JPH0135341Y2 - - Google Patents

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JPH0135341Y2
JPH0135341Y2 JP3092083U JP3092083U JPH0135341Y2 JP H0135341 Y2 JPH0135341 Y2 JP H0135341Y2 JP 3092083 U JP3092083 U JP 3092083U JP 3092083 U JP3092083 U JP 3092083U JP H0135341 Y2 JPH0135341 Y2 JP H0135341Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はピツクアツプ再生素子の位置検出装置
に係り、特にピツクアツプ再生素子が円盤状回転
記録媒体(以下「デイスク」という)の記録プロ
グラムの記録されていないリードアウト位置にあ
ることを、デイスクの回転数によらず正確に検出
する検出装置に関する。
従来技術 カラー映像信号が音声信号と共に所定の信号形
態に変換されて幾何学的形状の変化として記録さ
れたビデオデイスクが従来より知られているが、
本出願人は先に特願昭55−61998号により、かか
るビデオデイスクの既記録映像信号の水平同期信
号が、再生をするテレビジヨン方式で定められた
所定周波数で再生されるように、ビデオデイスク
の回転数を制御して再生をすることにより、異種
のテレビジヨン方式の標準カラー映像信号が記録
されたビデオデイスクをも実用上支障のない互換
性をもつて再生し得る回転記録媒体の記録再生方
式を提案した。
すなわち、周知の如く、現在のカラーテレビジ
ヨン方式は世界的に統一されておらず、その主た
る相違点は第一に走査線数とフイールド周波数で
あり、第二には色信号の伝送形態である。カラー
テレビジヨン方式は色信号の伝送形態に応じて
NTSC方式、PAL方式及びSECAM方式の3種に
区別されるが、伝送される色信号はいずれも2種
の色差信号よりなることは良く知られている。こ
こで、ビデオデイスク再生装置はビデオデイスク
の既記録カラー映像信号の再生のみを行なうもの
であるから、ビデオデイスクに記録されている色
信号の信号形態がNTSC方式、PAL方式、
SECAM方式のいずれかに準拠したものである必
要はなく、ビデオデイスクには再生をするカラー
テレビジヨン方式によらずすべて共通の信号形態
で色信号を記録しておき、ビデオデイスク再生装
置から外部のモニター用テレビジヨン受像機に標
準方式カラー映像信号として出力されるときに、
NTSC方式、PAL方式又はSECAM方式のうち所
望の標準テレビジヨン方式に準拠した所定の変調
方式に色信号を変換すればよい。従つて、上記の
色信号の伝送形態の相違に関しては、ビデオデイ
スク再生装置に所定の標準テレビジヨン方式の搬
送色信号を得るための変換装置を有することによ
り、互換性を持たせることができる。
一方、第一の相意点に関しては、現在大別して
1フレーム当りの走査線数が525本でフイールド
周波数が60Hz(カラーの場合は59.94Hz)である
第一の方式と、1フレーム当りの走査線数が625
本でフイールド周波数が50Hzである第二の方式と
がある、両方式の水平走査周波数は僅かに0.7%
程度の差しかなく、またフイールド周波数の相違
も市販のカラーテレビジヨン受像機で調節可能な
程度のものである。そこで、本出願人は上記の提
案方式により、ビデオデイスクの既記録水平同期
信号がモニター用テレビジヨン受像機で再生をす
べきカラーテレビジヨン方式に適合した水平走査
周波数で再生されるようにデイスク回転数の制御
を行なうことにより、画面の再生画像の上下方向
の幅が正規のものとは若干伸びた画像又は縮んだ
画像となる程度の若干の不具合は生じるが、水
平、垂直ともに同期した画像を充分な実用性をも
つて互換再生することができる記録再生方式を提
案した。
従つて、例えばデイスク一回転当り4フイール
ドの割合で同一盤面に60分記録されたビデオデイ
スクの既記録カラー映像信号が前記第一の方式で
