JPH0135360B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0135360B2
JPH0135360B2 JP54019685A JP1968579A JPH0135360B2 JP H0135360 B2 JPH0135360 B2 JP H0135360B2 JP 54019685 A JP54019685 A JP 54019685A JP 1968579 A JP1968579 A JP 1968579A JP H0135360 B2 JPH0135360 B2 JP H0135360B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
audio
data
memory
voiced
voice
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54019685A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55113099A (en
Inventor
Masahiro Ueno
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP1968579A priority Critical patent/JPS55113099A/ja
Publication of JPS55113099A publication Critical patent/JPS55113099A/ja
Publication of JPH0135360B2 publication Critical patent/JPH0135360B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は音声記録装置および音声出力装置に係
り、特に音声信号をデイジタル変換して単位語ご
とに記憶した音声記憶装置および音声出力装置に
関する。
[従来の技術1] 音声信号をデイジタル変換して単位語ごとにメ
モリに記憶させ、これを編集しながら再生する録
音編集方式による音声出力は、ピツチ周期等のパ
ラメータにより音声を合成して出力する音声合成
方式の音声出力に比べ、音質がよいことから、一
般大衆を対象とする案内放送等に用いられてい
る。しかし、所要語い(ことばのあつまり)に対
応するすべての音声データをあらかじめ録音し、
語いに分割して記憶させる必要があるため、メモ
リ容量が増大し、録音・記録に多大の時間を要
し、かつ語いごとに録音することから編集後の出
力文の自然性が損なわれるという欠点を有してい
る。
従来における音声の記録方式と音声出力を第1
図に示す。第1図イは音声、例えば“まもなく
にばんせんに おおさかゆき でんしやがとうち
やくします”をデイジタルに変換してコード化し
たデータ(以後これを音声データと称する)を示
し、各語い“まもなく”、“にばんせんに”、“おお
さかゆき”“でんしやが”、“とうちやくします”
の各語いにはそれぞれW1〜W5の符号を付してあ
る。この際、各語い間の無声部は除外する。第1
図ロは上記の各音声データをメモリに格納した状
態を示すもので、一定長に区切られたメモリ単位
woを単位に各語いが格納される。従つてメモリ
内の音声データ長は、同図下部に太い線で示すよ
うに、必ずしもメモリサイズに一致しない。即ち
元の語い長と、メモリ内の語い長(W10〜W50
は一致せず、余白部分が生じるのが通例である。
このようなメモリ内の音声データを編集、再生し
た状況を同図ハに示す。語い間に無声部が確保で
きないW30とW40の間には無声語Wsが挿入され
る。この状態においては、各語い間の無声部長
は、元の音声の状態同図イとは必ずしも一致しな
い。
このように従来の音声データ記録方式では、メ
モリ内に余白が生じ、このためメモリ容量の増大
をきたす。またこれを再生した場合、語い間の無
声部長が元の状態と異なり、このため再生文の自
然性が損なわれる。また一定長のメモリ単位wo
の整数倍に各語いを割付ける必要があることか
ら、通常語い単位に録音してデイジタルデータに
変換するが、このような記録方法も、再生文の自
然性を損う要因となつている。また各語い単位の
録音、デイジタル化、記録という手順は機械的に
行なうことができず、この作業に多大の時間を費
やしている。
上記した従来方式の一例として特開昭51―
14203号公報が知られている。この例は、公知の
PARCORあるいはホルマント等の方式により音
声分析を行なつてデイジタルコード化するもの
で、音声はピツチ周波数、接続時間等の特徴パラ
メータにより表現される。この例において、音声
信号(アトログ信号)は、応答文に必要とする語
いを編集の単位に従つてあらかじめ区分して発生
