JPH0135691B2 - - Google Patents

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JPH0135691B2
JPH0135691B2 JP56114866A JP11486681A JPH0135691B2 JP H0135691 B2 JPH0135691 B2 JP H0135691B2 JP 56114866 A JP56114866 A JP 56114866A JP 11486681 A JP11486681 A JP 11486681A JP H0135691 B2 JPH0135691 B2 JP H0135691B2
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JP
Japan
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resin
crosslinking agent
acid
cation exchange
weakly acidic
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JP56114866A
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JPS5817844A (ja
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Koji Itagaki
Yoshio Umezawa
Akihiro Shimura
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Mitsubishi Kasei Corp
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Mitsubishi Kasei Corp
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は親水性の弱酸性陽イオン交換樹脂に関
するものである。特に本発明は、水溶液中におけ
る反応速度が速く、かつ使用時における体積変化
の小さい弱酸性の陽イオン交換樹脂に関するもの
である。
弱酸性陽イオン交換樹脂としては、アクリル
酸、メタクリル酸等の架橋共重合体およびカルボ
キシメチルセルロース、カルボキシメチルデキス
トラン、カルボキシメチル多糖類等を架橋剤によ
り不溶化したものなどが知られている。しかし、
これらの弱酸性陽イオン交換樹脂は、一般に、水
溶液中で著るしく膨潤したり、遊離酸形と負荷形
との間の体積変化が大きいという欠点を有してい
る。
本発明は、アクリル酸およびメタクリル酸から
選ばれた不飽和カルボン酸と、多価アルコールの
ポリアクリル酸エステルおよびポリメタクリル酸
エステルから選ばれた架橋剤との架橋共重合体か
らなる骨格構造を有しており、この構造中に占め
る架橋剤の重量は20%以上であり、かつカルボン
酸の一部はグリセリンでモノエステル化されてい
ることを特徴とする、芳香族成分を含まず、親水
性で、かつ0.1meq/g以上のアルカリ吸着容量
を有する弱酸性陽イオン交換樹脂を提供するもの
である。
本発明に係る弱酸性陽イオン交換樹脂は、適度
の硬さを有しており、使用時における体積変化が
少なく、かつ反応速度が速いので、高速液体クロ
マトグラフイーの充填剤として特に好適である。
本発明に係る弱酸性陽イオン交換樹脂について
詳細に説明すると、本発明に係る樹脂は、アクリ
ル酸およびメタクリル酸から選ばれた不飽和カル
ボン酸と、多価アルコールのポリアクリル酸エス
テルから選ばれた架橋剤との架橋共重合体からな
る骨格構造を有している。
架橋剤としては、通常、エチレングリコールジ
メタクリレート、、ジエチレングリコールジメタ
クリレート、トリエチレングリコールジメタクリ
レート、テトラエチレングリコールジメタクリレ
ート、プロピレングリコールジメタクリレート、