ある場合は、一回転宛形成されたトラツク数を一
本と数えるものとすると54000本のトラツクが記
録形成されており、これを900rpmで回転させる
ことにより第一の方式のモニター用テレビジヨン
受像機で再生することができることは勿論のこ
と、これを900rpmよりも0.7%遅く回転させるこ
とによりプログラムの長さ60分が約25秒長くかか
るが、第二の方式のモニター用テレビジヨン受像
機で充分実用になる再生ができる。同様に、上記
ビデオデイスクの既記録カラー映像信号が前記第
二の方式である場合は、45000本のトラツクが記
録形成されており、これを本来の回転速度
750rpmよりも0.7%速い回転速度で回転すること
により、プログラムの長さ60分が約25秒早く終つ
てしまうが、第一の方式のモニター用テレビジヨ
ン受像機で第二の方式の既記録カラー映像信号の
再生画像を実用上支障なく得ることができる。
考案が解決しようとする問題点 しかるに、上記の本出願人の提案方式に基づい
て、既記録映像信号のフイールド周波数及び走査
線数に応じてデイスク回転数を切換える従来のデ
イスク再生装置でも、自動演奏などを可能にする
ため、映像情報プログラムの最終位置よりも内周
側に設けられたリードアウト部分を検出するため
のリードアウト検出スイツチは1個しか設けられ
ておらず、かつ、その取付位置は前記54000本目
のトラツクよりもやや内周側に選定されていた。
一方、ビデオデイスクの直径、デイスク上の記録
プログラム開始トラツク位置及びトラツクピツチ
は、既記録映像信号のフイールド周波数及び走査
線数の相違によらず同一である。このため、上記
の従来のデイスク再生装置は、フイールド周波数
60Hz(又は59.94Hz)の映像信号が記録されたデ
イスクには60分のプログラムが54000本のトラツ
クに記録されているから、リードアウト位置を即
座に検出し、これによりピツクアツプ再生素子を
レスト位置へ戻すなどの動作を行なわせることが
できる反面、フイールド周波数50Hzの映像信号が
記録されたデイスクには同一長さの60分のプログ
ラムは54000本よりも少ない45000本のトラツクに
記録されているため、リードアウト部分の位置を
既記録アドレス信号やトラツキング制御用参照信
号の記録長さなどにより判別しない場合、あるい
は判別できない場合は、リードアウト部分のうち
45001本目から54000本目までのデイスク上のトラ
ツクを更に再生しない限りリードアウト位置の検
出ができなかつた。
従つて、上記の従来のデイスク再生装置は、フ
イールド周波数50Hzの映像信号が記録されてデイ
スクを再生するときには、映像情報プログラムが
記録されていないトラツクもリードアウト検出ス
イツチが作動するまでは再生し続けており、その
分だけピツクアツプ再生素子のレスト位置への復
帰等の次の動作に入るまでに時間がかかり、また
ピツクアツプ再生素子がデイスク上を摺動する再
生針である場合は、デイスク及び再生針共により
摩耗して寿命が短くなる等の問題点があつた。
そこで、本考案はデイスク回転数を切換えると
共に、リードアウト位置のカウント基準値を切換
えることにより、上記の問題点を解決し、更には
デイスク回転数を切換えても同じ線速度位置で周
波数特性補償回路の特性を切換えて良好な再生画
像を得ることができるトラツク位置検出装置を提
供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本考案は、ピツクアツプ再生素子の移送中に発
生されるパルスを計数するカウンタと、該ピツク
アツプ再生素子が回転記録媒体のリードアウト部
分に到るまでの移送期間中に発生された、該カウ
ンタで計数されるべきパルスの数に等しい値のリ
ードアウト基準データを発生する基準データ発生
回路と、該回転記録媒体の回転数切換えに伴つて
該基準データ発生回路の基準データを切換え後の
回転数に応じた値に切換える基準データ切換手段
と、該基準データ発生回路よりの基準データと該
カウンタの計数値とを夫々比較して両者が一致し
たときにピツクアツプ再生素子の移送機構を駆動
制御する制御回路へリードアウト位置検出信号を