し録音される。例えば“まもなく にばんせんに
おおさかゆき でんしやが とうちやくしま
す”の文を例にとると、“にばんせんに”と“お
おさかゆき”の二つの部分が可変部で、これらが
それぞれ上記した編集の単位に該当し、“にばん
せんに”は、例えば、“いちばんせんに―にばん
せんに―……よんばんせんに―ごばんせんに―ろ
くばんせんに―……”というように、編集単位に
区切つて発生し録音される。したがつて、各語い
の間には再生、応答文とは全く関係のない数秒〜
数10秒の無音区間が含まれている。音声分析は上
記音声信号の有効区間の切出し作業から始まる。
この作業の結果、上記録音時に、例えば“にばん
せんに”の前後にあつた不要な無音区間が除去さ
れ、音声信号の有効区間のみが残される。このよ
うにして切り出した有効区間の音声信号をデイジ
タルコード化して前述したようなメモリの一定時
間単位に格納する。このとき、メモリの一定時間
単位と上記音声データの有効区間長との間に差が
あれば、不要な無音区間ができるか、あるいは有
効無音区間の後部が切取られるか、いずれかの不
都合が発生する。このような不都合を解消するた
めに、無音区間の付加、削除あるいは有声区間の
データの伸縮や時間的移動等が行なわれている。
[従来の技術1の課題] この例においても、音声データに無声部分を含
んでいるため、音声データの記憶のために大容量
のメモリを必要とする。また、無声区間の付加、
削除あるいは有声区間のデータの伸縮や移動によ
つて再生出力の自然性が損なわれる。更に、例え
ば“いちばんせんに”と“じゆうばんせんに”を
同一時間で再生、出力するため、すなわち自然に
発声した場合、本来異なる時間を必要とする異な
る長さを持つ語いを同一時間で再生、出力するこ
とによつても、再生文の自然性が損なわれる。
[従来の技術2] 第2図は、従来の他の方式のメモリ内容を示す
図である。音声データをメモリに記録する際に、
メモリ容量を圧縮するため、音声波形の変化率に
応じてサンプリングピツチを変化させたり、また
振幅に応じて1サンプリングのデータピツト長を
変える等の方法がある。このような場合、第2図
に示すように、音声データの前にビツト長のサン
プリング周期を指示するための制御パラメータ、
あるいはデータ長等のの制御情報が付加され、同
一メモリ内に格納される。
[従来の技術2の課題] このような音声記録方法では、第1図の例に比
し、PCMデータなどのデイジタル化されたデー
タを記録する手順が煩雑になり、大規模の装置と
入手を要する。また、音声出力装置としては、同
一メモリ内のデータから、制御情報と音声データ
を分離する必要があり、再生のための出力装置が
複雑になる。このため、例えば、多重出力等を困
難にしている。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、メモリ容量を節約しつつ再生
出力の自然性を損わず、かつ制御が簡単で容易な
音声記録装置および音声出力装置を提供すること
である。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するため、本発明は、デイジタ
ル符号化した音声データの有声部とこれに隣接す
る無声部とにより音声エレメントを構成し、この
音声エレメントを有声データと、少なくともそれ
に隣接する無声部の長さに関係する情報を含む制
御パラメータ、望ましくは有声データの格納アド
レス、有声データの長さ、無声部の長さ、音声エ
レメントの長さ、各語いの構成エレメント数など
によりあらわし、有声データと制御パラメータを
互に異なるメモリ領域に格納したことを特徴とす
る。なお、有声データの長さ、無声部の長さ及び
音声エレメントの長さは、音声エレメント単位毎
の音声出力制御上のデータであるが、有声部の終
了後に付加すべき無声部の長さは、無声部の長さ
を表わすデータそのものを用いる外、音声エレメ
ントの長さのデータだけを用いて、この音声エレ
メントの長さが終了するまでとしたり、音声エレ
メントの長さから有声データの長さを減じた長さ
とするなど、種々の変形が考えられ、少なくとも
無声部の長さに関係する情報を含んでおれば十分
であることは明らかであろう。
本発明の他の特徴とするところは、音声出力装
置において、 夫々が有声部とこれに隣接する無声部とからな
る多数の音声エレメント内の有声データを記憶し
た音声データメモリと、 前記メモリと異なるメモリ領域に在り、前記各
音声エレメントに対応する有声データの格納アド
レスと少なくとも前記無声部の長さに関係する情
報とを含む制御パラメータを、各音声エレメント
毎に記憶したパラメータメモリと、 前記多数の音声エレメントのうちの複数の音声
エレメントの連続による音声文の出力指令に対し
て、前記複数の音声エレメントの各単位音声エレ