ジプロピレングリコールジメタクリレート、トリ
プロピレングリコールジメタクリレート、トリメ
チロールプロパントリメタクリレート、ペンタエ
リスリトールテトラメタクリレート、1,3−ブ
チレングリコールジメタクリレートおよびこれら
に対応するアクリレートが、単独でまたは混合し
て用いられる。好ましくはエチレングリコールの
ジアクリレートまたはジメタクリレートが用いら
れる。
架橋剤は骨格構造中の20(重量)%以上を占め
るべきである。好ましくは架橋剤は骨格構造中の
20〜80(重量)%、特に30〜60(重量)%を占め
る。骨格構造中に占める架橋剤の比率が小さ過ぎ
ると、樹脂の膨潤性が大きくなり、高速液体クロ
マトグラフイーの充填剤その他の用途に不適当と
なる。逆に架橋剤の比率が大きくなり過ぎると、
骨格構造中のカルボン酸の量が減少するので、樹
脂のアルカリ吸着容量の減少またはグリセリンモ
ノエステル部分の不足による親水性の低下をもた
らす。
本発明に係る樹脂においては、骨格構造中のカ
ルボン酸はその一部がグリセリンでモノエステル
化されている。このグリセリンモノエステル部分
は樹脂に親水性を付与する。従つて樹脂中に占め
るグリセリンモノエステル部分の比率は、樹脂に
要求される親水性の程度に応じて決定される。通
常は遊離のカルボン酸およびグリセリンでエステ
ル化されたカルボン酸の合計量に対し、グリセリ
ンでエステル化されたカルボン酸が30〜95(モル)
%を占めるようにエステル化する。
グリセリンエステルに誘導されなかつたカルボ
ン酸は、そのままで樹脂中に存在するが、所望に
よりその一部はメタノールやエチレングリコール
等の脂肪族アルコールでエステル化された状態で
樹脂中に存在していてもよい。樹脂中に存在する
カルボン酸の量は、アルカリ吸着容量として定量
される。本発明に係る樹脂においては、アルカリ
吸着容量は0.1meq/g以上であることが必要で
ある。アルカリ吸着容量がこれよりも小さいとイ
オン交換樹脂としての実用性に乏しい。一方アル
カリ吸着容量が大きいことは、イオン交換樹脂と
しては好ましい特性であるが、アルカリ吸着容量
が大きくなり過ぎると、遊離酸形と負荷形との間
の体積変化が大きくなり実用上種々の障害をもた
らす。従つて本発明に係る樹脂のアルカリ吸着容
量は0.1〜5meq/g、特に0.2〜3meq/gとする
のが好ましい。樹脂のアルカリ吸着容量は、骨格
構造中に占める架橋剤の比率および骨格構造中の
カルボン酸のエステル化の程度を調節することに
より容易に制御できる。
本発明に係る樹脂は内部に物理的細孔をもたな
いいわゆるゲル形であつてもよいが、0.5m2/g
以上の比表面積と0.1ml/g以上の細孔容積を有
する多孔質形であるのが好ましい。樹脂を多孔質
形とすることにより、反応速度をより速くし、か
つ遊離酸形と負荷形との間の体積変化をより小さ
くすることができる。
本発明に係る樹脂は、最も簡単には、アクリル
酸およびメタクリル酸と架橋剤とアクリル酸また
はメタクリル酸のグリシジルエステルとを共重合
させ、次いで共重合体中のエポキシ基を水と反応
させて開環させることにより製造することができ
る。通常は適当な分散安定剤を存在させた水性媒
体中で懸濁重合を行ない、粒状の共重合体を得る
のが好ましい。分散安定剤としては通常、ゼラチ
ン、ポリアクリル酸ソーダ、カルボキシメチルセ
ルロース、ポリビニルアルコール等が用いられ
る。また、水性媒体中には塩類を溶解させて重合
反応原料の水性媒体中への溶解を防止するのが好
ましい。塩としては塩化ナトリウム、塩化カルシ
ウム、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム等が用い
られる。重合反応は一般に適当な重合開始剤を用
いて行なわれる。過酸化ベンゾイル、t−ブチル
ハイドロパーオキサイド、アゾビスイソブチロニ
トリル、ジメチルアゾビス(メチルバレート)、
アゾビス(α,α−ジメチルバレロニトリル)等
の有機過酸化物や有機アゾビス化合物等が一般に
