JPH0134553Y2 - - Google Patents

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JPH0134553Y2
JPH0134553Y2 JP17861981U JP17861981U JPH0134553Y2 JP H0134553 Y2 JPH0134553 Y2 JP H0134553Y2 JP 17861981 U JP17861981 U JP 17861981U JP 17861981 U JP17861981 U JP 17861981U JP H0134553 Y2 JPH0134553 Y2 JP H0134553Y2
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inductor
magnetic pole
inductors
rotor shaft
electrical angle
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JP17861981U
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JPS5883987U (ja
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  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は電動機のインダクタ固定構造に係り、
詳しくはステツプモータ等の二相構成の電動機に
おいて、インダクタ相互間の電気角が確実に、か
つ精度よく得ることができるものである。 従来のステツプモータにあつては、回転子軸に
インダクタを固定する場合、治工具を使用してい
たが、インダクタ相互間の電気角を精度よく得る
ことが困難で、1ステツプ動作量の誤差が大きく
なる等の問題があつた。 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、インダクタ相互間の電気
角が確実、かつ精度よく得ることができる電動機
のインダクタ固定機構を提供することである。 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。 第1図、第2図中符号1,1′は軟質磁性体か
らなる円盤状のインダクタで、その外周端部と中
心孔1a,1a′の内周端部には、同部分を同じ方
向に折り曲げて外周壁部2,2′と内周壁部3,
3′とが形成されている。 外周壁部2,2′と内周壁部3,3′との間の平
面部には、切欠部4,4′が複数個(図面では16
個)周方向に所定の間隔をおいて形成され、これ
ら切欠部4,4′により1対の磁極歯5a,5b,
5a′,5b′が複数組(図面では8組)形成されて
いる。 内周壁部3,3′の内周面には、各磁極歯5a,
5a′に対応して軸線方向に延びる凹部3a,3
a′が形成されている。これら凹部3a,3a′は、
それぞれ各磁極歯5,5′の中心軸l,l′上に位
置している。 一方、上述のインダクタ1,1′が固定される
回転子軸7(第3図参照)のボス部8の軸線方向
両端部の外周面には、それぞれ軸線方向に延びる
凸部9,10が周方向に複数個(図面では4個ず
つ、合計8個)所定の間隔をおいて形成されてい
る。凸部9,10と凹部3a,3a′とは互いに隙
間なく係合するように設定されている。凸部9と
凸部10とはボス部8の周方向において11.25゜ず
れて配置されていて(第4図a,b参照)、凸部
9に係合してボス部8に固定される一方のインダ
クタ1の磁極歯5a,5b(第1相)と凸部10
に係合してボス部8に固定される他方のインダク
タ1′の磁極歯5a′,5b′(第2相)との間に電気
角で90゜のずれが生じるようになつている。なお、
1対の磁極歯5a,5bを6組形成した場合に
は、凸部9と凸部10を15゜ずれて配置して、こ
れにより第1相と第2相との間に90゜の電気角を
もたせることができる。 したがつて、インダクタ1,1′の凹部3a,
3a′をボス部8の凸部9,10に係合させるだけ
で、インダクタ1,1′を回転子軸7に相互に90゜
の電気角をもつて固定することができる。 第5図は、上述のインダクタ固定構造を使用し
たステツプモータの断面図で、図中符号11は、
軟質磁性材からなるケースで、このケース11内
に上述の回転子軸7が軸受12,12′を介して
回転自在に装備されている。回転子軸7のボス部
8には、上述のようにしてインダクタ1,1′が
90゜の電気角をもつて固定されている。 13,13′は環状励磁コイルで、ケース11
内に回転子軸7に対し同心的に固定されている。 14は環状の永久磁石で、インダクタ1,1′
間に位置してケース11に適宜部材を介して固定
され、その表裏両面にはN極、S極が周方向に交
互に着磁されている。 なお、第5図中15は動力伝達ギヤ、16,1