出力する一致回路とより構成したものであり、以
下その一実施例について図面と共に説明する。
実施例 第1図は本考案装置を適用されるデイスク再生
装置の機構の概略の平面図を示す。同図中、デイ
スク10はリフタ11及びエレベータ12よりな
る支持体によりその中央部が支持されつつ下降さ
れてターンテーブル13上に載置される。デイス
ク10の再生開始前又は再生終了後はピツクアツ
プ筐体14は待機位置(レスト位置)14aに在
り、この状態は所定位置に固定されたレストスイ
ツチ15のアクチユエータがキヤリツジ18の一
部により押されることによりオンとされることよ
り検出される。ピツクアツプ筐体14内にはカン
チレバー16とその先端に取付けられた再生針1
7とを含むピツクアツプ装置やレゾネータ(図示
せず)を含むピツクアツプ回路を有しており、キ
ヤリツジ18に取付けられている。
キヤリツジ18はその両側にローラ19a,1
9b及び19cが設けられている。ローラ19a
はレール20a上を転動し、ローラ19b及び1
9cは夫々レール20b上を転動することによ
り、キヤリツジ18は矢印X方向又はY方向へ移
動する。プーリ21a,21b間にはワイヤ22
が張架されている。ワイヤ22はキヤリツジ18
に取付けられ、またプーリ21aはフイードモー
タ23の回転力が減速機構24を介して伝達され
る構成とされている。これにより、フイードモー
タ23が回転すると、プーリ21aが回転し、そ
の回転方向に応じてワイヤ22が矢印X又はY方
向へ移送され、これによりキヤリツジ18も矢印
X又はY方向へ移送される。
また、減速機構24を構成する歯車と同軸的に
円板25が取付けられており、この円板25には
等角度間隔で切欠部が形成されている。この円板
25の上下面に夫々僅かに対向離間して発光素子
と受光素子とよりなるフオトセンサ26が設けら
れており、周知のように円板25の回転によりフ
オトセンサ26内の受光素子に入射される光が断
続的に遮られるから円板25の回転速度に応じた
周期のパルス列がフオトセンサ26の受光素子よ
り得られる。すなわち、フイードモータ23の回
転速度に応じた周期のパルス列がフオトセンサ2
6より得られる。
更に、第1図中、リフタ11はU字形状で、そ
の上面にエレベータ12のリング状底面が載置せ
しめられている。リング状のエレベータ12の内
径は、ターンテーブル13を回転するモータ(第
5図に27で示す)の回転軸28の先端に取付け
られたセンタスピンドル29の外径よりも僅かに
大とされている。センタスピンドル29の外周テ
ーパ面はデイスク10の中心孔(第2図に31で
示す)の内径に嵌合する径とされている。エレベ
ータ12の上端部はリフタ11の昇降により、タ
ーンテーブル13の上方位置(待機位置)からタ
ーンテーブル13の回転面上と略等しい位置(再
生位置)までの間を昇降せしめられる。
デイスク10は第2図に示す如く、例えば半径
13cmのデイスク10の半径12.5cmから12.2cmまで
の3mm幅程度の外周部分に、再生針17を最初の
既記録映像情報プログラムの頭初位置へ導入する
ためのリードイン部分LIが形成されており、ま
た映像情報プログラム記録範囲PAよりも内周側
にはリードアウト部分LOが形成されている。デ
イスク10の中心孔31は例えば直径38.2mmであ
る。リードイン部分LIとリードアウト部分LOに
は、映像情報プログラムは記録されていないが、
アドレス信号や後述するトラツキング制御用参照
信号fp1〜fp3は記録されている。更に、再生針1
7がリードアウト部分LO上を摺動する位置にく
ると、第1図に示すリードアウト検出スイツチ3
0がキヤリツジ18の一部によりそのアクチユエ
ータが押されてオンとなる。
またデイスク10は再生装置の外部に在るとき
は第3図に示す如きデイスク収納ケース32に内
包されている。ここで、本考案において、デイス
ク10の既記録映像信号のテレビジヨン方式を判
別し、それに基づいて回転数を切換えるための情
報は、デイスク収納ケース32のラベル等に表示
して使用者の視覚から得ることもできるが、本実
施例ではデイスク収納ケース32のリツドプレー
