベラ4
0を所定の速度で常時走行させている。
一方、フイーダ50は、既に述べたように、後
段のプレス装置の動作タイミングに同期したタイ
ミングで間欠的な給送動作を行う必要があり、こ
のフイーダ50の間欠給送動作に伴つてレベラ4
0からフイーダ50に至る材料板30の撓み量は
増減する。
そこで、本実施例では、ループコントローラ6
0の作用により、フイーダ50の間欠給送動作に
伴うレベラ40からフイーダ50に至る材料板3
0の撓み量の増減に適合させ、レベラ40からフ
イーダ50に至る材料板30の給送径路長自体を
増減させている。
より具体的には、ループコントローラ60は、
レベラ40からフイーダ50に至る材料板30の
給送径路において、アンコイラ20が配設された
側に曲率中心を持つ第1の円弧状部とアンコイラ
20が配設された側と反対側に曲率中心を持つ第
2の円弧状部とを連続して概ねS字状に形成され
た一対の揺動ガイド61を備えており、この一対
のS字状の揺動ガイド61は回動自在なガイドロ
ール62,63によつて梯子状に連結されてい
る。尚、各ガイドロール62は一対のS字状の揺
動ガイド61の第1の円弧状部を連結し、又、各
ガイドロール63は一対のS字状の揺動ガイド6
1の第2の円弧状部を連結している。
一対のS字状の揺動ガイド61の第1の円弧状
部と第2の円弧状部との相互連続点には材料板3
0の給送平面と平行な揺動軸64が設けられ、一
対のS字状の揺動ガイド61は揺動軸64に揺動
自在に支持されている。
そして、レベラ40によつて平滑化された材料
板30はガイドロール62の上側からガイドロー
ル63の下側を通過してフイーダ50に至る。
尚、図面では軸64が材料板30と干渉するよ
うに描かれているが、軸64は一対の揺動ガイド
61の外側とフレームに支持しており、一対の揺
動ガイド61に挟まれた空間を貫通していないの
で、軸64が材料板30と干渉することはない。
そして、揺動ガイド61の右端下方にはエアシ
リンダ機構65の作動端が回動自在に軸着され、
エアシリンダ機構65の固定端はベース1aに軸
着されているので、このエアシリンダ機構65の
伸縮により、揺動ガイド61はガイドロール6
2,63とともに軸64を中心にして左右に揺動
する。
従つて、フイーダ50の給送開始に伴つてレベ
ラ40からフイーダ50に至る材料板30の長さ
が減少しても、フイーダ50による給送開始と同
時にエアシリンダ機構65を伸長すれば揺動ガイ
ド61が反時計廻りに揺動してレベラ40からフ
イーダ50に至る材料板30の給送径路自体を短
縮するので、材料板30は常にガイドロール6
2,63に沿つて給送される。
同様に、フイーダ50の給送停止に伴つてレベ
ラ40からフイーダ50に至る材料板30の長さ
が増加しても、フイーダ50による給送停止と同
時にエアシリンダ機構65を縮小すれば揺動ガイ
ド61が時計廻りに揺動してレベラ40からフイ
ーダ50に至る材料板30の給送径路自体を増加
させるので、材料板30は常にガイドロール6
2,63に沿つて給送される。
ところで、既に述べた様にレベラ40による高
速度給送を維持する一方で、ループコントローラ
60における材料板30の平面性を維持するため
にはS字状の揺動ガイド61の全長をある程度確
保する必要があり、この場合揺動ガイド61の上
方或いは下方(本実施例では揺動ガイド61の下
方)には比較的に大きな空間ができる。そこで、
本実施例では揺動ガイド61の下方にできた空間
にアンコイラ20を配設するとともに、レベラ4
0からフイーダ50に至る材料板30の給送方向
とは反対の方向に向けてアンコイラ20から材料
板30を繰り出す様にすることにより、装置全体
の小型化を可能にしている。
具体的には、本実施例ではアンコイラ20は、
その中心がレベラ40の出口と軸64を結ぶ線分
の中点の概ね直下で、且つ、エアシリンダ機構6
5のベース1aに対する連結点を包含する水平面
上に位置するように配置されているが。アンコイ
ラ20の配設位置は揺動ガイド61の下方にでき
る空間の大きさと、取り扱いが予定されているコ
イル状に巻き取られた材料板30の最大径によつ
て若干の修正・変更を加えることは可能であり、
取り扱いが予定される最大径の材料板30を装着
した時に、揺動ガイド61を揺動させても、揺動
ガイド61やエアシリンダ機構65がアンコイラ
に支持されている材料板30の外周と干渉しない
限度において、アンコイラ20を揺動ガイド61
やエアシリンダ機構65に近接させることが装置
全体の小型化の観点から望ましいことはいうまで
もない。
