JPH0135977Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0135977Y2 JPH0135977Y2 JP1984127363U JP12736384U JPH0135977Y2 JP H0135977 Y2 JPH0135977 Y2 JP H0135977Y2 JP 1984127363 U JP1984127363 U JP 1984127363U JP 12736384 U JP12736384 U JP 12736384U JP H0135977 Y2 JPH0135977 Y2 JP H0135977Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lip
- oil
- packing
- shaped
- sliding surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、リツプ形パツキンに係るもので、
主として空圧用無給油パツキンの改良に関するも
のである。
主として空圧用無給油パツキンの改良に関するも
のである。
従来、この種のリツプ形パツキンとして、油環
を経て潤滑油が供給される状態で使用される給油
パツキンと、リツプ空所内にグリース状オイルが
封入された状態で使用される無給油パツキンとが
あり、後者の無給油パツキンは油環や給油器を使
用しないで潤滑できる利点がある。
を経て潤滑油が供給される状態で使用される給油
パツキンと、リツプ空所内にグリース状オイルが
封入された状態で使用される無給油パツキンとが
あり、後者の無給油パツキンは油環や給油器を使
用しないで潤滑できる利点がある。
しかし、リツプ空所にグリース状オイルが封入
されたパツキンにあつては、オイルがリツプで囲
まれた状態におかれているので、リツプと軸との
摺動面へのオイルの供給に円滑性を欠くところが
あり、また、リツプ空所に封入して使用するグリ
ース状オイルは、普通、液状オイルを石けんで固
めた常温固体のものが加熱液化で封入された状態
におかれているので、流動性が悪く、それがため
パツキンの摩擦係数が大きく、大型モータが必要
とされるばかりでなく、パツキンの摩耗が早く、
寿命が短かい欠点があり、また、空圧用の場合に
は油などの液体によつて微細な隙間が埋められな
いので、密封性も良くない。
されたパツキンにあつては、オイルがリツプで囲
まれた状態におかれているので、リツプと軸との
摺動面へのオイルの供給に円滑性を欠くところが
あり、また、リツプ空所に封入して使用するグリ
ース状オイルは、普通、液状オイルを石けんで固
めた常温固体のものが加熱液化で封入された状態
におかれているので、流動性が悪く、それがため
パツキンの摩擦係数が大きく、大型モータが必要
とされるばかりでなく、パツキンの摩耗が早く、
寿命が短かい欠点があり、また、空圧用の場合に
は油などの液体によつて微細な隙間が埋められな
いので、密封性も良くない。
この考案は、空気圧シールパツキンとして使用
する前記無給油パツキンの欠点を解消するために
なされたものであつて、前記パツキンのＵ形また
はＶ形リツプ部分のうち、軸摺動面側のリツプ部
分に、リツプ空所とリツプの外側とを連絡する多
数の微小な通孔を形成し、リツプ空所に、液状オ
イルを合成樹脂ポリマーで固めた特別な潤滑オイ
ル塊体を充填し、この潤滑オイル塊体のオイル液
を前記リツプ部の微小な通孔を経て軸摺動面へ微
少な量で連続的に供給するようにしたものであ
る。
する前記無給油パツキンの欠点を解消するために
なされたものであつて、前記パツキンのＵ形また
はＶ形リツプ部分のうち、軸摺動面側のリツプ部
分に、リツプ空所とリツプの外側とを連絡する多
数の微小な通孔を形成し、リツプ空所に、液状オ
イルを合成樹脂ポリマーで固めた特別な潤滑オイ
ル塊体を充填し、この潤滑オイル塊体のオイル液
を前記リツプ部の微小な通孔を経て軸摺動面へ微
少な量で連続的に供給するようにしたものであ
る。
以下、この考案を、その実施の一例を示した図
面に基づいて具体的に説明する。
