JPH0135050Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0135050Y2
JPH0135050Y2 JP4437286U JP4437286U JPH0135050Y2 JP H0135050 Y2 JPH0135050 Y2 JP H0135050Y2 JP 4437286 U JP4437286 U JP 4437286U JP 4437286 U JP4437286 U JP 4437286U JP H0135050 Y2 JPH0135050 Y2 JP H0135050Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
tube
tip
cylindrical portion
inner tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4437286U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62155211U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4437286U priority Critical patent/JPH0135050Y2/ja
Publication of JPS62155211U publication Critical patent/JPS62155211U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0135050Y2 publication Critical patent/JPH0135050Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、パイプに形成されたあるいはラツ
グ(結合金具のことをいう。本明細書において同
じ)に形成された結合円筒部を介して、複数のパ
イプ(本明細書において、チユーブともいう)を
結合するパイプの結合構造に関する。
(従来技術) 従来、強度を要する結合箇所において、複数の
パイプ間を結合する場合には、一般にガスあるい
は電気等の溶接による結合構造がしばしば用いら
れていた。例えば、自転車のフレーム等におい
て、パイプの一端を他のパイプの中間部あるいは
端部と所定の角度をもつて結合する際には、第4
図に図示するように、一方のパイプAにラツグC
を挿着して該ラツグの挿着パイプ部1の両端部1
a,1bで該ラツグCとパイプAを溶接し、この
ラツグCに形成されている結合円筒部2に、もう
一方(他方)のパイプBを挿着して該ラツグCの
結合円筒部2のパイプ挿入側端部2aで該ラツグ
CとパイプBを溶接することにより、一方のパイ
プAに他方のパイプBを結合していた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、近年新素材および、これら各新
素材を複合させた或いは新素材と従来の素材とを
複合させることにより、各々の素材の有する特長
を利用した複合材料が登場している。かかる新素
材および複合材料は、軽量であつてしかも強度が
大きいため、近年軽量化が求められる分野におい
て急速に需要が広がり、パイプの分野においても
用いられるようになつた。
ところが、上記複合材料の場合には材質が複合
的な性質を有するため、その接合方法が限定され
る。例えば、上述した自転車のフレームのパイプ
には、アルミパイプの外周に炭素繊維強化プラス
チツクを積層させたものが用いられるか、かかる
複合材料の場合には、一方の材料(外層材;炭素
繊維強化プラスチツク)が熱の影響を受け易いた
め、結合部分に従来のようなガス溶接等を用いる
ことができない。
本考案は、上記現況に鑑み行われたもので、材
質に左右されることなく結合が可能な、パイプの
結合構造を提供することを目的とする。
(問題を解決するための手段) そして、本考案にかかるパイプの結合構造は、
一方のパイプに形成されたあるいはこのパイプに
装着されるラツグに形成された結合円筒部に、他
方のパイプを結合する結合構造において、上記結
合円筒部内周に先端側で細径になつた段部を設け
て該細径部分にめねじを形成し、このめねじに螺
合するおねじが先端部に形成され基端外周側に上
記段部に当接する鍔部を突出形成した取着金具
で、先端内周側に上記取着金具の鍔部と結合円筒
部の段部とで挟着される鍔部が突出し、上記結合
円筒部の内周との間に結合すべき他方のパイプの
