JPH0137195Y2 - - Google Patents

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JPH0137195Y2
JPH0137195Y2 JP1985070647U JP7064785U JPH0137195Y2 JP H0137195 Y2 JPH0137195 Y2 JP H0137195Y2 JP 1985070647 U JP1985070647 U JP 1985070647U JP 7064785 U JP7064785 U JP 7064785U JP H0137195 Y2 JPH0137195 Y2 JP H0137195Y2
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JP
Japan
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centrifugal impeller
seal ring
casing
attached
rotor
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JP1985070647U
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JPS61186793U (ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、遠心形羽根車とこの遠心形羽根車を
収納するケーシングとの隙間を流れる空気流をな
くし、フアン効率を高める電動送風機に関するも
のである。
〔従来の技術〕
この種の電動送風機としては、特開昭54−
77312号公報、実開昭54−70105号公報及び実開昭
51−5702号公報に記載されたものが知られてい
る。
すなわち、特開昭54−77312号公報に記載の小
形電動送風機は、フアンケーシングの吸込口に硬
質材からなる環状部材を取り付け、この環状部材
に遠心形羽根車の入口部(側板の内端)を接触さ
せる構成にしている。
実開昭54−70105号公報に記載された電動送風
機は、遠心形羽根車の吸込口に、その半径方向外
方に延びる円輪形のマウスピースを設け、このマ
ウスピースとケーシングとの間に、微小な軸方向
間隙を形成する構成にしている。
実開昭51−5702号公報に記載された遠心形流体
機械は、ケーシングの吸込口及び遠心形羽根車の
入口部のいずれか一方あるいは双方に、ラビリン
ス状の突部を形成した可撓性帯状体を接着する構
成にしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記特開昭54−77312号公報に記載の小型電動
送風機の構成では、遠心形羽根車のプレート側板
やフアンケーシングが鋼板をしぼつて形成される
ために、フアンケーシングの吸込口や、遠心形羽
根車の入口部となるところのプレート側板の内端
が真円状にならず楕円状になる。そのために、遠
心形羽根車が回転すると、環状部材に遠心形羽根
車の内端が異常接触し、環状部材の摩耗がはげし
く、環状部材と遠心形羽根車の入口部との間に隙
間が短時間にできてしまう欠点を有していた。
さらに、実開昭54−70105号公報に記載の電動
送風機の構成では、遠心形羽根車の側板が鋼板を
しぼつて形成されるため、遠心形羽根車の入口部
が真円状にならずに楕円状になる。そのために、
遠心形羽根車の入口部に取り付けたマウスピース
は、円心がだしにくく、遠心形羽根車が回転する
と、回転振れを起こし、回転子の回転アンバラン
スが大きくなり、電動送風機の回転時において発
生する騒音が大きくなる欠点を有していた。ま
た、マウスピースとケーシングの吸込口縁部との
間に微小な隙間を形成することは、きわめて困難
で生産性が悪いという欠点を有していた。
さらに、実開昭51−5702号公報に記載の遠心形
流体機械の構成においても、実開昭54−70105号
公報に記載のものと同様に、遠心形羽根車の入口
部が真円状にならずに楕円状になるために、可撓
性帯状体が局部的に異常摩耗し、可撓性帯状体と
遠心形羽根車との間に隙間が短時間にできてしま
う欠点を有していた。
本考案の目的とするところは、上記従来例の欠
点にかんがみ、ケーシングと遠心形羽根車との間
の隙間をなくすためのパツキンが、局部的に異常
摩耗することなく、ケーシングに摺動して、フア
ン効率を長時間確実に向上させることができると
ともに、回転アンバランスを増大させることのな
い電動送風機を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、電動機と、この電動機の回転子の
軸に取り付けた遠心形羽根車と、この遠心形羽根
車を収納するケーシングとを備え、前記軸に垂直
な平面部を、前記ケーシングの吸込口縁部に形成
した電動送風機において、前記回転子の軸に、前
記遠心形羽根車と一緒に固定した中抜き円板状の
シールリングと、このシールリングの外周部分に
取り付けられ、かつ、前記平面部に当接するリツ
プを有するパツキンとを設けることによつて、達
成される。
〔作用〕
遠心形羽根車が回転すると、中抜き円板状のシ
ールリングは、回転子の軸に固定されているの
で、遠心形羽根車の入口の形状に影響されること
なく、回転子の軸と同心的に回転する。そのため
に、シールリングの外周部分に取り付けたパツキ
ンのリツプは、回転振れを起こすことなく、ケー
シングの平面部に摺動するので、局部的な異常摩
耗が発生せず、長時間、ケーシングと遠心形羽根
車との間の気密を維持する。シールリング及びパ
ツキンが回転子の軸と同心的に回転し、しかも、
パツキンに局部的に異常摩耗が発生しないので、
回転子の回転アンバランスが増大することなく、
電動送風機の回転音が低くおさえられる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を、図面に基づいて詳
説する。
第1図及び第2図において、電動送風機1は、
電動機2と、この電動機2により回転する遠心形
送風機3とを備えている。電動機2の回転子4の
軸5は、軸受6,7によつて支えられる。軸7に
は、遠心形羽根車8をナツト9により固定され
る。遠心形羽根車8が下流には、リターンガイド
ベーン10を取り付ける。遠心形羽根車8及びリ
ターンガイドベーン10は、ケーシング11内に
収納される。中抜き円板状のシールリング12
は、遠心形羽根車8と一緒にナツト9によつて軸
5に固定される。
ケーシング11の吸込口11aの縁部には、軸
7に垂直な平面部13が形成される。シールリン
グ12の外周縁には、つば14が一体に形成され
る。シールリング12には、平面部13に当接す
るリツプ15aを有するパツキン15が固定され
る。パツキン15は、つば14の内方に位置して