重合開始剤として用いられる。これらの重合開始
剤は通常、重合反応原料の0.01〜5(重量)%と
なるような量で使用される。重合反応は通常、撹
拌下に50〜90℃で6〜20時間で完了する。
多孔質形の樹脂を製造するには、(1)重合反応原
料中にこれに均一に混和するが生成する架橋共重
合体に対しては親和性の少ない溶媒を存在させて
重合する方法、(2)重合反応原料中にポリスチレン
のような線状重合体を存在させて重合し、生成し
た架橋共重合体から該線状重合体を抽出除去する
方法、(3)重合反応原料中にポリスチレンのような
線状重合体とトルエン、酢酸エチル、ジメチルホ
ルムアミドのような生成する架橋共重合体に親和
性を有する溶媒とを存在させて重合し、生成した
架橋共重合体から該線状重合体を抽出除去する方
法など公知の各種の方法を用いることができる。
共重合体中のエポキシ基の開環反応は、硫酸か
燐酸を含む水中で共重合体を30〜100℃で5〜20
時間処理すればよい。
この共重合−エポキシ基の開環方式によれば、
樹脂中の架橋剤、カルボン酸およびグリセリンモ
ノエステルの含量を容易に、かつ正確に調節でき
る。また、共重合に際し、アクリル酸やメタクリ
ル酸の一部をそのメチルエステル等で置換しても
よい。
本発明に係る樹脂は、上記の方法に代えて、ア
クリル酸またはメタクリル酸のグリシジルエステ
ルと架橋剤とを反応させ、得られた架橋重合体の
エポキシ基を開環させ、さらに共重合体中のエス
テル結合の一部を加水分解する方法によつても製
造することができる。この方法によるときも、重
合反応およびエポキシ基の開環反応は上述の方法
により行なうことができる。また、エステル結合
の加水分解は、例えば架橋共重合体を5〜30(重
量)%の苛性ソーダ水溶液中で、60〜120℃で8
〜20時間程度処理することにより容易に行なうこ
とができる。加水分解率すなわちカルボン酸の導
入量は、加水分解条件の選択により調節できる。
なお、エポキシ基の開環反応とエステル結合の加
水分解反応との順序は逆にしてもよい。この方法
によるときは、グリシジルエステル部位と架橋剤
中のエステル結合部位とが共に加水分解される可
能性があるので、得られる樹脂中の架橋剤の含量
およびグリセリンエステルの含量は正確には定め
難い。しかし、架橋剤中のエステル結合部位より
もグリシジルエステル部位の方が加水分解され易
いので、加水分解量が小さい場合には、グリシジ
ルエステル部位だけが加水分解されるものとして
差支えない。
本発明に係る樹脂のさらに他の製造法として
は、アクリル酸またはメタクリル酸と架橋剤とを
共重合させ、得られた架橋共重合体をグリセリン
でエステル化する方法がある。エステル化は例え
ば共重合体をジオキサン等の溶媒で膨潤させ、硫
酸を触媒としてグリセリン中で100〜150℃で5〜
20時間程度加熱すればよい。エステル化の程度は
エステル化条件の選択により調節し得る。
本発明に係る弱酸性陽イオン交換樹脂は、その
内部にグリセリンモノエステル構造を含んでいる
ので親水性に富んでいる。また、架橋剤を含めて
全体が脂肪族成分で構成されていて芳香族成分を
含まないので、蛋白質その他の種々の有機物に対
する疎水結合に起因する物理的吸着が少ない。さ
らに本発明に係る弱酸性陽イオン交換樹脂は遊離
酸形と負荷形との間にかける体積変化がなく、か
つ硬くてカラムに充填したときに圧力損失が少な
い。従つて本発明に係る弱酸性の陽イオン交換樹
脂はクロマトグラフイー、特に高速液体クロマト
グラフイーの充填剤として有用である。
以下に実施例により本発明をさらに具体的に説
明するが、本発明はその要旨を起えない限り以下
の実施例に限定されるものではない。
なお、本明細書における特性値の測定法は下記
に依つた。
比表面積および細孔容積の測定 塩酸水溶液で処理した樹脂を十分水洗し、脱水
した後、10mmHgの減圧乾燥中50℃で8時間乾燥
したものについて、下記により測定を行う。
比表面積:カンターソルブ(湯浅電池(株)製)を用
い、窒素ガスの吸着を利用したB.E.T法により
測定。