厚さに略等しい空間を形成するインナーチユーブ
を、上記結合円筒部に挟着するとともに、このイ
ンナーチユーブの先端外周壁と結合円筒部の内周
壁に接着剤を塗布し、上記インナーチユーブと結
合円筒部との間の空間に、他方のパイプ先端部を
挿入貼着して、上記結合円筒部側のパイプに他方
のパイプを結合するよう構成されていることを特
徴とする。
(作用) しかして、一方のパイプを他方のパイプに結合
する場合、上記一方のパイプあるいはこのパイプ
に装着されるラツグに形成された結合円筒部内周
に形成された段部のある円孔の太径部分に接着剤
を塗布するとともに、これに対応するインナーチ
ユーブの先端部分にも接着剤を塗布する。次ぎ
に、エダ方向より該インナーチユーブの先端外周
の鍔部とラツグの段部が略当接するようインナー
チユーブをラツグ内に挿入し、同じくエダ方向よ
りインナーチユーブ内に取着金具を挿入して、ラ
ツグのめねじにこの取着金具先端のおねじを強固
に螺合させる。このように、ラツグに形成された
段部と取着金具基端外周部の鍔部とで、インナー
チユーブ先端内周部に形成された鍔部が強固に挟
着された状態で、このインナーチユーブと結合円
筒部の間に他のパイプを挿入貼着する。この結
果、他方のパイプは、先端部の内周壁および外周
壁で一方のパイプの結合円筒部に接着され、結合
される。
また、ラツグを介して一方のパイプと他方のパ
イプを結合する場合には、ラツグと他方のパイプ
の結合を完了した後、さらにラツグを一方のパイ
プに装着することにより、一方のパイプと他方の
パイプの結合が完了する。尚、ラツグと一方のパ
イプの結合は、接着剤あるいは機械的手段(例え
ばリベツト等)等により行われる。
本考案のパイプの結合構造は、上述のように構
成されているため、結合すべきパイプ金属以外の
材質からなつていても、また結合すべきパイプが
複合的な材質のものであつても、簡単に結合する
ことができる。
しかも、この結合構造においては、一方のパイ
プの結合円筒部とこれに固着されたインナーチユ
ーブにより、他方のパイプが内周壁および外周壁
の両面で接着されるため、結合部分の端部に剥離
を生じさせる応力が作用した場合にも、この部分
の剥離方向の応力とともに、内周側に挿入されて
いるインナーチユーブとの接着面にせん断方向の
応力が同時に作用する。このため、剥離方向の応
力に比べせん断方向の応力に対して極めて強い接
着剤の性質により、せん断方向の接着力で剥離方
向の応力に対抗できるため、極めて強固な結合を
得ることが可能となる。
(実施例) 以下、本考案にかかる結合構造を自転車のフレ
ームに用いた場合の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
第1図は自転車のヘツドチユーブとダウンチユ
ーブとの結合構造を示す一部断面を有する側面図
である。
第1図において、Aは一方のパイプであるヘツ
ドチユーブを、Bは他方のパイプであるダウンチ
ユーブを示し、Cはラツグを示す。
ラツグCは、ヘツドチユーブAに挿着される挿
着パイプ部1とダウンチユーブBを挿着する結合
円筒部2より構成される。そして、結合円筒部2
には先端側で細型2A′になつた段部2aのある
貫通円孔2Aが形成されている。そして、この貫
通円孔2Aの細径側内周には、めねじ4が形成さ
れている。このめねじ4には、取着金具Dの先端
に形成されているおねじ5が螺合し、この取着金
具Dの基端外周側には上記段部2aに対応する正
面環状の鍔6が形成されている。また、円筒状の
インナーチユーブEには、上記結合円筒の段部2
aと取着金具Dの鍔部6との間で挟着される鍔部
7が、先端内周側に形成されている。さらに、上
記結合円筒部2に形成されている貫通円孔2Aの
太径2A″の内周と、インナーチユーブEの外周
との間には、ダウンチユーブBの肉厚に略等しい
環状の空間が形成されるよう、上記太径2A″と
インナーチユーブEの外径を定めている。
しかして、一方のパイプであるヘツドチユーブ
Aと、他方のパイプであるダウンチユーブBを結
合する場合には、結合円筒部2の貫通円孔2Aの
太径側2A″内周壁部と、インナーチユーブE先
端外周壁部に接着剤を塗布した状態で、エダ側
(第1図の矢印参照)からインナーチユーブEを
挿入しこの背面より取着金具Dを挿入して、該取
着金具D先端のおねじ5を結合円筒部2のめねじ
4に螺合する。この螺合は、取着金具D基端にス
リツトを設けてドライバーのようなもので締めつ
けてもよく、あるいは取着金具Dに六角穴を形成
し、六角レンチ等で締めつけるよう構成してもよ
い。