面に基づいて具体的に説明する。
図面において、１はゴム、四弗化エチレン樹
脂、塩化ビニール樹脂などの材料で形成されたリ
ツプ形パツキン本体であり、そのＵ形リツプ部分
１ａ，１ｂのうち、軸摺動面側のリツプ部分１ａ
に、リツプ空所とリツプ部分の外側とを連絡する
多数の微小な通孔１ｃがあけられており、リツプ
空所には、液状オイルを合成樹脂ポリマーでゼリ
ー状に固めて形成した潤滑オイル塊体２が充填さ
れている。３は軸、４はパツキン箱体である。
脂、塩化ビニール樹脂などの材料で形成されたリ
ツプ形パツキン本体であり、そのＵ形リツプ部分
１ａ，１ｂのうち、軸摺動面側のリツプ部分１ａ
に、リツプ空所とリツプ部分の外側とを連絡する
多数の微小な通孔１ｃがあけられており、リツプ
空所には、液状オイルを合成樹脂ポリマーでゼリ
ー状に固めて形成した潤滑オイル塊体２が充填さ
れている。３は軸、４はパツキン箱体である。
液状オイルを合成樹脂ポリマーでゼリー状に固
めた潤滑オイル塊体２〔例えば東洋護謨工業株式
会社から「オイルゼリー」の名称で製造販売され
ている〕は、加熱して液状にした状態でリツプ空
所に注入したあと、冷却して再びゼリー状にもど
すことにより、ツプ空所内に密に充填される。な
お、このゼリー状オイル中のオイル含有量は約70
〜80wt％で、オイルはリツプ空所に注入前、注
入中、注入後で状態は変化せず、液状である。
めた潤滑オイル塊体２〔例えば東洋護謨工業株式
会社から「オイルゼリー」の名称で製造販売され
ている〕は、加熱して液状にした状態でリツプ空
所に注入したあと、冷却して再びゼリー状にもど
すことにより、ツプ空所内に密に充填される。な
お、このゼリー状オイル中のオイル含有量は約70
〜80wt％で、オイルはリツプ空所に注入前、注
入中、注入後で状態は変化せず、液状である。
前記リツプ部分１ａにあけられる微細な通孔１
ｃは、潤滑オイル塊体２のオイルをリツプ空所か
ら軸摺動面に案内して供給するためのもので、そ
の径は100μ程度のものが適当である。
ｃは、潤滑オイル塊体２のオイルをリツプ空所か
ら軸摺動面に案内して供給するためのもので、そ
の径は100μ程度のものが適当である。
上記のパツキンの構成によれば、パツキン本体
１のリツプ部分１ａ，１ｂ間のリツプ空所内に、
液状オイルを合成樹脂ポリマーでゼリー状に固め
て形成した潤滑オイル塊体２が充填されているの
で、その潤滑オイル塊体中のオイルはリツプ部分
１ａの微小な通孔１ｃを通して軸摺動面に連続的
に供給される。とくにオイルを通す通孔１ｃが微
小な径で形成されているので、毛細管作用によ
り、軸摺動面へのオイル供給量は少量で連続的に
行われる。したがつて、前記パツキンの使用によ
れば、下記の効果が得られる。
１のリツプ部分１ａ，１ｂ間のリツプ空所内に、
液状オイルを合成樹脂ポリマーでゼリー状に固め
て形成した潤滑オイル塊体２が充填されているの
で、その潤滑オイル塊体中のオイルはリツプ部分
１ａの微小な通孔１ｃを通して軸摺動面に連続的
に供給される。とくにオイルを通す通孔１ｃが微
小な径で形成されているので、毛細管作用によ
り、軸摺動面へのオイル供給量は少量で連続的に
行われる。したがつて、前記パツキンの使用によ
れば、下記の効果が得られる。
(1) 軸摺動面に、たえず微量のオイルが供給さ
れ、常に油膜が存在するので、摺動面の摩擦は
小さく保たれる。
れ、常に油膜が存在するので、摺動面の摩擦は
小さく保たれる。
(2) 軸摺動面の摩擦が小さいので、モータの小型
化が図れる。
化が図れる。
(3) また、パツキンの摩耗も軽減されるので、そ
の寿命は大巾に延長される。
の寿命は大巾に延長される。
(4) 軸摺動面に常に液状油膜が存在するため、シ
ール面の微細な隙間が埋められ、密封性が大巾
に向上する。
ール面の微細な隙間が埋められ、密封性が大巾
に向上する。
(5) 潤滑オイルは、液状オイルを合成樹脂ポリマ
ーでゼリー状に固めたものが使用され、しかも
オイルは微小な通孔を経て微少量連続的に供給
されるので、オイル保持性が極めて良い。
ーでゼリー状に固めたものが使用され、しかも