ト(蓋)34とマイクロスイツチ51〜55とに
より得るものであるので、それらの構成及び動作
の概略について次に説明する。
第3図において、デイスク収納ケース32はケ
ース本体33と、ケース本体33の矢印A1方向
前面側に着脱自在に結合してあるリツドプレート
(蓋)34とから大略構成されており、ケース本
体33の偏平空間内に前記デイスク10が収納さ
れている。
ケース本体33は一対の半体35を上下組み合
わせてなり、挿入方向側が開口部36としてあ
り、残りの三辺は閉塞されている。蓋34は本体
部37、この左右側の係合腕38、及び本体部3
7の前面側の幅広鍔部39とよりなり、本体部3
7(この厚さは上記開口部36の厚さと等しい)
がケース本体33の上板40と下板41との間に
挿入され、係合腕38の凸部42がケース本体両
端側の凹部43内に二点鎖線で示す如く係合さ
れ、幅広鍔部39が上板40、下板41の開口側
端面に当接し、矢印A1,A2方向の移動を制限さ
れた状態で、開口部36を覆つてケース本体33
に結合されている。この結合によりデイスク10
は本体部37の円弧状端面44に係止されて矢印
A1方向への移動が制限され、またケース本体3
3の両側壁部に係止されて矢印B1,B2方向への
移動が制限され、更に下板41上の突部45に係
止されて矢印A2方向への移動が制限された状態
でケース本体33内に収納されている。
また蓋34の前端部には、中央部近傍に一対の
乗り越え部46、中央部より離れた左右対称位置
に一対の蓋掛止め用切欠47a,47bが設けら
れている。しかして、蓋掛止め用切欠47aと左
側端部48aとの間、及び蓋掛止め用切欠47b
と右側端部48bとの間の、デイスク10の回転
軸を通るデイスク10の挿入方向と平行な仮想線
を中心とする線対称位置に所定の方式に従つて盤
面、ビデオデイスクかオーデイオデイスクかなど
の区別を表示するためのデイスク判別用切欠4
9,50が設けられている。
すなわち、上記デイスク判別用切欠は次のよう
にして形成する。いま上記の蓋掛止め用切欠47
aと左側端部48aとの間の蓋34の前端部に、
例えば5個所等間隔で切欠形成予定部を想定し、
かつ、蓋掛止め用切欠47bと右側端部48bと
の間の蓋34の前端部にも同様に5個所等間隔で
切欠形成予定部を想定する。かかる切欠形成予定
部への切欠の有無の組合わせにより、本出願人が
先に実願昭55−184463号にて提案した如く、種々
のデイスクの記録内容や盤面の識別ができる。
デイスク10の再生装置への装着は操作者が電
源投入後ロードスイツチを操作すると、第1図に
示したリフタ11及びエレベータ12がターンテ
ーブル13の上方位置にまで上昇してデイスク収
納ケース32の挿入可能状態となる。この状態に
おいて操作者がデイスク収納ケース32の把持部
を持つて再生装置の奥部まで矢印A1方向へ挿入
する。すると蓋34の乗越え部46が再生装置内
のクランプ部を通過した後、乗越え部46が遊嵌
され、デイスク10のグルーブガードが上記クラ
ンプ部によりクランプされる。しかる後に、デイ
スク収納ケース32を矢印A2方向へ再生装置外
へ引き抜くと、蓋34及びデイスク10は再生装
置内に残され、ケース本体33のみが引き抜かれ
る。またデイスク10の中央部は前記エレベータ
12により支持される。
ここで、蓋34に対向する再生装置の奥部に
は、第4図に示す如くマイクロスイツチ51,5
2,53,54及び55が設けられており、マイ
クロスイツチ51はオフのとき第1面であること
を検出し、またマイクロスイツチ52はオフのと
き装着されたデイスク10にステレオ音声信号が
記録されており、オンのとき音声多重信号が記録
されているものと判別し、更にマイクロスイツチ
53はオンのとき既記録映像信号方式がNTSC、
オフのときPAL(又はSECAM)方式であり、ま
た更にマイクロスイツチ54はオンのときビデオ
デイスクで、オフのときオーデイオデイスクが挿
入されたことを検出するものとすると、上記切欠
49によりマイクロスイツチ51,52はそのス
イツチ突部51a,52aが押されることはなく
夫々オフとされ、一方、切欠50はマイクロスイ
