JPH0135972Y2 - - Google Patents

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JPH0135972Y2
JPH0135972Y2 JP3216085U JP3216085U JPH0135972Y2 JP H0135972 Y2 JPH0135972 Y2 JP H0135972Y2 JP 3216085 U JP3216085 U JP 3216085U JP 3216085 U JP3216085 U JP 3216085U JP H0135972 Y2 JPH0135972 Y2 JP H0135972Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、回転運動を直線運動に変えるラツ
ク・ピニオンの構造に関するものである。
〈従来技術〉 従来のラツク・ピニオンは通常1つの駆動軸に
対して1つのラツク部材または同時に移動する複
数のラツク部材を配備したものが知られている。
したがつて、移動時期が異なるラツク部材を作
動せしめるにはそれぞれに駆動軸を配備すること
が必須である。
また、移動時期が異なるラツク部材を作動せし
めるにあたり、1つの駆動軸により行なう場合に
は該駆動軸の中途にクラツチ機構を設け、該クラ
ツチ機構の断継を行なうことが考えられる。
〈従来における問題点〉 駆動軸を複数設定して移動時期が異なるラツク
部材を作動せしめる構造のものでは、駆動軸を配
備するためのスペースを要し、また駆動軸数に応
じて原動機を必要とする。
あるいは、原動機を1つとしても駆動軸の回
転・停止を切り替えるための装置が必要となる。
一方、クラツチ機構を設ける場合には、それを
設けるためのスペースを要する。更に、上記三者
の場合、構造が複雑になり、その結果故障を来た
す要因が多く、装置がコスト高になつてしまう欠
点がある。
〈本考案の目的〉 本考案は上記のような欠点を解消するために提
案されたもので、その目的は1つの駆動軸により
移動時期が異なるラツク部材の作動を行なえ、し
かも装置の構造が簡素であり、操作が容易かつ安
価に製造できるラツク・ピニオンの構造を提供す
ることにある。
〈本考案の構成〉 本考案は、「正逆方向に回転可能な駆動軸と、
該駆動軸に固定される1以上のピニオン部材と、
該ピニオン部材に接する状態で相互に略平行に配
設され、かつ該ピニオンの歯部に噛合するラツク
部及び非噛合の待機部が連設して形成されて、移
動・停止が可能に設けられた複数本の移動部材
と、上記移動部材に少なくとも1個ずつ突設して
固定された押圧部材であつて、一方の押圧部材の
一部が隣接の移動部材における他方の押圧部材と
共通の移動軌跡の位置にあり、移動部材の移動に
伴つて相互に当接・離間が可能に設けられた押圧
部材と、からなり、隣接する移動部材の一方やピ
ニオン部材に噛合して所定距離だけ移動したと
き、押圧部材が相互に当接して停止中の他方の移
動部材を移動方向に押圧するとともに、その後他
方の移動部材が少なくともピニオン部材に噛合す
るまで押圧部材相互の当接状態を保持することに
より、上記移動部材を個別に移動・停止可能に設
けたことを特徴とするラツク・ピニオンの構造」
である。
〈実施例〉 以下、本考案を図面に示す実施例に基いて説明
することとする。
第1図には、本考案のラツク・ピニオンの構造
である一実施例が示されている。図において1は
原動機(図示せず)により正逆回転可能に配設さ
れた駆動軸であり、2は駆動軸1に固着されてい
るピニオン部材である。31,32は該ピニオン
部材2に接する状態で相互に略平行に配設された
複数本の移動部材であり、その下面には前記ピニ
オン部材に噛合するラツク31a,32aが設け
られている。また移動部材31,32にはピニオ
ン部材2が噛合せずに空回転する待機部31b,
32bが設けられている。41a,42aは、移
動部材31,32の側壁部に突設された押圧部材
であつて、一方の押圧部材41aの一部が隣接す
る移動部材32における他方の押圧部材42aと
共通の移動軌跡上に位置するように突設せしめら
れた押圧部材である。而して、この押圧部材41
a,42aは、移動部材31,32の移動に伴つ
て相互に当接・離間が可能であり、互いに相手を
ピニオン部材2に対してラツク31a,32aが
噛合するように押圧する機能を有している。
なお、この実施例では、更に移動部材31,3
2の側壁部にそれぞれ抑制部材41b,42bを
突設し、移動部材31の矢印A方向への移動開始
前に該抑制部材41bが移動部材の待機部32b