メント毎に前記制御パラメータを読出す手段と、 この読出された制御パラメータに含まれる有声
データの格納アドレスに応じて前記有声データを
読出し音声を出力する手段と、 読出された前記制御パラメータに含まれる無声
部長関係情報に応じて前記音声出力後に無声部を
付加する手段 を備えることである。
[作用] 本発明の音声記録装置によれば、音声データの
有声部のみを原データのまま音声データメモリ領
域に格納するため、メモリを節約しつつ音声の自
然性を損うことなく記録できる。また、音声デー
タと、音声エレメントの構成を表わす制御パラメ
ータとを夫々異なるメモリ領域に記録できるた
め、音声記録の制御が簡単となる。
また、本発明の音声出力装置によれば、同様の
理由により、自然性を損わない音声出力が可能で
あるばかりでなく、メモリ内のデータを制御情報
と音声情報とに分離する必要がなく、再生のため
の出力装置が簡単となる。
[実施例] 以下、本発明を図示の実施例について詳細に説
明する。
第3図は本発明の一実施例を示す説明図で、同
図イは第1図イと同様のPCM化した音声データ
を示し、d1〜d7は有声データ、v1〜v7は各有声デ
ータのデータ長(サンプル数)、s1〜s7は該有声
データに続く無声データのサンプル数で、該有声
データと無声データで1音声単位を構成し、これ
を音声エレメントE1〜E7と呼ぶ。W1〜W5は第1
図の語いに対応し、それぞれ1以上の音声エレメ
ントで構成される。音声エレメントE1〜E7は必
らずしも日本語として意味をなさず、例えば音声
エレメントE1の“まもなく”の内、“まも”と
“なく”の間に無声部があれば、この音声エレメ
ントE1は更に2つの音声エレメントに分かれる。
PCM化した音声データの内、有声データd1〜d7
のみを音声データメモリADMに格納する。第3
図ロは有声データd1〜d7を音声データメモリ
(ADM)に格納した状況を示し、a1〜a7は各有声
データd1〜d7の先頭アドレスを示す。図に示すよ
うに、音声データメモリの内容は、有声データd1
〜d7のみが間断なく格納される。但し、各有声デ
ータ内には、例えばその前後に無声部との滑らか
なつなぎ等を意図して無声部を含むことがある
が、ここではこれらのわずかな無声データは、無
視して有声部に含める。音声エレメントE1〜E7
の構成を記述するための制御パラメータは、音声
データメモリ(ADM)とは異なるパラメータメ
モリ(PRM)に格納する。第3図ハ,ニはパラ
メータメモリ(PRM)の内容を示す図で、ハは
各音声エレメントの構成を記述するためのエレメ
ントテーブル、ニは各語いの構成を記述するため
のワードテーブルである。エレメントテーブルに
は各音声エレメントE1〜E7の構成を記述する制
御パラメータとして、有声データ(先頭)アドレ
スa1〜a7、有声データd1〜d7の長さ(サンプル
数)v1〜v7、各有声部に続く無声部の長さ(サン
プル数)s1〜s7が格納される。ワードテーブルに
は、各語いW1〜W5を構成する音声エレメントを
示すため、各語い中の先頭のエレメント名と構成
エレメント数を格納する。
第4図は、本発明の一実施例を示すPCM記録
装置のブロツク図で、100は音声をアナログで
記録したテープレコーダ、101はバンドパスフ
イルタ、102はA/D変換回路である。103
はA/D変換回路102から出力される音声デー
タの内、有声データと無声データを判別する音声
データ判別回路、110は音声データメモリ、1
05は有声データサンプル数をカウントする有声
データカウンタ、106は無声データサンプル数
をカウントする無声データカウンタ、107は音
声エレメント数をカウントするエレメントカウン
タ、104はこれらの各回路にタイミングを与え
るタイミング回路である。108は音声データメ
モリ110に入力される有声データのアドレスを
与えるアドレス設定回路、120はパラメータメ
モリ、109は以上の各回路に初期条件等を設定
する入力回路である。
上記の回路で音声をPCM記録する場合、まず
入力回路109からアドレス設定回路108、エ
レメントカウンタ107等に、先頭アドレス、先
頭エレメント番号等を初期設定した後、テープレ
コーダ100を起動し音声を出力する。A/D変
換回路102によりデイジタルに変換された音声
データを、音声判別回路103で有声、無声に判
別する。音声判別回路103は有声と判定した音
声データを、そのまま音声データメモリ110に
出力して記録するとともに、有声、無声の識別信
号を有声データカウンタ105、無声データカウ
ンタ106、エレメントカウンタ107に出力す
る。カウンタ105,106はこの識別信号とタ
イミング回路104からのサンプリングパルスに
より、それぞれ有声データサンプル数、無声デー
タサンプル数をカウントする。前記識別信号が無