ツチ53,54に対向せず、これらのスイツチ突
部53a,54aはいずれも蓋34の幅広鍔部3
9の前端面に押されてオンとされる。これによ
り、このデイスクは、再生される側が第1面であ
つて、第1面にNTSC方式カラー映像信号がステ
レオ音声信号と共に記録されているビデオデイス
クであることが識別される。
またマイクロスイツチ51〜55のいずれか一
以上のマイクロスイツチが押されたことにより、
再生装置はデイスク10が装着されたものと判断
し、昇降機構(図示せず)により第1図に示した
リフタ11及びエレベータ12を共に下降させ、
デイスク10をターンテーブル13上に載置せし
める。この状態でスタートスイツチ(図示せず)
を操作すると、キヤリツジ18及びピツクアツプ
筐体14が第1図中、レスト位置14aから矢印
X方向へ移送され始める。
本考案は上記のデイスク及びその再生装置に適
用し得るものであり、次に本考案装置の一実施例
について説明する。第5図は本考案装置の一実施
例のブロツク系統図を示す。同図中、第1図と同
一構成部分には同一符号を付してある。第5図に
おいて、ターンテーブル回転用モータ27の回転
軸28には、ギヤ歯車56の中央部が貫通固定さ
れている。このギヤ歯車56の外周側面には等角
度間隔で歯が形成されており、その歯に僅かな距
離だけ離間対向する位置に磁気検出器57が設け
られている。これにより、モータ27が回転する
と、その回転と一体的にターンテーブル13、デ
イスク10及びギヤ歯車56が回転し、ギヤ歯車
56の歯が磁気検出器57の前方を通過する毎に
1個のパルスが磁気検出器57より取り出され、
比較器58に供給される。
ここで、例えばギヤ歯車56の歯数を50個とす
ると、デイスク10の既記録カラー映像信号のフ
イールド周波数が約60Hzである場合は、磁気検出
器57よりパルスが1個出力される毎に21本の走
査線が再生され、他方、既記録カラー映像信号の
フイールド周波数が50Hzである場合は、デイスク
一回転宛1250本の走査線が記録されているから、
磁気検出器57よりパルスが1個出力される毎に
25本の走査線が再生されることになる。
従つて、このデイスク再生装置の再生カラー映
像信号は、NTSC方式カラー映像信号をモニター
再生するテレビジヨン受像機に供給されるものと
すると、発振器59の出力発振周波数はNTSC方
式カラー映像信号の水平走査周波数に等しい値に
選定され、かつ、分周器60の分周比は1/21に
選定されると共に分周器61の分周比は1/25に
選定される。発振器59の出力水平走査周波数は
分周器60により1/21分周されてスイツチ回路
62の端子Nに印加される一方、分周器61によ
り1/25分周されてスイツチ回路62の端子Pに
印加される。
このスイツチ回路62は、入力端子63に入来
する前記第4図に示したマイクロスイツチ53よ
りのデイスク判別信号をデイスク回転数判別回路
64で判別して得た信号によりスイツチング制御
される。すなわち、マイクロスイツチ53がオン
のときはフイールド周波数約60Hzのカラー映像信
号がデイスク10に記録されているから、このと
きは回転数判別回路64の出力信号によりスイツ
チ回路62は端子Nの入力信号を選択出力するよ
う切換えられ、他方、マイクロスイツチ53がオ
フのときはスイツチ回路62は端子Pの入力信号
を選択出力するよう切換えられる。スイツチ回路
62の出力信号は比較器58に供給され、ここで
磁気検出器57の出力パルスと位相比較されて位
相誤差に応じた電圧に変換された後、モータ駆動
増幅器65を通してモータ27に印加される。こ
のようにして、フイールド周波数約60Hzのカラー
映像信号記録デイスク再生時には、デイスク10
は900rpmで回転せしめられ、他方、フイールド
周波数50Hzのカラー映像信号記録デイスク再生時
にはデイスク10は750rpmよりも0.7%速い回転
数に切換えられ、いずれのデイスク再生時にも再
生水平同期信号周波数は発振器59の発振周波数
であるNTSC方式カラー映像信号の水平走査周波
数に等しい周波数で再生されることになる。
一方、リードアウト基準データ発生回路66は
再生針17がレスト位置14aよりデイスク10