をピニオン部材2の上に強制的に位置せしめ、ま
た、移動部材32が矢印A方向の移動が終了した
ときに抑制部材42bが移動部材31の待機部3
1bをピニオン部材2の上に強制的に位置せしめ
るように構成している。
このように抑制部材41b,42bを設けると
移動部材31,32が衝撃等を受けてもそれぞれ
の相手の待機部32b,31bをピニオン部材2
の上に位置せしめるので、より安全性が高くな
る。
これらの抑制部材41b,42bは移動部材3
1,32の作動を抑制するために後述のように押
圧部材41a,42aに当接するように設けても
良いが、移動部材31,32の端部又は別途凸起
等を設けてこれに当接し得るように設けても良
い。
次にこのラツク・ピニオンの作用につき第2図
に基いて説明すれば、まず移動部材31,32が
移動を開始していない状態では、ピニオン部材2
に先行する移動部材31のラツク31aが噛合し
ており、他方後続の移動部材32は待機部32b
が位置している。このとき、抑制部材41bと押
圧部材42a、押圧部材41aと抑制部材42b
は互いに当接しており移動部材32の待機部32
bがピニオン部材2上に位置せしめられている
(同図a)。
次いで、駆動軸1が回転してピニオン部材が正
転方向に回転すると、ピニオン部材2に噛合して
いるラツク31aを有する移動部材31が移動せ
しめられる。このとき移動部材32はその待機部
32b下においてピニオン部材が空回転してお
り、そのままの位置で停止している(同図b)。
移動部材31が更に移動して、待機部31bが
ピニオン部材2上に位置する寸前に後端に設けら
れている押圧部材41aが停止中の移動部材32
の前端に設けられている押圧部材42aに当接す
る(同図c)。
その後、移動部材31はまだラツク31aがピ
ニオン部材2に噛合しているので、押圧部材41
a,42a相互の当接状態を保持して、他方の移
動部材32を移動方向に押圧しつつ作動をし続け
る。次いで移動部材32のラツク32aがピニオ
ン部材2に噛合すると共に移動部材31のラツク
31aがピニオン部材2から外れ待機部31bに
達する。したがつて、移動部材31の作動は停止
し、後続の移動部材32のみが移動せしめられる
(同図d)。
移動部材32の作動は、抑制部材42bが移動
部材31の押圧部材41aに当接するまで又は若
干押圧するまで行なわれる(同図e)。
駆動軸1が逆回転すると、これに固着されてい
るピニオン部材2も逆回転せしめられる。このた
めピニオン部材2に噛合しているラツク32aが
設けられている移動部材32が前述の場合と逆方
向に移動せしめられる。移動部材31はその待機
部31bがピニオン部材2上に位置しており、該
ピニオン部材2が移動部材31に対して空回転す
るので、図eの状態で停止している。
移動部材32が逆方向に移動して、そのラツク
32aがピニオン部材との噛合が終了寸前になる
と、押圧部材42aが停止中の他方の移動部材3
1に設けた押圧部材41aに当接する。その後、
押圧部材41a,42a相互の当接状態が維持さ
れて移動部材32,31は少しの間一緒に移動す
るが、その後移動部材32はピニオン部材2に対
して待機部32bが位置し作動が停止する。一
方、移動部材31はそのラツク31aがピニオン
部材2に噛合せしめられ作動が開始される。移動
部材31の作動は、抑制部材41bが移動部材3
2の押圧部材42aに当接するまで又は若干押圧
するまで行なわれる。
この実施例では2本の移動部材を設けている場
合について述べたが、これに限らず3本以上設け
た場合も本考案に含まれること勿論である。
また、移動部材31,32に設けた押圧・抑制
部材は、相手を押圧並びに抑止するときに同時に
複数当接するように構成すると該押圧・抑制部材
にかかる荷重を低減せしめる効果がある。
なお、移動部材31,32の移動範囲はピニオ
ン部材2に噛合するラツク31a,32aを形成
する長さにより決定され、また、別々に作動せし
められる移動部材31,32の移動開始時期は押
圧部材41a,42aを設ける位置により任意に
設定できる。
第3図及至第7図には、本考案を温室内におい
て二重に張設するカーテンの開閉装置に実施した
例が示されている。
図においてMは正逆回転可能な原動機であり、
5は該原動機Mの回転を伝達する駆動軸である。
この駆動軸5は断面方形状の棒状又は管体よりな
つているが断面円形の棒状又は管体としても良い
こと勿論である。
6は下側に張設されるカーテン7の開閉を行な
うための移動部材、8は上側に張設されるカーテ
ン9の開閉を行なうための移動部材である。移動