そして、この螺合により、インナーチユーブE
先端の鍔部7は、結合円筒部2の段部2aと取着
金具D基端の鍔部6により軸方向の前後に強固に
挟着され、この螺合が完了すると、該インナーチ
ユーブEはラツグCに一体的に固定される。この
ように、固定された状態において、インナーチユ
ーブEと結合円筒部2の間に形成された環状の空
間に、他方のパイプであるダウンチユーブBを挿
入する。
このように挿入されたダウンチユーブBは、外
周壁と内周壁の両面が、各々結合円筒部2の内周
壁と、この結合円筒部2に固着されているインナ
ーチユーブEの外周壁に、貼着される。この結
果、ダウンチユーブBは、ラツグC、インナーチ
ユーブE、取着金具Dを介して、ヘツドチユーブ
Aに結合される。この結合構造においては、結合
部分の端部に剥離を生じさせるような応力が作用
した場合には、この部分の剥離応力とともに、内
周側に挿入されているインナーチユーブとの接着
面にせん断応力として同時に作用する。このた
め、剥離方向の応力に比べせん断方向の応力が極
めて強い接着剤の性質により、極めて強い結合強
度を得ることが可能となる。
尚、ヘツドチユーブAとダウンチユーブBを結
合するには、ラツグCとダウンチユーブBの結合
が完了した後、ラツグCの挿着パイプ部1をヘツ
ドチユーブAに挿着することによりなされる。こ
のヘツドチユーブA′とラツグCとの固着は、接
着剤により行つてもよく、あるいはリベツト等の
機械的手段により若しくはこれらを併用すること
によつて行つてもよい。
この結合構造は、ヘツドチユーブとトツプチユ
ーブの結合構造等の他の結合部分の結合構造にも
用いられる。
上記実施例は、ラツグを介して複数のチユーブ
を結合する場合について述べたが、第2図、第3
図に図示するように、一方のパイプA′に結合円
筒部2′を一体的に形成して、上記同様複数のチ
ユーブを結合する結合構造であつてもよい。
本結合構造は、上述のように構成されているた
め、自転車のフレームのパイプが溶接不可能な複
合材料(アルミパイプの外周に炭素繊維プラスチ
ツクを積層させたもの)であつても、また結合す
べきパイプが各々異なる材質のもの(例えば、炭
素繊維プラスチツク製パイプと軽金属製のパイ
プ)であつても、簡単に結合することができる。
しかも、従来の溶接構造と比べ、振動下で使用
する場合の結合部分の強度・信頼性の向上が期待
できる。
さらに、上記実施例におけるダウンチユーブ等
の他方のパイプは、軸方向の長さ的に単に切断加
工時に正確に切断しさえすれば常に高い自転車の
フレームの精度が保証される。
上記実施例においては、専ら本結合構造を自転
車のフレームの結合構造を用いた場合についての
み説明したが、勿論この結合構造は一般のパイプ
間の結合にも用いることができる。
(考案の効果) 本考案は、上述のように、材質の如何にかかわ
らず複数のパイプ部材を結合することを可能に
し、新素材(複合材料を含む)の利用範囲を拡大
する極めて波及効果の大きな考案である。しか
も、強度的にも従来の溶接による結合構造にくら
べ何等遜色なく、むしろ疲労強度的には従来の溶
接以上に強く、また結合加工の面からも従来の溶
接の場合のように特殊な技術を必要とすることな
く、リベツト結合のように穿設加工を要せず、熟
練者でなくとも容易に正確且つ強固な結合が可能
となる。また、設備的にも溶接設備等高価な設備
を必要としない。従つて、製造コストの大幅な軽
減を図ることができるとともに、上記結合構造を
実施例の如く繰り返し荷重が作用する自転車等に
採用した場合には、結合部での疲労強度が高いた
め安全面での信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は自転車のヘツドチユーブ周りの下部の
結合構造を示す一部断面を有する部分側面図、第
2図はダウンチユーブとシートチユーブの結合構
造を示す一部断面を有する側面図、第3図は第2
図−矢視での平断面図、第4図は従来の結合
構造を示す側面図である。 A,A′……一方のパイプ、B,B′……他方の
パイプ、C……ラツグ、D……取着金具、E……
インナーチユーブ、2……結合円筒部、2A……
貫通円孔、2A′……細径、2a……断部穴、4
……めねじ、5……おねじ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方のパイプに形成されたあるいはこのパイプ
    に装着されるラツグに形成された結合円筒部に、
    他方のパイプを結合する結合構造において、上記
    結合円筒部内周に先端側で細径になつた段部を設