そして上記の位置に配設されたアンコイラ20
には、材料板30の繰り出し方向がレベラ40か
らフイーダ50に至る材料板30の給送方向と略
反対の方向を向くように、予めコイル状に巻き取
られた材料板30が支持され、アンコイラ20か
ら繰り出された材料板30は固定ガイド70に沿
つてレベラ40に至る。
より具体的には固定ガイド70は、その全幅が
取り扱いが予定される最大幅の材料板30の幅よ
りも広い半円状の鋼板71を、その一端がアンコ
イラ20のコイル材繰り出し口に臨み他の一端が
レベラ40のコイル材受入口に臨む様に配置し、
鋼板71の内周に沿つて適宜間隔で回動自在なガ
イドロール72を配置するとともに、このガイド
ロール72の側辺を鋼板71の幅方向に同じく適
宜間隔で形成されたスリツト73から鋼板71の
外周に露出させたものであり、アンコイラ20か
ら繰り出された材料板30は固定ガイド70に沿
つてレベラ40に至る。
このように、本考案のコイル材給送装置におい
ては、揺動ガイド61の下方空間を有効利用して
アンコイラ20が配設され、アンコイラ20から
繰り出された材料板30は固定ガイド70に沿つ
て略180゜迂回してレベラ40に達するので、材料
板30の実質的な給送径路を維持しながら装置全
体の設置スペースを低減することができる。
そして上記のように構成されるコイル材給送装
置によつてプレス装置に対する材料板30の給送
動作を行う時は、先ず、所望される作業内容に適
合したコイル状に嘉き取られた材料板30をアン
コイラ20に装着するとともに、レベラ40の従
動ロール42とフイーダ50の従動ロール53を
レリースしておく。
この状態でアンコイラ20から繰り出された材
料板30の先端を固定ガイド70の外周に沿つて
レベラ40の原動ロール41と従動ロール42の
間隙にスレツデイングし、従動ロール42のレリ
ースを解除することにより原動ロール41と従動
ロール42の間隙に材料板30を挟圧して、モー
タ48を時計廻りに回転させれば、モータ48の
回転は既述の伝達機構を介して原動ロール41に
伝達され、原動ロール41も時計廻りに回転す
る。
従つて、材料板30は原動ロール41と従動ロ
ール42の間隙に挟圧されながら、原動ロール4
1の回転に伴つて右方向に送り出され、その給送
平面の上下に交互に配設されたワークロール43
の間隙を通過し、その過程で巻き癖が矯正されて
平滑化される。
その後更にモータ48を回転させることによつ
て、材料板30はレベラ40の右端からループコ
ントローラ60の方向に給送され、この材料板3
0はガイドロール62の上側からガイドロール6
3の下側を通過して、フイーダ50の原動ロール
52と従動ロール53の間隙に挿入される。この
状態でエアシリンダ機構58を伸長して従動ロー
ル53と原動ロール52の間隙に材料板30を挟
圧することによりスレツデイング作業は終了す
る。
その後プレス作業の開始に伴つて、レベラ40
のモータ48を所定の速度で定常回転させると、
モータ48の回転は既述の伝達機構を介して原動
ロール41に伝達される。従つて、原動ロール4
1は時計廻りに回転して、材料板30を固定ガイ
ド70に沿つてアンコイラ20から繰り出しなが
らワークロール43の方向に給送する。
この材料板30はワークロール43を通過する
過程で平滑化され、ループコントローラ60を経
由してフイーダ50に至り、フイーダ50は後段
の図示せぬプレス装置の動作タイミングに同期し
たタイミングで間欠的な給送動作を行う。
そして、フイーダ50による間欠的な給送に伴
つて、レベラ40からフイーダ50に至る給送径
路における材料板30の撓み量は増減するが、既
に述べたようにフイーダ50の間欠的な給送動作
に伴つてエアシリンダ65がS字状の揺動ガイド
61を揺動させることにより、レベラ40からフ
イーダ50に至る材料板30の給送径路長自体も
増減するので、材料板30は常にガイドロール6
2の上側からガイドロール63の下側を通過して
フイーダ50に給送されることになり、不測の挙
動を示すことはない。
従つて、高速プレスに追従できる様にレベラ4
0の給送速度を上昇させるとともに、フイーダ5
0の間欠ストローク数を上昇させたとしても、ル
ープコントローラ60における材料板30の撓み
の曲率は揺動ガイド61による規制を受けて材料
板30の弾性回復限界内に収まるので、材料板3
0の平面性は維持される。
尚、上記ではレベラ40やフイーダ50が有す
る各種のロールやアンコイラ20の長さに関して
は当然のこととして記載していないが、これらの
長さは取り扱いが予定されるコイル材の幅よりも