部材6の下方にはブラケツト10,10を介して
ガイド部材11が取付けられている。一方、移動
部材8の上方にはブラケツト12,12を介して
ガイド部材13が取付けられている。
ガイド部材11には下側のカーテン7の移動端
縁が固定されており、他方のガイド部材13には
上側のカーテン9の移動端縁が固定されている。
上下カーテン7,9の移動端縁は硬質の横材7
a,9aが固着されており、カーテン7,9が開
閉動作を行なうときに、カーテンの移動端縁が一
直線上に保持し得るように構成されている。なお
この横材7a,9aの代わりにワイヤロープを採
用し、このワイヤロープにその両端から強力な引
張力を与えてカーテンの移動端縁が一直線上に保
持し得るようにしたものであつても良い。
14,15は駆動軸5に固定されているピニオ
ン部材であり、このピニオン部材は移動部材6,
8に形成したラツクにそれぞれ噛合すると共に待
機部において空回転するように構成されている。
移動部材6,8は断面方形状の管体から構成され
ており、この管体にピニオン部材の歯のピツチに
一致する孔を穿設してラツク16…,18…が形
成され、またピニオン部材が空回転すべく長孔を
穿設して待機部26,28が形成されている。
17はピニオン部材14,15が配備される箇
所に軸受を兼ね備えた支持具であり、この支持具
17は固定具19を介して支柱20に取付けられ
ている。
21は移動部材6,8がピニオン部材14,1
5にラツク16…,18…において確実に噛合す
べく設けられたガイドローラであり、ガイド部材
13をサポートする支持具22を介して支柱20
に固定されている。
下カーテン7の移動端縁が固定されているガイ
ド部材11は支柱20に固定された支持具23に
よりサポートされている。
他方、上カーテン7,9の移動端縁が固定され
ているガイド部材13は支柱20に固定された支
持具22によりサポートされている。
24はカーテン7,9の固定側端縁並びにカー
テン7,9の垂下を防止するために張設される線
状部材等を固定するためのワイヤーロープであ
り、27…はカーテン7,9の移動端縁上方に突
設され該カーテン7,9を開放したときにカーテ
ンの寄せ残りを防止するための抑止具である。
前記押圧部材41a,42aおよび抑制部材4
1b,42bとしては、移動部材6,8の任意の
箇所に突起25を設けて互いに相手の移動部材
6,8の作動を行なわせしめても良いが、第7図
に示すように一方の移動部材はブラケツト10,
12の突出する部分を採用しても良い。
而して、カーテン7,9の閉成に際しては、原
動機Mを正転方向に作動せしめると駆動軸5を介
してピニオン部材14,15が回転せしめられ
る。このとき上側のカーテン9を作動させるため
の移動部材8はピニオン部材15に待機部28が
位置しており、他方、下側カーテン7を作動させ
るための移動部材6はラツク16がピニオン部材
14に噛合しており、したがつて下側のカーテン
7のみが閉成方向に作動せしめられる。
下側カーテン7の閉成が完了する寸前にブラケ
ツト10が移動部材8に設けた突起25に当接
し、該移動部材8を押圧する。このため移動部材
8はブラケツト10により押圧されて若干移動
し、ラツク28がピニオン部材15に噛合する。
引き続いて原動機Mを作動すれば上側カーテン
9は閉成される。
下側カーテン7が閉成が完了したときに移動部
材6はピニオン部材14に対して待機部26が位
置し、原動機Mが作動し続けてもピニオン部材1
4は空回転をし下側カーテンは停止したまま保持
される。
したがつて、下側カーテン7が閉成完了した後
は上側カーテン9のみの閉成動作が行なわれる。
上側のカーテン9の閉成が完了したとき又は閉成
が完了する寸前において移動部材8に設けた突起
25又はブラケツト12が移動部材6に設けた突
起25又はブラケツト10に当接又は若干押圧す
るように設定すると、移動部材6はカーテン閉成
時においてラツク16がピニオン部材14に噛合
することはない。
カーテン9の閉成が完了すると、原動機Mは停
止する。このとき移動部材8のラツク18はピニ
オン部材15に噛合した状態で保持される。
原動機Mが前記と反対側に回転作動すると駆動
軸5及びピニオン部材14,15は上記と逆回転
する。したがつて、ピニオン部材15に噛合して
いるラツク18が設けられている移動部材8のみ
がカーテン9を開放方向に移動せしめられる。
他方移動部材6は、その待機部26がピニオン
部材14に位置せしめられており移動しない。
移動部材8が移動してカーテン9の開放を完了
する寸前に移動部材8に設けられているブラケツ
ト12又は突起25が移動部材6に設けられてい