声信号から再び有声信号に変化した時、有声デー
タサンプル数v、無声データサンプル数sをパラ
メータメモリ120に出力し、パラメータメモリ
120内のエレメントテーブルに記録するととも
に、この時のアドレス設定回路108の出力を、
エレメントテーブル内の次の音声エレメント対応
域に記録する。このようにして、パラメータテー
ブルは全く人手を介さず、自動的に作成されてい
く。
次にワードテーブルの作成方法について説明す
る。第5図に示す音声データは、A/D変換回路
102の出力データを示し、上に述べたようにこ
のデータを基にエレメントテーブルは実時間で作
成されるが、これと同時にテープレコーダ100
から音声をモニタしながら、1語いの区切りを示
すワード分離信号WSSを、入力回路109から
入力する。このワード分離信号WSSが入力され
た時に変換中の音声エレメントまでを1語い(ワ
ード)とし、該音声エレメントのデータ変換
(PCM化)が完了した時、前ワード以後の音声エ
レメント数と先頭音声エレメント番号をパラメー
タメモリ120内のワードテーブルに記録する。
このようにワード分離信号WSSを基準にしてワ
ードテーブルを編集していくことにより、ワード
テーブルも実時間で作成される。ワード分離信号
WSSは、実時間で入力する必要があるため、タ
イミングの狂いによりワードの分離が正しく行な
われないことが生じるが、この場合には該ワード
テーブルを基に音声を再生しながら、ワードテー
ブルの内容を訂正していくことにより、簡単に修
正することが可能で、この場合にも、音声データ
メモリ及びエレメントテーブルの内容には、全く
手を加える必要がない。
第4図に示す装置の内、一点鎖線で囲む部分
は、マイクロコンピユータ等の処理装置に置き換
えることができる。この場合の構成を第6図に示
す。第6図において、130はマイクロコンピユ
ータで、他の構成要素は第4図と同様であり、た
だ第4図のパラメータメモリ120は、マイクロ
コンピユータ130内のメモリで代行されてい
る。
第6図のマイクロコンピユータ130の処理内
容の一例を、第7図に示す。まず、ステツプ10
で、入力回路109からの設定値を取込み、音声
エレメント番号、ワード番号、音声データメモリ
(ADM)のアドレス等の初期設定を行なつた後、
ステツプ20で、タイミング回路104からサン
プリングパルスが入力されたか否かを判定し、入
力されていれば、ステツプ30で、そのたびごと
に音声データを読込み、ステツプ40で、有声デ
ータか否かを判定する。有声データの場合、ステ
ツプ50で、音声エレメントの先頭データか否か
を判定し、先頭データであれば、ステツプ60
で、前音声エレメントのパラメータを、パラメー
タテーブルに設定する。次にステツプ70で、音
声エレメント数eをカウントするとともに、前音
声エレメントの有声、無声サンプル数v,sをリ
セツトし、ステツプ80で、前音声エレメントの
データをPCM変換中、ワード分離信号WSSが入
力されたか否かを判定し、入力されていれば、ス
テツプ90で、ワードテーブルに音声エレメント
数と先頭エレメント番号を設定し、ステツプ10
0で、ワード数wをカウントする。最後にステツ
プ110で、音声データメモリ(ADM)に音声
データを記録し、ステツプ120で、有声データ
サンプル数v、音声データアドレスaを更新して
処理を終る。また、入力データが無声データの場
合、ステツプ130で、外部からの終了入力、あ
るいは無声データ長等から処理を終了するか否か
を判定し、処理を続行する場合は、ステツプ14
0で、無声データサンプル数sをカウントし、次
のサンプリングパルスの入力を待つ。
第8図は本発明の一実施例を示す多重音声出力
装置のブロツク図である。図において、200は
マイクロコンピユータ、201は音声データメモ
リ、202はパラメータメモリ、203はタイミ
ング制御回路、211〜21nはADMインタフ
エース、221〜22NはPCM化した音声デー
タをアナログ信号に変換するデモジユレータ、2
31〜23nは増幅器、241〜24nはスピー
カである。第9図はADMインターフエース21
1〜21nの構成を示すブロツク図で、301は
マイクロコンピユータ200から出力される有声
データサンプル数vをラツチする第1ラツチ回
路、302は該有声データサンプル数を、タイミ
ング制御回路203からサンプリングパルスpが
到来するごとに減じる第1カウンタ、303はマ
イクロコンピユータ200から出力される無声デ
ータサンプル数sをラツチする第2ラツチ回路、
304は該無声データサンプル数を、サンプリン
グパルスpが到来するごとに減じる第2カウン
タ、305はマイクロコンピユータ200から出
力される音声データdのアドレスaをラツチする
アドレスラツチ回路、306は該アドレスをサン
プリングパルスpが到来するごとに増加させるア