オイルは微小な通孔を経て微少量連続的に供給
されるので、オイル保持性が極めて良い。
(6) 潤滑オイルが固体状でリツプ空所内に充填さ
れているので、パツキンの取扱いが容易であ
る。
れているので、パツキンの取扱いが容易であ
る。
(7) とくに、軸摺動面に油圧シール、水圧シール
のように、油膜、水膜による潤滑機能のない空
気圧シール用パツキンとして最適である。
のように、油膜、水膜による潤滑機能のない空
気圧シール用パツキンとして最適である。
以上に述べたように、この考案によれば、リツ
プ形パツキンにおいて、Ｕ形またはＶ形に開いた
リツプ部分のうち、軸摺動面側のリツプ部分に、
リツプ空所とリツプ外側とを連絡する多数の微小
な通孔があけられ、リツプ空所内に、液状オイル
を合成樹脂ポリマーで固めて形成した潤滑オイル
塊体が充填されているので、軸摺動面への潤滑オ
イルの供給が円滑に行われ、かつ密封性能も極め
てよく、しかもモータの小型化に寄与できる実用
性の高いパツキンが得られる。
プ形パツキンにおいて、Ｕ形またはＶ形に開いた
リツプ部分のうち、軸摺動面側のリツプ部分に、
リツプ空所とリツプ外側とを連絡する多数の微小
な通孔があけられ、リツプ空所内に、液状オイル
を合成樹脂ポリマーで固めて形成した潤滑オイル
塊体が充填されているので、軸摺動面への潤滑オ
イルの供給が円滑に行われ、かつ密封性能も極め
てよく、しかもモータの小型化に寄与できる実用
性の高いパツキンが得られる。
第１図はこの考案の一実施例を示すリツプ形パ
ツキンの一部切断側面図、第２図は一部切断斜視
図、第３図は使用状態を示したリツプ形パツキン
の縦断側面図である。 １……リツプ形パツキン本体、１ａ，１ｂ……
リツプ部分、１ｃ……通孔、２……潤滑オイル塊
体。
ツキンの一部切断側面図、第２図は一部切断斜視
図、第３図は使用状態を示したリツプ形パツキン
の縦断側面図である。 １……リツプ形パツキン本体、１ａ，１ｂ……
リツプ部分、１ｃ……通孔、２……潤滑オイル塊
体。
Claims (1)
- リツプ形パツキンにおいて、Ｕ形またはＶ形に
開いたリツプ部分のうち、軸摺動面側のリツプ部
分に多数の微少通孔があけられ、リツプ空所内
に、液状オイルを合成樹脂ポリマーで固めて形成
した潤滑オイル塊体が充填されていることを特徴
とするリツプ形パツキン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984127363U JPS6141964U (ja) | 1984-08-22 | 1984-08-22 | リツプ形パツキン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984127363U JPS6141964U (ja) | 1984-08-22 | 1984-08-22 | リツプ形パツキン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6141964U JPS6141964U (ja) | 1986-03-18 |
| JPH0135977Y2 true JPH0135977Y2 (ja) | 1989-11-01 |
Family
ID=30686008
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984127363U Granted JPS6141964U (ja) | 1984-08-22 | 1984-08-22 | リツプ形パツキン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6141964U (ja) |
-
1984
- 1984-08-22 JP JP1984127363U patent/JPS6141964U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6141964U (ja) | 1986-03-18 |
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