6′は中央継鉄、17,17′はワツシヤ、18,
18′は環状励磁コイル13,13′のコード、1
9,19′はブツシユである。 第6図は、第5図に示すステツプモータの結線
図で、環状励磁コイル13,13′にはそれぞれ
中間タツプ13a〜13c、13a′〜13c′が設
けられ、実質的に4個の励磁コイルとなつてい
る。そしてこの環状励磁コイル13、環状励磁コ
イル13′のタツプ間への入力は駆動装置21に
よつて選択され、その駆動装置21には電源2
2、制御信号23が入るようになつている。そし
てこの駆動装置21は制御信号23によつて第7
図に示すような励磁パルス電圧を環状励磁コイル
13、環状励磁コイル13′に印加するようにな
つている。第7図においては環状励磁コイル1
3のタツプ13a−13b間に、は同コイル1
3のタツプ13b−13c間にまたは環状励磁
コイル13′のタツプ13a′−13b′間に、は
同コイル13′のタツプ13b′−13c′間に、そ
れぞれ印加されるパルス電圧波形である。そして
このようにパルス電圧が、環状励磁コイル13、
環状励磁コイル13′に加えられると、インダク
タ1、インダクタ1′の磁極歯5a,5b,5a′,
5b′には第1表のような極性が現われる。尚この
第1表は正のパルス電圧が加わつた場合であり、
負のパルス電圧の場合は逆になる。
【表】 第7図において、動作領域を横軸にとり、動作
変化を行なう時点をア点、イ点、ウ点及びエ点と
し、動作領域をア−イ領域、イ−ウ領域、ウ−エ
領域及びエ−ア′領域とし、励磁コイルの動作及
び磁極歯の磁化状態を、第1表を基本と考えると
第2表に示すようになる。例えば、第7図ア−イ
の領域では;環状励磁コイル13のタツプ13b
−13a間には、ア点において正のパルス電圧が
加わり、インダクタ1の磁極歯5aはN極に、5
bはS極に磁化される。また環状励磁コイル1
3′のタツプ13b′−13c′には既に正のパルス
電圧が加わつているためインダクタ1′の磁極歯
5a′はS極に、5b′はN極に励磁されているが、
イ点において解磁される。また、第7図イ−ウの
領域では;環状コイル13のタツプ13b−13
a間には、既にア点で励磁されており、この状態
はウ点まで続く。また環状コイル13′のタツプ
13b′−13a′間には新たに正のパルス電圧が加
わり、インダクタ1′の磁極歯13a′はN極に、
13b′はS極に励磁される。 第2表に示すように4個の励磁コイルの内2個
の励磁コイルは常に励磁された状態となる。そし
て以上の動作が繰返されてインダクタ1、インダ
クタ1′は回転を続ける。
【表】 以上のようにして磁化されるインダクタ1′、
インダクタ1′の磁極歯5a,5b,5a′,5
b′の回転動作状態を、第8図イ〜ホの動作図と、
第7図のパルス電圧及び第2表の磁極歯の磁化状
態を参照して詳説すると次のようになる。 第8図イは第7図のア点の前状態を示してお
り、インダクタ1の磁極歯5aはS極、5bはN
極に、またインダクタ1′の磁極歯5a′はS極に、
5b′はN極に磁化されている。この状態ではイン
ダクタ1の磁極歯5a,5bは右方向に反撥力、
吸引力を受け、またインダクタ1′の磁極歯5a′,
5b′は左方向に反撥力、吸引力を受けている。従
つて回転子軸7のボス部8に固着されているイン
ダクタ1,1′は、いずれの方向にも回転し得ず、
力学的安定状態を保持し、回転子軸7は停止して
いる。 第7図ア−イの領域では;ア時点で環状励磁コ
イル13はタツプ13b−13a間に、また環状
励磁コイル13′はタツプ13b′−13c′間に引
続きパルス電圧が加わるため、第8図イにおい
て、インダクタ1の磁極歯5a,5bは( )内
の極性に変る。従つてインダクタ1は永久磁石1
4との吸引により、またインダクタ1′は反撥に
より、左方向に回転(歩進)して極角度の1/2回
転した力学的安定点に達し、平衡して第8図ロの
位置で停止する。 第7図イ−ウの領域では;イ時点で環状コイル
13′のタツプ13b′−13c′間へのパルス電圧
が断たれ、タツプ13b′−13a′間に、また環状
コイル13のタツプ13b−13a間には引続き
パルス電圧が加わるため、インダクタ1′の磁極
歯5a′,5b′は第8図ロの( )内の極性に変
る。従つてインダクタ1は永久磁石14との吸引
力により、またインダクタ1′は反撥力により左
方向に回転して、更に極角度の1/2回転した力学
的安定点に達し、平衡して第8図ハの状態で停止
する。 第7図ウ−エの領域では;ウ時点で環状励磁コ
イル13のタツプ13b−13a間へのパルス電
圧が断たれ、タツプ13b−13c間に、また環
状励磁コイル13′のタツプ13b′−13a′には
引続きパルス電圧が加わるため、インダクタ1の
磁極歯5a,5bは第8図ハの( )内の極性に
変る。従つてインダクタ1は永久磁石14との反
撥力により、またインダクタ1′は吸引力により
左方向に回転して、更に極角度の1/2回転した力
学的安定点に達し、平衡して第8図ニの状態で停