ドレスカウンタ、307は音声データメモリ20
1から出力される音声データをラツチするデータ
ラツチ回路、308はマイクロコンピユータ20
0のバスとのタイミングをコントロールするコン
トロール回路で、CはこのADMインターフエー
スがマイクロコンピユータ200からアクセスさ
れたことを示すセレクト信号、Aはこのアクセス
が前記第1ラツチ回路301、アドレスラツチ回
路305または第2ラツチ回路303のいずれで
あるかを示すアドレス信号、Dはマイクロコンピ
ユータから供給されるデータを示す。309はタ
イミング制御回路203からのサンプリングパル
スpを、前記各カウンタに分配するパルス分配回
路、310はマイクロコンピユータ200に割込
み信号を与えて割込をかける割込制御回路であ
る。
次に以上の構成になる音声出力装置の動作を、
タイムチヤートを示す第10図を用いて説明す
る。本音声出力装置は、nチヤンネルを有する多
重音声出力装置で、タイミング制御回路203
は、各チヤンネルのADMインターフエース21
1〜21nに動作タイミングを与えるサンプリン
グパルスp1〜pnを順次出力する。各ADMインタ
ーフエース211〜21nは、このサンプリング
パルスp1〜pnに同期して動作するが、説明の繁
雑さを避けるため、第1チヤンネルの動作につい
て以下説明する。他のチヤンネルの動作も、タイ
ミングを異にするだけで他は全く同様である。マ
イクロコンピユータ200に、外部の制御装置か
ら音声出力の内容を示す音声出力信号ASが入力
されると、マイクロコンピユータ200はこれを
解読し、パラメータメモリ202内のワードメモ
リから、この要求を満足する語いを示すパラメー
タ、即ち指定語いの先頭音声エレメント番号Ei
エレメント数Neを入力する。次にこの音声エレ
メント番号Eiに従い、パラメータメモリ202内
のエレメントテーブルから該当音声エレメントEi
に関する制御パラメータ、即ちアドレスai、有声
データサンプル数vi、無声データサンプル数si
読込み、これらの各制御パラメータを、ADMイ
ンターフエース211内のアドレスラツチ回路3
05、第1ラツチ回路301、第2ラツチ回路3
03に出力する。第2カウンタ304はその内容
が零のとき、第1カウンタ302、アドレスカウ
ンタ306にロード信号を出力するように構成さ
れており、このロード信号により、第1カウンタ
302は、第1ラツチ回路301内の有声データ
サンプル数viを、またアドレスカウンタ306
は、アドレスラツチ回路305内のアドレスaを
ロードする。この状態でパルス分配回路309に
タイミング制御回路203からサンプリングパル
スp1が入力されると、パルス分配回路309はこ
のサンプリングパルスp1を第1カウンタ302と
アドレスカウンタ306に分配する。第1カウン
タ302はこのパルスによりその内容を1だけ減
じる。アドレスカウンタは、このパルスが到来す
ると、まずその内容aを音声データメモリ201
に出力し、音声データメモリ201からは、その
アドレスaに該当する音声データdiが出力され
る。パルス分配回路309からのパルスが消滅す
る時、即ち該パルスの後縁で、アドレスカウンタ
306は、その出力を停止し、高インピーダンス
状態にするとともに、その内容を1だけ増加さ
せ、これと同時にデータラツチ回路307は、音
声データ入力(input)diをラツチして、これを
音声データ出力(output)doとしてデモジユレ
ータ221に出力する。以上のような動作によ
り、音声データメモリ201内の音声データを順
次デモジユレータ221に出力し、デモジユレー
タ221はこの音声データをアナログ量に変換
し、増幅器231を通してスピーカ241から音
声を出力する。次に該音声エレメント内の有声デ
ータを全て出力し終えると、第1カウンタ302
の内容が零になり、零出力Sbを出力する。この零
出力Sbは第2カウンタ304にロード信号として
入力されるとともに、パルス分配回路309と割
込制御回路310に入力される。パルス分配回路
309はこの零信号Sbが入力されると、第1カウ
ンタ302、及びアドレスカウンタ306へのサ
ンプリングパルスの出力を停止し、第2カウンタ
304へ出力を開始するとともに、データラツチ
回路307へ無声データ出力信号Ssを出力する。
データラツチ回路307はこの無声データ出力信
号Ssが入力されると、入力音声データdiの出力を
停止し、固定的な無声データを出力データdpとし
て出力する。また割込制御回路310は、零信号
Sbによりマイクロコンピユータ200に割込信号
を出力する。マイクロコンピユータ200はこの
割込信号を受けると、次の音声エレメントのパラ
メータa,v,sを、前回と同様にアドレスラツ
チ回路305、第1ラツチ回路301、第2ラツ