    けて該細径部分にめねじを形成し、このめねじに
    螺合するおねじが先端部に形成され基端外周側に
    上記段部に当接する鍔部を突出形成した取着金具
    で、先端内周側に上記取着金具の鍔部と結合円筒
    部の段部とで挟着される鍔部が突出し、上記結合
    円筒部の内周との間に結合すべき他方のパイプの
    厚さに略等しい空間を形成するインナーチユーブ
    を、上記結合円筒部に挟着するとともに、このイ
    ンナーチユーブの先端外周壁と結合円筒部の内周
    壁に接着剤を塗布し、上記インナーチユーブと結
    合円筒部との間の空間に、他方のパイプ先端部を
    挿入貼着して、上記結合円筒部側のパイプに他方
    のパイプを結合するよう構成されていることを特
    徴とするパイプの結合構造。
JP4437286U 1986-03-25 1986-03-25 Expired JPH0135050Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4437286U JPH0135050Y2 (ja) 1986-03-25 1986-03-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4437286U JPH0135050Y2 (ja) 1986-03-25 1986-03-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62155211U JPS62155211U (ja) 1987-10-02
JPH0135050Y2 true JPH0135050Y2 (ja) 1989-10-25

Family

ID=30862119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4437286U Expired JPH0135050Y2 (ja) 1986-03-25 1986-03-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0135050Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62155211U (ja) 1987-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5350202A (en) Method and apparatus for attaching lengths of fiberglass reinforced plastic pipe
JPH0610215Y2 (ja) プラスチツク管用継手
US4737047A (en) Pipe joining structure
US4726702A (en) Fitting
JP2011140975A (ja) 管状連結体及びその製造方法
US20060286333A1 (en) Method of and apparatus for weld-bonding workpieces
JPH0135050Y2 (ja)
JPH0529192Y2 (ja)
JPH0674219A (ja) パイプの接合具
HU207392B (en) Plastic pipe-connecting shape
JPH0261644B2 (ja)
US9803672B2 (en) Split end tube connector
JPS61225422A (ja) コンクリ−ト杭
JPH0615808Y2 (ja) パイプの結合構造
JPH0135923Y2 (ja)
JP3891832B2 (ja) トラス部材の結合部構造
JPS587850B2 (ja) 金属材と非金属材の接合構造
JP2500542B2 (ja) 形材の結合方法
JPH032727Y2 (ja)
JPH0615809Y2 (ja) パイプの結合構造
WO2008056449A1 (fr) Structure servant à accoupler des éléments
US10814956B2 (en) Mechanical fastening system and associated structural assembly and method
JPH071582Y2 (ja) ホース接続継手
KR20180039817A (ko) 유니온 체결 방식 기계식 이형철근 이음장치
JPS5896515A (ja) 金属継手のパイプへの接合方法