JP2536282B2 - パルスモ―タ - Google Patents

パルスモ―タ

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JP2536282B2
JP2536282B2 JP2337407A JP33740790A JP2536282B2 JP 2536282 B2 JP2536282 B2 JP 2536282B2 JP 2337407 A JP2337407 A JP 2337407A JP 33740790 A JP33740790 A JP 33740790A JP 2536282 B2 JP2536282 B2 JP 2536282B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、減速機構等を介在させることなく負荷と
直結された負荷の高精度な制御を行なう場合に好適なパ
ルスモータに関する。
<従来の技術、および発明が解決しようとする課題> 従来から、多関節形の産業用ロボットの関節駆動等に
代表される、低速で高トルクを必要とする用途には、直
流モータ、交流モータを駆動源とし、減速機構を介在さ
せる駆動系が一般的に採用されている。
しかし、減速機構はギヤによるバックラッシュ等を必
然的に生じるのであるから、駆動源を高精度に制御して
も負荷の精密な制御を達成することは到底不可能であ
る。このような不都合を解消させる目的で、減速機構を
含まず、負荷を直接精密に制御できるパルスモータを採
用することが提案されている。
第8図は従来のパルスモータの構成を示す正面図、第
9図は縦断面図であり、永久磁石(53)を挾むように1
対の磁性体(51)(52)が配設されてなる固定子(50)
と、固定子(50)の外側に配置された回転子(60)とを
有している。上記磁性体(51)(52)はそれぞれの外周
に突極(511)(512)…(518)(521)(522)…(52
8)を有し、上記回転子(60)は上記突極(511)(51
2)…(518)(521)(522)…(528)に設けられた歯
と対向し得る歯を内周に有している。さらに、上記突極
(511)(512)…(518)(521)(522)…(528)に
は、永久磁石(53)を介して対向する各組毎に励磁コイ
ル(541)(542)…(548)が巻回されており、励磁コ
イル(541)(542)(543)(544)が直列接続されてい
るとともに、励磁コイル(545)(546)(547)(548)
が直列接続されている。また、回転子(60)における歯
のピッチをpとすれば、磁性体(51)(52)の突極(51
1)(512)…(518)(521)(522)…(528)にも同じ
ピッチpで歯が設けられており、磁性体の隣合う突極同
士の各歯は互にp/4分だけ位相ずれが設けられており、
磁性体(51)(52)に対向する回転子(60)の歯はp/2
分だけ位相ずれが設けられている。
上記の構成の従来のパルスモータにおいて、励磁コイ
ル(541)(542)(543)(544)と励磁コイル(545)
(546)(547)(548)とに互に90゜位相がずれた正弦
波電流を流せば、永久磁石(53)による磁束と励磁コイ
ル(541)(542)…(548)による磁束とが固定子(5
0)と回転子(60)との空隙において交互に加算または
減算され、回転子(60)にトルクを発生させてこれを回
転させることができる。この回転方向は励磁電流の位相
の進み、遅れに基づいて定まるので、両励磁電流の位相
関係を制御することにより回転方向を任意に切り換える
ことができる。
ここで、固定子(50)と回転子(60)との空隙の磁気
抵抗が正弦波状になっていると仮定すれば、永久磁石
(53)による磁束の磁気等価回路と、励磁コイルに電流
を流すことにより発生する磁束の磁気等価回路とは、そ
れぞれ第10図、第11図に示すとおりになる。但し、磁気
抵抗ral,rblと磁気抵抗ra2,rb2とは位相が180゜ずれ
ている。
また、従来のパルスモータのトクルτは、固定子(5
0)と回転子(60)との空隙を透過する磁束Φと空隙の
磁気抵抗R(θ)とに基づいて次のように表される。
τ=(1/2)Φ{dR(θ)/dθ} また、空隙を透過する磁束Φは、励磁コイルに電流を
流すことにより発生する磁束Φiと永久磁石(53)によ
る磁束Φpmとの和であるから、パルスモータのトルクτ
は、 τ=(1/2)(Φi+Φpm){dR(θ)/dθ} =(1/2)Φi2{dR(θ)/dθ} +ΦiΦpm{dR(θ)/dθ} +(1/2)Φpm2{dR(θ)/dθ} となり、励磁コイルに電流を流すことにより発生するト
ルク(リラクタンストルク)と、励磁コイルによる磁束
Φiと永久磁石による磁束Φpmで発生するトルク(ibl
トルク)と、永久磁石の磁束のみにより発生するトルク
(ディテントルク)との和で表される。
そして、第8図および第9図に示す従来のパルスモー
タにおいて、上記磁気等価回路に基づいて各磁気抵抗を
透過する磁束を算出し、上記式を用いてトルクτを算出
したところ、第12図に示すようにディテントトルクが発
生し、従来のパルスモータ全体としての発生トルクにリ
ップルとして影響を及ぼす。
したがって、産業用ロボットの駆動源のようにトルク
リップルがなく一定トルクを発生させることが要求され
る用途には到底採用することができないという不都合が
ある。
<発明の目的> この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであ
り、トルクリップルの発生を防止して発生トルクを一定
に保持することができる新規なパルスモータを提供する
ことを目的としている。
<課題を解決するための手段> 上記の目的を達成するための、この発明のパルスモー