チ回路303に出力する。無声データを所要サン
プリング数だけ出力し、第2カウンタ304の内
容が零になると、該当音声エレメントの出力を完
了し、同様の動作で次の音声エレメントに対応す
る音声データの出力を開始する。以上の動作にお
いて、サンプリング周期Tは、PCM化音声の音
質から規制され、8000サンプル/秒として125μs
であり、1チヤンネルの所要動作時間tは、主と
して音声データメモリ201の最大アクセスタイ
ムから規制され、ICメモリを用いると、通常1μs
以下である。多重チヤンネル数nの最大値は、こ
の両者の比から定まり、本実施例では100チヤン
ネル以上の多重出力が可能である。ただし、この
場合、マイクロコンピユータ200の処理速度が
問題になるが、本実施例ではこの対策として、第
1カウンタ302の内容が零になつた時(有声デ
ータの全出力を完了した時)、マイクロコンピユ
ータ200に割込をかけて次の音声エレメントの
ためのパラメータを要求し、マイクロコンピユー
タ200は該パラメータを、第2カウンタ304
の内容が零になるまで(無声データの全出力を完
了するまで)に出力すればよく、時間的な余裕を
十分とつている。
このように、本実施例によれば、次に述べる多
大な効果を得ることができる。
第1は、音声データメモリに無声データを含ま
ないため、メモリ容量を圧縮することができる。
日本語には、語い間においてしばしば無声部分を
含むため、この効果は大きい。
第2は、音声データメモリ内に制御パラメータ
を含まず、しかも音声記録の最小単位である音声
エレメントのデータ長に制限をつける必要性がな
いため、実時間で、かつ機械的に音声記録を行な
うことが可能であり、かつ語い間のデータの分離
は音声エレメント単位に、パラメータメモリ内の
テーブルの修正のみで行なうことが可能であり、
音声記録に要する人手と時間を大幅に短縮するこ
とができる。
第3に、文として録音されたものを実時間で音
声記録することが可能で、かつ無声部の長さも元
のまま再生することが可能なため、語い単位に録
音する従来方式に比し、文中の各語い間のアクセ
ントのつけ方、語い間の無声部の長さ等におい
て、出力音声の自然性が大幅に向上する。
第4に、音声データと制御パラメータは互に異
なるメモリ領域に格納されているため、それぞれ
異なるバスに接続して互いに独立したタイミング
でアクセスすることができる。すなわち、音声デ
ータはサンプリングパルスに同期して例えば
125us/チヤンネル毎に周期的にアクセスし、一
方制御パラメータは外部から音声出力指令が入力
された時、あるいは1音声エレメントの出力が終
わるのに同期してアクセスすればよく、したがつ
て制御が簡単になる。また、1語いの発声時間を
任意にしたまま容易に多重出力化を実現すること
ができ、出力装置をマイクロコンピユータのよう
な小形、低速、低機能のコントローラで容易に実
現することが可能で、小形化、高信頼度化、かつ
低価格化を実現することができる。
本発明の他の実施例を第11図に示す。第11
図イは、第3図の実施例と同一の音声データを示
し、同図ロ,ハは、この場合のパラメータメモリ
の内容を示す。第3図の実施例と異なるところ
は、エレメントテーブルの内容を示すロから明ら
かなように、各音声エレメントの構成を、音声デ
ータアドレスa、音声データサンプル数v、音声
エレメントサンプル数eで表現したことである。
第12図は、第11図の実施例を適用した
ADMインターフエース211〜21nの構成を
示すブロツク図で、第9図と同一符号は、同一構
成要素を示す。本実施例が第9図の実施例と異な
るところは、第2ラツチ回路303aに音声エレ
メントサンププル数eを入力し、第2カウンタ3
04aは、この音声エレメントサンプル数eを、
サンプリングパルスが到来するごとに1ずつ減
じ、その内容が一定値以下になつたとき、割込制
御回路310に対して割込要求信号を出力するよ
うにしたことである。
第9図の実施例では、有声データの出力が完了
した時、割込制御回路310に対して割込要求信
号を出力していた。この場合、全無声データを出
力する時間が、マイクロコンピユータ200から
次の音声エレメントの制御パラメータを出力する
ための許容時間になるが、この時間は無声データ
サンプル数に左右され、無声データ長が零のよう
な極端な場合には許容時間が、1サンプリング周
期というケースも起り得る。これに対し第11図
の実施例では、音声エレメントの残サンプル数が
一定値以下になつた時、割込要求信号を出力する
ため、上記の許容時間は一定になる利点がある。
なお、第3図に示す音声エレメントE4におい
て、該音声エレメント内に無声部がないにもかか
わらず、例えば“おおさか”と“ゆき”をそれぞ
れ独立した音声エレメントにする方が望ましい場
合がある。このように連続した有声データを2以