のリードアウト部分LOにまで移送される時間中
にフオトセンサ26より出力されるパルス数に等
しい値のリードアウト基準データを発生する回路
で、同様に線速度基準データ発生回路67は再生
針17がレスト位置14aよりデイスクと再生針
との間の相対線速度が所定値になる再生位置(例
えば第1図に14bで示す)にまで移送されるに
要する時間中に、フオトセンサ26より出力され
るパルス数に等しい値の線速度基準データを発生
する。更にリードイン基準データ発生回路68は
再生針17がレスト位置14aよりノーマル再生
時よりも速い移送速度でデイスク10のリードイ
ン部分LIの上方位置に到るまでの間に、フオト
センサ26より出力されるパルス数に等しい値の
リードイン基準データを発生する。
ここで、前記した如く、デイスク10の既記録
カラー映像信号のフイールド周波数が約60Hzの第
一のデイスクと、フイールド周波数が50Hzの第二
のデイスクとでは、リードアウト部分LOの位置
が異なり、またデイスクと再生針との相対線速度
が予め定めた一定値となるデイスク10上のトラ
ツク位置は、第一のデイスクと第二のデイスクと
では互換再生のために前記した如く異なる回転数
で回転制御されるので異なる。そこで、本実施例
は、基準データ発生回路66及び67の各基準デ
ータを、回転数判別回路64の出力信号によつ
て、第一のデイスク再生時と第二のデイスク再生
時とで夫々の最適値に切換える点に特徴を有す
る。すなわち、第一のデイスク再生時には第二の
デイスク再生時に比しリードアウト基準データは
大とされる。
基準データ発生回路66,67及び68の各出
力基準データは、一致回路69,70及び71に
供給され、ここでカウンタ72よりの計数値と比
較される。カウンタ72はレストスイツチ15が
オンとなつた時に出力される信号によりリセツト
され、フイードモータ23の回転数に比例した繰
り返し周波数のフオトセンサ26の出力パルスを
計数するよう構成されている。
従つて、前記した如く、キヤリツジ18がレス
ト位置より第1図中、矢印X方向へ比較的速い速
度で移送を開始した時よりフオトセンサ26より
パルスが発生され始め、カウンタ72はこのパル
スを計数し始める。一致回路69,70及び71
はこのカウンタ72の計数値と基準データ発生回
路66,67及び68の各出力基準データとを
夫々常に比較しているが、再生針17がデイスク
10のリードイン部分LIの上方位置にまで移送
された時点でまず一致回路71の二入力信号の値
が一致する。これにより、一致回路71より一致
信号が出力されてフイードモータ駆動回路73へ
供給され、フイードモータ23はそれまでよりも
遅いノーマル再生時の速度にされる。これと同時
に図示は省略したが、ピツクアツプ装置内の針圧
コイル(図示せず)に信号が印加されて再生針1
7が下方向に降ろされてデイスク10上のリード
イン部分LIに接触せしめられる。
再生針17はフイードモータ23により第1図
中矢印X方向へノーマル再生時の速度でデイスク
10上を摺動しつつ移送され続けると、次にデイ
スク10上の記録プログラムの記録範囲(第2図
中、PA)を再生するに到る。再生針17はその
本体の後端面に電極が蒸着固定されており、デイ
スク10の記録トラツクの幅よりも大なる幅を有
する摺動面がデイスク10上を摺動する。デイス
ク10上には信号が断続するピツトの形態で記録
されており、またデイスク10は電極機能を有し
ている。従つて、デイスク10がモータ27によ
り例えば900rpmで第1図中、時計方向に回転さ
れると、デイスク10と再生針17の上記電極と
の間に形成される静電容量が、ピツトの有無に応
じて変化し、この変化がピツクアツプ回路74に
より公知の方法で電気信号に変換され、既記録情
報信号及びアドレスデータ等をピツクアツプ再生
する。
ピツクアツプ回路74より取り出された再生信
号は、周波数特性補償回路75を通して復調回路
76に供給される一方、トラツキングサーボ回路
78に供給される。デイスク10には相隣る情報
信号記録トラツクのトラツク中心線間の中間部分
に互いに異なる周波数の2種の参照信号fp1,fp2