るブラケツト10又は突起25に当接する。そし
て、移動部材6は移動部材8と一緒に若干移動す
る。その後、移動部材8はピニオン部材15に対
して待機部28が位置せしめられ作動が停止す
る。移動部材6は移動部材8と一緒に移動した
後、ラツク16がピニオン部材14に噛合し、ピ
ニオン部材14の駆動力により移動せしめられ
る。移動部材6がカーテン7を開放方向に移動
し、該カーテン7の開放が完了したとき又は完了
寸前において、移動部材6に設けられているブラ
ケツト10又は突起25が移動部材8側のブラケ
ツト12又は突起25に当接又は押圧し、ピニオ
ン部材15に対し移動部材8の待機部28が確実
に位置せしめられる。
カーテン7の開放が完了すると原動機Mは停止
し、移動部材6のラツク16がピニオン部材14
に噛合している。
原動機の正逆回転の作動及び停止は手動又は自
動的に行なえるように構成するものとする。
自動的に行なう場合は、駆動軸5の回転数を計
測して、原動機のスイツチをON−OFFしたり、
正逆回転用のスイツチを作動せしめるように設定
する。
原動機のスイツチ設定としては、カーテン7,
9を閉成せしめるに当り、原動機Mを正転側のス
イツチをONにし、下側のカーテン7を閉成す
る。カーテン7の閉成が終了した際に原動機Mを
所定時間停止せしめる。
所定時間経過後、原動機Mは再び正転側のスイ
ツチが入り、上側カーテン9を閉成する。カーテ
ン9の閉成が完了すると原動機Mを停止せしめ
る。
次に原動機MのスイツチをONにすると逆回転
の作動が行なわれ、上側のカーテン9が開放せし
められる。カーテン9の開放が完了すると原動機
を所定時間停止せしめる。所定時間経過すると、
原動機Mは再び逆回転の作動が行なわれ、下側の
カーテン7が開放せしめられる。カーテン7の開
放が完了すると原動機Mは停止せしめられる。
すなわち、下側カーテン7が閉成完了する駆動
軸5の回転数に達すると原動機Mのスイツチが
OFFされる。なお、このとき予め所定時間に設
定しておいたタイマのスイツチがONされ、設定
時間経過後、原動機Mのスイツチが入るように構
成しても良い。次に上側のカーテン9が閉成完了
する駆動軸5の回転数に達すると原動機Mのスイ
ツチがOFFされる。このとき、原動機Mのスイ
ツチがONされたときに正転側の作動を行なわな
いように設定するのが好ましい。
次いで原動機MのスイツチをONすると原動機
は逆回転に作動し、カーテン7,9を開放方向に
移動せしめることになる。カーテン9が開放完了
する駆動軸の回転数に達すると原動機Mのスイツ
チがOFFされる。このとき上記のようにタイマ
のスイツチが入り、所定時間経過後に再び原動機
のスイツチがONされるように構成しても良い。
次に下側のカーテン7が開放完了する駆動軸5
の回転数に達すると原動機MのスイツチがOFF
される。このとき上記と同様に原動機Mのスイツ
チがONされたとき逆回転の作動を行なわないよ
うに設定するのが好ましい。
このように原動機MのスイツチON−OFF並び
に正逆回転作動を行なうように設定すると、温室
において、下側のカーテン7を採光用の透明なも
のとしたとき、外気温が下がつても太陽が出てい
るときに下側のカーテンのみを閉成することによ
り、採光を行ないながら外気の影響を遮断するこ
とができ、太陽熱を有効に利用して温室内の環境
を良好に保持できる。
また日没後は上側のカーテン9も閉成して保温
性を高めることができる。
また、朝方太陽の昇り始めは外気温がまだ低い
ときに上側カーテン9のみを開放し下側のカーテ
ン7を閉成しておくことにより外気の影響を受け
ずに、太陽熱を有効に利用することができる。
原動機Mの正・逆回転の作動並びに停止を行な
うために上記したように駆動軸5の回転数を計測
して行なうのみに限らず、移動部材6,8が所定
長さ作動したときに原動機Mのスイツチを作動せ
しめるように構成したものでも良いこと勿論であ
る。
また、移動部材6,8は、ラツク16,18の
両端部に待機部を形成し、カーテン開放時に移動
部材6がカーテンの閉成方向に押圧付勢され、一
方移動部材8はカーテン閉成時にカーテンの開放
方向に押圧付勢されるように構成しても良い。こ
の押圧付勢する手段として、移動部材6,8の一
端にバネや合成樹脂等の弾性体を取付けたり、ま
たは、移動部材6,8が当接する相手の部材に取
付けたものが良い。
このように待機部をラツク16,18の両端部
に形成すると、原動機Mが予め設定したときより
も作動時間が長くなつてもカーテン開閉装置が損
傷することなく安全である。
このように温室カーテンの開閉装置を構成する