上の音声エレメントに分割した場合も、無声部サ
ンプル数零の音声エレメントとして本発明に含ま
れる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、メモリ
容量を圧縮することができるとともに、再生した
ときに音声出力の自然性を損なうことがなく、さ
らに音声記録または音声出力を容易に行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図イ,ロ,ハは従来の音声記録方式による
PCM化した音声データ、この音声データをメモ
リに格納した状態、および再生した状態をそれぞ
れ示す説明図、第2図は従来の他の音声記録方式
によるメモリ内容を示す説明図、第3図イ,ロ,
ハ,ニは本発明の一実施例に係る音声記録方式に
よるPCM化した音声データ、この音声データの
有声データを音声データメモリに格納した状態、
各音声エレメントの構成、および各語いの構成を
記述するメモリ内容を示す説明図、第4図は本発
明の一実施例に係るPCM記録装置の構成を示す
ブロツク図、第5図は第4図のPCM記録装置に
よるワードテーブル作成方法を示す説明図、第6
図は第4図のPCM記録装置の一部をマイクロコ
ンピユータに置き換えた場合のブロツク図、第7
図は第6図のマイクロコンピユータの処理内容を
示すフローチヤート、第8図は第3図の一実施例
に係る多重音声出力装置の構成を示すブロツク
図、第9図は第8図のADMインターフエースの
構成を示すブロツク図、第10図は第8図および
第9図に示した装置の動作を示すタイムチヤー
ト、第11図イ,ロ,ハは本発明の他の実施例に
係る音声記録方式によるPCM化した音声データ、
各音声エレメントの構成、および各語いの構成を
記述するメモリ内容を示す説明図、第12図は第
11図の実施例に係る多重音声出力装置のADM
インターフエースの構成を示すブロツク図であ
る。 100……テープレコーダー、101……バン
ドパスフイルタ、102……A/D変換回路、1
03……音声データ判別回路、104……タイミ
ング回路、105……有声データカウンタ、10
6……無声データカウンタ、107……エレメン
トカウンタ、108……アドレス設定回路、10
9……入力回路、110……音声データメモリ、
120……パラメータメモリ、130……マイク
ロコンピユータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 音声をデイジタル符号に変換し、このデイジ
    タル変換された音声データを記憶する音声記録装
    置において、 夫々が有声部とこれに隣接する無声部とからな
    る多数の音声エレメント内の有声データを記憶し
    た音声データメモリと、 前記メモリと異なるメモリ領域に在り、前記各
    音声エレメントに対応する有声データの格納アド
    レスと少なくとも前記無声部の長さに関係する情
    報とを含む制御パラメータを、各音声エレメント
    毎に記憶したパラメータメモリと を備えたことを特徴とする音声記録装置。 2 前記無声部長関係情報は、有声データの長
    さ、無声部の長さおよび音声エレメントの長さの
    うちの少なくとも2つとからなることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の音声記録装置。 3 1以上の音声エレメントにより、語いを構成
    し、これらの語いを構成する音声エレメント数を
    ワードテーブルとしてまとめ、前記有声データと
    異なるメモリ領域に格納したことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項または第2項記載の音声記録
    装置。 4 デイジタル符号に変換されメモリに記憶され
    た音声データを読出し、音声を出力する音声出力
    装置において、 夫々が有声部とこれに隣接する無声部とからな
    る多数の音声エレメント内の有声データを記憶し
    た音声データメモリと、 前記メモリと異なるメモリ領域に在り、前記各
    音声エレメントに対応する有声データの格納アド
    レスと少なくとも前記無声部の長さに関係する情
    報とを含む制御パラメータを、各音声エレメント
    毎に記憶したパラメータメモリと、 前記多数の音声エレメントのうちの複数の音声
    エレメントの連続による音声文の出力指令に対し
    て、前記複数の音声エレメントの各単位音声エレ
    メント毎に前記制御パラメータを読出す手段と、 この読出された制御パラメータに含まれる有声
    データの格納アドレスに応じて前記有声データを
    読出し音声を出力する手段と、 読出された前記制御パラメータに含まれる無声