タは、一定のピッチの歯が設けられた回転子と、静磁石
を挾むように1対の磁性体を配設してなる固定子とを有
し、固定子と回転子とのギャップが磁気抵抗が正弦波と
なるように設定されているとともに、固定子が3の整数
倍の数の突極を有し、さらに、固定子を3相の正弦波励
磁電流で励磁する複数の励磁コイルを有している。
<作用> この発明のパルスモータであれば、固定子の隣合う突
極の位相が120゜ずれるように各突極を配置していると
ともに、固定子と回転子との空隙の磁気抵抗を正弦波状
にし、励磁コイルに3相の正弦波励磁電流を供給するの
であるから、各相毎に発生するリラクタンストルク、ib
lトルクおよびディテントトルクはそれぞれ歪んだトル
ク波形になるが、パルスモータ全体としての発生トルク
は、リラクタンストルクとディテントトルクがそれぞれ
0になり、iblトルクが一定値になるのであるから、ト
ルクリップルのない一定トルクを発生できる。また、3
相正弦波励磁を行なうのであるから、ブラシレス直流モ
ータと同様な制御方法を適用でき、高精度のトルク制御
を達成できる。
<実施例> 以下、実施例を示す添付図面によって詳細に説明す
る。
第1図はこの発明のパルスモータの一実施例を示す正
面図、第2図は縦断面図であり、永久磁石(13)を挾む
ように1対の磁性体(11)(12)が配設されてなる固定
子(1)と、固定子(1)の外側に配置された回転子
(2)とを有している。上記磁性体(11)(12)はそれ
ぞれの外周に突極(111)(112)…(116)(121)(12
2)…(126)を有し、上記回転子(2)は上記突極(11
1)(112)…(116)(121)(122)…(126)に設けら
れた歯と対向し得る歯を内周に有している。さらに、上
記突極(111)(112)…(116)(121)(122)…(12
6)には、永久磁石(13)を介して対向する各組毎に励
磁コイル(141)(142)…(146)が巻回されており、
励磁コイル(141)(142)、励磁コイル(143)(144)
および励磁コイル(145)(146)をそれぞれ直列または
並列に接続して3相の励磁回路を構成している。また、
各磁性体(11)(12)の隣合う突極は位相が120゜ずら
せてあり、固定子(1)と対向する回転子(2)の歯
は、1対の磁性体(11)(12)と回転子(2)との空隙
の磁気抵抗の位相が180゜ずれるように形成されてい
る。
したがって、上記の構成のパルスモータに3相励磁電
流を流すことにより発生する磁束の磁気等価回路は第3
図に示すとおりになり、永久磁石により発生する磁束の
磁気等価回路は第4図に示すとおりになる。そして、こ
の磁気等価回路に基づいてリラクタンストルク、iBlト
ルクおよびディテントトルクを算出すれば、それぞれ第
5図、第6図および第7図に示すとおりになり、各相毎
の各トルクの波形は正弦波形から大幅に歪んだ状態にな
る。しかし、リラクタンストルクおよびディテントトル
クについてみれば、歪んだ波形であっても各相の波形の
位相が120゜ずつずれているのであるから、パルスモー
タ全体としてのリラクタンストルクおよびディテントト
ルクは共に0になる。またiblトルクについてみれば、
各層の波形の位相が120゜ずつずれているのであるか
ら、パルスモータ全体としてのiblトルクが一定値にな
る。したがって、トルクリップルのない一定トルクを発
生させることができ、滑らかな動作が要求される産業用
ロボット、ファクトリー・オートメーション機器等の駆
動源として使用できる。
<発明の効果> 以上のようにこの発明は、トルクリップルのない一定
トルクを発生でき、またブラシレス直流モータと同様な
制御方法を適用することにより、高精度のトルク制御を
達成できるという特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のパルスモータの一実施例を示す正面
図、 第2図は縦断面図、 第3図は励磁電流を流すことにより発生する磁束の磁気
等価回路を示す図、 第4図は永久磁石により発生する磁束の磁気等価回路を
示す図、 第5図は各相毎のリラクタンストルクを示す図、 第6図は各相毎のiBlトルクを示す図、 第7図は各相毎のディテントトルクを示す図、 第8図は従来のパルスモータの構成を示す正面図、 第9図は縦断面図、 第10図は永久磁石による磁束の磁気等価回路を示す図、 第11図は励磁電流を流すことにより発生する磁束の磁気
等価回路を示す図、 第12図は従来のパルスモータのディテントトルクを示す
図。 (1)……固定子、(2)……回転子、 (11)(12)……磁性体、(13)……永久磁石、 (111)(112)…(116)(121)(122)…(126)……
突極、 (141)(142)…(146)……励磁コイル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定のピッチの歯が設けられた回転子
    (2)と、静磁石(13)を挾むように1対の磁性体(1
    1)(12)を配設してなる固定子(1)とを有し、固定
    子(1)と回転子(2)とのギャップが磁気抵抗が正弦
    波となるように設定されているとともに、固定子(1)
    が3の整数倍の数の突極(111)(112)…(116)(12
    1)(122)…(126)を有し、さらに、固定子(1)を
    3相の正弦波励磁電流を励磁する複数の励磁コイル(14
    1)(142)…(146)を有することを特徴とするパルス
    モータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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