JPH0137174Y2 - - Google Patents

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JPH0137174Y2
JPH0137174Y2 JP1984099135U JP9913584U JPH0137174Y2 JP H0137174 Y2 JPH0137174 Y2 JP H0137174Y2 JP 1984099135 U JP1984099135 U JP 1984099135U JP 9913584 U JP9913584 U JP 9913584U JP H0137174 Y2 JPH0137174 Y2 JP H0137174Y2
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JP1984099135U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はヘツドカバ内に収納されるノズルホル
ダからリークオフするフユーエルをエンジンの戻
入側に戻すためのインジエクシヨンフユーエルの
戻り構造に関するものである。
〔従来の技術〕
第7図に示す如く、ノズルホルダ1はシリンダ
ヘツド2に取付けられ、ロアヘツドカバ3aおよ
びアツパヘツドカバ3bからなるヘツドカバ3内
に収納される場合がある。ノズルホルダ1にはイ
ンジエクシヨンパイプ(図示せず)からのフユー
エルが送られるインジエクシヨンパイプ4が連結
されると共に、余剰フユーエルをエンジンの戻入
側(例えばフユーエルタンク)に戻入するための
戻り構造が必要とされる。
従来技術ではこの戻り構造としてノズルホルダ
1のリークオフ通路(図示せず)に連通するリー
クオフパイプ5をノズルホルダ1に接続するもの
や、上記リークオフ通路をシリンダヘツド2内に
形成されるギヤラリ6に連通せしめるもの等が採
用されていた。
しかし、前者はリークオフパイプ5をロアヘツ
ドカバ3aを貫通して取り出さねばならずヘツド
カバ3まわりが複雑構造のものとなり整備性に劣
る欠点が生ずる。また後者はシリンダヘツド2に
ギヤラリ6を形成するための加工が難しく、かつ
フユーエル洩を防止してギヤラリ6とノズルホル
ダ1のリークオフ通路とを連通することも難しい
欠点が生ずる。またリークオフパイプ5が振動に
より亀裂する恐れもあつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上記欠点等を解決するもので、その目
的は戻り通路の形成が容易であると共に、整備性
に優れ、かつ漏洩を防止し得るインジエクシヨン
フユーエルの戻り構造を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するために、ヘツドカ
バ内に収納され、シリンダヘツドより突出して設
けられるノズルホルダからリークオフするフユー
エルをエンジンの戻入側に戻す戻り構造におい
て、上記ヘツドカバを貫通するインジエクシヨン
パイプを第1のコネクタを介して上記ノズルホル
ダに連通させ、上記インジエクシヨンパイプを保
持する第2のコネクタを上記第1のコネクタに螺
合せしめて、上記インジエクシヨンパイプと第1
のコネクタとを連結し、上記ヘツドカバと上記ノ
ズルホルダ間に上記第1のコネクタを包囲し、そ
の周囲に空間を形成せしめる架設部を設け、上記
第2のコネクタに形成した戻り通路により上記空
間と上記ヘツドカバ側に形成されエンジンの上記
戻入側に連結するギヤラリとを連通したことを特
徴とするものである。
〔作用〕
リークオフフユーエルはインジエクシヨンパイ
プとほぼ同心状に配設される架設部内に送られ、
架設部内から戻り構造を通つてヘツドカバ側のギ
ヤラリに集められ、ここからエンジンの戻入側、
例えばフユーエルタンクに戻入される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図に示す如く、架設部7はロアヘツドカバ
3aとノズルホルダ1間に形成され、インジエク
シヨンパイプ4を包囲して配設される。ギヤラリ
8はロアヘツドカバ3a内に形成され、リークオ
フパイプ9が接続している。リークオフパイプ9
は図示しないエンジンの戻入側、例えばフユーエ
ルタンクに連結する。戻り通路10は後に詳説す
るが架設部7内部とギヤラリ8とを連通すべく形
成される。
以下、架設部7および戻り通路10の実施例を
説明する。
第2図に示す如くノズルホルダ1とロアヘツド
カバ3a間には架設部7に相当するカラー11が
架設され、Oリング12,13により両者にシー
ルされる。ロアヘツドカバ3aにはラバ14を介
してインジエクシヨンパイプ4を保持するコネク