    部長関係情報に応じて前記音声出力後に無声部を
    付加する手段 とを備えたことを特徴とする音声出力装置。 5 プロセツサとインターフエースとを備え、前
    記プロセツサは前記パラメータメモリから制御パ
    ラメータを読出し前記インターフエースに設定
    し、前記インターフエースは設定された前記制御
    パラメータに従い前記音声データメモリから有声
    データをデモジユレータへ転送するように構成し
    たことを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の
    音声出力装置。
JP1968579A 1979-02-23 1979-02-23 Voice record system Granted JPS55113099A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1968579A JPS55113099A (en) 1979-02-23 1979-02-23 Voice record system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1968579A JPS55113099A (en) 1979-02-23 1979-02-23 Voice record system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55113099A JPS55113099A (en) 1980-09-01
JPH0135360B2 true JPH0135360B2 (ja) 1989-07-25

Family

ID=12006082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1968579A Granted JPS55113099A (en) 1979-02-23 1979-02-23 Voice record system

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS55113099A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6267600A (ja) * 1985-09-20 1987-03-27 株式会社日立製作所 音声合成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55113099A (en) 1980-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS623439B2 (ja)
GB2320791A (en) Method of reproducing audio signals and audio player
US6085157A (en) Reproducing velocity converting apparatus with different speech velocity between voiced sound and unvoiced sound
JPS5982608A (ja) 音声の再生速度制御方式
JP3617603B2 (ja) 音声情報の符号化方法及びその生成方法
JP2001184100A (ja) 話速変換装置
JPH0135360B2 (ja)
US20020065569A1 (en) Reproducing apparatus
JPH0554960B2 (ja)
JPS6029800A (ja) 音声分析方式
JP2001154684A (ja) 話速変換装置
JP4648183B2 (ja) 連続メディアデータ短縮再生方法、複合メディアデータ短縮再生方法及び装置及びプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JPS6295595A (ja) 音声応答方式
KR100359988B1 (ko) 실시간 화속 변환 장치
JP3201327B2 (ja) 録音再生装置
JPS5816295A (ja) 音声分析合成方式
JPS61278900A (ja) 音声合成装置
KR920002861B1 (ko) Lpc 음성합성장치 및 그 방법
JP2605663B2 (ja) 録音機能付電子機器
JP2962777B2 (ja) 音声信号の時間軸伸長圧縮装置
JPH05303400A (ja) 音声再生装置と音声再生方法
JPH09330094A (ja) テンポ可変機能付き音声再生装置
JP2734492B2 (ja) 計測データと音声の合成装置
JPH01163800A (ja) ディジタル音声サービス装置
JPH087595B2 (ja) 音声信号再生装置