止する。 第7図エ−ア′の領域でも同様の作用で、イン
ダクタ1′の極性が第8図ニの( )内の極性に
変り、更に極角度の1/2回転した力学的安定点に
達し、平衡して第8図ホの状態で停止する。以下
同様の作用により、極角度の1/2ずつ左方向に歩
進していく。 一方回転子の歩進を右方向に行なうには、第6
図の環状励磁コイル13のタツプ13b−13a
間に第7図のパルス電圧を、タツプ13b−1
3c間にパルス電圧を、また環状励磁コイル1
3′のタツプ13b′−13a′間にはパルス電圧
を、タツプ13b′−13c′間にはパルス電圧を
印加する。この時の励磁、磁化動作状態を第3表
に、インダクタの動作状態を第9図イ〜ホに示
す。
【表】 上述のステツプモータによれば、インダクタ1
とインダクタ1′との相互の電気角が凸部9,1
0と凹部3a,3a′との係合を介して正確に設定
できるため、始動、停止時に動作遅れが生じな
い。また、インダクタ1,1′のすべての歩進動
作は、駆動装置21が入力信号23を受ける毎に
4個の励磁コイルにパルス電圧を配分して行なわ
れる。従つて入力信号23は必ずしも正弦波交流
または連続パルスのように規則正しい信号である
必要はなく、時には連続的に、且つ速く、時には
間欠的に、且つ遅くなるような信号入力であつて
も、信号入力数に応じてインダクタを歩進し、一
定角度を任意時間保つことが可能である。 なお、上記実施例では、磁極歯5a,5bを8
組設け、凸部9,10の機械角を11.25゜ずらして
90゜の電気角を得た場合を示したが、これには限
定されない。また、凸部9,10間の機械角を変
えることにより、90゜以外の電気角を得ることも
できる。また、ステツプモータ以外に例えばリバ
ーシブルシンクロナスモータのインダクタ固定構
造にも適用できることは勿論である。 以上説明したように本考案の電動機のインダク
タ固定構造によれば、インダクタに設けた係合部
(凹部)と回転子軸に設けた被係合部(凸部)と
の係合を介してインダクタ相互間に所定の電気角
をもたせることができるので、治工具を使用しな
くてもすみ、電気角の設定が確実、かつ正確に行
なえて、1ステツプ動作量の誤差を非常に小さく
することができる。また、作業性が向上してコス
トダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のインダクタ固定構造に使用さ
れるインダクタの一例を示す平面図、第2図は第
1図の−線矢視断面図、第3図は回転子軸の
一例を示す斜視図、第4図A,Bは回転子軸の端
面図、第5図はステツプモータに適用した例を示
す断面図、第6図は同結線図、第7図はステツプ
モータへの入力信号波形図、第8図、第9図はス
テツプモータの動作説明図である。 1,1′……インダクタ、3a,3a′……係合
部(凹部)、7……回転子軸、9,10……被係
合部(凸部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転子軸に複数個のインダクタを相互に所定の
    電気角をもつように固定してなる電動機のインダ
    クタ固定構造において、前記複数個のインダクタ
    にそれぞれ係合部を設け、また前記回転子軸に各
    インダクタと対応して係合部に係合する被係合部
    を設け、かつこれら被係合部を各インダクタの相
    互間に所定の電気角をもつように配置してなるこ
    とを特徴とする電動機のインダクタ固定構造。
JP17861981U 1981-12-02 1981-12-02 電動機のインダクタ固定構造 Granted JPS5883987U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17861981U JPS5883987U (ja) 1981-12-02 1981-12-02 電動機のインダクタ固定構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17861981U JPS5883987U (ja) 1981-12-02 1981-12-02 電動機のインダクタ固定構造

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Publication Number Publication Date
JPS5883987U JPS5883987U (ja) 1983-06-07
JPH0134553Y2 true JPH0134553Y2 (ja) 1989-10-20

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JP17861981U Granted JPS5883987U (ja) 1981-12-02 1981-12-02 電動機のインダクタ固定構造

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