と、二層のカーテンを開閉する際に駆動軸並びに
原動機が1つで済み、カーテン開閉時に、一層づ
つ順次行なうので、原動機M、駆動軸5等にかか
る負荷がほぼ一定しており、該原動機Mのパワ
ー、駆動軸5等の部材の強度等の選定が容易であ
り、故障の原因がなくなる等の利点がある。
また、カーテン開閉を行なうに当りカーテンの
移動端縁を牽引ロープに固定し、該ロープを巻取
巻戻しして行なう装置もあるが、この実施例のよ
うにラツク・ピニオンの構造にしたものは、移動
距離が特定し易く、移動部材の伸縮による誤差が
少なく長期使用に耐えることができる。
図において、Sは原動機Mの作動停止を行なう
ための制御盤、29は駆動軸5の軸受である。
なお、この実施例ではピニオン部材14,15
を別部材により形成したものであるが、同一部材
により一体形成したものであつても良いこと勿論
である。
〈効果〉 本考案は以上のような構成からなり、移動部材
はピニオン部材に噛合するラツクと該ピニオン部
材が空回転する待機部とを有し、1の移動部材の
ラツクがピニオン部材に噛合しているときに他の
移動部材はその待機部においてピニオン部材を空
回転せしめ、1の移動部材が所定長さ移動したと
きにその待機部が位置し他の移動部材のラツクが
ピニオン部材に噛合するように構成してなるの
で、1本の駆動軸により複数の移動部材を別々に
作動せしめることが可能である。
したがつて、従来のように駆動軸・原動機を複
数設定したり、駆動軸の途中にクラツチ機構を設
ける必要がなく、構成が簡略化でき、製造・設置
作業・操作が容易で安価に提供できる。
また構成がきわめて簡略化されているので故障
等の要因がなく安全性の高いものを提供できる等
の効果を有している。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので第1図は本
考案の移動部材とピニオン部材を示す斜視図、第
2図a〜eはその作動を示す説明図、第3図は温
室内におけるカーテンの開閉装置に本考案を実施
した一部省略斜視図、第4図はそのピニオン部材
付近を示す縦断面図、第5図はその一部を省略し
た平面図、第6図はその一部破断した側面図、第
7図は移動部材とガイド部材とを連設するための
ブラケツト及び移動部材に取付けられた突起の部
分を示す一部断面平面図である。 1,5……駆動軸、2,14,15……ピニオ
ン部材、6,8,31,32……移動部材、1
6,18,31a,32a……ラツク、26,2
8,31b,32b……待機部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 正逆方向に回転可能な駆動軸と、 該駆動軸に固定される1以上のピニオン部材
    と、 該ピニオン部材に接する状態で相互に略平行
    に配設され、かつ該ピニオンの歯部に噛合する
    ラツク部及び非噛合の待機部が連設して形成さ
    れて、移動・停止が可能に設けられた複数本の
    移動部材と、 上記移動部材に少なくとも1個ずつ突設して
    固定された押圧部材であつて、一方の押圧部材
    の一部が隣接の移動部材における他方の押圧部
    材と共通の移動軌跡の位置にあり、移動部材の
    移動に伴つて相互に当接・離間が可能に設けら
    れた押圧部材と、 からなり、 隣接する移動部材の一方がピニオン部材に噛
    合して所定距離だけ移動したとき、押圧部材が
    相互に当接して停止中の他方の移動部材を移動
    方向に押圧するとともに、その後他方の移動部
    材が少なくともピニオン部材に噛合するまで押
    圧部材相互の当接状態を保持することにより、
    上記移動部材を個別に移動・停止可能に設けた
    ことを特徴とするラツク・ピニオンの構造。 2 前記移動部材が管状部材からなり、該管状部
    材にピニオン部材の歯部が噛合するラツク用孔
    が穿設されたものである前記登録請求の範囲第
    1項記載のラツク・ピニオンの構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4277156B2 (ja) * 1999-03-31 2009-06-10 セイコーエプソン株式会社 インクジェット式記録装置の差動型ワイピング装置

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JPS61148949U (ja) 1986-09-13

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