が記録されており、一の情報信号記録トラツクの
両側の一方には第1の参照信号fp1が記録され、
他方には第2の参照信号fp2が記録され、また参
照信号fp1及びfp2はデイスクの一回転周期毎に交
互に切換えられて記録され、更に参照信号fp1
びfp2の切換位置に対応するトラツク上には第3
の参照信号fp3が重ねて記録されている。この参
照信号fp3は記録情報信号及び参照信号fp1,fp2
夫々周波数が異ならしめられている。
トラツキングサーボ回路78は参照信号fp1
fp2を再生信号中から弁別再生後包絡線検波し、
両検波出力を差動増幅してトラツキング誤差信号
を生成し、これをトラツキングコイル79に印加
し、再生針17が常にトラツクずれなく情報信号
記録トラツク上を走査するように、再生針17の
針先をトラツク幅方向に瞬時瞬時微小変位させ
る。
周波数特性補償回路75はデイスク10と再生
針17との間の相対線速度が、デイスク10の内
周ほど低下し、それに伴いピツクアツプ回路74
から取り出される再生信号の高域成分がデイスク
内周ほど低下して復調信号のS/Nが低下するこ
とを補償するための回路で、上記相対線速度が所
定値以下になつた時点で高域周波数成分をレベル
増強するような特性に切換えられる。すなわち、
再生針17が第1図に14bで示す位置にまでく
ると、上記相対線速度が所定値以下になるが、こ
の時点で一致回路70より一致信号が出力されて
周波数特性補償回路75に供給され、その周波数
特性を上記の如く切換える。この周波数特性切換
時点は、前記第一及び第二のいずれのデイスクを
再生した場合も、同一の所定の相対線速度位置再
生時点である。これにより、復調回路76により
復調されて出力端子77へ出力される復調信号
を、更に信号処理回路を通してモニター用テレビ
ジヨン受像機に供給することにより得られる再生
画像は、どちらのデイスクの再生画像であつても
良好な画像となる。
更に、再生針17がリードアウト部分LOに到
ると、一致回路69より一致信号が出力されてフ
イードモータ駆動回路73に供給される。これに
より、フイードモータ駆動回路73はフイードモ
ータ23をノーマル再生時よりもはるかに速い回
転数で、かつ、それまでとは逆方向に回転するた
めの信号を発生する。またこれと同時に、ピツク
アツプ筐体14内の針圧コイルへの通電が停止さ
れて再生針17は上昇され、デイスク10との摺
動が解除される。これにより、再生針17はデイ
スク10と非接触で高速度でデイスク外周方向へ
例えばレスト位置まで移送される。これにより、
レストスイツチ15がオンになると、フイードモ
ータ23の回転が停止されると共に、カウンタ7
2がリセツトされる。
本実施例によれば、前記第二のデイスク再生時
にもリードアウト部分LO上に再生針17がくる
と、リードアウト検出スイツチ30がオンとされ
ていなくても一致回路69より一致信号が直ちに
出力されるので、再生針17をレスト位置へ戻す
などの次の動作に直ちに入ることができる。
応用例 本考案は上記の実施例に限定されるものではな
く、例えば周波数特性補償回路75は復調回路7
6の出力復調信号から得た再生輝度信号伝送路に
設けられ、再生輝度信号の高域成分のレベルを減
衰させるような回路構成としてもよく、その場合
は一致回路70の出力信号により再生輝度信号の
高域成分のレベルを減衰させる動作を行なわせる
ようにする。またフイードモータ23の回転の検
出は、接触スイツチ、感磁素子その他を用いた各
種の公知の方法でも行なうことができる。またピ
ツクアツプ再生素子は光ビームのデイスク反射光
又は透過光を受光する装置でもよい。
効 果 上述の如く、本考案によれば、リードアウト基
準データの値をデイスク回転数に応じて切換える
ようにしたので、フイールド周波数50Hzの映像信
号が記録されているデイスクを再生するときに
も、フイールド周波数約60Hzの映像信号が記録さ
れたデイスクの再生時と同様に、ピツクアツプ再
生素子がリードアウト部分に移送されてきた時点
でレスト位置へ戻すなどの次の動作に直ちに移行
することができ、従つてリードアウト検出スイツ
チのみによつてリードアウト位置を検出していた