長くなければならないことはいうまでもない。
〔考案の効果〕
以上説明した様に、本考案によれば、レベラか
らフイーダに至る給送径路の下方空間にアンコイ
ラが配設され、アンコイラから繰り出された材料
板は概ね180度迂回しながらレベラに至るので、
給送径路長を同一とした場合には従来の該種給送
装置と比較して、その設置スペースを約半分まで
低減できる。
又、本考案によれば、装置の大型化をせずにレ
ベラからフイーダに至る材料板の給送径路長を充
分に確保することができるので、レベラの給送速
度を上昇させても、レベラからフイーダに至る給
送径路における材料板の撓みの曲率はその弾性回
復限界内に収まり、材料板の充分な平面性を維持
しながら給送速度を上昇させることができる。
又、本考案によれば、フイーダの間欠的な給送
動作に伴つてレベラからフイーダに至る給送径路
中の材料板の撓み量が増減しても、フイーダの間
欠的な給送動作に連動した揺動ガイドの位置運動
によつてレベラからフイーダに至る給送径路長自
体も増減するので、レベラからフイーダに至る給
送径路中の材料板の撓み量の増減を吸収するため
にレベラを間欠作動させる必要性が無くなり、レ
ベラを所定の速度で常時運転することが可能とな
るので、レベラを間欠動作させた時に発生するレ
ベラの応答遅延によつてプレス装置の高速運転に
対する追従性を妨げられることも無い。
更に、本考案によれば、フイーダの間欠的な給
送動作に伴つてレベラからフイーダに至る給送径
路中の材料板の撓み量が増減しても、フイーダの
間欠的な給送動作に連動した揺動ガイドの揺動運
動によつてレベラからフイーダに至る給送径路長
自体も増減するので、レベラからフイーダに至る
給送径路中において材料板は常に揺動ガイドに沿
つて給送されることになり、材料板に部分的に大
きな曲げ力が加えられる等の不測の事故も有効に
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るコイル材給送装置の1例
を示す機構図、第2図は従来のこの種のコイル材
給送装置の機構図。 20……アンコイラ、30……材料板、40…
…レベラ、50……フイーダ、61……揺動ガイ
ド、65……エアシリンダ機構、70……固定ガ
イド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 予めコイル状に巻き取られた材料板を回転自在
    に支持する独立した動力源を有さぬアンコイラ
    と、独立した動力源を有し前記アンコイラに支持
    されたコイル状の材料板を所定の速度で常時繰り
    出しながら平滑化するレベラと、独立した動力源
    を有し前記レベラによつて平滑化された材料板を
    プレス装置の動作タイミングと同期したタイミン
    グで所定量ずつ前記プレス装置に給送するフイー
    ダとを少なくとも有するコイル材給送装置におい
    て、 前記アンコイラは、前記レベラの材料板排出口
    から前記フイーダの材料板受入口に至る材料板の
    給送径路の下方空間に、該アンコイラに支持され
    た材料板の繰出し方向が前記フイーダによる材料
    板の給送方向と反対方向を向く様に配設され、 該アンコイラの材料板繰出し口から前記レベラ
    の材料板受入口に至る円弧状に湾曲した材料板の
    通過径路を設け、 前記レベラの材料板排出口から前記フイーダの
    材料板受入口に至る材料板の給送径路中に、前記
    アンコイラが配設された側に曲率中心を持つ第1
    の円弧状部と前記アンコイラが配設された側と反
    対側に曲率中心を持つ第2の円弧状部とを連続し
    てなるS字状の揺動ガイドを、前記第1の円弧状
    部と前記第2の円弧状部との相互連続点を揺動軸
    として揺動自在に支持し、前記レベラによつて平
    滑化された材料板が前記第1の円弧状部の外縁部
    から前記第2の円弧状部の外縁部を経由して前記
    フイーダに給送される様になし、 前記フイーダの給送開始に連動して前記揺動ガ
    イドを前記第1の円弧状部及び前記第2の円弧状
    部の各々の曲率中心側に向けて揺動させるととも
    に、前記フイーダの給送停止に連動して前記揺動
    ガイドを前記第1の円弧状部及び前記第2の円弧
    状部の各々の曲率中心と反対側に向けて揺動させ
    る揺動ガイド駆動手段を設けたことを特徴とする
    コイル材給送装置。
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