細孔容積:水銀圧入式ポロシメーター(カルロ・
エルバ(株)製)により測定 交換容量、含水度及び膨潤度 塩酸水溶液で再生したのち脱塩水で十分に洗浄
したH形樹脂を10mlのメスシリンダーに入れ、底
部を軽くたたきながら正確に10ml秤取する。この
樹脂を遠心分離機で350Gで5分間脱水したのち、
その重量(a1g)を精秤する。次いで、この樹脂
を0.2規定の水酸化ナトリウム水溶液200ml中に入
れ、室温で24時間振盪する。この水酸化ナトリウ
ム水溶液の20mlを0.1規定の塩酸で滴定する。
別に上記と同様にして正確に10mlの樹脂を秤取
し、上記と同様にして脱水したのちその重量(a2
g)を精秤する。次いで、この樹脂を60℃、10mm
Hgの真空乾燥器中で24時間乾燥したのち、再び
重量(Cg)を精秤する。
含水度=a2−C/a2×100(%) 膨潤度=10/C(ml/g) 交換容量=
(h0−h)×0.1×f×200/20/a1×C/a2 =(h0-h)×f×a2/a1×C(meq/g) ここに、h0及びhは、それぞれ樹脂を投入する
前及び投入した後の、滴定に要した塩酸の量
(ml)、fは塩酸のフアクターである。
Na/H体積比 樹脂を塩酸水溶液で再生し水洗したのち、苛性
ソーダ水溶液でナトリウム形とし、脱塩水で十分
に水洗する。この樹脂を10mlのメスシリンダーに
入れ、底部を軽くたたきながら正確に10ml秤取す
る。この樹脂を塩酸水溶液で遊離酸形にしたのち
脱塩水で十分に水洗する。10mlのメスシリンダー
を用いて底部を軽くたたきながら樹脂の体積(d
ml)を測定する。
Na/H体積比=10/d 実施例 1 グリシジルメタクリレート360g、エチレング
リコールジメタクリレート240g、有機希釈剤
(トルエン)600gおよび重合開始剤(2.2′−アゾ
ビス−2.4−ジメチルバレロニトリル)6gの混
合物を、42gのポリビニルアルコールと168gの
食塩を4200mlのイオン交換水に溶解した溶液中に
懸濁させた。かきまぜながら、この混合物を8時
間、70℃に加熱して重合させた。
反応物を室温に冷却し、過して生成した粒状
の重合物を取得した。重合物を数回水洗したの
ち、トルエン2250mlおよびイオン交換水750mlの
混合液中で室温で3時間、撹拌する操作を2回反
復し、次いでメチルアルコール3中で、室温で
3時間、撹拌する操作を2回反復した。重合物を
過し、80℃で8時間乾燥した。得られた重合物
は560gであつた。
上記重合物をふるいわけて得た粒径8〜12ミク
ロンの部分30gを容量300mlの四ツ口フラスコに
入れ、これに20%カセイソーダ水溶液120mlを加
え、90℃で16時間、撹拌してエステル結合の一部
を加水分解した。室温に冷却後、過水洗した。
次いで再び容量300mlの四ツ口フラスコに入れ、
10%硫酸水溶液120mlを加え、90℃で5時間撹拌
してグリシジル基の水付加を行つた。室温に冷却
後、過水洗した。得られた樹脂の赤外線吸収ス
ペクトルには、エポキシ基のオキシラン環に基づ
く910cm-1と840cm-1の吸収は認められなかつた。
得られた樹脂の交換容量は、0.82meq/g、
0.23meq/mlであり、Na/H体積比は1.02であつ
た。樹脂の比表面積は101m2/g、細孔容積は
0.99ml/gであつた。
実施例 2 グリシジルメタクリレート90g、メタクリル酸
45g、エチレングリコールジメタクリレート165
g、有機希釈剤(トルエン)300gおよび重合開
始剤(2.2′−アゾビス−2.4バレロニトリル)3g
の混合物を21gのポリビニルアルコールと559g
の塩化カルシウムを1723mlのイオン交換水に溶解
した溶液中に懸濁させた。かきまぜながら、この
混合物を8時間、70℃に加熱して重合させた。
反応物を室温に冷却し、過して生成した粒状
の重合物を取得した。重合物を数回水洗したの
ち、トルエン1125mlおよびイオン交換水375mlの
混合液中で室温、3時間撹拌する操作を2回反復
し、次いでメチルアルコール1.5中で室温、3