タ15が挿設され、その挿入端側はコネクタ16
に螺合する。コネクタ16はインジエクシヨンパ
イプ4をノズルホルダ1に連結するためのもので
ある。以上によりカラ11とコネクタ15はノズ
ルホルダ1とロアヘツドカバ3a間に固定され
る。コネクタ15の外周とこれが挿入されるロア
ヘツドカバ3aの穴20間にはOリング17が介
設される。ノズルホルダ1内に形成されるリーク
オフ通路18はカラ11とコネクタ16間の間隙
に連通する。
戻り通路10はカラ11のコネクタ15側に形
成された溝部19(第3図にも示す)と、これに
連通するロアヘツドカバ3aの穴20および穴2
0とギヤラリ8とを結ぶ通路21等とから形成さ
れる。
以上の構成により、リークオフ通路18からの
リークオフフユーエルはカラ11内に入り、溝部
19、穴20、通路21を介しギヤラリ8に集め
られる。又インジエクシヨンパイプとコネクタ1
6との連結、離脱はコネクタ15をコネクタ16
に螺着或は取外すことで容易に行える。
第4図は架設部7と戻り通路10の別の実施例
を示す。上記と同一符号のものは同一物又は同一
機能のものを示す。
コネクタ15aはロアヘツドカバ3aに挿設さ
れ、の挿入端はノズルホルダ1の外周にOリング
12を介し嵌合する。従つてコネクタ15a自体
が架設部7を形成する。コネクタ15aは上記と
同様にコネクタ16に螺合すると共に、コネクタ
16を囲む穴22を形成する。戻り通路10は穴
22とコネクタ15aの外周とを連通する通路2
3と、通路23とギヤラリ8とを連通する通路2
1とから形成される。
リークオフフユーエルはリークオフ通路18か
ら穴22、通路23,21を通りギヤラリ8に集
められる。
第5図は更に別の実施例を示す。
ノズルホルダ1とロアヘツドカバ3a間には架
設部7に相当するカラ24が介設される。またロ
アヘツドカバ3aにはカラ25がOリング26を
介し挿設される。カラ25の内周側には間隙27
を隔てコネクタ15bが緩挿される。間隙27は
コネクタ15bをフローテング支持し、加工誤差
を吸収する役目も果す。コネクタ15bはOリン
グ28を介しカラ24に嵌合すると共にコネクタ
16に上記と同様に螺合する。コネクタ15bの
鍔部およびカラ24の端面とカラ25の両端面間
にはOリング29,30が介設される。戻り通路
10はコネクタ15bに形成される通路31、間
隙27、カラ25の内外径を連通する通路32、
通路21等とから形成される。
リークオフ通路18からのリークオフフユーエ
ルはカラ24内に入り、上記戻り通路10を経て
ギヤラリ8に集められる。
第6図はまた別の実施例を示す。
ノズルホルダ1の1部が突出し、架設部7に相
当する突出部1aを形成する。その内部には穴3
5が形成され、リークオフ通路18は穴35に開
放する。突出部1a突出端側の外周はOリング3
3を介しロアヘツドカバ3aに挿設される。また
穴35内にはOリング34を介しコネクタ15c
が挿設される。戻り通路10はコネクタ15cの
外周の一部と穴35との間に形成される隙間36
と、突出部1aの内外径を連通し、隙間36と通
路21とに連通する位置に形成される穴37と、
通路21等とから形成される。
リークオフフユーエルはリークオフ通路18か
ら穴35に入り、上記戻り通路10を介しギヤラ
リ8に集められる。
以上の実施例において戻り通路10はすべてイ
ンジエクシヨンパイプ4を包囲する架設部7内と
ロアヘツドカバ3a間に形成され、従来技術の如
く特別のリークオフパイプを必要としない。更に
リークオフフユーエルはギヤラリ8に集約され、
ここから単一のリークオフパイプ9によりフユー
エルタンク等に戻入される。従つて構造が極めて
コンパクトのものとなり、整備性が向上する。ま
たそれぞれの加工は難しくなく容易に実施するこ
とができる。更にOリングの使用により挿入、嵌
合、当接箇所はすべてシールされフユーエル洩れ
が防止される。
上記実施例においてギヤラリ8をロアヘツドカ
バ3aに形成したが、これに限定するものでなく
ロアヘツドカバ3aが当接するシリンダヘツド2
側に設けても構わない。
〔考案の効果〕
以上の説明によつて明らかな如く、本考案によ
ればフユーエル洩れの恐れがなく、構造簡便で加
工性に優れると共に、構造が簡単であるので取扱
いが容易であり、又インジエクシヨンパイプとノ
ズルホルダとの切離しが容易である等整備性を向
上し得る効果が上げられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の概要構造を示す説明
図、第2図、第4図、第5図、第6図はそれぞれ
実施例の軸断面図、第3図は第2図の−線断
面図、第7図は従来の戻し構造を示す説明図であ