いる。パツキン15は、ゴム等の弾性体から形成
される。
以上の構成において、遠心形羽根車8を回転さ
せると、空気流は、第1図に示す矢印のように、
ケーシング11の吸込口11aから吸い込まれ、
遠心形羽根車8を通り抜け、リターンガイド10
によつて電動機2内に導かれ、その電動機2内を
冷却しつつ、電動機2外に排気される。
この場合、遠心形羽根車8と一緒に、中抜き円
板状のシールリング12及びパツキン15が回転
し、リツプ15aが平面部13上を摺動接触して
いるので、遠心形羽根車8の出口から遠心形羽根
車8の入口8aに逆流する空気流が発生すること
がない。したがつて、電動送風機1は、フアン効
率を大幅に向上させることができる。
しかも、パツキン15は、回転子4の軸5に取
り付けた中抜き円板状のシールリング12に取り
付けられているので、遠心形羽根車8の入口8a
が真円状でなくとも、回転子4の軸5と同心状に
取り付けることができる。したがつて、パツキン
15は、そのリツプ15aが、回転振れを起こす
ことなく平面部に摺動し、局部的に異常摩耗する
ことがないとともに、回転アンバランスを増大さ
せることがない。
本実施例では、シールリング12の外周縁に
は、つば14を設けて、パツキン15が遠心力に
よつて位置ずれするのを防止している。さらに、
遠心形羽根車8とケーシング11の組立時の誤差
があつても、その誤差は、パツキン15のリツプ
15aのたわみで吸収することができる。したが
つて、遠心形羽根車8とケーシング11との隙間
を、パツキン15によつて確実にシールすること
ができる。
第3図は、本発明の他実施例を示すものであ
る。すなわち、この実施例では、中抜円板状のシ
ールリング120の内周部を軸流フアン形状に成
形している。このシールリング120の外周縁に
はリツプ130を有するパツキン140を固定す
る。シールリング120の軸流フアン形状を、遠
心形羽根車8の形状と整合させる。これにより、
遠心形羽根車の入口8a部分の空力性能が向上す
るとともに、シールリング120の強度が向上す
る。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案によれば、回転子の軸に
遠心形羽根車と一緒に固定した中抜き円板状のシ
ールリングと、このシールリングの外周部分に取
り付けられ、かつ、ケーシングの平面部に当接す
るリツプを有するパツキンとを設けたので、ケー
シングと遠心形羽根車との間の隙間をなくすため
のパツキンが、局部的に異常摩耗することなく、
ケーシングの平面部に摺動して、フアン効率を長
時間確実に向上させることができるとともに、回
転アンバランスを増大させることのない電動送風
機がえられる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本考案の一実施例を示
し、第1図は要部縦断面図、第2図は要部斜視図
である。第3図は、本考案の他実施例を示す要部
斜視図である。 2…電動機、3…遠心形送風機、4…回転子、
5…軸、8…遠心形羽根車、11…ケーシング、
11a…吸込口、12…シールリング、13…平
面部、15…パツキン、15a…リツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 電動機2と、この電動機2の回転子4の軸5
    に取り付けた遠心形羽根車8と、この遠心形羽
    根車8を収納するケーシング11とを備え、前
    記軸5に垂直な平面部13を、前記ケーシング
    11の吸込口11aの縁部に形成した電動送風
    機において、前記回転子4の軸5に、前記遠心
    形羽根車8と一緒に固定した中抜き円板状のシ
    ールリング12と、このシールリング12の外
    周部分に取り付けられ、かつ、前記平面部13
    に当接するリツプ15aを有するパツキン15
    とを設けたことを特徴とする電動送風機。 2 前記シールリング12を、軸流フアン形とし
    たことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の電動送風機。
JP1985070647U 1985-05-15 1985-05-15 Expired JPH0137195Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985070647U JPH0137195Y2 (ja) 1985-05-15 1985-05-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985070647U JPH0137195Y2 (ja) 1985-05-15 1985-05-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61186793U JPS61186793U (ja) 1986-11-21
JPH0137195Y2 true JPH0137195Y2 (ja) 1989-11-09

Family

ID=30607415

Family Applications (1)

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JP1985070647U Expired JPH0137195Y2 (ja) 1985-05-15 1985-05-15

Country Status (1)

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JP (1) JPH0137195Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5477312A (en) * 1977-12-02 1979-06-20 Hitachi Ltd Small motor-driven fan

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS515702U (ja) * 1974-07-01 1976-01-16
JPS5470105U (ja) * 1977-10-28 1979-05-18

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5477312A (en) * 1977-12-02 1979-06-20 Hitachi Ltd Small motor-driven fan

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61186793U (ja) 1986-11-21

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