従来装置に比し時間遅れなくリードアウト位置を
検出することができ、またピツクアツプ再生素子
として再生針を使用する装置においては再生針及
びデイスクを長寿命化することができ、また線速
度基準データの値をデイスク回転数に応じて切換
えるようにしたので、上記の二種のデイスクのい
ずれを再生する場合にも、予め定めた一定の相対
線速度位置を検出することができ、これにより相
対線速度位置の低下による再生信号の周波数特性
の劣化を補償する回路の切換えを、常に所定の相
対線速度位置検出時に行なうことができ、これに
よりいずれのデイスク再生時にも良好な再生画像
を得ることができる等の特長を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置を適用される再生装置の機
構の概略構成を示す平面図、第2図は回転記録媒
体の記録部分の各部を示す断面図、第3図は回転
記録媒体を内包する収納ケースの一例を示す一部
切截斜視図、第4図はマイクロスイツチと蓋(リ
ツドプレート)との当接状態の一例を示す平面
図、第5図は本考案装置の一実施例を示すブロツ
ク系統図である。 10……円盤状回転記録媒体(デイスク)、1
3……ターンテーブル、14……ピツクアツプ筐
体、15……レストスイツチ、17……再生針、
18……キヤリツジ、22……ワイヤ、23……
フイードモータ、25……円板、26……フオト
センサ、27……モータ、30……リードアウト
検出スイツチ、32……デイスク収納ケース、3
3……ケース本体、34……リツドプレート
(蓋)、38……係合腕、44……円弧状端面、4
7a,47b……蓋掛け止め用切欠、49,50
……デイスク判別用切欠、51〜55……マイク
ロスイツチ、56……ギヤ歯車、57……磁気検
出器、59……発振器、60,61……分周器、
62……スイツチ回路、63……デイスク判別信
号入力端子、64……回転数判別回路、66……
リードアウト基準データ発生回路、67……線速
度基準データ発生回路、69〜71……一致回
路、72……カウンタ、73……フイードモータ
駆動回路、75……周波数特性補償回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円盤状回転記録媒体の既記録信号中の同期信号
    の再生周波数がモニター再生装置で定められてい
    る同期信号周波数と一致するように該回転記録媒
    体の回転数を切換制御すると共に、移送機構によ
    り該回転記録媒体の半径方向に移送されるピツク
    アツプ再生素子により該回転記録媒体の既記録信
    号を再生する装置において、該ピツクアツプ再生
    素子の移送により発生されるパルスを計数するカ
    ウンタと、該ピツクアツプ再生素子が該回転記録
    媒体のリードアウト部分に到るまでの移送期間中
    に発生された、該カウンタで計数されるべきパル
    スの数に等しい値のリードアウト基準データを発
    生する基準データ発生回路と、該回転記録媒体の
    回転数切換えに伴つて該基準データ発生回路の基
    準データを該切換え後の回転数に応じた値に切換
    える基準データ切換手段と、該基準データ発生回
    路よりの基準データと該カウンタの計数値とを
    夫々比較して両者が一致したときに前記移送機構
    を駆動制御する制御回路へリードアウト位置検出
    信号を出力する一致回路とより構成したピツクア
    ツプ再生素子の位置検出装置。
JP3092083U 1983-03-03 1983-03-03 ピツクアツプ再生素子の位置検出装置 Granted JPS59138056U (ja)

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JPS59138056U JPS59138056U (ja) 1984-09-14
JPH0135341Y2 true JPH0135341Y2 (ja) 1989-10-27

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