時間撹拌する操作を2回反復した。重合物を過
し、80℃で8時間乾燥した。得られた重合物は、
276gであつた。
得られた重合物中のエポキシ基の水付加は下記
のように行なつた。
上記重合物のうち粒径8〜12ミクロンの部分30
gを、容量300mlの四ツ口フラスコに入れ、次い
で10%硫酸水溶液120mlを加え、90℃で6時間撹
拌してグリシジル基の水付加を行つた。
室温に冷却後、過水洗した。得られた樹脂の
赤外線吸収スペクトルにはエポキシ基のオキシラ
ン環にもとずく910cm-1と840cm-1の吸収は認めら
れなかつた。
得られた樹脂の交換容量は1.12meq/g、
0.39meq/mlでありNa/H体積比は1.03であつ
た。樹脂の比表面積は5.7m2/g、細孔容積は
1.14ml/gであつた。
参考例 アルカリ吸着速度の測定 本発明の弱酸性陽イオン交換樹脂および市販の
弱酸性陽イオン交換樹脂について、アルカリ吸着
速度の測定を行なつた。
塩酸で再生したのち脱塩水で十分に洗浄したH
形樹脂(粒径20〜50メツシユ)を10mlのメスシリ
ンダーに入れ、底部を軽くたたきながら正確に10
ml秤取した。この樹脂を遠心分離機で350Gで5
分間脱水した。次にこの樹脂を容量500mlの四ツ
口フラスコに入れ、これに0.1規定の水酸化ナト
リウム水溶液250mlを加え、20℃の恒温槽中で撹
拌しながらアルカリの吸着(イオン交換によるナ
トリウムイオンの吸着)を行なわせた。結果を第
1図に示す。
なお、測定にはダイヤイオンWK−10、WK
−11(いずれもジビニルベンゼン−メタクリル酸
共重合体、ポーラス型、ダイヤイオンは三菱化成
工業株式会社の登録商標)および実施例2で製造
した樹脂を用いた。
第1図から、本発明に係る弱酸性陽イオン交換
樹脂が、反応性に優れていることが明らかであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は弱酸性陽イオン交換樹脂のアルカリ吸
着反応の進行の1例を示すグラフである。同図に
おいて横軸は反応経過時間を示し、縦軸は反応率
{(樹脂のアルカリ吸着量/樹脂の交換容量)×
100}を示す。 1:実施例2で製造した樹脂、2:ダイヤイオ
ンWK−10、3:ダイヤイオンWK−11。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アクリル酸およびメタクリル酸から選ばれた
    不飽和カルボン酸と、多価アルコールのポリアク
    リル酸エステルおよびポリメタクリル酸エステル
    から選ばれた架橋剤との架橋共重合体からなる骨
    格構造を有しており、この構造中に占める架橋剤
    の重量は20%以上であり、かつカルボキシル基の
    一部はグリセリンでモノエステル化されているこ
    とを特徴とする、芳香族成分を含まず、親水性
    で、かつ0.1meq/g以上のアルカリ吸着容量を
    有する弱酸性陽イオン交換樹脂。 2 0.5m2/g以上の比表面積と0.1ml/g以上の
    細孔容積を有する特許請求の範囲第1項記載の弱
    酸性陽イオン交換樹脂。
JP56114866A 1981-07-22 1981-07-22 親水性の弱酸性陽イオン交換樹脂 Granted JPS5817844A (ja)

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US4882226A (en) * 1986-09-23 1989-11-21 Akzo N.V. Carrier material for use in chromatography or carrying out enzymatic reactions
JP3917052B2 (ja) * 2002-10-16 2007-05-23 信和化工株式会社 コポリマー、これを用いた吸着剤又は濃縮媒体、固相マイクロ抽出用注射針

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