る。 1……ノズルホルダ、1a……突出部、2……
シリンダヘツド、3……ヘツドカバ、3a……ロ
アヘツドカバ、3b……アツパヘツドカバ、4…
…インジエクシヨンパイプ、7……架設部、8…
…ギヤラリ、9……リークオフパイプ、10……
戻り通路、11,24,25……カラ、12,1
3,17,26,28,29,30,33,34
……Oリング、14……ラバ、15,15a,1
5b,15c……コネクタ、16……コネクタ、
18……リークオフ通路、19……溝部、20,
22,35,37……穴、21,23,31,3
2……通路、27……間隙、36……隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ヘツドカバ内に収納され、シリンダヘツドより
    突出して設けられるノズルホルダからリークオフ
    するフユーエルをエンジンの戻入側に戻す戻り構
    造において、上記ヘツドカバを貫通するインジエ
    クシヨンパイプを第1のコネクタを介して上記ノ
    ズルホルダに連通させ、上記インジエクシヨンパ
    イプを保持する第2のコネクタを上記第1のコネ
    クタに螺合せしめて、上記インジエクシヨンパイ
    プと第1のコネクタとを連結し、上記ヘツドカバ
    と上記ノズルホルダ間に上記第1のコネクタを包
    囲し、その周囲に空間を形成せしめる架設部を設
    け、上記第2のコネクタに形成した戻り通路によ
    り上記空間と上記ヘツドカバ側に形成されエンジ
    ンの上記戻入側に連結するギヤラリとを連通した
    ことを特徴とするインジエクシヨンフユーエルの
    戻り構造。
JP9913584U 1984-06-29 1984-06-29 インジエクシヨンフユ−エルの戻り構造 Granted JPS6114767U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9913584U JPS6114767U (ja) 1984-06-29 1984-06-29 インジエクシヨンフユ−エルの戻り構造

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JP9913584U JPS6114767U (ja) 1984-06-29 1984-06-29 インジエクシヨンフユ−エルの戻り構造

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Publication Number Publication Date
JPS6114767U JPS6114767U (ja) 1986-01-28
JPH0137174Y2 true JPH0137174Y2 (ja) 1989-11-09

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JP9913584U Granted JPS6114767U (ja) 1984-06-29 1984-06-29 インジエクシヨンフユ−エルの戻り構造

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4683035B2 (ja) * 2007-11-13 2011-05-11 株式会社デンソー インジェクタ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5968552A (ja) * 1982-10-14 1984-04-18 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd ディーゼル機関の燃料循環装置における循環弁

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5896056U (ja) * 1981-12-24 1983-06-29 株式会社小松製作所 内燃機関の燃料噴射装置

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JPS5968552A (ja) * 1982-10-14 1984-04-18 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd ディーゼル機関の燃料循環装置における循環弁

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JPS6114767U (ja) 1986-01-28

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